戦国小町苦労譚
千五百七十六年 一月中旬
雖有意外來訪,但一月中旬年初諸事仍平安結束。此事在割據日本各地的國人之間引起震動。
予期せぬ来訪者があったものの、つつがなく年始の行事を終えた一月中旬。日ノ本を群雄割拠する国人達に激震が走った。
「各位應該已經知道,在石山本願寺發生了謀反。原本的領導者顕如(けんにょ)與教如(きょうにょ)現已被拘束,疑似幽禁於本願寺內。而這次事件的首謀者是……下間(しもつま)頼廉(らいれん)。」
「皆も既にご承知のように石山本願寺にて謀反がありました。指導者であった顕如(けんにょ)と教如(きょうにょ)は拘束され、本願寺内に幽閉されていると思われます。そして此度の事件の首謀者ですが……下間(しもつま)頼廉(らいれん)にございます」
事件發生後不久,本願寺的山門被關閉,所有門前都掛上了告示牌。
事件発生直後から本願寺の山門は閉ざされ、全ての門前に高札が掲げられた。
告示上寫著「誤導前來求救的衆生,欲使之墮入修羅道之仇佛,當誅之」,並聲明將閉門至武裝解除為止。
それには「救いを求めて集った衆生(しゅうじょう)を惑わし、修羅道(しゅらどう)へ堕(お)とさんとした仏敵を討つ」と書かれており、武装解除が済むまで閉門するとあった。
第一報由間諜帶來後,靜子即命真田昌幸著手詳細蒐集情報。
間者より第一報が齎(もたら)された直後より、静子は真田昌幸に命じて詳しい情報収集を実施させていた。
現場混亂,據說本願寺內甚至出現了疑似起火、煙霧升起的場面。
現場は混乱しており、本願寺内では火の手が上がったのか、煙が立ち上る場面すらあったという。
然而隨著時間推移,情報逐漸匯集,經昌幸整合與審核後確認無誤,成為前述的內容。
しかし、時間の経過と共に徐々に情報が集まり始め、昌幸の手によって集約・精査され裏が取れた情報が前述のものとなる。
參與軍議之人無不愕然,待反應過來時已陷入一片無聲的寂靜。
軍議に居合わせた者すべてが唖然としてしまい、気が付けばしわぶき一つ聞こえない静寂が満ちていた。
說到頼廉,他是本願寺勢力的智囊,對織田軍來說可說是不止一次讓人嘗盡苦果的宿敵。
頼廉と言えば本願寺勢の知恵袋であり、織田軍にとっては幾度となく煮え湯を呑まされた怨敵と言える。
人數眾多但訓練不足的本願寺勢力,能在一定程度上與織田軍的精銳抗衡,多虧了頼廉的存在。
頭数ばかりが多くて練度の低い本願寺勢力が、曲がりなりにも織田軍の精鋭と善戦を繰り広げられたのは、頼廉の存在によるところが大きい。
「一直行蹤成謎的頼廉,竟然在此時策動下克上,還宣稱解除武裝……」
「今まで行方(ゆくえ)を眩(くら)ませていた頼廉が、ここにきて下克上を企てた上に武装解除を宣言するなんて……」
「有傳聞說頼廉甚至已死,能預料到此事的人恐怕沒有吧。」
「死亡説すら流れた頼廉ですゆえ、これを予想できたものは居りますまい」
「話說回來,頼廉究竟怎麼率兵進入本願寺的?」
「そもそも頼廉はどうやって兵を率いて本願寺へ入ったの?」
「前提是通往本願寺的主要陸路與海路,皆已被佐久間大人手下封鎖。換言之,頼廉竟能不被佐久間的監視網發現而進入本願寺。」
「前提条件として本願寺への主要な陸路及び海路は、佐久間様の手勢によって封鎖されております。頼廉は佐久間様の監視網にかかることなく本願寺へと入ったことになります」
「要是有足以讓謀反成功的兵力移動,絕不可能不被發現……那麼比較自然的推測是他們在封鎖之前就已滲入內部……」
「謀反が成功するほどの人数の兵が動いて見つからない筈がない……となれば封鎖される前に内側に入り込んでいたと考える方が自然か……」
「大概是混入難民中滲入內部,伺機一舉蜂起,這是我的推測。」
「恐らくは難民に紛れ込んで内部に入り込み、機を見て一斉に蜂起したのではと推察します」
「通往本願寺的補給線如今僅剩水路,若佐久間大人已封鎖海側上溯之路,剩下的就只有夜間偽裝從上游順河而下……那樣可裝載大量兵力的餘地就不多了。」
「本願寺への補給路は今や水路のみ、それも海側から遡上は佐久間様が封鎖済みとなれば、残るは闇夜に紛れて上流から川を下るしかない……そこに多くの兵を載せる余裕はないよね」
「不論侵入路在何處,本願寺內確實發生了武裝起義。這是事實。」
「侵入路が何処にあったにせよ、本願寺にて武装蜂起が起きた。これは事実にございます」
無論看起來多麼不可能,排除不可能後所剩下的通常最接近真相。
どれだけ実現性が低く見えても、不可能を排除して残ったものが真実に近い。
負責封鎖補給線的佐久間既未遭信長責罵,信長自身大概也不會認為頼廉是從封鎖中穿過進入本願寺的。
補給路の封鎖を担っていた佐久間が、信長から叱責されていない以上、信長自身も封鎖を潜り抜けて頼廉が本願寺に入ったとは考えていないのだろう。
更甚者,當靜子向信長報告謀反細節時,信長亦不露一絲表情,平淡地聽完。
更に言えば、静子が謀反の詳細について報告をした際も、信長は眉一つ動かすことなく淡々と聞き入っていた。
(難道……這次謀反背後布局之人是……)
(まさか……今回の謀反、裏で絵を描いていたのは……)
正值一月中旬,降雪漸多。日本海側雪深的陸路幾乎無法通行,剩餘的街道皆由織田家的人嚴密守衛。
折しも降雪が多くなる一月中旬である。雪深い日本海側の陸路は殆どが使い物にならず、残された街道は織田家の手の者が厳重に警備をしている状況だ。
有關本願寺發生謀反的消息,自然會變得(……)難以傳開(……)。即便消息洩漏,也無法派兵討伐為逆賊的頼廉。
本願寺で謀反が起こったと言う情報は、必然的に(・・・・)伝わりにくく(・・・・・・)なる。仮に情報が漏れたとしても、逆賊である頼廉を討伐しに軍を差し向ける事が出来ない。
「把街道與關所的人手增員。若人手不足,可調動留在尾張防衛的兵力也無妨。」
「街道及び関所の人員を増員して。手が足りなければ、尾張の防衛に残してきた兵を動員しても構いません」
察覺到事件黑幕的靜子,為了促成他所期望的結果而採取行動,即封鎖以防內部情報外泄,並排除外來干涉。
事件の黒幕を察した静子は、彼が望む結果を後押しすべく手を打った。即ち内部の情報を外部に漏らさぬよう封鎖するのと、外部からの干渉排除である。
「不論背後是誰在操弄,這次謀反對我們有利。恐怕若讓不贊同此局勢的勢力得知情報會有妨害,故在本願寺武裝解除完成前要實施嚴密戒備。」
「誰が裏で糸を引いているにせよ、今回の謀反は我々にとって利となる。この流れを良しとしない勢力に情報が漏れると困るから、本願寺の武装解除が済むまで厳戒態勢を敷きます」
「是!」
「はっ!」
「關所要嚴格核查婦孺的出入,不可讓攜帶情報之人逃往他國。真田先生,徹底進行間諜清查。不必確認其屬誰人,只要發現即下令處置。」
「関所では女子供の出入りを厳重に確認するように。情報を持ったまま他国に逃げられるわけにはいかないから。真田さんは、間者狩りを徹底してください。誰の手の者かを確認する必要もありません、発見次第始末するよう命じてください」
「呵呵」
「ははっ」
此時代的信息靠人傳遞。換言之限制人員出入便能封鎖情報流動,然而因人力有限,無法完全阻斷所有情報。
この時代の情報は人によって運ばれる。つまり人の出入りを制限してしまえば、情報の移動を封じる事が出来る。しかし、人員の限界から全ての情報を完全に遮断することはできない。
無法阻止有人冒死走過一般人不會走的山徑等路線,於是靜子想出另一計策。
通常人が通らないであろう山道などを、命懸けで駆け抜けられることまでは防げない。そこで静子はもう一計を案じることにした。
「再做情報的攪亂吧。」
「更に情報の攪乱(かくらん)もやりましょう」
「擾亂……是嗎?」
「攪乱……ですか?」
「若完全封鎖情報,反而會讓人嗅出那裡藏有甚麼極為重要的祕密。與其如此,不如故意放走帶情報的人,讓他們把錯誤資訊當作真相傳播出去不是更好?當然,若灌輸荒唐無稽的故事無人會信,所以要把真相佔一半、共同的情報佔三成、個別的謊言佔二成混合釋出。真相與共同部分會因人人說相同的事而迅速被共享;最後那兩成謊言則成為楔子,使對方在充分查證之前不敢輕舉妄動。」
「完全に情報を遮断してしまえば、そこに厳重に秘された何かがあると嗅ぎつけられる。それならばいっそ恣意的に情報を与えた人間を逃がせば、誤った情報を真実として喧伝してくれるでしょう? まあ荒唐無稽な話を吹き込んでも誰も信じないと思うから、真実を半分、共通の情報を3割、個別の嘘を2割混ぜて放ちます。真実と共通部分は全員が同じことを話すので、すぐに共有されるでしょう。最後の2割の嘘によって充分な精査が済むまで迂闊に動けなくなる楔(くさび)とします」
「靜子啊,你用的方法真是狡猾。」
「なかなかにいやらしい手を使うな、静っちは」
慶次吹口哨打趣,但靜子的策略確實有效。人言難禁,秘密不可能永遠保為秘密。
口笛を吹いて茶化す慶次だが、静子の策が有効であることは疑いようもない。人の口に戸は立てられぬし、いつまでも秘密を秘密のままにしておくことなど不可能だ。
於是將名為真相的清水中摻入名為謊言的毒藥。知道其中有致命毒物的人,能喝下那水的少之又少。
ならば、真実の情報という真水に、嘘という名の毒を混ぜる。そこに致命の毒があると知った上で、その水を口にできる者は少ない。
人會盡可能反覆確認,確認不含毒後才會飲用。然而資訊亦如水有鮮度,屆時往往已失去價值,這點不可忘。
可能な限り何度も確かめ、毒が含まれていないことを確認してから、ようやく飲めるようになる。しかし、水と同じく情報には鮮度があり、その頃には既に無価値となっている事も忘れてはならない。
「情報戰是靠不斷累積枯燥努力才能勝出。若要對外放話,挑選外表良好之人發佈。信息的來源也影響可信度,來自看似富裕、衣著體面的人的消息較易被接受。」
「情報戦ってのは地味な努力を積み重ねた方が勝利するのよ。外部に流す話が出来たら、外見の良い人を選んで情報を流して下さい。情報は誰から聞いたかというのも信憑性を左右します。裕福そうなもの、身なりの良いものからの情報は比較的受け入れ易いですから」
「不把這件事告訴和我們有關的商人們嗎?」
「こちらの息が掛かった商人たちには伝えないのか?」
「這次重要的是表面上是從本願寺逃出來的人,或是接觸過那裏的人。一次又一次用同樣的手法,很容易被看穿啊,勝藏君。真田先生也請去接觸那些確實從本願寺逃出來的人。裝作盟友提出保護,灌輸我們想要的情報後再幫助他們逃走吧」
「今回は本願寺から逃げてきた人、またはそれに接触した人っていう建前が重要だからね。何度も同じ手を使うと、見破られ易くなるんだよ勝蔵君。真田さんは本当に本願寺から逃げ出してきた人にも接触してください。味方を装って保護を申し出、こちらの望む情報を吹き込んだら逃亡を援助してあげましょう」
「哈哈,明白了」
「ははっ、承知しました」
靜子對昌幸的回話滿意地點了點頭。
昌幸の返事に静子は満足げに頷いた。
靜子等人召開軍議幾日後,東國與西方毛利勢力下便開始流傳各種關於本願寺的謠言。
静子達が開いた軍議から数日もすると、東国や西の毛利勢力下に於いて本願寺に関する様々な噂が飛び交う状態となっていた。
其中也有些人是冒著生命危險帶回真相,但在魚龍混雜的情況下要從中挑出唯一的真相幾乎已不可能。
中には真実を命懸けで持ち帰ったものも含まれているのだが、既に玉石混交状態となった中から真実のみを拾い上げることなど不可能に等しくなっていた。
世人知道本願寺發生了某件大事,於是便開始無責任地散佈互相矛盾的謠言,例如「本願寺已處於崩潰邊緣」,又或者「不,織田家死命想隱瞞,但其實本願寺突破包圍正逼近織田家」等等。
世の人々は本願寺で何か大きな事件が起きたという事実を知り、その結果として「本願寺が崩壊に至る状況となった。否、織田家が頑なに隠そうとしているが、実は本願寺が包囲を突破して織田家に迫っている」などと言う真逆の内容の噂話が無責任に振りまかれるようになった。
「承蒙您出色完成這項艱難任務,感謝您」
「難しい任務を見事果たして下さり、ありがとうございます」
「過獎了」
「勿体なきお言葉」
靜子向昌幸道謝。要把一個走向未卜的局面完美控制,口說容易,但要實踐卻極其困難。
静子は昌幸に感謝を告げた。どう転ぶか未知数の状況を見事制御しきると言うのは、口で言うのは容易いが、実行するとなると至難となる。
昌幸爭取來的時間,對於保障直到本願寺被開放之前的安全價值千金。若事情發展到此地步,即便靜子不出手,本願寺作為武裝勢力的崩潰也難以避免。
昌幸が稼いでくれた時間は、本願寺が開放されるまでの安全を担保する値千金のものとなる。事がここに至れば、静子が手を打たずとも武装勢力としての本願寺崩壊は避けれなかったであろう。
然而,透過這一招可以避免不必要的損失,並保住平定本願寺後朝向日本統一的氣勢。
しかし、この一手によって無用の損害を防ぎ、本願寺平定後の日ノ本統一に向けた勢いを保つことができるのだ。
(要騙敵人,先從盟友下手。真沒想到會被人這樣耍,主公大人)
(敵を欺(あざむ)くには、まず味方から。本当に出し抜かれるとは思いませんでしたよ、上様)
靜子確信導致頼廉反亂成功的黑幕是信長。雖然並未向信長確認,也沒有從本願寺方面得到情報,但在事態平息之前不能魯莽行動。
静子は、頼廉の謀反を成功に導いた黒幕を信長だと確信していた。信長に裏を取った訳でも、本願寺側から情報が入った訳でもないが、事態が収束するまでは下手に動く訳にはいかない。
決定等一切結束後再向信長確認,現在忍耐觀察。
全てが終わった後、信長に確認すれば良いと考え、今は我慢することにした。
「那麼,本願寺的情況如何?」
「それで、本願寺の状況はどう?」
「山門仍被緊閉,但聽說載著雜賀眾的船已沿河下行」
「未だ山門は固く閉ざされておりますが、雑賀衆を乗せた船が川を下ったと聞き及んでおります」
「……既然放走了傭兵,看來解除武裝正穩步進行。頼廉為何會發動謀反呢?若有下克上的野心,過去應該已有多次機會……」
「……傭兵を解放したってことは、武装解除は着実に進んでいるようだね。頼廉は何故謀反を起こしたんだろう? 下剋上の野心があったなら、今までにも幾度となく機会はあったはずだし……」
如果頼廉真有此心,身為實際掌握軍權的他,理應在更早的階段就奪得實權。
頼廉にその気があったのなら、軍を事実上把握していた彼ならばもっと早い段階で実権を握れたはずなのだ。
等到情勢惡化到這種地步才掌權並無好處,反而更可能在戰後處理中吃虧。
状況がこれほど悪くなってから権力を握ったところで旨みなど皆無であり、むしろ戦後処理に於いて割を食う可能性の方が高い。
「雖說是推測,但已有線索。正在查證中,請再稍候片刻」
「推測ではありますが、目星はついております。裏取りをしておりますゆえ、今しばらくお待ちくだされ」
「辛苦你了。不過請不要冒險行事,我們要避免在此刻因逞強而失去有能的同伴」
「苦労を掛けます。でも、無茶はしないでくださいね。ここで無理をして有能な味方を失う愚は避けたいですから」
既然沒有來自信長的明確指示,與其帶著風險深追,不如在壓低風險的前提下竭力搜集情報,這更為上策。
信長から明確な指示が無い以上、リスクを承知で深追いするよりも、リスクを抑えた上で可能な限りの情報を拾う方が上策と言える。
「若告示上的內容屬實,差不多該有結果了。恐怕僧兵正在僧房裡頑抗吧。也不能魯莽去敲蜂窩,這裡還是靜觀並探聽情報」
「高札の内容が事実なら、もうそろそろ結果が出る頃合いでしょう。恐らくは僧兵辺りが僧房に籠って抗戦してるんでしょうね。下手に蜂の巣を突く訳にもいきませんし、ここは静観しつつ情報を探りましょう」
「明白了」
「承知しました」
偵察回報說,偶爾在山腰附近可見到冒起的濃煙。
物見役からの報告では、時折山の中腹辺りから煙が立ち上っているのが目撃されている。
即便已朝中央集權化,但具有特殊社會結構的宗教團體特有問題阻礙其解除武裝,想要輕易做到恐怕不可能。
中央集権化されているとはいえ、特殊な社会構造を持つ宗教結社特有の問題が立ちふさがり、そう易々とは武装解除できないのだろう。
然而,對靜子來說也不能只顧本願寺一處。
しかし、静子としても本願寺だけにかまけてはいられない。
(與吉君因安土城完工,應該差不多可以抽身。雖然有很多關於築城的人才需求,但不能輕易調動熟悉安土城內情的人。此外昌幸也已充分展現功績與存在感,該讓他取得容易看見的戰功。這樣一來雖然有些不甘,但或許只能配合秀長大人的打算)
(与吉君はそろそろ安土城の落成によって手が空くことになる。築城に関する引く手は数多(あまた)あるけれど、安土城の内情を知る人間を易々と動かすわけにはいかない。それに昌幸殿も充分に実績と存在感を示せたから、そろそろ判り易い手柄を立てさせてあげたい。となると、少し癪(しゃく)だけれど、秀長殿の思惑に乗るしかないかな)
現今在織田家家臣團中大失體面的就是秀吉。要築起壓制毛利的橋頭堡是一項艱鉅之務,但若能成功,甚至有可能一舉躍為家臣首席。
現状、織田家家臣団に於いて大きく面目を潰してしまったのが秀吉である。毛利を抑える橋頭保を築くという難行だが、それだけに見事果たせば一躍家臣筆頭に躍り出る可能性すらあった。
但毛利防守嚴密,使得如別所等本應歸順織田的地元領主反而背叛。最終實際上未被別所策反,並明言歸附織田方的東播磨國人僅剩兩人。
しかし毛利の守りは固く、別所を始めとした織田方に与する国人の裏切りを許してしまった。最終的に別所の調略に靡(なび)くことなく、織田方に付くと明言した東播磨の国人は僅か二人となっていた。
「羽柴殿兵力上不如他處呢……」
「羽柴殿は兵数で他所(よそ)に劣るのよねえ……」
靜子的軍隊在兵力上屬中等規模,但有著高練度與充足現代化裝備的優勢。因此稍有兵力差距可以用蠻力彌補,但這並非人人能辦到。
静子の軍も兵数で言えば中規模であるが、高い練度と充実した最新式の装備という優位性がある。それゆえ、少々の兵力差は力技で覆すことができるのだが、これは誰にでもできる訳ではない。
尤其秀吉軍相比兵力而言,統領將領稀少,士兵多為武裝農民、地侍、牢人等。因此他們不是被對秀吉的忠誠所驅動,而是受金錢欲望支配的軍隊。
特に秀吉軍は兵数の割に率いる将が少なく、兵自体も武装農民や地侍、牢人などが多い。その為、秀吉に対する忠誠心ではなく、金銭欲に支配された軍隊となっている。
這並非秀吉軍獨有,而是此時代武將普遍存在的問題。問題在於秀吉本身是崛起中的人物,因而缺乏譜代家臣。
これは秀吉軍特有の事情と言う訳ではなく、この時代の武将がもつ普遍的な問題だ。ここで問題となってくるのは、秀吉自体が成り上がり途中の人物であることに起因する譜代の家臣不足である。
明智光秀、柴田勝家、佐々成政、前田利家等人出自武家,家中世代相傳的老將與側近等人手齊備。
明智光秀や、柴田勝家、佐々成政や前田利家などは武家の出自であるため、代々家に仕える老将や側近などが揃っている。
但被稱為足輕或農民出身的秀吉,卻極度缺乏能夠支撐其周邊的這類人才。
しかし、足軽または百姓上がりと言われる秀吉には、そうした脇を固める人材が圧倒的に不足していた。
「……沒有牽絆是優點,但缺點也很大呢」
「……しがらみを持たないのはメリットでもあるけど、デメリットも大きいよね」
正因為需要仰賴自身力量去招攬人,才讓被稱作『人心收買者』的秀吉才能得以綻放吧。
己の力のみで人を集める必要があったからこそ、人たらしとさえ呼ばれる秀吉の才能が開花したのだろう。
「嗯……要如何行動好呢?」
「さて……どう動かしたものか」
攤開抄在大張紙上的地圖,整理各陣營的狀況。由於頼廉的謀反,毛利一方已稍微轉為劣勢。
大判の紙に写し取った地図を広げ、各陣営の状況を整理する。頼廉の謀反によって毛利側は若干劣勢へと変化していた。
過去因為本願寺夾在中間,才得以避免正面衝突,但若本願寺轉向織田一方,則必須正面與織田家對陣。
今までは間に本願寺を挟んでいたからこそ、直接対決を避けられていたという状況だったが、本願寺が織田方へと転んでしまえば、真正面から織田家と対決せねばならない。
對於織田家而言,雖東國稍有不安,但若能完全掌控中部地方到近畿一帶,就可以專注對付毛利。
対する織田家は、東国に若干不安はあるものの、中部地方から近畿一帯を完全に抑え毛利のみに注力できるようになる。
一方毛利背後有虎視眈眈伺機而動的九州勢力,南方則有與織田家結盟的長宗我部盤踞。
一方毛利は、虎視眈々と機会を窺う九州勢を背後に抱え、南には織田家と手を組んだ長宗我部が居座っている。
即便是毛利,若被三面同時攻擊也無法抵擋。此時須使企圖洗雪污名、捲土重來的秀吉參一腳。
如何に毛利といえども、三方面から同時に攻められては一たまりもない。ここに汚名返上、捲土重来(けんどちょうらい)を狙う秀吉を一枚噛ませねばならない。
「若羽柴殿討伐播磨的別所與丹波的波多野,便能再度導致毛利與織田的直接對決」
「羽柴殿が播磨の別所と丹波の波多野を討てば、再び毛利対織田の直接対決に持ち込める」
若要讓秀吉參與攻毛利,他被期待承擔的角色將過於艱巨;此事一失敗不可,且處於攻毛利的關鍵位置,因此秀長暗中向靜子打聽協力可能性。
秀吉を毛利攻めに噛ませようとすると、彼に期待される役割は余りにも過酷となる。決して失敗が許されず、毛利攻めの要とも言える立ち位置にあるため、秀長が密かに静子へと協力要請を打診してきている。
他嘴上不說是為自己立身出世,反而把為織田家著想擺在前面,這點頗為精明。
自らの立身出世の為とは言わず、織田家の為というのを前面に押し出してくるところが小賢しい。
「儘管如此,他還會任性地說『也不希望大量動員我的軍隊』,真是麻煩啊」
「そうは言っても私の軍を大量に動員されても困ると、我が侭まで言われるんだから面倒だよね」
即便大量投入靜子軍,以最新式裝備完成任務,那真的會被視為秀吉的功勞嗎?
静子軍を大量に引き込み、最新式の武装で以て役割を果たしたとして、それは果たして秀吉の手柄と認識されるだろうか?
若真是如此,乾脆一開始就交由靜子去做,讓秀吉退居幕後,那麼就無從反駁了。
それならばいっそ、最初から静子に任せて秀吉は引っ込んでおれば良いと言われてしまえば反論できなくなってしまう。
因此表面上主角依舊是秀吉軍,但秀長期望派遣突破力強的『適量兵力』參戰。
ゆえにあくまでも主役は秀吉軍でありつつ、突破力に優れる『程よい軍勢』の派遣を秀長から望まれていた。
雖非挑三揀四的時刻,但靜子也察覺為了後續局勢,恐怕即便向她借人也得立功才行。
選り好みをしている状況では無いのだろうが、今後の展開を考えるなら静子に借りを作ってでも手柄を立てねばならないのだろうと静子は察していた。
「嗯,來商量一下吧!」
「うん、相談しよう!」
一個人想不出好主意,靜子自知如此,便召喚了足滿、慶次和昌幸三人。
自分一人で考えたところで良い案が浮かばない。それを自覚した静子は足満、慶次、昌幸の三人を呼び出した。
「所以,想聽聽大家的意見」
「と言う訳で、みんなの意見を聞きたいな」
「按對方的要求,只派新式火銃部隊過去不就好了嗎?」
「向こうの要望通り、新式銃部隊だけを送れば良いんじゃないのか?」
靜子說明來龍去脈後徵詢三人的意見,慶次率先以敷衍回應。
経緯を説明した上で、静子が三人に意見を求めると、真っ先に慶次が投げやりに返す。
看見他明顯不想參與且毫不掩飾的態度,靜子便猜到慶次一定有不滿之處。
明らかに気乗りしない態度を隠そうともしない処を見るに、慶次にとって気に入らない点があるのだろうと静子は察した。
「羽柴殿的要求是讓我們擔當箭頭,卻等同於宣稱要把功勞攬在自己頭上。我討厭那種想要借別人的褌來搏鬥的人!」
「羽柴殿の要求は、我らを矢面に立たせると言うのに、手柄は自分達が頂くと宣言しているに等しい。他人の褌(ふんどし)で角力(すもう)をとろうとする輩は好かんな!」
「嘛,感情先放一邊,這次戰事我們得不到『好處』這點令人擔憂」
「まあ好き嫌いは別としても、此度のいくさ我らに『旨み』が無いのが気にかかる」
接受慶次意見後,足滿強調實利面。對足滿而言,靜子出陣所承擔的風險若得不到相應利益,便令他不滿。
慶次の意見を受けて足満が実利面を強調する。足満にとって静子が出陣すると言うリスクを取るのに、それをするだけのメリットを得られないことが不満であった。
「誠然並未有人明確承諾會給予什麼。不過關於毛利,上樣也相當牽掛啊」
「確かに明確に何かを得られると約束して貰った訳ではないね。ただ、毛利に関しては上様も気を揉んでおられるからねえ」
「若真想辦到的話,不會直接下令靜子出手嗎?」
「本当にどうにかしたいなら、直接静子に命があるだろう?」
「與兩位意見相同。上樣不點名指定靜子大人去攻毛利,應當有其理由。現狀沒有任何指示下就行動,實在說不通。」
「お二方と同意見です。上様が毛利攻めに静子様を指名されないのには、それ相応の理由がおありの筈。現状、何らご指示が無い状態で動くことに理があるとは思えませぬ」
繼慶次後足滿也表達否定意見,最終昌幸亦表示同意。靜子本就無意派大量兵力,只要戰局有利便打算儘早撤退。
慶次に続き足満も否定的な意見を述べ、最終的に昌幸もそれに同意した。静子としても元より多くの兵を送るつもりはなく、戦況が優位になれば早々に引き上げるつもりだった。
但既然否定意見如此一致,恐怕多人對派兵這件事本身就不抱好感。
しかし、こうも否定的な意見が揃う以上、兵を送ること自体に良い感情を抱かないものが多いと思われる。
「啊,對了!」
「あ、そうだ!」
靜子正打算拒絕協力要請,卻想到一件讓她在意的事。
協力要請を断ろうかと思いかけた静子だが、一つ気にかかることが思い浮かんだ。
「足滿大叔,你說在訓練狙擊手,那情況如何?」
「足満おじさん、狙撃兵を訓練してるって言ってたけれど、どんな状況?」
「目前能稱得上狙擊的只有約五名。以金屬導管串連的五連發彈已經完成,但每次裝填都得操作遊底(ボルト),所以再次瞄準會花時間。嗯,一分鐘能射兩三發就算優秀了。」
「現状で狙撃と言える成果を出せるのは五名ほどだな。銃弾を金属ガイドで連結した五連装弾は完成したが、装填する度に遊底(ボルト)を操作する必要があるため、再度照準を定めるのに時間がかかる。まあ、一分に二、三発撃てれば上等だ」
「若能在不被對方發現的距離先發制人,那就很不錯了。那在這裡做最後的實戰調整如何?」
「それでも相手に発見されない距離から先手を打てるなら上出来だよ。じゃあ、ここで実戦での最終調整をしてみない?」
理解靜子意圖的足滿一瞬間沉思,隨即收斂表情。
静子の言わんとするところを理解した足満は、一瞬考え込む素振りをみせたが、すぐに表情を引き締めた。
「看來不是侍的出場時機。那我就先養精蓄銳,等東國征伐那邊有需要再上場吧。」
「どうやら侍の出番じゃなさそうだ。んじゃ、俺は東国征伐でお声が掛かるまで英気を養うとするよ」
本就沒幹勁的慶次,一判斷自己沒戲份便失去興趣起身離席。
元よりやる気のない慶次は、自分の出番がないと判断するや興味を失って席を立った。
昌幸也同樣要起身,卻被靜子伸手制止。
昌幸も同じく席を立とうとしたが、それを静子が手で制する。
「這次,想請真田先生率領狙擊兵部隊。」
「今回、狙撃兵の部隊を真田さんに率いて欲しいのです」
「要由在下嗎!?但在下對於狙擊一事本來並不熟悉。照理應該是對實情瞭若指掌的足滿殿來帶領才合適吧?」
「某がですか!? しかし、率いようにも某は狙撃というもの自体を存じ上げませぬ。実情を良くご存知の足満殿が率いられるのが筋では?」
「如果交給足滿大叔,他不會試著去讓別人了解情況,那不行。既然要應協力請求派兵,就得能和受入方部隊協調,也得能觀察對方反應邊做機鋒(腹芸)才行吧?」
「足満おじさんだと、他人に理解を求めないからダメなの。一応協力要請に応じて派兵する以上、受け入れ先の部隊と連携も取れないといけないし、相手の反応を見ながら腹芸もこなせないとね?」
「原來如此,那正是在下擅長之處。狸的面目躍如。」
「なるほど、確かにそちらは某の得意とする処。狸の面目躍如(やくじょ)ですな」
靜子的話讓昌幸露出笑容。被感染的靜子也揚起笑臉,但被說成社會不適合者的足滿卻板著臉。
静子の言葉に昌幸が笑みを浮かべる。釣られて静子も笑みを浮かべるが、社会不適合者のように言われた足満は仏頂面である。
「我能說的就是,應該避免那種會與敵人正面交鋒的戰鬥吧?」
「私から言えるのは、接敵するような戦闘は避けてかな?」
「那樣靜子大人會被稱為懦夫,會丟臉的」
「それでは静子様が臆病者と呼ばれ、顔に泥を塗ることになりましょう」
「狙擊本來就是那樣的東西。被發現的時候就等於輸了也不為過,優秀的狙擊手必須有膽小的習性。不能為了顯示蠻勇而失去那些經過悉心培養的狙擊手。」
「そもそも狙撃ってのはそういうものなんです。見つかった時点で負けと言っても過言じゃない、優秀な狙撃兵は臆病でないといけない。蛮勇を誇るために手塩にかけて育て上げた狙撃手を失う訳にはいきませんから」
「明白了。除此之外的運用就委託某人可以嗎?」
「承知しました。それ以外の運用は某に一任頂けると?」
昌幸像是在試探靜子的決心般問道。靜子察覺到那話裡包含著即使是武士眼中不光彩的行為,只要必要也會去做的意思,便回答道。
静子の覚悟を試すように昌幸が訊ねる。武士にとって不名誉とされる行為であろうと、必要とあれば実行するぞという内容が込められていると察した静子は応える。
「沒關係。我考量過狙擊兵的特性,判斷真田先生最能妥善運用他們。」
「構いません。狙撃兵の性質を考えた上で、真田さんが一番上手く扱えると私は判断しました」
靜子對昌幸的詢問答應由自己承擔責任。昌幸神情一凝,向足滿鞠了個躬。
静子は昌幸の問いに対して、責任は自分が取ると請け合った。昌幸は表情を引き締めると、足満に向かって頭を下げた。
「某不懂狙擊之道。即便現在由某來率領狙擊兵,也無法讓他們發揮真正價值。故此,懇請教導某狙擊的『基礎』。」
「某は狙撃と言うものを知りませぬ。今の某が狙撃兵を率いたとて、彼らの真価を発揮させてやることは叶わぬでしょう。そこで某に狙撃の『いろは』をご教示頂きたい」
「……臨時抱佛腳容易變鈍。無論是誰都要毫不留情地嚴苛鍛鍊,這樣可以嗎?」
「……付け焼刃は鈍(なま)り易い。誰であろうと容赦せず厳しく仕込むが、構わんな?」
昌幸知道足滿不會認同他那種為了靜子甘願做出不名譽行為的做法,仍然向他請教。
昌幸は静子にとって不名誉となる行為も辞さない己を、足満が良く思わない事を承知で彼に教えを請うた。
如果被手下留情就沒意義。要在短時間內領會狙擊究竟為何,這是必要的措施。
手加減されては意味がない。狙撃とは何なのかを短期間で体得するためには必要な措置であった。
又過了數日,掛在石山本願寺的告示牌被取下。與此同時,各門前堆起成山的武器箱,表示已進行武裝解除,但大門仍持續關閉著。
更に数日が経ち、石山本願寺に掲げられていた高札は下ろされた。それと同時に各門前に武器が箱詰めされた状態で山と積まれ、武装解除が為されたことを示す一方、引き続き門は閉ざされたままであった。
本願寺雖放棄了戰力,卻既不明確投降於織田,也未試圖與毛利方面聯繫,繼續保持沉默。
本願寺は戦力を放棄したものの、明確に織田の軍門に降る訳でもなく、かと言って毛利側と連絡を取ろうとするでもなく、沈黙を守り続けている。
各方勢力無法猜透頼廉的意圖,於是各自派遣使者到本願寺,但全都被門前拒之。
頼廉の思惑が読めない各勢力は、それぞれに本願寺に対して使者を送るが、全てが門前払いされる結果となっていた。
以武裝解除為契機,信長命佐久間解除封鎖,雖然貨物仍要接受檢查,但物資補給已重新開始。
武装解除を契機に、信長は佐久間に対して封鎖を解くように命じており、積荷を検められはするが物資の補給が再開された。
「每一項事業都在順利提升業績呢」
「どの事業も順調に成績を上げているね」
暫且把本願寺的事放在一旁,靜子讀著自己所參與各事業的定期報告。既然要持續經營,日常會發生各種問題,但那些都被妥善處理,尚未出現致命問題。
本願寺のことは一旦脇へ置いて、静子は自分が関与する各事業の定期報告書を読んでいた。事業を継続する以上、日々色々な問題が発生するが、それらは適切に処理され致命的な問題は起きていない。
「已經可以把經營大幅交給你來負責了呢」
「だいぶ経営を任せられるようになってきたね」
組織是指為某一目的而努力的有秩序群體。正如此定義,在組織中目的被視為非常重要。
組織とはある目的に向かって取り組む秩序ある集団を指す。こう定義されるように組織に於いては、目的が非常に重要視される。
有明確的目標,為達成目標規劃路徑稱為戰略,而決定更有效率的路線則可稱為戰術。
目指すべき明確な目標があり、それに向けて道筋をつけるのが戦略であり、より効率的な順路を決定するのが戦術と言える。
對組織而言,若目標明確、所有成員都能意識到並每日檢視進度向前邁進,這樣的組織是強大的。
組織にとって目指すべき目的が明示され、組織員全員がそれを意識し、日々進捗状況を見ながら邁進する組織は強い。
相反地,若目標不明,模糊地處理業務,組織成員就無法充分發揮能力,整個組織會逐漸腐敗。
逆に目的が定まっておらず、漠然と業務に取り組んでいる組織は、組織員の力を充分に発揮できず、組織全体が徐々に腐ってしまう。
「要感謝那位花大錢讓我參加MG研修的爺爺。人生中什麼會有用真是難以預料啊」
「高い研修費を払ってMG研修に参加させてくれたお爺ちゃんに感謝だな。何が人生で役に立つかは判らないもんだね」
MG即所謂的管理經營遊戲,由前索尼員工西順一郎於1976年(昭和51年)推出,是培育經營者的遊戲。
MGとはマネジメントゲームと呼ばれ、元ソニー社員であった西順一郎氏が1976年(昭和51年)に世に出した、経営者育成ゲームである。
因為是索尼開發的遊戲,設計重點在於培養承襲索尼思想與理念的索尼人。
ソニーが開発したゲームであるため、ソニーの思想や理念を受け継いだソニーマンを育成することを主眼に置いてデザインされている。
這個遊戲的優點在於,即便完全不懂經營,只要會四則運算,也能透過遊戲掌握企業經營的要訣。
このゲームの優れている点は、経営とは何かを全く知らなくても、四則演算さえできればゲームを通して企業運営の勘所を押さえられることにある。
儘管只是鄉間的大農,但已內定成為一國一城之主的靜子,在祖父引薦下從十四歲起就開始參加MG研修。
田舎の豪農とは言え、一国一城の主となる事が内定している静子は、祖父の紹介で14歳からMG研修に参加することになった。
對經營連一點概念都沒有的靜子,被祖父鼓勵當成純粹的遊戲去享受,兩天研修結束回家時已是疲倦不堪的模樣。
経営の「け」の字すら知らない静子は、祖父から純粋にゲームと思って楽しんでおいでと送り出され、2日間の研修を終えて帰宅した頃には疲労困憊という様子だった。
然而隨著次數增加,理解逐漸加深,與其他參加者的交流也增多,甚至開始自發地享受並投入其中。
しかし、回数を重ねるにつれ理解が深まり、参加者との交流も増え、楽しんで自発的に取り組むようにすらなった。
由於研修性質關係,參加對象多為新進員工、經營者或主管。卻混入了一位女中學生,大家都寵愛靜子,結果培養出能用具體數字與往來銀行討論經營的女中學生。
研修の性格上、この研修を受ける対象は新入社員や経営者及び幹部社員であることが多い。そこに女子中学生が交じるのだ、皆が静子を可愛がった結果、取引のある銀行と経営について具体的な数字を使って語れる女子中学生が出来上がった。
靜子透過MG研修認識的知名經營者們的點子,將銀行人員納入經營計畫,甚至成功實現降低貸款利率的成果。
MG研修を通じて知り合った著名な経営者たちの入れ知恵もあって、経営計画に銀行員を巻き込み融資利率の引き下げを実現するまでになった静子の姿があった。
建議她參加MG研修的祖父想著,若能用遊戲形式學經營,靜子或許也行。對於被異例拔擢、內定為家主的靜子,祖父認為若能增添光彩便心滿意足,沒想到她居然有超出預期的資質,真是令人驚喜的誤算。
MG研修を勧めた祖父としては、ゲーム形式で経営を学べるなら静子にも出来るかもしれない。異例の抜擢を受けて当主となることが内定した静子にとって、箔が付けられれば御の字だと思って申し込んだのだが、本人に予想以上の適性があったのは嬉しい誤算だと言える。
順帶一提,靜子第一次參加MG研修回來疲憊的樣子,被包括祖母在內的婦女們責備說是逼她勉強,結果她們讓靜子處於如坐針氈的狀態,直到她恢復笑容為止。
因みに初回MG研修から帰った静子の疲労ぶりを見た静子の祖母をはじめとした女性陣からは、自分達の都合で静子に無理をさせていると詰(なじ)られ、静子に笑顔が戻るまで針の筵(むしろ)状態を余儀なくされた。
「多虧那個能把經營容易地傳達給他人,也能培養出以和我相同視角看經營的人。雖說在著作權上可能有問題,但我還是加上了西老師的名字,請多包涵吧」
「アレのお陰で経営を判り易く他人に伝えられるし、自分と同じ視点で経営を見られる人を育てられる。著作権的にはアウトなんだけど、一応西先生の名前は入れているからお目こぼしして貰おう」
靜子認為自己把所有經營事務都看著並不可取,便從文官候補中挑選擅長數字的人,設計簡易版MG研修一同培育經營者。
静子は自分が全ての経営を見ている状態はダメだと考え、自分以外にも経営者を育成しようと文官候補から数字に強い面々を抜擢して簡易版MG研修を仕立てて一緒に取り組んだ。
安撫那些連阿拉伯數字乃至字母都抗拒的人,一起玩遊戲,互相討論如何取得更好成績,漸漸地各自都想出了獨特的戰術。
アラビア数字はおろか、アルファベットにすら拒否感を示す彼らをなだめ、一緒にゲームをやった。どうやればもっと良い成績が出るのかを互いに語り合い、やがて各々が独自の戦術を編み出すようになった。
漸漸地,他們能用數字討論經營計畫,進而把MG的和諧擴展到部下,開始形成良性循環。
やがて彼らと数字を交えて経営計画を語れるようになり、彼らは更に部下へとMGの和を広げていくという好循環が始まった。
設備也逐漸完善,已足以讓人考慮將其納入靜子的學校課程。
いずれは静子の学校でもカリキュラムに組み込もうかと思う程に設備も充実し始めている。
就在能把事業經營交由屬下,讓靜子有餘裕的體制成形時,突如其來的委託接踵而至,只能認了是命運的惡作劇。
こうして事業の運営を配下に任せる事ができ、静子に余裕ができる体制が整った途端に飛び込みの依頼が入るのは、運命のいたずらと諦めるしかない。
「四國由長宗我部氏努力著,只要從背後稍微支援就足夠了。雜賀衆說到底大多回去做生意了,作為傭兵集團的雜賀衆也算是收攤了吧」
「四国は長宗我部氏が頑張っているから、裏から少しサポートすれば十分だね。雑賀衆は結局殆どが商売に戻ったから、傭兵集団としての雑賀衆は店じまいかな」
脫離本願寺的雜賀衆,在信長的斡旋下轉向正當的生意。
本願寺を脱した雑賀衆は、信長の斡旋もあって真っ当な商売へと舵を切った。
無論多麼想堅持傭兵這門生意,若連整備武裝的錢都沒有就沒得談。即便處於那樣的情況要活下去也得吃飯,信長甚至提出替他們周轉初期費用。
いくら傭兵稼業に固執したがったところで、武装を整えるための銭すらないのでは話にならない。そんな状況であっても生きていくには飯を食わねばならず、信長は彼らに初期費用の融通さえ申し出た。
雜賀衆與織田家的恩怨因為曾經有過生死相搏,並非容易抹去,但仍有許多人把這筆貸款視為恩義。
雑賀衆と織田家の確執は命のやり取りをしただけに簡単には拭えないが、それでもこの融資を恩義と感じる人々は多い。
若他們成為雜賀衆的主流派,早晚與織田家的怨恨也會不再被提起。
彼らが雑賀衆の主流派となっていけば、いずれ織田家との確執も取りざたされることは無くなるだろう。
「在混亂時於關所弄到紀州有田的蜜柑(紀州蜜柑),但要正式栽培還是需要很多苗啊。要是能做成無籽蜜柑就好了,可是這個時代無籽被認為不吉利……」
「混乱時に関所で紀州有田のみかん(紀州ミカン)を手に入れたけれど、本格栽培にはまだまだ苗が必要だなあ。どうせなら種なしミカンにしたいんだけど、この時代だと縁起が悪いしなあ……」
在這個時代有種無籽就難以得子孫的迷信根深蒂固,直到明治時期之前,有籽的蜜柑才受歡迎,無籽的則遭到忌避。
この時代では種なしだと子宝に恵まれないという迷信が根付いており、明治期に入るまで種ありのミカンが喜ばれ、種なしのミカンは忌避された。
順帶一提,無籽蜜柑和香蕉一樣,最初也是因為偶然的突變而誕生的。
因みに種なしミカンもバナナの時と同様、最初は偶然の突然変異によって誕生したものである。
由於根深蒂固的迷信,以及栽培技術等因素,栽種甜而無籽的溫州蜜柑很困難。雖然可作試驗性栽培,但要真正進行營利栽培,選擇紀州蜜柑較有收益可期。
根強い迷信もあって甘くて種の無い温州ミカンの栽培は難しい。試験的な栽培は可能だろうが、本格的に営利栽培をするとなれば紀州ミカンを選んだ方が実入りが見込める。
「說到九州……只好再拜託久次郎先生了嗎……」
「九州となると……また久次郎さんにお願いするしかないか……」