戦国小町苦労譚
1571年 五月中旬
間者狩り進行數日後,麻疹感染者顯著減少。到四月底沒有出現新的感染者,住在隔離病房的人也幾乎都平安出院了。
間者狩りが行われて数日後、麻疹の感染者は格段に減った。四月末には新規感染者は現れず、隔離病棟に入院している者もほぼ無事に退院していった。
即便在織田家影響力之外麻疹仍肆虐不止,但一旦感染便會在體內產生抗體,可在十年以上的期間防止再度感染。
今もなお、織田家の影響力外では猛威を振るっている麻疹だが、一度感染すれば体内に抗体が作られ、10年以上に亘って感染を防ぐことができる。
因此,即使外地來的感染者進入京城,也不會在京內再次爆發麻疹。若能備妥MR(麻疹與風疹混合)疫苗則更為完善,但就算在現代從零開始建立製造環境也需數年時間。
ゆえに、外から来た感染者が京に入っても、再び京の中で麻疹が流行する事はない。後はMR(麻疹・風疹混合)ワクチンを用意出来れば完璧だが、現代でもゼロから環境を構築し製造するには数年を要する。
靜子認為在戰國時代需要更多時間,這種事不會那麼輕易完成。
戦国時代ではもっと時間が必要となるため、そう簡単に完成はしないだろうと静子は考えていた。
雖然有在推進研究,但照現在進度預估實用化要三十到四十年後。
研究を進めてはいるが、今の調子でいけば実用化は30年から40年後だと予想していた。
宅邸前的人群也減少了,京城恢復了往常的寧靜。
屋敷前の人混みも減り、京は普段の落ち着きを取り戻していた。
「差不多可以回尾張了,應該沒問題吧」
「そろそろ尾張に戻っても問題なさそうね」
讀完由傳令送來的報告書後,靜子判斷自己的任務已告一段落。
伝令から送られてきた報告書を読み終えた静子は、自身の役目は終わったと判断する。
她認為在麻疹感染者數呈下降趨勢、四日以上無新病例、臨時隔離病房減半即可應付的情況下,沒有必要再留在京城。
麻疹の感染者数は減少傾向、四日以上新規感染者はいない、臨時の隔離病棟も半分以下で十分という状況なら、これ以上京に留まる必要もないと考えた。
「啊—!被紙張埋沒的生活終於要結束了」
「あー! 紙に埋もれた生活がようやく終わる」
一邊說著一邊按肩的長可,其實並不像他所說的那樣投入整理文件。不過在他看來,即便是些許事務處理,也會讓他覺得像被文件淹沒的生活。
言いながら肩を揉む長可だが、彼は言うほど書類整理に関わっていない。しかし、彼からすれば多少の事務処理でも、書類漬けの生活に感じていたのだろう。
「本想不追究勝藏君偷懶把整理文件推給我的事,但既然你還有心情這麼說,那就表示你還能應付得了」
「勝蔵君が書類整理をさぼって私に押しつけた件は不問にしようかと思ったけど、そんな事を言う余裕があるならまだまだいけるね」
靜子帶著些許責備半眯眼瞪了長可一眼,但也沒再多說什麼,帶著疲意嘆了口氣。
ちょっぴり非難を込めて静子は長可を半眼で睨む。しかし、それ以上何かを言う気にはならず、彼女は疲れたようにため息を吐く。
「勝藏……你不但到處跑來跑去遊玩,竟然還把文件推給靜子大人?」
「勝蔵……貴様、外回りで遊んでいただけでなく、あろうことか静子様に書類を押しつけていたのか」
反應的是才藏。語氣和往常無異,但眼裡沒有笑意。
反応したのは才蔵だった。声のトーンはいつもと変わらなかったが、目は笑っていなかった。
「等、等一下!這、這事有、很深的理由。嗯,所以,冷靜一下……好嗎?」
「い、いや待とうか! こ、これにはな、ふかぁ~い事情があるのだ。うん、だからな、少し落ち着こう……か?」
面向看似隨時要手扶刀柄的才藏,長可慌忙揮動雙手開始辯解。
今にも腰の刀に手をかけそうな雰囲気の才蔵に、長可は慌てて両手をふって言い訳を口にする。
自從試合後,在長可心中才藏成了『不可惹怒的人物』。他習慣粗獷的事務,平常人的怒氣對他來說根本不會在意。
試し合戦以来、長可の中で才蔵は『怒らせてはいけない人物』になっていた。荒事に慣れているがゆえに常人に怒りを向けられた程度では気にも留めない。
然而,面對才藏的怒氣,長可感到純粹的畏懼。
しかし、才蔵の怒りには純粋な畏怖を長可は抱いた。
尤其是他的冷笑,長可覺得那貼在臉上的笑容底下,眼底隱含著瘋狂。
特に彼の薄笑いは、張り付いた笑みを浮かべる目の底に狂気を孕んでいると長可は感じた。
即使人生經驗談不上豐富的長可也能理解:才藏是屬於不能激怒的一類人。
人生経験が豊富と言い難い長可でも理解出来る。才蔵は怒らせては駄目な部類の人間だという事が。
「好吧,聽聽你的藉口吧」
「良かろう。その言い訳とやらを聞こうか」
「喔、喔。那、那個……」
「お、おう。え、っとな」
「不過,若是無聊的理由可不會饒你」
「ただし、ろくでもない理由なら容赦はせぬ」
長可不確定自己的辯解是否真的傳到才藏耳中,而才藏則逐漸逼近他。深知才藏實力的長可試圖設法平息他的怒氣。
本当に長可の言い訳が才蔵の耳に届いているか怪しく、彼は少しずつ長可を追いつめていた。才蔵の実力を良く理解している長可は、彼の怒りを何とかなだめようとする。
在一旁,慶次彷彿認為打架是男子的榮耀,愉快地看著兩人的模樣。
その傍で、喧嘩は男子の誉れと言わんばかりに慶次は二人の様子を楽しそうに眺めていた。
「看起來真有趣。明明我這邊的頭痛材料多得很啊」
「楽しそうだね。こっちは頭痛のネタが沢山出来たってのに」
說著的同時靜子把視線投向房間一角。那裡放著幾乎要溢出的信函箱以及一些看似贈禮的物品。
言葉にしつつ静子は部屋の隅へ視線を向ける。部屋の隅には今にも溢れんばかりに文が詰め込まれた箱と、贈り物らしき品々が置かれていた。
信件尺寸各異,但僅看外觀便能窺見用的是高級紙張,從中可以判斷寄件者多為貴族。
文の大きさは様々だが、見ただけで質の良い紙が使われている事が窺える。そこから、送り主はみな貴人だという事が分かる。
「從伴天連到寺社、將軍家、朝廷、帝的側近公卿衆(くげしゅう)、內廷相關者以及京城各方勢力,熱烈的招攬不絕於耳呢」
「伴天連に寺社、将軍家、朝廷、帝の側近である公卿衆(くげしゅう)、禁裏関係者と京の様々な勢力から熱烈な勧誘が引きも切らないな」
與言語相反的情形是慶次看起來很享受,但對靜子而言這無異於一個令人煩惱的問題。
言葉とは裏腹に慶次は楽しそうだった。しかし、静子としては悩ましい以外の何者でもない。
各方勢力為她著迷也不足為奇。自古以來流行病便對社會、經濟與文化面帶來巨大惡影響。
各勢力が彼女に夢中になるのも無理はない。古来より流行り病は社会や経済、文化面に多大な悪影響を与えてきた。
一旦高傳染性疾病流行,數萬,甚至數百萬人喪命。某些地區在短時間內有高達七成居民死亡的案例。
一度、感染力の高い病が流行すれば数万人、多ければ数百万人が命を落とした。地域によっては僅かな期間で、住民の7割が死亡するケースもあった。
在日本麻疹被神格化為疫病神,與天花、水痘並稱為「お役三病」,備受恐懼。
日本では麻疹は疫病神に神格化され、天然痘や水痘と合わせて「お役三病」と言われるほど恐れられていた。
在歐洲鼠疫最為著名,使其他疫病相形失色,但天花與麻疹也同樣被深深畏懼。
ヨーロッパではペストが有名で他の疫病が隠れがちだが、天然痘や麻疹も十分恐れられていた。
對於那種一旦感染就高機率致死的疾病,既不用稀有藥物也不向神佛祈禱,僅靠防疫來防止傳播。
感染すれば高確率で死に至る病を、希少な薬剤を用いず、神仏にも祈らず防疫する。
從上層的公家與朝廷關係者,到下層的奴隸與乞丐,各種身分的人都曾感染。而大多數人都克服了疾病,並自行行走著出院。
上は公家衆や朝廷関係者、下は奴隷や物乞いまで様々な身分の人間が感染した。そして殆どの人間が病を克服し、自らの足で歩いて退院していった。
在麻疹流行時卻將病故人數壓到極少,這件事震撼了全日本的權力者。
麻疹が流行しながら極めて少数の病没者に抑え込んだ、この事は日本中の権力者たちを震撼させた。
在防疫上不合作的寺社與武家散布了許多難以置信的謠言,例如「織田が病の人間を殺して入れ替えた」或「魑魅魍魎を使役し、京に疫病を齎(もたら)した」等,但大多數人仍對織田的理知感到畏懼。
麻疹防疫に非協力的な寺社や武家は「織田が病の人間を殺して入れ替えた」だの「魑魅魍魎を使役し、京に疫病を齎(もたら)した」だの、難癖としか言えない風説を流したが、大半の人間は織田の理知に恐れおののいた。
但這次因為信長理知的來源明確,所以開始對靜子展開挖角行動。
だが、今回は信長の理知の出所がはっきりしていたため、静子に対する引き抜き工作が行われる事となった。
靜子雖然無論遭遇何事都只願效力於信長,但每天被帶來談話還是讓她心情鬱悶。
どんな事をされても信長以外に仕える気はない静子だが、毎日のように話を持ってこられると気分が滅入る。
「與其把錢花在我身上,不如多投入治安維持吧。光是一揆就讓治安惡化了,現在人們本就沒什麼餘裕了」
「私に金を使うより、治安維持に金をかけて欲しいよ。ただでさえ一揆で治安が悪化していて、今でも人々に余裕がないってのにね」
看似京在信長的治安政策下恢復了平靜,但與尾張和美濃不同,因為人們生活沒有餘裕,小罪行仍不斷發生。
京は信長の治安政策で平穏を取り戻したかに見えた。しかし尾張や美濃と違って、人々の生活に余裕がないために軽犯罪は絶えず起こっている。
作為政治與文化中心的京,勢力錯綜複雜,這也是無可奈何的一面。
政治や文化の中心である京では、様々な勢力が入り乱れているため、致し方ない面もある。
「對了,為慶次訂的馬,聽說快到了。要留在京去接嗎?」
「そう言えば慶次さん用に頼んだ馬、もう少しで届くと言っていたなぁ。受け取るために京に残る?」
「哈哈哈,靜子真會說笑」
「はっはっは、静っちは面白い冗談を言うな」
「嗯也是。這次趕不上長島一向一揆,但應該能趕上下一場戰吧」
「まぁそうよね。今回の長島一向一揆には間に合わないけど、次の戦には間に合うかなー」
除了阿拉伯種之外,靜子還向弗洛伊斯訂了專屬給慶次的馬。之所以為慶次專用,是因為能駕馭靜子一年前所要求那匹馬的,除了慶次沒有別人能做到。
アラブ種とは別に、静子は慶次専用の馬をフロイスに注文していた。何故、慶次専用かというと、静子が1年前に所望した馬を乗りこなせるのが慶次以外にいないからだ。
(德斯特里亞吧。現代已經失傳,但在軍用的重種馬中特別大型且耐力最優秀的一種。)
(デストリアか。現代では失われたけど、軍用の重種馬のうち特に大型で一番スタミナが優れたものだったよね)
在中世歐洲,作為重裝騎兵的軍馬,需要體格龐大的馬種。
中世ヨーロッパでは重装騎兵の軍馬として、体格の大きな馬種が求められた。
因為比起具瞬發力的巨駿,更重視穩定的持久力,所以偏好體高較低、腿部粗壯的馬,並不像電影裡那種以瞬發力著稱的巨型馬。
現代の中世を描いた映画に見るような巨躯を持ち、瞬発力に優れる馬よりも安定した持久力が求められたため体高は低く、足も太いものが好まれた。
其中最為雄壯強健的軍馬便是德斯特里亞。說是大型也只是相對於當時的人而言,其體高僅相當於現代的純血馬左右。
その中でも特に立派で強い軍馬がデストリアだ。大型と言っても当時の人間と比較してのことで、その体高は現代のサラブレッド程度しかない。
然而其性能非常突出,被稱為大馬(Great Horse)。
しかし、性能は突出しておりグレートホース(Great Horse)と呼ばれていた。
可惜德斯特里亞如今已失傳,但人們認為其大型的基因已繼承到今日的重種馬身上。
残念ながら現在では失われた馬種のデストリアだが、今日の重種馬へと大型の遺伝子は受け継がれていると考えられている。
實際上在戰場上被騎乘的軍馬中,最有名的是科薩(コーサー),其語源Corsiero(戰鬥之馬)來自義大利語,正如其名,廣泛用作戰時的騎乘馬。
実際に戦場で騎乗された軍馬としてはコーサーが最も有名で、語源のCorsiero(戦う馬)という意味のイタリア語にある通り、戦争における騎乗用馬として広く用いられた。
相對而言,德斯特里亞主要用於馬上比武。由於德斯特里亞非常昂貴,有時甚至達到科薩約三十倍的價格。
対してデストリアは戦争よりも、馬上試合での用途が主であった。これはデストリアが非常に高価で、場合によってはコーサーの約30倍にも達したほどだった。
順帶一提,作為大型馬而聞名的有佩爾什隆種,但成為現代那種尺寸是近代以後的事,於中世近世時期其體型與德斯特里亞相差不大。
余談だが大型の馬として有名なのはペルシュロン種だが、現代のようなサイズになったのは近代になってからで、中世・近世時代ではデストリアと大して変わらない大きさだった。
「有人在嗎?」
「誰かいるかな?」
看膩了才藏和長可的喧鬧後,靜子向入口喊話。接著似乎聽到粗重的腳步聲,聲音在她剛才喊的地方停下。
才蔵と長可の喧噪を眺める事に飽きた静子は、入り口に向かって声を投げる。直後に荒々しい足音が聞こえたかと思うと、先ほど静子が声を掛けた場所で音が止まった。
「有人召喚嗎,殿」
「お呼びですか、殿」
玄朗的聲音從門口那頭傳來。靜子有點好奇他耳朵的構造,但最近她有些疲倦,立刻停止了思考。
玄朗の声が入り口の向こう側から聞こえた。どういう耳の構造をしているのか、若干気になった静子だが、ここのところ疲れ気味の彼女はすぐさま考えるのを止めた。
「明天就回尾張,命令隨行士兵全員準備回程。做完就休息,為明天做準備。再被捲入京的政治就免了――」
「明日には尾張に帰還するから、随伴兵全員に帰還の準備を命じておいて。終わったら休息を取り、明日に備える事もね。これ以上、京の政治に巻き込まれるのもご勘弁ですし――」
說話間靜子打了個哈欠。麻疹時是肉體疲勞,現在則是精神疲勞。而且對方完全不顧她的情況仍然上門。
言っている途中に欠伸が漏れた静子だった。麻疹の時は肉体的疲労だったが、現在は精神的疲労の方だ。しかも、相手はこちらの都合などお構いなしにやってくる。
即便關上門、以身體不適為由不會面,來自對方的壓力仍讓靜子疲憊不堪。
門を閉ざし、体調不良を理由に会わなくとも、相手側から来るプレッシャーで静子は疲労困憊だった。
「嗯,抱歉。不管怎樣,我不會再留在京了。明天就回尾張。以後的事等到抵達尾張再說。請把以上告訴傳令。」
「っと、ごめんね。ともかく、私はこれ以上、京には残りません。明日には尾張に向けて帰還します。その後の話は尾張に到着してからします。以上を伝令に伝えて下さい」
「是!承知。殿看來也很疲憊,露払い就交給我們吧」
「はっ! 承知しました。殿もお疲れのご様子、露払いは我らにお任せ下され」
「拜託了」
「お願いね」
在簡短回應了靜子的話後,玄朗這次迅速且盡可能壓低腳步聲離開了。
静子の言葉に短く返事をした後、玄朗は今度は素早く、かつ足音を可能な限り抑えながら立ち去った。
靜子察覺到自己臉上露出了連自己都沒發覺的煩躁與疲態,於是強迫因過多思考而遲鈍的思緒運轉。
自分でも気付かないほど苛つきと疲労が顔に出ている事を理解した静子は、多くの思案事のせいで鈍っている思考回路を無理に動かす。
雖然腦袋完全不靈光、思緒無法整理比平常花了更多時間,但她終於得出一個結論。
頭が全然働かず、考えがまとまらなくて普段より時間を要したが、彼女はようやく一つの結論にたどり着いた。
胡思亂想不如休息,既然情況不會改善,她能做的最好的事只有一件。
下手の考え休むに似たり、状況が改善しない以上は自身ができる一番良い事はただ一つだ。
靜子把凱澤和維特曼拉到身邊,未向任何人宣告,自言自語般把結論說了出來。
静子はカイザーとヴィットマンを自分の近くに引き寄せると、誰に告げるでもなく、独り言のように結論が口からすべり出た。
「我要睡覺。明天叫醒我」
「寝る。明日になったら起こして」
丟掉思考的靜子隔日向各方勢力一口氣拒絕了勸誘,未等對方回覆便返回尾張。
考える事を投げ捨てた静子は、翌日各勢力よりの勧誘に一括で断りの返事を出し、相手の返事を待たず尾張へ帰還した。
回到尾張的自宅後,靜子立刻從彩那裡接過信長的朱印狀。確認內容後,正如她所料,寫的是關於長島一向一揆的事。
尾張の自邸に到着すると、静子はすぐさま信長からの朱印状を彩から受け取る。内容を確認すると、彼女の予想通り長島一向一揆に関する事が書かれていた。
不過內容並非必須緊急趕往處理,她認為若赴岐阜時疲憊不堪便無法派上用場,於是命令曾隨軍至京的隨員全員輪流合計休養兩天的完全休息。
しかし強行軍をしてまで急を要する内容でもなく、岐阜に赴いた際に疲労困憊では役に立てないと考えた静子は、京に従軍した随員全員に交代で合計2日間の完全休養を命じた。
兩天後的五月初旬。
2日後の五月初旬。
充分休息後,靜子調整心情,召集軍中幹部討論長島一向一揆之事。
しっかり休息をとった静子は気持ちを切り替えると、長島一向一揆の件で話し合うため軍の幹部たちを招集した。
被召集的人有慶次、才藏、長可、足滿,以及弓騎兵隊隊長仁助和四吉,共六人。高虎才入隊不久,蕭(しょう)因為是侍女與彩一樣無法參加。
招集した人間は慶次、才蔵、長可、足満、そして弓騎兵隊の隊長・仁助と四吉の六人だ。高虎はまだ入って日が浅く、蕭(しょう)は侍女の為に彩と同じく参加不可だ。
「這次進軍長島一向一揆的事,朱印狀上只寫了『『隨便處置』』之類的字眼。所以這次我們將以獨自判斷行動。」
「今回の長島一向一揆への進軍なのだけど、朱印状には『好きにしろ』としか書かれてないのよね。だから今回、こっちは独自の判断で動く事になりました」
「被說『想怎麼做就怎麼做』的話,反而不知道該做什麼才好,真讓人混亂」
「好きにしろと言われると、何をすれば良いか混乱するな」
足滿不滿地嘟囔,但似乎並不太在意,微微露出笑容。
足満が不満を零すが、それほど気にしていないのか小さく笑みを浮かべていた。
「都已經決好了,放心。先說明敵情。長島一向一揆以長島城與十四處城砦加強防禦。攻打長島城很難,這次先不管它」
「ちゃんと決めているから安心して。まず敵の状況から説明するね。長島一向一揆衆は長島城と十四の城砦で防衛力を高めている。長島城を攻めるのは難しいから、今回は無視するよ」
以長島城為中心建立大島城、中江城、小田御崎砦、大鳥居城、香取砦、屋長島城、松之木砦、篠橋城、一ノ江砦、鯏浦砦、蛯江砦、加路戸砦、押付砦、殿名砦等十四處城砦,長島一向一揆衆對織田軍進行抵抗。
長島城を中心に大島城、中江城、小田御崎砦、大鳥居城、香取砦、屋長島城、松ノ木砦、篠橋城、一ノ江砦、鯏浦砦、蛯江砦、加路戸砦、押付砦、殿名砦の十四城砦を築き、長島一向一揆衆は織田軍に抵抗した。
因為史實上第一次長島侵攻大約四日就結束,靜子判斷若以蠻力攻城只會徒然消耗兵力,無益。
史実の第一次長島侵攻は四日程度で終わった事から、静子は力押しで城砦を攻めても徒(いたずら)に兵を損耗するだけで利がないと判断する。
「這次的主角是弓騎兵隊,指揮交給足滿叔叔。我把那件兵器已經完成也算進去了,這樣沒問題嗎?」
「今回の主役は弓騎兵隊、指揮は足満おじさんに任せる。例の兵器は完成した事を計算に入れているけど、大丈夫かな?」
「原來如此,果然是這樣。沒問題,例那件兵器已經完成運用試驗。在河面上使用過,放置一天後仍可使用」
「なるほど、そういう事か。問題ない、例の兵器は運用試験も済んでいる。河川上で使用したが、一日放置したものでも使用出来た」
「那麼就沒問題」
「ならば問題なし」
「喂,這是怎麼回事?用讓我也能懂的方式說明吧」
「おい、どういう事だ。俺にも分かるように説明してくれよ」
長可因無法理解談話內容而惱怒,用有些粗暴的語氣提出疑問。
話の内容が全く読めない事に苛立った長可が、若干荒い口調で疑問を口にする。
「抱歉,那麼先看地圖可以嗎?」
「ごめんね。それじゃまず地図を見てくれるかな」
靜子把粗略畫出的近畿與中部地區地圖攤在桌上。確認大家都看向地圖後,她一手拿著小指揮棒開始說明。
静子は近畿地方と中部地方を大雑把に書いた地図を机の上に広げる。全員がそれに視線を向けたのを確認すると、静子は小さな指揮棒を片手に説明する。
「首先這次作戰的主要目的是擊潰雑賀衆。大家都知道雑賀衆正與本願寺合作吧。若我方攻打長島,他們必定會從桑名方向以海路向長島補給支援。摧毀這支補給隊就是本次目的」
「まず今回行う作戦の主目的は雑賀衆潰しだよ。雑賀衆が本願寺に協力している事は、皆も知っているよね。ならお館様が長島を攻めれば、彼らは必ず桑名方面から海路を使って長島へ補給支援を行う。この補給隊を潰す事が、今回の目的よ」
「我懂了,摧毀補給隊能對物資與人員同時造成損失。但在海上操弓不是很困難嗎?」
「なるほど、補給隊を潰せば物資と人員の両方に損害を与えられる。しかし、海上で弓を扱うのは困難じゃないかな」
「這點我明白。而且用普通弓就得接近敵方防禦設施。為了避免那種事,才需要弓騎兵隊的高超技藝」
「そこは理解しているよ。それに普通の弓だと、敵防衛施設にかなり近づく事になる。それをしない為にも弓騎兵隊の腕前が必要なのよ」
若是弓騎兵隊能在下馬時於不穩定立足處進行狙擊,且馬上也有充分狙擊訓練,那麼在船上也能保持相當距離攻擊補給隊。
下馬している状態では足場が不確かな場所での狙撃をこなし、一方馬上でも十分な狙撃訓練を積んでいる弓騎兵隊なら、船の上でもかなり距離を空けて補給隊を狙う事が出来る。
問題是他們在船上狙擊的熟練度低,但考慮到戰事只有幾日,可暫時忽略。
問題は船上での狙撃に関する練度が低いことだが、数日しか合戦がない事を考えれば目を瞑れる。
「那麼遠會難以分辨敵人嗎?」
「それだけ遠いと敵の判別が難しいのでは?」
「你在說什麼。海上航行的船通通都要化為海上的藻屑」
「何言ってるの。海上で動いている船は全て海の藻屑にするのよ」
長可不經意一句話,靜子卻以非常平常的表情回答。長可對那回應感到驚訝,但她不以為意接續說下去。
何気なく呟いた長可の言葉に、静子は至って普通の表情で答える。返答内容に質問をした長可自身が驚いていたが、彼女はさして気にせず言葉を続ける。
「這次也要讓人看到織田家的決心。所以不會先客氣地確認對方再禮貌地攻擊。先發制人,物資與人員全都給我全部沉沒」
「今回は織田家の覚悟を見せる必要もある。だからご丁寧に相手を確認してから、お行儀良く攻撃なんてしないわ。先手必勝、物資も人員も何もかも全て沈めなさい」
「如果投降了怎麼辦?」
「降伏してきた場合は、どうするのだ」
足滿明知答案仍向靜子提問。靜子似乎理解他的用意,面無表情掃視眾人後說道。
答えが分かっていながらも、足満は静子へ質問する。彼の意図を理解したのか、静子は表情を変えず全員を見回しながら告げた。
「什麼都不會改變。物資與人員全部沉入海底。記住,在這裡示弱會讓那些傢伙越來越小看織田家,那將來會造成更多犧牲。為了避免我方損失,這次沒有說仁慈話的餘地」
「何も変わらない。物資も人員も全て海の底に沈めるのよ。良いこと、ここで弱みを見せれば、連中はどんどん織田家を侮る。それが将来多くの犠牲を生む。味方の損害を防ぐ為にも、今回は甘い事を言っている余裕はないの」
「不,那點我理解。雜賀衆變成海上的藻屑我不在乎。但照靜子的說法,軍隊大多數都不動啊?我們要做什麼?」
「いや、そこは理解している。雑賀衆が海の藻屑になろうが構わん。が、静子の話だと軍の殆どが動かないぞ? 俺たちは何をするんだ?」
長可的疑問很合理。靜子的作戰只有弓騎兵隊與足滿有事做,其他主力如慶次、才蔵、長可等沒分配職責。
長可の疑問は当然だ。静子の作戦では弓騎兵隊と足満しか働く場所がなく、それ以外の慶次、才蔵、長可など主力隊に関しては持ち場の話がない。
靜子覺得動員卻不參與作戰會名聲不好,因此得安排些活動才行。
動員すれど作戦に従事しない状態は外聞が悪く、何かしら活動をしておかないと良くないと静子は考えた。
「嗯~名聲真的不好。畢竟一萬人只動五十人還是有問題。但要做的事……啊,有了,就做那個吧」
「ん~、やっぱり外聞が悪いよね。流石に一万の内、五十しか動かさないのは問題か。でもする事が……あ、そうだ。じゃああれをしよう」
回想長島周邊地圖,靜子思考能否給一萬兵些工作。
長島周辺の地図を思い出しながら、静子は一万の兵に何か仕事を与えられないか考える。
不久她想起一種戰術,且確信那樣既能成立名義,又可減少我方傷亡。
少しして彼女はある戦術を思い出した。そしてそれならある程度の名目が立ち、更に味方の被害を抑える事が出来ると確信した。
「靜子大人,是否有什麼妙計?」
「静子様、何か妙案がおありで?」
「簡單說就是採用付城戰術。付城大家應該知道,但我還是說明一下。也就是在敵方據點附近建立我方據點而已」
「単純に言うと付城戦術をするよ。付城は皆も知ってると思うけど、一応説明するね。と言っても敵の拠点の直ぐ側にこちらの拠点を作る事だけどね」
付城是為攻擊敵城而準備的簡易防衛據點。
付城とは敵城を攻め込む為に用意する、簡易的な防衛拠点の事を指す。[※1]
因為即便構築相對簡陋也能攻下敵城,且能減少我方損失,所以自古便有人在敵城附近築付城。
造りが比較的簡素でも敵城を攻め落とす事ができ、かつ味方の損害を減らせる事から、敵城の近くに付城を築く事は古くから行われていた。
「那樣的話似乎沒太大意義吧?」
「それだと余り意味がないんじゃないかな」
長可以為付城只會建一個,所以對靜子的策略感到懷疑,但那是他的誤解。
付城は一つ程度と考える長可は、静子の付城戦術に首を傾げる。しかしそれは彼の誤りだ。
靜子的付城戰術是把我方付城連成網絡,切斷敵城間的聯絡使其孤立,從而斷絕與外界的聯繫。
静子の付城戦術は自身の付城をネットワークで結び、敵城の連携を遮断し、孤立させることで外部との連絡を断つ事を目的としている。
需要大量勞力與土木建築技術、物資運輸能力,以及能抵擋敵方猛攻的武器彈藥與兵力,但會換來相稱成果。
膨大な労働力と土木建築技術、物資の輸送能力、敵の猛攻を防げる武器弾薬と兵力が必要となるが、それに見合う成果が得られる。
若是尾張方面,基礎設施完善,為付城調運物資與取得勞動力並不會太難。
尾張側ならインフラ整備が進んでいるので、付城用の物資搬入や労働力を得る事はさして難しくない。
「你之所以認為沒效果,是因為把付城僅當成一座來想。好,勝蔵君。比如這個黑圈代表敵方城池。在這種情況下,我會讓付城築成包圍四周的樣子」
「それは付城を一つと考えるから、効果がないと思うのよ。良いこと、勝蔵君。例えばこの黒丸が敵の城だとする。この場合、私が作る付城は周囲を囲むように作らせるのよ」
在一張雪白的紙中央畫一個黑點,靜子在黑點周圍畫出覆蓋其周圍的六芒星,並在各頂點各自畫上圓圈。
真っ白な紙の中心に黒丸を書くと、静子は黒丸の周囲を覆う六芒星を描き、各頂点にそれぞれ丸を描く。
「這個付城戰術的好處是,我方的損害會大幅減少」
「この付城戦術の利点は、こちらの被害が格段に減る事よ」
只要提升付城的防禦性能,即便敵人出擊,只要守在付城並和左右兩側的付城協同防守,就能輕易守住。受傷士兵也能撤到後方在付城內治療,能大幅降低死傷人數。
付城の防衛性能を向上させれば、仮に敵が打って出てきても付城に籠り両隣の付城と連携すれば容易に防衛できる。負傷兵も後方に下げて付城内で治療すれば、死傷者数を格段に減らせる。
「敵人又不是笨蛋。會派援軍來,那要怎麼辦?」
「敵も馬鹿じゃない。援軍を送って来るが、それはどうする気だ?」
「敵人也會為了後援而派兵來,但到時候躲在付城裡以箭與火槍射擊就沒問題。只要藏在有防禦力的付城裡,對方最終會放棄攻略。那時便是我方時機。要讓他們投降或是活活餓死他們,都隨我意」
「敵も後詰のために援軍を送ってくるでしょうが、その時は付城に篭って矢や鉄砲を撃てば問題ないよ。防御力がある付城に篭っていれば、やがて相手は攻略を諦めるでしょう。そうなったらこっちのものよ。降伏させるも、干殺(ひごろ)しさせるも思いのままよ」
付城最初只是攻略敵城的跳板,然而隨著信長把付城做大並形成網絡,雖然需要時間,但成為能確實拿下對方城池的戰術。
初期は敵城を攻略するための足がかり的な存在だった付城だが、信長が大規模化かつネットワーク化した事で、時間はかかるが相手の城を確実に落とす戦術になった。
信長並非立刻就注意到這點,而是在因為苦肉之策包圍小谷城並以付城攻擊時,才發現付城戰術的有效性。
信長もこの事にすぐ気付いたのではなく、苦肉の策で小谷城を付城を取り囲んで攻めた時、付城戦術の有効性に気付いた。
此後,他多次使用付城戰術來攻略堅固的城池;此外也讓家臣採用付城戰術,秀吉攻打鳥取城時,便以付城戰術實施大規模的糧食封鎖。
以降、彼は付城戦術を多用して堅牢な城を攻略していった。また、付城戦術は家臣たちにも採用させ、秀吉が鳥取城攻めをする時、彼は付城戦術を使った大規模な兵糧攻めを行った。
「你想的東西果然還是很殘忍呢」
「お前の考える事は相変わらずえげつないな」
「不過作為戰術毫無可挑剔。既然援軍不會及時到來,城內就會在投降或死守間分裂意見。若有人倒向織田一方,還會讓敵人負擔更重」
「しかし戦術としては申し分ない。援軍が来ないのだから、城内で降伏か徹底抗戦かで意見が割れるだろう。織田側に寝返る者が出れば、更に敵は負担を増やす事にもなる」
「雖然會花很多資材和資金……不過織田殿上面寫著『隨你處置』啊。是命令的話也沒辦法了嘛——」
「資材とか資金とか沢山使うけど……織田の殿様は『好きにしろ』って書いてるしねぇ。命令なら仕方ないよなー」
「土木工程的話雇個中間人就沒問題。我個人想攻打尾張側的一ノ江砦和鯏浦(うぐいうら)砦。其實若能掌握桑名方面會更好……但這次就放棄了」
「土木工事なら中間を雇えば問題ないしね。私としては尾張側にある一ノ江砦と鯏浦(うぐいうら)砦を攻めたい。本当は桑名方面を押さえれば良いのだけれど……今回は諦める」
「嗯,視情況可能會對砦進行海上補給。如果由我去毀掉那一點,對方會更加陷入絕望的深淵」
「ふむ、状況によっては砦へ海上補給を行う可能性がある。そこを私が叩けば、相手は更に絶望の淵に落ちるであろう」
「海上封鎖要請九鬼水軍幫忙。螺旋槳還沒成熟,不過已經建造採用龍骨的軍船。數量還只有二十或三十左右……但我覺得足夠了」
「海上封鎖には九鬼水軍に手伝って貰う。スクリュープロペラはまだだけど、竜骨を採用した軍船は建造しているからね。数はまだ二十か三十ぐらいだけど……十分な数と思う」
螺旋槳存在各種問題,仍處於試驗階段尚未實用化;但以一整塊木材作為龍骨的龍骨船建造已經實用化。
スクリュープロペラは様々な問題があり、未だ試験段階で実用化には至っていない。しかし一本の木材を竜骨とする竜骨船の建造は実用化されている。
自古以來在日本建造的和船採用以板材與樞釘等製造的造船方法。
古くから日本で建造される和船は、板材やかすがいなどを用いて造船する方法を採用している。
雖然比起有龍骨的船有輕量化的優點,但因為強度不足所以撞擊脆弱,這點是缺點。因此和船用船體作戰術的情況,比西洋船少。
竜骨のある船より軽量というメリットはあるが、反面強度がないため衝突に弱いというデメリットがある。このため、和船は船体を使った戦術が西洋の船より少ない。
「那麼來整理一下。先把軍隊分成三隊。第一軍由足滿大叔為首,負責九鬼水軍與弓騎兵隊的海上封鎖與摧毀輸送隊。第二軍由慶次、勝蔵隊瞄準鯏浦砦。第三軍由我與才蔵隊瞄準一ノ江砦。資金會出必要的部分,請提出申請」
「では纏めましょう。まず軍を三つに分けます。足満おじさんを筆頭に九鬼水軍と弓騎兵隊による海上封鎖と輸送隊潰しを担う第一軍。鯏浦砦を狙う慶次、勝蔵隊の第二軍。そして一ノ江砦を狙う私と才蔵隊の第三軍ね。資金は必要分を出すから申請してね」
「哇——真闊綽啊」
「ひゅー、太っ腹だな」
「是館主出錢的嘛。既然被說『隨你處置』,就讓我隨心處置吧。還要先說明一點,對方是一向衆,說服他們毫無意義。若沒其他事就散會」
「出すのはお館様ですからね。好きにしろと言われたのですから、好きにさせて頂きます。後、忘れない内に言っておきますが、相手は一向衆なので説得は無意味です。では他に何もなければ解散します」
沒有特別異議。目標明確,且已有邁向目標的路徑。
特に異議は出なかった。目的がはっきりとし、かつ目的に向かって道筋もついている。
慶次、才蔵、長可當然沒異議,足滿也沒有。最後靜子掃視眾人一眼,便靜靜站起來向大家宣布。
慶次、才蔵、長可たちは勿論、足満も異論はなかった。最後に静子は全員を一瞥すると、静かに立ち上がって全員に告げる。
「那麼各自開始準備。散會!」
「では各自、準備に取り掛かって下さい。解散!」
第一次長島侵攻如史實,於1571年(元龜二年)五月十二日,信長率五萬兵出陣至伊勢。
第一次長島侵攻は史実通り1571年(元亀二年)五月十二日、信長は五万の兵を率いて伊勢に出陣した。
並非全軍集中出發,而是把軍團分為四路攻入。
全軍が固まって出陣ではなく、軍団は四つに分かれて攻め入った。
信長本軍在津島紮營,佐久間信盛軍團從中筋口攻入,柴田勝家軍團從西河岸的太田口攻入,而靜子隊則從一ノ江砦方向攻入。
津島に着陣した信長本軍、中筋口から攻め入る佐久間信盛軍団、西河岸の太田口から攻める柴田勝家軍団、そして一ノ江砦方面から攻める静子隊だ。
起初靜子打算分成兩軍攻擊,但因一ノ江砦的抵抗比預想激烈,於是第二軍與第三軍對一ノ江砦全力開始建造付城。
最初は二軍に分かれて攻めようと考えた静子だが、一ノ江砦の抵抗が思った以上に激しい事から第二軍と第三軍で一ノ江砦に対し、全力で付城の建築に取り掛かった。
第二軍從尾張一側,第三軍從信興守備的小木江城一側進行付城建築。左右分開的理由是與風向有關。
第二軍は尾張側から、第三軍は信興が守る小木江城側から付城の建築を行った。左右にわかれた理由は風向きに理由があった。
使用預製工法僅用一天就能建好付城。之後在織田軍內首次實戰投入被稱為『一夜付城(いちやつけじろ)』的付城建築法。
プレハブ工法を用いて僅か一日で付城が建つ。後に織田軍内で『一夜付城(いちやつけじろ)』と呼ばれる付城建築法が初めて実戦投入された。
覆蓋外面的石膏板又花了一天逐步換成混凝土塊,完成具有堅固外牆的付城。
外面を覆う石膏ボードは更に一日をかけて順次コンクリートブロックに置き換えられ堅固な外壁を持つ付城が完成した。
建築期間,一向衆數度出擊欲破壞對岸的付城,但被來自三方向的攻擊擊退。
建築中、川の対面側にある付城を破壊すべく何度か一向衆が打って出るも、三方向からの攻撃で追い返す。
到了第三日,風向終於如預期,靜子決定使用她的秘密武器之一。
そして三日目、ようやく思い通りの風向きになったので、静子は秘密兵器その一を使う事を決断する。
「此次以速戰速決為宗旨。至少要射三〇發,準備好的人依序發射!」
「今回は短期決戦を旨とする。最低でも三〇発は撃ちこむから、準備が整ったものから順次発射せよ!」
抱著靜子的秘密武器之一的足輕們,在她的號令下迅速行動。
静子の秘密兵器その一を抱えた足軽たちが、彼女の号令と共に素早く動く。
靜子的秘密武器之一是棒火矢。
静子の秘密兵器その一は棒火矢だ。
棒火矢也稱為焙烙火矢,是以黑色火藥為推進力的原始火箭彈。雖然火藥量的調整與順風會改變飛距,但仍有記錄稱射程達三公里。
棒火矢は焙烙火矢とも呼ばれ、黒色火薬を推進力とする原始的なロケット弾だ。火薬量の調節や追い風によって飛距離は変わるものの、射程が三キロに達したという記述が残されている。
這種火箭的燃料不是黑色火藥,而是使用硝酸鉀、砂糖與玉米糖漿製成。
ロケットの燃料は黒色火薬ではなく、硝酸カリウムと砂糖、コーンシロップを使った燃料だ。
混入赤鐵氧化物(弁柄)會更強力,但此次沒有準備時間因此放棄。
赤酸化鉄(弁柄(べんがら))を混ぜると更に強力になるが、今回はそれらを用意する時間がなかったため見送った。
而在箭頭部分填入特殊藥品。省略細節,但把砂糖與濃硫酸以及某種藥品混合,可以製出即使在雨天也能著火的物質。
そして先端部分には特殊な薬品を詰めこんでいる。詳細は割愛するが砂糖と濃硫酸、そしてとある薬品を混ぜると雨の日でも着火する物質が精製出来る。
把這個用類似軟木塞的東西封住,當命中時容器爆開四散,就能在各處引起火勢。
これをコルクもどきで蓋をし、着弾と共に入れ物が爆発して飛散させるようにすれば、あちこちで火の手が上がる。
一名兵士向付城發出信號,通知靜子等人向一ノ江砦射入棒火矢的時機。
兵士の一人が付城へ合図を送る。静子たちが棒火矢を一ノ江砦に撃ち込むタイミングを知らせる合図だ。
確認到付城回信後,靜子將指揮刀(代替指揮棒的日本刀)朝向一ノ江砦。
付城側からの返事を確認した静子は、指揮刀(指揮棒代わりの日本刀)を一ノ江砦へ向ける。
理解為發射信號的足輕們齊聲將棒火矢瞄準一ノ江砦。
発射の合図だと理解した足軽は、一斉に棒火矢を一ノ江砦へ向けた。
「開火!」
「撃てぇ!」
隨著靜子的號令,四周被煙霧籠罩。棒火矢會噴出大量煙霧,使視線瞬間被遮蔽,但風向朝向一ノ江砦,煙霧很快就散去。
静子の号令と共に周囲が煙に包まれる。棒火矢は大量の煙を吐くので、周囲の視界が一瞬奪われる。しかし風向きが一ノ江砦を向いているので、すぐさま煙は晴れた。
發射五發,兩發偏離,三發插入了一ノ江砦的部分構造。
五発発射し、二発は外れたが三発は一ノ江砦の一部に刺さった。
「僅將四號炮與二號炮調整射角!其他的立刻發射下一發!」
「四番砲と二番砲のみ射角を変更! 他はすぐさま次弾発射せよ!」
「遵命!下一發裝填――――――裝填完畢!發射!」
「承知しました! 次弾装填ーーーーーーーーーー装填完了しました! 発射します!」
足輕們的喊聲中,棒火矢接連發射。一ノ江砦內各處冒起火舌,外人看來已無法撲滅,這時砦中有大量一向衆衝了出來。
足軽の声と共に、棒火矢が次々に発射されていく。一ノ江砦の中であちこちに火の手が上がり、傍目から見ても消火が不可能な状況になった頃、砦から多くの一向衆が飛び出してきた。
部分人向鯏浦砦方向逃竄,但大多像是自暴自棄地衝向付城。然而付城堅守防備,難以攻破,一向衆接連喪命。
一部は鯏浦砦側へ逃亡したが、大半は自暴自棄のように付城へ攻め寄った。しかし防御に徹している付城を攻略する事は困難で、一向衆は次々と命を落としていく。
其間靜子隊切斷堤防使輪中淹水,但因非汛期,效果並不顯著。
その間に静子隊は堤防を切って輪中の中を水浸しするが、増水時ではないので効果はあまりなかった。
「……迅速收尾!準備完成後立刻返回小木江城!」
「……手早く片付け終えろ! 準備完了次第、小木江城へ戻る!」
「是!」
「はっ!」
之後靜子隊在短時間內完成撤退準備,返回小木江城;在各付城發號施令的慶次、才蔵、長可、高虎陸續歸隊。
その後、僅かな時間で撤退準備を終えた静子隊は、小木江城へ帰還する。各付城で指示を出していた慶次、才蔵、長可、高虎が順次帰還する。
四人抵達小木江城後各自休息。高虎似乎回想起近距離目睹有人活活被燒死的景象,移到一角嘔吐起來。
四人は小木江城へ到着後、各自休憩に入る。高虎は間近で人が生きたまま焼き殺される光景を思い出したのか、隅っこの方へ移動すると嘔吐した。
「真是軟弱。那樣的話我看他難以勝任。」
「軟弱な奴だ。あれでは少々厳しいと思うぞ」
「確實那景象令人不適,但看那些人就知道無法手下留情了。」
「確かにアレは気持ちの良いものではないが、連中を見てると手心を加えるのは不可能だな」
「正是。我理解了靜子大人命令徹底殲滅的理由。通常可勸降,但那些人講不通理,只有滅掉或被滅的二選一。」
「左様。静子様が徹底的に潰せと命じた理由、連中を見て理解しました。通常なら降伏を勧告出来ますが、連中には話が通じない。滅ぼすか、滅ぼされるかの二択だ」
「不,我也受不了。若非有人在場我也會吐。更進一步說,看到那等慘狀仍能照吃肉的勝藏君,真讓人想說他真是特別的個體。」
「いや、私も結構きてるよ。周囲の目がなかったら吐いてたね。更に言うなら、あの酸鼻極める惨状を見て肉を平気で食べられる勝蔵君が、特別だと思いたい気分だね」
即便是靜子,見到有人活活被燒後,也沒有那種能若無其事吃乾肉的厚臉皮。她感到一陣噁心湧上,但努力壓制下去。
流石の静子も人が生きたまま焼かれる光景を見た後、干し肉を普通に口にできる図太い神経はなかった。少し嘔気が込み上げてきたが、それを何とか押さえ込む。
作為總大將若顯露出軟弱,會直接影響士兵士氣。
総大将の自分が軟弱な面を見せれば、それは兵たちの士気に直結するからだ。
「沒什麼,挺正常的吧。」
「別に普通だろ」
「……我覺得你的『正常』和我的不同。呼……冷靜了。對了,把用於攻略一ノ江砦的付城交給他人繼續,明天開始攻打鯏浦砦吧。我想從一ノ江砦逃出來的人現在可能在鯏浦砦大肆喧鬧,所以從明天起會有些難度。」
「……君の普通って私の普通と違う気がする。はぁ……落ち着いた。あ、そうだ。一ノ江砦攻略に使った付城は他に引き継いで、明日から鯏浦砦を攻略するよ。一ノ江砦から逃げた人が今ごろ鯏浦砦で大騒ぎしていると思うから、明日からは少々厳しいだろうね」
靜子的預測有一半命中。從一ノ江砦逃到鯏浦砦的逃兵在談論織田軍的事,話題全圍繞著棒火矢。
静子の予想は半分当たっていた。一ノ江砦から鯏浦砦に逃げ込んだ逃亡兵は、織田軍の事で騒いでいたがそれは棒火矢の事ばかりだった。
不過這也沒辦法,因為攻擊方式華麗,棒火矢容易留下深刻印象。
しかしそれは仕方ない。派手な攻撃故に、棒火矢は印象に残りやすい。
相對而言,外人看付城戰術就像只是過度布置付城罷了。這次因為在包圍時同時以棒火矢製造火海,付城戰術的價值未被理解。
対して付城戦術は傍から見ると、若干過剰に付城を設置しているだけに過ぎない。今回は付城で囲むと同時に、棒火矢で火の海作戦を決行した為、付城戦術の価値が理解されなかった。
「用付城包圍砦,真是個有趣的戰術。那傢伙總是讓人驚訝,這次又被打了一下。」
「付城で砦を囲むとは、面白い戦術を考える。いつもあ奴には驚かされるが、今回もまたしてやられたな」
但任何事都有例外。在麾下將兵為棒火矢的話題沸騰時,信長卻真切體會到付城戰術的有效性。
だが何事にも例外はある。麾下の将兵たちが棒火矢の話で盛り上がる中、信長は付城戦術の有効性を実感していた。
他立刻理解了棒火矢的弱點。棒火矢雖是可以進行超遠距離攻擊的武器,但僅靠它只能逼迫敵人陷入困境,無法攻陷砦堡。
彼は棒火矢の弱点をすぐさま理解した。棒火矢は超長距離攻撃が出来る武器だが、それだけでは敵を窮地に追い込むことはできても砦は落とせない。
因此他認為,在用付城圍困砦後,再用棒火矢燒毀一ノ江砦。若以棒火矢為主力,付城戰術就是幕後的支撐。兩者缺一不可,否則戰術無法成立。
故に付城で砦を囲い込んだ後、棒火矢で一ノ江砦を焼き落としたと彼は考えた。棒火矢が主力ならば付城戦術は縁の下の力持ちだ。どちらがかけても戦術としては成り立たない。
信長認為棒火矢在輪中地區容易使用,但在其他地形難以發揮。
更に棒火矢は輪中では使いやすいだけで、他では使いどころが難しいと信長は考えた。
一般城砦常建在難以布兵的險要山地,如輕率以火攻便可能引發山火,將自軍陣地一併吞沒。
一般の城砦は多くの兵が展開できない難所の山中などに構築されるからだ。安易に火攻めなどしようものなら山火事を引き起こし自軍の陣地ごと火に巻かれてしまう。
而輪中是在河道中州築堤包圍居住環境。即便辛辛苦苦越過防壁攻入,若上游堤防被切,內部會被水沖走而被擊退。
一方輪中は河川の中州に堤防を作り、生活環境自体を囲い込んでいる。苦労して防壁を越えて内部に攻め入ったとしても上流の堤防を切られるだけで水に押し流され撃退されてしまう。
因此從遠距離放火單向攻擊能減少損失。輪中受堤防隔離,無需擔心延燒,可安心施行火攻,這亦為其利。
このため遠距離から放火し一方的に攻め立てた方が損害は少ない。また輪中は堤防により周囲から隔絶されているため、延焼の心配がなく安心して火攻めができるという利点もある。
在難以集結大軍的輪中地帶,設置付城將軍隊分割為小股是合乎理性的做法。
大軍を展開し難い輪中地帯なら、付城を構えて軍を小分けにする事は理に適っている。
「哼,原本想燒盡周圍村落後撤退,但改變主意。傳令給其他軍團!用付城包圍一向衆的砦,一個一個攻下!」
「ふっ、周辺の村々を焼き落とした後、撤退しようと考えたが止めじゃ。他の軍団に伝令を出せ! 付城で一向衆の砦を囲い、一つずつ攻略せよと!」
史實上五月十六日撤退的織田軍遭一向衆反擊,氏家卜全與其數名家臣被討取,但因信長將撤退時機延後數週,他們最終未遭死亡。
史実では五月十六日に撤退した織田軍に、一向衆が逆襲をかけ氏家卜全と彼の家臣数名を討ち取ったが、信長が撤退時期を数週間伸ばした事で彼らが死ぬ事はなかった。
六月六日,信長攻下了一ノ江砦、鯏浦砦、加路戸砦後,將兵及守備諸將駐紮於付城,其餘部隊全部撤退。
六月六日、一ノ江砦、鯏浦砦、加路戸砦を落とした信長は、付城に兵と在番する諸将を配置させ、残りの軍を全て撤退させた。
巧合的是,信長撤退之日正與史實上願證寺第四世證意於三十五歲時猝逝的日子相同。
奇しくも信長が撤退する日は、史実では願証寺四世の証意が三十五歳の若さで急逝した日と同じだった。
該證意在六月六日之後仍存活,但如史實所記,當他前往多度地確認被害狀況時,被潛伏的織田兵狙擊而喪命。
その証意は六月六日以降も生きたが、史実通り被害状況を確認する為に多度の地を訪れた時、隠れていた織田兵に狙撃され命を落とした。
織田軍在勝勢推進後從長島撤退的理由很複雜。
勝ち進んでいた織田軍が長島から撤退した理由は複雑だ。
首先,靜子以僅約四日為前提,攜帶短期決戰用的裝備出征。
まず、静子は僅か四日程度だという事を前提に、短期決戦用の装備で進軍した。
並且以長島周邊為難以展開大軍的地形為前提,分成兩個軍團,計畫在靜子與才蔵攻略一ノ江砦時,慶次與長可率領的第二軍沿另一條路線攻略鯏浦砦。
そして長島周辺は大軍を展開出来ない土地だという事を前提に二軍団に分け、静子と才蔵が一ノ江砦を攻略中に、慶次と長可の第二軍が別ルートを使って鯏浦砦を攻略する予定だった。
但是當發現一ノ江砦頗為堅固,若在分兵的情況下耗時過久,便有可能被切斷堤防造成輪中淹沒,從而崩壞短期決戰的前提。
しかし一ノ江砦が強固な砦という事に気付き、戦力を分けたまま時間を取られれば堤防を切って輪中を水浸しにされ短期決戦の前提が崩壊する恐れがあった。
於是靜子停止了第二軍行動,改為全軍集中攻略一ノ江砦的作戰。
そこで静子は第二軍を止め、全軍で一ノ江砦を攻略する作戦に切り替えた。
此時靜子轉為打算為了攻略一ノ江砦耗盡一切兵器與資材。為此,出資大量金錢進行中間的土木工事,並以急速進度築起付城。
この時点で静子は一ノ江砦攻略のために、全ての兵器と資材を使い切る考えに切り替えた。その為、大金を投じて中間に土木工事をさせ急ピッチで付城を築いた。
接著把一ノ江砦焚為火海,將堤防上的一切民居燒盡,在農地上撒鹽,然後將堤防破壞到無法修復的程度。靜子認為這樣之後就只等撤退命令。
後は一ノ江砦を火の海にし、堤防の上にある家屋を全て焼き払い、農地に塩を撒いた後、堤防を修復不可能なまで破壊した。これで後は撤退命令を待つだけと静子は考えていた。
然而信長察覺到付城戰術的有效性,織田軍開始一個接一個以付城戰術攻打砦堡。
しかし信長が付城戦術の有効性に気付き、織田軍が次々と付城戦術で砦を攻め始めた。
無論如何,作戰突然變更,佐久間信盛與柴田勝家的軍團不可能迅速高效地調動,且因未做好付城準備,所以攻略進展遲緩。
無論、急に作戦変更されて佐久間信盛軍団と柴田勝家軍団が効率良く動けるはずもなく、また付城の準備をしていない事から、攻略は遅々として進まなかった。
對信長而言,這是為了防止損害,並因預感長島一向一揆衆不能以單純蠻力擊潰而改變的作戰,但卻引起了超出預期的大混亂。
信長としては損害を防ぐため、また長島一向一揆衆は単調な力技では攻められないという予感がしたための作戦変更だが、予想以上に大混乱をきたしてしまった。
信長雖然察覺到自己的失策,但為時已晚,無法挽回軍心士氣。
己の失策に気付いた信長だが時既に遅く、軍の士気を戻すのは不可能だった。
結果是重用一ノ江砦所用的資材,憑此由信長本軍與靜子軍團合力攻略了鯏浦砦與加路戸砦。
結局一ノ江砦に使った資材を再利用し、それらを使って信長本軍と静子軍団とで鯏浦砦と加路戸砦を攻略した。
但信長覺得需要重新策劃戰略,於是向正因勝利而得意忘形的全軍下達撤退命令。
だが戦略の練り直しが必要と感じた信長は、勝ちに浮つきかけた全軍に撤退命令を出す。
雖然有些困惑,但全軍仍遵從命令從長島撤退。另一方面,長島一向一揆衆因警戒織田軍的突然撤退,害怕陷阱而放棄襲擊。
多少、困惑したものの全軍命令に従い長島から撤退する。一方、長島一向一揆衆は突如撤退した織田軍を警戒し、罠を恐れて襲撃を取りやめた。
就這樣,第一次長島侵攻宣告結束。
こうして第一次長島侵攻は終わりを告げた。
六月十日,從長島歸來的靜子等人士氣低落。若是因敵方襲擊導致作戰無法如願,那還可以釋懷,但這次卻是被友軍拖後腿。
六月十日、長島から戻ってきた静子たちは士気が緩んでいた。敵からの襲撃で思うように作戦が遂行出来ない事なら割り切れもしたが、今回は味方に足を引っ張られる形となった。
果然這次的戰事讓人難以認為是勝利。就連長可回顧此戰也露出微妙的表情。
流石に今回の戦は勝ちと思えなかった。長可ですら微妙な顔で今回の戦を振り返っていた。
「這次算是輸了,結果相當糟糕。」
「今回は負けね。ろくな結果じゃないわ」
靜子一邊吃飯一邊抱怨。若是敵方的攻擊尚且可以理解,但因同伴的行動導致軍團陷入混亂實在太難看了。
食事をしながら静子はぼやく。敵からの攻撃ならいざ知らず、味方の行動で軍団が混乱に陥ったのは無様に過ぎた。
「不過我們成功佔下了三座砦,這不能算是勝利嗎?」
「しかし三つの砦を落とす事に成功しました。これは勝ちとは言えないでしょうか」
對她的抱怨,高虎提出疑問。蕭(しょう)似乎也有同樣感想,點頭附和著高虎的話。
彼女のぼやきに対し、高虎が疑問を口にする。蕭(しょう)も同じ感想なのか、高虎の言葉に頷いていた。
「那樣是壓制不了一向衆的。離小木江城最遠的付城頂多只能堅持一個月吧。」
「あれでは一向衆を押さえる事は出来ない。小木江城から一番遠い付城は、もって一ヶ月だな」
「即便攻略了砦,若無法維持對該地的支配便毫無意義。絕不能讓付城被利用,若守不住也只能予以破壞。」
「砦を攻略しようとも、その土地の支配が維持出来なければ無意味だ。付城を利用される訳にはゆかぬ、守り切れぬとあらば破壊も止む無し」
才蔵與長可回答兩人的疑問。正如他們所說,靜子認為只要朝倉與淺井尚在,依現有的織田軍實力無法控制長島周邊。
才蔵と長可が二人の疑問に答える。彼らの言う通り、静子は未だ朝倉・浅井が健在である以上、現状の織田軍では長島周辺を支配する事は不可能と考えていた。
因此靜子為了讓長島一向一揆衆難以行動,策劃破壞堤防與刻意製造鹽害。
そこで静子は長島一向一揆衆が動き難くなるよう、堤防の破壊や意図的な塩害を仕込んだ。
由於一ノ江砦位於河流前方,可見一旦切開堤防,堡壘所在之地便會成為被水淹沒的島嶼。
一ノ江砦が川の手前に存在している事から、堤防を切れば砦のある土地は水浸しになる島だと分かる。
長島的堤防因考慮排水而只在部分築堤。
長島の堤防は排水を考慮して一部しか堤防を築いていない。
因此靜子判斷若對堤防施以破壞工事,淹水時便會無法承受而決堤,引發水害,於是對各處進行破壞工作。
故に静子は堤防に工作すれば増水時に耐え切れず決壊して水害を受けると判断し、あちこちに破壊工作を行った。
即便破壞行動曝光,也做到讓對方認為從頭重築堤防比修補更快的程度,故其工作相當徹底。
もし工作が露見しても相手方が一から堤防を作り直した方が早いと判断するほどに工作を徹底した。
接著在疑似農地或曾有房屋之處撒鹽以引發鹽害。鹽害是指農作物或其他植物因鹽分而受損害的現象。
次に農地らしき場所や家屋があった場所に塩を撒いて塩害を引き起こした。塩害とは農作物やその他の植物が塩分によって害を受ける事を指す。
一般來說此現象多發於沿海地區,但若播撒鹽,內陸也可人為造成鹽害。
一般的には海沿いの地域で多く発生するが、塩をまけば内陸部でも人為的に塩害を起こせる。
發生鹽害時,作物的新陳代謝會被抑制,吸收養分的根系也會被鹽分破壞。
塩害になると作物の代謝が阻害され、また栄養を吸収する根が塩分で破壊されてしまう。
雖然以淡水沖洗可去除鹽分,但在鹽分完全流失前,田地無法使用,作為惡意破壞具有相當效果。
真水をかけ流せば除塩できるが、塩が抜けきるまで畑が使い物にならなくなるので、嫌がらせとしてはそれなりに効果はある。
「嘛,兩個月後大概就會恢復。畢竟沒達成什麼重大成果,覺得織田軍是輸了也沒辦法吧?」
「ま、二ヶ月後には元通りでしょう。結局、大した成果がなく終わったから、織田軍の負けって思うのは仕方ないんじゃない?」
「那倒也是……」
「それはそうですが……」
「不是說特別悲觀啦。勝敗是戰事常態嘛。就當這次運氣不好吧,找出反省點並活用到下一次吧。」
「いや、別に悲観してる訳じゃないよ。勝敗は兵家の常、って言うしね。今回は運がなかったって事で、反省点を洗い出して次に活かしましょう」
話就此結束,說完打住後,靜子又繼續用餐。
これで話は終わり、と話を打ち切った後、静子は食事を再開した。
某個有著夏日陽光感的日子,從長島侵攻返回的足満暫時專心於神社事務。
夏の日差しを感じさせる日、長島侵攻から帰還した足満は暫く神社業務に専念していた。
雖然沒受到直接影響,但他對此次織田軍的作為感到失望,決定暫時避免從軍;當然若靜子請求,他仍會立刻穿上甲冑前往戰場。
直接的な影響はなかったものの、今回の織田軍の行動に彼は呆れ、暫く従軍を控える事を決めたからだ。尤も、静子がお願いすれば即甲冑を身にまとい、戦場へ足を運ぶが。
這次他的戰功難說良好;在沒有雷達等設備的情況下,要在海上尋找位於某處的運輸隊幾乎是不可能的任務。
今回の彼の戦果は良いとは言い難かった。レーダーも何もない状態で、海上の何処かにいる輸送隊を探す事は至難の業だ。
即便手上有雙筒望遠鏡或現場望遠鏡,能否發現全靠運氣。而且考慮到必須在日落前回到港口,搜尋時間只有大約四到五小時。
双眼鏡やフィールドスコープがあろうとも、発見の是非は運任せだ。更に日が沈む前に港へ戻らなければならない事を考えると、捜索時間が四時間から五時間程度しかない。
最初一週只是浪費時間,之後又白白浪費了四天。但在進行海上封鎖作戰的第十五天,終於發現了雜賀衆的運輸隊。
最初の一週間は時間を浪費するだけ、そこから更に四日を無駄に浪費した。しかし海上封鎖作戦を行って十五日目、ようやく雑賀衆の輸送隊を発見した。
從那以後變成了單方面的襲擊。小早、關船還好說,安宅船的航速緩慢。只要相隔一百公尺以上,就能一面倒地攻擊。
そこから先は一方的な襲撃となった。小早(こはや)や関船(せきぶね)ならまだしも、安宅船(あたけぶね)の船速は遅い。100メートル以上離れれば、一方的に攻撃する事が可能だ。
但僅靠火矢無法擊沉軍船。因此除了火矢之外,還發射了在箭頭填入黑色火藥的炸藥箭,目的是引爆著彈處,在船體上打出洞口。
だが火矢程度では軍船を撃沈させる事は出来ない。そこで火矢の他に矢尻へ黒色火薬を詰めた炸薬矢を放った。着弾した地点を爆破し、船体に穴を開ける事が目的だ。
秘密兵器二號的炸藥箭把安宅船打成蜂窩。補給隊的護衛無法反抗,接連沉入海中。
秘密兵器二号の炸薬矢は見事に安宅船を蜂の巣にする。補給隊の護衛は一切の抵抗が出来ず次々と海中に没した。
因為靠近就會遭到箭的集中火力,運輸隊試圖逃跑但被追上,化為海中藻屑消失。當然足滿不允許投降,連舉白旗的軍船也無情地擊沉。
近寄れば矢で集中砲火を受ける事から、輸送隊は逃亡を図るが追いつかれ、海の藻屑と消えていった。当然ながら足満は降伏を許さず、白旗を上げている軍船も容赦なく沈没させた。
擊沉了六成的船,且運輸隊幾乎把貨物全扔進海裡,驚險逃進長島,成果可說相當不錯。
六割の船を撃沈し、更に輸送隊が積み荷を殆ど海へ投げ捨てて命からがら長島へ駆け込んだ事から、成果は上々と言っても良い。
雖然足滿與九鬼水軍取得幾乎一面倒的勝利,但從這天起到織田軍撤出長島為止,便再未發現雜賀衆的運輸隊。
ほぼ一方的な勝利を収めた足満と九鬼水軍だが、この日から織田軍が長島から撤退するまでの間、雑賀衆の輸送隊を発見する事はなかった。
「那樣下去,真是個小廟的神官啊」
「そうしていると、本当に小さな社の神官だな」
正在用掃帚清掃的足滿,近處坐著的前久開口招呼。他嘴角帶笑喝茶的模樣,若不熟悉他,根本想不到他是五攝家的首席當主。
箒で掃除する足満に、近くで腰掛けている前久が声をかける。口元に笑みを浮かべて茶を飲む様は、彼をよく知らなければ五摂家筆頭の当主とは思えなかった。
「若是來冷嘲熱諷就滾回去」
「冷やかしなら帰れ」
「真冷淡。難得朋友來訪,至少能不能親切點,表示歡迎呢?」
「冷たいな。折角、友が訪ねてきたのだ。せめて愛想良く、歓迎出来ぬものかね?」
面對足滿冷硬的態度,前久聳了聳肩,但足滿沒有露出半點假笑,態度反而越發僵硬。為此前久輕嘆一口氣,卻看不出像他口中所說那般在意。
足満の硬い態度に肩をすくめる前久だが、彼は愛想笑い一つ浮かべず、ますます態度が硬化していった。その事に前久は軽いため息を吐くが、口で言うほど気にしている様子は窺えない。
「那麼,有什麼事?」
「それで、話は何だ」
「別那麼急。我倒想再和朋友多聊一會兒。連這種程度的任性你也不能陪我嗎?」
「そう急くな。私としては、もう少し友との会話に花を咲かせたい。その程度の我儘にも、付き合ってくれぬのか?」
「……隨你便」
「……好きにしろ」
「那好,容我隨意吧」
「では、好きにさせて頂こう」
對於前久的態度足滿咂了咂舌,但沒有再多說什麼。他重新拿起掃帚,背向前久專心打掃。雖然態度透出拒絕之意,前久卻不以為意地繼續說話。
前久の態度に舌打ちした足満だが、それ以上は何も言わなかった。彼は箒を持ち直すと前久に背を向け、掃除に専念する。拒絶の意志が感じられる態度だが、前久は気にせず語る。
「這只是我的自言自語,內容沒什麼大不了的,你聽過就算了」
「これは私の独り言だ。内容は大した事はないから、聞き流して良いぞ」
說完這句,前久吐出了讓足滿無法置之不理的話。
そう告げると前久は足満にとって聞き捨てならない言葉を口にした。
「我要把靜子殿收為養子,迎入近衛家」
「私は静子殿を養子(・・)として近衛家に迎え入れる」
瞬間足滿停下手。他抬頭望了望天空片刻,然後把掃帚扔掉。
瞬間、足満の手が止まる。彼は一瞬、空を見上げた後、箒を投げ捨てた。
「被家臣背叛,被父母背叛,然後連朋友也會背叛嗎。我的一生就是被背叛不斷重複啊」
「家臣に裏切られ、親に裏切られ、そして友にも裏切られるか。わしの生は裏切られる事の連続じゃな」
說著話時足滿轉向前久,手搭在腰間的刀上。看到那情形前久輕笑;明明眼前有人隨時要拔刀,他卻顯得興高采烈地笑著。
語りながら足満は前久の方を向くと、腰に下げている刀へ手をかける。その様を見て前久は小さく笑った。目の前に今にも抜刀せんとしている人物がいるというのに、彼は楽しそうに笑った。
「……你在笑什麼」
「……何を笑っておる」
「不,從你的態度就看得出來。主你很重視靜子殿。來,把危險的東西放下,聽我說」
「いや、その態度でよく分かった。主が静子殿を大切に思っておる事がな。ほれ、物騒なものから手を離して、私の話を聞け」
足滿盯著前久看了一會兒,終於長嘆一聲,從刀上放開手。
暫く前久を凝視していた足満だが、やがて重い息を吐き出すと刀から手を離す。
「養子的事只是試探你而已。但把靜子殿作為猶子收養的說法是真的」
「養子の件は貴様を試しただけだ。だが、静子殿を猶子にする話は本当だ」
「……」
「……」
「急性子會吃虧,先把話聽完。靜子殿在織田殿麾下所立的功績,誰也無法仿效。但她是女性且未婚。為了她的權勢而圖謀政略婚姻的人,必將無數出現」
「短気は損気だぞ、話を最後まで聞け。静子殿が織田殿の元で為した功績は、誰も真似など出来ない。だが彼女は女で一人身だ。彼女の権力を求めて、政略結婚を企む輩は無数に出るであろう」
足滿又伸手欲取刀,但聽了前久的話後停手。
再び刀へ手を伸ばしかけた足満だが、前久の言葉を聞いて手を止める。
政略婚姻,正是足滿最為憂慮的事。
政略結婚、それは足満が最も危惧していた話だ。
在比現代更重視家與家之間聯繫的戰國時代,為了鞏固雙方家系之間的關係,進行政略婚姻幾乎是理所當然的事。
現代より家と家同士の繋がりが重視される戦国時代、双方の家の繋がりを強固にする為、政略結婚を行う事は当たり前のように行われていた。
但政略婚姻並不像說得那麼簡單,雙方家族互相顧忌,謹慎地施行。
しかし言うほど政略結婚は簡単ではない。双方の家は互いに気を使い、慎重に執り行っていた。
尤其與外國家族的婚姻,必須得到兩國各自的國人(領內人士)批准,這是必要條件。
特に他国の家との婚姻は、両国それぞれの国人から承認を得る事が必須要件だった。
在被稱為戰國時代最早的分國法「今川仮名目録(いまがわかなもくろく)」中,禁止家臣在領國以外進行私人的婚姻關係。
戦国時代最初の分国法と言われる『今川仮名目録(いまがわかなもくろく)』では、家臣たちに領国以外の私的な婚姻関係を禁じている。
「靜子殿沒有「家」。那麼,想要動手腳的愚者會增加吧」
「静子殿には『家』がない。ならば策を講じる愚か者は増えるであろう」
「哼,是想利用近衛家達成那目的嗎?」
「ふん、その為に近衛家を使う、と言いたいのか」
對足滿的話,前久微微點頭。
足満の言葉に前久は小さく頷く。
舉行政略婚姻等同於締結兩家之間的聯繫;但在進行政略婚姻時,雙方的「家格」是被重視的。
政略結婚を執り行う事は家同士の繋がりを結ぶのと同義だ。しかし政略結婚をする際、家同士の繋がりには『家の格』というものが重要視されていた。
因此,國人之子與百姓之女結婚這種事很少見,更可以說幾乎不可能。
ゆえに国人の子息と百姓の娘が結婚するような事は稀、というよりほぼ不可能に近い。
「能與近衛家相匹配的家世,在這日本究竟有幾家?再者她又是織田家的重臣,非得讓我與織田殿兩人都點頭同意,否則與她結親是不可能的」
「近衛家と釣り合う家柄が、この日ノ本に幾つあるというのかね? 更に彼女は織田家の重鎮、私と織田殿の両方を納得させねば、彼女と婚姻する事は不可能だぞ」
「反過來說,若你們兩人都認可,想必會無視她的心意。在那種情況下,可別忘了我會毫不留情地站到你們兩人面前」
「逆を言えば貴様たち二人が納得すれば、彼女の気持ちなど無視するのだろ。その場合、わしは容赦なく貴様たち二人の前に立つ事を忘れるな」
「哈哈,那可不會。她腦中裝的是織田家致富的理由。我不覺得織田殿會那麼輕易放手。若要處理的話……大概會給個養子之類,而非婚姻吧」
「ははっ、それはないだろう。彼女の頭の中には、織田家が豊かになった理由が詰まっている。織田殿が、そう易々と手放すとは思えないな。するとすれば……婚姻ではなく養子を与えるとかだろう」
「無聊之談」
「下らぬ話だ」
結束與前久的對話後,足滿撿起被丟棄的掃帚。看他清掃已無落物的境內,彷彿在驅除多餘的穢氣。
前久との会話を打ち切ると、足満は投げ捨てた箒を拾う。既にゴミが落ちていない境内を掃除する様は、まるで余計な穢れを祓っているように見えた。
「去年她在織田家家臣面前說我是她的孩子那件事,你沒被告知嗎?」
「昨年、彼女は私の子だと織田家家臣の前で話した件、聞かされていなかったのかね?」
「不管願不願意都聽得見。或許因此,她周圍就有些猿(・・)徘徊」
「嫌でも聞こえたさ。そのせいか彼女の周りにサル(・・)がうろついた」
「呵呵,就是因為周遭的人都為她著迷」
「ふふっ、それだけ周りは彼女に夢中なのさ」
「……不是好笑的玩笑」
「……笑えぬ冗談だ」
聽了足滿的話,前久露出滿足的笑容,將茶一飲而盡。
足満の言葉に、前久は満足げな笑みを浮かべて茶を飲み干す。
「我能問一個問題嗎。足滿殿為何執著於靜子殿?在我看來,她確實是個擁有傑出智慧的人,但也僅止於此。我覺得這不足以成為你執著的理由」
「一つ質問良いかな。足満殿は何故、静子殿に固執する。私から見ても、彼女は傑出した叡智を持つ人物だ。しかし、ただそれだけだ。君が執着する理由にはならんと思うがね」
「……」
「……」
「這是個微不足道的疑問,但我覺得很奇怪」
「些細な疑問だが、私としては不思議に思ってね」
「曾經無人需要的我,那孩子卻需要我。僅僅如此而已」
「かつて誰にも必要とされなかったわしを、あの子は必要としてくれた。ただ、それだけの話だ」
「嗯? 那是怎麼……?」
「うん? それはどういう……?」
前久雖然不明白足滿話中的含義,但他沒有再多問。足滿微微一笑,在心中低聲喃喃未說完的話。
足満の言葉の意味が分からなかった前久だが、彼がそれ以上語る事はなかった。足満は小さく笑みを浮かべると、続きの言葉を心の中で呟く。
(回到這裡時,結果只有作為足利將軍家的我被需要。我害怕那個需要足滿這個人的孩子會被奪走。正因如此,不管是誰對那孩子下手我都不會寬容。即使那人是與我同血的弟弟也一樣)
(ここに戻ってきた時、結局わしは足利将軍家としてのわししか必要とされなかった。わしは足満という男を必要としているあの子が失われる事を恐れている。だからこそ、あの子に危害を加える者は誰であろうと容赦せぬ。それが例え自分の血を分けた弟であろうとな)
放下掃把,足滿抬頭望向天空。足滿等人頭頂的上空,展開著一片無雲的晴朗藍天。
ほうきの手を止めると、足満は空を見上げる。足満たちの上空には、雲一つない晴れ渡った青空が広がっていた。
【參考文獻】
【参考文献】
[※1 付城戰術]
[※1 付城戦術]
書籍名:歷史群像數位典藏 <織田信長與戰國時代>:將信長帶向勝利的付城與機動戰術是什麼?
書籍名:歴史群像デジタルアーカイブス <織田信長と戦国時代>信長を勝利に導いた付城と機動戦術とは?
出版日:2014年6月
出版日:2014年6月
版次:Version1.0(Kindle版)
版:Version1.0(Kindle版)
著者:橋場日月
著者:橋場日月
公司:學研出版
会社:学研パブリッシング