首頁 目錄

戦国小町苦労譚

魔性之女 濃姬

「讓您久等了。這是錠菓(ラムネ)。」

「お待たせしました。錠菓(ラムネ)でございます」

「各種顏色和形狀的糖果。光看就讓人愉悅,果然不愧是你,靜子。」

「様々な色合いや形をした菓子か。見ただけで楽しめるとは流石じゃ、静子よ」

濃姬滿意地點頭,看著平盤上擺放的色彩繽紛的ラムネ糖。

平皿に乗せられた色とりどりのラムネ菓子に、濃姫は満足そうに頷く。

ラムネ糖由葡萄糖、片栗粉、檸檬酸這三樣材料製成。葡萄糖可由薩摩芋的澱粉製得,片栗粉則可由馬鈴薯取得。

ラムネ菓子はブドウ糖、片栗粉、クエン酸の三つで作れる。ブドウ糖は薩摩芋のデンプンから作り、片栗粉はジャガイモから作れる。

唯獨檸檬酸比較麻煩,但只要減少用水量,用檸檬榨汁代替就沒問題。

唯一クエン酸のみ面倒だが、使う水の量を減らし、レモンの絞り汁で代用出来るので問題なかった。

「因為使用容易被身體吸收的糖分,請注意勿食用過量。」

「身体に吸収されやすい糖分を使用しておりますので、食べ過ぎに注意です」

「呼呼,我會注意。那麼,可否幫我稍微包一下?也要讓殿下嘗一嘗,不然他之後可能會生氣。」

「ほっほっ、注意しておこう。さて、少々包んで貰えぬか? 殿にも食べさせてやらぬと、後でいじけそうじゃからのう」

「對於那件事無法回覆……包裝沒有問題,會立刻處理。」

「その事については返答できかねます……包む事は問題ありません。すぐに対応します」

靜子把ラムネ糖放進小陶罐,遞給濃姬。

静子はラムネ菓子を小型の壺に入れ、濃姫に手渡す。

在靜子處玩了一陣子後,濃姬心情大好地回到了岐阜的信長居館。

それから暫く静子の所で遊び尽くした濃姫は、上機嫌のまま岐阜の信長居館へ帰宅する。

回到家後,正要和信長一起吃ラムネ糖時,一名在居館工作的侍從攔住了濃姬。

帰宅後、早速信長とラムネ菓子を食べようとした濃姫だが、居館で働く小姓の一人に呼び止められた。

「什麼事,妾有事要見殿下。」

「何じゃ、妾は殿に用があるのじゃ」

「我會簡短說明。之前侍奉濃姬的侍女露因體調欠佳已回里,於是已經雇了新的侍女代替露。」

「手短に終わらせます。以前、濃姫様にお仕えしていた侍女の露ですが、身体を壊した為に里へ帰りました。つきましては、露の代わりに新しい侍女を雇い入れました」

「哦……那就馬上給新侍女一個差事。把這封信送給殿下,說是來自仁比売,殿下就會明白。」

「ほぅ……では早速だが新しい侍女に仕事を与える。この文を殿に届けてまいれ。仁比売から、と言えば殿は理解するじゃろう」

話音未落,便把信塞給新侍女,濃姬也不等回覆就離開了。

言うやいなや、手紙を新しい侍女に押し付けると、濃姫はそのまま返答も聞かずその場を去った。

之後濃姬默不作聲地回到自己的房間,直到關上房門才終於換了表情。

それから終始無言で自室に戻った濃姫だが、部屋の扉を閉めてようやく彼女は表情を変えた。

(說是新侍女……真是愚蠢。那不是侍女,而是他國的間者吧。唔,大概能猜到。他們是想從妾口中探出仁比売的所在吧。)

(新しい侍女じゃと……馬鹿者が。あれは侍女ではなく他国の間者じゃ。まぁおおよその予測はつくのう。妾から仁比売の居場所を探る気じゃろう)

仁比売的存在雖然並未公開,但被當作信長擁有巨大財富與多項革新技術的合理理由而為他國所知。

仁比売の存在は公にはなってはいないものの、信長が莫大な富と幾つもの革新的な技術を持つ、もっともらしい理由として他国に知れ渡っていた。

此外,仁比売一開始便被授與從四位上這個位階。即便是平安時代權勢顯赫的藤原道長之子頼通,最初被允許升殿的也是五位。

更に仁比売は従四位上が初めての位だ。平安時代に絶大な権勢を誇った藤原道長の息子、頼通ですら昇殿が許される五位が初の位である。

對於綾小路家的女兒,那位從未公開露面的人,如果被賜予超過義昭之從四位下的從四位上,必然會引起眾人注意。

途絶している綾小路家の娘、それも公には一度として姿を見せた事がない人物に、義昭の従四位下を超える従四位上が与えられれば、誰もが意識を向けるだろう。

有人為了拉攏到自己陣營,有人為了竊取革新技術,探查仁比売的下落。

ある者は自分の陣営に引き込む為、ある者は革新的な技術を盗む為、仁比売の居場所を探る。

但即便外國的間者千方百計地探查,現狀仍是連仁比売的行蹤線索都找不到。

しかし他国の間者が四苦八苦しながら探りを入れても、未だ仁比売の居場所の手がかりすら見つけられないのが現状だ。

(要證明她不存在是困難的。而且對朝廷和寺社一干人等而言,仁比売存在更為方便。究竟何時才會有人察覺仁比売是殿下的計略呢。殿下真是個心機深的人。)

(存在しない事を証明するのは困難じゃ。そして仁比売が存在している方が、朝廷や寺社連中には都合が良い。仁比売が殿の計略と気付くのは、果たしていつの事やら。全く殿も人が悪い)

想像著某個人躲在房間裡,急忙抄寫從自己手上得到的那封文書的間者模樣,濃姬輕輕一笑。

どこかの部屋に隠れ、自分から渡された文を急いで書き写している間者の姿を想像して、濃姫はくすりと笑う。

(人們往往會輕易相信:「若是用不正當手段取得的情報,那就肯定是真的」。為了強化這種想法,只要混入一些事實,就會讓人越發信以為真。聰明的人會看出是謊言,但接著便陷入分不清何者為真的迴圈。對妾而言,結果無論哪種都好。)

(不正な方法で入手した情報なら真実だろう、と人はあっさり思い込む。それを後押しするために、少しの事実を混ぜておけば、ますます真実だと思い込む。鋭い者なら嘘だと気付くが、今度は何が真実か分からなくなる堂々巡りに陥る。妾にとってはどちらでも良い結果じゃ)

濃姬的信裡三成是謊言、六成是毫無意義的資訊、一成是真實。

濃姫の手紙は嘘が三割、まるで意味がない情報が六割、真実が一割の割合で書かれている。

但所謂的真實,也只是濃姬將信長用以應付間者的內容用自己的話改寫而已。

ただし真実と言っても、信長が間者対策に流している内容を、濃姫なりに言い換えた内容だ。

換言之,看似含有真相卻一點也沒有,這封信無非只是徒然浪費他人時間。

つまり真実が入っているようで一つも入っていない。それどころか単なる時間の浪費にしかならない手紙だ。

(那麼,不知下一個間者還能忍到何時呢)

(さて、次の間者はいつまで耐えてくれるかのぅ)

帶著既像天使又像惡魔的笑容,濃姬開始思考如何玩弄這個新得到的玩具。

天使にも悪魔にも見える笑みを浮かべつつ、濃姫は新しく手に入ったおもちゃの扱い方を考え始めた。