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戦国小町苦労譚

一五六八年 六月上旬

靜子決定重新檢視蔬菜的種植計畫書。

静子は野菜の作付け計画書を見直す事にした。

因為考慮到新取得的種子與幼苗,判斷應該重新擬定栽培計畫。

新しく入手した種や苗を考慮して、栽培の計画を練り直した方が良いと判断したからだ。

不過以四年循環的輪作為基本不變,變更只限於栽培的作物。

とは言え、四年サイクルの輪作を基本とするのは変更しない。変更するのは栽培する作物に留めておく。

但這是最麻煩的部分。

しかしこれが一番厄介ではある。

種植計畫若不把從翻土到收穫的作業計算進去,常會發生收穫與下一季翻土重疊的意外。

作付け計画書は作物の土耕しから収穫までを計算に入れないと、収穫と後作の土耕しが重なる事故がよく起きる。

若失敗,可能會錯過播種期;但這類像拼圖般的排列,向來是日本人擅長的領域。

失敗すれば種まきの時期を逃す事もある。しかしこういったパズルのような組み合わせは、元来日本人の得意とする分野でもあった。

在時節方面,因為使用名為日曆的共同曆法,所以不會弄錯播種的時期。

時期についても、カレンダーという共通の暦を使っているため、種植えの時期を誤るという事はなかった。

此外,除去尚未傳入的作物外,靜子編製了現有可栽培作物的連作障礙資料,以及適合或不適合同種栽培的組合,分發給農民們。

更に未だ伝来していない作物を除いて、現状栽培出来る作物の連作障害や、相性の良い、または相性の悪い作物の組み合わせの資料を作成し、百姓たちに配っていた。

換言之,農民們即便沒有靜子的指揮,也能自行重擬種植計畫。

つまり百姓たちは静子の陣頭指揮がなくとも、自分で作付け計画を練り直す事が出来るのだ。

因此靜子雖與留下的村民討論如何分配因人口遷移而多出來的土地,但對於他們的種植計畫僅止於接受諮詢。

なので静子は人が移住した事で出来た余った土地をどう分配するかについて、残った村人たちと話し合いはしたものの、彼らの作付け計画については相談を受ける程度に留めた。

果然將五十人使用的田地由三十人分配後,變得擁有相當寬廣的田地。

流石に五十人が使っていた田畑を三十人で分配したので、かなり広い田畑を持つことになった。

整理分配到的土地後,靜子把田地分成三塊輪作用的田,以及一塊種植不易發生連作障礙作物的田,合計四塊。

分配された土地を整備すると、静子は畑を輪作用の畑を三つ、連作障害が起きにくい作物を育てる畑を一つの計四つに分けた。

先是被認為不易發生連作障礙的南瓜、番薯、紅蘿蔔、小松菜四種作物的種植區。這些作物無需輪換土地,每年依相同程序栽培。

まず連作障害が起こりにくい作物とされるカボチャ、サツマイモ、ニンジン、コマツナの四種類を栽培するエリア。これらは土地を回転させる事なく、毎年同じ手順で栽培する。

接著是輪作方案A。因為是種植大豆的區域而擁有最廣的田。A組種落花生,B組種玉米與大豆,C組種番薯,D組則為雞蛋。

次に輪作プランAだ。これは大豆を育てるエリアなために最も広い畑を持つ。グループAに落花生、グループBにトウモロコシと大豆、グループCにサツマイモ、グループDは鶏卵だ。

輪作方案B為:A組前作種玉米、後作種白菜;B組前作種茄子、後作種蘿蔔;C組前作種番茄、後作種菠菜;D組為雞蛋。

輪作プランBはグループAの前作がトウモロコシ、後作が白菜。グループBの前作がナス、後作が大根。グループCの前作がトマト、後作がほうれん草。グループDは鶏卵だ。

最後的輪作方案C為:A組種西瓜、B組種秋葵、C組種馬鈴薯、D組種白花豆。

最後の輪作プランCはグループAがスイカ、グループBがオクラ、グループCがじゃがいも、グループDは白花豆だ。

但仍未能把田地完整利用,還剩下幾塊如貓額般小的空地。

しかし綺麗に田畑を使い尽くすには至らず、幾つか猫の額程度に土地が余った。

覺得放著可惜,靜子種了名為「オカヒジキ」的作物,含有強化骨骼與提升免疫力的營養。

放置するのも勿体無いので、静子は骨を丈夫にする栄養や免疫力を向上させる栄養が含まれているオカヒジキという作物を植えた。

這種作物幾乎不受蟲害,無需農藥,只要條件符合栽培不費工,且可多次收穫,像小松菜一樣容易栽培。

これは虫が滅多に寄り付かないので農薬が不要、条件さえ揃えば栽培に手間がかからない、何度でも収穫が可能と小松菜のように手軽な作物だ。

オカヒジキ有時也可用來製造作為肥皂原料的蘇打灰,但在現狀下製皂利潤甚微。

石鹸の材料であるソーダ灰を作るためにオカヒジキが使われる事もあるが、現状で石鹸を作る事にメリットは薄い。

與橄欖油被當作日用品的西方不同,日本的菜籽油與芝麻油等植物油是珍貴物資。

オリーブオイルが日用品として扱われる西洋と違って、日本は菜種やごま油などの植物性オイルは貴重品だ。

此外,製造蘇打灰需消耗大量薪材,且副產的化學物質會造成土壤與空氣等環境污染。

更にソーダ灰を作る為に大量の薪が消費され、副産物として生成される化学物質によって土壌汚染や大気汚染などの環境汚染も起きる。

與其承擔那些風險去製皂,不如大量種植無患子以取得果皮,既經濟又環保。

それらのリスクを抱えて石鹸を作るぐらいなら、ムクロジを大量に植えて実の皮を入手する方が経済的でエコだ。

有些田地做前作與後作,也有單一品種專作的田,目的是讓土壤休耕等。

前作と後作を行う畑がある一方、単一品種のみを作付けする畑もあるが、これは土休めなどを行うためだ。

若持續不停地栽培,土地會衰竭,必須定期讓田地休耕,使土地恢復活力。

常に作物を育て続ければ土地が疲弊してしまう。そうならないように定期的に休耕地とし、大地の活力を取り戻させなくてはならない。

法國萬壽菊、月桂(ローリエ)作為伴生植物,種在利用製磚用土的素燒方形花盆,待時機成熟會放到蔬菜栽培區域。

フレンチマリーゴールド、月桂樹(ローリエ)はコンパニオンプランツの為、煉瓦用の土を流用した素焼きの四角い鉢に植えた。時期を見て、野菜が栽培されているエリアに置く予定だ。

果樹預留了廣大土地,但重要的幼苗只有一兩株,廣闊整地的一隅零零落落地插著幾株幼苗,看來很冷清。

果実は広い土地を用意したが、肝心の苗が一つや二つしかないため、広く整地された土地の一角にポツポツと苗が植えてある様は実に寒々しい。

原本也計劃栽種柿與栗,但考量柿栗樹會吸引作物害蟲,認為在田邊栽種會有問題,因此放棄植樹。

本来は柿や栗も併せて栽培する予定だったが、柿や栗の木に作物の害虫が引き寄せられる事を考えると、畑の近くで栽培するのは問題があると考え植樹を断念した。

為白花虫除菊、向日葵、蘆薈也準備了廣大土地,尤其對白花虫除菊給了較多配置。

白花虫除菊、ひまわり、アロエベラも広大な土地を用意した。特に白花虫除菊に対して割り当てを多くした。

原因是整理智慧型手機上的資料時,發現白花虫除菊是蚊香的原料之一。

理由はスマートフォンで情報を整理していた時、白花虫除菊は蚊取線香の材料に使われている事を発見したからだ。

那時靜子差點對神心生感謝與信仰,當然這份心情在手機從她高舉的手中滑落擊中額頭時立刻歸零。

この時、静子は神に感謝し信仰心が芽生えかけた。もっとも、それは掲げていた手から、スマートフォンが滑り落ちて額に激突した時にゼロになったが。

蚊香製法簡單但效果顯著,即便在現代,於未電氣化地區,蚊香與蚊帳常被醫療人員所重視。

蚊取り線香は製法が容易であるにも関わらず効果抜群だ。現代でも電化されていない地域では、蚊取り線香は蚊帳と合わせて医療関係者が重宝している。

蘆薈還有「医者要らず」之稱,具有多種功效,做大量生產也不吃虧。

アロエベラも「医者要らず」と言われるほど様々な効能を持つ。こちらも量産して損はない。

向日葵的種子作為食物油脂偏多但營養豐富,且可從種子萃取植物性油。

ひまわりも種は食品として見ると若干油分が多いが栄養豊富であり、また植物性油を種から採取出来る。

唯一幾無實用價值的是金鯱,但靜子覺得它越栽越大,若當觀賞用或許有趣。

唯一、何のメリットもない金鯱だが、これは育てれば育てるほど大型化するので、観賞用と考えれば面白いのではないかと静子は思った。

兩種稻米都在順利成長;雖然大幅改良使其抗病力增強,但這些品種也是假定施肥,因而土壤管理較為困難。

米二種類は順調に成長を遂げていた。やはり病気に強くなるよう品種改良されていることが大きい反面、肥料を与える前提の品種でもあるため土壌管理が難しい。

附近還有先前栽種的秧苗,但眼前的稻苗看起來比那些強健得多,無法相比。

近辺に今まで育てていた米の苗があるが、それとは比較にならないほど力強さが感じられる稲に見えた。

但即便抗病的稻米,磨成白米後也會失去營養,如何改善這點成了問題。

しかし病気に強い米でも、白米にしてしまえば栄養が失われてしまうので、そこをどうやって改善するかが問題だった。

靜子過著忙碌卻充實的日子;信長如約除了緊急命令外不再下達,基本上任由靜子為所欲為。

忙しくも充実した日々を静子は送っていた。信長は約束通り、緊急の命令以外は出してこず、もっぱら静子の好きなようにさせていた。

表面上生活輕鬆,然而靜子的表情仍然凝重,因為她注意到來訪村子的信長家臣所帶來的氣氛與以往不同。

気楽な生活が送れるのだが、それに反して静子の表情は硬い。それは静子の村を訪れる信長の家臣たちが纏う空気が、いつもと違う事に気付いたからだ。

靜子感到這股熱情不同於攻佔美濃時,而且比那時更為熾烈,因而理解到不久將會發生的事。

美濃攻略とも違う、それでいて美濃攻略時より強い熱気を感じた静子は、近い将来何が起きるかを理解する。

(終於要上京了呢)

(遂に上洛が始まるのね)

這是實現天下布武的第一步,向京上洛、掌握畿內的戰事即將開始。

天下布武への第一歩、京へ上洛し畿内を手中に収める戦が始まる事を。

織田信長決定上洛的根據不只靠直覺。

信長が上洛を実行する、その判断を下した根拠は直感だけではない。

先是信長對靜子提出的各種上申回應變得遲鈍。一次或許是偶然,但連三次便成了必然。

まず静子が出す様々な上申ごとに対する信長の応答が鈍くなっていた。一度なら偶然だろうが三度も続けば必然だ。

此外,原本每週通信一次的忠勝的書信,變成隔週才到。連共同種棉也不露面,竟派人代行。

また、週一間隔で文通をしていた忠勝の文が、隔週で届くようになった。綿花の共同栽培にも顔を出さず、代理人を立てる始末だ。

最關鍵的是信長異常的大量購買物資。品項繁多,從米鹽等軍需食糧到木材、炭、皮革等日用物資,幾乎所有軍事行動所需的東西都列在清單上。

極めつけが信長から異例の物資買付だ。物品も多岐に亘り米や塩などの軍需品に含まれる食料や材木、炭、革などの日用品に至るまで、およそ軍事行動に必要とされる様々な物資がリストに上がっていた。

只要知道有這麼大規模的採購,誰都能明白:信長正準備展開軍事行動。

大々的に行われた買い取りを知れば誰でも分かる。信長が軍事行動を起こそうとしている事が。

未來信長會如何行動以達成上洛還不明朗,但她現在無餘力去操心那些事。

この先、信長が上洛までどう行動するのか見えなかった。だが今の彼女はそちらに気を回す余裕がない。

「靜子,快點烤起來吧」

「これ静子、はよう焼き上げるのじゃ」

隨著信長和家臣愈發忙碌,織田家最自由的濃姬,以及隨行的おね和まつ也開始頻繁來村裡拜訪。

信長や家臣が忙しくなっていくに比例して、織田家で一番フリーダムな濃姫、それに随伴しておねとまつがたびたび村を訪れるようになったのだ。

當然她們不是來閒聊;不知如何得知,濃姬已掌握靜子用竹籤試做的「串燒」與「燒鳥」,並要求她提供對她們來說罕見的料理。

無論世間話をしに来たわけではなく、どうやって知ったか不明だが、濃姫は静子が竹串を用いた『串焼き』や『焼き鳥』などを試作していたことを把握しており、彼女たちにとっては珍しい料理を提供するよう要求していた。

戰國時代沒有瓦斯,當然一切都用炭火烤。這出乎意料地費力,且悶熱耗人精力。

ガスなど存在しない戦国時代、当然全ては炭火焼きになる。これが意外と労力を要する上に熱気がこもり体力を消耗する。

「抱、抱歉久等了。是腿肉、蔥肉、軟骨、橫膈膜、雞皮」

「お、お待たせしました。もも、ねぎま、軟骨、ハラミ、皮です」

滴著汗烤著燒鳥的靜子。若有彩在便能分工,但彩被森可成召去,沒到場。

汗みずくになりながらも焼き鳥を焼く静子。彩がいれば分業態勢も取れるのだが、その彩は森可成に呼び出されてこの場にはいない。

此外長可、慶次與才藏也各自被召走了。

更には長可や慶次や才蔵も、それぞれ呼び出されていた。

只有馬回衆和近侍被召走,靜子對為何只有她被忽視頗感不解。

馬廻衆や近侍の者だけ呼び出しを受け、何故本人だけ放置するのか若干納得がいかなかった静子である。

但大叫也改變不了現狀。烤燒鳥與串燒是她現在的職責。

しかし叫んでも状況が変わるわけではない。焼き鳥や串焼きを焼くのが、今の彼女の役目だ。

「啊,我等著呢……嗯,真好吃」

「おお、待っておったぞ……んむ、旨い」

「這汁真是美味。甜中帶鹹,真不錯,靜子」

「この汁がなんとも美味じゃ。甘辛くて良いぞ、静子」

「男人們因為要嘗毒等關係只能吃冷飯。能吃到這種熱騰騰的料理是我們妾的特權啊」

「男衆は毒味や何やらで冷えた飯しか食えぬからのぅ。こういう熱々の料理を食せるのは妾たちの特権じゃ」

三人樂不思蜀地大口吃著熱騰騰的燒鳥。國人與武將們因為要嘗毒等關係,大多只能吃冷飯。

熱々の焼き鳥を無心に頬張る三人。国人や武将たちは毒味などの関係で、たいていは冷えた飯しか食べられない。

相對來說,正式正室與側室被下毒的可能性比將領低,畢竟即便遭毒害,也容易被換成下一個女子。

対して正室、側室は毒殺される可能性が武将たちよりは低い。何しろ毒殺されても次の女を、という風になりやすいからだ。

值得一提的是,正室僅有一人的嚴格規定要到江戶時代的武家諸法度之後才有。像平安時代的公卿、豐臣秀吉的茶茶(淀殿)或京極龍子(松之丸殿)等,在同時代資料中被視為正室,這點已有確認。

なお正室が一人のみと厳密に規定されたのは江戸時代の武家諸法度以降だ。平安時代の公卿、秀吉の茶々(淀殿)や京極竜子(松の丸殿)など、彼女たちが同時代の資料では正室扱いされていた事が確認されている。

當然,被下毒的可能性不可能為零。為了繼承而引起的爭鬥有時甚至會演變成流血事件,任何時代都有可能發生。

勿論、毒殺される可能性はゼロにはなり得ない。時として刃傷沙汰にも発展する跡目争いは、どの時代でも起こり得るのだから。

「哼哼,靜子啊,我可不擔心會中毒。就算主上真的下毒,那也只是我眼光不明罷了」

「ほほっ、毒の心配などしておらんぞ静子よ。仮に主が毒を盛ったとしても、それは妾に人を見る目がなかっただけじゃ」

「不、不會的,怎麼會做出那種下毒的事」

「い、いえ、そんな毒を盛るような真似は」

「人會變節是常事,但至少你本性愚直,不會踏入權謀術數的世界吧」

「人の変節は世の常なれど、少なくともお主は根が馬鹿じゃから権謀術数の世界へと踏み入る事はないじゃろう」

「愚、愚蠢嗎」

「ば、馬鹿って」

靜子鼓起臉頰抗議這種嚴苛的評價,但濃姬對她的反應滿意地笑了。

酷い評価だなと静子は頬を膨らまして抗議をする。だが静子の反応に濃姫は満足そうに笑みを浮かべる。

「好好想想吧,靜子。你至今獻上了多少米與大豆給殿下?最近還獻上了硝石與鹽。回顧你至今的貢獻,反而持續做這種鄉下村長的事比較令人驚訝。」

「よく考えてみるのじゃ静子。お主は今までどれだけの米や大豆を殿に献上した? そして最近では硝石や塩を殿に献上したそうではないか。お主のこれまでの所産を顧みれば、こんな田舎の村長を続けている方が不思議じゃ」

「濃姬所言極是。情況允許的話,你或可成為有織田血統者的正室,享受一生安泰。但你卻穿著村姑的打扮烤著燒鳥。」

「濃姫様の仰る通りじゃ。場合によっては織田の血を引く者の正室になり、一生安泰に過ごす事も可能であろう。じゃが、お主は村娘の格好で焼き鳥を焼いておる」

「沒錯。嘛,不在意那些也正是靜子的魅力啊」

「左様。まぁその辺りを気にしないのが静子の魅力でもあるかのぅ」

一邊以為自己受到嚴苛評價,轉眼又被一面倒地稱讚,讓靜子背脊發癢。

手酷い評価を受けたと思ったら、今度は手放しに褒められた事に静子は背中がむず痒くなった。

她就是不擅長這種毫無虛飾的稱讚。

どうにもこの手の、裏表なしの称賛は苦手な彼女である。

「我、我不過是在傳播別人的技術而已……!」

「や、私なんて他人の技術を広めているだけですし……ッ!」

靜子雙手拍動害羞地擺出並不怎麼了不起的樣子。

両手をパタパタとさせて照れる静子は大した事では無いというように振る舞う。

「傳播他人技術有何不妥?世上充斥的技術,追溯起來都是某個人想出的。可是大家卻說我是某某流、某某是這樣那樣流,好像那是自己的東西一樣。」

「他人の技術を広める事の何が悪いのじゃ? 世に溢れている技術など、元を辿れば誰か一人が考えついたものじゃろう。それにも関わらず皆、拙者は何々流だ、某はこれこれ流だ、とまるで己がもののように語る」

「那、那是把技術在自身內昇華,開創新的路……」

「そ、それは自己の中で技術を昇華し、新しい道を……」

「那麼靜子也是一樣吧。雖不知道你為掌握那項技術需經多少鑽研,但你已充份發揮那股力量,完成殿下所下的各種命令並取得成功。這確實說明技術已在靜子體內紮根。」

「ならば静子も同じであろう。お主がその技術を身につける為に、どれほどの研鑽を必要としたかは判らぬ。だがお主はその力を存分に発揮し、今まで殿のありとあらゆる命令をこなして成功を収めた。それは確かに静子の中に技術が根付いているからであろう?」

「嗚……」

「うっ……」

靜子說不出話來。她至今一直忠實地執行信長的命令。

静子は言葉に詰まる。彼女は今まで信長からの命令を忠実にこなしてきた。

然而無論她取得多大成功,心中始終有個強烈的意識:自己不過是偷取了數百年來不斷努力之人的技術罷了。

しかし彼女はどれだけ大成功を収めても、所詮自分は数百年という長い年月の間、絶え間なく努力してきた人々の技術を盗んでいるだけ、という意識が強かった。

所以她認為自己不該被稱讚,接受讚美根本不在話下。

だから自分は褒められるべき人ではない。賛辞を受け取るなどもっての外、と考えていた。

但濃姬似乎覺得靜子的掙扎毫無意義,乾脆將之斬釋。

だが濃姫は静子の葛藤など無意味と言いたげに切り捨てる。

「如果你討厭完全依賴他人技術的處境,那就做一件只屬於自己的東西,隨便什麼都行」

「もしも、お主が他人の技術に頼り切りの状況が嫌と申すならば、何か一つ、何でも良いから自分だけのものを作ってみるが良い」

「只屬於我自己的……東西」

「自分だけの……もの」

「沒錯。那個能讓你昂首自稱的只屬於你的東西。靜子,記住一點:努力的人未必人人都有回報。有時努力會化為泡影。然而那些留名史冊、取得成功的人,都是因為相信『凡事應當努力』而努力的結果」

「そうじゃ。お主が胸を張って言える、自分だけのものをな。だが覚えておくといい、静子。努力した者が全員報われるとは限らぬ。時にはその努力が水泡に帰する事もある。しかし史に名を残すような成功を収めた者たちは、みな『すべからく努力すべし』と考えて努力した結果じゃ」

「……」

「……」

濃姬靜靜地放下筷子。寂靜的空間裡,只有筷子放到箸架上的聲音回響。

濃姫は静かに箸を置く。静かな空間に、箸置きに箸を乗せる音のみが響いた。

「選擇走哪條路是你的自由。可以因怕努力徒勞而放棄,接受當下的環境;也可以努力去爭取那個能讓你昂首以對的東西;在抓到之前倒在半途也無妨。所有的一切都由你去思考、煩惱、選擇並親自走下去。啊,即使旁人胡說八道,也儘可置之不理。對自己所走之路的責任,除了自己沒有人可承擔」

「どのような道を歩むかは静子の自由じゃ。努力が無駄になるのが嫌、と諦めて今の環境を受け入れるもよし。努力して自身が胸を張って言えるものを掴むもよし。それを掴む前に夢半ばで倒れるもよし。全てお主が考え、悩み、選び、歩むのじゃ。あぁ、横から戯言を言う輩がいても無視してしまえ。己の歩む道への責任は、己以外には取れぬのじゃからな」

「是、是的!非常、感謝您!」

「は、はいっ! ありがとう、ございます!」

靜子覺得胸中的迷惘似乎稍微散去了一些。未來要選擇走哪條路,她自己還看不清。

胸のもやもやが少しだけ晴れた気になった静子だった。これから先、何を選んで歩むか彼女自身は見えていない。

或許前路多艱,但靜子想,別因恐懼而停下腳步。

もしかしたら前途多難かもしれない。だけどそれを恐れて歩みを止めるのはやめよう、と静子は思った。

「呵呵,好懷念。濃姬大人的教誨……雖然不是對我說的,卻深深觸動人心」

「ほほっ、懐かしいですね。濃姫様のご説法……妾が対象ではないのに心に染みます」

まつ突地露出彷彿回想往昔的表情,如此低語。

ふいにまつが昔を思い出すような顔でそう呟く。

「據說妳也對織田大人做過同樣的事」

「確か織田様に対しても、同じような事をしたと聞き及んでおります」

「哼,沒做什麼了不得的事。只是因為美濃的事愁眉不展,便扇了她一巴掌替她振作罷了」

「何、大した事をしたわけではない。美濃の事でうじうじと悩んでおるから、頬を引っぱたいて気合を入れてやったまでじゃ」

(話說回來……這也太厲害了吧?)

(それはそれで……何というか凄いような?)

靜子由衷佩服她竟然沒有激怒信長。

よく信長の怒りを買わなかったな、と静子は素直に感心した。

「當時是怎麼說的呢?」

「その時は何と言われたのです?」

「與其煩惱不如上去一試。與其事前放棄後悔,不如把能做的所有手段都試盡再後悔。簡單說,與其把時間浪費在煩惱,不如花在想制壓美濃的策略上」

「悩むぐらいなら当たって砕けよ。まぁやる前から諦めて後悔するよりも、やれる手を全てやり尽くした後で後悔しろ、という事じゃ。簡単に言うと悩むのに刻を使うぐらいなら、美濃を制圧する策を考えるのに費やせ、じゃ」

「那個,濃姬大人不是齊藤家的人嗎?要徹底制壓美濃這種說法,感覺有很多問題……」

「あの、濃姫様って斉藤家の方ですよね? 美濃を制圧してしまえ、とか色々と問題な気が……」

「父親被兄長背叛而戰死。兄長在背叛父親後卻又輕易染病倒下。到那時我便對美濃失去了感情。對未曾見過的兄長之子沒有親情可言,聽說他相當無能。那麼不如請殿把他們徹底滅盡,留下一絲痕跡都不留,豈不是更好?」

「父上は兄上に裏切られ討ち死にした。兄上は父上を裏切った割に、あっさり病に伏した。その時点で妾は美濃に対して想いを失うた。見た事のない兄上の子に情はわかぬし、話を聞けばかなり無能だったとの事。それなら殿に何も残さず滅ぼして貰った方が良いじゃろう?」

(毫不留情……)

(容赦ねぇ……)

濃姬竟然對信長直言『齊藤家的當主無能,乾脆滅掉他們吧』,這令人大為驚嘆。

信長に対して『斉藤家の当主は無能だから滅ぼしてしまえ』と言い切ってしまう濃姫に心底驚嘆した。

戰國時代,即使締結攻守同盟,也沒有盟約會被遵守的保證。

戦国時代、攻守同盟を結んでも盟約が遵守される保証はない。

因此會以政治聯姻來強化關係,透過成為血親來作為關係穩固的擔保。

そこで関係強化に政略結婚が行われていた。これにより血族となる事で関係強化の担保とした。

然而被政治婚姻嫁出去的女性,往往有一項半公開的秘密任務。

だが政略結婚で嫁いでいった女性には、ある種公然の秘密とされる任務がある。

那就是設法讓自己的本家能夠獲得利益。

それは自分の家が利益を享受出来るように取り計らう事だ。

舉例來說,當信長因淺井長政的背叛而在金ヶ崎陷入窮境時,據說最先告知信長淺井長政背叛的是お市之方。

例を挙げると、信長が浅井長政の裏切りによって金ヶ崎で窮地に陥った時、いち早く浅井長政の裏切りを伝えたのがお市の方と言われている。

對淺井家而言那是不齒的背叛行為,但在信長眼中卻是可嘉之舉,這也是因為お市之方把自身的娘家織田家置於丈夫淺井長政之上。

嫁ぎ先の浅井家から見ればけしからぬ裏切り行為だが、信長から見ればあっぱれな行為である。これもお市の方が夫の浅井長政より、自分の家である織田家を優先したからである。

因此若丈夫與妻的娘家關係惡化,妻子會受到諸多限制,例如未得丈夫許可不得擅自行動,甚至可能被遣返娘家。

この様な事があるため、夫が妻の実家と険悪な関係になると、妻は夫の許可無く行動出来なくなる等の制限を受ける。場合によっては実家に返される事となる。

以濃姬的立場,可能被要求從事探查織田家內情的間諜行為,甚至在某些情況下動手除掉信長。

濃姫の立場ならば、織田家の内情を探るスパイ行為、場合によっては信長の寝首をかく事が求められていただろう。

但她的言行正好相反,是要把齊藤家徹底滅絕乾淨。即便說齊藤家沒有未來,能割捨親情做出理性的決斷,靜子認為那純粹是令人敬畏的事。

しかし彼女の言動は真逆で、斉藤家を綺麗さっぱり滅ぼしてしまう行動だ。斉藤家に未来がないからと言っても、肉親の情を切り捨て合理性のある行動が出来るのは、純粋に凄い事だと静子は思った。

「你想得太複雜了,靜子。但這其實不難。奪國之事只有兩個選擇:把美麗的姬當手駒玩弄,或是徹底滅盡到一無所剩。只是碰巧殿在攻取美濃時選了後者而已」

「難しく考えておるな、静子。だがこれは何も難しい事ではない。国盗りなど二つに一つじゃ。美しき姫を手駒にするようにあやすか、それとも何も残らないほど綺麗に滅ぼし尽くすか。たまたま美濃攻略時に殿のとった行動が、綺麗に滅ぼし尽くす方だっただけじゃ」

她的話裡既沒有對滅掉齊藤家的信長的憎恨,也沒有對齊藤家滅亡的悲傷。

彼女の言葉は斉藤家を滅ぼした信長への憎しみ、斉藤家が滅んだことへの悲しみ、そのどちらも感じられなかった。

當濃姬在靜子的村悠閒地享用烤鳥時,信長正在立政寺與足利義昭會面。

静子の村で濃姫が暢気に焼き鳥を堪能している頃、信長は立政寺で足利義昭と会見をしていた。

當時他向義昭贈予了一千貫銭、太刀、鎧甲、戰馬等,盛情款待。

この時、彼は義昭に銭一千貫、太刀、鎧、馬などを贈って手厚くもてなした。

「呵呵呵,織田彈正忠大人,吾為汝的忠誠感到欣慰」

「ほっほっほっ、織田弾正忠殿よ。そちの忠誠をわしは嬉しく思うぞ」

義昭心情大好。

義昭は上機嫌だった。

事實上,這並非信長擁護義昭上洛的第一次。過去曾在永祿九年出現過一次信長上洛的計畫。

実は信長が義昭を擁して上洛する事は、今回が初めてではない。過去に一度、永禄九年に信長上洛の計画が持ち上がった。

當時,統治北近江的淺井並非盟友,身份是敵是友不明,而統治美濃的齋藤則處於戰爭狀態。

その時、北近江を支配する浅井とは同盟関係がなく敵か味方か不明、美濃を支配する斉藤とは戦争状態だった。

義昭向各方致信,內容是應與之講和或締結同盟以便合作。

義昭はそれぞれに、講和もしくは同盟関係を結んで協力するべし、という内容の手紙を送った。

當然,沒有哪個國人會接受這樣的安排。尤其是擁立足利義栄的三好三人衆,不斷向六角氏施壓,要求不要讓足利義昭上洛。

当然ながらどの国人も受け入れられる状況ではなかった。特に足利義栄を担ぐ三好三人衆が、六角氏へしきりに足利義昭を上洛させないよう圧力をかけていた。

若六角與淺井,或六角與齋藤結盟聯手,光是那樣就會使信長陷入四面楚歌的境地。若家族的滅亡被擺上檯面,即使不是信長也無人不會猶豫。

もしも六角と浅井、もしくは六角と斉藤が結託すれば、それだけで信長は袋の鼠状態に陥る。一族の破滅が俎上に上がるとあらば、信長でなくとも逡巡しない者はいないだろう。

結果信長認為在戰略與戰術上都是大問題,談不上上洛,這個計畫便作罷。

結局、戦略的にも戦術的にも大問題の状況では上洛など夢のまた夢、と信長は考えてこの話はお流れになった。

但認為理所當然應該服從將軍家足利家的命令的義昭,對此大為惱怒。

だが将軍家である足利家の命令には従うのが当然、という意識の義昭はこの事にいたく立腹した。

結果,織田家的老臣佐久間信盛於永祿九年八月二十八日致函大和的柳生宗嚴,並傳達「近江情勢不穩,信長的上洛將延後」。

結局、織田家の老臣佐久間信盛は永禄九年八月二十八日付けで、大和の柳生宗厳に『近江の様子が不穏なので、信長の上洛は延期する』と申し送りしていた。

那年延後上洛後,信長渡過木曾川進攻美濃,卻被齋藤方徹底擊潰。

上洛を延期したその年、信長は木曽川を越えて美濃を攻め入ったが斉藤側にボロ負けしてしまった。

不必說,義昭嘲笑信長為「前所未聞的糟糕表現,正是天下的笑柄」,並加以貶低。

義昭が信長を『前代未聞の体たらく、まさに天下の笑い者なり』と嘲笑い、こき下ろしたのは言うまでもない。

「那麼,上洛預定在何時?一向庇護我的朝倉家只有說說而已,已將我擱置多年,老朽也有些擔心啊。」

「して、上洛はいつ頃を予定しておるのじゃ? わしを庇護していた朝倉家は口だけで、わしを何年も放置しおったからのぅ。わしもちと心配なのじゃよ」

「不必擔心。三天後就會開始向京進軍。」

「ご心配には及びません。三日後には京へ進軍を開始します」

對著一臉卑鄙地看著信長的義昭,他則以平然的態度回答。

浅ましい顔をして信長を見る義昭に、彼は平然とした態度で答える。

「三、三天!?」

「みっ、三日ッ!?」

「是的,三天。請放心,驅逐在京的三好一夥後,已安排迎接將軍。直到那時請在此稍作休息。」

「ええ、三日です。ご安心下さい、京にいる三好連中を駆逐した後、将軍をお迎えする手はずになっております。それまでしばしの間こちらでお寛ぎ下さい」

那語氣不是預測或推測,而像是在陳述已確定的未來。

それは予測や推測ではなく、確定した未来を語るような口調だった。

義昭對此感到安心可恃,與他一同會見信長的細川藤孝內心卻驚愕不已。

その事に頼もしさを覚えた義昭だが、彼と一緒に信長に会見している細川藤孝は内心驚愕していた。

(行動力超乎傳聞。通常像上洛這般的大型軍事行動需以年為單位準備,竟僅三天......此人難道從一開始就把上洛計算在內?)

(聞きしに勝る行動力。通常、上洛のような大きな軍事行動は年単位での準備を行う。それが僅か三日……この男、最初から上洛を計算に入れていたというのか)

細川瞥了一眼義昭與信長的面容。義昭明顯有輕視信長的意味。

細川は義昭と信長の顔を一瞥する。義昭は明らかに信長を見下している感があった。

那是理所當然,他心中最大的希望之星不是信長而是上杉謙信。義昭本來就給謙信寫了許多信。

当然だろう、彼の中で最大の希望の星は信長ではなく上杉謙信だからだ。元々、義昭は謙信に多く手紙を送っていた。

他多次遊說謙信擁護自己上洛,也向那些敵對者勸說要與上杉結盟。

自分を擁して上洛するよう何度も働きかけ、また彼の敵対者には上杉と同盟を結ぶよう働きかけていた。

但謙信沒有發動像上洛那樣大規模軍事行動的餘力,只得旁觀。

だが謙信には上洛のような大きな軍事行動を起こす余力はなく、ただ傍観するしかなかった。

儘管如此義昭仍持續寄信;即便信長決定擁義昭上洛後,他仍不斷寫信給謙信,從中可窺見義昭對謙信寄予多大期望。

それでも義昭は手紙を送り続けた。それは信長が義昭を擁して上洛すると決まった後も、謙信に対して手紙を送り続けた所から、どれだけ義昭が謙信に期待していたかが窺い知れる。

「本來應該說服六角義弼殿,確保通往京的道路才合情合理。但對方連將軍家的使者都不肯勸服,只有強行突破一途了。」

「本来なら六角義弼殿を説得し、京までの道を確保するのが筋でしょう。ですが、向こうは将軍家の使者の説得にも応じなかった為、強行突破を行う他ありません」

「哼哼,那傢伙!我明明答應給他侍所所司代的職位啊!」

「うぬぬ、あやつめ! わしが侍所所司代の地位を約束してやったと言うのに!」

義昭怒不可遏,但信長與細川並不指望六角會答應。畢竟他過去曾與三好三人衆勾結,意圖除掉義昭。

憤慨する義昭だが信長、そして細川は六角が応じるとは思っていなかった。何しろ彼は過去、三好三人衆と結託して義昭を亡き者にしようとした。

如今已無法向義昭請求寬恕,若做出那種事,必然會招致三好三人衆的攻擊。

今さら義昭に許しを請える立場ではない。仮にそんな事をすれば、今度は三好三人衆から攻められるのは確実だ。

「無妨!把那傢伙滅了吧!」

「構わん! あやつなど滅ぼしてしまえ!」

「請放心。對於向公方大人反抗的愚者們,將一一施以正義的鐵錘。」

「ご安心下さい。公方様に歯向かう愚か者たちには、全て正義の鉄槌を下しましょう」

嚴格說起來義昭並非征夷大將軍(公方),但信長仍特意那樣稱呼他。

厳密には征夷大将軍(公方)ではない義昭だが、信長はあえて彼をそのように呼んだ。

「嗯!對你很有期待喔!? 」

「うむ! そちには期待しておるぞ!?」

因為神輿(義昭)頭腦輕浮。

神輿(義昭)は頭が軽いから。

「哼哼呼呼〜」

「ふんふんふふ〜ん」

信長與義昭會談的隔日,信長上洛的消息也被送到靜子的府上。

信長と義昭との会談の翌日、静子の元にも信長上洛の一報は届けられる。

聽到那消息的靜子心情大好,理由很簡單。

それを聞いた静子は上機嫌だった。その理由は簡単だ。

(呼呼呼,自古以來武士講究卜兆與禁忌。不出所料,勝藏君、慶次先生、才藏先生都不在了呢。)

(ふっふっふ、古来より武士は験を担ぐ者。例に漏れず勝蔵君も慶次さんも才蔵さんも、皆いなくなったね)

戰國時代,女性被視為穢穢的觀念是常識。農民或許不同,但大多數武家之人都是如此想的。

戦国時代、女性は穢れという考えが常識だった。百姓たちは別だが、殆どの武家の人間はそう思っていた。

因此出陣前三日起禁止與女子發生性行為,也禁止食用魚肉,懷孕的女子觸碰軍衣亦被禁。

故に出陣三日前から女と性行為は禁止、魚や肉を食べるのも禁止。また妊娠中の女が軍衣に触るのも禁止だった。

在出陣在即的情況下仍若無其事地召喚靜子、像慶次那樣毫不在意、或像才藏那樣忠實執行命令的人都很稀少。

数日後に出陣を控えているのに平気で静子を呼んだり、慶次のように気にも留めなかったり、才蔵のように命令を忠実にこなす人物は稀だ。

即便是那群人,面對上洛這種一生可能只有一次的事件,也難免想講究些吉兆吧。

そんな彼らでも上洛という、一生に一度あるかないかのイベントには、流石に験を担ぎたくなったのだろう。

(換言之!接下來一段時間,我可以不受任何人打擾地做農活!不曉得勝藏君是因為摔角大會的獎勵還是怎樣,也能跟著上洛——啊啊,能不被打擾地耕田真是太美好了!)

(つまり! これから暫く、私は誰にも邪魔されず農作業が出来る! 勝蔵君も角力大会の恩賞か知らないけど、上洛についていけるようだしー。あー、誰にも邪魔されず畑を耕せるのって素敵ー!)

一旦出陣,近一個月聯絡中斷是理所當然;即便想召回,原本負責靜子護衛的五百名兵士也因上洛而受到影響,仍未就位。

一度出陣すれば一ヶ月近く音信不通になるのは当たり前、呼び寄せようにも本来静子の警護に当たる五百名の兵士は上洛の影響を受け未だ配備されない。

現在是六月,至少會被擱置到七月中旬沒錯。上洛之後也會有各種忙碌,這麼想來,靜子覺得大概可以平靜到九月左右。

今は六月だから最低でも七月の中旬までは放置される事間違いなし。上洛後もあれこれ忙しいだろうから、そこを考えれば九月ぐらいまでは平和だと静子は思った。

「凱澤、凱尼希,把那邊的工具拿來──」

「カイザー、ケーニッヒ、そこの道具取ってー」

好幾個月都沒時間陪伴的凱澤等人,靜子向他們下達了命令。彷彿在等這句話似的,凱澤和凱尼希嘴衔著工具跑向靜子。

ここ数ヶ月余り相手をしてあげられなかったカイザーたちに静子は命令を飛ばす。待ってましたと言わんばかりに、カイザーとケーニッヒは道具を咥えて静子の元へ駆け寄る。

「喔──好乖好乖。真乖真乖」

「おー、よしよし。えらいえらい」

把送來工具的兩隻頭撫摸撫摸,因為是在田裡牠們只是稍微搖了搖尾巴。

道具を届けた二匹の頭を静子は撫で撫でする。畑なので控えめに尻尾をふりふりする二匹。

不過靜子並不只偏愛那兩隻,她對每個人下指令後都會撫摸頭。

と言っても二匹だけ贔屓にせず、それぞれに命令を出しては頭を撫で撫でしていた静子だった。

「盧茲,把這條繩子咬著……對對……好。可以了喔。啊,里特和亞德爾海特,把木桶拿過來。巴爾蒂……在和維特曼玩耍呢」

「ルッツ、この縄を咥えてて……そうそう……よし。もういいよー。あ、リッターとアーデルハイト、木桶をこっちに持ってきて。バルティは……ヴィットマンとじゃれているの……ね」

總之像手足般幫忙的維特曼等人,對田間工作而言是可靠的夥伴。

何やかんやで手足のように動いてくれるヴィットマンたちは、畑仕事にとって頼もしい相棒だ。

平時就很可靠了,說是田裡工作的得力助手也不為過。只是被禁止進入稻田作業。

普段でも頼もしいのだが、こと畑仕事なら右腕と言っても過言ではない。ただし田んぼでの作業の際は立ち入りを禁じていた。

因為曾有一次明明禁止,凱澤還是跑進稻田,結果被泥巴陷住動彈不得。從那之後,他們可以幫忙田畦工作,但在稻田時都留在附近待命。

一度、止めたのにカイザーが田んぼへ入ってきて、泥に足を取られて動けなくなった事件があったからだ。それ以来、畑仕事は手伝って貰っているが、田んぼの時は近くで待機してもらっていた。

「嗯──今天差不多就這樣吧。聽說霧吹器的試作可能快做出來了,等會兒去看看狀況好了。」

「うーん、今日はこのぐらいでいいかなー。霧吹き器の試作品が出来そうって話だけど、後で様子見に行くかな」

霧吹器的運作原理很簡單。

霧吹きの動作原理は単純だ。

準備兩根吸管,為了好分辨把其中一根塗成黑色。

ストローを2本用意し、区別し易いように片方を黒く塗る。

把液體倒入燒杯等容器,將未塗色的吸管直立插入其中。

液体をビーカーなどの容器に入れ、そこに無塗装のストローを縦にして立てる。

接著用黑色那根吸管,從側面往未塗色吸管的頂端吹氣。

次に黒い方のストローで無塗装のストローの頭部分に横から息を吹き込む。

此時若讓呼氣的出口在某程度上遮住直立吸管的頂端,吹到吸管本體的氣流會被阻隔而產生氣流分離。

この時、呼気の噴出口が立てたストローの頭部分にある程度遮られるようにすると、ストロー本体に当たった呼気が遮られ気流の剥離が発生する。

如此一來,直立吸管頂端附近的壓力降低,就會產生把燒杯裡的液體吸上來的現象。

これにより立てたストロー頭部分付近の圧力が下がり、ビーカーの中の液体を吸い上げる現象が発生する。

因為沒有吸管等材料,就用替代品做實驗,並把霧吹器的原理傳授給工匠們。

ストローなどはなかったので代用品を用いて実験し、霧吹きの原理を職人たちに伝えた。

(嘛,看完之後說「需要能做到這件事的工具所以去造它」似乎有點苛求吧……?)

(ま、流石にそれを見せた後で、これを行える道具が必要だから作る事、は御無体だったかな……?)

不過如果完成,往葉片上噴灑木醋液或竹醋液會變得容易。雖然她很想把它實現,但似乎比預期還要順利完成了。

しかし完成すれば木酢液や竹酢液を葉っぱに振りかける事が楽になる。何としても形になって欲しいと思っていたが、思いの外あっさりものに出来たようだ。

靜子反省自己有點小看工匠們,打算車床完成後要請他們吃慶賀一番。

ちょっと職人を侮っていたと静子は反省し、旋盤が完成したら彼らに対してお祝いをする予定だ。

「啊,順帶一提,大蒜和辣椒的種子還沒到嗎。辣椒就算了,大蒜應該已經有人在栽培才對啊。」

「あ、そう言えばにんにくや唐辛子の種はまだかな。唐辛子はともかく、にんにくは既に栽培されていたはずなんだけどなぁ」

想要霧吹器一方面是為了噴灑竹醋液等,另一方面是為了噴灑用食材等製成的天然農藥。

霧吹き器が欲しいのは竹酢液などを吹き付ける為だが、もう一つが食材などを使った自然農薬を吹き付ける為だ。

常有人說無農藥對身體好,但那是大誤解。就算是用磨碎大蒜的汁液,也仍然是農藥。

よく無農薬は体に良いと言う人がいるが、それは大きな勘違いだ。摩り下ろしたニンニクの汁を使ったものでも農薬だ。

木醋液、竹醋液、米醋或蔥液等也都可能成為農藥。被吹捧為對身體有益的魚腥草,只要和小麥粉與米糠混合捏成團,就能作為具高度防蟲效果的魚腥草丸──一種農藥使用。

木酢液や竹酢液、米酢やネギ液なども農薬となりうる。体に良いともてはやされるどくだみも、小麦粉と米糠と練り合わせれば、防虫効果の高いどくだみ団子と言う農薬として用いられる。

農藥並非只有外來的。作物和果實為了保護自己免於黴菌與病蟲害的侵襲,內含相當於人類免疫的物質。

農薬は外部からだけではない。作物や果実にはカビや病虫害の被害から自身を守るため、人間の免疫に該当する物質が含まれている。

所謂「生體防禦蛋白質(感染特異性蛋白質)」這類物質。早就知道它有時會引起過敏症狀。

いわゆる「生体防御たんぱく質 ( 感染特異的たんぱく質 ) 」と呼ばれる物質だ。それが原因で稀にアレルギー症状を引き起こす事は、かなり昔から知られている。

而這種生體防禦蛋白質會在每次遭受疾病或害蟲侵害時增加;相反地,有研究顯示越是使用農藥防止疾病或害蟲,這類生體防禦蛋白質就越少。

そしてこの生体防御たんぱく質は、病気や害虫の被害に遭うたびに増えていく。逆に農薬を使って病気や害虫の被害を防ぐほど、この生体防御たんぱく質は少ないとの研究結果が出ている。

所以與其輕率地認為農藥即危險,不如注意是否使用了對人體有毒性的農藥。

だから安易に農薬は危険と考えるのではなく、人に毒性を示す農薬が使われていないかを気にする方が良い。

從確保農產品穩定供給來看,農藥這類藥劑是必須的。

農作物の安定供給を考える上で、農薬という薬剤は必須だ。

不過以化學物質製成的化學農藥是拿不到的。因此決定製作利用作物自身能力所製成的天然農藥。

ただし化学物質で作られた化学農薬と呼ばれるものは手に入らない。その為、作物の持つ能力を利用して作る自然農薬というものを作る事にした。

(在天然農藥中還缺少些東西。最常用的天然農藥是把木醋液、醋、燒酒混合就好,但關鍵的燒酒沒有。還需要混入辣椒和大蒜來強化。嗯,雖然蒸餾器完成了,但燒酒要做到來年才有……辣椒種子不一定能弄到,大蒜也有點不確定……)

(自然農薬の中で足りないものがある。最も使っていた自然農薬は木酢液・酢・焼酎を混ぜればいいけど、肝心の焼酎がない。これに唐辛子とにんにくを混ぜて強化する必要もある。うーん、蒸留器が完成したとはいえ、焼酎が出来るのは来年だし……唐辛子は種が手に入るか怪しいし、にんにくも微妙かなぁ……)

有用燒酒浸泡的辣椒液、大蒜液、草木灰,以及把木醋液、米醋、燒酒、大蒜、辣椒混合浸漬的配方等。

焼酎に浸した唐辛子液、にんにく液、草木灰、そして木酢液・米酢・焼酎・にんにく・唐辛子を混ぜて漬け込んだものなどがある。

既方便又期待效果高的就是草木灰。把它撒在葉面上可望對各類病害與害蟲產生預防效果。

手軽で高い効果が期待できるのが草木灰だ。これを葉面に散布する事で病害虫全般に対する予防効果が期待できる。

對於作物常見的病害如白粉病、花葉病和腐敗病特別有效。

農作物の病害として有名なウドンコ病、モザイク病、腐敗病に対しては特に高い効果を発揮する。

即便是已被蚜蟲或蝸牛啃食的作物,直接施撒也能擊退害蟲;附著在葉面的草木灰會與表面水分結合形成鹼性膜。

既にアブラムシやカタツムリに食害されている作物に対しても直接散布することで害虫を撃退することができるほか、葉面に付いた草木灰は表面の水分と結合しアルカリ性の膜を形成する。

因此葉片會收緊,病原菌與害蟲較不易靠近。若溶於水則呈鹼性,若被雨水沖到根部也會中和土壤表面的酸性,成為植物容易吸收的鉀質養分。

これにより葉がしまり病原菌や害虫が寄り付きにくくなる。水に溶ければアルカリ性を呈するが、雨などによって根元に流れても土壌表面の酸性を中和し植物が吸収しやすいカリウム分の栄養となる。

不過這些方法也只是相較於「沒有農藥」的狀態才會有效,切勿過度信賴。

とはいってもこれらはあくまで『農薬がない』状態と比べて効果があるだけで、決して過信してはならない。

應該只是抱持著「若有效就好」的心態即可。

効果があれば嬉しいな、程度に留めておくべきである。

「總之得先生產草木灰,撒滿整個田地。現在能輕易取得且效果最好的大概就只有那個了」

「とりあえず草木灰を生産し、畑全体に撒かないとね。今、一番入手が楽で効果が高い物がそれぐらいだし」

正打算去收集些材料時,看到有人朝這邊走來。

材料でも集めておくか、と考えた所で向こうから誰かが近づいてくるのが目に入った。

因為有關稻米的事,村民與田畑的區域不同,所以只有有事找靜子的人才會來這邊。

米の事もあって村人たちと田畑のエリアが違うので、静子に用がある人物しかこちらには来ることは無い。

這麼想著又看了那人一眼。

そう思ってもう一度その人物を見る。

「哦,是彩啊。」

「何だ、彩ちゃんか」

一貫保持冷淡表情的彩正朝這邊走來。

いつもクールフェイスの彩がこちらに向かっていた。

「嗨~,彩。工作結束了嗎?」

「やっほー、彩ちゃん。仕事は終わったのかな?」

「嗯,全都順利完成了。」

「はい、全て滞り無く終わりました」

靜子心想她的表情依舊不動如常,而且覺得若是能笑一笑會很可愛。

相変わらず表情が崩れない子だなと静子は思った。そして笑えば可愛いのに、とも思った。

因此靜子對彩露出猥瑣的傻笑,彩微微往後退是個秘密。

そのせいか静子は彩をニヤニヤと気持ち悪い笑みをして見ていた。彩が若干後ろに下がったのは秘密である。

「辛苦了。那麼……這下應該能悠哉一陣子吧?」

「お疲れ様。さてさて……これで暫くはまったり出来るかな」

「很遺憾,並非如此。有送到靜子様名下的甲冑。」

「残念ですが、そうも参りません。静子様宛に甲冑が届いております」

「………………………………………………蛤?抱歉,我是不是聽錯了。寄給我甲冑?這也太荒謬了」

「………………………………………………は? ごめん、私の聞き間違いかな。私宛に甲冑が届くって、そんな馬鹿な」

一邊揮手否認彩的話,但對這樣的靜子,彩以一貫的冷酷面容說出令人如墜地獄的話。

手をパタパタと振りながら彩の言葉を否定する。しかしそんな静子に、彩はいつものクールフェイスで地獄に叩き落す言葉を口にした。

「……很遺憾,這既非夢也非幻,而是現實。」

「……残念ながら夢でも幻でもなく現実です」

「嗨!等一下。為什麼?甲冑?究竟為了什麼會寄給我,說清楚!」

「Hi! ちょっと待とう。Why? 甲冑? 一体何のために私宛に届くかな。そこんとこ詳しく!」

靜子因為太震驚而用奇怪的語氣說話,但她越慌張,彩反倒越冷靜。

あまりの事に錯乱して変な口調で語る静子だが、彼女が慌てれば慌てるほど冷静になる彩だった。

彩自己也覺得奇怪。說到底信長從未有一次帶靜子上過戰場。

彩自身も不思議に思っていた。何しろ信長は今まで一度として、静子を戦場に連れて行っていない。

以往也有因人手不足而讓女性加入鐵砲隊或長槍隊,但此次上洛僅織田軍就有約四萬兵力。

人手不足で鉄砲隊や長槍部隊に女が入る事もあったが、今回の上洛は兵士の数が織田軍だけでおよそ四万。

與同盟的德川、淺井合計據說為七萬大軍。也就是說不符合因兵力不足而帶女性上陣的理由。

同盟の徳川や浅井を合せて総勢七万の軍勢になると言われている。つまり兵士が足りないから女を連れて行く、という条件には当てはまらない。

「我對那件事不詳。我有代為保管お館様的文書,想必上面會寫明。」

「その件について私は詳しく存じません。お館様の文を預かっておりますので、そちらに書かれているかと思われます」

「……總覺得有種很不好的預感。」

「……何かすごく嫌な予感がするんだけど」

對於信長的信沒有好記憶的靜子臉色一沉,但不看內容就無法知道信長為何寄甲冑給她。

信長の文に良い思い出がない静子は顔を曇らせる。しかし中身を確認しない事には、信長が何故自分に甲冑を送ったかが分からない。

從彩手中接過信,低頭看了看。跳過不必要的部分,只仔細讀了相關處。

彩から文を受け取り、それに視線を落とす。必要ない所は読み飛ばし、該当する所だけじっくり読んだ。

「……嗯,果然還是不會是什麼好事。」

「……うん、やっぱりろくでも無い事だった」

信的內容簡言之是「要打破那種『軍中有女性是不吉利』的迷信」。

手紙の内容は端的にいうと『女が軍勢にいると宜しくない、という験担ぎなどぶち壊す』だ。

戰國時代女性出征是罕見的,因為人們普遍認為女性應該守護家園。

戦国時代、女性が戦場へ出向くのは稀だ。女性は家を守るために、という意識が強かった為である。

但也並非完全被隔離,女性並非完全不參與戰事。

しかし完全に切り離され、女は戦に全く関与しないという訳でもない。

在籠城時煮飯是女性的工作,也有在幫忙拖延時間讓城主脫逃的情形。

籠城戦で飯を炊くのは女の仕事だし、城主を逃す時の時間稼ぎに参加する事もあった。

認為女性脆弱是江戶時代以後的觀念,反而戰國時代的女性非常剛強。

女は弱いという意識は江戸時代以降の事で、逆に戦国時代の女は逞しかった。

本多忠勝留下的書信中有這樣的記載。

本多忠勝の書き残した書にはこんな内容の文がある。

「我年輕時的戰事,因人手不足連女人也被抓去戰場。男人中有的光聞到血腥味就倒下,但女人好像習慣血腥也處之泰然,而且膽子也大。被攻破時,第一個衝出去的多是女人,真是女人很剛強。」

『俺が若い頃の戦は、人手不足で女も戦場に狩り出されていたな。男の中には血の臭いをかぐだけでぶっ倒れる奴もいるのに、女は血に慣れているのか平然としていた。そして度胸も据わっていた。攻めこまれた時、いの一番に突撃したのは女だったな。ほんと女は逞しいよ』

直到秀吉發出允許帶正室、側室上戰場的命令之前,基本上不准帶女性上戰場。

しかし秀吉が戦場に正室・側室を連れてきてもOK、という許可を出すまで戦場に女を連れてくるのは基本的にNGだった。

理由是「不吉利」。換句話說,為了向信長證明那種毫無意義的迷信不存在,他大概要帶靜子去。

その理由が『縁起が悪い』だからだ。つまり信長にとって意味のない験担ぎだから、そのような事はないと証明する為に静子を連れて行くのだろう。

(被捲進去的人可就倒楣了……)

(巻き込まれる方はたまったものじゃないけどね……)

彩說是信,但寄給靜子的信的最後蓋了「天下布武」的朱印。

彩は文と言ったが、静子宛に出された文の最後に『天下布武』の朱印があった。

也就是蓋有朱印的公文書「朱印狀」。類比於企業的任命書。

つまり朱印が押された公的文書『朱印状』だ。企業になぞらえるなら辞令に当たる。

「……好吧……我知道了。對了,既然甲冑已經到了,那代表很快就要上戰場了吧?到底是哪時候?」

「……まぁ……分かったよ。所で甲冑が届いたという事は、もうすぐ戦に行くんだよね? 一体いつなの?」

對於靜子的提問,彩帶著一副抱歉的表情這麼說。

静子の問いに彩は申し訳無さそうな顔でこう言った。

「後天。」

「明後日です」