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戦国小町苦労譚

千五百六十七年 九月中旬

信長將居城遷至岐阜城。但由於岐阜城正在整修,這次與靜子的謁見改在小牧山城進行。

信長は居城を岐阜城へと移した。だが岐阜城が改修のため、今回の静子との謁見は小牧山城で行われる事になった。

在謁見的場面中,信長始終心情愉快。

謁見の場において、信長は終始ご機嫌であった。

作為稅賦運來的米俵大幅超出預期,已經裝不下倉庫,再度需要擴建倉庫,但信長仍然興致高昂。

税として運び込まれた米俵が予想数を大きく上回り、蔵に入りきらなくなっており、またしても蔵の増築が必要になったが、それでも信長は上機嫌だった。

這其中有原因。

それには理由がある。

「聽說帶來能證明棉花優點的東西了吧」

「綿花の良さを証明するものを持ってきたそうだな」

那是因為靜子曾回報說「會帶來能體驗棉花好處的東西」。

それは静子が「綿花の良さを体験出来るものを持っていきます」という報告を上げたからだ。

究竟會拿出什麼東西、要如何體驗,信長抑制不住好奇心。

一体どんなものが出てくるのか、どの様にして体験するのか、信長は好奇心を抑えきれなかった。

「是的。還有一樣,帶來了可作為建材使用的材料。木棉的部分需要時間,先向大人介紹建材方面的東西。」

「はい。それともう一つ、建材で使えそうな素材を持ってまいりました。木綿の方はお時間がかかるので、先に建材の方をご紹介させていただきます」

話畢,靜子輕輕拍了一下手。

言い終えると静子はポンと軽く手を叩く。

襖靜靜被推開,才藏與慶次兩人合力抬來一個托盤。

襖が静かに開けられ、そこから才蔵と慶次が二人がかりでお盆を運んできた。

「喔……」

「おぉ……」

見到那景象的某位家臣發出感嘆聲。

それを見た家臣の誰かが感嘆の声を上げる。

托盤終於置到信長面前,慶次與才藏行了一禮,退到靜子身後。

やがて信長の眼前にお盆が置かれると、慶次と才蔵は一礼をして静子の後ろに下がる。

「這是南蠻用的建材,混凝土(コンクリート)。」

「南蛮で使われている建材、混凝土(コンクリート)でございます」

「……嗯,表面光滑。雖想稱讚高超手藝,但只有一塊恐怕無法證明什麼。」

「……ふむ、滑らかな表面だ。見事な腕前と言いたいが、一つだけでは意味がなかろう」

「大人,心急吃虧。的確,現在只有一塊混凝土,但其中有秘訣。」

「お館様、短気は損気です。確かにコンクリートは一つでございますが、これには秘密がございます」

被如此一說,信長把手扶在下巴上打量那塊混凝土塊。

そう言われた信長は、顎に手を当ててコンクリートブロックを見る。

這是信長發出的「稍作思考」的訊號。他喜歡看著未知之物,並尋找對疑問的答案。

これは信長からの『しばし考える』という合図だ。彼は未知のものを見て、その疑問に対する答えを見つける事を楽しんでいた。

(表面的光滑度非常好,彷彿被名刀切割出的面。硬度嘛……呵呵,不凡。若夠厚,或許能擋下火繩銃。)

(表面の滑らかさは素晴らしい。まるで名刀で切断したような面じゃ。硬さは……ほほぅ、中々のものじゃ。厚みがあれば火縄銃すら防げるかもしれぬ)

信長一邊拍著表面、一邊試著抬起混凝土塊,又輕敲確認硬度,仔細檢視那塊混凝土。

表面をぺたぺた触ったり、コンクリートブロックを持ち上げようとしたり、軽く叩いて硬さを確認したりと、信長はコンクリートブロックをじっくり検分した。

「呵呵,是混凝土的秘密啊。雖然模糊,但我大概明白了,靜子。這不是自然生成之物,應是人造之石吧!」

「ふふっ、こんくりいとの秘密か。漠然とだが分かったぞ、静子。これは自然に出来たものではない。人の手で作りし石じゃろう!」

「正是如此,大人。佩服您的慧眼。」

「その通りでございます、お館様。ご慧眼恐れ入ります」

靜子如此說著伏地行禮,但信長豪爽大笑著說道。

そう言って静子は平伏する。しかし信長は豪快に笑いながらこう言った。

「好啊,思考你所造之物很有趣。那麼靜子,這東西用的是什麼原料?別告訴我用了什麼珍貴物品吧。」

「よい、貴様の作るものに対して考えるのは楽しい。さて静子、これを作る材料は何だ。まさか貴重な品物を使うとは言うまいな」

「原料是稱為水泥的石灰石、黏土、石膏與微量鐵的混合物,還有礫石、砂、沙、水與空氣。將它們按某種配比混合,依照步驟加工,曬乾約三十日即可成形。混凝土有各種種類,因材質不同性質會變,但總體具有高耐久性。」

「原料はセメントと呼んでおります石灰石と粘土と石膏と微量の鉄の混合物、砂利、砂、水、空気でございます。それらをとある混合比で混ぜ、手順に従って加工し、三〇日ほど干せば出来上がります。コンクリートは様々な種類があり、材質によって性質が変わりますが総じて高い耐久性を持ちます」

「什麼!? 竟然只用那些就能做出來!?」

「なんだとっ! それだけで作れると申すのか!?」

信長不禁發出驚愕之聲。那些材料都易於取得且廉價,無需艱苦採購。

信長は思わず驚愕の声を上げた。どの素材も安価に手に入るもので、苦労して仕入れる必要がない。

也正因如此,本不無可能有人早就發現,但竟然沒有人注意到。

だからこそ、誰かが気付いてもおかしくない事なのに、誰もが気付いていない。

「是的。製法已匯整在這裡。」

「はい。製法はこちらに纏めております」

「……不愧是妳。準備得如此周到。」

「……流石だな。そこまで用意がいいとはな」

接過記載混凝土製法的文件後,信長將視線落在上面。

コンクリートの製法が記載されている書類を受け取ると、信長はそれに視線を落とす。

大致掃了一遍內容後,他像丟給旁邊隨侍的小姓般把文件遞過去。

書いている内容をざっくり読んだ後、それらを傍に控えている小姓へ投げるように渡す。

「交給岡部。若是他,應該能駕馭這些。」

「岡部に渡せ。奴ならこれを使いこなせるじゃろう」

被丟來的文件慌忙接過的小姓不由得探看他一眼,但在信長瞪了他一眼後便慌忙退下。

投げられた書類を慌てて受け取った小姓は思わず彼の顔を窺ったが、信長からひと睨みされたために慌てて退席した。

「那麼接下來,獻上能讓大人理解棉花優點之物。」

「それでは次に、綿花の良さをご理解して頂けるものを献上致します」

慶次與才藏將放在信長面前的混凝土塊收走。

信長の前にあったコンクリートブロックを慶次と才蔵が下げる。

但兩人又合力抬來另一樣東西,緩緩放在信長面前。

だがすぐに別のものを二人がかりで運び、それを信長の前にゆっくり置いた。

與混凝土塊一樣,放下後兩人退到靜子身後。

コンクリートブロックの時と同じく、置いた後二人は静子の後ろに控えた。

「哦」

「ほぅ」

那看起來像是一塊厚實的布,但又不像只是單純把布疊在一起的東西。

それは厚みのある布のように見えた。だが布をただ重ねただけのものには見えなかった。

裡面好像填入了柔軟的東西,給人那種感覺。

中に柔らかい何かを詰め込んでいるような、そんな感じのするものだった。

「這就是今天為了讓您體驗棉花之好而準備的東西……名為布団」

「これが本日、綿花の良さをご堪能して頂く為に用意した代物……名を布団といいます」

布団是日本廣泛使用的一種寢具。

布団とは日本で広く使われている寝具の一つだ。

睡覺時能保溫,避免體溫下降,並讓體重不會集中在一點而造成身體疼痛。

寝る際に体温が下がらないように保温し、体重が一点に集中して体が痛くならないようにする効果がある。

不過,敷布與掛布普及是在明治時代以後。此前,人們會把白天穿的衣服蓋在身上,平民與戰國武將則用「寝むしろ」或「寝ござ」睡覺。

しかし敷布団と掛布団が用いられるようになるのは明治時代以降の事だ。それまでは昼間に着ていた服をかけて寝たり、「寝むしろ」や「寝ござ」で庶民や戦国武将は寝ていた。

那是因為像木棉等的「綿」,是只能透過與明朝的貿易才能取得的高級品。

それは木綿などの「綿」が、明からの貿易でしか手に入らない高級品だったからだ。

「大人,冒昧地請求您。為了讓您體驗布団的好處,能否換上夜着(よぎ)?」

「お館様、失礼を承知でお願い申し上げます。布団の良さを体験して頂く為に、夜着(よぎ)に着替えて頂けないでしょうか」

「哦……你是說要我在這裡露出夜着(よぎ)的模樣啊。真有趣」

「ほぅ……わしにここで夜着(よぎ)姿を晒せと、貴様は言っているのだな。面白い」

雖然語氣帶怒,但信長的臉上卻帶著享受的神情,他暫時離開了謁見之間。

怒っている口調の割に、それを楽しんでいる顔の信長は、一旦謁見の間から退出した。

不久後他披上夜着(よぎ)回來了。

暫くして彼は夜着(よぎ)を纏って戻ってきた。

「請」

「どうぞ」

靜子用手示意他躺在敷布上,信長咧嘴一笑後便躺了上去。

敷布団の上に寝転ぶように静子が手で促すと、信長はニヤリと笑って敷布団の上に寝転がった。

確認信長把頭放在同樣填有棉的枕頭上後,靜子先把掛布提了起來。

同じく綿が詰められている枕に信長が頭を置いたのを確認した後、静子は掛布団を一旦持ち上げた。

那是為了讓信長與家臣們看到沒有任何暗藏的機關。確認無誤後,靜子從信長的腳開始慢慢蓋上掛布。

何も仕掛けがないと信長と家臣たちに見せるためだ。それが終わると、静子は信長の足からゆっくり掛布団をかけていく。

蓋到肩膀後,靜子後退了大約三步。

肩までかけ終えると、静子は三歩ほど後ろに下がる。

信長被這與在硬地板睡覺截然不同的舒適感包圍。那股逐漸擴散的溫暖讓他不自覺地閉上了眼。

硬い床で寝るのと段違いの心地よさに信長は包まれる。じんわりと広がる心地良い暖かさに、彼は無意識の内に目を閉じた。

但他立刻以要把掛布掀飛的氣勢彈起身來。

だがすぐに彼は掛布団を投げ飛ばす勢いで起き上がった。

臉上滿是汗,像是從肩膀呼吸一般,家臣們驚訝地半站起身。

顔はびっしり汗をかき、肩から息をしている様に、家臣たちは驚き腰を浮かす。

不理會他們,信長一手覆住臉說道。

そんな彼らを無視し、信長は片手で顔を覆いながらこう言った。

「靜子,這太舒服反而危險。我差點就完全委身於布団了」

「静子、これは快適過ぎて逆に危険だ。思わず布団に身を委ねきる所だった」

沒什麼大不了的,信長是被布団的魔力差點催眠了。

何の事はない、信長は布団の魔力によって眠りに落ちかけていたのだ。

今天氣溫涼爽,像秋天一般,所以信長不自覺感到困倦也是情有可原。

今日は秋らしい涼しい気温なので、信長が思わず眠気を覚えたのも仕方ない事だ。

之後信長從夜着換回正裝,再次回到謁見之間。

それから信長は夜着から正装に着替え直し、再び謁見の間に戻ってきた。

他手扶下巴,重新打量那床布団。

彼は顎に手を当てて布団を改めて見る。

「嗯……確實享受到了木棉的好處」

「ふむ……確かに木綿の良さを堪能したぞ」

隨即他帶著笑容這麼說。

だがすぐに笑みを浮かべてそう言った。

之後,在完成大豆與黑糖預估產量的報告後,靜子從信長那裡得到了一封賞金。

その後、大豆や黒砂糖の予想生産量を報告し終えた後、静子は信長から報奨の金一封を頂いた。

那是對於絹線熱賣的獎勵。靜子所不知道的是,帶有織田印記的尾張絹線如今在京與堺已成為熱門商品。

絹糸が飛ぶように売れた事への褒美だった。静子は知らないが、織田印がついた尾張の絹糸は、今や京や堺で話題の商品だ。

雖然無法比得上一流師傅製作的最高級絹線,但織田印的絹線有著別處沒有的特色。

一流の職人が作った最高級の絹糸には敵わぬものの、織田印の絹糸は他にはない特色があった。

那就是品質的均一化。製造絹線需要許多工序,且大多數工序需靠人工,難免會出現品質的參差不齊。

それは質の均一化である。絹糸を作るには多くの工程を行う必要があり、かつ殆どの工程で人の手が必要な以上、どうしても質にムラが出来てしまう。

以十段評價來說,普通的絹線會混有相當於九或十的線,以及相當於一或二的線。

絹糸を十段階評価で言えば、通常の絹糸は九や一〇に相当する絹糸と、一や二に相当する絹糸が混在している。

但織田印的絹線因為被均一化,只存在相當於五或六的等級。

しかし織田印の絹糸は均一化されているため、五か六の絹糸しか存在しないのだ。

因此商人們才會搶購再高價販售。

だから商人は買い漁って高く売るのだが。

身為當事人的靜子,即便收到現金也不知道該如何使用。

当の本人である静子は、現金を貰っても使い道に困っていた。

雖然賞賜了相當一筆金額,但她畢竟不是消費者,而是生產消費品的一方。

結構な額が下賜されたのだが、いかんせん彼女は消費する側ではなく消費するものを生産する側だ。

她曾考慮購買農具等,但並沒有充裕到能更新所有村莊農具的地步。

農具などを買い求める事も考えたが、全ての村の農具を刷新できるほど潤沢にあるわけではない。

「所以我決定發放獎金」

「というわけでボーナスを渡します」

靜子認為持有用不完的錢也沒用,她留下必要的緊急資金,將剩餘分給慶次、才藏、彩、長可。

消費しきれない金を持ってても無駄と考えた静子は、緊急用の資金として必要な分を手元に残し、残りを慶次、才蔵、彩、長可に分配した。

長可並非伺奉靜子,只是個訓練生,因此比另外三人分得稍少。即便如此仍是不小的金額。

長可は静子に仕えている訳ではなく、単なる訓練生という事で他の三人より多少少なかった。それでも結構な額ではあるが。

「喔——靜真大方啊」

「ほー、気前がいいな静っちは」

「承蒙如此關照,深表榮幸」

「斯様なご配慮、恐悦至極でございます」

輕鬆地道謝的是慶次,顯得拘謹的是才藏。

軽いノリで礼を言う慶次と、堅苦しい雰囲気で礼を言う才蔵だった。

「那個,謹領受,十分感謝」

「まぁそのなんだ。ありがたく頂戴する」

「我不知道什麼是『ぼうなす』,但既然收了封金,就用掉不就好了嗎?」

「ぼうなすが何か知りませんが、金一封を頂いたのなら使えばいいじゃないですか」

然後就是彩做出極為理所當然的吐槽。

そして至極当然の突っ込みをする彩だった。

不過靜子作為農民如今資產已多,且幾乎未動用;再多錢也只會變成閒置之資,這點一目了然。

しかし今でも百姓にしては資産が多いのに、殆ど手を付けていない静子である。これ以上お金が増えても死に金になるのは目に見えていた。

「哈哈。確實為了製磚時材料費花了不少,但連一半都沒用掉。這樣下來我一個人根本消耗不完啊」

「ははっ。確かに煉瓦の時に材料費で結構使ったけど、それでも半分も使ってないんだよ。なら私だけでは消費しきれないのは目に見えてるよ」

「嗯……如果靜子大人願意的話……」

「まぁ……静子様が良いのでしたら……」

「倒不如說我更關心大豆和甘蔗的收成。今年大豆有豐收的跡象,應該會比去年多收些。現在就開始多準備些桶比較好嗎?」

「それよりも大豆とサトウキビの収穫の方が気になるね。今年は大豆に豊作の気配がしてるから、去年よりたくさん取れると思うよ。今から桶を沢山用意した方がいいかな」

比起金錢,她關心田裡的作物。彩覺得她不是無慾,而是有與世俗不同的慾望取向。

お金より畑の作物が気になる。無欲というより、世間一般と違う欲の持ち主だと彩は思った。

「知道了。以防萬一,我會安排準備桶子」

「分かりました。念のため、桶を手配しておきます」

彩向期待大豆收成的靜子鞠躬,並這麼說道。

大豆の収穫を楽しみにしている静子へ、彩は頭を下げてそう言った。

此後數月平穩無事地過去,到了十二月初旬,終於開始收大豆了。

それから数ヶ月は何事もなく穏やかに過ぎ、十二月初旬になった頃、ようやく大豆の収穫が始まった。

日曬需要寬闊場地,且大家分散作業不如集中一處來得有效率,於是連同根部一併拔起,將所有作物集中到靜子的村莊。

天日干しをするには広い場所が必要となるのに加え、各自バラバラで作業するよりは一ヶ所で集中的に作業する方が効率的と考え、根っこごと引き抜いて全てを静子の村に集めた。

把根朝下靠在竹製的T字形曬架上晾乾。果然當全村的大豆聚集起來時,數量令人嘆為觀止。

根っこを下にして竹製のT字型物干し台に立てかけるように干す。流石に全部の村の大豆が集まると、その数は圧巻の一言だった。

風乾結束後進行脫穀,將殼、有蟲蛀的大豆、裡頭的蟲與完整乾淨的大豆各自分開。

天日干しが終わると脱穀を行い、殻や虫喰された大豆や中にいた虫と、綺麗な大豆をそれぞれ分別する。

因為純粹需要大量人力,這天聚集了許多人來進行脫穀。

純粋に多くの人手が必要な為、この日は大勢の人間が集まって脱穀を行った。

脫穀與分選作業結束後,排好桶子計算各村的收成量。

脱穀と分別作業が終わると、桶を並べてそれぞれの村の収穫量を計算する。

麻町、味噌町、蜜町、茸町、元町的栽培面積分別為20公頃、20公頃、20公頃、20公頃、50公頃。

麻町、味噌町、蜜町、茸町、元町の栽培面積はそれぞれ20ha、20ha、20ha、20ha、50haになる。

各自的產量為18噸、19.5噸、16噸、17.2噸、52噸,合計122.7噸。

それぞれ18トン、19.5トン、16トン、17.2トン、52トン、合計122.7トンの収穫量だった。

甘蔗地都統一為5公頃,但改採盡量填滿間隙以增加栽種數量的方法。

サトウキビは皆5haと共通しているが、代わりに限界まで隙間を埋め、栽培数を増やす方法を取っていた。

這比起把單株甘蔗培育得更大,增加同時栽種數量的成本更低。

これは一本のサトウキビを大きく育てるよりも、一度に栽培出来る数を増やした方が低コストだからだ。

因此,原本通常留約140公分的甘蔗株距,改於80至100公分之間栽培。

故に通常は間隔を百四十センチほど開けているサトウキビを、八十センチから百センチの間で栽培した。

結果比起一般栽培稍微多收了一些。

結果、通常の栽培より少し多く収穫する事が出来た。

若只有一塊田地差異微小,但若日後擴大田地,差距終將顯見。

畑一つ程度なら微々たる差だが、これから畑を増やしていけば、やがてその差は目に見えるほどになるだろう。

找出最有效的株距,成了靜子今後的課題。

一番効果的な間隔を求める事が、今後の課題となった静子である。

由於是首次種植甘蔗,各村平均每公頃約有60噸到70噸的收成。

肝心のサトウキビの収穫量は初めてという事もあり、どの村もおよそ1haにつき六〇トンから七〇トンの平均収穫量だった。

從甘蔗總重約可提煉出四成左右為糖,但實際略低,採得約400噸,約佔三成。

そしてサトウキビの総重量から四割程度が砂糖になる。実際はもう少し下がり、約400トンという三割程度の採取量となった。

不過這仍是破格的高產量。

とは言え破格の収穫量である。

信長只需坐享其成,就能獲得約60噸大豆與約200噸的黑糖。

信長は座しているだけで懐に大豆がおよそ60トン、黒砂糖とはいえ200トンが手に入ったのだ。

隨後又以更低價格自靜子等農民手中收購大豆與黑糖,收購量依農民出售意願而不固定,但與他處不同,改以公斤為單位交易。

そこから更に低価格で大豆と黒砂糖を、静子たち百姓から買い取る。これは百姓がお金が欲しい分だけ買い取るので不確定な量だが、他と違ってキロ単位で取引をしていた。

運輸如此大量已很不易,更麻煩的是存放空間。

それだけの量を運搬するのも大変だが、もっと大変なのは保管場所である。

不過因為米的事,靜子曾向位於尾張與美濃的信長居城請求建造木製筒倉。

だが米の件があって静子は尾張と美濃にある信長の居城に、木製サイロの建築を依頼していた。

多虧如此運輸雖耗時,卻不用為儲存場所傷腦筋。

そのお陰で運搬には時間がかかったものの、保管場所について頭を悩ませる事はなかった。

米、大豆與糖的納稅都結束了。

米も大豆も砂糖も納税が終わった。

靜子以為接下來可以一直休息到明年春天,然而事情並非如此簡單。

後は次の春まで休暇を満喫出来ると思っていた静子だが、そうは問屋が卸さなかった。

「聽說所謂的石窯造好了」

「いしがま、なるものが出来たと聞いたぞ」

在向信長納交大豆與黑糖約一週後,濃姬突然來訪靜子的村莊。

信長に大豆と黒砂糖を納めて一週間ほど経った頃、突然濃姫が静子の村を訪問した。

對靜子而言完全是晴天霹靂,她果然無法隱藏驚訝。

静子にとってはまさに寝耳に水状態だ。流石に驚きを隠せなかった。

「是、是的……石窯是做了啦……?」

「は、はい……石窯を作りましたけど……?」

而且她並非單獨來訪,而是與同伴分開,帶著一位貴人一同來的。

しかも彼女は単身で訪れたのではなく、共の者とは別に貴人を伴っての訪問だった。

「你便是濃姫大人所說的靜子殿嗎?」

「お主が濃姫様が仰られていた静子殿かえ?」

「年紀看起來和妾等差不多呢。」

「年は妾たちに近そうじゃのぅ」

與濃姫同行的有兩名女性,兩人年紀都大約二十上下,從氣氛看得出來關係很好。

濃姫と同道してきた女性が二人おり、年は二人とも二〇前後といった感じで、雰囲気から仲の良さが窺える。

既然與濃姫同行,靜子推測她們要麼是信長的近侍,要麼是重臣的正室。

濃姫と行動を共にしているからには、信長の側近か重臣の正室なのだろうと静子は予測した。

「哦,妳是頭一次吧。這位是木下殿的正室おね,這位是前田殿的正室まつ。啊,並不是在靜子那裡的前田殿喔?」

「おお、お主は初めてじゃったな。こちらは木下殿の正室であるおね、そしてこちらが前田殿の正室であるまつじゃ。ああ、静子の所にいる前田殿ではないぞ?」

「是、是……請多關照。」

「は、はい……よろしくお願いします」

靜子深深低頭,同時明白了一件事:那兩人的關係看起來非常親密。

深々と頭を下げつつ静子は理解する。二人の仲がとても良さそうに感じられた事を。

想到是おね和まつ便覺得合理。畢竟安土時代家家相鄰,年紀又相近,與其他武將之妻相比交往更為密切。

おねとまつなら納得だ。何しろ安土時代は家が隣同士、かつ年が近いという事もあって他の武将の妻より付き合いは濃かった。

雖然驚訝那兩人竟與濃姫來往,但靜子想,既是主君與配下的關係,或許有些不會留在史書上的聯繫吧。

その二人と濃姫が付き合いのある関係なのは驚いたが、主君と配下という事で何かしら歴史に残らない繋がりがあったのだろうと静子は思う事にした。

「喔,原來這就是石窯啊。」

「おお、これが石窯か」

被帶到有石窯的地方時,濃姫發出如孩童般的驚呼。

石窯がある場所に三人を案内すると、濃姫が子供のような声を上げる。

她當然沒有去亂撫正在使用中的石窯。若是萬一要去摸,必須全力阻止才行。

流石に使用中の石窯をぺたぺた触ったりはしなかった。万が一、触ろうとしたら全力で止めに入らなければならないが。

「說起來靜子啊。用這個能做出什麼美味的東西呢?」

「して静子よ。これでどんな美味なるものが出来るのじゃ?」

「嗯、是……大致上有很多種。現在正在做的是雞的蒸烤料理……」

「え、はい……まぁ色々とあります。今は鶏の蒸し焼きを作っていますが……」

一聽到「雞」這個字,おね與まつ便有了反應。雞、牛、馬等肉類被視為應當忌諱的對象,這是戰國時代的常識。

鶏、という単語におねとまつが反応する。鶏や牛、馬などの肉は禁忌されるべき対象、というのが戦国時代の常識だ。

即使不論農民,武士或武家之女從幼年起常在寺院受教育。

百姓たちは別としても武士や武家の娘は幼少の頃から寺で教育を受ける事が多い。

因此至今仍有很多武將避吃雞肉。

その関係で鶏を敬遠する武将たちは今も多い。

「濃姫大人,雞是應當忌諱的獸肉。為何會有那等東西……」

「濃姫様、鶏は禁忌すべき獣肉です。何故そのようなものを……」

「呵呵呵,說什麼呢まつ。妳至今吃過的野鳥和雞有什麼差別嗎?」

「ほほほっ、何をいうまつ。お前が今まで食べてきた野鳥と鶏に何か違いがあるのかえ?」

對まつ的苦言,濃姫一邊笑著反駁,話語雖輕,但其中有堅定的核心。

まつの苦言に、濃姫は笑いながら反論する。しかし軽そうな雰囲気に対して、言葉には強い芯があった。

「況且那些侍奉佛的和尚們不守佛法,竟然理直氣壯地喝酒、與女人來往。可竟要妾等忍耐,豈有道理?」

「それに仏に仕える坊主どもは、仏の教えを守らず平気で酒や女を喰ろうとるぞ。なのに妾たちが我慢するなど道理が合わぬではないか」

「那、那個是……」

「そ、それは……」

「上頭的人說這個不行、那個不行,其實都是好東西。總之因為他們要分的少了,所以才說下賤的人不能吃罷了。那等笨蛋的胡言亂語根本不用聽。」

「上の者があれは駄目、これも駄目など言うのは旨いものばかりじゃ。要するに自分たちの取り分が減るから、下賎な者たちは喰うなというておるだけじゃ。そんな馬鹿どもの戯言など聞く必要ない」

靜子由衷佩服,果然是信長的正室。正因為濃姫持有與戰國時代人物不太相符的事物觀與倫理觀,才得以成為信長的正室,她這麼想。

流石信長の正室だと静子は素直に感心した。戦国時代の人間に似つかわしくない物事の捉え方、倫理観を持っているからこそ、濃姫は信長の正室になれたのか、と彼女は思った。

「那麼靜子啊。快點把那個做出來,讓妾的舌頭也享受一下吧。」

「さて静子や。はようそれを作って、妾の舌を楽しませておくれ」

後來,おね與まつ非常喜歡做好的雞料理,甚至把靜子的份也吃掉了,這是毋須多說的事。

その後、おねとまつは出来上がった鶏料理を大層気に入り、静子の分まで食べてしまったのは言うまでもない。