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戦国小町苦労譚

千五百六十七年 四月中旬

「咳病是怎麼治好的?」

「咳病をどうやって治したのか? ですか」

靜子一邊撫摸疼痛的部位,一邊把信長的問題說出口。

痛む部分を撫でつつ静子は信長の質問を口にする。

信長的拳頭一如既往地痛,但看起來相當留手,疼痛很快消退。

相変わらず信長の拳骨は痛かったが、かなり手加減をしていたようですぐに痛みは引いた。

她抱怨說本來希望能正常打招呼,但在受到奇妙丸與教育係那種好像有話想說的斜眼注視後,她移開了視線。

普通に呼びかけて欲しかった、と愚痴を零したが、奇妙丸と教育係の何か言いたそうなジト目を受けて視線を逸らした彼女である。

「不管怎麼做也沒什麼,只不過是創造了對治病有效的環境而已。再說,咳病的原因有上百種,要製作特效藥是不可能的。」

「どうやっても何も、単に病気を治すのに効果的な環境を作っただけですよ? そもそも咳病の原因は何百種類とあるので、特効薬を作る事は不可能です」

咳病、感冒沒有特效藥。因此只能依靠人體本身的免疫系統。

咳病、風邪に特効薬はない。故に、人間が持っている免疫システムに頼る他ないのだ。

靜子只是創造出能讓那個免疫系統有效運作的環境而已。

静子はその免疫システムが効率的に働く環境を作っただけである。

「就只有那些?沒有使用什麼南蠻的秘術之類的吧?」

「それだけか? 何か南蛮の秘術とかを使ったわけではないのか?」

在聽完一通說明後,信長禁不住又追問了一句。

ひと通りの説明を受けた信長は思わず問いを重ねた。

「如同剛才所說,據我所知尚未發現針對咳病的特效藥。只能依靠人類天生具備的治癒能力。」

「先程も申しました通り、咳病に対しての特効薬は私の知る限りでは見つかっていません。人間が生来備えている治癒能力を頼る他ありません」

(說「免疫功能」比較簡便,但戰國時代的人沒有那方面的基礎知識啊。唔……醫學不是專業,要把話說得易懂真難。)

(免疫機能って言えば楽だけど、戦国時代の人はその辺りの基礎知識がないからなぁ。うぅ……医学は専門外だから噛み砕いて説明するのが難しい)

「嗯……因為原因有上百種,所以無法製作特效藥,對吧?」

「ふむ……原因が何百種類とある為、特効薬を作る事は叶わぬ、か」

「咳病可以由身體本身各種機能來治癒。無論服用何種藥物都不會立即痊癒,有時候反而可能會惡化。」

「咳病は体が持っている様々な機能で治せます。どんな薬を飲んでもすぐに治る事はありません。場合によっては余計悪化する事もありえます」

治療感冒只能交由自己身體來處理,這在現代已成通說。

風邪の治し方は自分の体に任せる他ない、が現代では通説となっている。

當然,在因急性發熱而面臨生命危險時,會採取解熱、消炎、止痛等對症療法。

無論、急激な発熱で生命の危機に瀕している際の解熱・消炎・鎮痛などの対症療法を取ることはある。

抗生素等在某種意義上可被稱為特效藥,但這偏離主題,便略過不談。

抗生物質等についてはある意味特効薬ともいえるが、本筋から逸れるため割愛する。

換言之,其他的正是「順其自然」。

つまり、それ以外はまさに「成るように成る」である。

「舉出具體例子。」

「具体例を上げよ」

信長還有些不太明白,促請靜子說明其意。

今一つ得心がいかなかった信長は、静子にどういう意味か説明するように促す。

「咳病會出現微熱或發燒、鼻涕分泌過多、咳嗽、打噴嚏、食慾不振、嘔吐等症狀。嗯,前提是據我所知,咳病是因為看不見的小生物……稱為病原菌的東西進入體內而發病。」

「咳病は微熱や発熱、鼻汁の過分泌、咳、くしゃみ、食欲不振、嘔吐などの症状が出ます。えっと、前提としまして私の知る限りでは、咳病は目に見えないほど小さい生物……病原菌という物が体内に入る事で発病します」

「……」

「……」

「(提高體溫以提升免疫力。也就是讓白血球的作用比平常更活躍……這麼說你們可能還是不懂。就當作病原菌怕熱吧)總的來說,這種所謂病原菌很怕熱。因此發熱是人體為了殺死作為異物的病原菌,透過提高自己身體的溫度……體溫來消滅它們的反應。但提高體溫會讓身體出現不適,因此變成跟病原菌的耐力比賽。打噴嚏是為了嘗試調節體溫。流鼻水、咳嗽、嘔吐則是為了把體內的壞東西排出去的行為。」

「(体温を上げて免疫力をアップ。つまり白血球の働きを平熱より活発にする……って言ってもわからないよね。病原菌は熱に弱いって事にしよう)総じてこの病原菌という物は熱に弱いのです。このため発熱は人体が異物である病原菌を殺すため、自分の体の温度……体温を上げて退治しようとする反応です。ですが体温を上げると、体に不調を来すため病原菌と自分の我慢比べとなります。くしゃみは体温の調節を行おうとする行為です。鼻水や咳、嘔吐は体の中にある悪いものを外に出そうとする行為です」

「……」

「……」

「還有……食慾不振有點複雜。先談人體的部分……當我們吃食物以補充體力時,首先用牙齒把食物咬碎,通過喉嚨送到胃的深處,在那裡把食物溶成糊狀,變成身體能吸收的形態。這一連串的過程稱為消化。」

「それから……食欲不振は少しややこしいのです。まず人の体についての話になりますが……私たちが食べ物を食べて体力を付ける際、まず食べ物を歯で小さく噛み砕き、喉を通って胃の腑まで運び、そこで食べ物をドロドロに溶かして体に取り込める形に変えています。この一連の流れを消化と呼びます」

「……」

「……」

「(唔,沉默好難受……!唔,會不會是我沒說清楚)那個,實際上這是意外地耗費體力的行為。若吃硬的或大的食物,或吃很多,都會需要相當大的消化力。從長遠看,即便消耗較多體力,換來較多營養吸收仍是划算的。但在患病這種緊急時刻,彷彿戰場一樣……簡單說,就是身體在全力對抗名為病原菌的敵人,沒工夫悠閒地耕種田地,這是身體的通知。若誤解了這些,就只會讓咳病惡化。」

「(む、無言が辛い……! うぅ、ちゃんと説明出来てないのかな)あの、実はこれは意外と体力を使う行為なのです。固い物や大きい食べ物、または沢山食べる等をすればそれだけ消化に大きい労力を必要とします。長い目で見るなら体力を多く使っても、それだけ多くの食べ物を体に取り込めるため差引では得になります。ですが病(やまい)という緊急時は、さながら戦場(いくさば)のようなもので……分かりやすく言うと、病原菌という敵を排除するのに全力を挙げており悠長に田畑を耕している暇はない、という体からの通告です。それらを間違えて読み解けば、咳病を悪化させるだけです」

奇妙丸似乎有所感觸,稍微轉過頭去。

思う所があったのか奇妙丸は若干顔を背けた。

靜子推測道,大概是勉強吃了東西吧。

おそらくだが無理に食事を取ったのだろう、と静子は予想した。

「原來如此,雖然還有些不懂的部分,但是說我們的身體從一開始就有對病的抵抗力,是吧?」

「なるほど、若干分からぬ部分はあるものの、わしらの体には最初から病に対する抵抗力があるというのだな?」

「正是如此。身體排除外敵並維持健康的作用,稱為自然治癒力。那就是治療咳病的最大武器。」

「その通りでございます。体が持つ外敵を排除し健康を保とうとする働き、これを自然治癒力と呼んでいます。それが咳病を治す最大の武器でございます」

「武器必須經常保養。若怠於保養,在關鍵時刻便派不上用場。」

「武器は常に手入れをせねばならぬ。手入れを怠れば、いざという時役に立たぬ」

「是的,您說得對。關於保養的方法,明朝有醫食同源的思想。這是認為治病的藥與日常所食本源相同的觀念。考慮每日所吃的東西以預防或治療疾病,這稱為食養生。實踐這一點的方法就是藥膳。嘛……直白地說,就是每天吃與身體狀況相符的食物。」

「はい、仰る通りでございます。手入れの方法についてですが、明には医食同源(いしょくどうげん)という思想があります。これは病を治す薬と、日々食べるものは同源である事、という考えです。日々の食べる物を考えて病の予防や治療をはかる事、これを食養生(しょくようじょう)といいます。これを実践する方法が薬膳(やくぜん)です。まぁ……身も蓋もない言い方をすれば、日々体の調子にあった食事を取りましょう、ですが」

「那部分等會再請妳說明。那麼最後一個問題,罹患咳病時,該怎麼做最好?」

「その辺りは後に聞かせて貰おう。では最後の質問だ。咳病を患った場合、どうするのが一番良いか」

「重要的是不要消耗多餘的體力,多補充水分,飲食以柔軟的粥類為主少量食用,迅速在房間四隅放置裝水的桶以加熱房間(提高濕度),穿暖和的衣服並充分休息。另外,不要害怕咳病。咳病是自然的健康法。患過咳病之後,身體就像蛇脫皮一般變得乾淨。」

「余計な体力を消耗しないようにし、水分を取り、食事は柔らかい粥のような物を少量、速やかに部屋の四隅に湯の桶を置いて部屋を暖め(湿度を高める)、暖かい格好をして十分に休む事が大切です。それと咳病を恐れてはいけません。咳病は自然の健康法なのです。咳病を患った後は、あたかも蛇が脱皮をするかの如く、体が綺麗になります」

「哦,頗有意思的想法。我很喜歡。」

「ほぅ、中々面白い考えだな。気に入ったぞ」

靜子正想說「哪裡」,但把話吞了回去。

何が、と言いかけた静子だがその言葉は飲み込むことにした。

因為她不想說錯話然後被接二連三追問。

下手なことを言って更に質問攻めに会うのは勘弁願いたかったから。

(話說回來,真是貪婪的求知慾啊)

(それにしても、本当に貪欲な知識欲だなー)

在靜子解說咳病時,信長若有在意的地方便立刻發問。

静子がする咳病の説明で、気になる所があれば即質問してきた信長。

若因此出現更多疑問就繼續發問,若無法接受便提出自己的看法,弄得像在辯論一樣。

そこで更に疑問が生まれれば質問、納得出来なければ持論を口にして討論まがいの事をする。

光是說明就浪費了相當多的時間。

お陰で説明するだけでかなり時間を浪費してしまった。

「那本紅色的書?之類的東西可以用。把內容複製,送來給我。紙照常準備送來」

「その赤い本? のようなものは使えるな。内容を複製し、わしに届けるように。紙はいつもの様に届けさせる」

「欸!?」

「うぇ!?」

她將視線移向那本紅色的書。信長說要把那本至少有三百頁以上的紅書完全抄寫下來。

赤い本へ視線を向ける。最低でも三〇〇ページ以上はある赤い本を、完全に模写しろと信長は言った。

(如果把不需要的論文或法律部分刪掉……應該、可以嗎?)

(い、いらない論文とか法律の部分をカットすれば……い、いけるかな?)

可悲的是,靜子對信長如此順從,連拒絕這種念頭都想不到。

悲しいかな、拒否するという考えが浮かばないほど、信長に従順な静子だった。

那件事發生在信長將美濃納入掌中後大約一週左右的時候。

それは信長が美濃を手中に収めてから一週間ほど経った頃の事だった。

「慰勞的酒會?」

「いひょうのひゅへん?」

「靜子大人,嘴裡含著東西就說話是不禮貌的。而且是慰勞的酒會。」

「静子様、口に物を入れたまま喋るのははしたないですよ。それから慰労の酒会です」

被指出後,靜子露出抱歉的表情,將口中的東西咽了下去。

指摘された静子は申し訳ない顔をして口の中のものを飲み込む。

「抱歉。那麼,關於館主舉行慰勞酒會的事。這和我有什麼關係嗎?」

「ごめんね。それで、お館様がする慰労の酒会があるって話だけど。それが私に何か関係があるの?」

聽說信長打算對在美濃攻略中特別有貢獻者給予特別報酬。

信長は美濃攻略に特に貢献した者へ特別報酬を与える予定との事だ。

不過說來也就是溫泉入浴的權利、一場有美酒佳餚的酒會,以及數日的休假。

と言っても温泉へ入れる権利と、旨い酒と料理の酒会、それから数日の休暇だ。

靜子覺得這報酬有些樸素,談不上特別,便向彩詳細詢問那方面的情況。

何だか地味な報酬であり特別というほどでもないと感じた静子は、彩にその辺りを詳しく尋ねた。

結果得知,除了那些之外還會另外給予金銀與裝飾品等賜品作為追加獎勵。

すると金銀や装飾品などの御下賜品が与えられた上での追加報酬だという話だ。

只是剛好在美濃攻略直後,具體何時發放褒美尚未決定。

ただ美濃攻略直後であり、褒美をいつ与えるか時期が決まっていないとの事だが。

「啊,是說接下來幾天鄰居那邊會顯得很有動靜,要注意嗎?」

「あ、数日の間、お隣が物々しい感じになるから注意しろって事?」

如果使用溫泉,毫無疑問會動用在隔壁的信長別墅。

温泉を使うなら確実にお隣にある信長の別荘が使われる事は間違いない。

信長和主要武將都會集結於此,自然會有許多人隨行護衛與伺候起居。

そこへ信長と主要な武将が揃うのだから、当然護衛や身の回りの世話でついてくる人たちも多い。

村子必然會籠罩在緊張的氣氛中。

村が物々しい雰囲気に包まれるのは確実だ。

靜子以為這是要事先通知村民,以免引起不必要的恐慌之類的打算。

だから事前に通達して村人たちに余計な不安を与えぬようにしろ、という腹づもりなのかなと静子は思った。

但她的這種預想很快就被打破了。

だがそんな彼女の予想は簡単に裏切られた。

「不,不是那個……是館主下令要你參加。」

「いえ、そうではなく……お館様から参加するように、とのご命令です」

四月下旬,靜子管轄的各村開始育苗。

四月下旬、静子が管轄する各村では育苗が始まった。

但靜子本人並沒有從事育苗的作業。

しかし静子自身は育苗作業を行っていない。

因為若總是由她來主持作業,農業技術的傳承就無法徹底完成。

いつまでも自分が作業の音頭を取り続けていては、農業技術の継承が完全に終わらないからだ。

那她在做的是什麼呢,就是將農作業流程手冊化。

では彼女は何をしているかというと、農作業のマニュアル化だ。

現在大家都能取得一手資訊,但日後各村的農民未必都能如此。

今は全員が一次情報を入手しているが、今後も各村の百姓がそうなるとは限らない。

有可能會以傳言遊戲式的方式流傳,為了避免那些情況,農作業手冊化是必須的。

場合によっては伝言ゲーム式に伝わる可能性もあり、それらを回避するためにも農作業のマニュアル化は必須だ。

但將其手冊化也有個缺點:農作業技術會容易為其他國家所知。

だがマニュアル化するという事は、農作業の技術が安易に他国へ知れ渡るデメリットがある。

因此靜子認為,何時啟用寫成的手冊應該交由信長決定。

故に書き上げたマニュアルを使用するタイミングは、信長に任せようと静子は考えた。

在那本手冊寫成大約三分之一時,一封信送到了靜子的手上。

そんなマニュアルを三分の一程度書き上げた頃、静子の元に一通の手紙が届けられた。

「這個……該怎麼辦……」

「これ……どうしたらいいの……」

讀完信後,靜子抱頭伏在桌上。

手紙を読み終えた静子は、頭を抱えて机に突っ伏した。

「判斷交給您,但回信時需要多加小心。」

「ご判断はお任せしますが、返答には気をつけていただく必要があるかと」

在旁服侍的彩表面上不置可否,但帶著些微牢騷地這麼說道。

傍に控えている彩が表面上は我関せず、だが微妙に小言を混ぜてそう言った。

她這樣回應也並非沒有道理。

彼女がそんな返答をするのも無理はない。

「真沒想到……會寄來這種信件啊。」

「まさか……こういう手紙が送られてくるとはね」

信的寄件人是本多平八郎忠勝。而且還是以三河國的旗本先手役的身分寄來。

手紙の送り主は本多平八郎忠勝だ。しかも三河国の立場である旗本先手役として送ってくる始末。

內容簡要整理如下。

内容は簡単に纏めると以下のようになる。

「敬啟,您近來可好?前些日子給您添了如此大的麻煩,深感抱歉。也非常感謝您分給我許多所謂的燻製醃菜。為了兼具道歉與答謝,想讓您品嚐三河的味道。我想您一定會喜歡,盼望您的好回覆。附言,那個放在握飯裡的黃色東西是什麼?」

『拝啓、お元気ですか。先日は大変なご迷惑をかけて申し訳ない。また、いぶり漬けなるものを沢山分けていただき感謝に耐えぬ。つきましては謝罪とお礼を兼ねて、貴女に三河の味を堪能して頂きたい。きっと気にいると思います。よいお返事を待っています。追伸、あの握り飯に入っていた黄色いものは何ですか?』

簡單說就是邀請吃飯。換言之,用現代的說法這封信是情書,內容是約會的邀請。

端的にいうと食事の誘いである。つまり現代で言うと手紙はラブレター、内容はデートの誘いだ。

從信裡的文字可以看出,他並無下心,是以純粹的好意在邀請她。

手紙に書かれた文を読めば、彼には下心なし、純粋な好意で誘っている事がわかる。

也正因如此,才更難以選擇拒絕。

だからこそ断るという選択肢が選びにくかった。

說到底若拒絕便會讓他難堪,這可不是件好事。

そもそも断れば彼の面子を潰す事になる。これは非常によろしくない事だ。

但被信一邀就輕率赴約也有問題。

しかし手紙に誘われてホイホイ行くのも問題だ。

首先因為街道未完善,移動風險過高。而且目的地不是尾張而是三河,治安狀況不明。

まず街道整備がされていないため、移動はリスクが高過ぎる。しかも尾張ではなく三河なので、治安がどうなっているか不明だ。

「……啊——該怎麼辦……」

「……あー、どうしよう……」

接受邀請是地獄,拒絕邀請也是地獄,簡直是進退兩難。

誘いを受けるは地獄、誘いを断るも地獄。まさに進退窮まる、である。

結果靜子苦惱了大約一刻鐘也想不出好答案,只好使出最後手段。

結局、一刻ほど悩んだが良い答えが浮かばなかった静子は、最終手段に出た。

「彩醬——館主對這封信怎麼說?」

「彩ちゃーん、お館様はこの手紙について何て?」

那就是把判斷完全交給信長,如此一來既能保全忠勝的面子又能回信。

それは信長に判断を丸投げする事だ。そうすれば忠勝の面子を保ちつつ返答する事が出来る。

她正這麼打算時,這個想法脆弱地崩潰了。

そんなことを考えていた彼女の思惑は脆くも崩れる。

「看起來還沒談妥」

「まだ話が通っていないと思われます」

「是嗎……那我還是想請教館主的判斷。大概會叫我拒絕吧……」

「そう……じゃあお館様の判断を仰ぎたいなぁ。多分、断れって言うだろうけど……」

「是呢。以靜子大人的性子,說不定去了三河就回不來了呢」

「そうですね。静子様ですと、三河に行ったきり帰ってこれない気もしますしね」

「……對了彩醬。你是伺候我的吧?最近是不是有點嚴格?」

「……ねぇ彩ちゃん。彩ちゃんって私に仕えてるんだよね。なんか最近、厳しくない?」

「雖知無禮,但指出主上之不足也是下屬的職責」

「無礼を承知で主の至らぬ所を指摘するのも配下の務めです」

雖然這話帶有責備的意味,但對彩來說猶如對牛彈琴。

非難の意味合いを含む言い方をしたが、彩には馬の耳に念仏状態だった。

不過她決定樂觀地想,比起剛開始時那種有些生疏、像有隔閡的言行,現在總算好一點了。

しかし最初の頃の、どこか壁があるような言動よりはましだろう、と前向きに思うことにした。

「算了。對了對了,神社的建造進度如何?」

「まぁいいや。そうそう、神社の建築はどんな感じ?」

「比預定還早,包含神殿在內的設施已幾乎完工。好像岡部大人很踴躍。不過為了參與美濃的城池興建,這邊的作業會暫時停止。」

「予定より早く、神殿を含む施設はほぼ建築完了しております。何やら岡部様が張り切っておられました。ですが美濃の城作りに参加するため、こちらの作業は一時止まるとの事です」

「嘛,沒辦法。之前拜託的附屬設施如何?」

「ま、仕方ないね。頼んでいた附属施設は?」

「據說已完成六成。不過靜子大人所命的幾項其中有些不太明確,所以想請您確認一次。」

「六割完了との事です。ですが静子様が命じたものの内、幾つかは不明瞭なものがあるので、一度確認してほしいと」

「了解。那麼來確認農業……首先草木灰已分發到各村了嗎?」

「了解。それじゃあ、農業の確認を……まず草木灰は各村に配布済み?」

「已撒布到各村所有的田地。堆肥也已施入。耕作、整地等工作也完成,土壤準備已經完畢。」

「各村にある全ての畑に散布済みです。堆肥も散布済み。耕うん・整地などの作業も終え、土作りは完了しております」

「哦,竟然能做到這種程度。雖然沒有土壤酸度計無法測量,只能靠各自的經驗判斷……育苗情況呢?」

「お、そこまで自分たちで出来たか。土壌酸度計がないから計測は出来ないけど、そこは各自のカンに任せるしかないか……苗作りは?」

「代一大人的感想是相當不錯。畢竟已習慣,作業進行得很順利。不過據說今年才成立的村子的百姓們還有些生疏。」

「代一様の感想では上々との事です。流石に慣れてきたのか、手際よく作業を進めておられます。ただ、やはり今年に出来た村の百姓たちは、どこかぎこちないとの事」

「也是啊,畢竟不熟悉。嘛,我想明年就會有起色,不必太擔心。」

「まぁね、慣れてないからねー。ま、来年には形になると思うし、あまり気に病む事もないか」

「雞蛋方面也沒有顯著問題。農務相關進展順利。」

「鶏卵についても目立った問題はありません。農業関係は順調に進んでいます」

如彩的報告所言,事先已排除可能成為問題的環節,因此靜子的技術傳承沒有發生什麼大礙,順利展開。

彩の報告通り、事前に問題になりそうな箇所を潰していたため、静子の技術継承は問題らしい問題が発生する事なく、順調な滑り出しをしていた。

不可掉以輕心,但短時間內交由代一等人處理應該沒問題。

油断は禁物だが、当分は代一たちに任せっきりでも問題無いだろう。

「在味噌町試作的醬(ひしお)如何?」

「味噌町で試験的に作ってる醤(ひしお)は?」

「雖然有些困惑,但製法相似,沒有大問題。」

「多少の戸惑いはありますが、製法が似ているので大きな問題はありません」

「醬……大概會叫做醬油吧,那是重要的調味料。接著,麻町如何?」

「醤……多分、醤油って名前になると思うけど、それは重要な調味料だからね。次、麻町は?」

「麻是靜子大人設計的……多虧しゅしゅふぃてん剝皮機,生產量比以前提升了數倍。」

「麻は静子様が設計されたし……しゅしゅふぃてん剥皮機のお陰で、今までよりも数倍は生産量が上がっているそうです」

「是シュリヒテン剝皮機。說起來,我村負責的絹線那邊,有利用水車的自動繰絲機在運作,情況如何?」

「シュリヒテン剥皮機ね。そういえば、我が村が担っている絹糸の方は水車を使った自動繰糸機が稼働してたね。あっちはどうかな?」

因為咬到而微微臉紅的彩,清了清喉以改變氣氛後這麼說。

噛んだ事に若干顔を赤らめている彩は、空気を変えるように咳払いした後にこう言った。

「那邊的產量更高。但若長時間運轉會產生線的粗細不均,必須每兩刻休息一次,休息約半刻。不過因為能大量生產高品質絹線,館主也很高興。」

「あちらの方はもっと生産量が上がっています。ただ長時間稼働させると糸むらが出来るそうです。二刻に一回、半刻ほどの休憩を取らなければなりません。しかし質の高い絹糸が大量生産出来る為、お館様も喜んでおられました」

絹線是從蠶繭拉出絲頭後,將數股合在一起並搓捻,使其達到目標的粗細。

絹糸は繭から糸口を引き出した後、目的の太さになるよう何本か合わせて撚りを行う。

然後將單股生絲集中起來,繞到稱為小枠的架子上。

そして一本の生糸に集束されたのち、小枠と呼ばれるものに巻き取られる。

這個工序最費時也最費工。因此靜子讓金造製作了使用水車的自動繰絲機。

この工程がもっとも時間がかかる上に手間もかかる。そこで静子は水車を使った自動繰糸機を金造に作成させた。

シュリヒテン剥皮機本來就有原始設計圖,但使用水車的自動繰絲機是靜子的原創。

シュリヒテン剥皮機は元々の設計図があるが、水車を使った自動繰糸機は静子オリジナルである。

不過並非在來到戰國時代後設計的,而是她在現代時就設計好的東西。

と言っても戦国時代に来てから設計したのではなく、現代にいた時に設計した代物だ。

而且她之所以設計,是因為看了手動的繰絲機後想著「可不可以自動化」作為出發點,簡直像個理工科的技術人員一樣的理由。

しかも設計した理由が、手動の繰糸機を見て『自動化出来ないか』と考えたのが発端という、まるで理系の技術者のような理由だった。

結果做出了一個還算可用的自動化裝置,能在相當合理的時間內產出生絲,幾乎以自我滿足的形式收場。

結局、そこそこの自動化装置が出来上がり、そこそこの時間で絹糸が出来るという、ほぼ自己満足の形で終わった。

也就是將當時的經驗活用到現在。

その時の経験を今に活かしたという訳だ。

「麻、絹都已經有了,要是也有棉花就好了啊」

「麻、絹、ときたらコットンも欲しいなぁ」

「棉花?」

「こっとん?」

「嗯。嘛,那個有機會的話再說吧。應該傳到隔壁的三河國,但那邊還沒能(……)發現它的價值(…………),所以看起來可以用物物交換輕易得到。」

「うん。まぁあれは機会があれば、でいいか。お隣の三河国に伝来してるはずだけど、あっちじゃまだ価値を(・・・・・)見いだせていない(・・・・・・・・)から物々交換で簡単に貰えそう」

「(還沒發現價值……?說得好像那是已定的未來似的……)是否透過商人來取得比較好呢?」

「(まだ価値を見いだせていない……? まるでそれが決まった未来のような言い方……)商人を通して入手しては如何でしょうか?」

對於彩的話,靜子搖了搖頭回答。

彩の言葉に静子は首を横にふって答える。

「做出來的製品我不需要。我需要能生產木綿的環境。也就是說必須取得種子。」

「出来た代物は必要ないの。私は木綿を生産できる環境が必要なの。つまり種を手に入れる必要があるの」

「是這樣啊。關於蜜町和茸町特別沒有大問題,一切順利進行中。」

「そういう事ですか。蜜町と茸町については特に大きな問題ありません。順調に進んでおります」

「嗯嗯,算是順利的開局吧。不過如果有什麼問題就逐一回報喔。」

「ふむふむ、順調な滑り出しって事ね。でもま、何か問題があったら逐次報告を上げてね」

「了解了」

「了解しました」

「……那麼,我……會想想這封信該怎麼辦喔」

「……じゃあ、私……この文をどうするか考えておくね」

靜子一邊以輕快的聲音揮動著手中的信,表情卻不太好。

陽気な声でひらひらと手で手紙をふる静子だが、表情はあまり優れなかった。