戦国小町苦労譚
千五百六十六年 十月中旬
主要農作物的收成與進貢結束後,靜子的村子裡蔓延著一種懶散的氛圍。
主要な農作物の収穫及び献上が終わったため、静子の村には一種のだらけムードが蔓延していた。
本來應該為過冬奔走確保口糧,但今年不用做那件事。
本来なら冬を越すための食い扶持の確保に奔走するのだが、今年はそれを行う必要がなかった。
雖然不能說很多,但薩摩芋足夠,作為冬季蔬菜的南瓜也備有不少。
たんまりとは言い難いが薩摩芋は充分にあるし、冬の為の野菜であるかぼちゃも多数確保している。
米也還有些,只要不奢侈,直到明年秋天都不用愁食物。
米もそこそこあるので、贅沢をしなければ来年の秋まで食い扶持に困る事はない。
要做的事除了進一步擴張農地外,沒什麼大工程了。
やる作業も更なる農地拡張を行う以外は大きな作業はなかった。
為了採集菜籽油種了菜籽,其它冬季蔬菜已經在栽培中。
菜種油を採取するために菜種を植えたが、それ以外の冬の野菜は既に栽培中だった。
農地擴張不像現代需要複雜手續,只要大概說明『從這裡到這裡作為農地』就行了。
農地拡張も現代のように複雑な手続きをする必要はなく、単に「ここからここまでを農地にしよう」程度で良かった。
當然,擴張後的農地日後要向信長報告,但那些事全交給彩處理,靜子無需特地出面。
勿論、拡張した農地については後日信長に報告する必要はあったが、それらは彩に一任していたのでわざわざ静子が出向く必要もなかった。
「那麼,今天就去採菇吧」
「では、今日はキノコ狩りと行きましょう」
「……靜子大人。突然讓我拿籃子、不問情由就強行帶去,請不要這樣」
「……静子様。唐突に籠を持たせて、有無を言わさず連れて行くのは止めて下さい」
對彩冷靜的吐槽,靜子猛地把臉轉向別處,還吹起她根本不會的口哨。
彩の冷静な突っ込みに静子は凄い勢いで明後日の方を向き、吹けもしない口笛を吹いた。
彩對此無語,覺得多說也沒意義,只是重重嘆了一口氣。
呆れて物が言えない彩だが、苦言を呈するのも馬鹿らしく思い、重い溜息を一つ吐くだけだった。
「嘛嘛,秋天是菇的季節,幫我去採菇嘛。可以採很多,但就是人手不足啦」
「まぁまぁ、秋はきのこの季節なので、きのこ狩りを手伝ってよ。沢山取れるんだけど、何せ人手が足りなくてねー」
靜子抓著後腦勺苦笑了一下。
後頭部をかきながら静子は苦笑いを浮かべる。
菇的季節依種類而異,大致從九月到十月,最晚也在十一月左右到旬。
きのこの季節は種類によって左右されるが、大体が九月から十月、遅くとも十一月頃に旬を迎える。
但基本上十月是菇的主要採收期。
だがきのこは基本的に十月が本格的な収穫時期だ。
山的地主是信長,但除了特定資源外,已被允許可不報告而使用。
山の持ち主は信長になるが、特定の資源以外なら報告をせずとも利用して良いとの言葉を頂いている。
礦物類,也就是金、銀、鐵,一旦發現就必須立即報告。
鉱物の類、つまり金や銀、鉄は見つけたら即報告だ。
「哼哼……去年因為種種情況沒採到很多,但今年要好好採乾淨哦」
「むふふ……去年は色々とあって沢山取れなかったけど、今年はしっかり取り尽くすぞぉ」
附近除了那兩個村落外沒別的,只要不侵入他們的勢力範圍就能盡情採摘。
近隣には二作の村以外はないので、彼らのテリトリーを侵さなければ収穫し放題だ。
也就是說可以盡情享受秋天的美味了。
つまり秋の味覚を存分に楽しめるという訳である。
「那個,你打算採什麼?」
「あの、何を取る気なのですか?」
無法跟上靜子高昂情緒的彩有些退縮,但為了確認她的打算,還是向正在轉圈的靜子發問。
静子のテンションについていけない彩は、若干腰が引けたが何をする気か確認する必要があるため、くるくる回っている静子に質問をした。
「嗯?嗯——,就是,今年有舞茸、本しめじ、ぶなしめじ、株しめじ、なめこ,還有最重要的松茸!啊,說起來去年雖然失敗了,但今年椎茸的栽培好像順利了呢——」
「ん? んー、そうだね。今年は舞茸に本しめじ、ぶなしめじ、株しめじ、なめこ、それから何と言っても松茸だね! あ、そういえば去年は失敗したけど、今年は椎茸の栽培がうまく行ってるかなー」
瞬間,彩猛地噴笑出來。
瞬間、彩が凄い勢いで吹き出した。
甚至開始咳嗽起來,靜子慌忙拍著她的背。
更には咳き込み始めたので、静子は慌てて彼女の背中をさする。
「你、沒事吧!?」
「だ、大丈夫!?」
「沒事的。只是嗆到了而已」
「大丈夫です。ちょっとむせただけですから」
說著一邊調整呼吸的彩,靜子仍露出擔憂的神色。
そう言いながら呼吸を整える彩だが、静子は心配そうな表情をしていた。
她讓自己冷靜下來,擺出平時的撲克臉。
彼女は自身の心を落ち着けさせ、いつものポーカーフェイスをする。
「(就這麼突然嗎……)那麼,走吧,靜子大人」
「(いきなりですか……)では、行きましょうか静子様」
「嗯……別太逞強喔。如果不行就回家睡吧?」
「うん……無茶しちゃ駄目だよー。無理なら無理で家で寝てていいからね?」
「沒問題。反而把靜子大人丟一個人在那裡,我會擔心得睡不著」
「大丈夫です。むしろ静子様を一人にすると、心配で眠れそうにありません」
「失禮了。我可是很懂山的」
「失礼な。これでも山には詳しいんだぞ」
雖然毫無說服力,彩只是輕輕嘆息,沒有多說什麼。
説得力の欠片もない台詞だったが、彩は小さくため息を吐くだけで何も言わなかった。
兩人的關係比起主人與僕人,更像是年紀相差較大的朋友。
二人の関係は主人と使用人というより、年の離れた友達という感じがした。
「(這件事需要報告)話說靜子大人。您說椎茸的栽培,栽來打算做什麼?」
「(これは報告する必要がありますね)所で静子様。椎茸の栽培と仰いましたが、あれを栽培してどうするおつもりですか?」
「做什麼,除了吃椎茸還能怎麼用?啊,要做高湯的話,晒乾會更好吃喔」
「どうするって、椎茸を食べる以外にどう使うの? あ、出汁にするなら干した方が美味しいよー」
聽到那回答,彩恨不得抱頭。
その回答を聞いた彩は頭を抱えたくなった。
靜子用的是現代人的感覺在說話,不知道椎茸在二十世紀人工栽培方法確立以前是昂貴的高級品。
静子は現代の感覚で喋っているから分からないが、椎茸は二十世紀に人工栽培の方法が確立するまで高級品だった。
古時在日本就有出產,但因為人工栽培的方法尚未確立,除了採集自然生長的以外別無他法。
古くから日本で産していたが人工栽培の方法が確立しておらず、自生したものを採取する以外に方法がなかったからだ。
另一方面,在精進料理中則是為了熬出高湯的必需品。
その一方で精進料理において出汁を取るための必須品であった。
有一則逸話說鎌倉時代初期的禪僧道元到中國的南宋時,被當地的僧人問有沒有帶乾香菇可見其稀有程度。
道元(どうげん)という鎌倉時代初期の禅僧が、中国の王朝の一つである南宋(なんそう)に渡った際、現地の僧に干し椎茸を持ってないかと問われた逸話があるぐらいだ。
歷史上還留下了以椎茸為名的料理,是相當高級的菇類,但對保有現代感的靜子來說,這不過是超市能買到的便宜菇類。
歴史に残る椎茸料理もあるほど高級品なきのこだが、現代の感覚が残っている静子にとってはスーパーで売ってる程度の安物きのこだ。
反倒是她視為高級品的松茸,對戰國時代的人來說既不稀奇也算不上特別珍貴。
逆に彼女が高級品と思っている松茸こそ、戦国時代の人間からすれば珍しくともなんともないのだ。
因為只要上山到處都能見到,再加上願意特地去吃松茸的人並不多。
山に登ればそこら中生えている上に、わざわざ松茸を食べようと思う人が少ないからだ。
在以填飽肚子為優先的時代,能夠有餘裕享受香氣的人少之又少。
腹を満たすが最優先の時代では、香りを楽しむ余裕がある人間は数少ないのだ。
「嘛,去年栽培失敗了,今年也可能不行喔──」
「ま、去年は栽培に失敗したし、今年も駄目かもねー」
極為輕鬆地說完後,靜子重新背好籃子開始往前走。
極めて気楽に言った後、静子は籠を背負い直して歩き出した。
彩在她後頭跟著,臉上掛著非常微妙的表情。
その後を彩がすごく微妙な顔をしつつついていく。
(和森大人的說法一樣。這個人的價值觀有哪裡不太一樣……)
(森様の話通りだ。この人の価値観はどこか違う……)
彩帶著幾乎要哼起歌來般陽光的靜子背影,以近乎瞪視的眼神看著她。
鼻歌を歌いそうなほど陽気な静子の背中を、彩は睨むような感じで見る。
那目光甚至帶出殺氣,但被盯著的人完全沒有察覺,悠閒地往山上走去。
殺気すら窺えるほどの視線だが、向けられた当の本人は全く気付く事なく気楽に山を登っていく。
「再過不久就是鴻喜菇的田了,所以幫我準備好籃子喔」
「もうすぐしめじ畑だから、籠の用意をお願いね」
不僅如此,她還對彩露出完全沒有惡意的笑容。
それどころか彩に全く悪意のない笑顔を向ける始末だった。
彩真的覺得無法理解靜子這個人,但她決定仍忠於自己的工作。
本当に静子という人物が分からないと思った彩だが、彼女はあくまで自身の仕事に忠実でいようと思った。
「(只能花時間了吧)知道了。另外,真的要好好看前面,會很危險喔」
「(時間をかけるしかないか)分かりました。後、ちゃんと前を見ないと危ないですよ」
要去查明靜子所擁有的才能這種工作。
静子が持つ才能を調べあげるという仕事を。
邊重複對話邊走了數十分鐘,兩人終於到達靜子第一個目標的鴻喜菇區。
会話を繰り返しながら歩く事数十分、二人はようやく静子の目的地その一であるしめじ畑に到着した。
所謂鴻喜菇田只是指自生集中在一起的區域,並非真正的人為栽培。
しめじ畑といっても自生しているのが固まっているエリアであって、本格的に人工栽培しているわけではない。
只是把容易採到的區域稱作田,靜子順手給了那片菇群一個名字而已。
単に取れやすい区域を、静子がきのこの名前をつけて畑と言っているだけだ。
「這個正是食用期,這個還……這個是毒菇。喔,這個好大」
「これは食べごろだね。これはまだ……これは毒きのこ。おっと、これは凄い大きさだ」
或許是嗅覺敏銳,靜子接連找到菇就放進籃子裡。
鋭い嗅覚があるのか、静子は次々ときのこを見つけては籠に入れていく。
轉眼間把手提籃塞滿,然後把那些仔細地放回她背著的籃子裡。
あっという間に手持ちの籠一杯にきのこを入れ、それらを背負っていた籠に丁寧に入れる。
周遭的菇類被一一採收,剩下的只剩下還太小的和有毒的菇了。
周囲にあったきのこは軒並み収穫され、残ったのはまだ小さいのと毒きのこだけになった。
「下一個是舞菇──再來是松茸。椎茸放最後也可以」
「次は舞茸ー。その次が松茸ね。椎茸は最後でいいや」
不讓彩有插話的機會,靜子重新背好籃子朝下一個採集點前進。
彩に口を挟む暇すら与えず、静子は籠を背負い直して次の採取場所に向かった。
慌忙追在她後頭的彩,僅能盡力趕上習慣山路的靜子就已力不從心。
彼女の後を慌てて追いかける彩だが、山に慣れている静子に追い付くだけで精一杯だった。
根本沒餘力提出疑問。
とてもではないが疑問を口にする余裕がなかった。
她這才注意到,剛開始上山時靜子為了照顧彩的體力曾放慢腳步。
登りかけの時は彩の体調を気遣って歩くスピードを落としていた事に、彼女はようやく気付いた。
「好喔,到了舞菇的狩場──立刻找到啦!」
「よっし、舞茸の狩場についたぞー。早速見つけた!」
彩本以為終於到達可以稍作休憩的地方,但靜子似乎發現了舞菇,便以驚人速度跑了過去。
ようやく到着したので少し休憩出来ると思った彩だが、静子は舞茸を見つけたのか凄い勢いで走っていった。
畢竟自己沒那麼能跑也沒有跑到會走失的距離,她抹去額頭上的汗後從腰間的竹水筒裡喝了幾口。
流石に走るだけの元気はないし見失うような距離でもないので、額の汗を拭った後腰に下げている竹水筒で喉を潤した。
微微冰涼的水讓發熱的身體感到非常舒適。
少しだけ冷えた水が火照った身体にとても心地良かった。
「光這些大概有十公斤吧。啊,那邊也有!今年是豐收年喔──!」
「これだけで十キロぐらいはあるかな。あ、あっちにもある! 今年は当たり年だぞー!」
彩靠著樹休息被丟在一旁,靜子則專心致力於採集舞菇。
木にもたれかかって休憩してる彩を放置して、静子はひたすら舞茸の採取に勤しんだ。
在採集了鴻喜類、舞菇、松茸之後,籃子滿了,她們便先下山一次。
しめじ類、舞茸、松茸を採取した所で、籠が一杯になったので彼女たちは一度山を下りた。
靜子原本覺得椎茸可以下次再採,然而彩堅持一定要看看,於是兩人再次上山。
静子は椎茸は今度でいいと思っていたのだが、彩がどうしても見てみたいという事で、彼女たちは再び山に上る事になった。
再上山十分鐘後,兩人抵達了靜子所設置的椎茸栽培地點。
そして山を登る事十分、二人は静子が作った椎茸の栽培場所に到着する。
「今年長起來了嗎──」
「今年は育ったかー」
靜子擺出望向遠方的姿勢,悠閒地喃喃自語。
遠くを見るようなポーズで静子がのん気に呟く。
相反地,彩屏住呼吸,凝視眼前的景象。
反対に彩は息を飲んで目の前の光景に見入っていた。
雖稱不上覆蓋整片地面,但也長滿了可稱之為大量的香菇。
一面とは言わないが、それでも大量といえるほど椎茸が生えていた。
多到可以斷言只靠這些就能成為一筆財產。
これだけあれば一財産になると断言出来るほどだ。
然而靜子只為香菇栽培成功而高興,完全沒有絲毫追求金錢等慾望的感覺。
なのに静子は椎茸が栽培成功した事だけ喜んでいた。お金云々の欲望が全く感じられない。
「(這個……)果然這麼多的量還是得向館主報告才行呢」
「(これは……)流石にこの量はお館様にご報告しないといけませんね」
「欸? 真的嗎? 不過就是香菇而已吧?」
「え? そうなの? たかが椎茸で?」
瞬間,彩故意向靜子誇張地吐出一聲極為疲憊的嘆息。
瞬間、彩は物凄く疲れたため息を、これみよがしに静子に見せつつ吐いた。
最終兩人把香菇全部採光帶回,但靜子立刻想要烤來吃。
結局椎茸を根こそぎ採取して持ち帰った二人だが、静子は早速焼いて食べようとした。
被彩拼命阻止後,除了有蟲蝕的之外,全部加工作成乾香菇。
それを全力で彩に止められ、虫食いを除いて全てを乾燥椎茸にするため加工を行う。
將香菇曝曬乾燥會失去維生素B,但維生素D則會增加十倍。
椎茸を天日乾燥させるとビタミンBを失うが、代わりにビタミンDが十倍に増加する。
鮮味成分也會提升,且香氣更佳,所以香菇比起生的,乾製更勝一籌。
旨味成分も増加し、更に香りがよくなるので椎茸は生より干してる方が断然良いのだ。
「話說回來,香菇真的那麼貴嗎?」
「それにしても、椎茸ってそんなに高価なの?」
對香菇價值還不太了解的靜子,向默默作業中的彩詢問香菇的價值。
いまいち椎茸の価値が分からない静子は、黙々と作業をする彩に椎茸の価値を尋ねる。
她停下手,輕輕吐了口氣,邊看著放在籃中準備晾乾的香菇邊說。
彼女は手を止めて小さく息を吐いた後、干すための籠に並べている椎茸を見ながら言った。
「我也不太清楚具體多少,但聽說大約十五貫(約56.25公斤)左右的話,聽說可以買下一座城。」
「私もどれほどかは存じませんが、噂では15貫(かん)(約56.25キロ)ほどあれば、城を一つ買うことが出来ると聞いております」
「那麼有這麼多就能買間大房子呢。不過打掃太麻煩,我不需要。」
「じゃあこれだけあれば、おっきな家が買えるねー。掃除が大変だからいらないけど」
「……如果能多僱些人,你會蓋寬敞的房子嗎?」
「……もしも人を多く雇えるなら、広い家を建てますか?」
「欸? 房子那麼大根本用不完吧。現在的房子就夠了」
「え? そんなに家が広かったら使い切れないじゃん。今の家で十分だよ」
彩想用假設的話題試探靜子會有多貪心,但得到的答案卻是遠超她預期的無欲。
仮定の話をして静子がどの程度欲を出すか調べようとした彩だが、帰って来た答えは彼女の予想を遥かに超える無欲さだった。
在山裡採集山產不是一兩天就能完成的。
山の幸を収穫するのは一日や二日では終わらない。
需要好幾天反覆上山採集目標物,然後帶回家進行加工。
何日も山に登っては目的のものを収穫し、それらを家へと持ち帰っては加工を行う必要がある。
而且每天要去採的東西都不同。
しかもその日その日で取りに行くものが違う。
一會兒採山裡野生的澀柿或甜柿,一會兒又把掉落的栗子連殼一起採走,挖出自然薯(山藥),或者在各處撿拾落滿地的橡實,採集各式各樣的山珍。
自生している渋柿や甘柿を収穫したと思えば、落ちている栗をイガごと収穫したり、自然薯(じねんじょ)を掘り起こしたり、そこら中落ちているどんぐりを拾ったりと、多種多様の山の幸を収穫していた。
除了柿子以外也採了其他水果,但因為不易保存,多半當採集時的點心當場吃掉了。
柿以外の果物も収穫したが日持ちしない為に、大体は採取中のおやつとしてその場で食べた。
「把澀柿趕快做成柿餅吧」
「渋柿はさっさと干し柿にしちゃいましょ」
在咕嚕咕嚕煮著的鍋前,靜子剝著澀柿的皮。
ぐつぐつ煮えている鍋の前で静子は渋柿の皮を剥く。
剝完後她在柿子的果蒂綁上繩子,把柿子放進大約沸騰五秒的鍋中。
剥き終えると彼女は柿の軸に紐を括りつけ、五秒程度沸騰した鍋の中に柿を入れた。
那些處理完後,她把柿子掛到事先準備好的晾場,綁好繩子並注意不要互相重疊。
それらが終わると用意していた干場に、柿が重ならないように注意しながら紐を括りつける。
柿子數量不多,約三十個左右,但她的手法快到連彩都驚訝。
柿の数はそれほど多くなく、三〇個程度だったが彼女は彩も驚くほどの手際だった。
「這樣就好了。大概四十天左右就能完成吧」
「これでよし。大体四〇日程度で完成かな」
看到香菇、柿子等各式各樣的乾貨排列著,靜子露出滿足的笑容。
椎茸や柿など多種多様の干物が並べられている光景に、静子は満足気な笑みを浮かべる。
「秋天收穫多,真好呢──」
「秋は実りが多いからいいねー」
「……是啊。對了,靜子大人,您似乎對菇類頗有見識,那些知識是在哪裡學到的呢?」
「……そうですね。ところで静子様、きのこについて見識をお持ちのようですが、その様な知識はどこで覚えたのですか?」
在檢查晾著的物品時,彩小心翼翼地把問題帶到看似自然的話題上問她。
干している品々をチェックしている静子へ、彩はあくまでもナチュラルな話に流れるように注意しつつ質問した。
這麼做是為了不讓對方起疑,但可惜靜子有點糊塗,根本一點也沒懷疑彩會這樣想。
下手に勘ぐられないようにするためだが、あいにくと静子は若干抜けているため、彩がそんな事を考えているとはつゆほども疑っていなかった。
「嗯? 喔啊,我有親戚是研究菇類的學者喔,他總是興奮地對我說『菇類很有趣喔,靜子!』,把各種東西教給我。」
「ん? あぁ、親戚がきのこ学者さんでねー。『きのこは面白いぞぉ、静子!』と興奮気味にあれこれ教えこまれたねー」
「是這樣啊」
「そうですか」
「我以前住的地方高齡化很嚴重。也許大家都想要後繼者吧?總之各種東西都被教了。因為從小就受那樣的教導,所以才能進入直接由農林水產省管轄的農業高中就讀呢──」
「昔住んでいた所は高齢化が進んでてね。だから皆、後継者が欲しかったのかな? なんかあれこれ教えこまれたよ。幼いころから教えこまれたお陰で、農林水産省直轄の農業高校に入学出来たんだー」
「農、農林? 農業……高中? 入、入學?」
「の、農林? 農業……高校? にゅ、入学?」
在靜子的話中,後半的內容完全不明白,但知道她擁有廣泛知識,是因為村裡的人為了求有後繼者而教導她。
静子の言葉の内、後半の言葉は全く意味が分からなかったが、彼女が幅広い知識を持っているのは村の人間が後継者欲しさに教え込んだためだと分かった。
也就是說,彩認為靜子是那個村所擁有知識的集大成。
つまり静子はその村が持つ知識の集大成、と彩は考えた。
(擁有這等技術的村莊……從未聽聞過)
(これほどの技術を持つ村……聞いたことがありません)
「好,結束了。差不多要冷了,我們回房間吧?」
「よし、終わった。そろそろ寒くなるし、部屋に戻ろうっか」
「……是啊」
「……そうですね」
彩想探查靜子的出身,卻只覺得謎題加深,心中茫然。
静子の素性を知ろうとしたが、余計謎が深まり途方に暮れる彩だった。