戦国小町苦労譚
1566年 十月上旬
計算完要入倉的俵數後,信長像先前的態度是謊言般地安靜下來。
蔵に納める俵の数を計算してから、信長は先ほどまでの態度が嘘のように静かになった。
結束形式性的報告後,他也沒有再提出無理要求,便放走了靜子。
形式的な報告を終えた後も、無理難題を言ってくる事なく静子を解放した。
對於突如其來的變臉靜子一時疑惑,但她沒有犯探草引蛇的愚行,也沒有多說一句話,默默離開城中。
突然の豹変に首を傾げる静子だが、藪をつついて蛇を出す愚を犯すことなく、余計な口を挟まず静かに城を後にした。
在靜子離開後過了不久,信長召見了森可成與滝川一益。
そして静子が去ってから少し経った頃、信長は森可成と滝川一益を呼び出した。
「靜子的事如何?」
「静子の件はどうじゃ」
「恐怕難以啟齒,關於她的消息一件也沒有。」
「申し上げにくい事ですが、彼女に関する情報は一つもありませんでした」
他瞥了一眼那臉帶歉色低頭的滝川,隨即把目光轉向森可成。
申し訳なさそうな顔で頭を下げた滝川を一瞥した後、今度は森可成の方へ顔を向けた。
理解信長所問的森可成一邊低頭一邊說道:
信長が何を問いたいのか理解した森可成は、頭を下げつつこう言った。
「我也是第一次知道她有那等才華。」
「彼女にあのような才があるのは、私も初めて知りました」
靜子在信長面前書寫漢字、平假名與片假名,並用算式進行四則運算。
静子は信長の前で、漢字とひらがなとカタカナを書き、更に計算式を用いて四則演算を行った。
若在現代是小學程度的事,放在戰國時代則是另一回事。
現代なら小学校で学ぶレベルの話だが、それが戦国時代となれば話は別だ。
算術基本上只有商家的人,或像織田信長那類的國人階層才懂,其他人大抵不知。
算術は基本的に商家の人間や、織田信長などの国人クラスの人間以外殆ど知らない。
武將若要分析我方幾萬兵、敵方幾萬兵的戰力差距也許能做到,但那也只是非常粗略。
自陣営の兵士が何万、敵方が何万という彼我の戦力差を分析する能力なら武将も持ち得るが、それは非常に大雑把なものである。
無論如何,會寫漢字且不用算盤(そろばん)計算細緻數值的技術,並非出身農家的人人會有。
いずれにせよ漢字を書き、算盤(そろばん)を使わず細かい数値を計算する事は、百姓生まれの人間が持つような技術ではないのだ。
「……綾小路家的情況如何?」
「……綾小路家の方は」
「聽說並無報告說綾小路家有出生像靜子那樣的女兒。」
「静子殿のような女児が生まれたという報告はないそうです」
「……」
「……」
聽了滝川的話,信長靜靜閉上眼睛。
滝川の言葉を聞いた信長は静かに目を瞑る。
「我初次與那人相會時,從未自報姓名。」
「奴と初めて会った時、わしは一度も名乗りをあげていなかった」
過了約五分鐘,信長仍維持原樣開始說話。
五分ほど経った頃、信長はそのままの状態で語り出した。
「可那人卻說出了我的名字。」
「なのに奴はわしの名前を口にした」
「那是……」
「それは……」
「當時我沒放在心上,但後來好奇便問了靜子。你們覺得那人怎麼回答?」
「その時は気にしなかったが、後日気になって静子に尋ねた。奴は何と答えたと思う?」
對此問題森可成與滝川無法回答。
その問いに森可成と滝川は答えられなかった。
他們很熟悉信長,但靜子跟他們完全沒有瓜葛。
彼らは信長をよく知っているが、静子は全くかかわり合いのない人間だ。
不可能一眼就看破對方是誰。
それを一発で相手が誰か見破るなど出来るはずもない。
也曾想過是間諜,但從靜子身上並沒有感受到惡意或敵意。
間者の線も考えられたが、それにしては静子から悪意や敵意などが感じられなかった。
「是紋和『義元左文字』。」
「紋と義元左文字じゃ」
兩人對出乎意料的回答不由得倒吸一口氣。
予想外の答えに二人は思わず息を飲む。
「確實是繪著『五つ葉木瓜紋』的肩衣(かたぎぬ)。腰間佩著義元左文字。可是,僅憑這些還不足以說明一切。」
「確かに『五つ葉木瓜紋』が描かれた肩衣(かたぎぬ)だった。そして義元左文字を腰に佩いていた。だが、それだけじゃ」
信長把玩著手中的扇子,繼續說道。
扇子を手の中で弄びながら信長は更に言葉を続ける。
「那人擁有諸國垂涎的卓越才能,卻絲毫不顯擺,舉止極為自然。或許因為有公家門第的家名,對禮儀也很熟悉,且對武田和我的事也頗為了解。」
「奴は諸国が欲しがるほどの卓越した才を持ちながら、それを鼻にかけるそぶりすら見せず極めて自然体だ。公家の家名を持つが故か、礼儀作法にも明るい。そして武田やわしの事に関する事にも詳しい」
他在口中喃喃念了句「而且」,然後盯著森可成與滝川說:
そして、と口の中で呟いた後、森可成と滝川を見据えながら告げた。
「不知那人自己是否察覺……靜子能看穿人的才能並分配最適工作,擅長打理人事。那或許是靜子最可怕的才幹。當我理解到這點時,我對讓我與那人相遇的神佛心懷感謝。」
「奴自身が気付いておるか不明じゃが……静子は人の才を見抜き最適な仕事を割り振れるほど、人を扱うのが上手い。あれこそが静子の最も恐ろしい才じゃろう。それを理解した時、わしは奴と巡り合わせた神仏へ感謝の念を抱いたわ」
「不過,主公。對於不肯說出自己出身的人,信任起來恐怕有些問題……」
「しかしお館様。己の生まれを語らぬ者を信用するのは、いささか問題かと思われますが……」
「嗯……確實過度信任是不妥。但就我個人看法,她天真過頭,不適合當間諜。」
「ふむ……確かに信用し過ぎは良くないでしょう。ですが私個人の感想で言えば、彼女は素直過ぎて間者に向きません」
面對滝川的苦言,森可成一方面表示同意,另一方面卻為靜子辯護。
滝川の苦言に対して、森可成は同調しながらも静子を庇う。
在眾人中與靜子接觸最多的他,覺得靜子絕非間者。
この中で一番静子と接点がある彼は、静子が間者とはとても思えなかったのだ。
那正如森可成先前所言,因為她的性格太過單純,不合戰國亂世。
それは先ほど森可成が言った通り、戦国の世に合わなさすぎるほど素直な性格故にだった。
「可成所言不錯。但一益也有一分道理。雖然現在無需立刻行動,仍需做些保險性的準備。」
「可成の言うとおりじゃ。だが一益にも一理ある。今すぐどうこうする必要もないが、保険をかけておく必要もある」
信長輕輕拍手一聲,入口的襖靜靜地被打開了。
パンっと信長が軽く手を叩くと、入り口のふすまが静かに開けられた。
那裡是――――。
そこには――――。
正當森、滝川等心腹與信長討論靜子的處遇時。
森、滝川などの腹心と信長が静子の処遇について話し合ってる頃。
她正在為一件事而苦惱。
彼女はある事で頭を悩ませていた。
「嗯……就算叫我作決定……也很難嘛」
「うーん……決断しろと言われても……ねぇ」
「對不起,村長。這樣突然提出很唐突我很清楚,但實在沒有多少猶豫的時間」
「すいません、村長。いきなりの事で無茶なのは重々承知なのですが、何分猶予がないもので」
站在左側的前任村長代一一邊抓著後腦勺一邊低下頭。
左側に控えている元村長の代一が、後頭部をかきながら頭を下げる。
不只有他,金造、田吾作,還有咲和お空等原本的村民大多都聚集在一起。
彼だけではない。金造や田吾作、それから咲にお空など、元々いた村人の大半が集まっていた。
以靜子為首,他們聚集在可稱為村裡公共設施的長屋中。
静子を筆頭に、彼らは村の公共施設とも言える長屋に集まっていた。
上座坐著村長靜子,左右坐著早期的村民們。
上座に村長の静子が座り、左右に初期の村人たちが座っている。
但也有大約四名外貌與他們不同、看起來像住在山間獵人的男人。
しかし彼らとは異なる風貌をした、まるで山間に住む猟師のような風貌の男たちが四人ほどいた。
雖然穿著各異,但都瘦得皮包骨,一眼就看出是極度營養不良。
格好は様々だが皆一様に痩せこけており、極度の栄養失調である事が一目で見て取れた。
「我知道這要求很厚顏無恥,但若繼續這樣下去,村裡的人會全都餓死,還請憐憫施捨」
「図々しい申し出なのは重々承知しております。しかし、このままでは村の人間は皆餓死してしまいます。どうかお情けを」
說完後,四人中為首的一人向靜子深深一鞠躬。
そう言って四人の内、リーダー格の人間が静子に向かって深々と頭を下げた。
向比自己小一圈或兩圈,而且還是女性低頭,想必深深傷害了他的自尊心。
自分より一回りも二回りも下の、それも女に頭を下げるのは、彼のプライドを深く傷つけるだろう。
但他們已沒有多餘的心力去顧及面子。
だがその体裁を気にする余裕すら彼らにはなかった。
「(沒想到這個村和山間的村原本竟然是同一個村啊……)請抬起頭,二作大人。我也不反對提供支援」
「(まさかこの村と山間部にある村が、元は一つの村だったとはねぇ……)頭をお上げ下さい、二作様。私も支援をする事に異論はないのです」
不過,靜子在這樣鋪陳之後,安靜地說道。
ですが、と静子は前置きをした後、静かに告げた。
「即便繼續支援,近將來二作等人也會被迫放棄這個村落」
「このまま支援をしても近い将来、二作様たちは村を捨てる事になるでしょう」
二作似乎也理解這點,聽到靜子的話時皺起了眉頭。
その事は二作も理解していたのか、静子の言葉に渋面を作る。
畢竟自去年起村民就對二作的村進行了零星的支援。
何しろ去年から二作の村に対して村人は細々と支援をしていた。
但今年情況仍未改善,反而持續惡化。
だが今年になっても状況は改善されず、むしろ悪化の一途を辿っていた。
正因如此,他們才會直接向靜子申請支援。
だからこそ静子に直接支援の願いを申し出てきた訳だ。
「……那要怎麼辦?我們也已經盡了各種辦法,但情況一點都沒改變!還要我們做什麼才好!?」
「……ではどうしろと? 我々も散々手をつくした。なのに状況は一つも変わらない! これ以上何をすればよろしいのですか!?」
也許是對自己無能為力的懊惱,二作語氣加重地說。
何も出来ない自分への苛立ちなのか、二作は語気を強めながら語る。
但他很快恢復冷靜,輕輕搖了搖頭後向靜子低首致意。
だがすぐに我を取り戻した彼は、頭を軽くふった後静子へ頭を下げた。
「剛才失了分寸表現無禮,十分抱歉」
「我を忘れてしまい無礼を働いた事、申し訳ありません」
「沒關係,我不在意。與其如此,不如來討論解決貴村問題的方法。不過在那之前……」
「大丈夫です、私は気にしていませんから。それより、そちらの村の問題点を解決するために、話し合いをしましょう。ですがその前に……」
靜子朝玄關方向輕輕拍了拍手。
静子は玄関に向かって手を軽く叩く。
這時玄關的門被打開,接著數名婦女端著托盤走了進來。
すると、玄関の扉が開けられ、続いて数名の女性が手にお盆を持って入ってきた。
她們把那些放在包括二作在內的所有人面前,行了一個禮後便離去。
それらを二作を含む全員の前に置くと、彼女たちは一礼をして去っていった。
「長途遠行辛苦了,先填飽肚子吧,之後再進行商談」
「長旅でお疲れでしょう。まずは空腹を満たして下さい。それから話し合いに入りましょう」
放在他們面前的是些食物。
彼らの前に置かれたのは料理だった。
是放了梅干的白粥,還有幾片糠漬。
それは梅干しの入った白粥、それから数枚の糠漬けだった。
一開始二作等人對這食物感到不知所措,但在靜子的「請別客氣,請享用」的話語下,他們決定吃白粥。
最初は料理に戸惑った二作たちだが、静子の「遠慮なさらず、どうぞお召し上がり下さい」の言葉で白粥をいただく事にした。
或許是第一次見到粥,他們戰戰兢兢地吃著,但不久食慾戰勝了恐懼,他們開始狼吞虎嚥。
お粥を初めて見たのか、おっかなびっくりな感じで食べていたが、やがて食欲が勝ったのか彼らはがっつくように食べた。
「接受到如此施捨,感激不盡」
「この様な施しを頂き、感謝に絶えぬ」
「啊,不,謝謝」
「あ、いえ、はい」
是本人的性格,還是曾經是武家出身不得而知,二作都非常有禮。
本人の性格なのか、それとも元は武家の人間か何かだったのか、二作はとても礼儀正しかった。
靜子只是因為二作等人因極度營養不良而在寒冷中顫抖,才端上容易消化又能暖身的白粥而已。
静子としては二作たちが極度の栄養失調からくる寒さに震えていたため、消化が良く体も温まる白粥を出した程度なのだが。
「關於問題點,在那之前請容我說出我的預想。如果錯了請隨時更正」
「それで問題点なのですが、その前に私の予想を言わせて下さい。間違っていたら都度訂正をお願いします」
「承知了」
「承知つかまつった」
靜子說是預想,但其實她認為接下來要說的內容大致上是正確的。
予想、と静子は言ったが実は今から語る内容は、だいたい当たってると彼女は思っていた。
畢竟她在今年春天就察覺到那個問題,但因為那是別村的事,所以曾經克制不插手。
何しろ今年の春にはその問題点に気付いていたが、他の村の問題であるが故に手出しを控えていたという経緯がある。
「二作様他們的村子,河水裡混有大量泥沙,無法作為生活用水,對吧?」
「二作様たちの村は、川の水に泥が多く混じっていて生活のために利用出来ない状態ですよね?」
瞬間,二作等人的臉僵住了。
瞬間、二作たちの顔が強張った。
不只是二作,代一、田吾作、金造等人臉上也同樣僵硬。
二作たちだけではない。代一や田吾作、金造たちの顔も同じように強張っていた。
從那些表情,靜子確信她的指摘大致上沒錯。
その表情から、静子は自分の指摘があながち間違っていない事を確信した。
「而且因為山裡即便白天也昏暗潮濕,獵場不再吸引野獸靠近。因此無法靠賣肉和皮毛維生,日常食物短缺。這兩點不是造成問題的原因嗎?」
「そして山が昼間でも暗くじめじめしているために、自分たちの狩場に獣が寄り付かなくなった。だから肉や毛皮で生計を立てる事が出来ず、日々の食料に窮している。この二点が問題点となっていませんか?」
「……妳是會使用神通力嗎?為什麼會知道我們困窮的理由?」
「……そなたは神通力でも使えるのか。何故、我らが窮してる理由が分かるのだ」
「這並不難說。住在山間的人以薪、炭、木材、礦物、獸肉、皮革等為生產物,所以我只是從這些推測而已。」
「そんなに難しい話ではないです。山間に住む人たちは、薪、炭、材木、鉱物、獣肉、皮革を生産物としますから、そこから推測しただけですよ」
礦物用於貨幣、刀具、農具及日常用品,因此即使山裡昏暗影響也較小。
鉱物は貨幣、刃物、農具や日常品などに使われるため、山が暗くても影響は少ない。
因此認為山裡昏暗導致野獸不來是問題的人,主要是獵人、炭燒者、伐木工等。
だから山が暗くて獣が寄り付かなくなっている事が問題だと思う人間は、猟師や炭焼き、木こりなどの人間だ。
「因為樹木過於密集,樹木生長變差,幾乎沒有陽光照入。二氧化碳的吸收能力也下降,下層草本不生長,土地瘠薄到樹木無法穩固它們的根。結果下方枝幹枯死,每棵樹都瘦弱得無法作為薪材出售。我是這麼看。」
「木々が混みあった森林によって、木々の成長が悪くなり、太陽光が殆ど差し込まない状況ですよね。それで二酸化炭素の吸収力も低下してますし、下草も生えず、木が根をしっかり張る事が出来ないほど土地が痩せている。その結果、下枝が枯れ上がり、どの木もひょろっとした状態なので薪として売る事が出来ない。そんなところとお見受けします」
「……話裡的意思有大半聽不太懂,但大體上沒錯。長不出能當薪材的樹,且沒有成為野獸食物的東西,野獸不來也就沒法賣肉。」
「……言葉の意味は大半分からぬが、概ねその通りで間違いない。薪になるような木が出来ず、更に獣の餌となるものがないため、獣たちが寄り付かず肉を売る事も出来ない」
「果然如此。那麼解決方案就是「井」和「間伐」,還有過濾河水的設備。」
「やはりそうですか。となると解決策としては『井戸』と『間伐』、それから川の水をろ過する設備が必要ですね」
對於這個困擾村民好幾年、甚至長達十數年的問題,靜子卻簡單地提出了解決方案。
何年、下手をすれば十数年もの歳月に渡って村人たちの頭を悩ませていた問題に対して、静子はあっさり解決策を提示した。
因為說得太簡單,二作起初完全不理解她說了什麼。
余りに簡単に言ったため、二作は最初彼女が何を言ったか全く理解できなかった。
「金造さん,先前請求的用於『井』的工具都備齊了嗎?」
「金造さん。以前お願いした『井戸』の為の道具類。全部揃っていますか?」
「欸?啊、是的。村長說的那些東西都已經準備好了。」
「へ? あ、はい。一応、村長が言った通りのものは用意出来ていますが」
「了解。田吾作さん,請去收集炭、較長的草木和小石頭。代一さん請準備一個較大的桶和足以包裹它的布。」
「了解です。田吾作さん、炭、長めの草木、小石類を集めてきて下さい。代一さんは、大きめの桶とそれを包めるほどの布を用意お願いします」
「嘿,明白了!」
「へい、分かりやした!」
「明白了」
「分かりました」
靜子以為這樣必要物資就齊了,但看到二作等人又想起了重要的事。
それで必要なものは揃うと思った静子だが、二作たちを見て大事なことを思い出した。
「咲さん和お空さん,請準備帶到村裡的折詰便當。那邊也要讓他們工作,但如果餓肚子就無法好好動彈。」
「咲さんとお空さん。村へ持っていくための折詰弁当を用意お願いします。向こうの方にも働いて貰わないといけませんが、空腹でまともに動けないでしょうから」
「知道了ー」
「わっかりましたー」
聽到靜子的話,お空精神飽滿地回答後,就一溜煙地飛出去了。
静子の言葉に元気よく答えたお空は、そのまま勢い良く外へ飛び出ていった。
靜子心想還沒交代便當菜單之類的,不過又覺得沒必要那麼細緻指定。
弁当のメニューも何も伝えてないのだが、と思った静子だがそこまで細かい指定は不要かと思い直した。
「欸,那個……妳在做什麼?」
「いや、あの……何をなさって?」
無法跟上對話的二作帶著驚訝的表情向靜子提問。
話についていけない二作が、驚いたような顔をしつつ静子へ質問をする。
「我們現在要去二作大人你們的村子,把造成問題的事解決掉喔」
「これから二作様の村へ行って、問題になってる事を解決するのですよ」
靜子極為開朗地這麼說,彷彿要吹散二作的不安。
二作の不安を吹き飛ばすかのように、静子は極めて明るくそう言った。
過了一刻(約兩小時)之後,大家拿著各自準備的東西,前往二作的村子。
それから一刻(約二時間)後、それぞれ準備したものを手に静子たちは二作の村へ向かった。
畢竟要爬山,於是讓咲和お空留在村裡待命,便當由村裡的男人們搬運。
流石に山登りなので咲とお空は村で待機させ、弁当類は村の男衆が持ち運ぶ事にした。
靜子在山裡採集、狩獵鹿近兩年,對地形熟悉得像自家後院般,輕鬆地爬上山去。
静子は二年近く山であれこれ採取したり、鹿を狩猟したりしていたので、勝手知ったる庭のように軽々と登っていく。
然而很久沒爬山的金造和田吾作,從目的地將近一半的路程就氣喘吁吁了。
しかし山登りなどしなくなって久しい金造と田吾作は、目的地の半分近く辺りから息も絶え絶えだった。
可能因此,他們在比預定稍晚的午後抵達二作的村。
そのせいか、予定より少し遅い昼過ぎに二作の村へ到着した。
「等一下,已經不行了……快要死掉了……」
「ちょ、もう無理っす……死にそうです……」
「村長……哪裡有那種力氣……噗」
「村長……どこにそんな力が……うぷっ」
一到村子,金造和田吾作就當場倒下了。
村についた瞬間、金造と田吾作はその場に崩れ落ちた。
喘著粗氣,一口接一口灌著腰間掛著的竹水壺裡的水。
ぜいぜいと肩で息をして、腰から下げている竹水筒の水をがぶ飲みしていた。
「因為爬山採藥草、追鹿之類的吧。應該就是因此練出體力了吧?」
「山に登って薬草を採取したり、鹿を追いかけたりしてたからねー。そのせいで体力がついたんじゃないかな?」
對著兩個還在喘著粗氣的人,平常幾乎沒變的靜子若無其事地回答。
肩で息をしている二人に対して、普段とあまり変わりない静子がケロッと答える。
雖然略帶汗水,但不像金造和田吾作那樣會顯得體力瀕臨極限,從她身上感覺不到那種樣子。
若干汗はかいていたが、金造と田吾作のように体力の限界を訴える様子が彼女からは感じられなかった。
「話說完就開始作業喔。在那之前先把呼吸調整好。」
「話が終わったら、作業開始だからね。それまでに息を整えててね」
說完後,靜子留下一臉疲憊的兩人和硬撐著站著的代一,走進二作的村子。
そう言うと静子はヘバッている二人と、やせ我慢して無理に立っている代一を置いて二作の村へ入った。
隊伍順序是先是二作等人,接著是靜子,再後面則是維特曼、凱澤與克尼希。
先頭に二作たち、その後ろに静子。そして更に後ろにヴィットマンとカイザー、ケーニッヒという順番だ。
「啊,村長回來――――嗚哇!!」
「あ、村長お帰り――――ヒぃっ!!」
可能是因為牽了三隻狼跟來,村民每次見到就尖叫也不足為奇。
狼三匹を引き連れてきたせいか、会う度に村人たちが悲鳴を上げたのは無理からぬことだった。