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450 異變3
昨晚我和法爾塞特一起在『小銀鎮』過夜。
昨夜は、ファルセットと一緒に『リトルシルバー』に泊まった。
他一如既往每次來這裡都會跟著我。去別的地方時卻有時不跟來……。
相変わらず、ここへ来る時にはついてくるんだよ。他のところへ行く時には、ついてこない時もあるのに……。
那傢伙法爾塞特老是說「我是香大人的護衛」之類的,但來這裡幾乎沒什麼危險,而且即便發生了什麼事,他應該知道我能應付得來。
ファルセットのヤツ、『カオル様の護衛ですから』とか言っているけれど、ここへ来るのには危険は殆どないこと、そしてもし何かあったとしても、私ならどうとでもできることは分かっているはずだ。
所以我想他大概是喜歡和孩子們相處吧,多半是……。
だからあれは、子供達の相手をするのが好きだからなのだろうな、多分……。
或者他是在想要增加自己的夥伴,所以清晨就開始教孩子們劍術。
そして自分の仲間を増やそうとでも考えているのか、早朝から子供達に剣術を教えている。
……再讓孩子們學到奇怪的知識或能力可怎麼辦啊!
……これ以上、子供達がおかしな知識や能力を身につけたら、どうするんだよ!
不過在這個世界,女性和小孩也該學會自保,所以我不會阻止他們。大家好像也這麼想,都很認真地練習著。
まあ、この世界では女性や子供も身を護る手段を身に付けておくべきだから、止めはしないけどね。みんなもそう考えているのか、真剣にやってるし。
沒錯,法爾塞特教導孩子們的並不是遊戲,而是正規的訓練……。
そう、子供のお遊びではなく、本格的な訓練なんだよ、ファルセットが子供達に教えているのは……。
不會吧,那傢伙法爾塞特不會是把自己當年受的訓練原封不動搬來教吧……。
まさかファルセットのヤツ、自分が受けた訓練をそのままやってるんじゃないだろうな……。
那些孩子們可不是弗蘭塞特的血脈!不是擁有女神守護騎士(艾茵赫利亞爾)能力的,只是普通的小孩啊!
その子達は、フランセットの血は引いていないんだぞ! 女神の守護騎士(エインヘリヤル)の能力を持たない、普通の子供達なんだぞ!
……你懂不懂啊,喂!!
……分かってるのか、オイ!!
* *
* *
結果是,關於麗子和我感到的不對勁,幾個月過去了也沒提出任何具體方案,而『小銀鎮』的孩子們卻飛速成長起來。
結局、レイコや私の違和感に関しては、何の具体案も出ないまま数カ月の日々が過ぎ去り、『リトルシルバー』の子供達はぐんぐんと成長していった。
雖然不過幾個月,成長期孩子的身高伸長很快。再加上現在能攝取足夠的營養,彷彿在補回以前缺失的時間,長得更快了,他們也做了足夠的運動……。
高々数カ月とはいっても、成長期の子供の身長が伸びるのは早い。それも、十分な栄養を摂れるようになった今は、以前の分を取り戻すかのように伸びている。十分な運動もしているし……。
……不過,阿拉爾除外。
……但し、アラルを除く。
不是啦,阿拉爾也有按平均速度成長。
いや、アラルも平均通りに成長してはいる。
只是阿拉爾還年幼,男孩子第二次發育來得比女生晚,現在只是還追不上女性們的成長速度而已。
ただ、アラルはまだ幼く、そして男子の第二次成長期が始まるのは女子より遅いため、今はまだ女性陣の成長速度に追いついていないだけなのだ。
再過幾年,阿拉爾也會追上女孩子們,然後超越她們。
あと数年経てば、アラルも女子達に追いつき、そして追い越すはず。
到那時,阿拉爾的姊控正太後宮會怎麼辦呢……。
そうなった時、アラルのおねショタハーレムがどうなるのか……。
姊姊們,我真的好擔心啊……。
おねーちゃん、とっても心配だよ……。
* *
* *
今天也像往常一樣精神地醒來,恭醬去顧店,麗子以獵人的身分去狩獵,而我則作為流浪的野良巫女,去那些可能有傷者出現的地方隨意晃蕩……。
今日も、いつものように元気に目覚め、恭ちゃんは店番、レイコはハンターとしての仕事で狩りに、そして私は流しの野良巫女……怪我人がいそうな場所を、適当にうろうろする……に出掛けた。
在一片危險度較高、通往王都方向出口附近的森林等候時,受傷的人常常和隊友一起出現,還挺頻繁的。
ちょっと危険度が高い森の、王都方向への出口付近で待っていると、怪我人がパーティ仲間と共に現れるんだよね、割と頻繁に。
畢竟如果受了比較大的傷,跑到最近且醫師與藥師多的王都去是理所當然的。
そりゃまあ、ちょっと大きな怪我をすれば、最寄りの町であり医師や薬師が多い王都へ向かうのは、当たり前だ。
而獵人受傷時,大多不會花大錢請神官祈禱。
そしてハンターは、怪我をした時に、大金を払って神官に祈ってもらうという者はあまりいない。
看過受傷的獵人同伴,或自己受過幾次傷並接受治療與祈禱之後,他們才會體會到該倚靠的不是神官而是醫師與藥師。
怪我をしたハンター仲間の様子を見ていたり、自分も何度か怪我をして治療や祈祷をしてもらった結果、頼るべきなのは神官ではなく医師や薬師だということを実感するかららしい。
嘛,說得也是啊!
ま、そりゃそうか!
但野良巫女──與神殿無關的自由巫女不會索要巨款,若剛好遇上有人問「要我祈禱嗎?」也不會被拒絕。獵人雖然不見得信神官,卻有很多人相信女神並虔誠地信仰她。
でも、野良巫女……神殿とは関わりを持たない自由巫女は大金を要求したりしないから、たまたま出会って『祈りましょうか?』と言われれば、別に拒絶されたりはしない。ハンターは神官は信じていなくても、女神は信じ、信仰している者が多いからね。
……話說回來,賽蕾絲的存在是『客觀的事實』,所以不是信不信的問題吧……。
……というか、セレスの実在は『客観的事実』なので、信じる信じないの問題じゃないか……。
只是問題在於,大家是否相信那個賽蕾絲會『祈禱就能治好傷』。
ただ、あのセレスが『祈れば、怪我を治してくれる』ということを信じるかどうか、という話だ。
在一個神會現身的世界裡,若信奉一神教,神如果不自覺並表現得合宜,信徒和宗教界都會很困擾啊……。
神様が姿を見せる世界での唯一神教って、神様がそれを自覚して、上手く振る舞ってくれないと困るよねぇ、信者も、宗教関係者も……。
宗教說穿了也是門生意罷了……。
宗教っていうのは、客商売なんだからさ……。
再加上夜間有『御使い様劇場』的傳聞,我在這地方工作也不是第一次,所以這附近出沒的野良巫女祈禱很靈的名聲似乎頗為廣為人知。
まあ、夜の『御使い様劇場』の噂があるし、私がこの場所で仕事をするのは初めてじゃないから、このあたりに出没する野良巫女の祈祷は効く、という評判が結構広まっているらしい。
所以帶著傷者的隊伍一看到我的身影就會急忙趕來,若傷者無法激烈移動,就會有隊友全速奔來叫我。
なので怪我人を連れたパーティは私の姿を見つけると急いでやって来たり、怪我人があまり激しく動かせない状態の時は、私を呼ぶために仲間のひとりが全速で走ってきたりする。
總之,在獵人之間我的知名度也算有上升,嗯嗯……。
まあ、ハンターの間でもそこそこ知名度が上がってきたというわけだ、うむうむ……。
「喂~巫女大人,拜託您~!」
「お~い、巫女様、お願いいたします~!」
啊,客人來了!
あ、お客さんだ!
不把受傷者帶過來而是叫我來,代表不是輕傷了……。
怪我人をこっちに連れて来ずに私を呼ぶということは、軽傷じゃないな……。
好,既然被召喚,我立刻到場!!
よし、お呼びとあらば、即、参上!!
「好~的,馬上就來~!」
「は~い、すぐ行きま~す!」
……真是有種不像巫女的營業方式啊……。
……何か、巫女様らしくない営業形態だなぁ……。
* *
* *
「嗯嗯,果然這幾個月來森林的狀況有異?」
「ふむふむ、やはりここ数カ月、森の様子がおかしいと?」
「是啊。魔物的數量在增加,而且最要緊的是生態平衡被打亂,這才是問題啊,
「へぇ。魔物の数が増えておりますし、何より、バランスが崩れているのが問題でさぁ。
中階魔物在增加,低階的卻沒跟著增加。那樣一來……」
中級クラスの魔物が増えているのに、下級クラスのが増えてねぇ。そうなると……」
「因為食物短缺,中階魔物會採取和平時不同的行動,對吧?」
「餌が不足した中級クラスの魔物が、普段と異なる行動を取る、と?」
「沒錯就是這樣。巫女大人,您真了解……」
「その通りでさぁ。巫女様、よくご存じで……」
這種程度是常識吧,但離開世俗的巫女可能沒那麼熟悉這些事。
それくらいは常識だけど、世俗から離れた巫女は、そういうことはあまり知らないのかな。
嘛,反正沒電視也沒報紙,書籍也不常流通。書很貴,平民的識字率又低……。
ま、テレビも新聞もないし、本も碌に出回っていないからなぁ。本は高価だし、平民の識字率は低いし……。
而且果然魔物的樣子怪異,似乎是從未有過的情況。
そして、やはり魔物の様子がおかしく、今までになかった状況のようだ。
這隊伍的傷者手臂被劃得很深。
このパーティの怪我人は、腕をザックリとやられていた。
看來是被行動異常的魔物偷襲之類的……。
やはり、いつもと違う魔物の行動に、不覚を取ったとか……。
像平常一樣止血,實際上會把傷口深處消毒並修復,但會故意讓傷稍微還會痛,然後說『只是把表面封住了,幾天內別勉強』,之後就去蒐集情報。
いつものように止血して、本当は傷の深部まで消毒し修復しているのだけど、少し痛みが残るようにして『表面を塞いだだけ。数日間は無理をしないように』と言い、その後情報収集に努めているわけだ。
看到血止住、疼痛減緩、傷口表面封住後,獵人們覺得沒必要急著衝去看醫師,就一邊休息一邊愉快地回答我的提問。
血が止まり、痛みが和らぎ傷の表面が塞がったのを見て、急いで医師のところへ駆け込む必要がなくなったハンター達は、ひと休みしつつ私の質問に快く答えてくれている。
……嘛,理所當然。如果情況更糟手臂可能就廢了,但現在看來沒事,還要價的代價只是些行軍乾肉……。
……まあ、当たり前だ。下手すれば腕が駄目になる可能性もあったというのに、どうやら大丈夫そうな上、要求された代価が携行食の干し肉少々なのだから……。
因為比預定時間提早回營,行軍糧食好像還有剩。
予定より早く帰投することになったため、携行食は余っているみたいだしね。
這乾肉當正餐吃有點勉強,但放到湯裡或當下酒菜倒也不算差。
いや、この干し肉、食事として食べるにはちょっとアレだけど、スープに入れたりお酒のつまみとして食べたりするには、そう悪くないんだよね。
而且這些人也沒有其他能拿來當代價的東西……。
それに、他に代価として貰えるようなものを持っていないからね、この人達……。
說實話完全免費似乎也不妥,我會收一點象徵性的東西,擺出施捨或托鉢的樣子。
さすがに、完全無料はどうかなと思い、少しだけ形ばかりのものを貰い、喜捨や托鉢のような体裁を取っているのだ。
而且受傷的獵人增多了,被魔物襲擊的村莊與商隊也在增加。
そして、やはり怪我をするハンターが増え、魔物に襲われる村や商隊も増えているようだ。
看來對居民來說情況越來越嚴峻了。重傷者和死亡人數似乎也大幅上升……。
そろそろ、住民達にとって厳しい状況になってきているみたいだなぁ。重傷者や死者もかなり増えているみたいだし……。
應該快到極限了吧?
そろそろ限界かな?
……好吧,沒辦法。
……よし、仕方ない。
我本不想耍手段所以一直忍著,但任由生命白白喪失而坐視不管,跟我們的性格不合。
あまりズルはしたくないから自粛していたけれど、無為に人命が失われるのを看過するのは、私達の性に合わない。
該去做那件事了嗎……。
アレをやるか……。
* *
* *
「所以啊,我要去做那件事了」
「そういうわけで、アレをやるよ」
「「「……那個?」」」
「「「……アレ?」」」
在店鋪二樓我們的房間裡說明後,麗子、恭醬和法爾塞特三人都歪著頭看著我。
お店の2階、私達の部屋で説明したところ、レイコ、恭ちゃん、ファルセットの全員に、首を傾げられた。
……啊,對哦!大家沒看過那個吧……。
……あ、そうか! みんな、アレは見たことがなかったっけ……。
「這個」
「これ」
我這麼說著從道具箱掏出的是以前用過一次的、傳說是賽蕾絲到處分發的『召喚賽蕾絲用水晶』的仿冒藥劑容器。
そう言って私がアイテムボックスから取り出したのは、以前1回使ったことのある、セレスが各地で配って回ったという『セレス呼び出し用水晶』のパクリポーション容器。
既沒做左右翻轉也沒描摹抄襲,而且是私人使用,理應沒問題。
左右反転もトレースもしていないし、私的使用なので問題ない。
打算用這個再召喚賽蕾絲,請她告訴我們現在的情況。
これでまたセレスを呼び出して、今の状況を教えてもらおうというわけだ。
賽蕾絲並不會說『試煉必須靠人類自身的力量來克服』之類的話。
セレスは、別に『試練は人間が自分達の力で乗り越えなければなりません』なんてことは言わない。
她大概只在意防止因為『歪曲』導致次元世界崩壞,以及對地球的管理者添麻煩這類事。
ただ、『歪み』によって次元世界が崩壊するのを防ぐことと、地球の管理者に粉をかけることしか考えていないはずだ。
所以我問的話,她應該會告訴我們。
だから、私が聞けば、教えてくれるはず。
「這是用來召喚賽蕾絲的水晶。召喚賽蕾絲,請她告訴我們情況。」
「セレスを呼び出すための水晶だよ。セレスを呼んで、状況を教えてもらう」
「……不是『機械仕掛的神《Deus Ex Machina》』之類的嗎……」
「……『機械仕掛けの神《デウス・エクス・マキナ》』じゃないの……」
麗子帶著無奈的表情這麼說,但為了守住我們那點可憐的自尊與原則,眼看著死人持續增加也不能坐視不理。
レイコが呆れたような顔でそう言うけれど、私達のちっぽけな意地やポリシーを守るために死人が増え続けるのを看過するわけにも行かないだろう。
況且我們也不知道什麼時候會輪到認識的人遭殃。
それに、いつ私達の知り合いが被害に遭うか分からない。
法爾塞特眼睛閃閃發光,感動得想知道能否像真祖(弗蘭塞特)一樣親眼見到女神賽蕾絲蒂娜。
ファルセットは、自分が真祖様(フランセット)と同じく女神セレスティーヌをその目で見ることができるのかと、目をキラキラさせて感動している様子。
……拜託別跟真祖(弗蘭塞特)較勁,去對賽蕾絲前後來回掌摑之類的……。
……頼むから、真祖様(フランセット)に張り合って、セレスに往復ビンタをカマしたりしないでよ……。
那是假的啦!就算是弗蘭塞特也沒真的打過賽蕾絲的耳光!那是後世史家亂寫加上的謠言、捏造出來的!!
ソレ、嘘だからね! さすがにフランセットも、セレスにビンタを喰らわしたりはしていないからね! アレは後世の歴史家が勝手に書き加えたデマ、捏造だからねっ!!
「好,那麼……」
「よし、じゃあ……」
「等一下啊!!」
「ちょっと待ったあぁ!!」
欸?正要啟動召喚水晶時,被恭醬慌忙阻止了。
あれ? 呼び出し水晶を発動させようとしたら、恭ちゃんに慌てて止められた。
「香醬,在室內啟動那種東西會不會讓女神大人從天花板衝破下來降臨?
「香ちゃん、室内でそんなもの発動させたら、女神様が天井を突き破って降臨したりしない?
如果在這種狹小空間出現,不會嵌入牆裡嗎?不會因為她頭上的光環把柱子切斷嗎?」
こんな狭いところに出現したら、壁にめり込んだりしない? 頭の輪っかで柱が切断されたりしない?」
「啊……」
「あ……」
……好懊惱。
……悔しい。
偏偏被恭醬那個呆呆的家伙指出了我的致命失誤……。
選りに選って、ぽややんの恭ちゃんに私の致命的なミスを指摘されたよ……。