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449 異變 2
「那麼,如果不是大暴走(Stampede),那到底是什麼?」
「じゃあ、大暴走(スタンピード)じゃないなら、何なの?」
「不,正因為搞不清楚,才會有人說『有些違和感』吧……」
「いえ、それが分からないから、『何か、違和感がある』と言われているのでは……」
「嗚哇!」
「ぐはぁ!」
又一次被法爾塞特痛扁了。
またまた、ファルセットに叩き潰された。
……真是的,這傢伙根本不留情面……。
……ホント、容赦ないな、コイツ……。
啊,不,並無惡意,應該只是以戰術判斷提出意見而已吧。
あ、いや、別に悪気はなく、ただ単に、戦術的判断として意見を述べているだけか。
法爾塞特對我的忠誠度簡直破表啊,法爾塞特……。
私に対する忠誠心はストップ高だからな、ファルセット……。
「嘛,縱然覺得有違和感,對我們來說也無可奈何吧。
「まあ、違和感があるといっても、私達にはどうしようもないよね。
如果不是關於我們的事,就交由當地居民(在地P)處理,我們只能溫和地觀察,沒理由自作主張插手把事情鬧大……」
私達に関することじゃないなら、対処は地元の人々(じもピー)に任せて、生温かく見守っているしかないでしょ。こっちから首を突っ込んで大騒ぎするわけにも行かないし……」
嗯,恭醬說得沒錯。
うん、恭ちゃんが言うとおりだ。
如果我們魯莽插手,可能會被說成是事件的發端,被推上所有責任啊。
下手に私達が口出しすると、私達が事件の発端(ほったん)だと言われて、全ての責任を被せられたりしかねないからね。
權力者一旦找到合適的替罪羊,就會興高采烈地把所有責任往人家頭上推吧……。
権力者は、丁度良い贖罪の山羊(スケープゴート)を見つけたら、嬉々(きき)として全責任をおっ被せて来そうだもんなぁ……。
「那麼,會多留意,不過目前先什麼都不做、觀望就可以了嗎?
「じゃ、注意は払っておくけれど、今のところは何もせず様子見、ってことでいい?
但如果有讓人擔心的事,就由我們三個暗中、不讓其他人察覺地調查。
但し、気になることがあれば、私達3人で他の者に悟られないように密かに調査、ってことで。
「恭醬,你用母艦的觀測儀器確認有無異常吧。」
恭ちゃんは、母艦の観測機器で異状の有無を確認しておいてね」
「收到!」
「了解(ラジャー)!」
「知道了!」
「分かった!」
* *
* *
自從麗子說了『有些違和感』之後,過了一段時間……。
レイコが、『何か、違和感がある』と言ってから、しばらく経ち……。
「……總覺得哪裡怪怪的……」
「……何か、変だよねぇ……」
「嗯……」
「うん……」
「是啊……」
「そうよねぇ……」
這次換我說了同樣的話,恭醬和麗子也表示同意。
今度は、私が同じようなことを言い、恭ちゃんとレイコが同意してくれた。
「夜間在『御使大人劇場』,受傷者的比例增加了,而且多是魔物造成的重傷……」
「夜の『御使い様劇場』で、怪我人の比率が増えてる。それも、魔物による大怪我が……。
治癒後我問了許多細節,結果是……。
治癒した後で色々と聞いてみたんだけどね。そうしたら……。
平時不該出現在那種地方的高階魔物。
いつもはそんなところにいないはずの、高ランクの魔物。
原本應該只棲息少數的地點,卻大量出現。
少数しか生息していないはずの場所に、大量に存在。
原本與小型魔物數量平衡被打破,出現大量大型肉食魔物。
餌となる小型の魔物との数のバランスが崩れた、多数の大型肉食魔物。
若是經過長期慢慢改變還好說,這卻是急遽的變化。
長い期間を経て少しずつ分布状況が変わったのならともかく、急激な変化。
並沒有因為乾旱或天候異常導致山上供草食魔物食用的植物減少之類的情況……」
日照りや天候不順で草食魔物の餌となる山の植物が、というようなこともないのに……」
「獵人公會也流傳著類似的消息啊。果然,這是……」
「ハンターギルドでも、同じような話が広まっているわね。やはり、これは……」
「「「發生了什麼事嗎?」」」
「「「何かある?」」」
三人的聲音同時響起。
3人の声が揃った。
然後,三人的脖子一齊轉動,目光定格在同一個地方……。
……そして、3人の首が動き、視線が一箇所に……。
「……欸? 不、就算你們看著我也沒辦法啦……」
「……え? いや、私を見られましても……」
作為當地居民(在地P)的法爾塞特被我們盯著看,慌張地在臉前左右拍動著右手。
地元の人々(じもピー)であるファルセットが、私達に見詰められ、焦って右手を顔の前でパタパタと左右に振っている。
畢竟我們是這裡的新來者,這種情況下聽聽法爾塞特的意見才是理所當然。
いや、私達はこの地では新参者なのだから、ここはファルセットの意見を聞くのが普通だろう。
「若是『真祖大人』的話,對過去大約一百年的事情大概都有所耳聞,但我才不到二十年,所以並不算很熟悉這些事。」
「真祖様であれば、ここ100年間くらいのことは概ね見聞きされていると思いますが、私はまだ20年も生きていませんから、そんなに物事に詳しいわけではありませんよ。
當然我也有閱讀文獻,但沒有記錄到這樣的事例。
勿論、文献とかも読んでおりますが、そういう事例は記憶にありません。
嗯,我們家族裡沒多少人有讀書的習慣,但在那之中,我算是比較好學的那種人。」
まあ、うちの一族には本を読む習慣がある者はあまりいませんが、その中では、私は割と勉強家の方だと思います」
「啊~,那就是『腦筋法爾塞特』嘛,法爾塞特(你)的綽號……」
「あ~、『脳筋ファルセット』だもんねぇ、ファルセット(あなた)の二つ名……」
這綽號的由來是,信奉『只有練出的肌肉才值得信賴!』那位法蘭塞特曾對法爾塞特說『你的腦子就像你的肌肉一樣靠得住』,因此法爾塞特對這個綽號引以為傲……。
これは、『信頼できるのは、鍛え上げた己の筋肉のみ!』というのが信条である、あのフランセットが、ファルセットに対して『お前の頭脳は、筋肉並みに信頼できるな』と言ったのが由来であり、ファルセットは心からこの二つ名を誇りに思っているんだよ……。
沒錯,對法爾塞特來說,『腦筋』不是罵人的話,而是值得驕傲的稱讚……。
そう、ファルセットにとって、『脳筋』というのは悪口じゃなく、誇るべき褒め言葉なんだよ……。
你看,他以為我在稱讚他,挺起胸膛,鼻子還微微顫動著。
ほら、私に称讃されたと思って、胸を張り、鼻をピクピク動かしてる。
這是法爾塞特的拿手姿勢啊。
これって、ファルセットの得意ポーズなんだよなぁ。
「總之,既然作為當地居民(在地P)以及戰鬥民族女神的守護騎士(エインヘリヤル)之一的法爾塞特都不知道,那就先認定為『過去沒有前例』,或者是已久到連記錄都消失、大家都忘記的情況吧。」
「とにかく、地元の人々(じもピー)であり、戦闘民族女神の守護騎士(エインヘリヤル)の一員であるファルセットが知らないのだから、とりあえず『過去に例がないこと』、あるいは『記録がなくなり、皆が忘れてしまうくらいの期間は起きていないこと』だと認識しておこう。
「……那麼,根據我們的知識來推測原因看看吧……」
……それで、私達の知識から原因を推測してみようか……」
沉吟了一會兒,嗯——地嘀咕思考著……。
しばらく、う~ん、と唸りながら考えて……。
「魔族所為!」
「魔族の仕業(しわざ)!」
「這個世界沒有魔族。駁回!」
「この世界には、魔族はいない。却下!」
恭醬的推測被當場駁回。
恭ちゃんの推測は、一発却下。
「地殼變動打開了通往地底世界的通道,魔物就從那裡湧出來……」
「地殻変動で地底世界との通路が開き、そこから魔物が……」
「是佩爾西達嗎!沒有記錄顯示發生過大地震,而且恭醬母艦的地表掃描也沒顯示地殼變動或大洞的跡象吧。駁回!」
「ペルシダーかっ! 大きな地震が起きたという記録はないし、恭ちゃんの母艦からの地上スキャンでは地殻変動や大穴があいた形跡はなかったでしょ。却下!」
麗子的推測也被立刻駁回。
レイコの推測も、一発却下。
「那麼,就請在這個世界生活最久的香老師發表她的推測吧……」
「それじゃあ、この世界での生活が一番長い、カオル先生の御推測を伺いましょうか……」
啊,因為我自己什麼都沒推測,卻老是對恭醬和麗子的想法橫加指責,才會被麗子說出那番話……。
あ、私が、自分は何も推測しないくせに恭ちゃんとレイコの考えに駄目出しばかりするものだから、レイコがそんなことを言ってきた……。
好吧,聽聽我華麗的推測吧!
よぉし、華麗なる私の推測を聞くがいい!
「…………」
「…………」
糟糕,什麼都想不出來!
アカン、何も思い付かん!
「對不起啊~~!!」
「すみませんでしたあぁ〜〜!!」
自己什麼意見都沒提出,卻對努力想的人擺出一副居高臨下的否定態度,真是不好啊……。
自分は何も意見を提示しないくせに、頑張って考えた人に対して偉そうな態度で否定するのは、駄目だよねぇ……。
在這裡還是老實地道歉一下吧。
ここは、素直に謝っておこう。
「嘛,對於這個世界的自然災害,我們沒必要插手吧。
「ま、この世界の自然災害に対して、私達が手出しする必要はないか。
那種事是國家的工作,軍隊與獵人這些職業就是為了處理這種事而存在的。
そういうのは国の仕事だし、そのために軍隊やハンターという職業が存在するんだし。
就連賽蕾絲也不會出手,除非是極其重大的災害,而且她也只是給予建議,並不會親自干預呢。」
セレスも、余程の大災害でなきゃ助言しないし、それもアドバイスだけであって、自分が直接手出しするわけじゃないらしいからね」
就是這樣。
そうなのだ。
我們只是普通的居民,並沒有背負什麼奇怪的義務。
私達は、ただの住民。おかしな義務を背負(しょ)い込んでるわけじゃない。
所以沒有理由去多管閒事。
だから、余計なことをする義理はない。
「……嘛,雖然這麼說……」
「……まぁ、そんなことを言っていても……」
「香醬就是太心軟了嘛……」
「香ちゃんは、甘いからねぇ……」
欸?麗子和恭醬一邊說著這些,一邊看著我的臉偷笑起來。
ん? レイコと恭ちゃんがそんなことを言いながら、何やら私の顔を見て、にやにやと笑っている。
「不過,如果王都或塔沃拉斯面臨重大危機,我當然也會出手的!畢竟認識的人、熟絡的人很多嘛。」
「いや、さすがに私も、王都やターヴォラスに重大な危機が迫れば、そりゃ手を出すよ? 知ってる人、仲良くなった人が大勢いるからね。
……但那也是只有在可能對平民造成重大傷害的時候才會這麼做。
……でもそれは、民間人に大きな被害が出そうな時だけだよ。
抱歉啦,士兵和獵人就是為了這種事而存在,如果他們能應付,或平民受害只是微乎其微的情況,我們就不會出手。
悪いけど、兵士やハンターはそのためにいる職業なんだから、彼らだけで何とかなるとか、民間人の被害はごく僅かだとかいう場合は、何もしない。
就按照我們三人訂下的行動指針行事吧。」
私達3人で決めた、行動指針の通りにね」
對。不要濫用我們的力量……除非只是對付自己人……。
そう。むやみやたらと私達の力を使わない。……身内だけの場合を除いて……。
就連地球之神,也不會滿足信徒的所有願望,也不會拯救每一個人。
地球の神様だって、別に信者の願いを全て叶えてくれるわけじゃないし、みんなを救ってくれるわけじゃない。
所以我們這些根本不是神的人,不應該無謂地干涉他人的人生與運命。
だから、別に神様でも何でもない私達が、他人(ひと)様(さま)の人生や運命に、無遠慮に手出ししたりすべきじゃない。
苦難也許正是為了成長所需要的試煉……。
苦労も、成長のために必要な試練なのかも……。
……但,孩童遇到危機則不在此限!
……但し、子供の危機は除く!
孩子們的安全與安寧,以及他們的未來必須守護。無論發生什麼事!!
子供達の安全と平穏、そして未来は守らなきゃならない。たとえ、どんなことがあろうと!!
「……看吧,說著這些話的同時,馬上就變成了『絕對守護模式』那副決意滿滿的臉……」
「……ほら、そんなことを言いながら、早速『絶対守るぞモード』の決意顔をしてる……」
「啊哈哈,畢竟是香醬嘛……」
「あはは、だって香ちゃんだものねぇ……」
別吵啦!!
うるさいよっ!!