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427 聽候差遣 1
「我會一同前往。」
「御一緒します」
在玲子和恭醬還沒開口之前,法爾塞特就先說了那句話。
まだ、レイコと恭ちゃんが言葉を口にする前に、ファルセットがそう言った。
『……嘛,理所當然吧……』
……まぁ、当たり前だよねえ……。
「不,我已經和國王他們見過好幾次了,宰相大人他們也都是好人喔?」
「いや、王様達にはもう何度か会っているし、宰相様も、みんないい人達だよ?」
「……我、我、我會一起去!!」
「……御一緒、い、た、し、ま、す!!」
「……啊、好……」
「……あ、ハイ……」
『嘛,說得也是吧……』
ま、そりゃそうか……。
王宮裡可不只有國王和宰相。
王宮には、王様と宰相様しかいないわけじゃないんだ。
還有當初第一次被帶去王宮時,想要利用我的那六位貴族也在那裡……。
初めて王宮に連れて行かれた時の、私を利用しようとしていた貴族6人組とかもいるし……。
誰會把我一個人送進這個權力者的巢穴(王宮)而不派任何護衛呢……。
権力者の巣窟(そうくつ)である王宮に、私ひとりで行かせる護衛はいないよねえ……。
「我也……」
「私も……」
「恭醬就留在家裡!!」
「恭ちゃんは留守番!!」
「恭子就留在店裡看店!!」
「恭子は店番!!」
我和玲子打斷了正要開口的恭醬,接著說出那些話。
何か言いかけた恭ちゃんの言葉を遮(さえぎ)って、私とレイコの言葉が続いた。
『要是把恭醬帶去王宮會怎麼樣……』
恭ちゃんを王宮になんか連れて行ったら、どうなることか……。
『……世界會毀滅……』
……せかいがはめつする……。
『那件事絕對不能發生。』
それだけは、絶対に阻止しなければならない。
『現在我和玲子的心合而為一了!』
今、私とレイコの心は、ひとつになった!
「……我也想去城堡看看……想見見國王、王子殿下和公主們啊……」
「……私も、お城に行ってみたい……。王様や王子様、お姫様達に会ってみたいよぉ……」
『咬緊牙關……』
ぐっ……。
『恭醬那傢伙居然耍起哭攻勢了……』
恭ちゃんのヤツ、泣き落としに来やがった……。
『眼裡含著淚光,帶著依賴般的懇求目光。』
うるうるとした、縋(すが)るような目。
『最麻煩的是,這根本不是演技,而是恭醬的本性啊……』
タチが悪いのは、これが演技じゃなくて、恭ちゃんの『地』だってことなんだよなぁ……。
『以前我總會被這種東西打動,結果招致各種後悔……』
昔は、これに絆(ほだ)されて、色々と後悔するハメになったもんだ……。
『但現在的我,不是昔日的我!』
だけど、今の私は、昔の私じゃない!
「不行!」
「駄目!」
『……對。我絕對不能讓這個世界毀滅啊啊啊!!』
……そう。私は、この世界を破滅させるわけにはいかないのだだだ!!
「薰,你變得好出息啊……」
「カオル、立派になって……」
「閉嘴!你也給我別鬧了!!」
「うるさいわっ! てめーも止めろやっ!!」
『玲子那傢伙還一副事不關己的樣子……』
レイコのヤツ、他人事(ひとごと)みたいな顔しやがって……。
「玲子就和恭子一起在店裡指揮店員!護衛只要法爾塞特一個就夠了!」
「レイコは、恭ちゃんと一緒に、お店で店員達の指揮! 護衛は、ファルセットだけで充分だよ!」
流浪巫女這種身分,雖然在野外還罷了,但在王都內帶著多名護衛會很顯眼。
野良巫女風情が、野外でならばともかく、王都内で複数の護衛を連れているのは、目立つ。
而且,要是進王宮還帶著兩名護衛,大家就會想到底是在防範些什麼(……)。
しかも、王宮に入るのにふたりも護衛を連れていると、何から身を護ろうと(・・・・・・・・・)しているのか(・・・・・・)、ってことになる。
會讓人認為王宮內是危險之地。
王宮内が危険な場所だと考えている。
會讓人猜想你打算在王宮內使用武力。
王宮内で、武力を行使しようと考えている。
『這兩項,都是極為不敬的行為啊……』
……共に、とんでもない不敬行為だよねぇ……。
『那可不妙。』
そりゃ、マズいだろう。
『所以要把她包裝成出家前身分高貴的少女,帶一名護衛和一名照顧起居的女伴,這樣大概在可接受範圍內。』
なので、出家前は高貴な身分であった少女が、護衛と身の回りの世話をさせるための女性をひとり連れている、という、多分許容限度内であろう範囲に収めなきゃねぇ。
『當然,要把玲子當護衛帶去、把法爾塞特和恭子留在店裡看店之類的事,法爾塞特絕對不會允許……』
そして勿論、レイコを護衛として連れて行ってファルセットを恭ちゃんと共に店番に、などということが、ファルセットに許容できるわけがない、と……。
『已經沒有其他選擇了,嗯……』
他に、選択肢はないんだよ、うん……。
* *
* *
「陛下,來了!!」
「陛下、来ましたッ!!」
「什麼!立、立刻把他們引到第一貴賓室!要以最恭敬的禮遇!千萬不可失禮!
「何っ! すっ、すぐに第1貴賓室に御案内するのだ! 丁重にな! 決して、失礼のないように!
喂,準備茶水和茶點,拿最上等的。快!
おい、お茶と茶菓子を用意せよ、最上級のやつだ。急げ!
還有,叫宰相和瓦伊斯來!!」
それと、宰相とヴァイスを呼べ!!」
『……像準備茶水和茶點這種指示,通常不會由國王親自下達。』
……お茶や茶菓子の指示など、国王がわざわざ自分で出すようなことではない。
『接待負責人省略主語就做出這種草率報告,而國王陛下既不責怪,還能毫不含糊地準確理解其含意。』
来客の取り次ぎ・接遇の担当者が、主語を省(はぶ)いてこのようないい加減な報告をし、なおかつ国王陛下がそれを咎めることなく、その意味するところを誤解の余地なく正確に理解する。
『……這樣的人只有一位。』
……そのような相手は、ひとりしかいない。
『而且這次似乎還要把王太子也牽扯進來。』
そして今回は、宰相だけでなく、王太子も巻き込むつもりのようであった。
『或許是為了以防自己惹女神不悅,或是因胃痛倒下,讓王太子能隨時繼承王位吧……』
自分が女神の御不興を買って、あるいは胃痛で倒れた場合に備えて、いつでも王太子が王位を継げるようにとの考えであろうか……。
『確實,現在對這個國家……乃至整個大陸來說,最大的危機就是這件事,因此讓王太子充分理解是必要的。』
確かに、今現在、この国……及び、この大陸全土……にとっての最大の危機、懸案事項はこの件(・・・)なので、王太子によく理解させておくことは、必須事項であろう。
『如果對女神所鍾愛的孩子、使者大人採取不信或輕視的態度──』
もし、女神の愛(いと)し子、御使い様のことを信じず、軽んじた態度を取ったりすれば。
『……這片大陸會沉入海底……』
……この大陸が、海に沈む……。
『為了以防自身不測,向王太子灌輸正確的知識與認知,作為國王,不,作為生活在這片大陸上的一員,這是絕對的義務……』
自分の身に万一のことがあった場合に備え、王太子に正しい知識、正しい認識を叩き込んでおくことは、国王として、いや、この大陸に住む者としての、絶対的な義務であろう……。
* *
* *
「好久不見。
「お久し振りです。
對不起,承蒙您的好意,我又厚著臉皮上門了……」
すみません、お言葉に甘えまして、またまた図々しく押し掛けてしまいまして……」
「不不,隨時都可以輕鬆來訪,沒關係。能為侍奉女神的巫女大人效勞,也能聽到市井的真實見聞,我都非常歡迎。
「いやいや、いつでも気軽に来てもらって構わぬぞ。女神にお仕えする巫女殿のお役に立てることも、市井(しせい)のナマの話が聞ける機会も、大歓迎だ。
沒有這種機會的話,會變成對國民一無所知的統治者啊……」
そういう機会がないと、国民達のことを何も知らぬ為政者になってしまうからな……」
『喔,果然,國王真是位了不起的人啊……』
おお、やはり、立派な人だなぁ、王様……。
『有這種人當領導,這國家就安泰了,除非被其他國家無端挑起戰爭……』
こういう人がトップなら、この国は安泰だよね。どこかの国から戦争でも吹っ掛けられない限り……。
啊,法爾塞特站在我右斜後方。
あ、ファルセットは、私の右斜め後ろに立っている。
當然不能帶武器靠近國王,所以劍是我保管,放在物品箱中。
勿論、武器を持って王様に近付くわけにはいかないから、剣は私が預かって、アイテムボックスの中に入れてある。
據說如果遭到襲擊,會先奪走率先斬來者的劍掃蕩附近敵人,趁敵人畏縮之際,由我把愛劍……神劍交給對方。
襲われたらどうするかというと、最初に斬り掛かってきた者の剣を奪って近くの敵を薙ぎ払い、敵が怯(ひる)んだ隙に、私から愛剣……神剣を受け取る、ってことらしい。
所以現在法爾塞特是女僕裝扮。
だから、今、ファルセットはメイド姿なんだよね。
赤手空拳穿騎士或獵人的打扮很奇怪,會讓王宮的守衛提高警戒……。
丸腰で騎士やハンターの恰好はおかしいし、警戒させちゃうからね、王宮の警備兵達を……。
雖然看了法爾塞特的眼神與動作,守衛不會以為她只是普通女僕,但對非戰鬥人員來說,或許能帶來些許安心感。
ま、ファルセットの目付きや動きを見て、ただのメイドだなんて思う警備兵はいないだろうけど、非戦闘員の皆さんには、幾分かの安心感を与えることができているかもしれないよね。
『機率上微乎其微……大概只有「微粒子等級上可能存在」那種程度吧。』
確率的には、微レ存……『微粒子レベルで存在しているかもしれない』というくらいだろうけど。
『畢竟,要是不注意到法爾塞特向四面八方散發的殺氣與到處射來的視線,除非極度遲鈍,否則不可能吧……』
……だって、ファルセットが全方位に放っている殺気とか、あちこちにガンを飛ばしている視線とかに気付かないなんて、相当な鈍感でないとあり得ないよね……。
『話說,法爾塞特武藝出眾,難道不能壓抑殺氣或隱藏實力之類的嗎?』
というか、ファルセット、武芸には秀(ひい)でているのだから、殺気を抑えるとか、強さを隠すとか、そういうことはできないの?
啊,這次有個初次見面的人呢。
あ、今回初対面の人がいるな。
大約17~18歲左右?
17~18歳くらい?
這裡的人種偏歐美系,讓我們比較難判斷年齡。
ここの人種は欧米系だから、私達には年齢が分かりにくいんだよね。
小孩的年齡大概能看得出來,但像這個年紀就比較難分辨。
子供の年齢は大体分かるようになったけれど、このあたりの年齢は難しい。
我猜可能介於身材較大的14~15歲到25~26歲之間吧……。
身体の大きな14~15歳くらいから、25~26歳くらいまでの間だとは思うけれど……。
看起來不太幼稚,應該不是未成年人吧,多半……
あまり幼い顔付きじゃないから、未成年ってことはないよね、多分……。
這次要和我對話的似乎是國王、宰相大人,以及這位初次見面的年輕人,三人。
今回私の相手をしてくれるのは、王様、宰相様、そして初対面であるこの人の、3人らしい。
他們似乎相當信任我們,沒有護衛同席。這樣真的沒問題嗎……
余程信用してくれているのか、護衛とかは同席していない。いいのかな……。
畢竟國王和宰相年輕時也習武,這年輕人感覺相當有實力。
まあ、王様や宰相様も、若い時には武術を嗜んだだろうし、この若い人は結構強そうな気がする。
『……是國王的護衛嗎?』
……王様の護衛かな?
『不過這衣著也太華麗了點?而且沒佩劍……』
いや、それにしては、ちょっと服装が豪華すぎるか? 帯剣していないし……。
不管怎樣,如果我真的打算做點什麼,素手的國王一個人也能輕易制服我,應該沒問題吧……
どちらにしても、私が何かしようとすれば、素手の王様ひとりでも簡単に取り押さえられるだろうから、問題ないのか……。
而且若是法爾塞特出手,即便有一個近衛分隊也無濟於事,所以也沒問題吧……
そして、ファルセットが何かしようとすれば、近衛兵が1個分隊いても意味がないから、同じく、問題ないのか……。
「和瓦伊斯是初次見面吧。這是我的兒子……王太子。」
「ヴァイスとは初対面だったな。息子……、王太子だ」
「哎!?王子殿下!!」
「ええっ、王子様!!」
我對王子殿下沒有太好的印象……
王子様には、あまりいい印象がないんだよねぇ、私……。
我所認識的王子像費爾南或他的弟弟那些人……
私が知ってる王子様って、フェルナンとか、その弟とかだものなぁ……。
羅蘭是皇兄,那位弟弟則成了國王,所以那兩人從相識時起就已不是王子了……
ロランドは王兄、その弟は王様だったから、あのふたりは会った時から既に王子様じゃなかったし……。
不過在王宮裡只認識國王和宰相兩人,還真讓人感到沒底,整體上也太不平衡了。
まぁ、王宮での知り合いが王様と宰相様のふたりだけ、というのは心許(こころもと)ないし、そもそも、バランスが悪すぎるよね。
一般來說,大概只會認識接待的人,或者頂多一位地位較低的大臣吧。
普通は、取り次ぎ役の人だとか、せいぜい下っ端の方の大臣さんひとりくらいと顔見知り、くらいだろう。
在王宮裡只有兩位熟人卻分別是國王和宰相,這種情況平常很少見吧。
王宮にふたりだけいる知り合いが王様と宰相様なんて、普通、あり得ないよねぇ。
所以即便再多一個人……換成王太子殿下加入,也沒什麼太大改變啊!!
だから、ひとり増えれば……、って、王太子殿下が加わっても、大して変わらんわっっ!!
上週,本作《靠藥水活下去!》的書籍第11卷已經刊行。
先週、本作『ポーション頼みで生き延びます!』の書籍11巻が刊行されました。
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よろしくお願いいたしますううぅ〜〜っっ!!(^^)/