首頁 目錄

ポーション頼みで生き延びます!

411 攻擊 7

之後,我迅速從現場撤離,回到旅館。

あの後、速(すみ)やかに現場から撤収して、宿屋に戻った。

當然,既然是深夜,就悄悄地行事,免得打擾旅館的人或其他住客……。

勿論、深夜なので宿屋の人や他の宿泊客に迷惑にならないよう、こっそりと……。

「啊啊啊,我真想對那個惡徒施以正義的鐵錘……」

「あああ、あの悪党に、正義の鉄槌(てっつい)を下(くだ)したかった……」

法爾塞特一邊這麼說,一邊悔恨地咬緊牙關。

そう言って、ギリギリと悔しそうに歯ぎしりするファルセット。

『也不錯嘛,能痛快地揮劍,把柱子砍得稀爛……。』

いいじゃん、思い切り剣を振り回して、柱を斬りまくれたんだから……。

『不過,我還是有分寸的,不會把那種話說出口的!』

でも、それを口に出さないだけの良識はあるのだ、この私には!

「法爾塞特是我的守護騎士。既然你陪我同行保護我的性命,能平安把我帶回來,光憑這一點就已經充分履行了職責。

「ファルセットは、私の守護騎士でしょ。だから、私に同行してその身を護り、無事ここへ連れ帰ることができたという時点で、立派にお役目を果たしたということだよ。

……任務,圓滿完成!」

……お役目、大儀であった!」

「卡、卡奧魯大人……。

「カ、カオル様……。

哈哈~多謝您惠賜的讚美!在下受寵若驚,榮幸之至……」

はは~っ、ありがたきお言葉! 恐悦至極にございます……」

嗯,我就知道法爾塞特會喜歡這種稱讚的方式。

うん、ファルセットは、こういう褒め方で喜んでくれると思ったよ。

法蘭塞特也是這樣啊……。

フランセットも、そうだったからなぁ……。

還有,當然會好好懲罰那個商人的。

それに、勿論、あの商人にはちゃんと罰を与えるよ。

不是外人的私刑,而是由當地公權力執行、誰也無話可說的正式懲處。

余所者による私刑じゃなくて、現地の公権力による、誰からも文句を言われない正式なやつをね。

「法爾塞特,你能把這個切開而不傷到裡面的東西嗎?」

「ファルセット、これを、中身を傷付けないように切断できる?」

我說著,從物品箱裡拿出的是當時收進去、嵌在牆裡的隱藏金庫。

そう言って私がアイテムボックスから取り出したのは、あの時収納した、壁の中に埋め込まれていた隠し金庫だ。

當然,不可能會有人把襲擊達爾森先生的商隊或被拿來做偽裝的那家商店襲擊的事寫成文件留下,但裡面或許會有脫稅、走私之類的黑帳吧?

勿論、ダルセンさんの商隊や、あのフェイクに利用させてもらった商店を襲わせた件を文書にして残しているなんてことはあり得ないけれど、脱税やら抜け荷やらの裏帳簿くらいは入っているかもしれないでしょ?

若是有那種東西,就有辦法把它交給相關省廳或競爭商家之類的地方(……)。

そういうのがあれば、関連省庁とかライバル商家とか、そういうところ(・・・・・・・)に届けてあげる、っていう手があるんだよねぇ。

「……主要是為了藏在牆裡,所以鐵板並不厚。這樣一來,在卡奧魯大人賜予給我的愛劍面前,宛如紙一般……」

「……壁の中に隠す、というのが主目的のため、鉄板の厚さはそうありません。これならば、カオル様から賜りし我が愛剣の前では、紙も同然……」

嗯,那把被法爾塞特強求後才給他的神劍,劍刃最前緣薄到單分子厚度,是由特殊合金製成的。

うん、ファルセットに強請(ねだ)られて渡した神剣は、刃の最前縁が単分子の厚さの、特殊合金製だからねぇ。

即便沒有超高速振動功能,那個作為鬼神法蘭後裔的戰鬥民族,且是法蘭塞特本人親自鍛造的『略微超出人類範疇的傢伙』,我想也能切斷這種小型金庫吧。

いくら超高速振動機能がないとはいえ、あの鬼神フランの子孫である戦闘民族、しかもフランセット本人が直接鍛えた『人間の範疇から少しばかり逸脱したヤツ』なら、小さな金庫くらい切断できるだろうと思ったよ。

「那麼……」

「では……」

法爾塞特靜靜地拔出劍。

静かに剣を抜く、ファルセット。

然後……。

そして……。

嘶啦!

ざしゅっ!

「……不是那種叫『咔噠』之類的聲音……」

「……ガキン、とかいう音じゃないんだ……」

小型金庫被漂亮地切開了。

見事に切断された、小型の金庫。

為了不傷到裡面的東西,從上方……接近天花板稍下的位置,沿水平方向切開著。

中身を斬らないように、上の部分……天井部分の少し下を、水平方向に切断してある。

這樣一來,除非塞得滿滿,裡面的東西應該不會受損。

これなら、ギュウ詰めでない限り、中身は傷付かないだろう。

「……精彩!不愧是女神的守護騎士(エインヘリヤル)。不愧是鬼神法蘭的門徒!!」

「……見事! さすが、女神の守護騎士(エインヘリヤル)。さすが、鬼神フランの門弟!!」

「失禮了……」

「お粗末様(そまつさま)でした……」

呵呵呵,他擺出肅然的表情說著謙遜的話,但還是能看出得意的神色。

ふふふ、神妙な顔をして謙遜の言葉を口にしているけれど、得意げな様子が窺(うかが)えるよ。

畢竟,那是值得驕傲的神技啊。

そりゃあまあ、誇るに足(た)る神業(かみわざ)だものねぇ。

前提是那把劍必須是我贈與的神劍。

剣が、私があげた神剣じゃなければ。

還有使劍之人必須是法爾塞特。

使い手が、ファルセットじゃなければ。

雙方缺一不可,這招才有可能實現。

共に、この技は実現不可能だっただろう。

優秀的神劍,與能將其力量發揮到極致的優秀使者。

優れた剣と、その力を存分に発揮することができる、優れた使い手。

……只有兩者齊聚,才能施展的技。

……その双方が揃って、初めてできる技。

除此之外,能做到這件事的,大概也只有持有神劍的法蘭塞特吧?

これができるのは、他には、神剣を持ったフランセットくらいかな?

那四把神劍所賜的近衛騎士、『四壁』的後裔們,並沒有繼承法蘭塞特的血脈啊……。

4振りの神剣をあげた近衛騎士、『四壁』の子孫の人達は、フランセットの血を引いていないからなぁ……。

啊,不過法爾塞特曾說過『子孫也能斬斷對方的劍身』之類的話。

あ、いや、『子孫も相手の剣身を斬れる』とか言っていたな、ファルセットが。

而且,也可能有人與法蘭塞特的子孫通婚了……。

それに、フランセットの子孫と結婚した者がいるかも……。

畢竟,據說法蘭塞特的子孫超過三百人,那四人的子孫加起來也不會少。

何せ、フランセットの子孫は300人以上いるらしいし、あの4人の子孫も、全部合わせればそれ以上いてもおかしくない。

作為劍士同伴,彼此之間應該也有交流吧……。

剣士仲間として、交流もあるだろうし……。

總之,讚美的話說再多也免費。

まあ、とにかく、褒め言葉はいくら言っても無料(ただ)だ。

如果能因此讓他高興、振奮幹勁,那就划算了,嗯。

それで喜んでくれてやる気が出るなら、安いもんだよ、うん。

作為雇主,應該多多稱讚自己的部下才對。

雇い主としては、部下はどんどん褒めるべきだよねぇ。

然後,檢查金庫的內容後……。

そして、金庫の中身を調べてみると……。

「嗯嗯……」

「うむうむ……」

果然如預料,裡面出現了黑帳、高利貸的證文,以及確實是『黑』的備忘錄等東西。

やはり、予想通り裏帳簿と高利貸し付けの証文、灰色ではなく確実に『黒』である覚え書きとかが出てきた。

嘛,隱藏金庫裡不會放普通文件啊。

まあ、隠し金庫に普通の書類が入っているわけがないか。

此外,還有相當多的金幣。

それと、金貨がかなりある。

當然,那些不是正當的錢,無法放進正規金庫。

当然、まともなお金ではなく、正規の金庫には入れられないものだろう。

即使不見了,也無法向官府報案的那種東西。

無くなっても、官憲には届けられないヤツ。

「黑帳、黑色證文(……)、備忘錄等,確認內容後,各自送到適當之處(……)。

「裏帳簿や黒い証文(・・・・)、覚え書き等は、中身を確認して、それぞれ適切なところ(・・・・・・)へ届けてあげて。

金錢就分配給現在最需要的受害者們吧」

お金は、今、最もそれが必要な状況の被害者達に配分して」

「是!」

「はっ!」

我剛下的指示,回應的人並不是法爾塞特。

私が今の指示をして、そして返事をしたのは、ファルセットじゃない。

一群帶著理所當然表情進來的,是『女神之眼』的年輕一代。

当然のような顔をして部屋に入り込んでいる、『女神の眼』の若手世代。

「……這畢竟是年輕女性的房間喔……」

「……一応、ここ、若い女性の部屋なんだけど……」

我小小地提出了苦言,但他們默默移開視線。可惡……。

ちょっと苦言を呈してみたけれど、黙って視線を逸らされた。クソ……。

「成為女神的守護騎士(エインヘリヤル),與性別無關!」

「女神の守護騎士(エインヘリヤル)に、性別は関係ありません!」

「不,為什麼法爾塞特要在背後對我出手!就算法爾塞特不在意,我可是會在意的!畢竟有個『女神』的頭銜嘛!裡面有個『女』字吧!」

「いや、どうしてファルセットが背中を撃つんだよ! そして、ファルセットは気にしなくても、私は気にするんだよ! 一応『女神』だからね! 『女』って文字が付いているでしょ!」

我對從旁插話的法爾塞特這麼說道……。

横から口を挟んできたファルセットにそう言うと……。

啊,他竟然默默移開視線。

あ、黙って視線を逸らせやがった。

嘛,對法爾塞特而言,『女神之眼』那些人在護衛我這點上,算是同志吧。

まあ、ファルセットとしては、『女神の眼』の連中は私を護衛するという点においては同志扱いなのだろうな。

他們應該自負把護衛我當作自己的職責,雖然戰鬥面另當別論,但在情報面上,這些人很有用……。

私の護衛は自分の仕事だという自負はあるだろうけど、戦闘面においてはともかく、情報面においては役に立つからねぇ、この連中……。

「總之,讓那個商人(傢伙)永遠無法再與我們有瓜葛,讓他為曾經對我們關係人出手而一輩子後悔,順便讓他成為示眾,讓其他商人不敢去招惹達爾森先生。」

「とにかく、商人(アイツ)は、二度と私達に関わることができないように、そして私達の関係者に手出ししたことを一生後悔するようにしてあげて、他の商人がダルセンさんにちょっかいを出さないように見せしめ役を務めてもらおう」

嗯,好吧,就照那樣辦。

うん、まあ、そんなところでいいか。

*     *

*     *

「據說我們國的某商家出手干涉了一位與鄰國『新任愛子大人』的朋友所經營店鋪有往來的商人,結果遭到慘烈報復?」

「隣国の、『新たな愛(いと)し子(ご)様』の御友人が経営されている店と取引のある商人に手出しした我が国の商家が、手酷い報復を受けたとか?」

「是的。房屋……店舖兼住居被破壞得面目全非,據說已到了只能重建的地步。

「はい。家屋(かおく)……、店舗兼住居がボロボロにされ、建て替えるしかないという状態にされたそうです。

……嗯,不過大概實際上並不需要重建(……)吧……」

……まぁ、おそらく、実際には建て替える必要はない(・・・・・・・・・・)と思われますが……」

商會主對大管家的報告深深點頭。

大番頭からの報告に、大きく頷く商会主。

「據說黑帳與不能公開的文件等,被散佈到各處……。

「裏帳簿やら表には出せぬ書類やらが、あちこちにバラ撒かれたそうだからな……。

犯罪行為被揭露固然令人頭痛,但更重大的則是……」

犯罪行為が露見したというのも痛いだろうが、それより大きいのが……」

「是的。因為對新任愛子大人的關係者出手,招致了愛子大人的憤怒,

「はい。新たな愛し子様の関係者に手出しして、愛し子様のお怒りを買った。

而且,還得罪了那位女神的守護騎士(エインヘリヤル)……」

そして、あの女神の守護騎士(エインヘリヤル)を敵に回した……」

「沒有人會想繼續與那種商會維繫關係吧,不管是商人還是貴族……。

「そんな商会と縁を結び続けたいと考える者はいないよなぁ、商人も、貴族も……。

上面的人也會認為,如果本國的商人與貴族全都成為愛子大人不悅的對象,那將會是大事,會立刻處理。

上の方も、この国の商人や貴族全てが愛し子様の御不興の対象になっては大変だと考え、すぐに対処するだろう。

嘛,幾天後那家店便會消失,無論在商業上或實體上都會……。

ま、数日後にはあの店はなくなっているさ。商業的にも、物理的にも……。

畢竟,不過是沒有能力獲取真正重要情報的新興商家罷了。」

所詮、本当に重要な情報を入手する能力もない、新興商家に過ぎなかったということだ」

大管家對商會主的話靜靜點頭。

商会主の言葉に、静かに頷く大番頭であった。

這是一道已經流傳到鄰國上級貴族與王族、以及獵人公會和商業公會部分成員的特別指示。

隣国の上級貴族や王族だけでなく、ハンターギルドや商業ギルドの一部にも流されている、特別指示。

理所當然地,國內的大商人之中也有人掌握了那些情報……。

当然ながら、この国の大商人の中にも、その情報を入手している者達がいた……。

*     *

*     *

「那家商號的店主似乎活了下來呢」

「あの商家の店主、生き延びたようですね」

警備隊的負責人點頭回應部下的話。

部下の言葉に頷く、警備隊の責任者。

「嗯。我本以為肯定會被殺……。

「ああ。絶対、殺されると思ったのだがな……。

唉,作為商人也差不多等同於死亡了……」

まあ、商人としては死んだも同然だが……」

他一邊說著,一邊拍了拍手中的文件。

そう言って、手にした書類をポンポンと叩く。

「那種『別碰,危險(アンタッチャブル)』的案件,不管接到多少通報,也不可能出動吧……。

「あんな『触るな危険(アンタッチャブル)』な案件、いくら通報があろうが、出動できるわけがないだろう……。

我們的任務是保護王都的人,不是把整個大陸沉入海中滅絕。所以無視那些通報,是正確的判斷。

我々の任務は王都の者達を守ることであって、決してこの大陸を海に沈めて全滅させることではない。なので、通報を全て無視したのは、正しい判断だった。

……對吧?」

……そうだな?」

「當然!惡徒一個與整個大陸所有生命相比,

「勿論です! 悪徳商人ひとりと、大陸全土のありとあらゆる生命。

比較都不必了!」

較べるまでもありません!」

潛伏在王都的地下組織,

王都に巣くう、裏の組織。

其中一個在一夜之間被徹底殲滅了。

そのうちのひとつが、一夜にして壊滅した。

當然,警備隊與其他各種組織都有所調查,然後一齊撤手。

当然、警備隊やその他様々な組織が調査し、……そして一斉に手を引いた。

收到通報時,大家還以為是對立組織之間的互相殲滅。

知らせを受けた時には、皆、対立組織同士の潰し合いかと思った。

但隨著調查深入,卻陸續蒐集到難以置信的目擊證詞:『襲擊者只有兩名少女』、『是一面倒的蹂躪』,……還有『有犬貓隨伴』、『天空盤旋著大量鳥群』等……。

しかし調査が進むにつれ、『襲撃した側は、ふたりの少女だけ』、『一方的な蹂躙だった』、……そして『犬や猫が随伴していた』、『上空をたくさんの鳥が旋回していた』とかいう信じがたい目撃証言が集まり……。

看來是各個部門向上層回報,上面更高層的大概是王宮那邊,然後下達了停止調查的命令,現場的人也一句抱怨都沒有就遵從了。

様々な部署から報告を受けたらしき上層部……ずっと上の方。おそらく王宮あたり……から調査中止の命令が出され、現場の者達は文句ひとつ言うことなくそれに従った。

……『別碰,危險(アンタッチャブル)』

……『触るな危険(アンタッチャブル)』

認識到那樣東西的存在後,便絕不去碰它。

そういうものの存在を認識し、決して手出ししない。

不知道那條絕對必須遵守的規矩的人,活不久。

絶対厳守事項であるそのことを知らない者は、長生きできない。

現場的人們,正是非常清楚這點的人啊……。

現場の者達は、それをよく理解していたのであった……。