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401 無謀 4
『那是什麼!那是什麼!那是什麼……』
(何だアレ! 何だアレ! 何だアレ……)
拼命奔跑的守望男子。
必死に走る、見張り役の男。
『我們的頂尖成員竟然被一個小姑娘瞬間擊殺了?那怎麼可能!
(うちのトップクラスの連中が、小娘ひとりに瞬殺されただと? そんなの、あり得るかよ!
除非對方是惡魔或鬼神之類的……』
相手が悪魔か鬼神でもない限り……)
想到這裡,那名男子腦中浮現出一個人的名字。
そこまで考えた時、男の頭に、ある人物の名が浮かんだ。
『鬼神……,弗蘭……』
(鬼神……、フラ、ン……)
不過,『鬼神弗蘭』應該已經接近一百歲的高齡了。
しかし、『鬼神フラン』は、もう100歳近い高齢のはずである。
雖然有人說她看起來年輕得不像那麼老,但無論如何,事物總有個限度。大概看起來七、八十歲左右,應該就是極限了吧。
そんな高齢とは思えないほど若々しいとは言われているが、いくら何でも、物事には限度というものがある。さすがに、70~80歳くらいに見える、というあたりが限界であろう。
……至少,不可能是那樣一個小姑娘。
……少なくとも、あのような小娘であるはずがない。
如果真是那樣,那就不再是人類了。要不是神,就是怪物。
もしそうであれば、それはもう人間ではない。神かバケモノである。
那麼,那到底是什麼?
ならば、アレは何か。
一個展現出令人聯想到鬼神般、異常強大力量的小姑娘。
鬼神を連想させる程の、異様なまでの強さを誇る小娘。
那是……難道……。
それは……、まさか……。
「女神的守護騎士(エインヘリヤル)……」
「女神の守護騎士(エインヘリヤル)……」
「……答對了」
「……正解だ」
「啊啊啊啊啊啊啊~~!!」
「ぎゃあああああああ〜〜!!」
一名少女擋在自己面前。
自分の目の前に立ち塞がる、ひとりの少女。
她手上握著一把被鮮血染紅的劍。
その手に握られた、赤く血に染まった剣。
可怕的並不是那把沾滿鮮血的劍。
恐ろしいのは、その、鮮血に塗(まみ)れた剣ではなかった。
讓守望的男人真正感到恐懼的,是她那無邪、從心底流露出的歡喜與快樂的笑容……。
見張り役の男が本当に恐ろしいと感じたのは、無邪気で、本当に心の底から嬉しそうな、楽しそうな、その笑顔であった……。
* *
* *
「嘛,情報帶回去這件事,當然得阻止嘛……」
「まぁ、情報の持ち帰りは、阻止するよねぇ……」
「當然!」
「当然です!」
畢竟,只要預料到會有放哨的人,當然就要採取對策。
そりゃ、見張り役がいると予想した時点で、当然、対策するよね。
以前為了尋找中隊長家中的財寶所做的探測器。之後又為了找出流行病的發生源所做的搜尋器,以及用於溫泉探索的溫度感測器。
昔、中隊長さんのお家の財宝を探すために創った、探知機。そしてその後、流行り病の発生源を探すために創ったサーチャーや、温泉探索用の温センサー。
作為那些裝置的進化形,他們用上了PPI顯示方式的探測器,搜尋周圍的人。
それらの進化形として創ったPPI表示方式の探知機で、周辺の人間をサーチしていたのだ。
當然,顯示的只是人的位置,不會標示出『這傢伙是敵人!』或『這傢伙是放哨的!』之類的。
勿論、表示されるのは人間の位置だけであり、別に『コイツが敵!』だとか、『コイツが見張り役!』だとか表示されるわけじゃない。
畢竟並不是那種無所不能的作弊道具……。
さすがに、そこまでのチートアイテムではないのだ……。
但是在人煙稀少的地方,顯示器上映出的探測目標……人……的數量並不多。
でも、人通りの少ないところなら、表示器に映っている探知対象……人間……の数は、そう多くはない。
所以,從中把不適合觀測的地方──像是民宅內、牆的另一側──排除後,如果有一個孤立、附近沒有人,且在制伏襲擊者後立刻迅速朝我們相反方向移動的目標會怎麼辦?
なので、その中から観測には不適な場所……民家の中とか、壁の向こう側だとか……を除き、近くに他の人間がいない孤立した者で、そして襲撃者を制圧した直後に急速に私達の反対側へと移動を始めた目標がいたとすれば?
……嘛,那種情況,肯定就是命中目標了吧。
……まあ、そんなの、『当たり』に決まってるよね。
「襲擊者們只是接受委託的暗部組織的人,並沒有什麼特別想打探的事……
「襲撃者達は、ただ依頼を受けただけの裏組織の連中だったから、聞き出したいことも特にないしねぇ……。
啊,後來發現襲擊達爾森先生的事件也是這個組織接的委託,但嘛,把要剿滅的暗部組織從兩個變成一個,並沒什麼太大差別吧」
あ、ダルセンさんを襲ったのも、この組織が受けた依頼だったって分かったけど、まぁ、潰す裏組織がふたつじゃなくてひとつになっただけで、大して変わらないよね」
「……是的……」
「……はい……」
法爾塞特一臉明顯的失望……。
あからさまに残念そうだな、ファルセット……。
就那樣嗎!就如此想戰鬥到那種地步嗎!!
そこまでか! そこまで戦いたいのか!!
對法爾塞特來說,那應該是毫無挑戰性的對手,沒有什麼成就感吧?
ファルセットにとっちゃあ、歯応えのない相手だろうからそんなにやり甲斐はないだろう?
咦,你是說人多的話,即便是雜魚也能稍微好玩一點?
え、数がいれば、雑魚でも少しは楽しめるって?
是這樣嗎……。
ソウデスカ……。
「不過,襲擊達爾森先生的那些人,這個組織的人只有幾個,其他好像都是當地雇的,
「しかし、ダルセンさんを襲った連中、ここの組織の者は数人だけで、あとは現地雇用だったらしいじゃん。
確實,從這裡帶一大票人過去效率不高吧。
確かに、ここから大勢で行くのは効率が悪いか。
暗中的那些人也得追求業務效率才行嗎。真是世道艱辛啊……」
裏の連中も、業務の効率化を図らないとやっていけないのかな。世知辛いねぇ……」
「不管是暗部組織還是表面組織,使用分包或轉包是很普遍的事,
「裏の組織も表の組織も、下請けや孫請けを使うのは普通のことですからね。
尤其是危險或利潤少的活兒,會交給可丟棄的臨時工、或外包委託去做。一旦出事,就是把尾巴砍掉、推掉責任的做法。」
特に、危険な仕事や利益が少ない仕事は、使い捨てできる臨時雇用にやらせたり、外注や依託に任せたりしていますよ。もし何かあれば、トカゲの尻尾切り、というわけです」
「世道真艱辛~!!」
「世知辛(せちがれ)ぇ~!!」
無論哪個行業,底層和立場弱的人都很辛苦啊……。
どの業界でも、下(した)っ端(ぱ)と立場が弱い者は、辛いねぇ……。
「……總之,敵方的第二次攻擊隊已被殲滅。
「……とにかく、敵の第2次攻撃隊は壊滅。
『敵機全機擊墜、我方無損!』這是超級架空戰記吧!!
『敵機全機撃墜、当方被害なし!』って、スーパー架空戦記かよ!!
不過,比起寫實系的架空戰記,那種超級架空戰記反而更帶爽快感,我倒是喜歡啦,超級架空戰記……」
いや、リアル系架空戦記モノより爽快感があって、好きだけどさ、スーパー架空戦記……」
「……?」
「……?」
糟糕糟糕,法爾塞特跟不上話題,愣住了……。
いかんいかん、ファルセットが話について来られず、ぽかんとしている……。
那麼,會被認定為『需要發動第三次攻擊隊』嗎?
さて、敵は『第3次攻撃隊発進ノ要アリト認ム』ってことになるかな?
* *
* *
「竟然沒人回來……」
「誰も戻ってこない、だと……」
暗部組織的老大在聽到部下報告後愕然地僵住了。
裏組織のボスは、部下からの報告に、愕然とした様子で固まった。
「連放哨的人也沒回來嗎?」
「見張りの者も、か?」
「是的……」
「へい……」
「「「「「「…………」」」」」」
「「「「「「…………」」」」」」
在報告現場在場的幹部們一句話也沒說。
報告の場に居合わせた幹部連中は、ひと言も発さなかった。
老大的樣子完全不像能夠被搭話的狀態……。
ボスの様子は、とても話し掛けられるようなものではなかったので……。
然而,幾秒後,一位勇者開口說話了。
しかし、数秒後、ひとりの勇者が言葉を発した。
「把我們組織的總力都動員起來,徹底痛擊他們吧!不然我們丟不起那個面子!
「組織(うち)の総力を上げて、叩き潰しましょう! でないと、面子(メンツ)が立ちません!
會被其他組織看扁的啦!」
他の組織の奴らに舐められちまいますよ!」
對那名幹部的話,老大沒有回答,只是不斷思考。
幹部のひとりの言葉に、何も答えず考え続けるボス。
然後,過了一會兒……。
そして、しばらく経って……。
「從這件事抽身!」
「この件からは、手を引く!」
「「「「「「欸……」」」」」」
「「「「「「え……」」」」」」
幹部們臉上露出驚愕的表情。
ボスの言葉に、驚愕の表情を浮かべる幹部達。
「不、不過……」
「し、しかし……」
剛才那位提出意見的人試圖反對,卻……。
先程意見した者が、反対しようとしたが……。
「我們已經失去了大量珍貴戰力。而且,失去的人當中半數以上都是我們的頂尖成員。
「既に、貴重な戦力を大勢失った。しかも、失った者の半数以上は、うちのトップクラスの連中だ。
如果這是來自上級貴族的、危險但報酬豐厚的委託,還說得通。
これが、上級貴族からの危険だが報酬がデカい依頼なら、まだ分かる。
可是,這只是從小商人那裡接的最低等的零碎差事啊!
だが、小物の商人から受けた、最低クラスの半端仕事で、だぞ!
而且,即使為了擊倒對方再損失更多人,除卻已經收的那點小錢之外,連一枚銅幣也不會再進帳。
そして、たとえ更に何人も失うのと引き替えに相手を倒したとしても、既に受け取っている端金(はしたがね)以外には、銅貨1枚すら入っちゃ来ない。
……損失太大了!投資報酬率太糟糕了!!
……損失がデカ過ぎる! 費用対効果が悪すぎるんだよ!!
再繼續插手,只會讓損失越來越多。」
そしてこれ以上手を出すと、更に被害が増える一方だ」
「「「「「「…………」」」」」」
「「「「「「…………」」」」」」
這回沒有人再發言。
今度は、誰ひとりとして発言する者はいなかった。
「再者,你們沒發現嗎?
「それに、お前達、気付いていないのか?
那是能一舉擊潰七個老手的傢伙們耶?
7人の手練れを一蹴した連中だぞ?
如果他們現在在這裡對我們發動奇襲,會怎麼樣?
今、ここにそいつらが奇襲を掛けてきたら、どうなる?
當你們單獨行動時被襲,會怎麼辦?
お前達が単独で動いている時に襲われたら、どうなる?
如果你們家被襲,你們的家人要是被牽連……」
お前達の家を襲われて、もし家族が……」
更不用多說了。
それ以上は、言葉にするまでもなかった。
愕然。呆然。
愕然。呆然。
我們自認為是『襲擊方』。
自分達は、『襲う方』。
那些曾經這麼想的人,這次會成為『被狩獵的一方』。
そう思っていた者達が、今度は『狩られる方』になる。
過去他們靠挾持人質或威脅對方家人來脅迫對方,但他們自己也有妻兒和雙親。
今まで人質を取ったり家族への加害を臭わせたりして相手を脅していたが、自分達にも妻や子供、そして両親がいる。
他們完全沒有考慮到,對方也可能用同樣的手段來威脅他們。
自分達がそういった面で『脅し』を使うのに、相手側が同じようなことをする可能性を、全く考えていなかった。
「而且,我們甚至還不知道對方的真實身分與戰力。如果對方是個了不起的對手怎麼辦,
「しかも、まだ向こうの正体や戦力すら分かっていないんだぞ。もしとんでもない相手だったらどうする。
可能是某個國家的大貴族或王族相關人士,或是特殊部隊,或者是敵對國家為了挑起戰端而故意製造事端的暗部成員之類的……,
どこかの国の大貴族とか王族関係の者だとか、特殊部隊だとか、戦争を吹っ掛けるためにわざと揉め事を起こそうとしている敵対国の暗部の者だとか……。
總之,應該在把對方徹底激怒、引發對我們組織的反擊之前抽手才是。
とにかく、本気で怒らせて、組織(うち)への反撃が始まったりする前に手を引くべきだろう。
面子?自尊?那種東西拿去餵狗吧!
面子? プライド? そんなもの、犬にでも喰わせてやれ!
我們是暗部組織,不是什麼騎士或正義的貴族!
俺達は裏の組織だぞ? 騎士や正義派のお貴族様じゃねぇんだ!
再者,根本沒人知道我們接了這種工作!」
それに、そもそもうちがこんな仕事を受けたなんて、誰も知らねぇよ!」
確實,如果沒人知道我們接了這個委託,取消也不會被人笑話。
確かに、誰もこの依頼のことを知らないのであれば、キャンセルしても馬鹿にされることはない。
「把那個小商人的委託金還給他。就這樣,這件事結束。
「あの小物商人に、依頼金を返してやれ。それで、この件は終わりだ。
……好嗎?沒有人反對吧?」
……いいな? 異論はないな?」
「「「「「「…………」」」」」」
「「「「「「…………」」」」」」
沒有人發言,老大的指示在大家默契中被接受了。
誰も何も言わず、ボスの指示は皆の納得をもって受け入れられた。
這樣一來,雖然受到重大損失,但不會有更多的傷亡了。
これで、大きな痛手は被ったものの、これ以上の被害は出ない。
大家這樣想著,便鬆了口氣。
皆は、そう考えて、安堵した。
……出場的時刻。正在渴望活躍舞台、按捺不住的女神的守護騎士(バーサーカー),還未察覺她的存在……。
……出番を。活躍の場を求めて、うずうずとしている女神の守護騎士(バーサーカー)の存在を知ることなく……。