ポーション頼みで生き延びます!
400 無謀3
「艾迪絲大人,請往這邊走。」
「エディス様、こちらへ」
「欸?」
「え?」
被五人一組襲擊的隔天,當我們兩人再次走在王都的後巷時,法爾塞特忽然那麼說,並把他自己和我的位置對調了。
5人組に襲われた翌日、再びふたりで王都の裏通りを歩いていると、急にファルセットがそう言って自分と私の位置を入れ替えた。
之前,法爾塞特走在靠道路那側,我則靠建築物的一側行走。
今まで、道路側をファルセットが、そして建物側を私が歩いていた。
當然,護衛佔據危險一側是理所當然的。無論街上跑的是汽車還是馬車都一樣,都有被撞上的風險,也可能被一把抓住手臂拖進車內……。
まあ、護衛が危険な側に占位するのは当たり前だよね。そこは、道を走るのが自動車であろうが馬車であろうが変わらない。はねられる危険性も、腕を掴まれていきなり車内に引きずり込まれる危険性も……。
但他換位子,代表法爾塞特判斷『靠建築物那側更危險』。
なのに位置を入れ替えたということは、ファルセットが『建物側の方が危険である』と判断した、ということだ。
……而那個理由,很快就明白了。
……そしてその理由は、すぐに分かった。
「有個小女孩在抽噎地哭著……」
「え~ん、え~ん……」
年幼少女的哭聲。
幼い少女の泣き声。
那哭聲從前方不遠、兩棟建築之間的狹窄縫隙傳來。
それが、少し前方の、建物と建物の間の狭い隙間から聞こえてくる。
「那是……」
「あれって……」
「噓!安靜,直接無視。」
「しっ! 黙って、無視(スルー)してください」
「欸?」
「え?」
法爾塞特對於任務──也就是護衛我──異常嚴謹,但在其他方面還算普通。若有孩子遇到困難,他理應會上前幫忙。
ファルセットは、任務……私の護衛……に関しては異常な程シビアだけど、それ以外のことに関しては、割と普通だ。だから、子供が困っていたら、声を掛けるはず。
可是,為什麼……。
なのに、どうして……。
「是陷阱。
「罠です。
我們前面不遠步行的人們經過那裡時,沒有人朝那縫隙看過去。
私達の少し前を歩いていた人達は、あの前を通過する時、誰もあの隙間の方を見ていませんでした。
不論他們會不會上前搭話,若有幼小的孩子在那種地方哭泣,人們至少會往那邊瞥一眼才對。
声を掛けるかどうかは別にして、幼い子供がそんなところで泣いていれば、チラリとそちらを見るくらいのことはするはずです。
……然而,完全沒有那種反應。
……しかし、それが全くなかった。
這表示他們為了避免被其他人發現或上前搭話而先保持安靜,等目標人物走過時才突然發聲,這就是他們的手法。」
これは、他の人達に声を掛けられるのを避けるためにそれまでは静かにしていて、対象の人物が(・・・・・・)通る時に(・・・・)声を出した、ということです」
「喔,原來如此!」
「おお、なる程!」
不愧是戰鬥民族,這種地方果然會多想幾步……。
さすが、戦闘民族。そういうところには頭が回るんだ……。
「艾迪絲大人,過那縫隙時請保持面向前方不轉頭,我會用側目確認。」
「エディス様は、隙間を正横通過(アビーム)する時、正面を向いたままで。私が、横目で確認します」
「……好、好吧……」
「……お、おう……」
然後,我們從那縫隙前方走過去……。
そして、隙間の前を通り過ぎ……。
「果然,是陷阱。雖然他們把臉弄髒、披著破爛,卻肌肉發達,看起來營養充足。
「やはり、罠でした。顔を汚し、ボロを纏(まと)っていましたが、筋肉が発達しており、栄養は充分に摂れている様子。
裙子大腿處的鼓起明顯是在藏匕首類的刀具,而左臂的衣料繃起,應該也是藏有暗器之類的東西。」
スカートの腿の部分の膨らみは、明らかにナイフ類の装着を示していますし、左腕の服の布地が張っているのは、暗器の類(たぐ)いを仕込んでいるためと思われます」
「哇──……
「はえ~……。
說真的,那是什麼東西!好可怕!!」
っていうか、何、ソレ! 怖いわっっ!!」
「是那個商會主的手下,還是隨意挑選獵物的行動呢……?」
「例の商会主の手の者か、それとも、適当な獲物を狙ったものなのか……」
「欸?不是特地鎖定我們嗎?
「え? ピンポイントで私達を狙ったというわけじゃないの?
對了,法爾塞特,你剛剛不是說『等目標人物走過時才發出聲音』嗎?
そういえばファルセット、さっき『対象の人物が(・・・・・・)通る時に(・・・・)』、って言ったよね?
但是,躲在那麼狹窄的縫隙裡看不到獵物,沒辦法挑選目標吧?」
でも、あんな狭い隙間の中にいたら、獲物が見えないから、対象を選べないよね?」
我那麼一指出之後……。
私が、そう指摘したら……。
「那種事,只要在縫隙正前方、馬路對面有同夥示意就可以了。」
「そんなの、あの隙間の正面、道の反対側に仲間がいて合図すれば済むことですよ」
啊,原來如此……。
あ、なる程……。
不愧是腦子靠肌肉(以法爾塞特的定義)。在戰術上,果然很聰明……。
さすが、脳筋(フランセットの定義による方)。戦術面では、本当に頭がいいんだ……。
「在母國的王都,沒有人會被那種小把戲騙到。
「母国の王都では、あんな小細工に引っ掛かる者はいませんよ。
這個國家到底是有很多會被那種把戲騙到的笨蛋,還是覺得我們太好騙或太好心……真是被人瞧扁了呢。」
この国は、あんなのに引っ掛かるような馬鹿が多いのか、それとも、私達が余程の馬鹿かお人好しだと思われたのか……。舐められたものですね」
法爾塞特那麼說著,不過……。
ファルセットが、そんなことを言うけれど……。
『要是只有我一個人的話,絕對會上當,還會上前搭話……。』
私ひとりだったら、絶対に引っ掛かって、声を掛けてたよ……。
『我想相信那孩子手上的武器只是孤兒為了自保所用的護身用具。』
あの子が持っている武器は、孤児が自らを守るための護身用だと思いたい。
『……不是拿來在我還沒來得及反應時,一刺就捅向獵物(我)的胸口吧?』
……有無を言わせず獲物(わたし)の胸をひと突き、というために持ってるんじゃないよね?
『而且上面也不會塗有毒吧……。』
そして、更に毒が塗ってあったりはしないよね……。
* *
* *
在某個地下組織老大的房間裡……。
とある裏組織の、親玉の部屋で……。
「竟然失敗了!」
「失敗しただと!」
「是、是的……」
「へ、へぃ……」
「我原本想用不造成傷亡的牽制手段,沒想到並沒有那麼順利……。
「人的損失なしでの搦(から)め手で、と考えたが、そう上手くは行かんか……。
好,還是用正攻法行事吧。
よし、やはり正攻法で行くぞ。
用我們的頂尖成員組隊,並在遠處安置監視者執行。
うちのトップクラスでチームを組み、離れた場所に見張り役を置いて実行しろ。
應該不會失敗,但即便有萬一,只要能確實獲得情報,他們就沒有下一次的機會。
失敗することはないと思うが、万一のことがあったとしても、情報が確実に得られたなら、奴らに次はないからな。
戰鬥乃是由掌握情報者取勝。就算是通俗小說裡的『隱藏真身的正義英雄』,一旦身分曝光便無計可施;任何戰術或絕招,只要內容被看透並有對策,就會變得無效。
戦いというものは、情報を制する者が勝つのだ。草双紙の『正体を隠した正義のヒーロー』も、正体がバレてしまえば何もできなくなるし、どのような戦術や必殺技も、内容がバレてしまい対策を講じられれば無力となる。
因此,對襲擊小組要徹底交代,這次只要能看清對方的手法就好,不要勉強,遇到情況可以中途撤退。
なので、襲撃チームには、今回は向こうの手口が分かれば良いから無理はするな、途中で撤退しても良い、ということを徹底しておけ。
大家都是重要的夥伴、重要的戰力。我不會讓你們白白耗損他們。」
皆、大事な仲間、大事な戦力なのだからな。無為に使い潰すようなことはさせぬ」
「是,明白了!」
「へい、分かりやした!」
**
* *
「……來了」
「……来ました」
「來了~……」
「来たか~……」
『不是用迂迴手法而是正面來的話,就比較好辨認,也比較省事啊……。』
搦め手ではなく、正攻法で来てくれると、分かりやすくて助かるなぁ……。
「比上次稍微好一些。人數看起來也增加了。……不過應該還在誤差範圍內。
「前回よりは、ややマシな連中ですね。人数も増やしたようです。……誤差の範囲内ですが。
而且,照這種模式,恐怕會有在遠處確認狀況的人。」
それと、このパターンですと、おそらく離れた場所で状況を確認している者がいると思います」
「原來如此……」
「なる程……」
『就是要把情報確實帶回去,原來如此。』
確実に情報を持ち帰る、というわけか。
『會不會有稍微會動腦筋的傢伙呢?』
少しは頭の回るヤツがいるのかな?
『不過,在不知道對手是誰的情況下挑釁這點,本身就已經可以確定他們是笨蛋了,他們的未來也差不多已經註定啦。』
でも、相手のことを知らずに喧嘩を売ったという時点で、馬鹿なのは確定しているし、未来も決まっちゃっているんだよねぇ。
「喲,小姑娘們,能不能稍微陪我們一下?」
「よう、お嬢ちゃん達。ちぃとばかし俺達に付き合ってくれねぇか?」
其中一個男人這麼說著靠了過來。
男達のひとりが、そう言いながら近寄ってきた。
他沒有咧嘴傻笑,表情與那句台詞不搭,反而看起來相當認真,一點也沒有鬆懈的樣子……。
ニヤニヤ笑いとかはせず、台詞に合わない、割と真剣そうな顔で、油断した様子もなく……。
『畢竟上次那些人誰也沒回來,這也理所當然。』
まあ、前回の連中が誰も戻らなかったのだから、当たり前か。
『這次前方四人、後方三人。面對兩個小姑娘,還真是小心翼翼啊……。』
今回は、前方に4人、後方に3人か。小娘ふたりを相手に、慎重なこった……。
『不過,當然,面對法爾塞特的話,戰力還是完全不足。』
いや、勿論、それでもファルセット相手じゃ戦力が全然足りていないけどね。
『就算人數增加,對犯罪組織的人來說也只是杯水車薪。』
多少人数を増やしたところで、犯罪組織の人間程度じゃ、焼け石に水だ。
『能夠正面與女神的守護騎士(エインヘリヤル)交手的人,理應能在公開世界取得相當的地位。』
女神の守護騎士(エインヘリヤル)とまともに戦えるような者なら、表の世界でそれなりの立場が得られるはずだ。
『女神的守護騎士(エインヘリヤル)只在巴爾莫亞王國仕官,如果有人有能與之匹敵的實力,到了其他國家應該會受到優待。』
女神の守護騎士(エインヘリヤル)は、バルモア王国以外には仕官しないから、それに匹敵する強さがあれば、他国なら厚遇されるはずなんだよね。
『可偏偏還在犯罪組織那裡混跡,……嘛,大概就是這回事了。』
なのに犯罪組織なんかで燻(くすぶ)っているということは、……まぁ、そういうことだ。
「若要提出交往申請,請透過我家父親來辦理。」
「交際のお申し込みは、実家の父を通してくださいまし」
「……咦?」
「……え?」
『咦?他們一臉茫然。』
あれ? きょとんとしてるぞ。
『他們應該從上次就知道我會這樣回應。』
私がこういう切り返しをするってことは、前回ので分かっているはず。
沒什麼學習效果啊……,等一下,原來如此!
学習効果がないなぁ……、って、そうか!
既然上次那些人一個都沒回來,那上次的經驗就不會被反饋吧?
前回の連中は誰も戻っていないのだから、前回の経験がフィードバックされることはないのか。
那麼,同樣的梗可以反覆使用。好、好……。
ならば、同じネタが何度も使えるぞ。よしよし……。
上次已經確認過有無加害意圖,所以應該不需要每次都逐一確認了吧?
加害意思の確認は前回取れたから、もう毎回いちいち確認する必要はないか。
那麼,差不多該……了。
じゃあ、そろそろ……。
「法爾塞特,去把他們解決掉!」
「ファルセット、やっておしまい!」
不是多隆喬大人啦,是佩內洛普夫人啊!
ドロンジョ様じゃないよ、レディ・ペネロープだよ!
『靠藥水活下去!』,終於第四百話了!
『ポーション頼みで生き延びます!』、遂に400話です!
剛開始寫的時候,還想著『哇~,能連載好幾百話的人真了不起……我大概最多也只能寫個數十話就完結吧……』,沒想到竟然寫到第四百話!!
書き始めた時には、「はえ~、何百話も連載を続けている人って、すごいなぁ……。私は、数十話で完結させるのが精一杯だろうな……」と思っていたのに、何と400話!!
而且,『ろうきん』和『のうきん』還更長……。(苦笑)
そして、『ろうきん』と『のうきん』は、もっと長い……。(^^ゞ
從開始執筆(投稿)到現在,已經快九年了。
執筆(投稿)開始から、もうすぐ9年。
能夠持續這麼久,全靠各位讀者的支持。
こんなに続けられたのも、読者の皆様のおかげです。
謝謝大家!
ありがとうございます!