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ポーション頼みで生き延びます!

399 無謀 2

「吵死了!要是你不乖乖聽話,就讓你嘗點苦頭!」

「うっ、うるせぇ! 黙って言うことを聞かねえと、痛い目に遭わせるぞ!

「要是你自己走不動,就把你綁起來扛走。」

自分の足で歩かねぇなら、縛り上げて担(かつ)いでいくだけだ。

「那樣一來,被粗麻繩綁住的手腳會磨破皮,會痛好幾天。」

そうなりゃあ、荒縄で縛られた手足が擦り剥けて何日も痛み続けることになるぞ。

「搞不好還會從那傷口腐爛致死……」

下手すりゃ、そこから腐って死んじまうこともあるかもな……」

嘛,威脅小姑娘讓她害怕、逼她服從,果然是惡徒慣用的手段。

まあ、小娘を脅して怖がらせ、言うことを聞かせようとするのは悪党の常套手段か。

不,法爾塞特,別用那種『還沒?還沒?可以了吧、可以了吧!!』像小狗一樣的眼神看著我!

いや、ファルセット、その『まだ? まだ? もういいよね、もういいよね!!』っていう、ワンコのような目で私を見るのはヤメロ!

我彷彿看見一條像要被甩斷般瘋狂搖擺的尾巴……

ブンブンと、千切れそうに振られる尻尾が幻視されるよ……。

嗯,既然聽到『讓她嘗苦頭』、『把她綁起來扛走』這類話,那就行了。

まあ、『痛い目に遭わせる』、『縛り上げて担いでいく』という言葉が聞けたから、もういいか。

暴行與誘拐的意圖,已由自白完全確認。

暴行と誘拐の意図は、自白により完全に確認できた。

那麼……。

では……。

「久等了,法爾塞特。只要她們不會死,想怎麼做就隨你便。」

「お待たせ、ファルセット。死ななければいいから、好きにやってね」

啊~我還是第一次看到這麼燦爛的笑容啊……。

あ~、こんな輝かんばかりの笑顔の人、初めて見たよ……。

竟然到那種地步!法爾塞特,你真的那麼開心嗎!!

そこまでか! そこまで嬉しいのか、ファルセット!!

……話說,弗蘭塞特以前也是這樣的啊……。

……って、フランセットもこうだったよなぁ……。

*     *

*     *

「……那麼,是誰雇的你們呢?」

「……で、誰に雇われたのかな?」

「「「「「…………」」」」」

「「「「「…………」」」」」

咦,他們還挺努力的……。

あれ、結構頑張るなぁ……。

五人全都,手腳被扭到不該彎的方向……或是巧妙地避開要害,重點刺向神經集中的地方讓人劇痛,普通的混混根本無法撐住這樣的狀態……。

もう、5人全員、手足がおかしな方向……絶対に、曲がっちゃいけない方……に曲がっていたり、上手く急所を避けて、神経が集まっていて激痛が走るところを重点的に剣先で刺されたりして、普通のチンピラとかには到底耐えられそうにない状態なのに……。

或許,是相當有規模組織的成員吧?

これは、もしかすると、割としっかりした組織の構成員とかかな?

周圍已經看不到那些流浪漢的身影了。

周囲には、既にホームレス達の姿はない。

在法爾塞特把那些男人輕易打倒之前,流浪漢們還以一副無所謂、陰沉的眼神看著;但當那場人體破壞的作業開始後,他們一個接一個逐漸消失,現在連一隻小貓都不見了。

ファルセットが男達を簡単に叩き伏せたあたりまでは、何事にも興味がなさそうにどんよりとした目で見ていたホームレス達も、それから始まった人体の破壊作業(・・・・・・・)が始まると、ひとり、またひとりと、徐々に姿が消え始め、今はもう猫の子一匹、いやしない。

……不對,小貓是最先逃走的吧,被法爾塞特的殺氣嚇跑了。

……いや、猫は真っ先に逃げたか。ファルセットの殺気に当てられて。

全身毛髮豎立,發出刺耳的叫聲後就飛快跳走了……。

総毛立たせて、『フギャアアア〜〜!!』とか鳴いて、飛んでったなぁ……。

能在這種地方不被抓去吃掉還活下來的小貓,應該是經驗老到的老手吧……。

こんな場所で、捕まって喰われることなく生き延びているのだから、百戦錬磨の手練(てだ)れの猫だと思うのだけど……。

啊,正因為老練才有那麼高的危險察覺能力!原來如此啊……。

あ、手練れだからこそ、危険察知能力が高いのか! なる程なぁ……。

流浪漢們消失,是覺得這是『不該看的東西』,還是認為『等會目擊者都會被處理掉』呢……。

ホームレス達が消えたのは、これが『見てはいけないモノ』だと思ったのか、それとも、『あとで、目撃者は全員消される』とでも思ったのか……。

總之,多虧如此,不用顧慮旁人就能進行拷問與訊問,還算不錯。

まあ、おかげで人目を気にすることなく拷(ごう)も……事情聴取できたから、良かったけど。

在這裡,好像無法再深入下去了吧。

ここじゃ、これ以上は無理かな。

……不過說實話,也沒那麼多我非得問到的情報。

……というか、実は、そんなに聞きたい情報があるわけじゃない。

因為幕後黑手我已經知道了。

黒幕は分かっているのだから。

差不多該收手了,剩下的就等下次再說吧……。

そろそろ打ち切って、続きはまた今度、ってことにするか……。

「收起來!」

「収納!」

好,這些傢伙稍後就丟到那個『片足島』去吧。

よし、この連中は、後であの『片足島』に置いてくればいいか。

……欸?還不夠過癮嗎?

……え? まだ物足りなかったのか?

法爾塞特那傢伙一臉不滿的樣子……。

ファルセットのヤツ、不満そうな顔をしてやがる……。

「不,這才是序戰耶。接下來才是重頭戲!」

「いや、まだ緒戦じゃん。これからだよ、これから!」

啊~他馬上就露出那副開心的樣子……。

あ~、途端に、嬉しそうな顔しやがって……。

說起來我讀過幾本弗蘭塞特的傳記,但關於她在襲擊者靠近時那雙充滿愉悅、像漩渦般轉動的眼睛,以及從嘴裡漏出的那種有點下流的『嘿嘿』笑聲,一本也沒提到呢。

そういえば、フランセットの伝記は何冊か読んだけど、襲撃者が私に向かってきた時の、あの愉悦に満ちたグルグル目と、口から漏れ出る「うひひ!」というちょっと下品な笑い声について書かれたものは、一冊もなかったなぁ。

……果然被檢閲刪掉了嗎……。

……さすがに、検閲に引っ掛かったか……。

嘛,比起那個來說,這個笑容還是好多了……。

まぁ、あれに較べれば、この笑顔は、ずっとマシか……。

*     *

*     *

「……什麼?那些被派去襲擊的人全部下落不明?」

「……何だと? 襲わせた者達が全員、行方不明だと?」

「就是如此。到底是怎麼回事!」

「そうだ。いったい、どういうことだ!」

「那才是我該說的台詞吧!!」

「それは、こっちの台詞だろうが!!」

原本不該直接見面,但因為收到了地下組織的聯絡不得已去了會面地點,結果那人那樣一說,商會主氣得反駁回去。

あまり直接顔を合わせるべきではないというのに、裏組織の使いの者からコンタクトがあったため仕方なく会合場所へ行ったところ、そんなことを言われたため、怒って言い返した商会主。

……確實,這次商會主講得有道理。

……確かに、今回は商会主の方が正論であった。

「花高價委託結果卻失敗了……那為什麼委託方反而要被責怪!應該是我們在抱怨才對!!」

「高いカネを払って依頼したのに、失敗した。……それで、どうして依頼した側が文句を言われなきゃならんのだ! 文句を言うのは、こっちだろうがっ!!」

「唔……」

「うっ……」

果然,連那個使者也無法反駁。

さすがに、これには使いの者も反論できなかった。

「怎麼回事?總之,把狀況說清楚!」

「どういうことだ。とにかく、状況を説明しろ!」

被如此一說,那個使者無奈地開始解釋起來。

そう言われ、仕方なく説明を始めた、使いの男。

這裡是荒地一角,周遭空無一物。

ここは、周りに何もない、原っぱの片隅である。

要和那種不想讓人看見的對象見面,怎會在自己的店或餐館裡碰面呢。

一緒にいるところを人に見られたくない相手と会うのに、自分の店や飲食店で会ったりはしない。

因此選了個符合條件的地方:可以確定附近沒人、遠處看不清臉,而且有遮蔽物。便在那裡帶著幾名護衛碰面。

なので、近くに人がいないことが確実に分かり、遠方からは顔が判別できず、そして遮蔽物があるところ。その条件に合った場所で、護衛の者を数名連れての顔合わせである。

對方只有那個使者一人。

相手側は、使いの者、ひとりだけである。

這很正常,地下組織不會派出那些可有可無、被當作消耗品的人去欺騙然後暗算,所以這樣安排理所當然。

裏組織の者、それも、使い捨てで何の価値もない者を騙し討ちする者など存在しないため、それは当たり前のことである。

而當商會主聽完那番說明後……。

そして、その説明を聞いた商会主は……。

「什麼!派了五個人去襲擊,卻一個都沒回來,那兩個小姑娘還安然無恙地過日子?」

「何だと! 5人で襲わせたのに、誰も戻らず、小娘達は普通に過ごしているだと?

對方是兩個小姑娘!就算其中一人是護衛,面對兩個還不一定已成年的小姑娘,五個人去襲擊居然連一人都沒能受傷就全滅?這可能嗎!

相手は小娘ふたりだぞ! いくら片方が護衛だとはいえ、成人しているかどうかという小娘相手に5人で襲い掛かって、怪我ひとつさせられずに全滅だと?

可能嗎!你們把這個委託當成菜鳥的練習台了嗎!!

あり得るかっ! お前達、この依頼をひよっこの練習台にでもしやがったのか!!

……不,等等,你們是說『下落不明』?難道他們事先串通好集體潛逃了?說是因為組織待遇不好之類的……。

……いや、確か『行方不明』とか言っていたな? そいつら全員、示し合わせて逃亡したんじゃないのか? 組織の待遇が悪いから、とかいう理由で……。

要不然怎會下落不明卻沒屍體!你是說兩個小姑娘在陌生的外國城市,沒有人幫忙,竟然能悄無聲息地把五具成年人的屍體運走處理掉,還不被任何人發現?

でないと、死体も無く行方不明とか、あり得るか! 小娘ふたりで、知り合いもいない異国の街で、誰にも見つからないように大人5人の死体を運んで処分できるとでも言うつもりか!」

商會主生氣是可以理解的。

怒る商会主であるが、その気持ちは分かる。

既然支付了正當的報酬,卻得到一個完全不令人信服的解釋,還被暗示有責任,當然無法接受。

正当な依頼料を払ったというのに、到底納得の行かない説明をされた上、自分に責任があるかのように言われれば、それは納得できないであろう。

然而,組織那邊也同樣難以相信這說法。

しかし、納得できないのは、組織側も同じであった。

不,所以我們也一樣無法接受!

「いや、だから、納得できないのはこっちも同じだ!

雖然確實有一人是剛培養的新手,但其中兩人已經算得上合格,另外兩人是中堅的老手。

そりゃ、育て始めたばかりの新入りもひとり含んではいたけれど、ふたりが一人前、もうふたりは中堅のベテランだ。

這也不是牽涉高級貴族的案件,在委託裡屬於最簡單的類別,報酬也不高……。

上級貴族絡みとかじゃないし、依頼の中じゃあ一番簡単な部類なんだ、依頼料も安いし……。

所以我們沒派一流或超一流的人出馬,你們應該可以理解吧。

だから、一流とか超一流とかを出したわけじゃないが、それはそっちも納得するだろう。

而且說實話,我們出動的戰力其實有些過剩,主要也是為了新人的教育。

そして、正直言って、いささか過剰な戦力を出したんだ。新入りの教育という面があったからな。

……當然,除了新人之外,那些人待遇都很好,沒人會隨便跑路。而且全部人一個不剩,怎麼可能!

……勿論、新入り以外は充分な待遇を受けている連中だから、足抜けなんか考えるようなことはない。しかも、全員、ひとり残らず、なんてあり得るかよ!」

「「…………」」

「「…………」」

商會主覺得自己的主張沒錯,但組織使者所說的內容也確實令人信服。

自分の主張は間違っていない、と思っている商会主であるが、組織の使いの者が言っていることも、確かに納得できる内容である。

於是兩人沉默了一會兒。

なので、暫し黙り込んでしまった、ふたり。

……我們這邊懷疑,那兩人可能有些內情……。

「……で、うちとしちゃあ、あのふたりが訳あり(・・・)なんじゃないかと疑ってる。

可能是貴族千金,身邊有幾名能幹的隱藏護衛,或者有其他人在覬覦她們,結果與那些人相遇爆發衝突,之類的……。

貴族の娘で、腕利きの隠れ護衛が数人付いているとか、他にもアイツらを狙っている者達がいて、その連中と鉢合わせて戦いになったとか、な……。

所以我們上頭的人懷疑你明明知道她們有那種背景,卻為了壓低委託費而隱瞞不報……

で、アンタがそういう訳あり(・・・)なのを知っていながら、依頼料を安く上げるためにそれを隠していたんじゃないか、って疑ってるわけだよ、うちの上の方の連中が……。

在這種情況下出現那種懷疑,不覺得很自然嗎?

この状況で、そういう疑いが発生するの、無理のないことだとは思わねぇか?」

「…………」

「…………」

確實,被那麼一說就說得通。

確かに、そう言われれば、その通りである。

既然我們無法接受,組織那邊也不可能心服口服。

自分が納得できないように、組織(むこう)の方も、納得できまい。

那種事實太讓人難以置信,幾乎是不可能發生的情況。

それくらい、信じがたい事実であり、あり得ない事態であった。

但是被地下組織無端懷疑並與之對立,實在令人難以招架。

しかし、裏組織にあらぬ嫌疑をかけられて敵対されては、堪ったものではない。

「……我無辜。我所知道的,就如同在委託時所說的那樣。」

「……無実だ。私が知っているのは、依頼の時に説明した通りだ。

她是個帶著高價物品來的天真的外國少女。為了在其他商店接手之前取得那批貨,你們委託的是在不殺、不傷的情況下將她誘拐走……那就是全部,沒有謊言也沒有隱瞞。

価値の高い商品を持ってきた、世間知らずの他国の娘。他の商店の手に渡る前に入手するため、殺さず傷付けずに拉致するよう依頼した。……それが全てであり、嘘も隠し事もない。

又不是第一次委託,這種時候才開始隱瞞也說不通吧。

初めての依頼じゃないんだ、今更隠し事をするような関係でもないだろう」

嘛,也對,沒幾個人會樂得與我們為敵。

「まぁ、それもそうか。うちと好んで敵対したがるヤツは、そうそういねぇよな。

這門生意以信任為先啊……。

この商売は、信用第一だからなぁ……。

那麼,就稍微商量一下吧……

じゃあ、チョイと相談と行こうか……」

於是,組織的使者與商會主開始商討下一步的對策……。

そして、組織の使いの者と商会主は、次なる手の相談を始めるのであった……。