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商人達爾森的奮鬥 2

「……那麼,這些商品可以定期供貨嗎?」

「……では、この商品を定期的に納入することが可能だと?」

「是、是的。本店已掌握唯一的進貨管道……」

「は、はい。唯一の仕入れルートを当店が確保しておりますので……」

之後,商會主、總掌櫃以及熟悉的掌櫃把搬進商談室的所有玻璃製品都仔細檢查了一遍。

あれから、商談室に運び込んだガラス製品の全てを慎重に確認した商会主、大番頭、そして馴染みの番頭。

對達爾森來說,長時間地等待那三個面無表情又一言不發地檢視自己帶來的玻璃製品,是讓人心驚的煎熬。

かなり長い間、無表情かつ無言で自分が持ち込んだガラス製品を調べる3人を待つのは、ダルセンにとっては心臓に悪い時間であった。

終於,商會主停下了確認的動作,說出話來,達爾森慌張地答覆。

そしてようやく確認の手を止めた商会主の口から発せられた言葉に、慌てて答えるダルセン。

「這次帶來的商品,本店全數買下。玻璃製品以外的東西也全部買下。」

「今回持ち込まれた商品は、全て当店が買い取りましょう。ガラス製品以外のものも、全てです。

「我們收購玻璃以外東西的理由,是為了不讓你耗費時間去另行販賣那些貨品。」

ガラス製品以外のものも買い取る理由は、それらを売るために無駄な時間を費やすことのないようにです。

「如果有那樣的時間,請趕快去努力取得更多玻璃製品吧。」

そんな時間があるなら、さっさとガラス製品の入手に努めていただきたい」

「啊、啊……不,不,明白了!」

「は、はぁ……、あ、いえ、分かりました!」

他原本就認為從委託人那裡交付的玻璃製品大概能賣得出去。

御使い様から託されたガラス製品が売れるだろうとは思っていた。

然而,達爾森沒料到連平常不會被這家店收下的其他貨物也會被買走。

しかし、普通であればこの店で引き取ってもらえるレベルには達していない他の商品も買ってもらえるとは、思ってもいなかった、ダルセン。

把那種東西拿到這家店販售會讓店的格調受損。

そんな商品(モノ)をこの店で売ると、店の格が落ちる。

所以他們大概會不是在本店販售,而是轉交給等級較低的其他店家。

なのでおそらく、この店で売るのではなく、格下の他店に回すのであろう。

他們願意承擔這種麻煩且利潤不高的手續,只為了盡可能縮短取得玻璃製品所需的時間。

そんな、面倒であまり儲けにならない手間を掛けてまで、ガラス製品の入手に掛かる時間を少しでも短くしようとする。

這意味著……。

それが意味することは……。

「難以置信的透明度,以及這般美麗的光澤。玻璃杯互相輕觸時那清澈的音色與餘韻的撞擊聲。」

「信じられない程の透明度と、この美しい輝き。グラス同士を軽く当てた時の、澄んだ音色と余韻を持つ打音。

「……說實話,為了抵抗想要逼問你,套出這些商品製造來源的誘惑,我耗費了不少精神力……」

……正直言いまして、あなたを問い詰めてこれらの商品の製造元を聞き出したいという誘惑と戦うのに、かなりの精神力を必要としています……」

「哎呀!」

「ひえっ!」

嗯,這也不是沒有道理。

まあ、それも無理はないであろう。

現在,這家店握有對國內外貴族與王族都極具誘惑力的強大商品。

今、この店はこの国の、いや、他国も含めた貴族や王族に対する強力な武器(しょうひん)を手に入れたのである。

……而且,今後也能繼續供應這類商品。

……そして、以後もその武器(しょうひん)の供給が続けられる。

若是不慎拿到錯誤的地方,為了逼出出處而遭受拷問的可能性並非不存在。

下手なところに持ち込めば、出所を吐かせるために拷問を受ける可能性も、ゼロではない。

因此達爾森選擇了這家──雖是超大型且一手做得漂亮,但以守護商人矜持聞名的店。

なのでダルセンは、超大手で遣り手ではあるが商人としての矜持を守ると評判の、この店を選んだのである。

即便如此,也並非完全沒有危險。

それでも、決して危険がなかったわけではない。

不過那只是商人不得不面對的風險之一;如果無法接受,就只能放棄經商。

しかしそれは、商人として避けて通るわけにはいかないリスクのひとつであり、それが嫌なら商売を辞めるしかない。

此刻只能賭上一把。

ここは、勝負に出るしかないところであった。

「奧利斯商會啊,……這個千萬不要拿去奇怪的地方,也不要拿去一看就會(……)出事的地方喔。」

「オーリス商会さん、……これを、おかしなところや、これを見れば(・・・・・・)おかしくなるところ(・・・・・・・・・)に持ち込んではいけませんよ」

……就是這回事。

……これである。

商會主並沒有說要獨佔這些商品,也沒說不能拿去其他店。

商会主は、これらの商品を独占するだとか、他の店に持って行くなとは言わない。

他只是溫柔地給了一個忠告而已。

ただ、優しく忠告してくれるだけなのである。

「是、是的,當然知道。所以才帶到這裡來的。」

「は、はい、勿論それは承知しております。だから、ここへお持ちした次第でございます」

商會主對達爾森微笑著,重重地點了點頭。

ダルセンの言葉に、にっこりと微笑み、大きく頷く商会主。

……這回他的眼神也稍微放鬆了。

……今度は、目も少し緩んでいる。

看來心情相當不錯。

どうやら、機嫌が良いようであった。

只要做誠實生意,賺錢的機會自然會找上門。

正直な商売をしていれば、儲け話は向こうからやってくる。

對秉持這信念的商會主來說,達爾森的話大概是莫大的讚譽。

それが信条であるこの店の商会主にとって、おそらくダルセンの言葉はこれ以上ない賛辞だったのであろう。

「這批商品的來源,該保密好呢?還是公開比較好?」

「この商品の出元は、隠した方がいいですかな? それとも、公開した方が?」

商會主似乎打算尊重達爾森的意向。

商会主は、あくまでもダルセンの意向を尊重してくれるようである。

若公開,達爾森與奧利斯商會的名字會傳開,對往後的生意極為有利。

公開すれば、ダルセンとオーリス商会の名が知れ渡り、以後の商売に大きく役立つであろう。

不只是其他大店,甚至可能會有貴族之家,說不定還會直接從王宮那裡傳來邀請。

他の大店どころか、貴族家から、いや、下手をすると王宮からも直接お声が掛かる可能性すらある。

但那對這家店而言,應該並非理想的情況。

しかしそれは、この店にとっては望ましくないことのはずである。

而且當然,對達爾森本人也有很大的不利之處。

そして勿論、ダルセンにとっても大きなデメリットがある。

那就是壞人會知道該盯上誰(……),並發現獵物無力自保。

悪党共が、誰を狙えばいいか(・・・・・・・・)ということを、そして獲物が自らを護れるだけの力を持っていないということを知る、ということである。

因此最安全的做法是將出處隱藏,由這家店負責賣給貴族、王族與有錢人。

なので、出元は隠してもらい、貴族や王族、金持ち連中に売るのはこの店に任せる、というのが、安全な方法なのである。

不賣名聲、只賣商品以獲取實利──這是弱小商家的生存之道。

名は売らず、商品だけを売って、実利を得る。それが弱小商店の処世術であろう。

……通常情況下是如此。

……通常であれば。

「……這批商品的出處就寫作『艾德』。請只把這個名字告訴買家就好。」

「……この商品の出元は、『エド』と。買い手の方には、ただ、それだけをお伝えください」

「『艾德』?那是進貨店的店名嗎?」

「エド? それが仕入れ先の店名なのですかな?」

對商會主的話,達爾森搖搖頭。

商会主の言葉に、首を横に振るダルセン。

「不,『艾德』是品牌名稱。」

「いえ、『エド』というのは、ブランド名です」

「品牌……名稱?」

「ブランド……名?」

「是的。某家店所推出商品的系列名稱。」

「はい。とある店が展開する商品の、シリーズ名です。

「指的是具有相同概念的一整套商品群,類似某個牌子或系列的意思。」

同じコンセプトを持つ商品群、銘柄とかを意味します」

聽了達爾森的說明,商會主露出疑惑的表情。

ダルセンの説明に、疑問の表情を浮かべる商会主。

「不,那不就直接用店名就好?沒必要特意取一個別的名字吧……」

「いや、それは商店の名で良いのでは? 何も、わざわざ別の名を付けなくても……」

「不,為每一類商品群分別命名,似乎有許多優點。」

「いえ、商品群ごとに名付けるのは、色々と利点があるそうなのです。

「……例如,說到玻璃製品就想到『艾德』,陶瓷是『哈恩格』,服飾品則是『巴德』,只要是那個類別,上流社會就會認為那個品牌最好,其他則居次……」

……たとえば、ガラス製品といえば『エド』、陶磁器なら『ハング』、服飾品なら『バッド』というように、そのジャンルのものであればあのブランドのものが一番、それ以外は格下、という認識が上流階級の間で広まれば……」

「「「……」」」

「「「……」」」

商會主、總掌櫃以及負責收購估價的掌櫃全都愣住了。

商会主、大番頭、そして買い取り査定役の番頭の動きが止まった。

「而且,如果要為各種商品分別命名品牌,那麼販賣多種商品的店就不能把店名當作品牌了,對吧……」

「そして、色々な商品ごとにブランド名を付けるなら、様々な商品を扱う店は店名をブランド名にするわけにはいかない、と……」

「「「…………」」」

「「「…………」」」

「……也就是說,是進貨店的店主那麼說的,對嗎?」

「……仕入れ先の店主がそう言っていた、というわけですな?」

在三人中最先回過神的是商會主,他如此確認道。

3人の中で一番早く復活した商会主が、そう確認してきた。

「是的……」

「はい……」

「也就是說,那家店還準備了其他自信作的商品,像是打算以『哈恩格』販售的陶瓷,或以『巴德』販售的服飾品之類……」

「ということは、その店は他にも自信のある商品を色々と揃えているということですな? 『ハング』というブランド名で売る予定の陶磁器とか、『バッド』というブランド名で売る予定の服飾品とかを……」

「啊……」

「あ……」

原本並不計畫一次全部拿出來。

一度に全部出す予定ではなかった。

起初只想先賣水晶玻璃製品,然後逐步增加商品數量。

最初はクリスタルガラス製品だけにして、徐々に品数を増やす予定であったのだ。

可偏偏……。

なのに……。

「請把那些樣品(樣本)帶來。」

「それらの見本(サンプル)をお持ちください」

「啊,不,是對方的行程安排……」

「あ、いえ、先方の御都合が……」

「請把那些樣品(樣本)帶來。」

「それらの見本(サンプル)をお持ちください」

「不、所以說,這不是我一個人能決定的……」

「いえ、ですから、私の一存では……」

「那、那、那些樣品(樣本)請、請帶來!!」

「そ、れ、ら、の、見本(サンプル)を、お、持、ち、く、だ、さ、いっ!!」

「啊啊啊──!!」

「ひいいいぃ〜〜!!」

於是達爾森提前結束原本的行程,匆忙採買要帶回的商品,朝據點城鎮趕去。

そしてダルセンは予定を切り上げて、大急ぎで持ち帰り用の商品を仕入れ、拠点の町へと向かった。

……在此之前,他先低頭苦求卡奧爾他們能把進貨計畫往前挪,先供應陶瓷和服飾品。

……その前に、カオル達に予定を前倒しして陶磁器と服飾品を卸して欲しいと、頭を下げて必死にお願いしてから……。

得知情況的卡奧爾大人苦笑著同意了,達爾森這才鬆了口氣。

事情を聞いたカオル様は、苦笑しながらそれを了承したので、ダルセンは胸を撫で下ろしたのであった。

而且,達爾森若是立刻再供應新貨勢必很糟──那會讓人認為在王都就能立即取得──因此這次別無選擇,只能離開王都,直接返程,畢竟該賣的東西已全數賣光……。

そして、ダルセンがすぐに新たな商品を納入するのは明らかにマズい……王都で、即座に仕入れられるということになってしまう……ため、今回はこのまま王都を後にするしか選択肢がなかったので、そのまま帰路に就いたわけである。売るべき商品が全てなくなってしまったので……。

另一方面,拿到少量水晶玻璃製品的商會主從中挑出最優的,將一套玻璃杯與一個仿異國建築的小擺設獻給王宮。

一方、少量のクリスタルガラス製品を手に入れた商会主は、その中で最も優れたものを選び、グラスをワンセットと、異国の建物を模(かたど)った小さな置物を王宮へ献上した。

國王高興得不得了,將它們充分展示給貴族們看過後,商會主把剩下的貨物送去拍賣。

そして大喜びの国王がそれを貴族達に十分見せびらかした後、商会主は残りの品をオークションにかけた。

……據說,那天在王都的競賣場出現了地獄般的場面。

……その日、王都の競売場において、地獄が出現したと伝えられている。

賣方、買方、主辦者、拍賣師。

売り手、買い手、主催者、オークショニア。

究竟,對誰而言是『地獄』呢……?

果たして、誰にとっての『地獄』であったのか……。