ポーション頼みで生き延びます!
第375章 下一階段 3
「任務完成!」
「ミッション・コンプリート!」
「……真的嗎?有沒有哪裡出錯?會不會把不必要的麻煩也一併帶回來了?」
「……本当に? 何かミスってない? 余計な面倒事を背負(しょ)い込んでこなかった?」
從王宮回來,在交易商店向大家報告了結果後,レイコ就那樣吐槽了。
王宮から戻り、トレーダー商店でみんなに結果報告をしたところ、レイコからそんな突っ込みが。
レイコ那傢伙,果然不信任我吧?
レイコの奴、私を信用していないな?
「完美的母親!」
「完璧の母!
詳細資訊僅限於國王與宰相大人。
詳細情報は国王と宰相様のみに限定。
對其他人而言,我被說成是那兩位的寵愛對象、受其關照,是出身家世雄厚且熱心公益的自由巫女,總覺得有種像是外國王族或高位貴族出身的印象,就這麼定了。
その他の者に対しては、私はそのふたりのお気に入りで目を掛けてもらっている、実家が太くて篤志家(とくしか)の、何となく他国の王族か高位貴族出のような気がしないでもない自由巫女、ってことになってる。
而對那兩位而言,我則被當成『被女神賦予加護的摯愛』……。
そしてふたりには、私は『女神の加護が与えられし愛(いと)し子』ってことに……。
因為沒說是哪位女神,有些宗派就會把它解讀成女神就是我、也就是說我是那個『對自己懷有愛意』的人,這樣說也不算是撒謊。
どの女神かは言っていないから、一部の宗派では女神ということになっている私が『自分自身を愛しく思っている』ということで、別に嘘じゃないからね。
從セレス那裡得到的能力可以說是加護,所以那也不算是謊言……
セレスから貰った能力は加護と言えるから、それも嘘じゃないし……」
嗯,就是那回事。我沒說謊。
うん、そういうことだ。嘘は言っていない。
「另外,我也毫不掩飾地說了出來:我會擅自按我的標準挑選對象並對其施以加護之力,如果你們也希望成為那樣的對象,就聽我的請求──守護我們。」
「あと、私が勝手に、私の基準で選んだ相手(・・・・・・・・・・)に加護の力を使うことと、自分達もその対象になることを望むならこちらの頼みを聞け、私達を守れ、という意味のことを、オブラートに包まずに言っといた」
ファルセット可能不知道『オブラート』是什麼吧。
ファルセットには、『オブラート』が何かは分からないだろうけどね。
「計畫順利呢」
「計画通りね」
「做得很好!」
「良くできました!」
好,恭醬的『做得很好』出場了!
よし、恭ちゃんの『良くできました』が出たぞ!
「守護這件事,應該根本不需要拜託吧?」
「守るというのは、頼む必要がなかったのでは?」
ファルセット提出了異議。
ファルセットから、物言いが付いた。
啊~,王上若多事插手,他就沒機會出場了嘛。
あ〜、王様に余計なことをされちゃあ、自分の出番がなくなるもんねぇ。
而且,他大概是有把所有敵人一個人擊潰的自信才會這麼說吧。
そして、敵対者は全て、自分ひとりで叩き潰せるという自信があっての言葉なのだろう。
但自滿不可取。
でも、慢心は禁物だ。
再怎麼強的ファルセット,一個人還是會在護衛上留下破綻吧。
いくらファルセットが強くても、ひとりじゃ、どうしても護衛に穴ができるだろう。
此外,能夠同時保護我們所有人不被數十、數百支同時射出的弓箭射中嗎?
また、同時に射掛けられた数十本、数百本の弓矢全てから私達全員を護ることができるのか?
如果有時間餘裕,當然我們可以想辦法應對。
いや、時間的余裕があれば、そりゃ私達で何とかできる。
但若毫無前兆突然箭雨傾瀉,瞬間可能無法反應而變得像刺蝟一樣,那種情況是有可能的。
でも、事前の兆候もなく突然矢が降りそそいだら、瞬時には対応できずにハリネズミ、ってことはあり得るだろう。
甚至被射中心臟或頭部當場死亡之類的……。
そして、心臓や頭部に刺さって即死、とか……。
在人群擦肩而過時胸口被刺一刀這種事,是無法防範的。
雑踏ですれ違いざまに胸をひと突き、とかいうのは、防ぎようがない。
畢竟我們是『要活著擒獲、再利用』的派別,所以直接不問理由就暗殺的機率應該不高,但人心難測啊。
まあ、私達は『生かして捕らえて、利用してナンボ』だから、問答無用でいきなり暗殺、という確率はそう高くはないとは思うけれど、人間、何を考えるか分からないからねぇ。
也有像小孩那樣,會想把別人手上自己拿不到的玩具破壞掉的人存在。
他者が持っている、自分には手に入れられないオモチャを壊そうとする子供もいる。
如果敵對者能獲得自己不能得到的恩惠,會有人想把一切都毀掉也不奇怪吧。
自分が受けられない恩恵を敵対者達が受けられるとなれば、全てをぶち壊そうと考える者がいても不思議じゃないだろう。
儘管如此,通常人們會因為怕惹怒セレス而克制愚蠢的行為,但世上總有不顧後果的笨蛋啊……。
それでも、普通はセレスを怒らせるのが怖くて馬鹿な行動は自粛するものなんだけど、世の中、後先考えない馬鹿がいるからねぇ……。
或許也有那些年邁、重病而已無後路,變成所謂『無敵的人』的人存在吧。
高齢だとか重病だとかで後のない、無敵の人(・・・・)とかもいるだろうし。
再者,我並不喜歡麻煩頻繁發生,也不喜歡每次都有人的手腕被砍掉那種情形……。
それに、私はトラブルが多発するのも、その度に毎回誰かの手首が落ちるのも、あんまり好きじゃないからなぁ……。
搞不好哪天連『手首』裡的『手』字也被剔掉,剩下的部分也會掉下來,真是可怕……。
そのうち『手首』から『手』の字が抜けた部分も落ちそうで、怖いし……。
不過,ファルセット是夥伴,畢竟他是我們的護衛、女神的守護騎士(エインヘリヤル),並不是我們『掌管(扭曲)命運的三女神』的成員,所以可以提出意見,但對作戰方針的決定沒有表決權啊。
ま、ファルセットは仲間だけど、あくまでも私達の護衛、女神の守護騎士(エインヘリヤル)であって、私達、『運命(をねじ曲げること)を司(つかさど)る3女神』のメンバーじゃないから、意見具申はできるけれど、作戦方針決定に関する投票権はないんだよねぇ。
不是說輕視或排斥ファルセット,但因為他並不完全瞭解我們的能力與立場,對於眼前的戰鬥可以發表看法,但在長期的戰略方針上就不能插手了。
いや、決してファルセットを軽(かろ)んじていたり仲間外れにしていたりするわけじゃないんだけど、私達の能力や立ち位置を全て知っているわけじゃないファルセットには、目先の戦闘に関することならばともかく、長期的な視野での作戦方針には口を挟めないからねぇ。
總之,ファルセット的發言被否決了,我們三人繼續在王都及周邊以商人、獵人、流浪巫女的身分工作,偶爾擔任使者的角色,同時在港町與孤兒們一起在『リトルシルバー』裡過活下去……。
とにかく、そういうわけでファルセットの物言いは却下され、私達3人は王都とその周辺で商人、ハンター、野良巫女としての仕事、及びたまに御使い様の役割をこなしつつ、港町で孤児達と共に『リトルシルバー』での生活を続けるのであった……。
* *
* *
「……巫女……大人……?」
「……巫女……、様……?」
「欸?」
「え?」
在王都的市集中買完東西後,正要回店裡時,被人叫住了。
王都の市場で買い物をした後、お店に戻ろうとしていたら、何か声を掛けられた。
今天剛好是一個人出門。
今日は、たまたまひとりで歩いていた。
……不,雖然我一出門ファルセット就會跟來護衛,但被他每次黏著會讓人感到拘束,所以我多半一個人出門。
……いや、私が出掛けようとするとファルセットが護衛のためについて来ようとするけれど、そんなに毎回くっついて来られるのも気詰まりだからと言って、ひとりで出掛けることが多いんだよ。
當然兩個人一起購物也很愉快,但有時想一個人悠閒逛街,不用在意別人是不是覺得無聊,想怎麼做就怎麼做。
そりゃ、ふたりで買い物とかも楽しいけれど、ひとりでのんびりと回って、他の者が退屈していないかと気を遣う必要なく、自分の好きなようにやりたい時もあるよ。
而且,在我們三人當中,對奇襲最脆弱的是恭醬。
それに、私達3人の中で、奇襲に一番弱いのは、恭ちゃんだ。
儘管我們是『不殺人、擒獲後利用』派,突如其來的爆頭雖然機率低,但不能說絕對不會,也有被奇襲抓走的風險。
いくら私達は『殺さず、捕らえて利用してナンボ』だからいきなりヘッドショットという確率は低いとはいっても、絶対ないとは言いきれないし、奇襲で捕らえられるかも知れない。
那種情況下,最脆弱的就是恭醬。
そういう場合、一番脆弱性が高いのは、恭ちゃんなんだよね。
我靠藥劑、レイコ靠魔法,兩人都比較能將就應付。
私はポーションで、レイコは魔法で、割と無理が利く。
但恭醬單靠自己什麼能力也沒有。除了母艦製的裝備和我給她的藥水之外,她不過是個普通的……不,還不及普通的女孩而已。
でも、恭ちゃんは自分の身ひとつでは何の能力もない。母艦製の装備品と、私が渡したポーションを除けば、普通の……、いや、普通以下の(・・・・・)、女の子に過ぎない。
因此一旦她被突然抓住、綁成一團或被解除武裝,就會完全喪失戰鬥力。
なので、いきなり捕らえられてぐるぐる巻きにされたり、武装解除されたりすれば、完全に無力化される。
所以每當我們分頭行動時,我都拜託ファルセット特別重點保護恭醬……。
そのため、私達がバラバラで行動する時には、恭ちゃんを重点的に護るようにお願いしてあるんだよね、ファルセットには……。
不過,ファルセット似乎對此有些不滿。
でも、ファルセット、それが少し不満みたいなんだよ。
我們有說明我們三人是地位對等的好友女神三人組,但對ファルセット來說,即便都是女神,在他眼裡那個『對真祖様(フランセット)有大恩,且是女神守護騎士們應該忠誠的對象』似乎只有我(カオル)一人,所以他明顯把我和レイコ、恭醬區別對待。
私達3人は対等の立場である仲良し女神トリオだと説明してあるけれど、同じ女神であっても、ファルセットにとっては『真祖様(フランセット)』の大恩人にして女神の守護騎士(エインヘリヤル)達が忠誠を捧げるべき対象なのは私(カオル)ただひとり、ということらしく、レイコや恭ちゃんとは明らかに別扱いなんだよねぇ。
嘛,反正這事還沒跟ファルセット說清楚。
まぁ、ファルセットには説明していないからなぁ。
我之所以拜託ファルセット特別關照恭醬,一半確實是為了保護隊伍中最脆弱的恭醬,但另一半則是為了從恭醬那邊(……)去保護我們免於那些敵人(……)──就是那回事……。
ファルセットに恭ちゃんを特に気に掛けるようお願いしている理由の半分は、確かに仲間内で一番脆弱である恭ちゃんを護るためなんだけど、後の半分は、恭ちゃんから(・・・・・・)敵を護るため(・・・・・・)だということを……。
「……誰……是、達爾森先生!」
「……誰……、って、ダルセンさん!」
沒錯。就是那次我以流浪巫女身分單獨行動時,在地方城鎮被某貴族的爪牙和受雇的惡棍襲擊的事件。
そう。あの、私が野良巫女として単独行動をしていた時に、地方の町でどこかの貴族の子飼いの連中と雇われたゴロツキ共に襲われた事件。
當時救了我的是率領商隊的商人、奧利斯商會的達爾森先生。
あの時に助けてくれた、商隊を率いていた商人、オーリス商会のダルセンさんだ。
那當然,地方城鎮的有力商人多少會來王都一趟。
そりゃ、地方の町の有力商人なら、王都にくらい来るか。
「好久不見!那時真是多虧您了!」
「お久し振りです! あの時は、お世話になりました!
「我現在以王都為據點活動,暫時寄住在一位剛起步的商人朋友經營的店裡。」
私、今は王都を拠点にして活動していまして、駆け出し商人の友人がやっているお店に間借りしてるんですよ」
達爾森先生若主動來打聽單身女性住哪或盤問私事,確實會讓人不自在,所以那些可以說的事都是我自己主動喋喋不休地說出來的。
ダルセンさんの方からは、いきなり独身の女性が住んでいるところを聞いたり、根掘り葉掘り質問するのは気が引けるだろう。だから、教えても構わないことは、私の方からぺらぺらと喋った。
達爾森先生當時完全沒有必要為了我而承擔大損失讓商隊折返,也可以趁機欺騙我賺錢,機會多得是……
ダルセンさんはあの時、大損をしてまで商隊を引き返させる必要はなかったし、私を騙してお金を儲けることもできた。その機会(チャンス)はいくらでもあったのに……。
……但他沒有那樣做。
……でも、そうはしなかった。
也就是說,達爾森先生是個值得信賴的人。
つまり、ダルセンさんは信用できる人だってことだ。
他作為商人實力雄厚,人品也端正,且信仰虔誠。
商人としての実力もあり、人間としても立派で、信仰心に篤(あつ)い。
那件事我也有跟恭醬和ファルセット說過。
あの町でのことは、恭ちゃんとファルセットにも話している。
還牽涉到當時幕後的貴族,對於那類貴族會採取怎樣的行動也能作為參考。
黒幕だった貴族のこともあるし、あの手の貴族がどういう行動に出るかということの参考になるからね。
レイコ因為消失在一旁看完整個過程,所以根本不用我多做說明。
レイコは姿を消して一部始終を見ていたから、説明するまでもない。
ファルセット一聽就說『把那個貴族家滅掉吧!』不過那裡的領主懇求說『交給我處理』,就交給他處理,ファルセット也就住手了。
話を聞いたファルセットが、すぐに『その貴族家を滅ぼしましょう!』とか言い出したけれど、あそこの領主様が『自分に任せてくれ』と懇願してきたから任せた、と言って、止めた。
反正是發生在他的領地上,對惡貴族採取堅決態度或許會受到國家上層的肯定。這個國家的高層看起來還算是正派的人……。
まあ、自分の領地での出来事だったし、悪い貴族に対して毅然(きぜん)たる態度を示せば、国の上層部から評価されるのかもしれないな。この国のトップは、まともな人みたいだから……。
總之,嗯,怎麼說呢……『達爾森先生很可靠』就是了。
とにかく、まぁ、何というか……、『ダルセンさんは、使える』ということだ。