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355 伯爵家 4
「……失禮了,真的非常抱歉!」
「……御無礼、まことに申し訳ございませんでした!
並且,感謝您救了我女兒……」
そして、娘をお助けいただき、ありがとうございます……」
伯爵跪在地上,連聲道謝。
床に跪いて、感謝の言葉を述べている伯爵。
其他人也在他身後伏地跪拜。
他の人達も、その後ろで平伏している。
拔劍的士兵們顫抖不已。
剣を抜いた兵士さん達は、ブルブルと震えている。
大家都伏在地上,雖然看不到臉色或表情,但大概都嚇得面如土色了吧……。
平伏しているから顔色や表情は見えないけれど、まぁ、真っ青なのだろうなぁ……。
「不,那方面請不用放在心上。」
「いえ、その点については、お気になさらず。
要是正式拜訪倒無妨,但我們是非法闖入、強行闖進的,無論如何錯在我們這邊。
ちゃんとした訪問であればともかく、侵入したというか、押し入ったというか、……ともかくそういう手段で強引に入り込んだこちらに非がありますので。
雖然是因為匆忙、惜時間,但還是失禮了……」
急いでおり時間を惜しんだためとはいえ、失礼を……」
「承您見諒……這一切,也都是為了我女兒吧……」
「勿体なきお言葉……。それも全て、我が娘のためでございましょう……」
嗯,確實,是那樣沒錯。
うん、まぁ、その通りなんだけどね。
不過,我這邊也有很大的愧疚啊……。
でも、こっちには大きな負い目があるんだよね……。
所以讓他們一直低頭道歉,實在過意不去。
だから、あまり頭を下げさせるのは、申し訳ない。
「不,那也是因為『女神之淚』讓大小姐的病情惡化了……」
「いえ、それも『女神の涙』が原因でお嬢様の病状が悪化したのですから……」
嗯,這點倒是要好好道歉才行。
うん、一応、その点はちゃんと謝っておかなきゃね。
「不,那是那些想賣假『女神之淚』的惡徒所為,對使者大人並沒有任何責任!」
「いえ、それは偽の『女神の涙』を売りつけようとした悪党共の仕業。御使い様には何の責任もございません!」
啊啊……。
あ〜……。
這樣下去,那幫人恐怕會被折磨致死吧……。
このままだと、拷問の挙げ句殺されちゃうよね、あの連中……。
那也未免太過嚴苛了吧……。
それはちょっと、厳しすぎるか……。
那些傢伙也不是故意要害人不幸的嘛。
アイツらも、別に人を不幸にさせるつもりはなかったのだからねぇ。
要是我們沒察覺,我給的普通『女神之淚』本該順利到重病患者手中,伯爵家的人會很高興、賺到大錢的那些人也會高興,而我也不會吃虧,還能救下一個女孩,三方皆大歡喜,圓滿解決——哪有那種事啦!
私達が気付かなきゃ、私が渡した普通の『女神の涙』はちゃんと重病人の手に渡って、伯爵家の皆さんは幸せ、大金を稼いだ奴らも幸せ、そして私も別に損をしたわけではなく、ひとりの少女を救うことができて幸せ。三方幸せの、円満解決だったはず……、って、そんなわきゃーねぇよ!
不過,還是稍微幫他們說幾句吧……。
でも、まぁ、ちょっと口添えをしておいてやるか……。
「那個並不是假的」
「あ、あれは別に、偽物だったというわけではありませんよ」
「「「「「「咦……、欸欸欸欸!!」」」」」」
「「「「「「え……、えええええっっ!!」」」」」」
不只是伯爵夫妻,連孩子、醫生和護衛兵也都發出了驚愕的叫聲……。
伯爵夫妻だけでなく、子供達や医師、護衛の兵士達からも驚愕の叫びが……。
「那是那些人騙我取得的、真的『女神之淚』。」
「あれは、連中が私を騙して手に入れた、本物の『女神の涙』でした。
當然,我早就看穿他們要騙我,所以一再叮囑他們要馬上讓人服用,並把藥做成會隨時間流逝而失效的樣子才交給他們,這樣他們就無法高價轉賣或交給犯罪組織的首領……。
勿論、連中が私を騙そうとしていることはお見通しでしたから、すぐに飲ませるよう何度も念押しして、時間が経つと効力がなくなるようにして渡したのですけれどね。高額で転売したり、犯罪組織のボスに渡したりできないように……。
而他們當然沒有把它給那個裝病的孩子喝,而是賣給了伯爵大人。
そしてそれを連中は、勿論病人の振りをしていた子供に飲ませることはなく、伯爵様に売ったわけです。
所以,那東西確實原本是『女神之淚』,而那些人也認為是正貨。
なので、あれは確かに元は『女神の涙』だったものであり、連中は本物であると思っていた品です。
撇開取得方法和結果不談,單就為了救大小姐而取得真正的『女神之淚』並交給她這一點來說,倒也可以說是誠意吧」
入手方法と結果はともかく、お嬢様を助けるために本物の『女神の涙』を手に入れてお渡しした、という点だけ(・・)においては、誠実と言えなくもないですよね」
伯爵露出難以言喻的表情。
伯爵は、微妙な顔をしている。
那麼,再多問一句。
じゃあ、もうひと押し。
「伯爵大人。如果他們帶來的『女神之淚』是正常的,而大小姐因此痊癒了,」
「伯爵様。もし連中が持ってきた『女神の涙』が通常のもので、お嬢様がそれで全快されていたら。
接著若發現那是他們騙我取得的,
そしてその後に、それが私を騙して手に入れたものだったと分かれば。
您會感謝那幫人嗎?
あの連中に、感謝なさいましたか?
而且,您應該知道『女神之淚』本不該成為市面商品、也不應該用金錢買賣吧?那為何要發布那樣的納入請求呢?」
それに、そもそも『女神の涙』が商品として世間に出回ったり、お金で売買できたりするものではないことくらい、当然ご存じですよね? なぜそれの納入依頼を出されたのですか?」
「呃……」
「うっ……」
這回,伯爵的臉上露出無法言喻的表情。
今度は、何とも言えない顔の、伯爵。
……嗯,那個確實很難回答啊……。
……うん、そりゃあ、答えづらいわ……。
若是那樣,大概伯爵會感謝他們並給予正式的謝禮吧。
その場合、多分伯爵は、感謝して正規の謝礼を渡すだろう。
因為任務內容已經完全達成。做法是承辦者的自由,委託方不該插手。
依頼内容は完全にクリアしているのだから。やり方は受注者の自由であって、依頼主が口出しするようなことじゃない。
再說,那項委託明顯是容許『違規行為』的內容。
おまけに、あの依頼は明らかに『ルール違反』を容認するような内容だった。
而且伯爵看起來也不像會違約的人,就算對方是平民,也很可能會格外感謝那些為了完成委託而冒著欺騙使者大人的風險去做的人吧。
そして伯爵は、相手が平民であっても契約を破るような人じゃなさそうだから、御使い様を騙すという危険を冒してまで依頼を果たしてくれた連中には普通以上に感謝するんじゃないかな。
但這話現在當然不能當著我們的面說出來……。
でも、それを今、私達の前では言えないよねぇ……。
好啦,那些事無所謂。
ま、そんなことはどうでもいい。
那只是沒有發生過的事情,是個 IF 的世界。與我們在這個世界無關。
実際にはなかったこと、IFの世界だ。この世界の、私達には関係ない。
「那麼,謝禮的部分呢……」
「それで、謝礼の方は……」
伯爵一臉為難時,旁邊的夫人插了話。
伯爵が困っていると、横から奥さんが口を出した。
嗯,丈夫遇到困難時,悄悄伸出援手。
うむ、夫が困っていると、さり気なく手助けする。
真是內助之功,堪稱賢內助的典範啊……。
内助の功だね、主婦の鑑だねぇ……。
「不需要」
「要らない」
嗯,這次並非單方面的施捨。
うん、今回は、こちらからの一方的な施(ほどこ)しじゃない。
倒不如說是替我收拾爛攤子。
どちらかというと、私の不始末の尻拭いだ。
所以,不需要報酬。
だから、報酬はなしだ。
不過,就算說是報酬,也不是每次拿到的東西都很值錢啦。
まぁ、報酬とは言っても、いつも大して価値があるものを受け取るわけじゃないけどね。
窮人給的可能只是一根白蘿蔔或一顆洋蔥;相反地我們也有時會留幾枚銀幣然後離開。
貧乏な者からは、ダイコン1本とかタマネギ1個とかだったりするし、逆にこっちが銀貨数枚を置いて帰ったりもしているからね。
而且伯爵為我們高價買下了根並無治病功效的獨角獸角。再從他身上榨取更多金錢,精神上實在受不了。
それに、伯爵には、病気治癒の効果なんか全くない一角獣(ユニコーン)の角を超高額でお買い上げ戴いている。なのにこれ以上お金を巻き上げるのは、精神的にツラいのだ。
此外,他們似乎也為了女兒的病花了不少錢……。
それ以外でも、娘さんの病気のためにたくさんのお金を使ったらしいし……。
「好,撤退!」
「よし、撤収!」
* *
* *
「差不多該解除偽裝了……」
「そろそろ、変装を解くか……」
回程慢慢走著,一邊想到明天或後天會不會肌肉痛……。
帰りは、ゆっくりと歩いた。明日か明後日の筋肉痛のことを考えて……。
因為快到家了,要解除變裝。
そして、家が近付いてきたので、変装を解かなきゃならない。
雖然不大可能有人會在這時間出門,但萬一附近有人看到我『使者大人』模式就糟了。
こんな時間に出歩いている者がいるとは思わないけれど、万一近くの人に『御使い様』モードの私を見られるわけにはいかないからね。
『使者大人』模式是聖女艾迪絲變裝戴上面具的樣子。
『御使い様』モードは、聖女エディスが変装し、仮面を被った姿だ。
最終只會讓極少數掌權階層知道艾迪絲=使者的關係,但現在還是把兩者的聯繫完全隱藏著。
最終的には、ごく一部の支配階層の者にだけエディス、イコール御使い様、ってことにするけれど、今はまだ両者の繋がりは完全に隠しているのだ。
要不然『聖女艾迪絲』那裡會被各種人包圍,王都的租屋就會變得危險。
でないと、『聖女エディス』のところに色々なのが寄ってきて、王都の借家が危険になるからね。
在租屋裡,我們都不會變裝,還是各自以卡奧爾、麗子、恭醬的樣子生活著。
借家の中では、私達はみんな変装なし、それぞれカオル、レイコ、恭ちゃんのままの姿だしね。
有客人來時我們會立刻變裝,而對於『女神之眼』那群人則依然以原本的樣子應對,現在再去隱瞞也沒意義了。
来客の時はすぐに変装するし、『女神の眼』の連中には、普通に元の姿で対応している。今更隠すこともないしね。
那麼,先把面具摘下來……。
じゃあ、まずは仮面を取って、と……。
伸手去摘面具,結果卻抓了個空!
すかっ!
「……咦?」
「……あれ?」
又一次伸手,還是抓空
すかっ すかっ
「……」
「……」
「…………」
「…………」
「………………」
「………………」
「……我沒戴面具……而且還是卡奧爾的樣子……」
「……私、仮面、着けてない……。そして、カオルのままだ……」
「啊……」
「あ……」
「而且,麗子和法爾賽特也都是素顏……」
「そして、レイコもファルセットも、素顔だ……」
「「啊…………」」
「「あ…………」」
……我搞砸了……。
……やらかした……。