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344 防衛態勢(五)

『女神之眼』在我離開後,似乎歷經了藥材小鋪、藥材批發、綜合藥品店,甚至成立宗派、附設土產店,最後轉變為什麼都做的雜貨舖,但其母體似乎從未忘記創立時的使命。

『女神の眼』は、私がいなくなった後は、薬種屋、薬種問屋、総合薬品店、そして宗派の立ち上げ、併設した土産物屋から何でも屋へと変遷(へんせん)を続けたらしいけれど、その母体は、創設期の任務を忘れてはいなかったらしい。

……『女神之眼』的創立理由,也就是其存在的意義。

……『女神の眼』の創設理由。その、存在意義。

那就是蒐集情報,為那些因女神之名或女神行為而承受不合理苦難、卻心地善良的人提供救援,並保護女神,免受聚集起來想利用她的惡人所迫害。

それは、女神による、理不尽な苦しみを受けている心正しき者達を救う活動のために情報を集め、そして女神を利用しようとして集(たか)る悪人共から女神をお守りすること。

無論營業型態如何變化,那不過是為了籌措活動經費的手段,僅止於表面。

いくら営業形態が変わろうとも、それは活動費を稼ぐための手段であり、外面だけに過ぎない。

其本質從一開始就沒有任何改變。

その本質は、最初から全く変わることがない。

一切,都是為了女神。

全ては、女神のために。

……因此理所當然的是,『女神之眼』作為上層直屬的組織,似乎設有諜報部門。

……なので当然、『女神の眼』は上層部の直轄組織として、諜報部門を持っているらしい。

至於什麼叫做「理所當然」,我可不知道……。

何が『当然』なのか知らないけれど……。

總之,『女神之眼』擁有我現在所需要的能力。

とにかく、『女神の眼』は、今私が必要としている能力を持っている、ということだ。

艾米爾派來的絕不會只是個普通的藥材販售員。

エミールが派遣してきたのが、ただの薬種の販売員、なんてはずがないからね。

所以……。

なので……。

「我想要的,是『女神之眼』創立時所肩負的任務,也就是情報蒐集。

「私が欲しいのは、『女神の眼』が発足した時の任務である、情報収集よ。

護衛方面已經足夠……甚至有些過剩的戰力……因此不需要。

護衛の方は、充分……いささか過剰戦力……なので、必要ない。

我需要的是關於平民中那些心地善良、因受傷或疾病而受苦之人的情報。

求めるのは、平民の、心正しき者で怪我や病気で苦しんでいる者の情報。

另外,如果有餘力,也希望獲得貴族或王族中受傷或生病者的情報。要能準確判斷他們是善人還是惡徒,以及是否能派上用場之類能判別其可用性的情報(……)。」

そして、もし余力があるなら、貴族や王族で怪我や病気の者の情報。善人か悪党かの正確な情報と、使える者かどうか(・・・・・・・・)が判断できる情報を」

「「是!」」

「「はっ!」」

咦,發現有一人沒回應。

あれ、ひとり、返事がないぞ。

……啊,是『口』啊……。

……あ、『口』か……。

「資訊操作與輿論誘導,是在情報外洩或那些貴族動了歪念時用的手段。」

「情報操作や世論誘導は、情報が漏れたり、貴族連中がおかしなことを考えたりした時にね」

「……是!」

「……はっ!」

嗯,這樣就OK了。

うん、これでOKだ。

怎麼回事,三人看起來像是被感動到一樣,顫抖個不停啊……。

何か、3人共、感動したみたいな様子で、ぷるぷる震えてるなぁ……。

嘛,從崇敬的女神那裡被賦予使命,而且還是『女神之眼』作為存在意義的原初任務,對虔誠的信徒來說,感動得說不出話來也是理所當然吧……。

まぁ、崇拝する女神様から使命を、それも『女神の眼』の存在意義たる原初の任務を与えられたんだ、敬虔な信者であれば、そりゃ感無量になって当然か……。

*     *

*     *

「呼嗯,找到了……自由巫女大人雇了護衛嗎。

「ふぅむ、みつか……自由巫女殿が、護衛をお雇いになったか。

兩位同為年輕女性,且身手不凡,

共に若い女性で、腕が立つ、と。

好好,增加安全因素是好事。這樣一來,愚蠢的小混混或惡徒不會來挑釁,也不會有那些對情報一無所知的笨下層商人來搗亂了吧。

よしよし、安全要素が増えるのは良いことだ。これで、馬鹿なチンピラやならず者が突っ掛かったり、情報に疎い間抜けな下っ端商人がちょっかいを出すこともないであろう。

嗯。

うむ。

嗯嗯嗯嗯……」

うむうむうむ……」

國王在接到來自『影』的報告後,從心底發出一聲鬆口氣的長嘆。

『影』からの報告に、心の底から安堵の溜息を漏らす国王。

「而且,她還借了一處住所。」

「そして、家をお借りになりました」

「好!在旅館裡就不會再被其他客人或不知情的貴族商人上門糾纏了!」

「よし! 宿屋で他の客や事情を知らぬ貴族や商人に押し掛けられて絡まれることもなくなるな!

好好,好好……。

よしよし、よしよし……。

把旅店旁設置的臨時警備隊撤走,在那棟租來的房子附近新設一個駐守哨。

宿屋の隣に作った仮設の警備隊詰所を撤収して、その借家の近くに新たな詰所を作れ。

這次可能要長期使用,務必挑選合適的建築。派駐在那裡的近衛兵們,要盡量讓他們過得舒適。」

今度は長期間使うことになるかもしれぬから、それなりの建物を選ぶようにな。そこに詰めてもらう近衛兵達には、できる限り快適に過ごせるよう配慮してやってくれ」

「是,我知道了。……另外,疑似來自他國的特工團體有兩組接觸到……」

「はい、承知いたしました。……それと、他国のエージェントらしきグループが、2組接触……」

「好好……等、那是什麼啊啊啊啊——!!!」

「よしよし……、って、何じゃ、そりゃあああああ〜〜!!」

國王朝著把最重要的事情放到最後才報告的『影』怒吼。

一番重要なことを最後に報告した『影』を怒鳴りつける、国王。

……感情上能理解。

……気持ちは分かる。

或許『影』認為如果把這件事先報告,其他的報告就聽不到了吧。……這種想法也能理解。

おそらく『影』は、これを最初に報告すると、他の報告を聞いてもらえないとでも考えたのであろう。……その考えも、理解できる。

「把那兩組人徹底調查!預算與特別津貼我會增加,負責的『影』人手給我增派!」

「その2組のことを詳しく調査しろ! 予算と特別手当を増額するから、担当する『影』の人数を増やせ!

我國的……不,是整個大陸的未來都繫於此,爾等『影』要傾盡全力處理此事!

我が国の、……いや、大陸の未来が懸かっておるのだ、お前達『影』の全力を挙げて事に当たるのだ!

去!!」

行け!!」

「是!」

「はっ!」

預算與津貼的增加。

予算と手当の増額。

照這樣的情況,多數開銷應該都能以經費支付。

この様子だと、大抵のことは経費で落とせそうである。

像是因為調查對象進了高級餐廳,或為了情報收集進入酒館之類的……。

調査対象が高級レストランに入ったから、とか、情報収集のために酒場に、とか……。

當然不會做不法或虛報,但既然要出入那種店,為了執行任務也必須點酒菜。

勿論、不正行為や虚偽の申告をするつもりはないが、そういう店に出入りするなら、酒や料理は頼まなければならない。任務遂行のために。

『好,順便讓自己享受一下好待遇吧。當然,僅限於為認真執行任務所需的範圍內……』

(よし、少しはいい目を見させてもらうか。勿論、真面目に、しっかりと任務を遂行するのに必要な範囲で……)

諜報組織的情報人員,看起來個性相當不錯。

諜報組織のエージェント、結構いい性格をしているようであった。

……不過,他們似乎完全沒有想偷懶的打算就是了……。

……但し、仕事の手を抜くつもりは皆無のようであるが……。

*     *

*     *

「來了~」

「来たよ~」

「來了嗎~」

「来たか~」

恭醬抵達王都。

恭ちゃんが、王都に到着。

店裡交由新店長和兩名員工看顧,只要每週去補一次貨就可以了。

お店の方は、新店長とふたりの従業員に任せ、週に1回、商品の補充に行けばいいらしい。

並且已向商工公會和獵人公會分部打好招呼,若店舖捲入麻煩便會得到支援。當然,也向獵人公會分部繳納了作為保證的押金。

そして、商工ギルドとハンターギルド支部にお願いして、お店がトラブルに巻き込まれた時は助けてもらえるよう根回し済みらしい。勿論、ハンターギルド支部の方には、そのための供託金を納めているそうな。

若發生狀況讓獵人出動,報酬會從那裡支付;若沒有發生任何事,合約解除時會退還押金。……當然,公會會抽取手續費,那部分會被扣除。

何かあってハンターが仕事をすれば、そこから報酬が支払われる。何もなければ、契約解除時に返金される。……勿論、ギルドの取り分である手数料は、しっかりと引かれるらしいが……。

此外,孤兒院在萬一時也會提供協助。

また、孤児院も万一の時には助力してくれるらしい。

那裡有兩個院裡的孩子在工作,未來也可能會繼續雇用孩子們。

自分のところの子供がふたり働いているし、将来も子供達を雇ってくれるかもしれない。

而且若在那家店讓孤兒們累積穩定的工作實績,其他店家也可能跟進……。

そして、あの店で孤児がちゃんと働くことの実績を積めば、他の商店でも……。

他們大概會拼命保護店鋪,甚至拿生命來捍衛。

そりゃ、命を張ってでも店を護ってくれそうだ。

新店長看起來也是孤兒院出身。

新店長も、孤児院出身らしいし。

不過……。

でも……。

「補貨不是很麻煩嗎?恭醬的母艦不是可以用傳送(Beam up)之類的嗎?」

「商品の補充、面倒じゃない? 恭ちゃんの母艦なら、転送(Beam up)とかできるんじゃないの?」

「啊~~」

「あ〜〜」

聽到我的問題,恭醬臉都扭曲了。

私の質問に、顔を歪める恭ちゃん。

「不能只是把貨物單獨送過去吧。所以我也得一起去……」

「商品だけ送るってわけにはいかないよね。だから、私も一緒に行くことになるわけだけど……。

「所謂傳送,就是把那裡的物質分解到量子層級,載入傳送光束成為能量波運送,然後在目的地再重組,對吧?」

転送って、そこにある物質を量子レベルにまで分解して転送ビームに乗せてエネルギー波として運び、目的地で再構成するわけよね?」

「嗯,大概是……」

「うん、多分……」

「那樣在被分解的時候不就等於死亡了嗎?」

「それって、分解された時に死んでない?」

「欸……」

「え……」

恭醬丟出了一句驚人的炸彈發言!

恭ちゃんから、とんでもない爆弾発言が!

「因為會被分解啊?就算說之後會再重組,那不就跟被人說『我們做了你的複製體並複製了記憶,所以在這裡的原本你可以刪除掉也沒問題吧?』一樣嗎。」

「だって、分解されちゃうんだよ? いくら後で再構成されるって言っても、そんなの、『あなたのクローンを作って記憶もコピーしましたから、ここにいるオリジナルのあなたは消去しても問題ありませんよね?』って言われるのと同じだよ。

「而且,即便肉體與記憶能被複製,靈魂或意識體之類的也能被複製嗎?如果那些尚未被科學解明的東西沒被複製,那重組出來的肉體不就只是依照過去記憶行動的肉袋嗎?沒有靈魂的空殼肉機器人嗎……」

それに、肉体と記憶はコピーできても、魂とか意識体とかはコピーできてるの? まだ科学的に解明されていないそういうのがコピーされていなきゃ、再構成された肉体は、ただ以前の記憶を元にして動いているだけの肉袋なんじゃないの? 魂のない、抜け殻の肉ロボットなんじゃあ……」

「欸……」

「え……」

變成恐怖的話題了……。

怖い話になってしまった……。

「確實,地球的管理者(神)曾說過『已經保護了靈魂與意識體』之類的話……」

「確かに、地球の管理者(かみさま)が言ってたね、『魂と意識体を保護した』とか何とか……」

麗子也說出那樣的說法。

レイコも、そんなことを言い出した。

欸,那是什麼,好可怕……。

え、何ソレ、怖い……。

「啊,那麼如果是『任意門』方式呢?那個不是把身體分解,而是扭曲空間或經由異次元,單純縮短移動路徑而已……」

「あ、じゃあ、『どこにでも戸口』方式なら? アレは身体を分解したりするわけじゃなくて、空間を歪ませるとか異次元を経由するとかで、単に移動経路を短縮するだけだから……」

「那個不是早就說過了嗎。女神大人說過,扭曲時空或次元、開洞會誘發『歪み』,所以那種魔法不行……。」

「それは、前に言ったでしょ。女神様が、時空間や次元を歪ませたり穴を開けたりすると『歪み』を誘発する原因となるから、そういう魔法は駄目、って言ってたって……。

即便用科學方式也會被否決的吧。他們會說『這是禁則事項』之類的……」

魔法じゃなく科学的な方法でも、却下されると思うよ。『禁則事項です』とか言って……」

啊~,確實有說過那種事……。

あ〜、確かに言ってたな、そんなコト……。

嘛,既然我們已經有足夠的破格能力了,偶爾有點不便也沒關係。

ま、既にチートは充分あるんだ、少しくらいは不便なことがあってもいいだろう。

我們有的是時間,不必勉強去縮短時間。

私達には、時間はたっぷりあるんだ。無理に時間の短縮に努めなきゃならないってわけじゃない。

享受麻煩與不便也是件好事,對吧!

面倒さや不便さを楽しむのもまた、いいもんだよ、うん!

……才沒那回事!

……って、そんなワケねぇよ!

麻煩的事就是麻煩!!

面倒なことは、面倒だよっ!!

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