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第342章 防衛態勢(三)
「……好了,盡興了……」
「……よし、堪能した……」
我、玲子、法爾塞特,臉上都露出滿足的表情。
満足そうな顔の、私、レイコ、ファルセット。
還有那隻精疲力竭的狗、一隻貓和一隻鳥。
そして、ぐったりとした犬、猫、そして鳥。
它們是不幸成為今天祭品的一頭狗、一隻貓和一隻鳥。
本日の生贄(いけにえ)に選ばれた、不幸な1頭と1匹と1羽である。
……不,沒辦法的啦!
……いや、仕方ないだろう!
世上總有無法抗拒的誘惑!
世の中、抗(あらが)えない誘惑というものがあるのだ!
那一頭、一隻、一羽也並非真討厭。牠們還像殉道者般地用那種眼神看著我,心想『若是女神大人所願……』……。
1頭と1匹と1羽も、別に嫌がっていたわけじゃない。『女神様がお望みとあらば……』と、殉教者のような目をしていたけれど……。
然後牠們立刻成為我『魔性之指』的俘虜。
そして、すぐに私の『魔性の指』の虜(とりこ)になったのだ。
「那麼,出去庭院,和大家討論警備態勢的安排吧。
「じゃあ、庭に出て、みんなと警備態勢についての打ち合わせをしようか。
不用魔法或奇蹟的純物理警備,所以我期待法爾塞特的專業意見」
魔法や奇跡抜きでの物理的な警備の話だから、ファルセットの専門知識に期待してるよ」
「就交給我!!」
「お任せあれ!!」
嗯,說到少人數執行的奇襲或強襲等戰術,聽有專業知識並受過訓練者的意見比較對。
うん、少人数での奇襲や強襲とかの戦術的な話になると、そういう専門知識があり訓練を受けた者の意見を聞くのが正解だろう。
玲子好像也對這種文明程度下的戰鬥做過不少研究,但那畢竟是地球上的事(……)。這裡的武器、作戰方法和常識恐怕都不一樣。
レイコもこういう文明レベルにおける戦闘については色々と勉強してきたらしいけれど、それはあくまでも地球での話(・・・・・)だ。ここの武器、ここでの戦闘方法、そしてここでの常識とは違うだろう。
地球中世的戰法裡,並沒有那種把擒來的魔物放去攻擊對手的做法,而且像暗器之類的東西,地球上也可能沒有、說不定會出現奇怪的品項……。
地球の中世での戦闘方法には、捕らえた魔物を相手にけしかける、とかいうのはないし、暗器の類(たぐ)いも、地球にはないおかしなものがあるかもしれないし……。
犬或鳥的家中警備是二十四小時制,但不必像人類衛兵那樣整天拿著長矛站著。狗是狗,就算睡著,只要有可疑者來就會察覺並醒來。
犬や鳥による家の警備は24時間態勢だけど、別に人間の警備兵みたいにずっと槍を持って立っている必要はない。犬なんだから、寝ていても不審者が来れば気付いて目覚めるだろう。
不是『不眠守夜』,而是『防可疑者的守衛』。
『不寝番』じゃなくて、『不審番』ってわけだ。
在庭院建個簡單的犬舍,雨天、風大的日子或寒冷時讓牠們在裡面睡,其餘時間就讓牠們在庭院玩耍或躺在草地上睡,給牠們自由就好……。
庭にちょっとした犬舎を建ててやり、雨の日や風が強い日、寒い時とかは中で寝てもらい、その他は庭で遊んだり草の上で寝たり、自由にしてもらえばいいか……。
啊。
あ。
之前也有想過,是否也在リトルシルバー配置警備犬、警戒鳥和諜報貓呢?
前にも少し考えたことがあるけれど、リトルシルバーにも警備犬、警戒鳥、諜報猫を配備するという案はどうかな。
雖然目前由ハング和バッド在處理類似的工作,但馬不適合與人對戰,而且體型太大無法進屋內……。
一応、今はハングとバッドがそれらしきことを担当してくれているけれど、馬は対人戦闘には向かないし、図体がデカいから屋内には入れないからねぇ……。
給出差津貼、允許牠們帶著戀人──戀犬、戀貓、戀鳥──一起值勤,或說能跟人類小孩玩耍,喜歡人的動物說不定就會來應徵……。
出張手当を付けたり、恋人……恋犬や恋猫、恋鳥……と一緒に勤務させてあげるとか、人間の子供と遊べるとか言えば、人間が好きな者は応募してくれるかも……。
除了喜歡這地方或想跟鎮上的夥伴們待在一起的那些之外,也許會有人願意到那邊長期居留……,我真是傻!
この地が好きだとか、この街に住む仲間達と一緒にいたいとかいう者以外は、向こうに永住してくれる者もいるかも……、って、馬鹿か、私!
這種事直接到有リトルシルバー的小鎮塔沃拉斯(ターヴォラス),向那些靠自己謀生的流浪狗招募就行了!
そんなの、リトルシルバーがある町、ターヴォラスにいる野良……自分で生計を(・・・・・・)立てている犬(・・・・・・)達から募集すれば済むことじゃん!
剛剛真是糊塗了……。
ボケてたなぁ……。
若在地雇用,沒被雇用的狗從受雇的狗那裡也會聽到消息,萬一發生什麼事……像孩子們遇到危機時,恰好在場的自由犬、貓、鳥們可能會出手相助。也許是為了報酬,或是因為牠們本就是會幫同伴的眷屬之類的原因。
現地雇用なら、雇用していない犬達にも雇った連中から話が伝わって、何かあった時……子供達の危機とか……には、たまたま居合わせたフリーの犬や猫、鳥達が助けてくれるかも。謝礼目当てとか、自分の仲間達に味方してくれる者の眷属だから、とかいう理由で。
總之,現在是討論這裡防衛計畫的作戰會議!!
まぁ、とにかく今は、ここでの防衛計画についての作戦会議だだだ!!
* *
* *
「……好了,完成了……。
「……でした、と……。
好了,搞定!接下來,換字作業就行了……」
よし、できた! あとは、換字作業を、と……」
法爾塞特拿出一本聖典,打開後對剛寫好的文章進行換字作業……也就是加密。
今、書き上がったばかりの文章を、取り出した1冊の聖典を開いて換字作業……暗号化……する、ファルセット。
這是一種基於寄信者與收信者使用同一本書的初步換字式暗號。
送り手と受け手が同じ本を使用することによる、初歩的な換字式の暗号である。
不過即便是初步的,在這種文明程度下,且沒有作為換字鍵的書本,這個無法使用電腦的世界的人們也不可能輕易解讀。
しかし、初歩的とはいえ、この文明レベルで、しかも換字のキーとなる本がなくては、コンピューターが使えるわけでもないこの世界の者達には簡単に解読することはできない。
而且法爾塞特用來換字的這本,是女神卡奧爾真教的聖典之一,並非印刷品,而是由筆耕屋手寫的肉筆抄本。
しかも、ファルセットが換字作業に使用している女神カオル真教の聖典のひとつであるこの本は、印刷物ではなく筆耕屋による手書き、つまり肉筆写本である。
因此即便內容相同,因為不同抄寫者的字體大小、每行字數、每頁行數會有差異,非得是由同一抄寫者按特別指示以相同字數、相同行數抄寫,否則無法用作暗號的交互。
そのため、同じ内容、同じ文章ではあっても、筆耕者により文字の大きさ、1行当たりの文字数、1ページあたりの行数にばらつきがあり、同じ筆耕者に特別に指示して同じ文字数、同じ行数で筆耕させたものでなければ暗号の遣り取りには使えない。
……也就是說,反倒因為文明程度低,才提高了暗號的強度。
……つまり、文明レベルが低いからこそ暗号強度が上がるという結果を生むわけであった。
法爾塞特正在寫的,當然是向國內的真祖大人弗蘭塞特(フランセット)的報告書。
ファルセットが書いているのは、勿論、国元の真祖様、フランセットへの報告書である。
為了即使途中被人奪走或偷看也不至於有問題,便將其加密後送出。作為女神的守護騎士(エインヘリヤル),這是理所當然的謹慎。
途中で何者かに奪われたり盗み読みされたりしても問題ないよう、暗号化して送る。女神の守護騎士(エインヘリヤル)として、当然の配慮である。
若過於頻繁使用暗號,會產生太多可供破解的資料,因此應該謹慎節制。
あまり頻繁に暗号を使うと解読のためのデータが多くなるため、それは慎(つつし)むべきである。
……然而,對於女神的守護騎士(エインヘリヤル)以及弗蘭塞特來說,沒有比關於女神卡奧爾大人的報告更重要的事。
……しかし、女神の守護騎士(エインヘリヤル)にとり、そしてフランセットにとり、女神カオル様に関する報告より重要なことなど、何もない。
所以這暗號也是那種『現在不用,要等到何時?』的事。
なのでこの暗号も、『今使わずに、いつ使うのだ!』というやつである。
至少對法爾塞特而言,並沒有把這份報告以明文而非暗號寄出的選擇。
少なくとも、ファルセットにはこの報告を暗号ではなく普通の文章、平文(ひらぶん)で送るという選択肢はなかった。
……除非你想回國後被真祖大人好好責罵一番……。
……帰国後に、真祖様から締め上げられたくなければ……。
「要把這份報告交由『女神之眼』那些人的定期聯絡便運送過去嗎……。
「この報告書は、『女神の眼』の連中の定期連絡便で運んでもらいますか……。
他們一定會打開來看的,但既然是暗號文,就算萬一被解讀了,交給『女神之眼』也沒關係。
連中、絶対に中を見るでしょうけど、暗号文ですし、万一解読されたとしても、『女神の眼』であれば、別に構いませんからね。
至少比把它交給這裡的公會、商人、一般獵人,或那些妖怪老太婆和阿里戈帝國的人要好上一千倍」
少なくとも、ここのギルドや商人、一般のハンター、そして妖怪ババアやアリゴ帝国の奴らに託すよりは、千倍はマシです」
確實,法爾塞特剛剛提及的那些當中,和法爾塞特同國的,只有『女神之眼』而已。
確かに、今ファルセットが挙げた者達の中で、ファルセット達と同国である者は、『女神の眼』だけである。
後面的兩個,作為女神卡奧爾真教的信徒是同志,並非敵對關係,但……大家肯定都認為,卡奧爾大人既然這回特地來地上界散心、大陸遊歷一圈後,勢必要在自國安定下來。
うしろのふたつは、女神カオル真教の信者としては同志であり、敵対するような関係ではないが、……皆、カオル様が此度(こたび)の休暇で久々の地上界を楽しむために大陸を一廻りされた後は、絶対に自国で腰を落ち着けていただきたい、と考えているに決まっている。
在這點上,人人都是不能掉以輕心的對象。
その点においては、皆が皆、油断できない敵であった。
「……嗯,從利害關係來看,在這裡的行動中可以算是『幾乎完全的盟友』的,只有『女神之眼』了。
「……うん、やはり利害関係から考えて、ここでの活動で一応『ほぼ完全な味方』と考えていいのは、『女神の眼』だけですね。
……如果他們敢耍花招,真祖大人會親自衝到他們總部去怒吼,因此基本不用擔心會被背後偷襲。
……もしふざけた真似をしてくれた場合、真祖様が連中の総本山に怒鳴り込みに行かれますから、まず騙し討ちをされる心配はないでしょう。
即便是『ナガセ的子民』,也應該擋不住『狂犬弗蘭』的猛攻吧……」
いくら『ナガセの子ら』であっても、『狂犬フラン』の殴り込みには敵(かな)わないでしょうからね……」
弗蘭塞特不僅有『大陸的守護者』、『絕對英雄』、『勇者』等帥氣的稱號,也有『腦筋派』、『狂犬』、『不知自重的女人』等許多負面稱呼。
フランセットは、『大陸の守護者』、『絶対英雄』、『勇者』等のカッコいい呼び名だけではなく、『脳筋』、『狂犬』、『自重という言葉を知らない女』等の、ネガティブな呼び名もたくさん持っていた。
『腦筋』這稱呼,當事人們(エインヘリヤル)似乎還當成褒獎……。
『脳筋』は、本人達(エインヘリヤル)は褒め言葉だと思っているらしいが……。
而且女神卡奧爾真教也並非完全一體。
そして女神カオル真教も、完全な一枚岩というわけではないようであった。
* *
* *
「以使者的名義開始行動。我會暗中醫治病人與傷者,然後只向極少數可靠的有力者洩露那些是『升級版的聖女艾迪絲』的作為,藉此確保有權力又正派的協力者!
「御使い様としての活動を開始するよ。病人や怪我人を密かに治す活動をして、そしてごく一部のまともな有力者にだけそれが『バージョンアップ版の、聖女エディス』の仕業だとリークして、権力があり、かつまともな協力者を確保する!
那些沒被告知的傢伙會被這位神秘聖女吸引,理所當然忽視那個只有微薄護佑的流浪巫女,真是一舉兩得!」
情報を流してもらえなかった連中は、謎の聖女に気を取られて、ショボい加護しかない野良巫女のことなんかスルーしてくれるだろうから、一石二鳥だよ!」
「……前提是消息不要漏出來呢……。
「……情報が漏れなければ、ね……。
嗯,這倒是沒錯,但要怎麼收集資訊來選擇治療對象?
まぁ、それはいいけど、治癒する対象を選ぶための情報収集はどうするのよ?
以前不是有用過叫做『女神之眼』的情報兼護衛組織嗎?
昔は『女神の眼』とかいう諜報兼護衛の組織を使ってたんでしょ?
現在護衛戰力是足夠的,但情報蒐集方面就很難了吧?貓雖然能用來探查情況,但牠們聽不懂人類語言,無法進行情報蒐集……。
今はまぁ、護衛戦力は充分だけど、情報収集の方は無理でしょう? 猫たちは、様子を探るのには使えても、人間の言葉が分からないから情報収集には使えないし……。
嗯,牠們又可愛又毛茸茸,作為療癒人員超級強力就是了……。
まぁ、可愛いしもふもふだから、癒し要員としては超強力な戦力だけど……。
卡奧爾,你可別叫我用魔法隱身在城裡到處尋找受傷或生病的人吧?」
カオル、あなたまさか、私に魔法で姿を消して街中の怪我人や病人を探して回れ、なんて言わないわよね?」
對著微笑說這話的玲子,我慌張地搖著頭,身體輕輕顫抖。
にっこりと微笑んでそう言ったレイコに、私は慌てて、ぷるぷると首を横に振った。
……因為玲子的眼神完全沒有在笑……。
……レイコの目が、全然笑っていなかったから……。
不,那實在太不現實了。就算隱身的玲子埋伏在那裡,也不會有人恰好把受傷或生病的原因與程度說清楚,也不會順便分辨出那些人是善人還是惡徒。
いや、さすがにそれは無理だと思うよ。姿を消したレイコが張り込んでいても、そう都合良くその場で怪我や病気の理由や程度を喋ってくれたり、その者達が善人か悪人かが分かったりはしないだろうから。
許多大惡人對自己的家人或朋友,反而是非常好的人……。
かなりの悪党でも、自分の家族や友人に対してはすごく良い人だったりもするし……
而我打算用『女神之淚』進行的救濟行動,主要對象是以一般平民為主。
それに、私は『女神の涙』による救済活動は、その対象を一般の平民を中心として行うつもりだ。
我想要把有錢人或貴族當作靠山,但這並不代表救濟對象一定要是有錢人或貴族。
後ろ盾にしたいのは金持ちや貴族だけど、だからといって、別に救済の対象を金持ちや貴族にしなきゃならないというわけじゃない。
只要讓那些人從哪裡得到消息,知道『存在一位擁有可稱為奇蹟等級強大護佑的聖女,而不是像流浪巫女艾迪絲那種微薄護佑』,且那位聖女正是流浪巫女艾迪絲的另一個隱藏身分,就夠了。
その人達には、『野良巫女エディスのようなショボい加護ではなく、奇跡と呼べるレベルの強い加護を持っている聖女』が存在し、……そしてそれが野良巫女エディスの隠されたもうひとつの姿である、と、どこからか情報を(・・・・・・・・)得させればいい(・・・・・・・)、というだけだ。
……要調查街上的平民,比調查貴族困難得多!
……街中の平民を調べるなんて、貴族を調べるよりずっと難しいよっ!
貴族的話,對象人數較少,受傷或病人的情報也比較容易取得,除非另有隱情隱瞞。
貴族なら、対象人数が少ないし、怪我人や病人の情報は比較的簡単に手に入るだろう。何かの事情で隠されている場合を除いて……。
可從傭人、藥師或藥材店、神殿等多方取得情報,這些事在貴族間也會被談論。
使用人、薬師や薬種屋、神殿等、情報の入手先が多いし、貴族の間でも話題になるだろう。
但平民常常貧窮無法就醫、買藥,或連捐獻給神殿祈禱的錢都沒有,因此受傷或病人的資訊很難掌握。
でも、平民だと貧乏で医者に掛かれず、薬も買えず、神殿で祈祷してもらうためのお布施もなく、という場合が多いから、怪我人や病人の情報が掴みにくい。
唔唔,該怎麼辦……。
うむむ、どうすれば……。
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