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330 他們來了 2

「那麼,契約就此成立,對吧?」

「では、これにて契約成立、ということですね」

「是的。今後請多多指教。」

「はい。以後、よろしくお願いいたします」

*     *

*     *

「好,這樣帶有居住區的店面就已經確保了。剩下的只要等本隊和載滿商品的馬車一起抵達就好了……。

「よし、これで居住区付きの店舗は確保できた。あとは本隊が売り物を積んだ荷馬車と共に到着するのを待つだけか……。

那邊的情況如何?」

で、あっちの方はどんな様子だ?」

「嗯,入港的是軍艦三隻、商船三隻。

「はい、入港したのは軍艦3隻、商船3隻です。

商船那幫人似乎也像我們一樣,打算租借店鋪作為據點。

商船の連中は、うちと同じく、貸し店舗を借りるつもりのようですね。

至於軍艦方面,雖然名義上是親善訪問,但如果發生什麼事(……),他們大概會把艦(船)撤空也會全力出擊吧。而且當然,租店並盤踞在那裡的商船那幫人也會如此……。

軍艦の方は、親善訪問という名目ですけど、もし何かあれば(・・・・・・・)、艦(フネ)を空(カラ)にしてでも全力出撃するつもりでしょうね。そして勿論、店を借りて居座った、商船の連中も……。

妖怪一派似乎也打算租店作為據點。」

妖怪一派も、貸し店舗を借りて拠点にするつもりのようです」

「是阿里哥帝國海軍,還有帝國商業行會與海運行會的混成部隊。雷費爾伯爵家,還有多里維爾子爵家……。

「アリゴ帝国海軍と、帝国商業ギルド・海運ギルドの混成部隊。レイフェル伯爵家。そしてドリヴェル子爵家だからなぁ……。

若發生衝突,恐怕會戰到對方或我們其中一方被殲滅為止吧……。

何かあった場合には、相手(てき)か自分達、どちらかが殲滅するまで戦うか……。

不過,那也同樣適用於『女神之眼(我們)』……」

ま、それは『女神の眼(うち)』も同じなんだけどな……」

被埃米爾等人,也就是『女神之眼』長老會,託付這支派遣小隊一切的那名男子這麼說完後,露出得意的笑容。

エミール以下の『女神の眼』長老会からこの派遣チームの全てを託された男は、そう言うと、にやりと笑った。

通常,若部隊損耗到三分之一,除非重組,否則無法再維持作為『一個戰鬥集團』的功能,這就是所謂的『全滅』。

普通、部隊の3分の1が損耗すれば、再編成しない限り『ひとつの戦闘集団』としての機能の維持ができなくなる。いわゆる、『全滅』である。

當部隊損耗到百分之五十時,連重組都變得不可能……這就是所謂的『潰滅』。

部隊の50パーセントが損耗した場合、再編成すら不可能な状態となる。……『壊滅』である。

而當損耗達到百分之百,也就是沒有任何仍具戰鬥能力的將官、軍官或士兵倖存,才是所謂的『殲滅』。

そして100パーセントが損耗、つまり戦闘能力がある将官、士官、兵士がひとりも残っていない状態が、『殲滅』である。

一般來說不會到那種程度,除非是在小島上的戰鬥,或是遭到敵方數倍兵力的包圍殲滅……。

普通、そんなことになることはない。小さな島での戦いだとか、味方の何倍もの大兵力による包囲殲滅戦でもない限り……。

即便是那種情況,通常也會在全員死亡之前投降。

そしてその場合でも、普通はひとり残らず死ぬ前に、降伏するであろう。

如果指揮官拒絕投降,通常會被副指揮官消除掉……。

もし指揮官が降伏を拒んだ場合は、次席指揮官の手によって排除されて……。

殲滅。

殲滅。

若是正常的戰鬥,或是由有理智的指揮官率領,這種事很少會發生。

それは、普通の戦いや、まともな神経を持った指揮官に率(ひき)いられての戦いであれば、滅多に起こるようなことではなかった。

而且由狂信者帶領的狂信者群體作戰,既非普通的戰鬥,也不是由有理智的指揮官率領的戰鬥。

そして勿論、狂信者に率いられた、狂信者の集団による戦いは、普通の戦いでも、まともな神経を持った指揮官に率いられての戦いでもない。

……沒錯。這是一場完全具備成為殲滅戰資格的戰鬥。

……そう。殲滅戦となる資格が充分にある戦いであった。

「……不,應該不會那樣吧。

「……いや、そんなことにはならんか。

在那之前,女神的鐵錘會降下來……」

その前に、女神の鉄槌(てっつい)が下される……」

眾人等待了七十四年的悲願。

皆が74年間待ち続けたという、悲願。

為了實現那個願望而被派遣的隊伍指揮官。

それを果たすべく派遣されたチームの指揮官。

他嚐到那份榮耀,並且若為了完成任務,字面上可以不惜性命。

その栄誉を噛みしめ、そして、その任務を果たすためであれば、文字通り、命も惜しまない。

那男人露出了一抹幸福的微笑……。

その男は、幸せそうに微笑むのであった……。

*     *

*     *

「久等了。我剛向王都的獵人公會提交了活動據點變更申請。

「お待たせ。王都のハンターギルドに活動拠点変更届けを出してきたわ。

還受到很熱烈的歡迎呢,被請到行會長的房間向我致意了。」

何だか、すごく歓迎してもらえてね。ギルドマスターの部屋に呼ばれて、挨拶されたわよ」

終於,蕾子來到王都了。

遂に、レイコが王都へやってきた。

……準確來說,是『C級獵人,坎』來的,不過。

……正確には、『Cランクハンター、キャン』が、だけど。

而且兩人都偽裝成『路人版』,正在街上的食堂用餐。

そして、ふたりとも『モブバージョン』に変装して、街の食堂で食事中。

挑了一家大小和客量都剛好的店,不會被店員或其他客人注意到,而且還頗為美味。

程良い広さ、程良い混み具合で、店員からも他の客からも注意を引くことのない、割と美味しいお店をチョイス。

當然,因為蕾子施了隔音魔法,所以不用擔心被偷聽。

勿論、レイコが遮音魔法を張っているから、盗み聞きされる心配はない。

只是若店員跟我們搭話也會聽不到,所以那點要注意。

店員から話し掛けられても聞こえないから、それには注意していなきゃならないけどね。

「喔……。

「へえ……。

不過,通常C級獵人換個據點的程度,行會長不會特別親自出面打招呼吧?」

でも、普通はCランクハンターが拠点を移した程度で、わざわざギルドマスターが挨拶したりはしないんじゃないの?」

「嗯。聽說是前一個城鎮的行會長寫信拜託他們多多照顧我。」

「うん。何でも、前の街のギルドマスターが、手紙で私のことをよろしく頼みます、って伝えてくれたらしいのよ」

「喔喔,對於要離開自己城鎮的新手竟還有如此關懷……真是好行會長啊!」

「おお、自分の街を出る新米に対して、そこまでの心遣いを……。良いギルドマスターさんだ!」

恭醬那街的商工行會行會長、副會長,真是全都遇到好人了啊……。

恭ちゃんの街の商工ギルドのマスターさん、副マスターさんと言い、みんな、いい人達に恵まれたなぁ……。

塔爾沃拉斯的人們也對我們這些孤兒與外來者非常親切而溫柔……。

ターヴォラスの人達も、みんな孤児や余所者である私達にも親切で優しかったし……。

我得好好回報這個國家的恩情才行啊……。

この国には、御恩返しをしなきゃなぁ……。

或許可以提早推出『極弱的治癒能力』提供,或讓一些恭醬母艦製造的方便產品流通開來也不錯……。

ちょっと早めに、『ごく弱い治癒の力』を提供したり、ちょっと便利な恭ちゃんの母艦製の製品を出回らせたりしてもいいかな……。

也許在恭醬的母艦上開發以本世界植物為原料的藥物比較好。這樣就能把製法教給本地的藥師……。

この世界の植物から作れる薬とかを、恭ちゃんの母艦で開発させるのもいいかも。それなら、この世界の薬師に作り方を教えられるし……。

一開始得限制把治癒藥水偽裝成女神庇護的情形,只在極少數情況下使用以免謠言快速擴散,但一旦具備一定自衛體制,就可以逐步擴大行動……。

最初のうちは、あまり急激に噂が広まらないように、女神の加護の力に見せかけた治癒ポーションの使用はごく一部の場合に限定しなきゃならないけれど、ある程度の自衛の態勢が整えば、少し手を広げるか……。

如果被貴族纏上,就以一副謙恭的樣子說『王都的祈禱系治療是由神殿方面主導的。像我這樣的自由巫女不該插手……』,這樣應該就能應付過去吧。

貴族に絡まれたら、『王都での祈祷系治癒は神殿の方々が仕切っておられます。自由巫女如(ごと)きがしゃしゃり出るわけには……』と、しおらしい顔をして言ってやればいいか。

「恭醬說如果把那城裡的店收掉會對交易對象很抱歉,而且更重要的是,對那些因為得到自立而歡喜的孤兒們會感到歉疚,所以她打算讓那裡繼續營業當作分店,在王都設本店。

「恭ちゃんは、あの街のお店を引き払うと取引先に申し訳ないし、何より、せっかく自立の道を手に入れたと思い喜んでいる孤児の子供達に申し訳がないからと、あそこはそのまま営業を継続して支店扱い、王都に本店を作る、って言ってたからなぁ。

把那邊當本店、王都這邊當分店比較好,能以『這只是分店,沒有本店許可不行……』來回避貴族的強勢要求;但如果因此貴族湧向那個城鎮,恭醬不在的那家店裡,孤兒們就會出大問題啊……。

あっちを本店、王都のを支店にした方が貴族とかからのゴリ押しを『ここはただの支店なので、本店の許可がないと……』と躱(かわ)しやすいけれど、もしそう言われて貴族があの街の方へと押し掛けたら、恭ちゃん不在の向こうの店で、孤児達が大変なことになっちゃうからねぇ……。

那種事,必須在恭醬在場的地方處理才行。

そういうのは、恭ちゃんがいるところで捌かなきゃね。

包括在王都尋找租用店面在內,要在這邊正式開展活動似乎還需要一些時間吧。」

王都での貸し店舗捜しも含め、こっちで本格的に活動を始めるには、もう少しかかりそうかな」

「果然如此啊……」

「そんなことだと思った……」

蕾子聽了我的說明,擺出一副『我早就知道了』的表情。

私の説明に、知ってた、と言わんばかりのレイコ。

嘛,這種事不就那樣嗎。

ま、分かるよねぇ、それくらいのことは。

畢竟,是交情很久的關係。

何せ、長い付き合いだ。

……啊,蕾子和恭醬的交情比我還久,是在我死後、在地球上的時候開始的。

……あ、レイコと恭ちゃんの付き合いは、私よりずっと長いのか。私が死んだ後の、地球で。

唔唔唔唔……。

うむむむむ……。

「總之,我會輾轉各旅館,繼續作為流浪巫女活動。蕾子呢……」

「とにかく、私は宿屋を転々としながら、野良巫女の活動継続。レイコは……」

「我也是,輾轉各旅館,繼續獵人活動。

「同じく、宿屋を転々としながら、ハンター活動を継続。

然後會逐步提高狩獵目標的難度,讓有權勢的人對我們感興趣,或接到指名委託。

そして、狩る獲物の難度を上げていき、偉い人達に興味を持たれたり、指名依頼が入ったりするようになる。

我們在郊外租的房子是恭子以薩拉艾特名義租的,因此現在我們若堂而皇之地使用會很不妥。那裡只有在恭醬來時才能使用。

郊外に借りている家は、恭子がサラエットとして借りた物件だから、私達が今の時点で堂々と使うのはマズい。あそこは、恭ちゃんが来た時にしか使えない。

在我們以艾迪絲和坎的身份成為以薩拉艾特身份的恭子的朋友(……)之前,只能以別的模樣去拜訪,冒充『薩拉艾特的朋友』了。」

エディスとキャンとしての私達がサラエットとしての恭子とお友達になる(・・・・・・)までは、別の姿で、『サラエットのお友達』として訪問するしかないわよ」

「唔~,果然是這樣啊……有點失敗了呢……。

「う〜ん、やっぱりそうかぁ……。ちょっと失敗したなぁ……。

不過,也沒辦法。當時沒想到那件事會這麼輕易地結束,而且在當時如果要在王都確保物件,三人之中只有薩拉艾特有那個能力……。

でも、まぁ、仕方ないか。あの時は、あの事件があんなにあっさりと終わるなんて思わなかったし、あの時点で王都に物件を確保してもそうおかしくなかったのは、3人のうちではサラエットだけだったし……。

畢竟在郊區,房租不會太高,就算空著幾個月也不算大損失吧。

郊外だから、家賃はそう高くない。数カ月くらい遊ばせておいても、大した損失じゃないか。

那麼,就盡早安排『艾迪絲與坎的相遇事件』吧。

じゃあ、早めに『エディスとキャンの出会いイベント』をこなそうか。

和商人薩拉艾特相遇,只要一起去買東西就能認識,很容易吧。看到罕見商品、意氣相投之類的……。

商人のサラエットとは、買い物に行けば知り合いになれるから簡単だよね。珍しい商品を見て、意気投合、とか……。

所以,在薩拉艾特登場之前,先鋪排新銳年輕獵人與正要成名的新米流浪巫女的相遇吧!

だから、サラエットが登場する前に、新進気鋭の若手ハンターと、売り出し中の新米野良巫女の出会いといきますか!

相遇的契機當然是由我發布的委託吸引到新人獵人接單的形式吧。

出会いの切っ掛けは、当然、私が出した依頼に新人ハンターが食い付く、という形かな。

……不過,流浪巫女向獵人下委託這事並不多見啊……。

……でも、野良巫女がハンターに依頼を出すことって、あまりないよねぇ……。

發放用的肉本來就可以在獵人公會批發的肉店買到。

炊き出しに使う肉は、ハンターギルドが卸している肉屋で買えばいいんだから。

委託的獵物沒有保證一定能被狩獵到,而且委託費加上收購價還會比在肉店買更貴,誰會特地去委託獵人呢?

依頼した獲物が確実に狩れる保障はないし、依頼料と買い取り代金で、肉屋で買うより高くつくというのに、わざわざ自分でハンターに依頼する者はいないよねぇ。

……想想看有沒有什麼好委託吧。」

……何か、いい依頼を考えよう」

然後,兩人一起絞盡腦汁想點子……。

そして、ふたりで知恵を絞って……。

「「……護衛!!」」

「「……護衛だ!!」」

齊聲。

ハモった。

沒錯,若是護衛任務,長時間待在一起,年紀相仿的少女們很容易就打成一片。

そう、護衛であれば、長時間一緒にいるから年齢が近い少女達がすぐに仲良くなってもおかしくない。

而且,看起來毫無戰鬥力的我因某種理由雇護衛是很自然的事,外表像十二到十三歲的我要求護衛是年輕女性也完全合乎常理。

そして、戦闘力が皆無に見える私が、何らかの理由で護衛を雇うのはごく自然のことだし、12~13歳に見える私が、護衛は若い女性に、と考えるのも、ごく普通のことだ。

反倒是讓男性獵人去緊密護衛一個獨自野外行動(包括露宿)的少女,會更令人感到違和吧。

ひとりで野外行動……夜営を含む……をする少女の密着護衛に男性ハンターを護衛に雇うということの方が、遥かに違和感があるだろう。

能接這種委託的,其實不多──必須是約十五到十八歲左右的獨行女性C級獵人,對抗魔物與人類戰鬥都很有自信,能應付數頭獸人或連數名惡質男性獵人的糾纏。

15~18歳くらいのソロの女性Cランクハンター、それも対魔物戦、対人戦の両方に自信があり、数頭のオークやオーガに襲われたり、悪質な男性ハンター数人に絡まれたりしても大丈夫、という条件で受注できる者は、そうはいないだろう。

「好,朋友(Tomodachi)作戰,開始!!」

「よし、トモダ(Operation)チ作戦(Tomodachi)、開始!!」

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