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328 神殿 4
「什麼!?御使者……自由巫女殿竟然親自前往警備隊總部,去會見那些被捕的人!?……而且還被那些人辱罵了!?」
「えええ! 御つか……自由巫女様が、警備隊本部へ行かれて、捕らえられた連中にお会いになっただと! ……そして、連中に暴言を吐かれたああぁ?
「笨蛋,為何容許那種事!?你們難道不該事先以『對巫女無禮者即斬首』來威嚇他們嗎!!」
馬鹿者、なぜそんなことを許した! 連中に、巫女様に無礼な真似をすれば打ち首だと脅しておかなかったのか!!」
「……不,誰也沒料到巫女殿會親自去見那些人……」
「……いえ、まさか巫女様が自ら連中に会いに行かれるなどとは、思いもせず……」
「……確實,誰會想到受害的女性會去會見當場被捕的犯人呢。
「……確かに、現行犯で捕らえられた犯人に、被害者の女性が会いに行くなどとは誰も思わぬか。
這點也沒辦法……不需要對警備隊相關人員處罰。
これについては、仕方ないか……。警備隊関係者への処罰の必要はない。
可惡,總是落於後手嗎……。
くそ、後手に回りっぱなしか……。
不過,臨時警備隊駐所能及時設置,倒是值得慶幸……。
しかし、臨時警備隊詰所の設置が間に合ったことだけは、重畳であった……。
要讓那邊的準備人員領取獎勵。
そちらの準備関係者には、褒美を取らせよう。
另外,也要給那些臨時出勤的近衛兵一些特別津貼。能在關鍵時刻阻止神官們的暴舉,實在是大功一件……」
あと、臨時出向となった近衛兵達への特別手当も、少し色を付けてやろう。ぎりぎりで神官共の暴挙を阻止できたのは、大手柄だからな……」
「是!」
「はっ!」
前來報告的警備隊聯絡員帶著感激之情低頭行禮。
報告に来た警備隊からの連絡員が、感謝の念を込めて頭を下げた。
想必此人也是那些被臨時派遣的近衛兵(……)之一吧。
おそらくこの者も、その臨時出向した近衛兵(・・・・・・・・・)とやらのひとりなのであろう。
為了防止祕密擴散,並迅速集結擁有優秀劍技與判斷力的人選,或許也只有那種手段;國王的判斷果然展現了成果。
秘密の拡散防止、そして優れた剣技と判断力を持った優秀な者を大急ぎで揃えるにはそういう手段しかなかったのであろうが、国王のその判断は見事にその成果を見せたのである。
那對於下達指示的國王本人來說,想必也是既高興又自豪之事。
それは、そう指示した国王自身にとっても、嬉しく誇らしいことであったに違いない。
* *
* *
『不過,那些強硬派為何會那麼強勢呢。對警備隊的人也擺出一副盛氣凌人的態度……。』
(しかし、強硬派の方は、どうしてあんなに強気だったのかなぁ。何か、警備隊の人達に対しても偉そうな態度だったし……。
『或許神殿的勢力握有相當權限,甚至能對警備隊施加壓力?』
もしかすると、神殿の勢力はかなりの権限を持っていて、警備隊に対しても圧力が掛けられるとかかな?
『不過,關於這件事他們還是妥善處理了呢。』
でも、この件に関してはきちんと対処してくれているよねぇ。
『受害者是遊蕩巫女……是自由巫女的關係嗎?還是因為我看起來像未成年的少女?』
被害者が野良巫女……、自由巫女だからかな? それとも、私が未成年の少女に見えるからかな?
『無論哪一個,都是值得感謝的。以這種文明程度的國家來說,治安維持能力實在傑出。我改觀了!』
ま、どっちにしても、ありがたいことだ。この程度の文明レベルの国としちゃあ、抜群の治安維持力だよ。見直したぞ!)
卡歐爾在聽聞王都神殿勢力強大時,本就以為警備隊會偏向神殿一方。
カオルは、王都では神殿の勢力が強いと聞いた時点で、警備隊は神殿側の味方をするのでは、と考えていた。
畢竟警備隊是統治者一方的組織,而神殿勢力與政權相通是常見的事,再者神殿本身身為『實際存在的女神塞蕾絲蒂娜的仲介者』,權力者與其交好也無可厚非。
何しろ、警備隊は支配者側の組織であるし、神殿勢力が政権と繋がっているというのは『あるある話』である上、仮にも神殿は『実在する女神、セレスティーヌとの仲介者』という立場なのである。権力者が懇意にしていても、文句を言われる筋合いはない。
……反過來,便成了虔誠良善的王族、良善的貴族形象。
……逆に、信心深い良き王族、良き貴族、というわけである。
所以,當宿屋被闖入時,就製造出那樣的騷動。
だから、宿に押し入られた時、ああいう騒ぎにしたわけである。
即便闖入者是神官,也要大肆宣示這並非神殿的正當作為,而只是闖入少女房間與未遂綁架,是神官的犯罪行為。
押し入ったのが神官であっても、これは神殿としての正しい行いではなく、ただの少女の部屋への押し入りと誘拐未遂であり、神官による犯罪行為である、という大々的なアピール。
向宿屋與周遭的人大聲說明情況,目的就是不要讓警備隊把事情壓下去。
警備隊によって揉み消されないようにとの、宿や周辺の人達への大声での状況説明。
『我原本對警備隊的期待只是讓他們暫時制止狀況,阻止神官強行帶走我、把他們驅離就夠了,對後續並不抱太高期待。被捕的神官也以為大概會很快被無罪釋放……。
(警備隊には、状況を停止させて、神官達が私を無理矢理連れて行こうとするのを一時的に阻止し、追い払ってもらえれば充分で、後のことはあまり期待していなかったんだよねぇ。捕らえられた神官達も、どうせすぐに無罪放免だろうと思って……。
然而,令人驚訝的是,他們竟然寧可得罪神殿也站在庶民這邊……。
なのに、驚いたことに、神殿の者達を敵に回してでも庶民の味方をしてくれるとは……。
看來總有一天得向警備隊報恩才行……』
こりゃ、いつか警備隊に恩返ししなきゃならないよね……)
* *
* *
「不、不、不可能……」
「な、ななな……」
大司教聽著被釋放回來的兩名神官的報告,語塞不語。
釈放されて戻ってきたふたりの神官からの報告に、言葉を詰まらせる大司教。
由於魯艾達聖國的那件事,『教皇』一詞已成為極惡之人的代名詞,名聲盡失。
ルエダ聖国の一件で『教皇』という名が極悪人の代名詞となってしまい、地に落ちた。
此外,各國若各自擁立教皇必生紛爭,因此各國皆將教皇及其候選人、作為教皇顧問之樞機卿的職位保留空缺,改由國內神殿的最高位者稱為『大司教』。
それに、各国の神殿がそれぞれ勝手に自国で教皇を擁立した場合、争いが起きて大問題になるため、各国はそれぞれ教皇及びその候補者であり教皇の相談役である枢機卿の役職は空席とし、国の神殿における最高位者を『大司教』としているのである。
因此,當前這國的神殿最高位者便是這位大司教……。
なので、現在この国における神殿の最高位者であるのが、この大司教なのであるが……。
「陛下那幾近脅迫或恫嚇般的召見,我親自匆忙進宮,被那些讓人心臟彷彿停止的話語折磨得幾乎要死,辛苦回來後,首先聽到的竟然是這個……。
「陛下からの、殆ど脅迫か恫喝(どうかつ)に近い呼び出しに私自らが急ぎ参内(さんだい)し、心臓が止まるかと思うような話を聞かされて死ぬ思いをし、ようやく戻ってきて最初に聞かされた話が、これですか……。
「該死,殺了他們!!」
ええい、殺せ!!」
「大、大司教閣下……」
「だ、大司教様……」
……也不是沒有道理。
……無理もない。
大司教出生於那場大事件不久後的世代,大約七十三年前那一代。
大司教は、73年前の、あの大事件のすぐ後に生まれた世代である。
所以他並非親眼親聞那場事件,但從小就被直接經歷事件的那一代人反覆教導,務必讓那類事件不再發生。
なのであの事件をリアルタイムで見聞きしたわけではないが、事件を直接体験した世代の者達から、二度とあのような事件が起きないようにと幼児の頃から口を酸っぱくして言い聞かせられた世代なのである。
而那種教誨從少年延續到青年,甚至成為見習神官後仍然持續。
そしてそれは、少年から青年へと成長し、そして見習い神官となってからも、ずっと続いた。
慈愛的大聖女,御使者卡歐爾大人。
慈愛の大聖女、御使いカオル様。
有時預告大災害而拯救人們,但偶爾也會親手把整個大陸沉入海中滅亡的女神,塞蕾絲蒂娜大人。
時々大災害を予告して人々をお助けくださるが、たまに自ら大陸を海に沈めて滅ぼす女神、セレスティーヌ様。
還有那位勇敢面對女神暴虐、拯救大陸的守護者、絕對英雄、鬼神弗蘭大人……。
そして、女神の暴虐に敢然と立ち向かい、大陸をお救いくださった、大陸の守護者、絶対英雄、鬼神フラン様……。
那是個仍有許多活著見證人的時代,想聽親身體驗的對象並不缺乏。
まだ、生き証人がゴロゴロいた時代である。体験談を聞く相手には不自由しなかった。
而大司教年輕時曾見過弗蘭大人那種即便年過五十卻仍宛如二十出頭般年輕的風姿,從心底深深傾倒。
そしてまだ若い頃に、既に50歳を過ぎておられる筈なのに20代のように若々しいお姿のフラン様のお姿を見たことがある大司教は、心の底から心酔した。
他深切理解女神的可怕,以及諫止女神的御使者與大陸守護者之恩德。
女神の恐ろしさも、その女神を諌(いさ)める御使い様と大陸の守護者のありがたさも、骨身に染みて理解した。
……而如今。
……そして今。
當年知情者幾乎死絕,事件逐漸被埋沒在圖書館布滿灰塵的資料中……。
当時のことを知る者達が殆ど死に絶え、事件のことは図書館の埃まみれの資料の中に埋もれ……。
然而,那畢竟是那麼重大的一件事。
しかし、あれ程の大事件である。
就算發生在遙遠之地、大陸的另一端,
いくら遠い地、この大陸の反対側での出来事だとはいえ。
即便傳到此處時經過添油加醋,像誇張的怪談,
いくらここへ伝わるまでに尾ひれが付いて大袈裟なホラ話のようになっているとはいえ。
也有作為正式文書與報告被傳下來的記錄存在。
きちんとした、正式な文書や報告書として伝えられたものもあるのである。
然而,竟連神殿內的年輕人都會如此輕忽與女神相關之事,實在讓人難以置信。
なのに、まさか神殿の中でまで、若い者達が女神絡みのことをこれほどまでに軽視するとは。
大司教一度因此幾乎要走向絕望……。
あまりのことに、一瞬自棄(ヤケ)になりかけた大司教であるが……。
「……抱歉。不論我個人如何,保護民衆是聖職者的本分……。
「……すまぬ。自分がどうなろうと、民草を護るのが聖職者の務めであったな……。
你們兩位,做得很好。
ふたりとも、よくやってくれた。
雖然沒能阻止那兩名強硬派令人遺憾,但之後你們掩護了他們的言動,讓神殿方面知道也有敬奉御使者的人,這是你們的功勞。
強硬派のふたりを止められなかったのは残念であるが、その後は、あのふたりの言動をカバーし、神殿側には御使い様を敬う者達もいるということをお分かりいただけたことは、そなた達の功績である。
你們獲得了神的慈悲,這就是證明,也讓人認知我們絕非敵人。
そなた達に御慈悲を賜ったということがその印であり、我らが決して敵ではないということを認識していただけたということだ。
同時也讓人理解,神殿內也存在不是那類人的人(……),因此今後能接觸的將只會是我們這派『守護受加護少女』的人,想利用她的人會被遠離。
そして同時に、神殿にはそうではない者達(・・・・・・・・)もいる、と御理解いただいたということであるから、今後、接触できるのは我々『御加護を賜った少女を護る派』だけであり、利用しようとする連中は遠ざけられるであろう。
就神殿整體而言固然是大失誤,但這一點卻是功勞啊……。
神殿側全体としては大失点であったが、それだけは手柄であるな……。
好,御使者……不,巫女殿已經記住了你們的面容,並認知我們是『盟友』的你們兩位,今後也請繼續擔任與巫女殿之間的交涉代表,拜託了!」
よし、御使い……、いや、巫女殿に顔を覚えていただき、『味方である』と認識していただいたそなた達ふたり、これからも巫女殿との折衝係として、頼むぞ!」
「「哈哈!!」」
「「ははっ!!」」
兩位神官對於被賦予既光榮又沉重的職責雖然喜悅,卻也面色微白地退下……。
自分達に与えられた光栄な、そしてあまりにも重責である任務に、嬉しくはあるものの少し顔を蒼くして退出する、ふたりの神官であった……。
「……聽說前任的御使者、大聖女卡歐爾大人,不只是因為魯艾達聖國的那件事,早在更早之前就與神殿有些疏遠……。正式文書中雖無明確記載……。
「……前の御使い様である、大聖女カオル様は、ルエダ聖国の件もであるが、それ以前から神殿とは少し疎遠にされていたと聞いている……。正式文書としては残っておらぬが……。
她不太喜歡被當成御使者被過度渲染,或許只是期望作為一名聖職者安靜度日吧……。
あまり御使い様として騒がれるのはお好きではなく、ひとりの聖職者として静かに暮らすことを望まれていたのであろうか……。
此次的少女據說受到女神的加護,但尚未經正式確認。
此度(こたび)の少女は、女神の御加護を戴いているとのことであるが、まだそれを正式に確認したわけではない。
而且,若只是些微平凡的、一般醫師或藥師也能做到的事,是否能稱為『奇蹟』,恐怕難以下定義;這與曾施行明顯超越凡人所能的卡歐爾大人不可同日而語。
それに、明らかな奇跡、人の身では為し得ないことを行われたカオル様とは違い、ごくささやかな、普通の医師や薬師にもできる程度のことを為せるというのは、『奇跡』と言ってよいものかどうか……。
若真有微弱的御加護,認定為聖女應該沒問題。若再配合以私人資財救助孤兒與貧民的救濟活動,應該不會有人提出異議。……而且利用價值會上升,強硬派的人也會因此贊成。
もし本当に弱い御加護があった場合、聖女に認定するのは問題ないであろう。私財による孤児や貧民への救済活動も合わせれば、文句を言う者はいないであろう。……利用価値が上がるからと、強硬派の者達も賛成するであろうからな。
但要封為大聖女,恐怕這樣仍稍嫌不足……。
しかし、大聖女にするには、それでは少し弱いか……。
嗯,現在多想也沒用。一切還是得親自會面,逐一確認後再說。
まぁ、今はそんなことを考えていても仕方ない。全ては、直接お会いして、色々と確かめてからの話だ。
但願受女神加護的巫女艾迪絲殿能與神殿的溫和派和睦相處,……而且,別太有凶狠的眼神就好……」
願わくば、女神の御加護を授かりし巫女エディス様が神殿の穏健派と仲良くしてくださり、……そして、あまり目付きが悪くありませんように……」
於是大司教前往了祈禱的房間……。
そして大司教は、祈りの間へと向かうのであった……。
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鄙作『靠藥水活下去!』的漫畫(九重老師版)將自2月6日起在ヤンマガWEB開始連載。
拙作、『ポーション頼みで生き延びます!』のコミック(九重先生版)が、2月6日からヤンマガWEBにて掲載が始まります。
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