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326 神殿 2
本以為樓下的騷動會很快結束,結果情況好像有些不對勁……。
階下の騒ぎがなかなか終わらないと思っていたら、なんだか様子が……。
看來神官們似乎打算強行突破。
どうやら、神官達が強行突破に出たみたいだ。
旅館的人顯然無法憑蠻力將神官制服或驅逐。
さすがに、宿の人も神官を力(ちから)尽(ず)くで取り押さえたり排除したりはできないみたいだ。
……或者說,是不是神殿方面早有準備,帶來了些身手不凡的壯漢。
……というか、そういう場合を想定していたのか、神官側が連れているのは腕っ節の強い連中なのかも。
旅館方面或許也有一兩個看起來凶神惡煞、當作警衛的員工以防壞客或這類狀況,但應該不會去雇傭傭兵或獵人。
宿の方も、タチの悪い客やこういうのに備えて警備員代わりのちょっと強面(こわもて)の従業員がひとりふたりいるかもしれないけれど、別に傭兵やハンターを雇っているわけじゃないだろう。
神殿那邊,大概也有些用來辦荒事或做非法勾當的神官兵或暗中機關。
神殿側には、荒事や非合法なことをやらせるための神官兵や陰の機関とかもあるだろうし。
『……有吧?』
……あるよね?
像是『赫爾辛機關』或『伊斯卡里奧特機關』那種東西。
ほら、ヘルシング機関とか、イスカリオテ機関とか、ああいうやつだ。
日本也曾有僧兵之類的存在。
日本でも、僧兵とかがいたしね。
宗教人士去當兵,這是怎麼回事……。
宗教家が兵隊やってどうするよ……。
總之,他們似乎硬生生掙開旅館人員的阻止衝上樓梯,於是傳來旅館人員拼命的叫聲和上樓的腳步聲。
とにかく、宿の人達の制止を無理矢理振り切って階段を上がっているらしく、宿の人の必死の叫び声と階段を上がってくる音が聞こえてきた。
……這不是完全的非法侵入和妨害營業嗎?
……これって、完全に不法侵入で、営業妨害じゃないの?
好吧,既然你們這麼來的話……。
よし、そっちがそう来るならば……。
脫下外套,從上邊解開襯衫的兩顆鈕扣,稍微露出一點肩膀……。
上着を脱いで、シャツのボタンを上からふたつ外して、肩を少し出して、と……。
然後房門在沒有任何聲響的情況下突然被打開。
そしていきなり、声掛けもなくドアが開けられた。
「巫女大人,我們有話要說……」
「巫女様、お話が……」
「啊啊啊啊啊啊〜〜!
「きゃあああああああ〜〜!
我正在換衣服的時候,有很多陌生男人闖進房間啊啊!
着替えをしていたら、知らない男達が大勢部屋に押し入ってきましたあぁ!
強盜!綁架犯!對婦女施暴啊啊〜〜!!」
強盗です! 誘拐犯です! 婦女暴行ですううぅ〜〜!!」
門被打開的瞬間,我就使出全力大聲叫喊,還附帶了詳細的情況說明……。
ドアを開けられた瞬間、思い切り大声で叫んでやった。詳しい状況説明付きで……。
「欸?啊?啊哇哇!
「え? あ? あわわ!
不、不是那個意思!我們是來自神殿的……」
いや、そんなつもりは! 我々は神殿の……」
「啊啊啊!那些凶惡的罪犯自稱是神殿的人!他們是想把罪名栽贓給神官大人們,還是真的是神官大人們成群要襲擊流浪巫女、闖進旅館房間,究竟是哪一種啊啊〜〜!!」
「きゃあああ! 凶悪犯罪者達が、神殿の者だと名乗っていますぅ! 罪を神官様達に擦り付けようとしているのか、本当に神官様達が集団で野良巫女を襲おうとして宿屋の部屋に押し入ってきたのか、そのどちらなのかが非常に気になりますううぅ〜〜!!」
雖然拼命在喊,卻莫名其妙地顯得異常冷靜,語氣近乎在做說明。
必死に叫んでいる割には、何だかやけに落ち着いている上、説明口調。
但誰會在意那種事呢。
でも、そんなことを気にする者はいないだろう。
「不、不,我們絕對不是那樣的!冷靜!請安靜一點!」
「い、いや、我々はそのようなことは! 落ち着いて! 静かにしてください!」
「不要啊啊!他們命令我要安靜啊啊!別靠近我啊啊!!」
「嫌ああぁ! 静かにしろと命令されましたあぁ! 近付かないでええぇ!!」
她完全不聽對方說話。
相手の言うことは、一切聞かない。
只是因為被突然襲擊的恐懼而顫抖,不與對方對話。
ただ、いきなり襲われた恐怖に震えるだけで、相手とは会話しない。
這樣一來,對方就毫無招架之力了吧。
これだと、向こうはどうしようもないだろう。
在打開窗戶的旅館二樓,用年輕女性清亮的嗓音呼喊,聲音自然能傳得很遠。
窓を開けた宿屋の2階で、若い女性のよく通る声で叫ぶと、当然ながらかなりの広範囲に声が届く。
而且這是高級旅館,也就是位於城鎮中心地帶。
そしてここは高級宿であり、それはすなわち、街の中心部にあるということである。
那代表的意義是……。
それが意味することは……。
「別動!以非法侵入與對婦女施暴的現行犯逮捕!!」
「動くな! 不法侵入と婦女暴行の現行犯で、逮捕する!!」
邊大喊著,武裝男子如雪崩般蜂擁而入。
そう怒鳴りながら、武装した男達が雪崩(なだ)れ込んできた。
嗯,這表示警備隊本部就在附近。
うん、警備隊の本部がすぐ近くにあるということだよね。
……不過,話說回來,這也太快了吧?
……いや、それにしても、ちょっと早すぎない?
自從最初的悲鳴起,大概才過了三十秒而已吧?
まだ、最初に悲鳴を上げてから、30秒くらいしか経ってないぞ?
* *
* *
「……那麼,剛好在這旅館隔壁(……)新設了警備隊駐守所(……),是這樣吧……」
「……では、たまたまこの宿の隣に(・・・・・・・・・・)、警備隊詰所ができた(・・・・・・・・・)、と……」
「是的。本部與駐守所的角色不同,為了能迅速出動,即便靠近本部,仍須設置反應更快的駐守所,這就是原因……」
「はい。本部と詰所は役割が違いますので、迅速な出動のためには、いくら本部の近くであっても即応性に勝(まさ)る詰所は必要であろう、ということになりまして……」
「喔喔,考量到民眾的需要,真是個了不起的政策!」
「おお、民のことを考慮した、素晴らしい施策です!」
令人驚訝的是,這旅館旁邊剛好新設了警備隊的駐守所。
驚いたことに、この宿の隣に、たまたま警備隊の詰所が新設されたばかりだったらしい。
而且,這還是他們的首次出動……。
そして、これが初出動だとか……。
駐守所值勤的人們都很興奮、意氣風發。
詰所勤務の皆さん、張り切っていたわけだ。
神官們看來對於這次警備隊異常強硬的態度感到驚訝,但要知道,那個在換衣時被幾個男人闖入房間的是個看起來未成年的女孩。就算是神官,也已完全超出可被寬待的範圍了吧……。
神官達は、いつになく強硬な警備兵の皆さんの態度に驚いていたみたいだけど、着替えの最中に複数の男達に部屋に押し入られた、未成年に見える少女だぞ。神官だからといって大目にみてもらえる限度を完全に超えているだろうが……。
賽蕾絲的信徒敬的是賽蕾絲,而不是神官。
セレスの信徒は、セレスを敬っているのであって、別に神官を敬っているわけじゃない。
反過來,以賽蕾絲之名作惡的神官,便是破戒神官,是神的敵人。
逆に、セレスの名の下に悪事を働く神官は、破戒神官であり、神敵だ。
就像犯了罪的警吏會遭到比平時更重的懲罰一樣,神官在這種時候被痛批也是理所當然。
罪を犯した警吏が普通より強く叩かれるのと同じで、神官もまた、こういう時にはバッシングが強くて当然だろう。
而且,神殿本來若要隱匿同僚的不祥事通常會掩蓋,若鬧到這種程度,恐怕已經不可能掩蓋了。
そして、普通であれば仲間の不祥事は隠蔽し揉み消すであろう神殿側も、ここまで大々的に騒がれちゃあ、もはや隠蔽は不可能だろう。
況且,即便關係再不好,那位應該信奉同一位女神賽蕾絲蒂娜的流浪巫女,還是看起來未成年的少女,獨自一人住在旅館房間卻被強行闖入,這種事實在太離譜……。
それも、いくら仲が良くないとはいえ、同じ女神セレスティーヌを信仰する同志であるはずの野良巫女、しかも未成年に見える年端もいかぬ少女がひとりで宿泊している宿の部屋へ無理矢理押し入ったとあっては……。
再者,我金錢狀況不錯這件事,住的旅館等級,以及為了變現寶石而換上的服飾與飾品,旅館的人和其他許多人早就看出來了。
おまけに、私が割と金回りがいいということは、泊まっている宿のランクや、宝石の換金用に着替えていた服やアクセサリーで、宿の人やその他大勢に知られている。
因此,不管他們是衝著身體還是錢而來,無論如何都無法提出能推翻他們闖入素未謀面少女房間是出於犯罪目的的說法。
なので、身体目当てかお金目当てか……。どちらにしても、連中が面識のない少女の部屋へ押し入った理由が犯罪目的であるということを覆せる説明のしようがないだろう。
我因旅途疲累而臥病,拒絕與陌生人見面,還有他們不顧旅館人的阻止強行闖入、未曾敲門就進入女性房間的事,都會有很多人作證。
私が旅の疲れで寝込んでおり見知らぬ者と会うことを断ったこと、宿の人の制止を振り切って押し入り、女性の部屋に声も掛けずに入り込んだことは、多くの人が証言してくれる。
如此一來,就算其他神官或神殿的人來接觸我,我只要大聲喊『啊啊啊!神殿的人來要封我的口了啊啊──!!』就沒問題。知道這件事的人誰都不會懷疑。
これで、他の神官や神殿の手の者が接触してきても、大声で『ぎゃあああ! 神殿の手の者が私の口を塞ぎに来ましたああぁ〜〜!!』と叫べば大丈夫だ。今回の件を知っている者なら、誰もそれを疑うことはないだろう。
……不,事實上,他們真的有可能會來封口啊……。
……いや、事実、本当に口封じに来る可能性があるからなぁ……。
神殿那些人為了掩蓋醜聞,可能連流浪巫女的性命都置之不顧。
神殿の連中は、不祥事を揉み消すためなら野良巫女の命なんか何とも思わないだろうからね。
不過,隔壁正好是警備隊駐守所這點,讓人心安。
しかし、お隣が警備隊詰所だというのは心強いな。
雖然是巧合,能挑到這麼好的旅館真是幸運。
偶然とはいえ、良い宿を選んだものだ。
幾天前的我,真是太聰明了!!
偉いぞ、数日前の私!!
* *
* *
「什、什麼ーーー!!
「ななな、何だとおおぉっ!!
那名可能是王宮拼命想要圈養的御使者的少女,竟然誤以為神官們要襲她,結果連派去迎接的人全被警備隊逮捕,竟會成這樣!
王宮が必死になって囲い込もうとしている、御使い様である可能性がある少女に、神官達が自分を襲おうとしたと勘違いされた上、お迎えに送った者達が全員警備隊に捕縛されただとおっ!
為、為什麼會變成這樣!
い、いったい、どうしてそのようなことに!
……不、不,先別管那個,得想辦法!得想辦法啊啊!!」
……い、いや、それよりも、何とかせねば! 何とかせねばああぁっ!!」
* *
* *
「神殿竟然襲擊了那位可能是御使者、也是自由巫女的少女嗎!
「神殿が御(み)つか……、自由巫女の少女を襲っただとおっ!
你這個笨蛋!難道想把這大陸沉入海裡嗎!
ばっ、馬鹿者めがっっ! この大陸を海に沈めたいのかっ!
立刻派人去查看!如果巫女大人受了傷、驚慌或害怕,立刻派護衛把她帶回王宮!
すっ、すぐに様子を見に行かせろ! もし巫女様がお怪我をなさっていたり、動転されていたり、怖がっておられたりした場合、直ちに護衛を派遣して、王宮へとお連れしろ!
……但巫女大人的意志必須被最優先考量!絕對不可強迫,明白嗎!
……但し、あくまでも巫女様の御意思が最優先だ! 決して無理強いしてはならぬぞ、いいな!
去調查的人,應該是你最信任的……不,你親自去!
調査に派遣するのは、お前が最も信頼する……、いや、お前自身が行け!
我應該派我最信任的人去。我不想留下遺憾。
私は、私が最も信頼する者を行かせるべきだ。後悔はしたくないからな。
不要忘了,你的判斷攸關眾多性命。
お前の判断に、多くの命が懸かっているということを忘れるな。
……去!」
……行け!」
「是!」
「はっ!」
應該從未有人被賦予過如此沉重的重責。
未だかつて、このような重責を背負わされた者はいるまい。
財務大臣面色蒼白,面對如此龐大的責任,仍留下一句有力的回應後離去。
財務大臣は、あまりにも大きな責任に顔を蒼くしながらも、力強い返事を残し、姿を消した。
「派人到神殿去!並轉告陛下說:『如果不想死,立刻帶來一位完全知曉此次經過並能好好說明的人,還要帶上擁有神殿決策權的人。若不想因為那傢伙愚蠢的言行而被滅族,就派個聰明、可靠的人來。能把我們的性命託付也不會後悔的人。』快去!」
「神殿に使いを出せ! そして、国王が『死にたくなければ、すぐに、今回の件を全て知っていて、ちゃんと説明できる者を連れて来い。神殿の意思決定権を持つ者も一緒にだ。そいつの馬鹿な言動のせいで自分達が皆殺しにされるのが嫌なら、頭の良い、まともなヤツを寄越せ。自分達の命を預けても後悔しないヤツをな』と言っていた、と伝えろ。急げ!」
「是!」
「はっ!」
身旁的軍務大臣低下了頭。
側に控えていた軍務大臣が、頭を下げた。
大概他會親自前往,而不是派部下出使。
おそらく、部下を使いに出すのではなく、自分が行くのであろう。
他剛才聽見了國王與財務大臣的對話,若不是愚蠢的人,肯定會這麼做。
先程の、国王と財務大臣の会話を聞いていたのである。馬鹿でなければ、そうするに違いない。
如果派手下去,而神殿方面不正經對待。
もし、部下を使いにやって、神殿側がまともに取り合わなければ。
從自己到手下、再從手下到神殿方面的轉達者、然後到上層的一連串傳話遊戲中,如果語氣或語意微妙改變,陛下的意圖就可能無法被準確傳達。
自分から部下へ、そして部下から神殿側の取次ぎ役へ、そしてそれから上層部へという伝言ゲームの中で、もし言葉のニュアンスが微妙に変化し、陛下の意図が正確に伝わらなければ。
這樣一想,令人恐懼,根本不可能有勇氣把這事交給別人。
そう考えると、恐ろしくて、とても他の者に任せる勇気など出るはずがない。
於是,軍務大臣跑了出去。
そして、軍務大臣が走り去った。
他面色蒼白,在重壓與恐懼中依然心懷『我要守護這個國家,不,這片大陸!』的使命感,心中激昂不已……。
重圧と恐怖に蒼ざめながらも、『自分がこの国を、いや、この大陸を護るのだ!』という使命感に、心を滾(たぎ)らせながら……。
通知!(^^)/
お知らせです!(^^)/
從下週一月二十三日(週一)開始,外傳漫畫『靠藥水活下去!』將開始連載喔!(^^)/
来週、1月23日(月)から、『ポーション頼みで生き延びます!』のスピンオフコミックが連載開始ですよっ!(^^)/
漫畫家是為小說版『ポーション』負責插畫的すきま老師。
漫画家の先生は、『ポーション』の小説版のイラストを担当していただいている、すきま先生。
『靠藥水活下去! ~哈娜與羅特的兩人旅~』
『ポーション頼みで生き延びます! ~ハナノとロッテのふたり旅~』
首回將以第1、2話同時更新作為大放送!(^^)/
初回は、1・2話同時更新の、大サービス!(^^)/
將於免費Web漫畫網站「水曜日のシリウス」上,預定自第1100期開始刊載。
無料Webコミックサイト、『水曜日のシリウス』にて、1100に掲載開始予定です。
敬請多多支持!(^^)/
よろしくお願いいたします!(^^)/