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320 進軍王都(三)

於是,改走別的路線!

そういうわけで、路線変更!

原本打算從流浪巫女升為聖女、再成為大聖女的我,決定以平時是有點笨拙的流浪巫女、偶爾以受女神寵愛的聖女身分,來維持在王都──不,整個國家的影響力。

野良巫女から聖女、そして大聖女になる予定だった私が、普段はぽんこつ野良巫女、そしてある時は女神の御寵愛を受けし聖女として、王都での……、いや、この国での影響力を保持するのだ。

「既然辛辛苦苦建立起流浪巫女艾迪絲的名聲,實在不該白白浪費。要在平民之間維持那個形象,

「せっかく築き上げた野良巫女エディスの名声を無駄にするのは勿体ないからね。平民の間でのそのイメージは継続しよう。

而且,艾迪絲、坎、薩拉艾特三人彼此互不相識。

そして、エディス、キャン、サラエットの3人は、互いに見知らぬ者同士。

原本打算在王都也維持互不往來的設定,然後在某個活動上再認識、開始交流……」

元々、王都でも私達は互いに交流はないという設定で動き、そのうち何かのイベントで知り合い、交流が、っていう設定にする予定だったし……」

……沒錯,我們並非原本的夥伴,而是以『最近才在這裡認識』的形式示人。

……そう、私達は元々の仲間同士ではなく、『最近ここで知り合っただけ』という体裁をとるのである。

如果一開始三人就是同伴,那也太明顯可疑了吧……。

最初から3人が仲間だったら、あからさまに怪しいもんねぇ……。

同年齡、擁有特殊能力或罕見商品的少女們,竟在同一時期出現在同一個國家。

同年代で、特異な能力や珍しい商品を持つ少女達が、同時期に同じ国に現れる。

不因此懷疑她們有關係的人,真是笨蛋吧……。

これで関係を疑わなきゃ、馬鹿だよねぇ……。

所以,就要編出三人相遇的劇情。

なので、3人の出会いのエピソードを作るわけだ。

那樣以後三人一起行動也不會讓人覺得奇怪。

そうすれば、以後、3人一緒に行動していてもおかしくないからね。

不然在王都裡就會完全無法接觸了嘛。

でないと、王都では一切接触できないままになっちゃうもんね。

「……嘛,沒其他好點子了,就讓卡奧魯隨便做吧。

「……まぁ、他にいい案もないし、カオルの好きにやってよ。

最壞的情況,也可以去別國或其他大陸重新開始。

最悪の場合、他国や他の大陸に行ってやり直してもいいんだからね。

孩子們也可以讓恭醬出動一艘小型巡洋艇,說成『新型無帆船』,那樣就能不引人懷疑地運走他們……」

子供達も、恭子が小型のクルーザーでも出して『新型の帆なし船』だってことにすれば、疑問を抱かれることもなく運べるし……」

欸?

え?

麗子,你在說什麼啊?

レイコ、何言ってるんだ?

「那個~,麗子,孩子們都知道恭醬的搭載艇吧?

「あの〜、レイコ、子供達はみんな、恭ちゃんの搭載艇のこと、知ってるよね?

恭醬和我們重逢後,大家一起搭船回去,不是嗎,回到小銀號……」

恭ちゃんと再会した後、みんなで乗って帰ったよね、リトルシルバーまで……」

「啊……」

「あ……」

就算在我們三人中最聰明的麗子,也會失誤的時候。

私達3人のうちで一番頭のいいレイコでも、失敗することはある。

不過,只要我們三人合力,用智慧、力量與勇氣,什麼事都能有辦法!

でも、3人で知恵と力と勇気を合わせれば、どんなことでも、何とかなるなる!

*     *

*     *

……來到了王都。

……王都である。

確切地說,是在城外。

正確には、その外側。

要進入整座被高牆包圍的城郭都市王都,我們正排在人群中的城門隊伍裡。

街全体が大きな壁に囲まれた、城郭(じょうかく)都市である王都に入るために、街門に並んでいる人々の列の中にいるわけだ。

並不是說王都所有居民的出入都有紀錄,也可以靠麗子的魔法或恭醬的聯絡艇夜裡悄悄進出,但為了不麻煩她們,也為了以防萬一,還是留下一個從城門正當通過的事實比較好。

別に全ての王都民の出入門記録が取られているわけじゃなし、レイコの魔法や恭ちゃんの連絡艇で夜中にこっそり、ということでも別に構わないけれど、その程度のことでふたりの手を煩わせるのも悪いし、万一の場合に備えて、ここはちゃんと街門を通過したという事実を作っておいた方がいいからね。

之後大家回到小銀號,對那些快要情緒爆發的孩子們不停照看,總算讓他們平靜下來。

あれからみんなでリトルシルバーに戻り、爆発寸前の子供達を構いまくって、何とか沈静化。

不勤快地陪伴他們的話,那個炸彈標誌會越來越大……,這不是老舊戀愛模擬遊戲的梗嗎!

こまめに相手しないと、爆弾マークが段々大きくなって……、って、昔の恋愛シミュレーションゲームかいっ!

大家的眼神有時會變得很認真……。

みんなの目が、たまに真剣になって……。

『偶爾眼神會變得很真實』

『ときどき目がリアル』

……別吵了啦!

……って、うるさいわっ!

總之,接下來整整伺候了大約一個禮拜,徹底滿足他們後,我留下麗子,一人來到了王都。

とにかく、その後一週間くらい構い倒して充分満足させてやってから、レイコを残して私ひとりで王都に来たわけだ。

恭醬則回到了貿易商店。

恭ちゃんは、トレーダー商店(おみせ)へと戻っていった。

說到底,還沒必要就長時間不在店裡,確實令人擔心。

さすがに、まだ必要もないのに長期間お店を不在にするのは心配らしい。

快點讓受雇的店長和店員三人能穩定運作店鋪吧。

早く、雇われ店長と店員達の3人で安定して回せるようにしてね。

好了,來到王都後我最先要做的事是……。

さて、王都に来て、私がまず最初にやることは……。

好,先去那些還沒被收進孤兒院、在外流連的孤兒們聚集的場所!

よし、とりあえず孤児院に入(はい)れていない孤児達の溜まり場へ行こう!

沒錯,說到流浪巫女就是救助孤兒!這是定番。

そう、野良巫女といえば、孤児の救済! 定番だ。

……正當我這麼想著的時候……。

……とか考えていたら……。

「名字、身分和目的是?」

「名前と身分と目的は?」

輪到我了,那名看起來無聊又有些疲憊的門衛,用最簡短的語句那樣問我。

私の番が来て、退屈して疲れたような顔の門番さんが、必要最低限の言葉でそう尋ねてきた。

畢竟每天要問上數百、數千次同樣的問題,努力把動作減到最低是該做的啊。

いや、毎日何百回も何千回も同じことを聞き続けるんだ、そりゃ極限まで省力化に努めるよねぇ。

不然也撐不下去吧。

でないと、やってらんないだろう。

在這個沒有照片的世界裡,除非長得有非常明顯的特徵,否則根本分不出來是不是通緝犯。

写真がないこの世界じゃあ、余程大きな特徴のある者でないと、指名手配犯かどうかなんて分かるわけがない。

其他國家的間諜也不見得會藏著什麼換字表、袖珍通訊器或鋼筆型的微型手槍,調查了也看不出什麼。

他国の間諜とかも、別に暗号の換字表とか小型通信機とか万年筆型の超小型拳銃とかを隠し持っているわけじゃないんだ。調べても分かるわけがない。

既沒有護照或通行證之類的東西,門衛也分辨不出手寫文件是不是偽造。

パスポートや通行手形なんかないし、手書きの書類なんか門番に偽造かどうかなんて分かるわけがないよ。

所以雖然有門衛把關,不可能對王都的出入採取完全放行,但除了外表極為可疑的人,大多還是放行的吧。

だから、王都への出入りがフリーパス、ってわけにはいかないから門番がいるけれど、余程怪しい風体(ふうてい)の者以外は、素通しなのだろう。

要對這麼多出入者逐一耗時檢查是不可能的。

こんなに大勢の出入者を、いちいち時間をかけて調べられるわけがない。

門衛所說的『身分』並不是指貴族或王室,而是像商人、獵人或農夫那樣的分類。

門番さんが言った『身分』というのは、別に貴族とか王族とかいうヤツではなく、商人とかハンターとか農民とかの、そういった区分のことだろう。

理所當然了,貴族或王室不會排在平民專用的隊伍裡嘛。

当たり前か。貴族や王族は、平民用の列に並んだりはしないからね。

因此,我如實回答。

なので、素直に答えた。

「我是自由巫女艾迪絲。正在進行布教與奉仕活動之旅,來此休養並籌措資金……」

「自由巫女、エディスです。布教と奉仕活動の旅の途中で、休養と資金調達に……」

由於在王都內的布教(和募款)被神殿勢力壟斷,自由巫女在城裡並不會太明目張膽地活動。

王都内での布教(カネあつめ)は神殿勢力が幅を利かせているため、自由巫女は王都内ではあまり大っぴらには活動しない。

不過,為了情報蒐集、休養,或與出資者(贊助者)建立關係而順道來王都,是很平常的事。

しかし、情報収集や休養、出資者(スポンサー)との顔繋ぎ等で王都に立ち寄るのは、ごく普通のことだ。

順帶一提,『流浪巫女』這稱呼是我自嘲式的自稱,別人這樣叫只會帶著惡意或嘲弄。

……ちなみに、『野良巫女』というのはあくまでも自嘲を込めての自称であり、他者がそう呼ぶのは、悪意があり馬鹿にした言い方をする時だけである。

正式上,不跟神殿勢力有關聯的巫女被稱為『自由巫女』。

正式には、神殿勢力とは関係のない流れの巫女は『自由巫女』と呼ばれる。

除了官方場合外,幾乎沒人會那樣稱呼她們。

公式な場以外でそんな呼び方をする者は、殆どいないが。

「啊,是流浪……自由巫女大人嗎。辛苦了,請在王都好好休息……,艾迪絲?

「ああ、野良……自由巫女様か。御苦労様。王都でゆっくり休んで……、エディス?

喔,不對,對於自由巫女大人和行商者,理應聽取各地狀況並回報!

あ、いや、自由巫女様と行商の者には、各地の様子を聞いて報告することになっているのでした!

對不起,能否到值班室那邊稍微談一談……」

すみませんが、詰所の方で少しお話を伺いたいのですが……」

哎呀。

ありゃ。

即便是平民出身,巫女仍受人尊敬,所以原本就有禮貌接待,但中途突然慌張起來,對待更加恭敬了……。

平民であっても巫女は尊敬される職業だから、元々ちゃんとした応対だったけど、途中で急に慌てたような様子になって、更に丁寧な扱いになったぞ……。

他們是虔誠的信徒,還是對耽誤他們時間感到抱歉,抑或只是認為我如果不配合會造成麻煩,所以採取卑下的態度……。

敬虔(けいけん)な信徒なのか、自分達の都合で時間を取らせることを申し訳なく思っているのか、それとも私が非協力的な態度を取ると面倒なことになると思って下手(したて)に出ているだけなのか……。

嗯,我也能理解他們的說法。

まあ、言っていることは分かる。

行商人或流浪巫女……自由巫女的工作是巡迴村落、與當地人交流。當士兵或官員去調查時,原本閉口不談的村民,會對他們說出真心話。

行商人とか野良巫女……自由巫女は、村々を巡って地元の人達と交流する職業だ。兵士や役人が行って調査した時には口が堅い村人達も、色々と本音の話をしてくれる。

因此,若施政者想知道地方的真實狀況,採取這種方式並不是壞辦法。

なので、施政者が地方の人々の本当の状況を知りたいならば、そういう方法を取るのは悪くないだろう。

在許多完全不關心下層百姓的貴族與王族中,這算是值得稱道的措施吧。

下々(しもじも)のことなど全く気にしない貴族や王族が多い中、それは立派な方策だろう。

……當然,前提不是擔心施政糟到會引發起義或叛亂的那種情況……。

……あまりにも酷い施政で、一揆や謀叛を起こされないかと心配で、ということじゃなければ、だけどね……。

嗯,就我目前看到的情況,並沒有那種跡象,應該還算安心吧。

まぁ、今まで見た限りじゃ、そんな様子はなかったから、安心かな。

「喂,你們在做什麼!那件事快去報告了沒!」

「おい、何をしている! 例の件、さっさと報告に行かないか!」

「……欸?啊、是、是,抱歉!馬上去!!」

「……え? あ、は、はい、申し訳ありません! 直ちに!!」

哎呀,看來有個被指示去做事的下層人員忘了工作,被帶我來的那位訓斥後,慌忙衝了出去。

ありゃ、指示されていた仕事を忘れていたらしい下っ端の人が、私を案内してくれている人に叱られて、慌てて飛び出して行ったよ。

無論哪個世界,底層的人都很辛苦啊……。

どこの世界でも、下っ端は辛いねぇ……。

*     *

*     *

之後,被門衛隊的班長──這裡幾位門衛中位階最高、負責統整的人──問了我各種事情。

あれから、門番チームの班長……ここの数人の門番の中で一番上位の、纏め役……の人に色々なことを聞かれた。

問的都是理所當然會被問到的事:走過的路線、有問題的村莊、奇怪的現象、是否感到違和等等。

回ってきたルートだとか、様子のおかしい村、変わった事象、違和感を覚えたことはなかったか等の、当然聞かれるであろうこと。

……然後,還有關於我的個人資料。

……そして、私の個人情報も。

年齡、出身地、家裡狀況、喜歡的食物、有沒有未婚夫,還有其他各種問題。

年齢、出身地、実家について、好きな食べ物、婚約者はいるのか、その他諸々。

是在相親嗎!

お見合いかっ!

還是說,他們對我有意思?

いや、それとも、私に気がある?

嗯嗯嗯嗯……。

うむむむむ……。

不過,這也問得太久了吧!

しかし、長いよ!

自由巫女倒是其次,像行商人這類人也相當多吧?

自由巫女はともかく、行商人とかは結構大勢いるよね?

要對那些人全都花這麼多時間嗎?

その全員に、こんなに時間をかけるの?

而且還會問中年大叔們喜歡吃什麼、有沒有未婚妻之類的事嗎?

そして、中年のおっさんにも、好きな食べ物や婚約者の有無を聞くの?

這不是很奇怪嗎!

おかしいだろうがっ!

正當我這樣想時,門開了,幾個男人走進了值班室。

とか考えていると、ドアが開き、数人の男達が詰所の中へ入ってきた。

「……抱歉讓你們久等了。」

「……お待たせいたしました」

有種騎士樣的人來了──!!

何か、騎士っぽいの、キタ〜〜!!