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313 釣魚 1
「好重……」
「重い……」
大約下午三時,卡奧魯一邊嘎拉嘎拉拉著手推車,一邊這麼抱怨。
昼2の鐘(午後3時)の頃、ガラガラとリヤカーを牽きながら、そう愚痴るカオル。
她正前往鎮邊緣的孤兒院,去進行發放食物的慰問。
町外れにある孤児院へ、炊き出しの慰問に訪れるために移動しているのであった。
既然是去做炊出,就不能兩手空空,得搬些看起來像樣的炊具和食材過去。
炊き出しなのに手ぶらで行くわけにはいかないので、それらしく調理器材や食材を運ばなければならないのである。
那些大鍋和深鍋是由恭子的母船製造的特殊合金所成,金屬內部還有大量極細小的氣泡,既輕又堅固,也不會腐蝕,幾乎完美無缺。
大きな寸胴や鍋は、恭子の母船で作られた、特殊合金製。しかも金属部分の内部にはたくさんの極小の気泡が作られており、軽くて丈夫で腐食しないという、完璧の品である。
食材方面,蔬菜為了好看擺在外面,但為了防止肉類變質,肉還放在物品箱裡,打算在抵達孤兒院前一刻拿出來。
食材は、野菜は目立つように積んであるが、肉は傷むのを防ぐため、まだ今はアイテムボックスの中である。孤児院に到着する寸前に出す予定であった。
那輛拉車若被仔細檢查就會發現不合規格,但乍看之下不過像個仿大八車的東西,除非有人去研究它的材質和構造,否則不會一眼就察覺異樣。
リヤカーは、詳しく調べられれば規格外のシロモノだと分かるであろうが、ちらりと見ただけでは大八車モドキにしか見えないので、その材質や構造を調べられない限りは、一目で違和感を覚えられるようなものではない。
所以,商人或技術者或許會在意,但對於以綁架卡奧魯為目的的襲擊者們,應該無關緊要。
なので、商人や技術者ならばともかく、カオルの拉致が目的である襲撃者達が気にするようなことはないはずであった。
「這次的慰問是臨時起意,去程應該不會遭到襲擊。要是要襲的話,會在回程時集合好人手、好好準備埋伏才對……
「今回の慰問は突然の行動だから、行きに襲われることはないだろう。襲われるなら、人数を集めてちゃんと準備して待ち構えての、帰り道だ……。
不過就算在去程被襲我也不會太困擾,但好不容易準備的食材被浪費掉太可惜,而且昨天我拜託了伊修莉絲小姐,悄悄把這次的炊出告訴了孤兒院,不想讓孩子們失望嘛……」
いや、別に行きに襲われても私は困らないけれど、せっかく用意した食材が無駄になるのは勿体ないし、昨日イシュリスさんにお願いしてこっそりと孤児院に炊き出しのことを伝えてあるから、子供達をがっかりさせたくはないからねぇ……」
如果毫無預告地突然前往,可能會與孤兒院已在準備的餐點撞期,因此事前通知是必要的。卡奧魯也不是那種毫無常識的人。
予告なしで突然行くと、既に食事の用意が進められていたりして被る可能性があるため、事前告知は必須である。さすがに、カオルもそこまで非常識ではない。
前一天下午,『灼熱的戰乙女』的成員偷偷去聯絡過,敵方察覺的可能性幾乎為零。
前日の夕方になってから、『灼熱の戦乙女』のメンバーがこっそりと連絡に行ってくれたので、敵に察知された可能性は、ほぼゼロである。
「不過,果然是職業的。他們派出三個人去聯絡,分頭行動,只有一人去孤兒院,這安排很細心。
「しかし、さすがプロ。連絡には3人を派出して、それぞれ別行動をさせてひとりだけが孤児院へ行くという念の入れよう。
反正敵人的目標只有我,就算護衛暫時離開到別處,應該也不會有問題吧。
まあ、敵の目標は私だけなんだから、護衛が一時的にどこかへ行ったとしても、気にしないよね。
畢竟還是傍晚,沒人會去鎮中心的旅館下手吧……。
まだ夕方だというのに、町のど真ん中にある宿屋を襲撃するわけにはいかないだろうから……。
那種地方會吸引守備兵、獵人、傭兵蜂擁而至,圖利的流氓也可能會加入……」
そんなの、警備兵やハンター、傭兵達が殺到するよ。礼金目当てのゴロツキ達も参加するかもしれないし……」
也就是說,為了賞金而來的流氓,不只是對方陣營才會有。
そう、ゴロツキ共が金目当てで参加するのは、別に向こう側の陣営だけじゃない、ということである。
* *
* *
「「「「「「姊姊,謝謝~!!」」」」」」
「「「「「「おねーちゃん、ありがと〜!!」」」」」」
在孩子們大力揮舞雙手、用力喊著的送行聲中,卡奧魯離開了孤兒院。
ぶんぶんと力いっぱい両手を振る子供達の声に送られて、孤児院を後にするカオル。
這是常有的事。
いつものことである。
在孩子們眼裡,帶來金錢和食物的人要麼是神,要麼是女神。
孤児院にお金や食べ物をもたらしてくれる者は、神か女神。
孩子們就是那樣相信著……。
子供達は、そう信じているのだから……。
『襲擊,應該很快就會到來吧……。
(襲撃は、すぐだよなぁ……。
孤兒院位於鎮邊緣,但並非離鎮很遠。所謂的「鎮邊緣」就是房屋逐漸稀疏中斷的地帶,孤兒院就建在那裡再稍微遠一點的地方。
孤児院は町外れにあるけれど、別に町から遠く離れているというわけじゃない。家並みがポツポツと途絶え始めたあたりが『町外れ』であって、そこから更に少しだけ離れたあたりに建っているんだ。
離鎮稍遠一點的話,周圍的土地可以當菜園使用,孩子們也較不會受到欺凌。
町から少し離れていると、周囲の土地が菜園とかに使えるし、子供達が苛められることもない。
而且孩子們要到鎮上去賺點零用錢,也不至於太遠……。
そして、子供達が日銭稼ぎに町へ行くには、そんなに遠すぎるというわけじゃないから……。
總之,我好不容易離開鎮中心,才不會等著再回到鎮裡吧……』
とにかく、せっかく私が町の中心部から離れたというのに、また町の中に戻るのを待ったりはしないよねぇ……)
因為食材用完了,拉車比去程輕了不少,卡奧魯一邊拉著車一邊這麼想著。
食材がなくなったため、往路よりはかなり軽くなったリヤカーを牽きながら、そんなことを考えているカオル。
推車上原來的東西,除了被消耗掉的食材,還有一些沉重或再做一次很麻煩的物品……像是帶有微小氣泡的鈦製烹飪器具……都已經收進了物品箱。
リヤカーに積んであった荷物は、消費してなくなった食材だけでなく、重い物や再度作るのが面倒な物……微細気泡入りチタニウム製調理器具とか……は、既にアイテムボックスに収納してある。
沒必要多費力氣去搬那些東西,再說若在被襲時被弄壞也很麻煩……。
それらを運ぶのにわざわざ余計な苦労をする必要はないし、襲撃された時に壊されたりすると嫌なので……。
因為這次是晚餐的發放,收拾和應付糾纏不休的孩子們耽擱了些時間,四周已經開始變暗。
炊き出しは夕食であったため、片付けやら纏わり付く子供達の相手やらで少し遅くなり、辺りはもう暗くなっている。
就在卡奧魯覺得差不多該走的時候……。
そして、カオルがそろそろかな、と思い始めた時……。
前方出現了幾個男人。
前方に、数人の男達が現れた。
孤兒院離鎮已有一段距離,鎮那邊也被樹林等遮蔽,總之這裡就是那種「如果要從鎮裡發動襲擊,就選這裡下手!」的推薦地點。
孤児院からは充分離れており、町の方からも木々やら何やらで遮られた、まぁ、『町の側で襲うなら、ここですよ!』という、お勧めポイントのような場所である。
卡奧魯回頭一看,後方也有幾個男人的身影。
そしてカオルが後ろを振り向くと、そこにも数人の男達の姿があった。
就算不封住前後,成年人也能很快追上逃跑的小姑娘並把她制伏,然而他們如此謹慎,想必另有打算。
前後を押さえなくとも、逃げた小娘など大人の足であればすぐに追いついて取り押さえられるであろうが、それだけ慎重だということなのであろう。
那些男人無言地靠近,慢慢拉近距離。
そして、無言のまま近付き、距離を詰めてくる男達。
『前後加起來大概十個人吧……。為了抓一個小姑娘居然這麼小心謹慎啊……
(前後合わせて、10人くらいか……。小娘ひとりを捕らえるにしちゃ、随分と慎重だねぇ……。
不過應該也不會把十七個人全出動吧。剩下的人應該是先行待命,等抱著行李(我)跑累的人換班交接吧?』
でも、さすがに17人全員を出したりはしないか。残りは少し先行して待機、荷物(わたし)を抱えて走って疲れた者達からバトンタッチ、ってとこかな?)
卡奧魯一邊這麼想,前後的男人就越靠越近。
カオルがそんなことを考えているうちにも、前後の男達は近付いてくる。
不過因為還沒有人說話,也不能完全排除他們只是路過的無關行人……雖然機率只剩下小數點後幾位。
しかし、まだ何も言われていないため、この男達はたまたま通り掛かっただけの、無関係の通行人である可能性も、ゼロではない。……小数点以下(コンマ)数桁の確率ではあるが。
於是卡奧魯拉著推車靠邊避讓,讓開了路。
なのでカオルは、リヤカーを牽いたまま脇へと避けて、道を空けた。
但那群男人當然不是剛好路過,他們從前後會合後停下,正面對著已退到路邊的卡奧魯。
……が、勿論男達はたまたま通り掛かった者達ではなかったため、前後から来た者達が合流して立ち止まり、道から外れて立っているカオルに正対した。
『就知道吧~!』
(だよね〜!)
果不其然,卡奧魯並沒有露出驚訝的樣子。
まぁ、予想通りである。なので、驚いた様子もないカオル。
「……巫女,艾蒂絲吧?」
「……巫女、エディスだな?」
其中一個看起來像是首領的男人這樣問道……。
男達の内の、リーダー役らしき男にそう尋ねられ……。
「不,我不是喔?」
「いえ、違いますけど?」
「「「「「「欸?!」」」」」」
「「「「「「えええええ?」」」」」」
被那些可疑的男人盤問,並沒有必要誠實回答。
怪しい男達に誰何(すいか)されて、正直に答えねばならない理由はない。
因此卡奧魯那樣回答,不過這只是玩笑罷了。她並非拼命裝成別人來逃離現場,況且對方也不會笨到因為這種程度就說『抱歉,認錯人了』然後退場。
なのでそう答えたカオルであるが、これはお遊びである。別に、必死で他人の振りをしてこの場を逃れたいと思っているわけではないし、そもそも、向こうもこの程度で『すまん、人違いだった!』とか言って退いてくれるほどの馬鹿ではないだろう。
「別說謊!我們已經查清楚了!!」
「嘘を吐くな! 調べは付いている!!」
「既然知道,為什麼還問呢?你是笨蛋嗎?」
「分かってるなら、どうして聞いたの? 馬鹿なの?」
「嗚!你、你很吵!!」
「ぐっ! う、うるさい!!」
「被指出自己多愚蠢後還耍狠或發飆,真的很難看喔?」
「自分の馬鹿さ加減を指摘されて、ムキになったり逆上したりするのって、カッコ悪いよ?」
「閉、閉嘴啦!!」
「じゃかましいわっっ!!」
被卡奧魯嘲弄後,首領看起來就這麼輕易失去鎮定。
カオルにからかわれて、簡単に平常心を失ったらしきリーダー。
「等、等一下!我們一開始不是打算和氣地請她同行嗎!」
「ちょ、ちょちょちょ! 一応、最初は穏便に同行をお願いするって計画だったじゃないですか!」
「啊……」
「あ……」
被部下這麼指出,首領露出一副糟糕了的表情。
部下にそう指摘され、しまった、という顔のリーダー。
若是被那樣禮貌地請求,卡奧魯也不得不客氣應對,對方若裝出示弱,也不容易把他們一面倒地定成壞人。
普通にそうお願いされたのであれば、カオルも一応は丁寧に応対せざるを得ないし、下手(したて)に出られては、相手を一方的に悪者にもできない。
然而若是被近十個成年人圍住、單方面咆哮,那麼就形成了『少女被一群成年人糾纏挑釁』的局面。
しかし、10人近い大人達に詰め寄られ、一方的に怒鳴りつけられたのであれば、『少女が大勢の大人達に絡まれ、因縁を付けられている』という構図が出来上がってしまっている。
在那種情況下,呼救、逃跑,甚至反擊,都理所當然不會被責怪。
充分、助けを求めたり、逃げ出したり、……反撃したりしても許されるであろう状況である。
……看來,這是被卡奧魯設下的圈套。
……どうやら、カオルに嵌められたようであった。
「唔、這、這個……
「くっ、こ、この……。
巫女大人,請隨我們同行,去見御屋形大人!」
み、巫女様、我らと同行して、御屋形様に会っていただきたい!」
就目前而言,無法斷定這些人是否與上次試圖強行帶走卡奧魯的那四人同一團伙。所以……。
この時点においては、この連中は前回カオルを無理矢理連れ去ろうとした4人組と同一グループだとは断定できない。なので……。
「咦?你們是那個前陣子想綁架我、之後因為對自己不利而想要殺我的那四人同夥嗎?」
「え? あの、先日私を拉致しようとして、自分達の都合が悪くなったからと私を殺そうとした、あの4人組の御同僚の方々ですか?」
「欸?」
「えっ?」
「什、什麼?」
「なっ?」
「沒聽說過吧?」
「聞いていないぞ?」
「這是怎麼回事?」
「どういうことだ?」
男人們之間一片混亂,騷動了起來。
男達の間に混乱が広がり、ざわついた。
「咦咦~?難道你們為了不讓自己的行為被發現,做了假報告嗎……,欸,那邊不就是你們嗎,就是那些想在抓捕或運送時趁亂殺了我、然後向上司謊報的人!」
「あれれ〜? 自分達の行為がバレないように、嘘の報告をしたのかなぁ……、って、そこにいるじゃないですか、私を殺して、上司に嘘の報告をしようとしていた人達!
啊,怕被上司說出真相,所以打算在捕獲時或運送途中趁亂殺了我,把我噤聲……」
あ、上司に本当のことを喋られると困るから、捕らえる時か移動中に、どさくさに紛れて私を殺し、口を塞ぐつもりで……」
「「「「啊!!」」」」
「「「「ひっ!!」」」」
那四個人被首領用可怕的眼神盯著,臉色都變得蒼白。
リーダーに怖い顔で睨まれて、真っ青になった4人組。
「喂,把他們帶到那邊去,給我看著!」
「おい、ソイツらを向こうに連れて行って、見張っておけ!」
於是四人加上看守被帶到稍遠的地方,面對卡奧魯的敵人減半了。
そして、4人プラス見張りが少し離れたところへ行き、カオルに応対する敵は半数になった。
比起一次對付近十個人,分成兩批各半來做會更有餘裕。
一度に10人近くをヤるより、半分ずつ2度にした方が余裕ができていい。
卡奧魯想到這裡,嘴角微微上揚。
そう考えて、口の端を歪めたカオル。
『那麼,差不多該……』
(じゃあ、そろそろ……)
就在卡奧魯這麼想的時候。
カオルがそう思った時。
「等著!你們這些人,一群人去襲擊少女,真是不可饒恕!我要懲罰你們!!」
「待て! 貴様達、大勢で少女を襲うとは、言語道断! 成敗してくれる!!」
……『灼熱的戰乙女』出現了。
……『灼熱の戦乙女』が現れた。
『計畫被搞砸了……』
(計画が、台無しだよ……)
然後卡奧魯無奈地垂下肩膀,失望不已……。
そして、がっくりと肩を落とす、カオルであった……。