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291 漂亮的商會主 2
「他那邊進展得順利嗎?」
「うまくやってるかしらね?」
「不,那總之也是大店的商會主吧?很會說話,肯定是在演戲。」
「いや、仮にも大店の商会主だよ? 口が上手くて、役者(・・)に決まってるじゃん」
「也是呢……」
「それもそうか……」
之後,我們把庫爾特商會的商會主移到別間房喚醒,然後做了各種準備……。
あの後、クルト商会の商会主を別の部屋へ移してから眼を覚まさせて、色々と仕込み(・・・)をしたのだ。
……不是用了什麼可疑藥水或洗腦,而只是『有使者帶來的,女神的託宣』而已。
……いや、怪しい薬(ポーション)を使ったり洗脳したりしたわけではなく、『御使い様による、女神様からの託宣』があっただけである。
總之,關於我們綁架七名員工加上商會主的那起事件,就這樣在模糊中被當成『沒有發生過』了。
ま、そういうわけで、私達による7人の従業員プラス商会主の拉致事件はうやむやのうちに『なかったこと』になった。
嗯,我叫商會主向員工們說:『對方身分不明,但犯人全都已死亡。若把事情鬧大,可能會玷污我方名聲,而且對方雇主大概也不會再插手了。』
うん、商会主に、『相手の正体は不明だけど、犯人達はみんな死んだ。下手に表沙汰になるとうちの名に傷が付くかもしれないし、さすがに向こうの雇い主も、もう手出ししようとは思わないだろう』と従業員達に説明するよう言ったからね。
既然是商會主親自出面施救,誰會反對他的指示呢。
商会主が直々に助けてくれたとなれば、その指示に反対する者はいないだろう。
剩下只要把供往塔沃拉斯商會王都分店和霍克斯商會的貨裡,減少海產品的供應,讓庫爾特商會的損失降到最低,大致就能恢復原狀。
あとは、ターヴォラス商会の王都支店とホークス商会に流している商品のうち、海産物を減らしてクルト商会のダメージを軽減すれば、一応は元通りだ。
對於庫爾特商會的傀儡店對恭醬的店所做的事,以及對塔沃拉斯商會王都分店的員工和試圖保護他的人──那些警備兵所做之事,處罰就是,嗯,作為報應,讓他們今後為我們所用;對於那些明明無辜卻遭受重大損失的交易夥伴,則要求賠償,讓他們償還過去的過錯。
クルト商会の傀儡商店が恭ちゃんのお店にやってくれたこと、そしてターヴォラス商会王都支店の従業員や、彼を守ろうとしてくれた警備兵にやってくれたことに対する処罰は、……うん、まあ、その報いとして、今後私達の役に立ってもらうことと、明らかに相手には非がなかったのに大損をさせた取引先には賠償する、ってことで、今までの償いをさせることにした。
……不,不是要他們為所有事情都賠償。只有在對方完全無過失,且賠償金應由本人或其配偶子女負擔時,才會這麼做。
……いや、何でもかんでも、全部賠償させるというわけじゃない。相手に全く非がなく、そして賠償金を支払うべき相手として、本人かその妻子がいる場合のみだ。
否則庫爾特商會會被搞垮,也沒必要把錢交給受害者的表姊妹或叔叔那種與事件無關的人吧。
でないとクルト商会が潰れちゃうし、被害者の従姉妹とか叔父とか、そんな関係のないヤツにお金を渡す必要はないだろう。
也就是說,不管利息多高,只要是當事人明知情況仍借款,或再惡劣的條件也明白寫在契約上的話,那就算了──『汝等(YE)無罪(NOT GUILTY)』那種事……。
つまり、いくら高金利であろうが、それを承知でお金を借りたとか、いくら酷い条件であろうが、ちゃんと契約書に書いてあったとかいう場合は、アレだ。『汝ら(YE)罪なし(NOT GUILTY)』ってヤツ……。
就這樣,這件事迎來了意外的結局,沒有鬧成大事,順利落幕。也讓我們得以確保幾個可用的棋子……。
こうして、今回の件は予想外の結末を迎え、大事(おおごと)になることなく、無事一件落着となったのであった。私達に、使えそうな手駒を確保させて……。
「才不可能吧!警備隊那邊還不知道會怎麼處理呢!」
「んなワケないでしょ! まだ、警備隊方面がどうなるか分かんないじゃないの」
「啊……」
「あ……」
麗子提出了尖銳的指摘。
レイコから、鋭い指摘が。
嗯,那邊就只能等情況明朗化了吧。
まあ、そっちは、状況が判明するのを待つしかないか。
* *
* *
然後我們恢復了平常營運(例行工作)。
そして私達は、通常営業(ルーティン・ワーク)に戻った。
恭醬在王都確保的租屋先保留下來,打算讓我們有人來送貨、察看王都情況或購物時使用;真正要常駐使用,應該還要等恭醬的店遷到王都之後吧……。
恭ちゃんが王都で確保した賃貸家屋はそのままで、私達の誰かが商品の納入とか王都の様子確認とか買い物とかで来た時に使うことにした。本格的に使うのは、恭ちゃんの店が王都に移転してからだと思うけど……。
為免我們不在時被流浪兒童佔據或被地痞混混當成窩點,我請房仲不時去查看。
そして不在の間に浮浪児達に住み着かれたり、チンピラ達の根城にされたりしちゃ困るから、不動産屋に時々確認するようお願いしておいた。
……當然,他們有向我們收那筆費用。
……勿論、その分のお金を請求されたよ。
嗯,像這種事反而要收費,責任才會比較明確。
まあ、こういうのはちゃんと料金が発生した方が、責任の所在がはっきりするからいいんだよね。
如果是免費服務,大家的義務感就會薄弱,反而會成為爭端的來源。
無料サービスとかだと、どうしても義務感が薄れちゃうから、揉め事の元になる。
若是要追求義務與責任,就得用金錢和契約把人綁住才行。
義務と責任を求めるなら、きちんと、お金と契約で縛らなきゃね。
啊,分店長來報說『當時警備隊的上官有人來問起巫女的事』,但分店長只說認得那群受商隊雇來護衛的人中的一個熟人,便把他們趕走了。
あ、支店長から『あの時の警備隊の上官の人が来て、巫女様のことを聞いてきた』っていう連絡が来たけれど、支店長は、荷を運ぶ商隊の護衛に雇った連中のうちのひとりの知り合いとしか知らない、と言って、追い払ってくれたらしい。
護衛是商隊雇的,分店長說他們自己什麼也不知道,和此次承運的商隊也沒有聯繫,雇人的是發貨方不是他們。
護衛を雇ったのは商隊だから、自分は何も知らない、もう今回の輸送を請け負っただけの商隊の者達との接点もない、雇ったのは発送側であって自分達じゃない、と言って。
流浪巫女(我)和分店長他們那時是初次見面,從我們的舉止,上官也應該看得出來吧……。
野良巫女(わたし)が支店長達とはあの時が初対面だったということは、私達の様子から上官にも分かっただろうし……。
不管上官是自行前來還是受人指示,這端的調查路線應該會在分店長這裡斷掉。
上官が自分の意志で来たのか、それとも誰かに指示されて来たのかは分からないけれど、こちら方面の調査ルートは、支店長の段階で途切れるだろう。
……好,沒問題!
……よし、問題なし!
* *
* *
「你就是那個不屬於神殿、自由活動的巫女吧?跟我們走一趟!」
「お前が、神殿に所属していない、フリーの巫女とやらだな? 俺達についてきて貰おう!」
在某城鎮的孤兒院庭院裡,正被孩子們圍著,用大鍋煮著像芋煮的東西,結果突然被四名看似士兵的人包圍了。
とある町の孤児院の庭で、子供達に囲まれながら大鍋で芋煮のようなものを煮込んでいると、突然現れた4人の兵士らしき者達に囲まれた。
反正否認也不會有人相信,而且我也向孤兒院的人和孩子們那樣自稱,沒法矇混過去。
どうせ否定しても信じないだろうし、孤児院の人達や子供達にもそう名乗っているから、ごまかしようもない。
這些人要嘛是神殿高層不喜歡非神殿巫女出頭所派來的人手,要嘛是想拉攏我、由貴族或大店派出的差使。
この連中が、神殿とは関係ない巫女が名を上げることを嫌がった神殿上層部の手の者か、それとも民衆の人気取りを狙った貴族か大店が私を囲い込もうとして出した遣いの者か。
無論如何,從他們的措辭與態度看來,並沒有對艾迪絲(我)表示敬重或要禮遇的意思。
……どちらにしても、言葉遣いと態度から、エディス(わたし)を敬うとか、丁重に扱うとかいう気はないようだ。
就算乖乖跟著也不會有好結果,但現在不妙。
素直に付いていっても碌なことにはならないだろうけど、今はマズい。
要是在這裡鬧出騷動,可能會給孤兒院帶來困擾。
ここで騒ぎになると、孤児院に迷惑がかかるかもしれない。
所以,暫時先離開這裡再說吧。
なので、とりあえずここを離れてから、かな。
不過,在那之前……。
でも、その前に……。
「那個,看起來是找我有事,但能否請您們等我把孩子們餵飽再處理我?」
「あの、何か私に御用のようですけど、子供達に食事させるまで待っていただけませんか?」
然後,那些圓溜溜、快要哭出來的眼睛盯著士兵們看……。
そして、泣きそうな眼で兵士達を見詰める、たくさんのつぶらな瞳……。
「唔……。
「うっ……。
沒、沒辦法了,快點!」
し、仕方ない、早くしろ!」
嗯,果然沒有哪個勇者能承受得了這種視線啊……。
うん、さすがに、この視線に耐えられる勇者はいないわな……。
再說了,在這個世界從一地移動到隔鄰城鎮通常要花好幾個小時,晚一兩個小時根本無傷大雅,屬於誤差範圍。
それに、隣町への移動に数時間、とかいうのが普通のこの世界じゃ、1時間や2時間遅れるくらい、どうってことのない、誤差の内だろう。
至少沒必要為了優先其他事而放棄讓孤兒們能夠飽餐一頓這個千載一遇的機會……除非你是個鬼才會這麼做。
少なくとも、孤児達がお腹いっぱい食べられるという千載一遇の機会(チャンス)を潰してまで優先させるほどのことじゃない。……鬼でなければ。
而且這些士兵對我雖然態度粗魯,卻沒有打算冷待孤兒們。
そしてこの兵士達は、私にはぞんざいな態度ではあるが、孤児達を邪険にするつもりはないようであった。
……嗯,基層士兵也不知道自己的孩子何時會成為孤兒,誰會輕易對孤兒無情呢。
……うん、下(した)っ端(ぱ)兵士なんて、いつ自分の子供が孤児になるか分からないからねぇ。そりゃ、孤児を邪険に扱う者はあまりいないだろう。
「就算叫我快點……我也沒辦法憑意志讓鍋裡的東西更快熟啊……」
「いや、早くと言われても……。私の意志で、煮える速度を速めるわけにも……」
「別囉嗦!快去做!!」
「うるさい! さっさとやれ!!」
唉,似乎把他們惹毛了。
ありゃ、ちょっと怒らせたか。
嗯,確實是多餘的挑剔了啊……。
ま、確かに、余計な揚げ足取りだったか……。
話說回來,派這些人來的是誰、目的為何,之後再問就行了。
さて、この連中を寄越したのが誰で、何が目的かは、後で聞けばいいとして。
……為什麼會是我被盯上?
……どうして私が捕捉されたか?
畢竟我會在這一帶替受傷或生病的人稍微治療,還會在孤兒院周圍捐送食物,如果有人知道『艾迪絲(我)』的存在並打算接觸我,只要把我出現過的地點在地圖上標出來,就能很容易推測我下一次會出現的地方。畢竟我並不做欺瞞作戰,而是按順序移動著做這些事……。
そりゃまぁ、このあたりで怪我人や病人をほんの少し(・・・・・)治癒したり、孤児院で食べ物を寄付して廻ったりしているのだから、『エディス(わたし)』の存在を知り、接触を企むならば、私が現れた場所を地図にプロットしていけば、次に私が現れる場所を推測するのは容易だろう。別に欺瞞工作をすることなく、順番に移動しながらやっているわけだから……。
偶爾會有很長的時間間隔,那是我在王都或小銀鎮停留的時候。
時々大きく時間間隔が開くが、それは王都とかリトルシルバーとかに滞在している時だ。
對艾迪絲來說,那只是為了施捨籌措資金或作為巫女修行的期間。
エディス的には、施しのための資金稼ぎをしているとか、巫女としての修行をしている期間、ということにしている。
也就是說,想要逮捕我的人,反而相當容易做到。
つまり、私を捕捉しようと思った者は、簡単に捕捉できるというわけだ。
……因為我就是把事情設計成那樣的……。
……そのように設定した(・・・・・・・・・)のだから……。
沒錯,要讓艾迪絲(我)的名聲足夠廣為流傳、傳到王都,到了時機就會有人來接應,事情就是這麼安排的。
そう、充分にエディス(わたし)の名が広まり、王都まで届いて、頃合いになったら(・・・・・・・・)迎えが来る、という寸法だ。
……作為『流浪巫女艾迪絲』晉升為『聖女艾迪絲』的一個步驟……。
……『野良巫女エディス』が、『聖女エディス』になるための、ステップとして……。
但那只是為了『廣泛打響名聲,萬一小銀鎮被貴族或大店欺壓時能介入援助』,並非為了被某一勢力收編或圈養。所以……
ただし、それはあくまでも『広く名を売り、もし万一リトルシルバーが貴族や大店にちょっかいを出された時に介入できるだけの影響力のある人物になるため』であって、どこかの特定の勢力に取り込まれ、囲われるためじゃない。なので……
「鍋還沒好嗎?」
「お鍋、まだ?」
「……啊,差不多可以了吧……」
「……あ、そろそろいいかな……」
不行不行,現在要把飢餓的小傢伙(孩子)們擺在最優先。
いかんいかん、今は飢えた獣(こども)達を最優先にしなきゃ。
* *
* *
「「「「「「姊姊,謝謝~!!」」」」」」
「「「「「「おねーちゃん、ありがと~!!」」」」」」
在孩子們和憂心的大人們送別下,我和士兵們一起離開了孤兒院。
子供達と、心配そうな顔の大人達に見送られて、兵士達と共に孤児院を後にした。
當然是笑著,熱情地大力揮手告別……。
勿論、笑顔で、ぶんぶんと手を振りながら……。
那些士兵連馬車都沒有,甚至連馬也沒準備。
兵士達は、馬車どころか、馬も用意していなかった。
……也就是說,要一路走路了。
……ということは、ずっと歩きである。
以配合我的步伐來說,你們走得太慢了吧?就算努力也只有普通成年男子大約三分之二的速度吧?還需要很多休息吧?
いや、私の足に合わせると、遅いよ? 頑張っても、普通の成人男性のおよそ3分の2の速度だよ? 休憩も、たくさん必要だよ?
畢竟他們可能只是下層人員,派來找我的不只有這一隊,也許還有好幾組;要為全部隊伍準備馬車或馬匹,花費會很可觀。
まあ、この連中は下っ端だろうし、私を探しに来たのはこの連中だけでなく、他にも何組かいるのかもしれない。その全部に馬車や馬を用意するのは、お金がかかるだろうからねぇ。
住處也得有馬廄能照料馬匹,馬匹的保養和飼料也不是免費的……。
宿も、厩(うまや)があって馬の世話ができるところじゃないと駄目だし、馬体の手入れや餌代とかも、無料(ただ)じゃないんだから……。
這些人看起來像士兵的打扮。
この連中は、兵士っぽい恰好をしている。
……不過是不是國家的士兵就不一定了。
……でも、国の兵士かどうかは分からないよねえ。
可能是貴族的領軍、大商家僱用的私兵、穿著成套護具且有錢的傭兵或獵人,或其他各式各樣的人。
貴族の領軍、大店が抱えている私兵、金回りが良くてお揃いの防具を着けている傭兵やハンター、その他諸々。
在孤兒院不多問是對的,所以我什麼都沒問,但現在差不多可以問了吧。
孤児院で余計なことを聞くのはマズいと思って何も聞かなかったけど、そろそろいいか。
默默走上好幾個小時對精神衛生不好,若不趕快取得情報,就無法決定我們的方針。
黙ったまま何時間も歩き続けるのは精神衛生上良くないし、さっさと情報を手に入れないと、こっちの方針が決められない。
好!
よし!
雙手輕握成拳,舉到嘴前……。
両手の拳を軽く握って、口の前に持ってきて……。
「諸位大人,請問是誰派你們來的?」
「おじさま達、どなたからのお遣いの方なのですか?」
露出一個會讓人心動的可愛笑容……。
きゃるんっ、という効果音が聞こえそうな笑顔で……。
……那為什麼你們會露出一副受驚退縮、倒退幾步的表情啊!
……で、どうしてドン引きしたような顔で後退(あとずさ)るんだよ!
現在我可是以艾迪絲的模樣出現,眼神也賣萌地垂著,不是應該會高興才對,欸!!
今はエディスの姿で、眼も可愛らしく垂れ目にしてるだろうが、ええっ!!