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287 庫爾特商會 8
「……那麼,就這樣吧?」
「……じゃあ、そんな感じかな?」
「「了解!」」
「「了解!」」
嗯,大致上的事都決定了。
うん、だいたいのことは決まった。
首先,先從庫爾特商會下手。
まずは、さっさとクルト商会を叩く。
……說到底,身分曝光危機的原因也是這傢伙的錯,那個也一併算進去處理。
……そもそも、身バレ危機の原因もコイツのせいだ。その分も追加でいく。
然後,在這期間確認警備隊與上頭有無任何反應,並依情況應對。
そして、その間に警備隊とその上の方で何か反応があるかどうかを確認して、それに応じて対処。
那一塊在不清楚對方動向的情況下沒法處理,所以現在立刻採取行動是不可能的。
そっちは、動きが分からないと対処のしようがないから、今すぐにどうこう、というのは無理だ。
所以先放一邊,採取逐個擊破的作戰。
なので、後回し。各個撃破作戦である。
不過,如果對方出乎意料地動得很快,我們也會馬上因應。
但し、思いがけず向こうの動きが早かった場合は、こちらもすぐに対応する。
最好能在警備隊內部以『那怎麼可能。是不是睡糊塗了?』、『只是最初診察時的誤診吧』之類的理由就結束就好了。
できれば、警備隊内部で『そんな馬鹿な。寝惚けていたんじゃないのか?』、『ただの、最初の診察時の誤診だろう』ということで終わればいいんだけどね。
或者,接到報告的上級負責人也那麼想並一笑置之就更好了……。
もしくは、報告を受けた上の方の担当者がそう思って笑い飛ばしてくれれば……。
至少如果在下級貴族那階段有人為了撈好處而阻止資訊流出,當對方來接觸時就能一口氣截斷『資訊已經傳開的範圍』,那會比較方便……。
せめて、下級貴族か何かの時点で、自分が甘い汁を吸おうと考えて情報を差し止めてくれれば、向こうからの接触があった時点で『情報が広まっている範囲』をサックリ、という方法が取れるのだけど……。
……不是說要屠殺所有人啦。只是稍微收拾一下而已。
……いや、皆殺しとかいうわけじゃないよ。ちょっとシメるだけだ。
嗯,現在只好祈求幸運。
ま、今はただ、幸運を祈っておこう。
* *
* *
「確認好了~,證據確鑿!」
「確認したよ~。証拠、バッチリ!」
在計畫變更會議兩天後,恭子一邊這麼說一邊出現了。
計画変更会議の2日後、恭ちゃんがそう言いながら現れた。
店裡好像以『為了進貨新產品,暫時休業』來說明。
お店は『新製品仕入れのため、しばらく休みます』ということにしているらしい。
雖然不能那麼常用,但在這個世界要去其他國家或領地常常要花好幾天、甚至好幾十天,所以偶爾請長假並不奇怪。
そう頻繁(ひんぱん)には使えないけれど、この世界では他国や他の領地に行くには何日、何十日もかかるから、たまに長期間のお休みを取ることは、そうおかしなことじゃない。
之所以特地拜託有店面的忙碌恭子去調查,是因為蕾子對我說『不管你變裝得多厲害,為了安全,白天在王都閒晃還是要稍微克制一下』。
わざわざ店持ちで忙しい恭ちゃんに調査を頼んだのは、私は『いくら変装できるとはいえ、安全のため、日中に王都をうろつくのは少し控えなさい』ってレイコに言われたから。
蕾子本人則是為了進貨外出。
そのレイコ自身は、仕入れのためお出掛け中。
長距離的話能用小型艇的恭子會比較快,但若要繞幾個不太遠的地方,能用魔法(可能是科學手段)的蕾子更快。
遠距離だと小型艇が使える恭ちゃんの方が速いけれど、そんなに遠くないところを複数廻るなら、魔法(おそらく、科学的手段による)が使えるレイコの方が速いんだよね。
對恭子來說,起降要夜間或得在離城鎮稍遠的地方才行,還有很多限制,而且她到目前為止也沒有為了進貨而四處跑的經驗,所以那些因素也要考慮。
恭ちゃんだと、離着陸は夜間だとか、町から少し離れたところでないと駄目だとか、色々あるし、恭ちゃんは今まで仕入れのための地方廻りはしていないから、そのあたりのこともあるし。
「辛苦啦~!」
「お疲れ~!」
用蕾子的光學迷彩魔法,或恭子在母艦艦內工廠做出的間諜道具,蒐證其實是簡單的工作。
レイコの光学迷彩魔法とか、恭ちゃんが母艦の艦内工場で作らせたスパイグッズとかを使えば、証拠固めなんか簡単なお仕事だ。
而且也不需要讓其他人信服,只要我們幾個自己信服就足夠了。
それも、他者を納得させる必要はなく、私達だけが納得できればそれで充分だという場合には。
沒錯,這次並不是想拿證據去交給官府。
そう。今回は、別に官憲に突き出すための証拠が欲しかったわけじゃない。
要是用這種手段取得的證據去告人,被追問『你怎麼拿到那種東西?』就會麻煩。
こんな方法で手に入れた証拠で訴え出ても、『どうやってそんなものを手に入れたのだ?』と突っ込まれたら困る。
所以,只要能確定黑幕,避免我們誤射誤判就已足夠。
だから、ただ私達が誤射、誤爆をしないように、黒幕を確定できればそれで良かったんだ。
再可疑也常有真犯人其實是別人的情況。
いくら怪しくても、実は真犯人は別にいた、なんてことは、よくあることだ。
……不過這次並非如此,主謀就是那個人,毫無懸念。
……今回はそんなことはなく、本命そのままの鉄板レースだったけどね。
「據點也已經確保好了!」
「拠点も確保したよ!」
「了解!辛苦了」
「了解! ご苦労さん」
恭子依作戰會議的決定,在王都替我們找到了合適的物件並確保下來。
恭ちゃんは、作戦会議の決定に従って、王都に物件を確保してきてくれた。
在王都暗中活動,用旅館果然不方便。
王都で色々と暗躍するのに、やはり宿屋ではやりづらい。
我們三人來回於王都、恭子的店、リトルシルバー、交易地的城鎮與其他各處,有時深夜才回,旅館那薄薄的牆壁無法讓我們開作戰會議。
私達3人が王都、恭ちゃんのお店、リトルシルバー、取引先の町、その他諸々を行ったり来たりするし、深夜に戻る時もあるし、宿の薄い壁じゃあ、作戦会議もできないからね。
所以租了間合適的房子。
なので、手頃な家を借りたのだ。
並不是要當成店面,選在離市中心稍遠、夜間出入不會太顯眼的郊區。
別にお店にするわけじゃないから、中心街からは少し離れた、夜間の出入りとかがあまり目立たない街外れ。
等恭子以後在王都開店會找更好的地點;這次先押下的地方,開店後也會保留作為祕密基地。
恭ちゃんが王都にお店を出す時には、もっと立地条件のいいところを確保する。今回押さえたところは、店を出した後も秘密基地としてそのまま維持する予定だ。
嗯,那還是遙遠的事。
まあ、それはまだまだ先の話だ。
現在,先……。
今は、まず……。
「那麼,開始收拾庫爾特商會吧!」
「じゃ、クルト商会を叩こうか!」
嗯,如果只是對恭子的店小小惹麻煩,稍微懲罰一下就行了。
うん、恭ちゃんのお店にちょっかいを出しただけなら、少し懲らしめるだけでよかったんだ。
可是,他們動用流氓和混混去襲擊塔沃拉斯商會王都分店的員工時,就從『會使髒手段的商人』升級成了『煽動凶惡犯罪的主謀』。
でも、チンピラやゴロツキを使ってターヴォラス商会王都支店の従業員を襲わせた時点で、連中は『汚い手を使う商人』から、『凶悪犯罪の黒幕』にレベルアップした。
少量商品的竊盜或背叛,只要讓他們好好反省並後悔,基本上就行了。
僅かな数の商品の窃盗や裏切り行為とかは、充分反省させ、後悔させれば、まあそれでいい。
……但涉及凶惡犯罪的話,休想放過你們!!
……でも、凶悪犯罪、てめーは駄目だ!!
而且,很可能,或者說幾乎可以確定,他們會再犯。
しかも、おそらく、というか、ほぼ確実に、またやる(・・・・)というのが確定しているし。
不管對方多會使髒手段,只要他們還是按『商人的做法』來做,我們也會用同樣『商人式的卑劣手段』回敬。
向こうがいくら汚い手を使おうが、『商人らしいやり方』で来る限り、こっちも同じように『商人らしい、汚い手』でやり返すつもりだったんだ。
但若他們脫離『商人規矩』而使用『暴力』,那我們也不介意越界回應。
でも、向こうが『商人縛り』というルールから逸脱して『暴力』という手段を使うなら、こっちも逸脱しても構わない、ってわけだ。
而且我們要用的,不是『暴力』,而是『魔力』與『科學力』。嗯嗯。
そして使う手段は『暴力』ではなく、『魔力』と『科学力』なのである。うむうむ。
* *
* *
「啊,恭子,你回來了啊……」
「あ、恭子、戻ってたんだ……」
出門進貨的蕾子回來了。
仕入れ廻りの旅に出ていたレイコが、戻ってきた。
不過所謂的『旅』對蕾子來說,即便跑幾處也只會待幾天而已。
まあ、『旅』と言っても、レイコの場合は各地を廻ってもほんの数日だけどね。
今天大家就悠閒一下,……明天開始行動吧。
今日はみんなでのんびりして、……明日から行動開始かな。
* *
* *
「拉巴特怎麼了?」
「ラバートはどうした?」
「嗯……他應該沒請假,可能在跑老客戶,或在倉庫確認庫存,或者睡過頭而遲到……」
「はて……。休みは取っていないはずですから、お得意先廻りをしているか、倉庫で在庫確認をしているか、もしくは寝過ごして遅れているか……」
這是大番頭對庫爾特商會主人的回答,而作為其中一員的番頭拉巴特一向是靠得住的,且已婚。不是會因賴床而遲到的人,況且那種人也不會成為番頭。
クルト商会の商会主にそう答えた大番頭であるが、番頭のひとりであるラバートはしっかり者である上、妻帯者である。寝坊して仕事に遅れるような者ではないし、そもそも、そういう者であれば番頭にはなれていない。
「是嗎。幫我轉告他待會來我這裡一趟。」
「そうか。後で私のところへ来るよう伝えておいてくれ」
並非要責備他,只是有點事要找他。
別に叱責するつもりではなく、少し用があるだけである。
番頭被賦予一定的自由裁量權,平時不必事事回報也沒問題。
番頭にはある程度の自由裁量権を与えているので、いちいち報告せず自由に動いても問題はない。
……然後,隔天。
……そして、翌日。
「喂,拉巴特到底怎麼回事?」
「おい、ラバートはどうしたのだ?」
他仍然沒到我這裡來露面。
まだ、自分のところへ顔を出さない。
也就是說,他從昨天就一直沒在店裡。
ということは、昨日からずっと店にはいないということである。
「那、那個是……」
「そ、それが……」
因為到今天仍看不到人影,覺得不對勁的大番頭就命令手代去他家查看,妻子說『他好像從兩天前就住在店裡了……』,讓人大為驚訝。
今日になっても姿が見えないため、さすがに怪訝に思った大番頭が手代に命じて自宅へ様子を見に行かせたところ、妻が言うには『2日前から、お店に泊まり込んでいるのでは……』と、驚いていたらしいのである。
在繁忙時期在店裡過夜並不罕見,所以她並沒覺得可疑……。
繁忙期には店に泊まり込むことも珍しくはないため、別に疑問にも思わなかったとか……。
換言之,他在兩天前的傍晚離開店裡回家後就不知去向了……。
ということは、2日前の夕方に帰宅のため店を出てから、行方が分からないということに……。
「什麼!立刻向警備隊報案!派閒著的學徒和手代去訊問與搜索,連小巷和伊爾瑪沼也要去找,還要去暗面那邊蒐集情報!」
「なっ! すぐに警備隊に届けろ! 手空きの丁稚や手代を聞き込みや捜索に向かわせろ、路地裏やイルマ沼も捜させろ、それと、裏(・)の方にも情報収集に行け!」
小巷和伊爾瑪沼是犯人丟棄屍體的老地點。
路地裏とイルマ沼は、犯罪者が死体を捨てる定番の場所である。
「是!」
「はいっ!」
儘管那人只是多名番頭之一而非大番頭,商會主仍面色大變地喊出那樣的話,員工們感動地以為這位商會主真心關懷員工,若有萬一會盡力幫忙……。
いくら番頭とはいえ、大番頭ではなく複数いる番頭のひとりに過ぎないというのに、血相を変えてそう叫ぶ商会主に、従業員達は感動していた。この商会主は、従業員のことを心配し、万一の時には色々と尽力してくださる方なのだ、と思って……。
事實上那只是出於損得計算——捨不得失去好不容易培育的人才會吃大虧——但既然行動結果一樣,便無妨。
その実、せっかくここまで育てた人材を失っては大損だという損得勘定での行動であったが、結果的には同じ行動となったわけなので、問題はなかった。
* *
* *
「從今早起,就看不到海迪爾的身影了……」
「今朝から、ハイディルの姿が見えません……」
「什麼!」
「何!」
結果,失蹤的番頭拉巴特仍未被找到,不悅的商會主這回又接到手代之一失蹤的報告……。
結局、行方不明になった番頭ラバートは見つからず、不機嫌な顔をしていた商会主に、今度は手代のひとりがいないという報告が……。
手代是住店的,表示他是在昨天晚餐到今天早飯之間失蹤的。
手代は住み込みであるため、昨日の夕食から今日の朝食までの間にいなくなったということになる。
接著連日都有新的報告傳來。
そしてそれから連日、報告が続いた。
「洛爾托斯沒來,昨晚之後就沒回家……」
「ロルトスが来ていません。昨夜から家にも帰っていないと……」
「薩羅溫出外勤後就沒回來!」
「サロウィンが、外回りに出たまま戻ってきません!」
「伊爾特斯……」
「イルテスが……」
「到底是怎麼回事!是某家商行下的手,還是幕後組織的脅迫之類的!」
「いったい、どうなっておる! どこかの商家の仕業か、裏の組織の脅しか何かか!
「警備隊在做什麼!該死的,去向伯爵大人請求援助,準備馬車!快!!」
警備隊は何をしておる! ええい、伯爵様のところへお願いに行くぞ、馬車の用意をしろ! 急げ!!」
商會主還沒察覺自己究竟招惹到了什麼樣的敵人……。
商会主はまだ、自分が何を敵に回してしまったのかに気付いてはいなかった……。