ポーション頼みで生き延びます!
庫爾特商會 3
「抱歉,打擾了!喂,請幫忙照顧這個人!!」
「すみません、失礼します! おい、この人のお世話を頼む!!」
分店長和副分店長對附近的店員這麼說完,就慌忙衝出店外。
支店長と副支店長は、近くにいた店員にそう告げて、慌てて店から飛び出していった。
當然,應該是那個『診療所』吧。
当然、行き先はその『診療所』とやらだろう。
能被送到有醫師和藥師的診療所,而不是只能祈禱的神官處,或許是幸運。
祈ることしかできない神官のところではなく、医師と薬師がいるという診療所に運ばれたのは幸運だったのだろうな。
或許,是因為有經常受傷的警備兵在場,才起了作用吧。
おそらく、怪我をすることが多いであろう警備兵が一緒だったのが功を奏したのだろう。
我想那些警備兵不會每次受傷都向神官祈禱。與其靠可能只有安慰劑效果的祈禱,他們會選擇正規的處置和藥物,畢竟經常受傷的警備兵們從經驗上更清楚哪一種有效……。
警備兵が、怪我をする度(たび)に神官にお祈りしてもらうとは思えない。プラシーボ効果しかないお祈りではなく、ちゃんとした処置と薬の方を選ぶだろうからね、怪我の多い警備兵達には経験的にどちらが効くかは分かっているだろうから……。
然後我對想代替分店長等人招待我的店員,輕輕地右手一橫示意。
そして私は、支店長達に代わって私の接待をしようとした店員に、右手を軽く横に振った。
「不,請不用客氣。工作已經結束,我要回到下屬們等候的旅館,
「いえ、お構いなく。仕事は終わりましたので、私は部下達が待つ宿屋に戻りますので。
「在離開王都之前,我會再來道別與致意。」
王都を発つ前には、また御挨拶に参ります」
店裡一開始忙碌起來,我待著只會成為累贅。
バタバタし始めた店にいては、邪魔になるだけだ。
而且我有必須前往的地方。
そして私には、行かなきゃならないところがある。
雖然會沒跟麗子和恭醬商量就擅自行事,但也沒辦法。
レイコと恭ちゃんに相談せずに独断専行になっちゃうけれど、仕方ない。
無法坐視有人會因為我們而葬送一生。
私達のせいで一生を棒に振る人ができるのは、看過できない。
……就是那個。
……アレだ。
KKR三原則的第一條。
KKR三原則の、第1条。
『不得傷害善良之人,也不得因視而不見而使善良之人遭受危害』那條規則。
『善人に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって善人に危害を及ぼしてはならない』ってヤツ。
離開店裡後,我走進一條窄巷,確認無人注目後變身。
店を出た私は、細い路地に入って人目がないのを確認し、変身した。
「變身──艾迪絲一號,開關,啟動!!」
「チェ~ンジエディス1(ワン)、スイッチ、オン!!」
我低聲喃喃念出那句固定台詞,調整了光學變裝用配件的設定,喝下能改變髮色、瞳色與膚色的藥劑,脫下外套塞進道具箱。
小さな声でお約束台詞を呟き、光学的変装用のアクセサリーの設定を変えた。そして髪と眼、肌の色を変えるポーションを飲み、上着を脱いでアイテムボックスに突っ込む。
取出艾迪絲的衣服穿好後,我把手伸進衣服內側摸索,然後脫掉裙子。
エディス用の服を取り出して着てから、服の内側に手を突っ込んでごそごそし、スカートを脱ぎ落とした。
畢竟不會在這種隨時可能有人來的地方做脫衣表演。
……さすがに、いつ人が来るか分からないところでストリップはやらない。
畢竟我穿的是日本式內衣,在這個世界裡絕對會被當成變態。
何しろ、私が着けている下着は日本式のやつなので、この世界では痴女認定間違いなしのシロモノだ。
不,即便換成這世界的內衣,在巷子裡把衣服脫到只剩內衣也會被當成徹頭徹尾的痴女……。
いや、たとえこの世界式の下着であろうと、路地で服を脱いで下着姿になっていたら、立派な痴女か……。
總之,日本的女孩都學會了邊穿著衣服套上泳衣、或在不露出內衣的情況下換衣服的技巧啊啊啊!
とにかく、日本の女の子は、服を着たまま水着を着たり、下着を見せずに着替えたりする技術を習得しているのだだだ!
* *
* *
「不好意思,我聽說這裡送來了兩個受傷的人……」
「すみません、こちらに怪我人がふたり運び込まれたと聞いたのですが……」
那位穿著類似巫女或女性神職服裝的少女走進來時,那名女性露出了一臉疑惑。
なにやら巫女か女性神官が身に着けるような衣服を纏い入ってきた少女に、怪訝そうな顔をする女性。
這也說得通。宣稱靠祈禱治癒傷病的神殿勢力,和拿刀、針線修補人體的醫師,以及靠給人吃奇怪草藥來治病的藥師關係不好,所以通常不會來診療所。
無理もない。祈りで怪我や病気を治す(と言い張っている)神殿勢は、刃物や針と糸で人間の身体を継ぎはぎする医師や、怪しげな草を食べさせて怪我や病気を治すという薬師とは仲が悪く、診療所に来るようなことはないからである。
不過,把看起來只有十二、三歲的少女粗暴對待也令人為難,這身打扮也可能只是嚮往神職的時尚。這麼想著,那名女性便好好接待了她。
しかし、12~13歳くらいに見える少女を無下に扱うのも気が引けるし、この服装は神職に憧れる少女のただのファッションかもしれない。そう思い、女性はちゃんと応対してくれた。
「喔,是警備兵和商人喔?後頭是治療室。你是其中一位的女兒嗎?」
「ああ、警備兵さんと商人さんね? 奥の治療室よ。どちらかの娘さん?」
「不,和我工作的單位有關……」
「いえ、勤め先関係で……」
那名女性的發問究竟是想核對身分,還是只是填補空檔的客套話無從得知,少女便如此含糊地回答。
身元確認のつもりなのか、ただの間を保たせるための会話に過ぎないのか分からない女性からの振り(・・)に、そう言って言葉を濁す少女。
明明只要隨便回一句「是,沒錯」就能帶過,偏偏沒說,究竟是不想說謊還是太過認真……。
適当に、『はい、そうです』と言えば済むものを、そうは言わないということは、嘘は吐きたくないのか、クソ真面目なのか……。
這麼一想,女性對少女原先抱有的那一絲不信便徹底消失。
そう思い、女性は少女に対して抱いていた僅かばかりの不信感をすっかりなくしていた。
本來就沒人會去騙取窮困診療所的利益,而且對那些被神殿神官忽視的窮人來說,診療所是他們的救命稻草,因此惡人也不會輕易來招惹這裡。
元々、貧乏所帯の診療所を騙して食い物にしようとする者などいないし、神殿の神官達が相手にしない貧乏人にとっては診療所は命綱であるため、悪党達もここに手出ししたりはしない。
如果有人這麼做,自己或家人出了事會很麻煩,不只是官府,連以前在這裡受過幫助的普通王都民、那些惡棍,還有其他人都會聯手把他們揍一頓。
もしそんなことをすれば、自分や家族に何かあった時に困るし、官憲だけでなく、以前ここに助けてもらったことのある普通の王都民やら悪党連中やら、その他諸々に袋叩きにされてしまう。
……換句話說,將診療所視為敵人的只有神官們,這裡的人對來訪者並不抱持太多警戒心。
……つまり、診療所を敵視しているのは神官達だけであり、ここの者達はあまり来訪者に対する警戒心を抱いていないのであった。
「這邊請」
「こっちよ」
在那名女性的引導下,少女被帶到內側的房間。
女性に案内されて、奥の部屋へと案内される少女。
然後……。
そして……。
* *
* *
「……請問是哪一位?」
「……どなたかな?」
被帶到的房間裡,竟然比我想像中的還要多人。
私が案内された部屋には、思ったより大勢の人がいた。
看來是診察兼治療室,雖然不寬敞,但房間裡擠滿了人……。
診察室兼治療室らしいけれど、そう広くはない部屋に、ぎっちりと……。
坐在椅子上的有一位看起來像醫師的人、一位像是藥師或助手的人,以及兩名傷者。站著的是一名年輕女性、一位三十歲上下、穿著警備隊制服的男子,還有趕來的塔爾沃拉斯商會分店長與副分店長。
椅子に座っているのは、医師らしき人物と、薬師か助手らしき人、そしてふたりの怪我人。立っているのが、若い女性がひとりと、30歳前後の警備隊の制服を着た男性、そして駆け付けて来たターヴォラス商会の支店長と副支店長。
包括我和帶我來的那名女性在內,總共有十個人。
私と案内してくれた女性を含めると、全部で10人。
裡面有診療床、藥品架、調配用設備等,顯得相當狹窄……。
診察用のベッドとか薬品棚、調剤用の設備とかもあるから、かなり狭い……。
不過帶路的那人很快就離開了,所以現在是九人,差別不大。
まあ、案内してくれた人はすぐに出ていったから、今は9人になったけれど、大して変わらない。
向我質問的是那位看起來像醫師的人。
私に誰何(すいか)したのは、医師らしき人だ。
「啊,她是受傷者所在商會的關係人。」
「あ、怪我された方の、商会の関係者です」
雖然我不是受傷者的直接熟人,但這不是謊話。
怪我人とは直接の知り合いじゃないけれど、これは嘘じゃない。
不過作為『艾迪絲』變裝的我,分店長們並不認識,露出一臉茫然。
でも、『エディス』としての変装をした私とは面識のない支店長達は、ぽかんとしてる。
「啊,我不是神殿的關係者。我是沒有隸屬任何組織的自由巫女……」
「あ、別に神殿の関係者じゃないです。私、どこにも所属していない、野良(フリー)の巫女ですので……」
「「「「「自由巫女?」」」」」」
「「「「「「野良(フリー)の巫女?」」」」」」
……嘛,普通人會驚訝的吧。
……まぁ、普通、驚くか。
我也沒聽過這種職業啊……。
そんな職業、私も聞いたことがないからなぁ……。
「……無所屬的?」
「……野良(フリー)の?」
「是的,無所屬的……」
「はい、野良(フリー)の……」
在醫師的再確認下,她再次如此回答並點頭。
医師からの再確認に、再びそう言って頷く。
然後她轉向分店長們,低聲地說道……。
そして支店長達の方に向かって、小声で……。
「我出身於某個地方都市的孤兒院。」
「とある地方都市の、孤児院の出身なんです」
話一低聲說出口,分店長和副分店長露出那種『啊──』的表情。
そう囁くと、あ、というような顔になった支店長と副支店長。
嗯,兩人長年在塔爾沃拉斯工作,對成為『小銀』前身的那所孤兒院應該多少有所耳聞。
うん、ふたりは長年ターヴォラスで働いていたのだから、リトルシルバーの前身である孤児院のことくらいは知っているだろう。
……但也不代表他們認識那裡每個孩子。
……でも、そこにいた子供ひとりひとりを知っているわけじゃない。
因此,如果那位出身於那裡的自由巫女,至今仍與已成為『小銀』的原孤兒院有所聯繫,也無可厚非。
ならば、そこの出身である野良巫女に、今もリトルシルバーとなった元孤児院との繋がりがあったとしても何の不思議もない。
「……那麼,傷勢情況如何?」
「……で、怪我の状況は?」
她們大概覺得向像我這種雖未屬神殿、但屬於『祈禱系』的巫女說明是沒意義的,不過看起來治療已經結束了。兩個傷者都包了繃帶,休假的警備隊士兵左臂被吊著,生命應該沒有大礙。
巫女、つまり神殿に属してはいなくとも『祈祷系』である私には説明しても無駄、と思っているだろうけど、見たところ、治療はもう終わっている様子。怪我人はふたりとも包帯を巻かれており、非番だった警備隊の兵士の方は左腕を吊っている。命に別状はないようだ。
因此並不急迫,也或許是要讓在場的所有人都知道,醫師便當著大家的面開始說明。
なので、特に急いでいることもなく、そして元々ここにいるみんなに対して説明をする必要があったからか、医師はみんなに聞かせるようにして説明してくれた。
「……商人這邊只有被打部位的腫脹與裂傷,以及被扭起來的左臂會痛而已,後遺症方面不用擔心。口腔有割傷,所以今天禁食,明天也要吃不需太多咀嚼的食物。至於警備隊這邊……」
「……商人さんの方は、殴られた部分の腫れと裂傷、捻り上げられた左腕が痛む程度であり、後遺症とかの心配はありません。口の中を切っていますので、今日は絶食、明日もあまり噛まずに食べられるものを。警備隊の方は……」
接著,他稍微移開視線,帶著難以啟齒的語氣說道……。
そして、患者の方から少し眼を逸らし、言いにくそうに……。
「左臂的腱斷裂了。手臂和手指還能動,但大概沒辦法恢復到原來的狀態……。
「左腕の腱が断裂しています。腕も指も動かせますが、おそらく、元のようには……。
日常生活或文書工作等不會有太大障礙,但那個……」
日常生活や事務仕事とかには大きな支障はありませんが、その……」
「也就是說,不能再當兵了嗎?」
「兵士としては働けない、と?」
當事人並未露出過於悲壯的表情,而是以平常的語氣這麼說道。
本人が、あまり悲壮そうな顔をすることなく、普通の口調でそう口にした。
接著,醫師點了點頭。
そして、こくりと頷く医師。
聽到那話後,疑似那位士兵上官的男子帶著悲痛低下了頭。
それを聞いて、多分この兵士さんの上官だと思われる男性が、悲痛な顔で俯いた。
從家僕向分店長所報的內容,大致已有一定的預想。
使用人が支店長に報告した言葉から、ある程度予想はしていた。
所以我不是以當時那個運輸商隊指揮官的模式出現,而是轉換成『艾迪絲模式』來的。
だから、あの時の輸送商隊指揮官モードではなく、『エディスモード』にチェンジしてきたんだ。
本來還打算暫時不在王都露面的『艾迪絲模式』……。
まだしばらくは王都に姿を見せるつもりのなかった、『エディスモード』に……。
如果依照我們三人制定的計畫進行,就不該做這種事。
3人で立てた計画に沿って進めるなら、こんなことはすべきじゃなかった。
分店的員工科雷的傷不嚴重,只要塗上研碎的藥草膏大概就沒問題了。
支店の従業員であるコーレイさんは、大した怪我じゃない。薬草をすり潰したやつを塗っておけば問題ないだろう。
……這不是我的出場時機。
……私の出番じゃない。
但那個休假時為了救無關的平民而毀了自己人生的愚蠢警備隊士兵,
でも、非番なのに無関係の平民を助けようとして、自分の人生を台無しにしてしまったこの馬鹿な警備隊兵士を。
還有在他身旁依偎的、看起來像是戀人的那名女性。
その横に寄りそう、恋人らしき女性を。
若不去救而選擇放棄,我就無臉面見那些相信我是女神的艾米爾等『女神之眼』的大家。
救わずに見捨てるようじゃあ、私を女神だと信じてくれている、エミール達『女神の眼』のみんなに合わせる顔がない。
不過,我也沒打算以後還要跟他們見面就是了。
いや、今後も顔を合わせる予定はないけどね。
……沒事,只要別被發現是我治好的就行了,只要不被發現!
……なぁに、私が治したということがバレなければいいんだ、バレなければ!
只要不被發現,就沒什麼大不了的!!
バレなければ、どうということはない!!