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267 商會大戰 6
蕾亞常常在城裡閒晃。
レイアは、しょっちゅう街をうろついている。
她在尋找美食和樂趣,絕不會把自己關在旅館裡。
美味しいものと楽しいことを探し求めているのだから、宿に閉じ籠もっているわけがない。
就算日落天色剛轉暗她也照常出沒,還會大剌剌地走進沒有人煙的小巷,偶爾也會離開城鎮一陣子。
陽が落ちて暗くなりかけた時刻にも平気でうろつくし、人気(ひとけ)のない路地裏とかにも平気で入り込む。時々、街を離れることもある。
反正不必擔心,所以我們也沒太放在心上。
ま、心配する必要はないから、私達はあまり気にしていないけどね。
城裡的混混們都知道蕾亞和小銀(我們)有關,也知道我們是領主大人的心頭好,還知道對我們關係者下手的人會有什麼下場。
レイアがリトルシルバー(うち)の関係者だということは街のチンピラ達には知れ渡っているし、うちは領主様のお気に入りだということも、うちの関係者に手出しした者達の末路も、みんなが知っている。
而且,很少有人會去對為孤兒付出心力的人或其周邊下手。
それに、孤児のために尽力する者や、その関係者に手出しするチンピラは、あまりいない。
因為『孤兒』對他們來說是『曾經走過的路』,也可能是他們自己的孩子『將來會走的路』。
孤児というのは、彼らにとっては『いつか来た道』であり、自分の子供達が『いつか行く道』であるかもしれないのだから。
再說了,蕾亞本來就不是會被人類襲擊後就吃虧的那種生物……。
ま、そもそも、人間に襲われてどうこうされるような生物じゃないからね、レイアは……。
因此,所謂的『夜釣』並不需要做什麼特別改變,誘餌和佈置都照常。
そういうわけで、『夜釣り』は、別に何か変わったことをする必要はない。餌も仕掛けも、いつものままで。
只要暗地裡讓分店的員工知道蕾亞對我們很重要就夠了,間接地……。
支店の従業員に、レイアがうちにとって大事な人物であるという情報をそれとなく(・・・・・)伝えてやるだけでいい。間接的に……。
這並非謊言,就算去調查取證,旅館的人和街上的人也只會說出能證實那點的話。
それは嘘じゃないし、裏を取るために調査しても、宿の人達も、街の人達もそれを裏付ける話しかしないだろう。
那樣一來,這個消息會傳到羅迪里希那裡,他大概會開始各種盤算。
そうすれば、その話がローディリッヒに伝わり、ま、色々と画策することだろう。
孤兒……不,曾是孤兒的人會被視為危險,會認為像蕾亞這種看起來無助、但明顯身分較高的人可以輕易抓到……。
孤児……、いや、元孤児(・・・)達は危険だと判断して、無力そうで明らかに身分が高そうに見えるレイアなら簡単に確保できると考えて……。
* *
* *
果然,羅迪里希他們並沒有立即採取行動。
さすがに、ローディリッヒ達はすぐに行動に移すことはなかった。
畢竟四個滿臉瘀青的男人一起行動很顯眼,一被目擊者瞥見就完了。
まあ、顔がボコボコの男4人が一緒に行動していたら目立つし、目撃者にチラリとでも見られればアウトだ。
再說,如果暴跳的孩子揮出的手打到臉,肯定會讓人當場痛得哀號。
それに、暴れる子供が振り回した手が顔に当たれば、一発で悶絶モノだろう。
說實在的,他們不會再自己動手第二次吧。
さすがに、次も自分達でやるとは思えない。
分店撤退是商會主的意向,已成定案(從王都來的番頭告訴穆諾先生),但羅迪里希他們似乎在拖延回王都。
支店の撤退は商会主の意向なのでもう決定事項らしいけど(王都から来た番頭さんが、ムーノさんに教えてくれた)、ローディリッヒ達は王都への帰還を引き延ばしているらしい。
只要說是去向老主顧道別或做些後續(譬如介紹給別的交易夥伴),被派來的番頭也不能硬性否決。
まあ、今までのお得意さんへの挨拶やフォロー(別の取引先への紹介とか)をすると言えば、派遣された番頭さんも無下にはできないのだろう。
……其實顧客都已經轉到穆諾那裡去了,根本不需要太擔心。
……実際には、顧客は全てムーノさんのところに移っているから、そんな心配は必要ないんだけどね。
真希望他們乾脆放棄,回王都去就好……。
さっさと諦めて王都に引き上げてくれればよかったのに……。
他們大概以為如果能為王都本店建立直接收購這裡特產的通路,就能立下大功。
ま、ここの特産物を王都の本店が直接買い入れるルートを確立すれば、手柄になるとでも考えているんだろうな。
到時就能說『不經過分店,直接由王都本店進貨,因此不再需要設分店,成功大幅削減經費!』之類的話。
そうすれば、『支店を介さず、直接王都の本店が仕入れることができるようにした。なので支店を置く必要がなくなり、経費の大幅削減に成功した!』とか言えちゃうかもしれないよね。
那樣一來,不但不會被罵,反而會被記上一筆大功。
そうすれば、大失点どころか、一転、大手柄だ。
……當然,前提是事情順利才行……。
……うまくいけば、だけどね……。
總之事情就這樣平靜地過了好幾天,但拖太久也不好。
とにかく、そういうわけで数日間は平穏に過ぎ去ったのだけど、あまり長引いても困る。
不能讓孩子們單獨去城裡送貨,當然連玩耍也只限於我們的院子範圍內。
子供達だけで街に配達に行かせられないし、勿論、遊ぶのもうちの敷地内限定になる。
除了限制孩子們之外,我和蕾可也得陪同去送貨的孩子們。
子供達への制限もだけど、私とレイコも配達に行く子供達に付き添わなきゃならない。
……話說回來,理應只要我或蕾可其中一人去就行了,但事情並非如此。
……というか、それなら私かレイコだけが行けばいいじゃん、ってことになるけれど、そういうわけにもいかないのだ。
孩子們絕對不會接受那樣的做法。
子供達が、絶対に許容しないからね、そんなこと。
因為是他們的關係,讓我和蕾可代替他們去送貨,孩子們是絕對無法原諒的。
自分達のせいで、私とレイコが子供達の代わりに配達するなんて、絶対に許せないらしい。
他們是覺得自己的存在意義會被剝奪嗎……。
自分達の存在意義を脅かされるとでも思ってるのかねぇ……。
總之,孩子們似乎把我們的陪同當成負擔,大家的臉色都不太好。
とにかく、私達が付き添うことを子供達が負担に思っているらしく、みんなの顔色が良くない。
我們也不喜歡被這樣占用時間……。
私達も、時間を取られるのはありがたくないし……。
而且,若不趕快了結此事,就會一直持續支付給蕾亞作為委託費的『額外津貼』。
それに、早く決着が付かないと、レイアに依頼料として渡す『割増し手当』の支払いが延々と続くのだ。
明明只是做和平常一樣的事,她卻要求『任務進行中就持續發給手當』,不是按件計酬。
いつもと変わらない行動を取っているだけなのに、『依頼任務中は手当を払い続けてもらう』と言いやがったのだ、1件当たりの請負仕事ではなく。
她果然看穿了這件事會拖得很久啊。
この件が長引くことを読んでいやがったな。
……失敗了!!
……失敗した!!
* *
* *
又過了好幾天……。
更に数日が経ち……。
「喔,來了來了……」
「お、来た来た……」
天色也差不多要暗了。
もう、そろそろ暗くなってきた頃。
……是啊,乖孩子早就回家的時間了。
……そう、良い子はとっくに家に帰っている時間だ。
這陣子我一直戴著眼鏡。
私は、ここのところずっと、眼鏡を掛けている。
大致從早上開始戴到看到蕾亞傍晚或夜裡回到旅館、確定她當天不再外出為止。
概ね、朝方から、レイアが夕方か夜に宿に戻って、もうその日の外出はないな、と分かるまで。
當然,我戴的並不是普通的眼鏡。
勿論、掛けているのは普通の眼鏡じゃない。
就是那個在中隊長尋寶時出道的探索眼鏡『サーチャー』。
あの、中隊長さんの宝探しでデビューした、探索眼鏡の『サーチャー』である。
它在調查流行病原因時也發揮了作用,之後改名為『温センサー』,也用來探索溫泉。
流行り病の原因調査でも活躍し、その後『温センサー』と名を変えて、温泉の探索にも使った。
……不過並沒有發現附近的新溫泉就是了。
……近場の新しい温泉は発見できなかったけどね。
我把探索目標設定成蕾亞和那四人組。
それを、探索対象をレイアとあの四人組にセットしてあるのだ。
不過無論如何,絕不會把所有責任丟給蕾亞一個人。
いや、いくら何でも、レイアひとりに丸投げはしないよ。
……主要是為了保護犯人的性命安全、防止城裡居民或建築物受損,以及避免不該被揭露的事曝光。
……主に、犯人達の生命の安全と、街の人達や建物とかの被害、バレてはいけないことの露見とかを防ぐという理由によって。
被他們雇用的人果然無法被偵測到。
連中に雇われた者は、さすがに探知できない。
當然,不可能以『對蕾亞懷有惡意的人』這種條件來指定偵測對象。
そりゃ、いくら何でも、『レイアに害意を持っている者』なんて指定の仕方ができるわけがない。
但是如果事先指定了『這個人類』,雖然不知道他是怎麼識別的,達到偵測範圍內就會出現標記。
でも、予め『この人間』と指定しておけば、どうやって識別するのかは分からないけれど、探知範囲内であればマーカーが出る。
大概是用生體電流的波形或頻率、腦波或氣場之類的東西來識別吧。那是像神一樣進化的生命體的技術,想得太深入也沒用。
多分、生体電流の波形や周波数とか、脳波とか、オーラとか、何かそういうもので識別しているのだろう。神のように進化した生命体の技術なんだから、深く考えても仕方ない。
到了要動手的時候他們也會行動,所以一旦顯示屬於他們的標記接近外出的蕾亞,我們就會出手。……由我和蕾可出動。
ことに及ぶ時には連中も動くだろうから、連中を示すマーカーが外出中のレイアに接近したら、私達も動くことになっている。……私とレイコが、ね。
蕾亞住的是高級旅館,我也已經給了旅館的人小費拜託他們多多配合,所以在旅館內不用擔心。
レイアが泊まっているのは高級宿だし、宿の人には私からチップを弾(はず)んで色々とお願いしてあるから、宿の中では心配することはない。
……而現在,顯示蕾亞在旅館外移動的藍色標記,正被四個紅色標記接近。
……そして今、宿の外を移動しているレイアを示す青いマーカーに、4つの赤いマーカーが接近している。
「紅色標記四個,高速接近中。攔截機(インターセプター),立刻起飛!!」
「赤色マーカー4つ、高速接近中。要撃機(インターセプター)、直ちに発進!!」
「了解(ラジャー)!米妮和伊莉,指揮大家防衛小銀(這裡)!」
「了解(ラジャー)! ミーネとイリーは、みんなを指揮してリトルシルバー(ここ)の防衛!」
「「是!」」
「「はいっ!」」
接到我發出的『敵人,發現』通報後,蕾可下達指示,米妮和伊莉元氣十足地回應。
私からの『敵、発見』の報告を受けたレイコの指示に、元気に答えるミーネとイリー。
米妮九歲,伊莉十歲,雖然在孤兒院時期如何不說,但在小銀這裡米妮是前輩。
ミーネは9歳、イリーは10歳だけど、孤児院時代はともかく、今はミーネの方がリトルシルバー(ここ)では先輩だ。
而且米妮比較厚臉皮,處事果斷。
それに、ミーネの方が図太く、割り切りが早い。
因此在我們不在時就把指揮交給米妮,伊莉擔任她的助理。
なので、私達が不在の時の指揮はミーネに任せ、イリーがその補佐に就く。
無論軍隊或一般社會,年齡在上下關係裡並不重要。第一看階級、職位,第二看序列,第三看年資,第四看能力。
軍隊でも一般社会でも、上下関係に年齢なんか関係ない。一に階級・役職、二に序列。三に年数、四に能力。
而米妮是這群人中唯一帶著新兵闖過敵陣、靠自己到達這裡的老兵。把我們的空缺交給她完全不用擔心。
そしてミーネは、この中でただひとり、新兵(ひよっこ)を連れて敵中突破、ここまで独力で辿り着いた古参兵だ。私達の留守を任せるのに、何の心配もない。
畢竟我們要去找的是現在最危險的那群人,這裡被襲擊的機率幾乎為零。
まあ、今一番危険な奴のところに私達が出向くわけだから、ここが襲われる確率はほぼゼロだけどね。
「好,出擊!」
「よし、出撃!」
* *
* *
「咦?他們不靠近啊……」
「あれ? 近付かないなぁ……」
四個紅色標記在接近蕾亞的藍色標記到一定程度時就停下來了。
4つの赤いマーカーは、ある程度レイアの青いマーカーに近付いたところで停止していた。
「是在計算時機,還是……」
「タイミングを計っているのか、それとも……」
周遭已經相當暗了,不過很快就能看見蕾亞。
もう辺りはかなり暗くなっているけれど、もうすぐレイアを視認できる。
但那也表示靠近蕾亞的人(……)也能視覺上看到我們(……)。
しかしそれは、レイアの近くにいる者(・・・・・・・・・・)からもこちらを視認(・・・・・・・・・)できる(・・・)ということだ。
也可能會被我們沒掌握到的某些人發現……。
私達が把握していない、何者かからも……。
「啊!」
「あ!」
「怎麼了?」
「どうしたの?」
「啊,不,這,……沒事!」
「あ、いや、その、……何でもない!」
糟了,我剛剛走神了!
いかん、ボケてた!
現在已經天黑了,人來人往幾乎看不到。
今はもう暗くなっていて、人通りは殆どない。
而且我們已經在蕾亞的附近了。
そして私達は既にレイアのすぐ近くにいる。
……那就讓『サーチャー』不只顯示蕾亞和那群人,而是把所有人都映出來不就行了!
……ならば、サーチャーにレイアとあの連中だけでなく、全ての人間(・・・・・)を映し出せばいいじゃん!
反正在這狹小範圍內,除了相關人士外幾乎沒有人了。
もう、この狭い範囲には関係者(・・・)以外の者はほぼいないんだから。
白天大街上的人潮會被人標記填滿沒用,但現在以蕾亞為中心、半徑五十公尺範圍的路上,哪有多少人啊……。
昼間の大通りの雑踏とかだと人間のマーカーで埋め尽くされて役に立たないけれど、今、レイアを中心とした半径50メートル圏内の路上に、何人の人間がいるっていうんだよ……。
然後,將搜尋器的探索目標改變之後……。
そして、サーチャーの探索対象を変更すると……。
「找到了~!!」
「居た~!!」
圍繞著蕾亞,出現了三個人的反應……。
レイアを囲むように、3つの人間の反応が……。