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257 意想不到的敵人3

在沒有交接的情況下,分店的四位主管一辭職,店裡就會亂成一團。

引き継ぎもなしで支店のトップ4人に辞められては、店がガタガタになる。

而且,還需要與領主見面,也就是要有人介紹,否則一切都無法開始。

それに、領主との顔合わせ、つまり紹介をしてもらわないことには始まらない。

本來打算由這些人負責實務面,現在他們辭職了就沒辦法了。

そもそも、実務面はこの者達にやらせるつもりであったのに、辞められてはどうしようもない。

「你們這群人,竟敢把雷利納斯商會當作敵人,還以為能在這個國家、在商家裡繼續工作嗎!」

「き、貴様ら、レリナス商会を敵に回して、この国で、商家で働けるとでも思っているのか!」

羅迪利希滿臉怒色大喝,但穆諾卻神色自若地回應。

怒りに満ちた顔でローディリッヒが怒鳴るが、ムーノは涼しい顔で答えた。

「不,工作機會多的是。也沒必要非得在商行工作……」

「いえ、働き口など、いくらでもありますよ。別に、どうしても商家で働かねばならないわけでもありませんし……」

另外三人也帶著笑容頻頻點頭。

他の3人も、笑顔でうんうんと頷いている。

「什、什麼!你們這些人難道不覺得應該感念一直雇用你們的雷利納斯商會的恩情嗎!!」

「なっ! き、貴様達、今まで雇ってやっていたレリナス商会に対する恩義は感じないのか!!」

聽到羅迪利希的怒斥,穆諾等人露出為難的表情,聳了聳肩。

ローディリッヒの怒鳴り声に、困ったような顔で肩を竦めるムーノ達。

「不,我們只是被雇來工作,作為對價你們付了薪水,不就是這樣……。

「いえ、私達に働かせて、その対価として給金を払っていただけですよね、それって……。

這只是單純的雇傭契約,並非誰對誰有恩義那種事,對吧。

ただの雇用契約であって、どちらがどちらに恩義を、とかいう話ではありませんよね。

而且即便曾經覺得有一點恩義,若在毫無過失之下被突然降為基層員工並被宣告開除而不得不離職,那份恩情在那時就會不翼而飛,反而充滿了怨恨,你們不會這麼想嗎?再者,認定這樣的商家日後再也不值得信任、再也不想有任何交往,難道這麼不可思議嗎?」

そして、それでももし幾分かの恩義を感じていたとしても、何の過失もないのに突然ヒラの従業員に落とされて、クビを宣告されて辞める羽目になった時点で、そんなもの消し飛んで、逆に怨みで一杯になっているとは思いませんか? そしてそんな商家は二度と信用しない、二度と関わるまいと考えるのは、そう不思議なことでしょうか?」

「……哽咽了一下」

「ぐっ……」

並非有人當場直接斷言說『開除!』。

直接、『クビだ!』と断言されたわけではない。

然而,當被告知『若不服從命令,就立刻開除你們』,又有『對所下的一切命令都要無條件服從』這種要求,若無法服從,那麼就等同於被『開除』。

しかし、『命令に従わないようであれば、お前達を即刻クビにする』と言われ、『命令されたことには全て無条件で従うのだ』という命令に従えないならば、それは即ち『クビ』ということである。

而且,誰會同意那種把包括犯罪在內的一切都算進去、要求『對所下命令全部無條件服從』的危險命令呢?

そして、『命令されたことは全て無条件で従う』などという、犯罪行為も全て含むようなそんな危険な命令に頷けるわけがなかった。

若這種命令傳到其他商家耳裡,他們不僅會嗤之以鼻,還會把這家商號視為會毫不猶豫地命令員工去做任何骯髒勞務的危險商家。

従業員にこのような命令を下したということが他の商家に知られれば、失笑を買うのみならず、『従業員に、どのような汚れ仕事も平気で命じる商家』として危険視されることであろう。

於是,穆諾等人離開了房間,然後就這樣走出了店門。

そして、ムーノ達は部屋から退出し、そのまま店から出ていった。

他們的私人物品昨天就已經搬走了,所有『不需要的文件』也都處理完畢。

既に私物は昨日の内に運び出しておいたし、『不要な書類』は全て処分済みである。

也事先向其他員工說明過可能會變成這樣的情況。

他の従業員達には、こうなる可能性について事前に説明してあった。

然後,結果就是……。

そして、その結果……。

*     *

*     *

「什、什麼!員工之中大多數的人都辭職了?」

「何っ! 従業員達の内、大半の者が辞めただとっ!」

上任當晚,羅迪利希一邊對穆諾等人破口大罵,一邊與一夥人豪飲;隔天接近中午回到支店長室,一聽到所收到的報告便愣住了。

着任日の夜、ムーノ達に対する罵倒の言葉を吐き散らしながら取り巻き達と暴飲したローディリッヒは、翌日の昼前になってから支店長室に顔を出した途端に受けた報告に、愕然とした。

「是、是……。聽到昨天羅迪利希大人說的『基層員工沒有權利反抗身為支店長的我』和『若不服從命令,就立刻開除你們』,大家都被嚇到了……」

「は、はい……。昨日の、ローディリッヒ様の『ヒラの従業員には支店長である私に逆らう権利などない』、『命令に従わないようであれば、お前達を即刻クビにするぞ』との発言を聞き、恐れを為したようで……」

當然,那話本來是羅迪利希用來狠狠教訓一下對他最初命令不滿而回嘴的穆諾等人,讓他們乖乖服從的話。

勿論、あれはローディリッヒの最初の命令に不服そうな言葉を返したムーノ達に『ガツン』と一発喰らわせて、従順にさせるための言葉であった。

只是因為他大聲怒吼,其他員工也都聽到了……接著,頗有人望的前任支店長在內的高層們全數被解雇。

しかし、大声で怒鳴ったため他の従業員達にも聞こえ、……そしてその直後に、人望があった前支店長を始め、首脳陣が全員解雇。

接手掌權的是商會主的次子,似乎把員工當成使喚的消耗品,那個混蛋以及他的走狗們。

後を取り仕切るのは、商会主の次男である、どうやら従業員など使い捨ての道具としか思っていないらしいクソ男と、その腰巾着達。

覺得自身處境有危機的女性員工大半立刻辭職。

自分達の身に対する危機感を覚えた女性従業員達の大半が、即座に辞職。

男性員工也因感到店鋪前途堪憂而紛紛辭職。

男性従業員達は、店の将来に危機感を覚え、次々と辞職。

不是猶豫、不是去找上司商量,也不是遞交請辭申請,而是在當天就寫好辭職書,等羅迪利希等人出去喝酒後立刻提交,帶走私人物品就離開了,聽說就是這樣。

逡巡(しゅんじゅん)とか上司に相談とか退職願い(・・)の提出とかではなく、その日のうちに書き上げた退職届け(・・)をローディリッヒ達が飲みに出た直後に提出し、私物を持ち帰ってそのまま、ということであったらしい。

留下來的則是對下一份工作感到不安的人、想巴結新支店長以求升遷的人,以及妄想藉由迷惑商會長的次子羅迪利希,奪得未來商會主夫人之位的女性之類。

そして残ったのは、次の働き口(・・・・・)に対して不安を感じた者、新支店長に取り入って出世を、と企む者、そして商会長の次男坊であるローディリッヒを誑(たら)し込んで未来の商会主夫人の座を、とか考えている女性とかである。

她們還不知道羅迪利希回王都時根本不會帶著這種地方城市的員工或當地女性同行……。

ローディリッヒが、王都へ戻る時にこんな地方都市の従業員や現地の女性を連れていくことなどあり得ない、ということも知らずに……。

*     *

*     *

「現在大概已經面色蒼白了吧……」

「今頃は、蒼白でしょうねえ……」

「是的,應該是……」

「はい、おそらく……」

我(卡奧魯)帶著壞笑,一邊吃著早午餐一邊這麼低語,穆諾先生則回應道。

悪い顔で、朝食兼昼食(ブランチ)を食べながらそう呟く私(カオル)と、それに答えるムーノさん。

平常是一天三餐的『利特爾西爾佛』,但今天因為時間關係改成吃早午餐。

いつもは一日三食のリトルシルバーだけど、今日は時間の都合で、ブランチである。

要在太早的時間集合,成員陣容太過豪華了……。

あまり早い時間に集まるには、メンバーが豪華すぎたので……。

沒錯,這是謎樣的秘密結社『大金』的聚會。

そう、謎の秘密結社、『ビッグゴールド』の集会である。

參加成員有我(卡奧魯)、領主大人、領主府的家令大人、穆諾先生,以及三位商人。

参加メンバーは、私(カオル)、領主様、領主様のところの家令さん、ムーノさん、3人の商人さん。

一邊用餐時討論的議題,當然就是那個次男的事。

食事しながらの議題は、勿論あの次男坊の件。

不過大家並沒有皺眉或露出難色。為什麼呢……。

でも、別にみんな額にシワを寄せて難しそうな顔をしているわけじゃない。なぜならば……。

「計畫如期進行……」

「計画通り……」

嗯,作戰計畫已在兩天前制定完畢,現在只是確認進度而已。

うん、既に作戦は2日前に立案済みであり、今はその進捗状況の確認をしているだけだから。

而且,到目前為止一切順利。

そして、今のところ問題なく進んでいる。

所以大家正愉快地閒聊,情況就是如此。

なので、みんなで楽しく御歓談中、ってわけだ。

「除了那些事先決定要轉職到我們這裡的人之外,也有人因為覺得新支店長實在太不妙而臨時決定轉職。除去從一開始就沒被聯絡的人,幾乎沒有人留下來。」

「うちへの転職を事前に決めてくれていた者達の他にも、新支店長があまりにもヤバそうだと思って急遽転職を決断した者もいます。最初から声を掛けなかった者以外で残留した者は、殆どいません」

「把累贅和麻煩人物留在那裡,合格的人才一把接走。真是順利啊……」

「お荷物や問題児は残して、まともな人材はそっくりいただき。うまく行きましたね……」

沒錯,大家都有了下一份工作,那裡的雇用條件比現在好,而且能在值得信賴的前上司手下工作。正因為條件如此齊備,大家才會一口氣辭掉雷里納斯商會的分店。

そう、ちゃんと次の勤務先が決まっていて、そこの雇用条件が今より良くて、信頼できる元上司の下で働ける。こんな条件が揃っていたから、みんな一斉に辞めたんだよね、レリナス商会の支店を。

不然有家庭的人根本無法輕易辭職。

そうでないと、家族持ちとか、そうそう今の仕事先を辞められるわけがない。

即便如此,也有人因為擔心剛成立的新商會不穩,或怕得罪雷里納斯商會而選擇留下;我們有去挽留,但那也無可奈何。

それでも、できたばかりの新しい商会に移るのが不安だとか、レリナス商会を敵に回すのは怖いだとかで、声を掛けたけれど残留した人もいるけれど、それは仕方ない。

有家庭的人不會輕易冒那種險啊。

家族持ちは、危険は冒せないからねえ。

說要把雷里納斯商會當成敵人,倒是在王都做生意時可能有影響,但在這種地方小城裡大概沒什麼關係。畢竟他們只有一間分店而已。

レリナス商会を敵に、とかいっても、王都で商売するならばともかく、こんな地方の街だと殆ど関係ないだろうけどね。支店がひとつあるだけだし。

……不過嘛,我們現在正要向王都進軍(……)。

……まあ、私達は今から、王都へ進出する(・・・・・・・)んだけどね。

當然,接收分店員工的並不是小銀(我們)。而要進出王都的計畫也不是由我們直接負責的……。

勿論、支店の従業員達を引き取ったのは、リトルシルバー(うち)じゃない。そして、王都へ進出するのも……。

那是由穆諾先生創立的新興商會『塔沃拉斯商會』所為。

それは、ムーノさんが立ち上げた新興商家、『ターヴォラス商会』によるものだ。

商會名沒有用穆諾先生的名字而冠上這座城的名,目的是為了毫無疑義地表明商品出處,並明示領主大人就在背後支持。

商会名にムーノさんの名を使わずこの街の名を冠したのは、商品の出元を誤解の余地なく示せることと、領主様がバックに付いていることを明示するためだ。

冠上領都之名的商會,不可能和領主大人關係不好,對吧。

領都の名を冠した商会が、領主様と仲が悪いわけがないよね。

而且總店不設在王都,而是設在這一座城,塔沃拉斯。

そして、本店は王都ではなく、この街、ターヴォラスに置く。

那樣比較容易躲開王都其他商會和貴族的干涉。

その方が、王都の他の商会や貴族達からのちょっかいを回避し易いからね。

就算有人出言挑釁,王都分店的店長只要說「那只是個受僱員工,我沒有權限做這種保證」或「請向商會主反映」,就能敷衍過去。

何か言われても、王都支店の支店長が『それは、ただの雇われ従業員に過ぎない私ではお約束するだけの権限がございませんので』とか、『それは商会主にお話し下さい』とか言えば済む。

就算被委託仲介,也能拖延。

仲介を頼まれても、引き延ばしできる。

距離是最大的防壁,嗯。

距離は最大の防壁だよ、うん。

穆諾先生的新興商會『塔沃拉斯商會』是由小銀(我們)、領主大人,以及三位商人出資成立的。當然,穆諾先生也把所有積蓄投入其中。

ムーノさんの新興商家『ターヴォラス商会』は、リトルシルバー(うち)、領主様、そして3人の商人さん達からの出資で設立された。勿論、ムーノさんも貯金を全て供出している。

換句話說,得罪『塔沃拉斯商會』就等於得罪以上所有人。

つまり、『ターヴォラス商会』を敵に回す者は、その全員を敵に回すということだ。

……尤其是得罪領主大人。

……特に、領主様を。

這是被允許冠上領都之名、由領主親自出資、為了領地發展而成立的商會。

領都の名を冠することを許し、領主自らが出資している、領地の発展を願い設立された商会。

若對那家商會發動攻擊,不論對方多麼大的商號或多麼有勢力的貴族,都不會善了。

その商会に対して攻撃を加えたならば、いくら大店だろうが貴族だろうが、ただでは済むまい。

嗯,總之就是這樣。

うん、ま、そういうことだ。

等了一年十個月,讓大家久等了!

1年10カ月、お待たせしました!

『為了老後在異世界存下八萬枚金幣』書籍第6卷已於7月2日順利刊行!(^^)/

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』書籍6巻、7月2日に無事、刊行!(^^)/

封面與插畫改由負責單行本的漫畫家本江惠介老師繪製,接著是綁架、軍艦伊拉斯的遇難、畫廊咖啡廳的開幕,以及雷菲利亞貿易的設立,還有『通往切爾西·特拉瓦羅斯之路』……。

表紙やイラストを、コミックス担当の漫画家さん、モトエ恵介先生に変更しての、誘拐、軍艦イーラスの遭難、ギャラリーカフェの開店、そしてレフィリア貿易の設立、『チェルシー・テラワロスへの道』……。

內容滿載,出發吧!(^^)/

てんこ盛りで、行きまっしょい!(^^)/