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250 再出擊 5
『果然,既然要把店鋪交給別人,就得是個可信任、投緣、有能力、為人不錯、又有幹勁,而且還無業看起來很閒的人……那種人根本不存在!就算有人能力和性格符合條件,那種人也不會無業閒得發慌啊!』
(やっぱり、店を任せるのだから、信用できて気が合って、能力があっていい人で、やる気があって無職で暇そうにしている人……、って、いないよ! そんな人はいないし、もし能力や性格が条件に合った人がいても、そんな人が無職で暇そうにしていたりしないよっ!)
回到住處(也就是店裡)的路上……。
自宅(おみせ)への帰り道……。
恭子想起從前カオル曾問她:「恭子,你知道有沒有那種既便宜又好吃、又舒適而且總是沒人的店?」她當時大聲吼道:「哪有啦!那種店根本不存在,好的店怎會總是沒人!再說了,如果一直都沒人的話店早就倒閉了不是嗎!!」
恭子は、昔、カオルに『恭ちゃん、安くて美味しくて居心地良くていつも空(す)いているお店、知らない?』と聞かれて、『ないよ! そんなお店はないし、いいお店がどうしていつも空いているのよ! そもそも、いつも空いていたらお店が潰れちゃうでしょうが!!』と怒鳴ったことを思い出していた。
當時恭子心想『你在想什麼只顧自己方便的事啊……該替店家著想吧!』恭子一直以為自己比カオル更有常識、更有分寸,可沒想到自己竟也會想出相同的東西,這讓她有些受挫。
あの時は、カオルのことを『何、自分に都合のいいことを考えてるんだか……。お店の立場も考えなさいよ!』とか思っていた恭子であるが、まさか自分も同じようなことを求めるとは、と、自分はカオルとは違って常識人かつ良識派だと思っていた恭子は少しダメージを受けていた。
事實上,カオル和レイコ也各自心裡想著『在我們三人之中,我才是最有常識的』,而彼此竟然全然不知情……。
実はカオルとレイコもそれぞれ、『この3人の中で、自分が一番の常識人だ』と思っていることなど知らずに……。
「總之,需要店員,而人力仲介那邊沒有合適的人選。如果請商業公會居中仲介,很可能會被派來其他商店的間諜,或是那些打算奪取店鋪的大商家次子、三子之類的人。
「とにかく、店員が必要だし、口入れ屋には希望する人材はいない。商業ギルドに仲介を頼むと、他の商店からのスパイとか乗っ取りを企む大店の次男、三男とかが送り込まれてくる確率が高い。
那麼就……」
となると……」
恭子說出口後,接著用力握緊雙拳。
声に出してそう言い、ぐっ、と両手の拳を握り締める恭子。
「只好自己去找!」
「自分で探すしかない!」
可是,即使那麼說,也不可能從別的店挖走好的人才。
しかし、そうは言っても、他の店から良い人材を引き抜けるはずがない。
所以……。
なので……。
「好,去孤兒院吧!」
「よし、孤児院に行こう!」
遇到人手不足就去找孤兒。
人材に困ったら、孤児。
聽了カオル提起『第一季』中的『女神之眼』,以及旅途中在長期停留的城鎮裡偶爾會雇用的那些孤兒的事,恭子會頭腦一熱就這麼想,也就不奇怪了。
カオルから聞いた『第一シーズン』における『女神の眼』とか、旅の途中に長期滞在した街で時々雇っていたという孤児達の話から、恭子が短絡的にそう考えてしまうのは、仕方のないことであった。
……是的,和レイコ一樣……。
……そう、レイコと同じように……。
果然,這三人真是『相似的同類』。
やはり、この3人は『似た者同士』なのであった。
於是恭子就那樣前往了孤兒院。
そして恭子は、そのまま孤児院へと向かった。
「請給我兩個會讀寫和計算的孩子!」
「読み書きと計算ができる子をふたり、ください!」
然後,她向院長先生和兩位幫忙的阿姨——看起來不是志願者而是拿薪水受雇的——簡單說了需求……。
そして、院長先生と、お手伝いのおばさんふたり……ボランティアではなく、雇われらしい……に簡単な要望を伝えたところ……。
「「「非常樂意!!」」」
「「「喜んでええええぇっっ!!」」」
她們二話不說就答應了。
ふたつ返事で了承されたのであった。
* *
* *
「那麼,店員就是兩位,對嗎?」
「では、店員がふたり、ということですか?」
「是的,暫且就這麼打算。開店後視情況可能會變動……」
「はい、とりあえず、それで考えています。開店後の状況によっては、変更する可能性もありますが……」
面對因恭子的詳細說明而眼神發亮、提出確認性問題的院長,恭子如此回答。
恭子の詳細説明に眼を輝かせて確認の質問をする院長先生に、そう答える恭子。
孤兒院在孩子大約五歲時便開始教讀寫和算術,還會介紹代表性的職業內容、社會機制與常識等,目的在於讓孩子們能夠走上更好的生活……。
孤児院は、5歳くらいになった子には読み書きと計算、代表的な職業の内容や社会の仕組み、常識等を教え始める。少しでも子供達がより良き人生を歩めるようにと……。
所謂『大約五歲(……)』是因為許多孩子的出生年月不明。這種孩子的年齡由院長憑經驗決定,生日則以來到孤兒院的當日為準。
『5歳くらい(・・・)』というのは、生年月日が不明である子が多いからである。そういう子の年齢は、院長先生がカンで決める。誕生日は、この孤児院に来た日である。
換言之,恭子所要求的最低條件『會讀寫與計算』,只要是這裡年長的孩子都能達到。
つまり、恭子が求める人材の最低条件である『読み書きと計算ができる者』という条件は、ここの年長者であれば全員がクリアできるということである。
孤兒會被當作新開店舖的基幹要員來雇用,不是當清掃或跑腿的那種……。
孤児が、新規開店の商店に基幹要員として雇用される。清掃員や使い走りではなく……。
而且,那兩名被雇的店員,兩個竟然都是孤兒!
それも、雇用される店員2名、両方が!
這種事以前從未聽聞,今後也極少會有先例。
そんなことは今まで聞いたことがなく、そしてこれ以降も耳にすることなどあり得ない。
……除非這次的雇用結果讓經營者滿意,然後這件事廣為傳開到這座城、這個國家,乃至周邊諸國……。
……もし、今回の雇用が経営者に満足してもらえる結果となり、その事実が広くこの街に、この国に、そして周辺諸国に広まった場合を除いて……。
驚叫出聲!!
くわっ!!
院長先生和那兩位幫忙的阿姨驚訝得瞪大了眼睛。
院長先生と、お手伝いのおばさん達の眼が大きく見開かれた。
「「「拜託了!!」」」
「「「よろしくお願いいたしますっっ!!」」」
* *
* *
「這樣一來,這附近的孩子大概都集合好了嗎?」
「これで、このあたりの子はだいたい集まったかな?」
「嗯。照你所託,我已經聯絡了這城裡所有的團體和大多數單獨活動的孩子。沒來的只有極少數的獨行者、各團體裡較年幼的那些孩子,以及照顧他們的幾名看護人員而已。」
「ああ。頼まれた通り、この街のグループ全部と、ソロの大半には声を掛けた。来ていないのは、ソロのごく一部と、各グループの年少の奴らとその世話をしている留守番役の数名だけだ」
接受恭子的委託——『我會分發食物,請把這城的所有流浪兒童都集合到河邊來;幼小的孩子和照顧他們的人不用來,那部分的食物由各隊長帶回;虛報者將嚴懲!』——的那位大約十二、十三歲的『河岸組』首領少年,聽完後挺起胸膛這麼說道。
恭子から『食べ物を配ってやるから、この街の浮浪児全員を河原に集めて欲しい。但し、幼い子とその世話役は来なくていい。その分の食べ物は各リーダーに持って帰らせる。過大申告は厳罰!』との依頼を受けた12~13歳くらいの『河原組』のリーダーである少年は、そう言って胸を張った。
看起來他在自誇,說只有自己在這城的流浪兒童中最有影響力。
どうやら、この街の浮浪児達全てに顔が利くのは自分だけだ、と自慢しているようである。
所謂「獨行者」,就是不組成任何團體,像孤狼般獨自生活的人。
ソロというのは、グループを形成せず、一匹狼として暮らしている者のことであるらしい。
獨行者似乎多半脾氣難搞,果然那些人對這名少年並沒有太大的影響力。
ソロは気難しい者が多いらしく、さすがにそれらの者にはこの少年も大した影響力を持たないようである。
住在河岸或廢屋的人,準確來說是『無家可歸的孤兒』,與沒有固定棲身之處的『流浪兒』不同,但因為カオル為了與孤兒院的孩子們區別而稱他們為『流浪兒』,レイコ和恭子也就跟著這麼叫。
河原や廃屋に住み着いている者は、正確には『ホームレスの孤児』であり、特定の寝床を持たない『浮浪児』とは異なるが、カオルが孤児院の子供達と区別するために『浮浪児』と言っているため、レイコと恭子もそれに倣(なら)っている。
河原組的首領願意服從恭子的指示,是因為恭子先以『預付』的方式請河原組全員吃得飽飽,並且給了三枚銀幣作為招集這座城流浪兒的報酬。……當然,那也是事先支付的。
河原組のリーダーが恭子の指示に従ってくれたのは、恭子が『前払い』として河原組のメンバー全員に腹一杯喰わせてやったことと、この街の浮浪児達を招集することに対して銀貨3枚の報酬を与えたからである。……勿論、こちらも前払いである。
說到三枚銀幣,在這個蔬菜便宜的國家,可以買到三十根大根(白蘿蔔)。
銀貨3枚といえば、野菜が安いこの国では大根が30本買える金額である。
那相當於讓河岸上的孩子們可以活上一週的生活費。
そしてそれは、河原に住む子供達が一週間生きていけることを意味していた。
恭子只打算僱用孤兒院裡的兩個孩子當店員,雜務則想用流浪兒來做,這當然是有原因的。
恭子が孤児院の子は店員のふたりしか雇わず、雑用には浮浪児達を使おうとしたのには、勿論理由がある。
孤兒院的孩子們有院內的生活:念書、家庭菜園之類的……。
孤児院の子供達には、孤児院での生活がある。勉強とか、家庭菜園とか……。
所以他們不能在店外隨時待命,因為不知道何時會有雜務;再說,讓大量孤兒到外頭工作,對孤兒院來說也難看。
なので、いつ雑用があるか分からないのにお店の周りで待機していたりはできないし、大勢の孤児達を外で働かせるというのは、孤児院としては体裁(ていさい)が悪い。
若只是讓兩個年長些的孩子去,孤兒院總能說出各種理由──例如因為家境困難、即將出院需要為獨立湊錢、或是去將來就職的地方先行實習等等──都說得通。
年長者ふたりくらいであれば、経営が苦しいからだとか、孤児院を出る日が近いから独立のための資金稼ぎだとか、そして独立後の就職先に先行勤務しているだとか、いくらでも言い分は立つ。
其實孤兒院本來也希望趁這個機會讓那兩人獨立,並請店家收留他們住店工作,但可惜店裡房間不足,加上恭子擔心祕密外流,因此決定仍由孤兒院讓他們通勤。
本当は、孤児院としてはこの機にふたりを独立させて、お店に住み込みで働かせてもらえればと考えていたのであるが、残念ながらお店には部屋数に余裕がなく、また恭子が秘密漏洩を心配したため、孤児院からの通いということになっている。
總有一天,他們會合租一間便宜的小房間,離開孤兒院真正獨立。
その内、ふたり共同で格安の貸間でも借りて、孤児院を出て本当に独立する日が来ることであろう。
兩人離開之後,就能再收進兩名孤兒;畢竟這次被雇的兩人,也是這樣被孤兒院安置進來的……。
ふたり出れば、またふたりの孤児が孤児院に入れる。今回雇われるふたりも、そうして孤児院に入れたのであるから……。
而恭子打算用流浪兒做雜務,還有另一個理由。
そして恭子が雑用には浮浪児を使おうとした理由は、もうひとつあった。
那就是,孤兒院的孩子們至少不會餓死。
それは、孤児院の子供達は、少なくとも飢えて死ぬことはないからであった。
相反地,流浪兒很容易因飢餓或疾病而喪命。
それに対して浮浪児達は、餓えや病気で簡単に死ぬ。
要把工作交給誰,對於善良的恭子來說,答案不言自明。
どちらに仕事を振ってやりたいかというと、まあ、人の好(よ)い恭子であれば聞くまでもない。
只是,作為正規店員要雇用的兩人必須會讀寫算、有一定信用、並保持整潔,流浪兒在這些方面就有些不合適。
ただ、正規の店員として雇うふたりは、読み書き計算、信用度、そして身綺麗にしてもらわねばならない必要性とかから、浮浪児では少し困るという事情があった。
再者,讓流浪兒看店,顯而易見會帶來額外的麻煩。
それに、浮浪児が店番をしていたのでは、余計なトラブルが発生することが目に見えている。
「那麼,照約定把肚子吃飽吧!吃飽之後會發甜食給大家喔!」
「では、約束通りお腹いっぱい食べてください! 満腹した後、甘いお菓子を配りますからね!」
餓得發慌的人聽說有吃的就聚了過來;總之不先讓他們吃飽,根本沒辦法讓他們聽你說話。……他們除了自己人和夥伴之外,誰都不信任。
腹ぺこの連中が、食べ物が貰えると聞いて集まったのである。とりあえず食べさせないと、話を聞いてもらえるはずがない。……皆、自分と仲間以外は信じない連中なので……。
而且若只是吃飽就走,那也很麻煩,所以恭子也沒忘了想辦法留住他們。
また、食べるだけ食べてさっさと帰られても困るので、引き留め策も忘れない恭子であった。
餐點是從『リトルシルバー』由カオル和レイコ一起大量準備,裝進木箱放入道具箱後,再用手推車運來的。
食事は、『リトルシルバー』でカオル、レイコと一緒に大量に作った料理を木箱に入れ、アイテムボックスに入れていたものを、リヤカーで運んできた。
同樣放在手推車上的大鍋被擱在用河岸石頭堆成的臨時灶上,放入配料燉煮成的肉菜湯。
そして、同じくリヤカーに載せて運んできた大鍋を河原の石で組んだ即席のかまどに乗っけて、具材を入れて煮込んだ肉野菜スープ。
料理的擺盤和盛裝方式都考慮到,不會讓人一把抱走整鍋或整盤。
一応、料理は鍋や大皿ごと引っ掴んで持ち逃げされないようなものにしてある。
……只是,就算有人想抱著湯鍋跑,面對這麼多孤兒要甩開他們並逃得掉也不太可能……。
……尤も、持ち逃げしようとしても、料理を抱えてこれだけの人数の孤児達を振り切って逃げ切ることは不可能であろうが……。
待大部分人都吃飽了,恭子便選好時機開始向大家解釋。
そして、あらかたの者が満腹したであろう頃合いを見計らって、恭子が皆に説明を始めた。
用來拖住他們的點心,還沒到出場的時候。
足止め用のお菓子の出番は、まだである。
「那麼,今天來到這裡的各位,我有一項通知要說。
「では、今日集まってくれた皆さんに、お知らせです。
今後若願意到我的店裡不定期幫忙挑水、做雜務、跑腿等,就會給你們零用錢和食物!」
今後、私のお店で不定期に水汲み、雑用、使い走り等の仕事を受けてくれたら、お駄賃や食べ物を渡します!」
於是,恭子正式進入了正題……。
そして、恭子が本題に入るのであった……。
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『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』也已在 Audible 上公開。
『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』も、オーディブルにて公開されています。
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