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249 再出擊 4

「……為什麼要那麼兇地罵我啊……」

「……どうしてあんなに怒られなきゃなんないのよ……」

恭子坐在自己改裝過的店──交易商店二樓的會長室裡,一邊試著椅子的坐感,一邊抱怨著。

改装した自分の店、トレーダー商店の2階にある会長室で、椅子の座り心地を確かめながら愚痴を溢す恭子。

カオル比預定時間稍早回到『リトルシルバー』,用強硬的口吻對她說:「不要再對孩子們進行那種奇怪方向的英才教育!道德和情操教育由我和レイコ來教,恭醬你負責算術、國語、理科,以及經濟!」只是因為孩子們高興地把從恭子那裡學到的事告訴了カオル,就被她那樣說了……。

予定より少し早めに『リトルシルバー』に戻ってきたカオルに、『これ以上、子供達におかしな方向への英才教育をするんじゃない! 道徳や情操教育は私とレイコがやるから、恭ちゃんは算数、国語、理科、それと経済を教えて!』と強い口調で言われたのである。子供達が、恭子に教わったことを嬉しそうにカオルに告げただけで……。

社會那方面也被說不行。她在教學時還會附帶像『在這裡,王位繼承爭鬥中敗北的第二王子一方應該將一族郎黨全部斬盡滅絕、支持對方的貴族斷絕門戶、豪商沒收財產並予以取締,這樣之後的統治會比較容易』之類的註解,所以看來是被カオル禁止了。

社会も、駄目だと言われた。『ここでは、王位継承争いに敗れた第二王子側は一族郎党皆殺しにして根絶(ねだ)やし、向こうについた貴族はお家断絶にして、豪商は財産没収の上、取り潰すべきでしたよね。そうすれば、その後の統治がもっとやりやすかったはずです』とかいう注釈を付けながら教えていたため、カオルが禁止したようであった。

若平民以居高臨下的口吻批評他國的歷史或王室的決策,一旦被對方國家的相關人士聽到,就會出大事。

他国の歴史や王族の判断について平民が上から目線で批判したりすれば、それが相手国の関係者とかの耳に入ると大変なことになる。

這個世界對平民的人權與言論自由等觀念仍不成熟,所以カオル判斷不能讓嘴快的孩子學到奇怪的東西,應該是理所當然的。

ここはまだ、平民の人権だとか言論の自由だとかいうものに対する認識があまりない世界なのであるから、口の軽い子供達におかしなことを教えられては堪らない、というカオルの判断は当然のことであったろう。

……而且,向孩子們鼓吹像『為了個人方便,把包括無辜者在內的一族郎黨全數滅絕』這種做法,也令人相當困擾。

……そして、子供達に『自分の都合により、罪のない者も含む、一族郎党皆殺し』とかいうやり方を推奨されるのも少し困る。

「唉,香要是一說起來就不聽勸,也沒辦法了……」

「まあ、香は言い出したら聞かないから、仕方ないか……」

恭子似乎並不太明白為何會被カオル那樣說。

恭子は、なぜカオルにそう言われたのか、よく分かっていないらしかった。

她在『リトルシルバー』多逗留了一會兒,等回到這裡時,托付鑰匙請工務店改裝的工程已經完工,剩下的只剩商品的搬入與陳列、加裝防盜設備等後續系統,以及店員的調度。

少し『リトルシルバー』に長居したので、こっちへ戻ってきた時には、鍵を預けて改装工事をお願いしていた工務店の作業は終わっており、あとは商品の搬入と陳列、防犯設備等の後付けシステムの設置、そして店員の手配を残すのみであった。

二樓的會長室與私人房間所需的床、書桌、衣櫃、擺飾等只要從道具箱取出就行,基本上都已經大致安置完成。剩下來的是從母艦帶來的淋浴與廁所的安裝……。

2階の会長室や自室(プライベート・ルーム)に入れるベッドや机、チェスト、置物等は、アイテムボックスから出すだけであり、既にあらかた設置済みである。あとは、母艦から持ってきたシャワーやトイレの設置が残っているが……。

她認為那些東西應該在工務店的人出入的事務結束之後再安裝,所以暫時擱置了。

さすがに、それらは工務店の者が出入りする用事が終わった後に設置すべきだと思い、後回しにしていたのである。

「明天要安裝衛浴等水路設備,還要把商品擺好……這只是從道具箱拿出來擺放的簡單工作……等等,不對,應該先把比較耗時的事做完才行啊!」

「明日は、水回りの設置と、商品を並べるか……。アイテムボックスから出すだけの、簡単なお仕事だし……、って、いやいや、それより先に、時間がかかることをやっとかないと駄目じゃん!」

……沒錯,縱然恭子有道具箱,有些事還是沒辦法縮短所需的時間。

……そう、いくら恭子がアイテムボックスを持っていようが、時間短縮のしようがないこと。

要招人。

人員募集である。

*     *

*     *

「不好意思,職介所有加入商工公會嗎?」

「すみません、口入れ屋って、商工ギルドに加盟してます?」

隔天,向商工公會接待小姐那樣問的,是恭子……也就是所謂的サラエット……。

翌日、商工ギルドの受付嬢にそう尋ねた恭子……サラエットであるが……。

「請、請稍等一下!」

「し、しばらくお待ちください!」

接待小姐這麼說著,匆忙跑上了二樓。

そう言って、受付嬢はバタバタと2階へ上がっていった。

然後很快就回來了……。

そしてすぐに戻ってくると……。

「公會長要見您,請這邊來……」

「ギルドマスターがお会いになります。どうぞ、こちらへ……」

『喔喔,公會長親自教新手嗎……真是個好公會呢……』

(おお、新米にはギルドマスターが直々に教えてくれるのか……。いいギルドだなぁ……)

恭子(サラエット)心裡暗喜,覺得自己遇到了好人。

そして恭子(サラエット)は、良い人達に恵まれたなぁ、と嬉しく思うのであった。

*     *

*     *

「……所以,你是想雇人?」

「……で、人を雇いたい、と?」

「是的。因為會處理些較為高價或稀有的商品,所以想找個值得信賴的人……。」

「はい。ちょっと高価な物や珍しい物も扱うので、信用の置ける人を、と思いまして……。

身分、家世、出身如何並不重要。孤兒、奴隸或有前科的前罪犯我都不在意……只要不是現役的罪犯就可以。

身分や家柄、実家がどうこう、というのは関係ありません。孤児だろうが奴隷だろうが前科のある元犯罪者だろうが、気にしませんので。……現役の犯罪者でさえなければ。

啊,對於有前科的人會在意其罪名。婦女強暴、搶劫殺人、竊盜之類的不行。若是為了守護什麼而不得已為之,或有確證絕對不會再犯的情形則可以。

あ、元犯罪者の場合、罪状は気にしますけど。婦女暴行、強盗殺人、窃盗とかは駄目です。何かを守るためにやむなく、とか、絶対に再犯のおそれがないと確証がある理由がある場合は、大丈夫ですけれども。

另外,也想要一些能做雜務或提水的孩子,不是常僱,而是偶爾能讓他們做些零工的那種……。

それと、雑用や水汲みをお願いする、常雇いではなく時々半端仕事を頼める子供とか……。

果然大概會從孤兒院、或橋下的流浪兒那裡募集吧……」

やっぱり、孤児院とか橋の下の浮浪児とかですかね、そういうのを募集するのは……」

恭子,也就是サラエット,口中所說的『奴隸』並不是指這個國家存在奴隸制度。正確地說,那是指因無法償還債務而被拘束強制勞動的人,或作為刑罰被迫勞動的罪犯。

恭子……サラエットは『奴隷』という言葉を口にしているが、別にこの国に奴隷制度があるわけではない。正しくは、借金の返済ができずに身柄を拘束されて強制的に働かされる者と、犯罪者が刑罰として働かされる者を指しているだけである。

這個詞被セレス賦予的翻譯能力譯成了『奴隷』。

それが、セレスが与えた翻訳能力によって『奴隷』と訳されているのである。

這個國家可不是那種抓到的罪犯可以不用工作、靠稅金吃白飯被養著的慈悲國家。

この国は、捕らえられた犯罪者が働きもせず、税金でタダ飯(めし)を喰らい養ってもらえるなどという甘い国ではなかった。

不認真工作的人會被分配到礦山或軍隊等地服役,因此大家都會好好工作。

真面目に働かない者は鉱山とか軍とかに回されるため、皆、きちんと働いてくれる。

因此,即便稱為奴隸,也不允許虐待;主人必須至少提供與一般貧民同等的衣食住,並負有病傷治療的義務,也要遵守禁止對其施暴或強迫從事性行為等規範。

なので、奴隷とはいっても虐待は許されず、主人は奴隷に対して最低限普通の貧民並みの衣食住と、病気や怪我の治療を受けさせる義務、暴力や性的なことの強要の禁止等の遵守が求められる。

也就是說,奴隸不是主人的私有物,而是在還清債務或服滿刑期之前,透過付款而被借用,算是一種重要的『代管物』。

つまり、奴隷は主人の持ち物ではなく、借金返済や刑期満了までの間、お金を払うことにより貸与されるだけであり、大事な『預かり物』というわけであった。

當然,違法奴隸不在此限,但沒有人會把違法奴隸放在會被人看見的地方,除非是宅邸的地下牢或私人擁有的礦場等特殊場所,因為一旦被發現就是重罪……。

勿論、違法奴隷はその限りではないが、違法奴隷を屋敷の地下牢や個人所有の鉱山等の特別な場所以外の、人目に付く場所に置く者はいない。バレれば重罪なのであるから……。

換言之,能當商店店員的奴隸,是指在欠債者或罪犯中,還算可信的人。

つまり、商店の店員として使える奴隷は、借金持ちか犯罪者の内の、信用できる者、ということである。

『哪有那種人啊!』

(いるものか、そんな奴!)

商工公會的公會長在心裡這麼抱怨,並非無理。

商工ギルドのギルドマスターが心の中でそう愚痴るのも、無理はなかった。

確實,這種人也不是完全不存在。

確かに、そういう者は皆無というわけではないだろう。

但那就像在賽馬場裡找一個不喜歡賭博的人,或在醫院候診室裡找健康的人一樣困難。

しかしそれは、競馬場で賭け事が嫌いな者を捜したり、病院の待合室で健康な者を捜すようなものであった。

不是說完全沒有,但要找的話還是有更好的地方可尋。

いないとは言わないが、捜すならもっといい場所があるだろう、ということである。

尤其對於極想避免發生問題的公會長來說,想盡辦法透過別管道找店員候選人,並沒有不合理之處。

特に、問題が起こることをどうしても避けたいギルドマスターとしては、何とか別のルートで店員候補を探して欲しいと考えるのは無理もない話であった。

……然後,愣了片刻後……。

……そして、暫(しば)しぽかんとした後……。

「……等一下。等、等等等等等等!你這是……不,大小姐,你打算在經手昂貴商品的店裡雇用孤兒、奴隸和罪犯嗎?不行。不,不不不不不!!」

「……待て。待て待て待て待て待て! 何か、お前……、いやいや、お嬢さん、高価な商品を扱う店に、孤児や奴隷や犯罪者を雇おうというお積もりで? いや。いやいやいやいやいや!!」

公會長和負責帶領サラエット並在一旁等候的接待小姐,都露出一副『這也太不行了~……』的神情。

ギルドマスターも、サラエットを案内してそのまま待機している受付嬢も、『ないわ~……』というような顔をしている。

「欸?可是照正常公開招募,可能會有被其他商家牽線的人來應徵,這樣比起雇用那些人不是更可靠嗎?好好待遇,他們會心存感恩,絕對不會背叛之類的……」

「え? でも、普通に募集すると他の商家の息が掛かった者とかが応募してくるかもしれないですから、そんなのを雇うよりはずっと信用できるんじゃないですか? 厚遇すれば、恩義を感じて絶対に裏切らない、とか……」

「唔……那種落到谷底的人若被雇而得到正常對待,的確會心懷感激與忠誠……但那是針對有正常心性的人而言,基本上那類人通常會……」

「う……、そんなどん底の奴が雇ってもらえて普通の扱いを受ければ、それは確かに感謝と忠誠心が……、って、それはまともな心を持った奴の場合であって、基本的にそういう奴らは……。

把保險庫的東西和貴重物品拿走後落跑,這是商家常見的麻煩事,每年都有好幾起的例行公事啊!

金庫の中身と金目の物を戴いてトンズラ、というのは、商家あるあるで、毎年何件も発生している定例行事ですよっ!

為了盡量降低風險,必須有親兄弟在身邊,且那些親人有正當職業,並讓他們簽連帶責任的誓約書,萬一出事由他們負賠償……」

少しでも危険を抑えるためには、親兄弟がいて、それらの者達がちゃんとした職業に就いていて、万一の場合には賠償責任を負っていただくべく連座誓約書を書かせないと……」

這也許是經營大量現金或高價商品店鋪時的常識。

それは、多くのお金や高額商品を扱うお店で店員を雇う時の常識なのかもしれない。

……在這個世界裡。

……この世界では。

但サラエット,也就是恭子,比起遵循這個世界的常識,更優先自己的意志。

しかし、サラエット……恭子はこの世界の常識よりも、自分の意志を優先させる。

「我認為比起把家人當人質強迫忠誠,不如雇用真正發自內心忠誠的人比較好……。」

「身内を人質にして忠誠を強要するより、本当に心からの忠誠心を持つ者を雇った方がいいと思うのですけど……。

而且若是被背叛,不就讓本人而非保證人負責就好了嗎?追到天涯海角也要究責……」

それに、裏切られれば、保証人ではなく本人に責任を取らせれば済むことでしょう? 地の果てまでも追い詰めて……」

「…………」

「…………」

真分不清是心地善良還是太嚴苛。

お人好しなのか厳しいのか、よく分からない。

恭子討厭連帶責任、連坐、緣座、鄰里組合之類的東西。

恭子は、連帯責任とか、連座や縁座、隣組とかの類いは嫌いであった。

當然,她理解日本那兒保證人的必要性,但她強烈排斥『連帶保證人』這種制度。

勿論、日本における保証人というものの必要性は認識していたが、『連帯(・・)保証人』という制度は強く忌避していたのである。

責任應該由本人承擔,只要還活著並能工作就該如此。

責任は、生きていて働ける限りはあくまでも本人に取らせる。

那就是恭子的原則。

それが、恭子のポリシーであった。

但作為公會長,一旦雇到不對勁的人發生問題就麻煩了,因此想設法派個與自己有關聯的人,作為放心的保證亦屬合理。

しかし、ギルドマスターとしては、おかしな者を雇われて何かあれば大変であるし、何とか自分の息が掛かった者を送り込んで安心材料としたい。

「職介所也有加入商工公會,但那類行業主要處理的是暫時性大量雇用,例如道路整修、崩塌復建的工人、臨時的商隊護衛、臨時徵召傭兵等。如果只是要雇一兩個店員或女僕,我們公會可以直接幫您安排喔?」

「口入れ屋も商工ギルドに加盟しておりますが、そちらは一時的に大勢の者を雇うような場合、つまり街道の補修や崖崩れ等の復旧作業員、臨時の商隊護衛、急な傭兵の掻き集め等が主な仕事ですからね。店員やメイドをひとりかふたり、という程度であれば、うちで直接お世話できますよ?」

這番說法多少與事實不符,但並非惡意。公會長是為了替顧客著想,這麼說是為了不傷及對方的職業自尊……。

多少事実に反する説明であるが、悪意によるものではない。顧客のためを思っての心遣いなので、職業的な矜持を傷付けることなくそう説明したギルドマスターであるが……。

「那是說公會會指定某人並直接推薦給我嗎?」

「それって、ギルド側が誰かひとりを決め打ちで推薦するってことですか?」

「是的,會這麼做。我們會從登記者中挑選最適合的人來介紹給您。」

「ええ、そうなりますね。登録者の中で最も適した者を選び、御紹介することになります。

當然,若面試結果不理想您可以拒絕,我們會再介紹下一位給您。」

勿論、面接の結果が思わしくなければお断りいただき、次の者を御紹介致しますよ?」

「嗯~……」

「う~ん……」

恭子對那種做法並不太贊同。

恭子は、そのやり方はあまり気が進まなかった。

若採用集體面試或競賽制,就可以找各種理由譬如『還有更好的人』之類。

集団面接やコンテスト方式であれば、他にもっと良い者がいたとか、色々と理由がつけられる。

不過若只面試一人就判定其不合格,那就是直接宣告『你沒能力』『不合格』,實在太可憐了。

しかし、ひとりだけを面接して不合格にすれば、『お前には能力がない』、『失格だ』と宣告することになり、それはあまりにも可哀想である。

「唔……」

「うむむむむむむ……」

然後,想了片刻之後……。

そして、しばらく考えた後……。

「我自己去找找看。」

「自分で探してみます」

說完這句,恭子起身離席。

そう言って、席を立つ恭子。

「欸?不、那個,等、等一下,サラエット大人!!」

「え? いや、あの、ちょ、ちょちょちょ、ちょっと待って、サラエット様っっ!!」

恭子不理會慌忙想把她留下的公會長,快步走出了房間。

慌てて引き留めようとするギルドマスターを後に、さっさと部屋を出る恭子であった。

黃金週假期,結束!!(^^)/

GW休暇、終わり!!(^^)/