ポーション頼みで生き延びます!
222 敵人 3
「啊!」
「あ!」
似乎回過神來,雷亞奔向倒在地上的米涅。
我に返ったのか、レイアが地面に倒れているミーネに駆け寄った。
她蹲下想把手放在米涅身上,但同樣趕來的我抓住她的手阻止了她。
そしてしゃがみ込み、ミーネの身体に手を当てようとしたけれど、同じく駆け寄っていた私がその手を掴んで止めた。
「你要做什麼!快點治好她……」
「何をするの! 早く治さなきゃ……」
雷亞那句話讓人高興,但那不行。
レイアのその言葉は嬉しいが、それは駄目だ。
「那是身為這孩子的雇主、也是策劃這次冒險旅程(任務)的我的職責、
「それは、この子の雇い主であり、この冒険の旅(クエスト)を計画した、私の役目よ。
……而且,你又不想被賽蕾斯發現吧?」
……それに、セレスに見つかりたくないんでしょ?」
「那些事無所謂!!」
「そんなことはどうでもいい!!」
雷亞似乎有些固執,但我在跑過來的途中已經創造出一瓶藥劑握在左手。比從物品箱取出還快,而且我本來就做成沒有蓋子的狀態,能立即使用。
レイアは何だかムキになっているみたいだけど、既に私は駆け寄る途中でポーションを創り出し、左手に握っている。アイテムボックスから取り出すより新たに創った方が早いし、元々フタがない状態で創ったから、そのまますぐに使える。
於是我無視雷亞,把左手瓶中的液體倒在米涅的傷口上,將空瓶收回物品箱,接著用右手拿出的藥劑抱著她的頭讓她喝下。
なので、レイアのことは無視して、左手に握った瓶の中身をミーネの傷口にかけ、空き瓶をアイテムボックスに収納すると、今度は右手に出したポーションを、頭を抱きかかえるようにして飲ませた。
總之,現在最優先的是儘快解除米涅的痛苦。
とにかく、今は一刻も早くミーネの苦痛を取り除いてあげることが先決だ。
「你為什麼做出這種蠢事!」
「どうしてこんな馬鹿な真似をしたの!」
被我責備的話語喚醒了米涅,微微張眼的她用虛弱的聲音回答。
私の叱責の言葉に、うっすらと眼を開けたミーネが、弱々しい声で答えた。
「我、我們都跟著你們,可如果造成卡奧爾大人和麗子大人重要的人受傷,變成既成事實,我會覺得對其他孤兒很抱歉……。卡奧爾她們接下來還得為許多孤兒努力……。
「わ、私達がついていながら、カオル様とレイコ様の大事(だいじ)な方に怪我させたなんて既成事実を作ったら、他の孤児達に申し訳が……。カオル様達には、これから、大勢の孤児達のために御活躍いただかねば……。
卡、卡奧爾大人、麗子大人……。阿、阿拉爾和其他孤兒們,請、請多多保佑他們……。
カ、カオル様、レイコ様……。ア、アラルや、他の孤児達を、お、お願いします……。
啊啊,已經感覺不到痛楚了……。
ああ、もう、痛みも何も感じなく……。
雖然時間短暫,但我做了個很好的夢。謝謝你們……。
短い間でしたが、良い夢を見ることができました。ありがとうございました……。
那麼,我就先一步前往女神大人的那裡……」
では、一足お先に、女神様の許へ……」
咚!
ごちん!
「痛!」
「痛っ!」
因為我放開了抱在膝上的頭,米涅的頭撞到地面發出了聲音。
私が膝の上に乗せて抱え込んでいた頭を離したから、地面に頭を打ちつけて声を上げたミーネ。
「想想我的本職是什麼。身為魔法使,連治癒魔法這種程度都不會使用才奇怪呢!」
「私の本職が何だったか、思い出しなさい。魔法使いに、治癒魔法程度が使えないはずがないでしょうが!」
「欸……」
「え……」
嗯,就當作是那樣吧。
うん、そういうことにしておこう。
「哇啊啊啊啊啊!!」
「えええええええ!!」
米涅摸著自己的身體,驚愕地發現本該被砍過的傷口沒有了。
自分の身体をぺたぺたと触って、斬られたはずの傷がないことに驚愕しているミーネ。
然後……。
そして……。
「啊啊啊啊啊!衣、衣服啊,那件卡奧爾大人買給我的重要衣服啊啊啊!!」
「あああああああ! ふ、服が、カオル様に買っていただいた、大切な服がああああ!!」
啊~,藥劑可修不好衣服啊。
あ~、そりゃ、ポーションじゃ服は直らないからねぇ。
對米涅來說,那件我買給她的衣服竟然那麼重要嗎……。
ミーネにとっては、私に買ってもらった服が、そんなに大事だったのか……。
「為什麼……」
「どうして……」
哎呀,雷亞那傢伙還在那裡沉浸著啊……。
ありゃ、レイアの奴、まだソレやってたのか……。
「為什麼啊!那種東西對我根本沒甚麼影響!頂多活個幾十年就死掉!連那短短幾十年也還沒怎麼活過,還只是幼生體!為什麼……」
「どうしてよっ! あんなの、私には何ともないのに! 高々数十年で死んじゃうくせに! その僅か数十年でさえまだ殆ど生きていない、幼生体のくせに! どうして……」
雷亞看起來極度慌亂……到底發生了什麼事啊。
何か、滅茶苦茶動転してるなぁ、レイアの奴……。いったい、どうしちゃったんだか。
對雷亞來說,一隻像水蚤般的低等生物的生死本不該是她會在意的事……。
レイアにとっては、たかがミジンコ並みの下等生物一匹の生死なんて、気にするようなことじゃないはずなのに……。
「怎麼了,雷亞。冷靜點!」
「どうしたのよ、レイア。落ち着いて!」
「……我有個念頭」
「……思ったの」
欸?
え?
「我想了啊,『不想消失』那種感覺……」
「思ったのよ、『消滅したくない』って……」
「不,那誰不會這麼想啊。那是理所當然的吧」
「いや、そりゃ誰でもそう思うでしょ。当たり前じゃないの」
……嗯,不過對雷亞她們來說,說不定並非理所當然吧。
……まぁ、レイア達にとっちゃ、当たり前じゃないのかもしれないけどね。
「並非理所當然……。對下等生物來說或許是那樣,但對我們而言,根本沒有那種概念……
「当たり前じゃない……。そりゃ、下等生物にとってはそうかもしれないけれど、私達にとっては、そういう概念はないの……。
不會像剛才那樣因為單純的物理現象就被消滅,如果因某些情況消失,我也只是從本體分岐出來的低位分身,對本體沒有任何影響。
さっきのような単純な物理事象で消滅するようなことはないし、もし何らかの事情で消滅したとしても、私は本体から分岐した、ずっと下位の分身体だから、本体には何の影響もない。
而且,我的記憶和經驗會回收到最近的分岐源並回饋給整體,所以我的存在和行動不會白費。因此,消失本身並沒有任何問題。
それに、私の記憶と経験は直近の分岐元に回収されて全体にフィードバックされるから、私の存在と活動が無駄になることもない。だから、消滅することには何の問題もない。
然而……剛才,當那個男人朝我衝來時。即使被那樣的金屬片刺穿也沒事,我明知道即使這具軀體破損或我的存在消失也無關緊要……但在那一瞬間、短短的一瞬,我竟然想了『不想消失』……。
なのに……、さっき、あの男が向かってきた時。あんな金属片を突き立てられても、何ともないのが分かっているのに。もしこの身体が破損したり私の存在が消滅しても、何も問題はないというのに。……一瞬、僅かに、ほんの僅かだけど、『消滅したくない』って思った……。
第一次體驗到的『吃』、『喝』、『玩』……以及與被視為下等生物的『旅店店員』等生物之間那些無意義的對話(資訊交換)。
初めて経験した、『食べる』、『飲む』、『遊ぶ』、……そして下等生物である『宿屋の従業員』とかいう生き物たちとの、無意味な会話(じょうほうのやりとり)。
那個,那個……」
それが、それが……」
啊~,會不會是『很開心』呢?
あ~、『楽しかった』のかな?
「可、可是,為什麼會做出那種事呢……
「なのに、どうしてあんなことを……。
明明才活沒多久,還會輕易消失。消失了的話,和我們不同的是所有資訊會一併消失。自己收集到的資訊、自己曾存在的意義與事實,全部都會徹底消失。竟然為了只見過幾次的無關之人……」
まだ、ほんの僅かしか生きてないのに。簡単に消滅するくせに。消滅したら、私達とは違って全ての情報が消滅するのに。自分が集めた情報も、自分が存在したという意味も事実も、全てが完全に消滅しちゃうのに。ほんの数回会っただけの、無関係の者のために……」
雷亞那傢伙太過動搖了。她的規格本來就不是那樣吧。
レイアの奴、動揺し過ぎだ。そんな性能(スペック)じゃないだろうに。
而且她說了太多危險的話!也許孩子們聽了也不會理解……。
それに、ヤバいことを口走り過ぎ! 多分子供達には聞いても理解できないだろうけど……。
不過,這些人不能掉以輕心啊……。
でも、コイツらは油断できないからなぁ……。
當我們胡鬧的時候,孩子們已經把那些小混混——不,那些已經是殺人未遂犯的人——好好地綁了起來。
私達がゴチャゴチャやってるうちに、子供達はちゃんとチンピラ……もう、殺人未遂犯だから、チンピラは立派に卒業して、凶悪犯に仲間入りかな……を縛り上げていた。
那麼,該怎麼辦呢,這些傢伙……。
で、どうしようかなぁ、コイツら……。
就算是哈恩和巴德,也不可能各自牽起神之戰車(メルカバ)和潘策(パンツァー);而能由一匹馬牽動的小型輕量『佩內洛普號』又是雙人座,沒有意義。況且根本沒有剩下一匹可以牽的馬車。
さすがにハングとバッドも、一頭ずつで神の戦車(メルカバ)とパンツァーを牽くのは無理だろうし、一頭でも牽けそうな小型軽量のペネロープ号じゃ、ふたり乗りだから意味がない。そもそも、残り一頭で牽ける馬車がないし。
……說真的,僅為了這次特地新造一輛可乘12人的馬車我不太願意啊。
……さすがに、今回だけのために12人乗りの馬車を新たに創るのは気が進まないなぁ。
12人中有8個是又小又輕的孩子……包含我們在內……但如果路況崎嶇且高低差很大,就算把馬車做得再輕也會很辛苦啊……。
12人のうち8人が小さくて軽い子供……私達も含めて……だけど、道が荒れていて高低差が結構大きいと、いくら馬車を軽くしても結構厳しそうだしなぁ……。
「麗子,該怎麼辦……,那、那是什麼!」
「レイコ、どうしよう……、って、何じゃありゃ!」
「……那是、什麼啊……」
「……何よ、あれ……」
看起來連麗子也搞不清楚,倒也不奇怪。
レイコにも分からないらしいけれど、無理もない。
空中漂浮著一個神秘的物體。
空に浮かぶ、謎の物体。
……嗯,也就是UFO。
……うん、つまりUFOだ。
為什麼能斷言呢?
なぜそう断言できるか?
本來UFO就是指身份未確認(unidentified)的飛行物體(flyingobject),所以只要是不明身分在空中飛行的物體,就可以稱為UFO。並非一定要有外星人搭乘才算。
いや、そもそもUFOっていうのが、正体が未確認(unidentified)の飛行物体(flying object)のことだから、正体不明、空を飛んでる、って時点で、UFOだ。別に宇宙人が乗ってなきゃならないってわけじゃない。
「那、你覺得那是什麼?那個……」
「……で、何だと思う? アレ……」
一個漂浮在上空數十公尺、看起來像金屬製的球體。……不,也許有數百公尺那麼大也說不定。
上空数十メートルに浮かぶ、金属製らしき球体。……いや、もしかすると、数百メートルかも。
在沒有參照物的夜空中漂浮,無法判定高度和大小,但看起來有相當的尺寸。直徑大約數十公尺左右?
比較物のない夜空に浮かんでたんじゃあ、高度も大きさも判定できないけれど、そこそこのサイズはありそうだ。直径数十メートルくらい?
明顯是與這裡的文明程度不相符的異物。
明らかに、ここの文明レベルにはそぐわない、異物。
這事就聽從閱歷豐富的麗子老師的意見吧。
ここは、人生経験の長いレイコ先生の意見を尊重しよう。
「可能性包括外星人、地底人、海底人、穆帝國的人、異次元人、未來人、機械智慧體、女神大人的座駕,……以及那個在要求作弊能力時完全不知自重的傢伙。」
「可能性としては、異星人、地底人、海底人、ムー帝国人、異次元人、未来人、機械知性体、女神様の乗り物、……そしてチート能力を要求するにあたって全く自重しなかったヤツ」
面對我呆愣的問題,麗子這麼認真地回答了我。
呆然とした状態の私の質問に、そう言って律儀に答えてくれるレイコ。
……等等,最後那項不是在說你嗎。
……って、最後の、アンタやん。
賽蕾斯的本職大概只是管理次元世界的崩壞防止,其他的事頂多算是消遣玩樂。偶爾對人類發出大型災害的警告,或是一時興起捉弄一下,也都是她在做的事。
セレスは、本来の任務としては次元世界の崩壊防止に関しての管理をしているだけで、その他のことは、あくまでも暇潰しのお遊びに過ぎないのだろう。時々人間達に大規模災害の警告をしてくれたり、気紛(きまぐ)れでちょっかいを出したりするのも、全て。
所以無論外星人來或地底人出現,她應該不會太在意。那是與她的任務無關的『無關緊要的事』。
なので、宇宙人が来ようが、地底人が出てこようが、あまり気にしないはず。自分の任務とは関係のない、『どうでもいいこと』だから。
而且,賽蕾斯要降臨肯定不會用那種載具。
そして、セレスが降臨するのに、あんな乗り物を使うはずがない。
……嗯,看起來和賽蕾斯無關。
……うん、セレスとは無関係っぽいな。
那東西現在出現在這裡,不能單純當成巧合。
あれが今、ここに現れたということは、偶然とは思えない。
是不是感知到了剛才麗子放出的電擊魔法的能量、波動或時空的擾動之類的東西?
さっきのレイコが放った電撃魔法のエネルギーか波動か時空の揺らぎか、何かそういったものを感知した?
凡事都應該為最壞的狀況做準備。
物事は、最悪の事態に備えるべきものだ。
所以暫且把那個當作可能對我們造成危害的敵對物體來處理。
なのでとりあえず、アレは私達に危害を加える可能性がある敵性物体として対処しよう。
但最要避免的是在對方並非敵人時由我們先行攻擊造成不幸的誤會,所以要盡量不去刺激它,但也要備妥一旦被突然攻擊的應對……。
但し、敵ではなかったのにこっちから攻撃して不幸な行き違い、というのは最も避けたい事態だから、刺激しないように、しかしいきなり攻撃された場合に備えて……。
「麗子,展開障壁魔法(防護罩),最大強度!準備光束系和實體彈系的攻擊魔法待命。能做到完全反射敵方攻擊嗎?像那種災厄(カラミティ)一樣……」
「レイコ、障壁魔法(バリア)、最大強度で展開! ビーム系と実体弾系、両方の攻撃魔法を準備してスタンバイ。敵からの攻撃の完全反射とかはできる? カラミティみたいに……」
「那個做不到」
「それは無理」
「了解(羅傑)。那麼如果被攻擊就潑『能溶解一切的藥劑』如何……」
「了解(ラジャー)。じゃあ、攻撃されたら『あらゆるものを溶かす薬品』でもぶっかけるか……」
「那樣一來,若掉到地面,會不會貫穿到這顆星球的另一側去……」
「それって、地面に落ちたらこの星の裏側まで貫通するんじゃ……」
麗子拋出了『能溶解一切藥劑』的老梗。
何でも溶かす薬品、あるあるネタを振る、レイコ。
然後,我的回答當然是。
そして、私の返事は勿論。
「那種事怎麼可能有呢!」
「そんなこと、あるはずないでしょ!」
「是啊……」
「そうだよねぇ……」
「會貫穿的是『到這顆星球的中心部』才對!」
「貫通するのは、『この星の中心部まで』に決まってるわよ!」
「然後,慢慢地把整個星球溶掉……」
「そして、じわじわと、この星を全部溶かす……」
「「啊哈哈哈!」」
「「あっはっは!」」
真是懷念的『老樣子』啊。
昔懐かしい、『いつものノリ』ってやつだ。
情況越糟,我們越會說些輕浮的話,這就是我們。
状況が悪くなる程、軽口が増えるのが、私達。
……也就是說,我們現在處於最高警戒的緊繃狀態。
……つまり、今は最大限に警戒し、緊張してるってことだ。
至少我們這邊還有個王牌,雷亞在這裡。
一応、こっちには隠し球として、レイアがいる。
但和賽蕾斯不同,雷亞沒理由要幫助我們。她很可能只是面無表情地看著我們死去而毫不在意……啊,對了,我們還有作為『金幣供給源』的價值!
でも、セレスと違ってレイアには私達を助ける理由がない。私達が死ぬのを、何とも思わずにただ無表情で眺めてるだけ、という可能性は充分に……、あ、私達には『金貨の供給源』という価値があった!
嗯,不過不清楚雷亞會不會直接介入我們的事,而且她現在有點怪怪的狀態讓人擔心。
まぁ、レイアが私達に直接関与するつもりがあるかないかは分からないし、ちょっと今はおかしな状態になっているのが気掛かりだけど。
好啊,來就來吧!擊退UFO的準備就緒!!
よぉし、来るなら来い! UFO撃退の、準備はできた!!