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ポーション頼みで生き延びます!

213 第一个 3

「久等了!」

「お待たせ!」

「レイコ」突然出現在眼前,イリー嚇得猛地顫了一下。

いきなり目の前で姿を現したレイコに、ビクッと身を震わせるイリー。

即便同房的五人都已上床開始呼呼睡去,她仍坐在床邊清醒著,在獸脂燈被熄滅後的黑暗中守候。

同室の5人がベッドに入って寝息を立て始めた後も、獣脂による明かりが消された暗闇の中でベッドに腰掛けたまま起きていたのである。

當然,想到接下來要發生的事根本不可能有睡意,而且如果躺在床上,起身時的聲響或震動可能會吵醒其他人。

勿論、これから起こることを思えば眠気など催すはずがないし、ベッドに入っていると、起き出す音や振動で他の者を起こしてしまう可能性がある。

再說,也不能換上睡衣,穿著工作服上床會引起他人懷疑,所以只能這樣做……。

それに、寝着に着替えるわけにも行かず、仕事着のままベッドに入るのも、皆に怪しまれる。そのため、こうするしかなかったのであるが……。

出現的只有白天在倉庫遇見時那個大多待在後面、幾乎不說話的「レイコ」一人,イリー並沒有因此感到疑惑。

現れたのは、昼間倉庫で会った時には後ろに控えて殆ど喋らなかったレイコひとりだけであったが、イリーがそのことに疑問を抱くようなことはなかった。

理所當然,半夜悄悄潛入,誰會傻到帶著六歲或九歲的小孩一大群人來?イリー也夠聰明,能猜到那位向她解釋許多事的『魔法使』大概留在那兩人身邊當護衛。

当たり前である。夜中にこっそり忍び込むのに、6歳や9歳の子供を連れて大人数で来る馬鹿はいないだろう。そしてイリーは、自分に色々と説明してくれた方の『魔法使い』はあのふたりの護衛として残っているのだろうな、と予想するだけの聡明さを備えていた。

「那麼,一起……」

「じゃ、一緒に……」

「レイコ」沒壓低聲音、以平常音量說出那句,イリー慌忙雙手比了個捂嘴的動作,示意「安靜!」,但……。

声をひそめることもせずに、普通の声量でそう言いかけたレイコに、慌てて両手で口を塞ぐ真似をして『静かに!』とアピールするイリーであったが……。

「啊,沒問題。是隔音魔法……能讓聲音和話語對其他人聽不見的魔法。」

「あ、大丈夫よ。遮音魔法……、音や声が他の人には聞こえなくなる魔法を使ってるから」

「!!!」

「!!!」

好厲害,不愧是魔法使!!

凄い、さすが魔法使い!!

雖然很想那樣喊出來,但就算被說『別人聽不到』,要字面上相信然後放聲大叫,イリー過去吃過太多苦,無法那麼輕易信任……。

そう叫びたいところであったが、いくら『他の者には聞こえない』とは言われても、それを文字通りに信じて大声を出すには、イリーは今までに色々と苦労をし過ぎていた……。

「走吧!」

「行くわよ!」

輕輕點頭。

こくり!

*     *

*     *

「辛苦了!」

「御苦労様!」

帶著イリー的レイコ回到了在郊外空地等候的ミーネ、アラル,還有ハング與バッド身邊。

ミーネとアラル、そしてハングとバッドと一緒に待っていた街外れの空き地に、イリーを連れたレイコが戻ってきた。

從レイコ輕輕豎起大拇指的樣子看來,似乎沒出什麼問題。

軽くサムズアップするレイコの様子から、とくに問題はなかった模様。

又不是地球的繁華街,這種半夜在郊區的角落不會有人注意。

地球の繁華街じゃあるまいし、こんな夜中に、街外れのこんな場所に人目があるわけがない。

不過還是為了保險,確認四周沒有人的身影……。

それでも、念の為に周囲に人影がないのを確認して……。

啊,既然難得,不如為イリー弄個像魔法使的演出吧……。

あ、せっかくだから、イリーのために魔法使いっぽい演出をしてあげるか……。

「現身吧,女神的馬車!」

「出(い)でよ、女神の馬車!」

轟隆!

ででん!

「哇啊啊!!」

「うわああぁ!!」

好,嚇到了嚇到了……。

よし、驚いてる驚いてる……。

只有不可視魔法還不太像魔法使。這時候最好來個看起來像樣的表演,重要時刻若同伴被嚇到愣住就糟了。

不可視魔法だけじゃ、あんまり魔法使いらしさがないからね。ここらでひとつ、それらしいのを見せておいた方がいいだろう。大事な場面で味方が驚いて立ち竦(すく)んだりするとマズいからね。

「好,上車!」

「よし、乗車!」

『……她居然說了「女神的馬車」……』

(……女神の馬車、って言った……)

『嗯,確實說了「女神的馬車」……』

(うん、確かに『女神の馬車』って言った……)

「嗯?アラル、ミーネ,剛剛說了什麼嗎?」

「ん? アラル、ミーネ、何か言った?」

「「沒有,什麼都沒有!」」

「「いいえ、何も!」」

「是嗎?那就快點上車!」

「そう? じゃ、さっさと乗って!」

「「好!」」

「「はいっ!」」

在這座城鎮,依照イリー的希望,決定不去揭發商會主的惡行。

この街では、イリーの希望により、商会主の悪事を弾劾(だんがい)するのはやめにした。

因為商會裡有許多普通的員工,イリー不希望因此影響到他們的生活。

商会には普通の従業員が大勢おり、その者達の生活に支障が出ることをイリーが望まなかったからだ。

確實有人曾虐待或使喚イリー,但也有很多人對她很好,據說就是因為這個原因。

確かにイリーを扱(こ)き使ったり苛めのようなことをする者もいたが、優しくしてくれた者も大勢いたから、ということらしい。

那些人把イリー當成普通的『被親生父母賣掉的孩子』,以那種立場而言,多少被欺負反而是『很普通的對待』。所以她不想給員工們帶來麻煩。

その人達は、イリーを普通に『親に売られた子供』と思っていたらしいので、そういう立場の者としては、多少苛められる程度のことは『ごく普通の扱い』らしい。だから、従業員のみんなには迷惑を掛けたくないんだそうだ。

……真傻啊……。

……馬鹿だねぇ……。

不過,我和レイコ都不討厭這種傻氣的人。

でも、私もレイコも、そういう馬鹿は嫌いじゃない。

但如果什麼都不做就逃走,商會主可能會派人出來搜尋把イリー帶回去。

だけど、何もせずに逃げたのでは、商会主がイリーを連れ戻すために捜索隊を出すかもしれない。

因此,我們還是留下一封字條。

だから、ちゃんと置き手紙を残しておいた。

說明關於假裝收為養女、實際上是非法人口販賣的嫌疑。

養女として引き取る振りをした、違法な人身売買の容疑について。

孤兒院方面的人已經被逮捕並處罰。

孤児院側の者は既に捕らえられ、処罰されたこと。

任何一旦踏入鄰國的涉案者都會立即被逮捕並處罰。

隣国に一歩でも踏み入ったこの件の関係者は、即座に捕縛され、処罰されること。

交給孤兒院的文件現在由領主大人保管。

孤児院側に渡された書類は、領主様が持っていること。

我們把這些事項寫成信留下了。

それらを記した手紙を残しておいたのだ。

放在商會主的辦公桌上,並用刀狠狠地刺住,免得被風吹走……。

商会主の仕事机の上に載せて、風で飛ばされたりしないようにと、ナイフを思い切り突き立てて……。

接下來的目標是有第二個孩子的那座城鎮。

さて、目指すはふたりめがいる街。

好,出發!

よし、出発!

*     *

*     *

於是,我們來到有第三個孩子的城鎮。

というわけで、やってきました、三人目がいる街。

……嗯,『第三個』。

……うん、『三人目』だ。

第二個フリア(8歲)已經回收完畢。

ふたりめのフリア(8歳)は、既に回収済み。

嗯,反正和イリー的時候沒什麼太大差別,就省略了。

うん、ま、イリーの時とあまり変わらなかったから、省略だ。

而這座城鎮預定要回收最後一名,リュシー(7歲)。

そしてこの街は、最後のひとり、リュシー(7歳)を回収する予定。

首先先訂間旅店,然後去找那家據說帶走リュシー的商會,今天先確認外觀和情況就好。

まずは、宿を取って、リュシーを引き取ったという商会を訪ねて、今日のところは外観と様子だけでも確認しておこう。

正這麼想著時……。

そう思っていたら……。

……這是什麼?

……何、これ?

把孩子們交給レイコ留在旅店,我一個人來查看那家有問題的商店……。

子供達をレイコに任せて宿に残し、私ひとりで問題の商店の様子を見に来たんだけど……。

還沒到打烊時間,這類店也不應該有固定休息日,然而店面關著,門與牆上有塗鴉,還有被丟擲垃圾的痕跡……。

まだ閉店時間というわけでもないだろうし、こういう店は定休日なんかないはずなのに、閉められた店。そして、扉や壁には落書き、ゴミが投げつけられた跡もある……。

「喔,那家店從兩天前就關了。」

「ああ、そこは2日前から閉まってるよ」

「咦?」

「え?」

我愣住地站著,這時一位路過的大叔停下來向我說明。

私が呆然と立ち尽くしていると、通り掛かったおじさんが立ち止まって説明してくれた。

「聽說啊,他們把從孤兒院帶回來當養女的孩子,說是預支數十年薪水雇來當奉公的,結果實際上是白做工。那孩子把這事做成貼紙貼滿街道後逃跑,還把沒放保險櫃的契約書和備忘全都丟掉了,鬧得一團亂。」

「何でも、孤児院から養女として引き取った子供を、給金数十年分前払いで雇った奉公人ということにしてただ働きさせてたらしくてな。その子にそれを暴露した貼り紙を街中に貼られて逃げ出され、おまけに金庫に入れていなかった契約書や覚書とかを根こそぎ廃棄されちまったとかで、そりゃあもう大騒ぎさ。

「當然,貼紙一貼,謠言在街上傳開,領主大人也不得不上場處理。」

勿論、貼り紙のせいで街中に噂が広まって、そうなっちゃあ領主様も腰を上げざるを得ねぇ。

「事態到了那地步,再怎麼賄絡基層官吏也沒用,應該會有更上頭的人員出面。」

そうなっちゃあもう、いくら下っ端官吏に鼻薬を利かせていようが、どうにもなんねぇよ。もっと上のお方が出張(でば)ってくるだろうからな。

「領主也有面子,若把這種事放著不管,被國王陛下聽見就糟了。再說,若被指控是從鄰國孤兒院騙取孩子,說不定會變成跨國的大事。」

領主様にも面子(めんつ)ってもんがあるし、そんなのを野放しにしてるってぇ話が国王陛下のお耳にでも入りゃ、大変だ。しかも、子供を隣国の孤児院から騙し取ったってことで、下手すりゃ国を跨(また)いでの大事(おおごと)になっちまう。

「商會主和大管頭是被帶到領主府,而不是送到警備隊,所以大概完了……」

商会主や大番頭は警備隊じゃなく領主様の邸に引っ張っていかれたから、多分、終わりだな……」

「哇啊啊啊!!」

「えええええっっ!!」

像是吃了高級冰淇淋般的表情。

高級アイスクリームを食べたような感じ。

……對,『淑女呆然(レディーボーゼン)』。

……そう、『淑女呆然(レディーボーゼン)』だ。

真幹得出來……。跟ミーネ用的手法一模一樣。

やりやがった……。ミーネと全く同じ手口だ。

孤兒院創始院長的教導,被傳承得既完整又強烈到過頭了。

孤児院の初代院長からの教えが、あまりにも完全、かつ強烈に伝わりすぎている。

……初代院長究竟是何方神聖!!

……何者だよ、初代院長!!

不不,現在重要的不是那個!

いやいや、今重要なのは、そこじゃない!

「呃,那個孩子現在……」

「あ、あの、その子供は今……」

「啊,聽說行蹤不明。不過啊……」

「ああ、行方不明らしい。ただなぁ……」

「不過?」

「ただ?」

「在被帶走之前,商會主好像委託筋者去抓那孩子,據審訊時有人招供說是『生死不問』的委託……」

「引っ張っていかれる前に、商会主が筋者(すじもん)にその子の捕縛を依頼したらしくてなぁ。生死不問、って依頼したと取り調べで吐いたらしいんだよ……」

「哇啊啊~~!!……你知道得還挺詳盡的嘛,大叔……」

「えええええ~~っっ!! ……って、詳しいな、おっさん……」

「大、大叔……」

「お、おっさん……」

我不由自主地這麼叫了,結果讓他垂下了肩膀……。

思わずおっさん呼びしてしまい、肩を落とさせてしまった……。

但現在不是在意這種事情的時候!

でも、今はそんなことを気にしている場合じゃない!

「那個謠言的可信度如何!」

「その噂の、信憑性は!」

是的,那才是重點。

そう、そこが大事だ。

「你幹嘛那麼認真啊……」

「なんでそんなにムキになるんだよ……」

他一邊無奈一邊,還是把情況說清楚了。

そう言って呆れながらも、おじさんはきちんと説明してくれた。

「……今天雖然非班,不過我可是『那邊』的人啊……」

「……今日は非番だけど、俺、『そっち側』だからねぇ……」

是警吏還是領主的手下!

警吏か、領主の手下か!

那麼,現在的說法幾乎可以視為正確無誤。

ならば、今の話はほぼ正確と見て間違いない。

雖然會想守密義務之類的問題,但大概這事已經公開或在可以談的範圍內。他看起來不像會把應該保密的事隨便說出來的笨蛋,應該只是看到我對店面關閉愣住而出於好心搭話罷了。

守秘義務とかは大丈夫なのか、と思わないでもないけれど、多分今の話は既に公表されているか、喋っても問題ない範囲なのだろう。さすがに、秘匿すべき情報をぺらぺらと喋るような馬鹿には見えないし、この店が閉まっているのを見て呆然としているのを見て、親切心で声を掛けてくれただけなんだろう。

這城裡的人應該沒有人不知道這情況,所以他大概以為我是從別城來看到店的狀況而愣住了。

この街の者で、今になってもこの状況を知らない者なんかいないだろうから、他の街から来て、店の状況を見て愕然、固まってしまっていると思われたのだろう。

……嗯,你說得沒錯!

……うん、その通りなんだけどね!

但現在根本不是談那個的時候!

って、それどころじゃない!

我把手伸進掛在肩上的包裡,心裡催促著:『那瓶看起來還算高檔、口感與香氣、酒精濃度都像高級白蘭地、而且略有補身效果的藥水,出來!』

肩に掛けているバッグに手を突っ込んで、……高級ブランデーと同じ味、香り、アルコール度数で、ちょっぴり身体にいいポーション、この世界でそこそこ高級っぽい瓶に入って、出ろ!

「大叔,謝謝你告訴我這些!這個,算是答謝!是我們城裡製的高級酒,慢慢品味吧。那麼再見!」

「おじさん、色々と教えてくれて、ありがとう! これ、お礼! うちの街で作られている高級酒だから、じっくり味わって飲んでね。じゃあ!」

我故意用有點過度高昂的語氣一口氣說完就離開了!

わざと、少々ハイテンションで一方的にそう捲(まく)し立て、離脱!

身後傳來「喂,這種東西不能收啊」之類的聲音,但我沒理會。現在沒那個閒情。

後ろから、おい、こんなの貰うわけには、とかいう声が聞こえるけれど、無視。今は、それどころじゃない。