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ポーション頼みで生き延びます!

210 人才確保作戰 4

「準備完成!」

「準備完了!」

嗯,聯絡了交易對象並交付了大量貨物,把這裡的『不想被偷走的東西』的物品箱整理好並做了防盜措施,向領主閣下打點了關係,向米妮和阿拉爾說明,也向漢格與巴德解釋,一切都處理完畢,昨晚提早睡覺,今早大家精神滿滿。

うん、取引相手への連絡と纏まった量の商品納入、ここの『盗まれたくないモノ』のアイテムボックスへの収納と防犯対策、領主様への根回し、ミーネとアラルへの説明、そしてハングとバッドへの説明と、全て終えて、昨夜は早めに寝て、今朝はみんな元気いっぱい。

還用放在物品箱裡事先準備好的東西把飯吃完了……。

アイテムボックスに入れていた作り置きのもので食事も済ませ……。

「好,出發!」

「よし、出発!」

「「「喔~!」」」

「「「お~!」」」

當然,也把米妮她們帶上。

勿論、ミーネ達も連れていく。

不能把米妮和阿拉爾兩人單獨留在這裡,而我們的目標那三個人全都認識米妮。所以,要讓他們信任我們,米妮的存在是不可或缺的。

ミーネとアラルをふたりだけでここに残していくわけにはいかないし、目的の3人は、全員ミーネとは顔見知りである。だから、私達を信用してもらうためには、ミーネの存在は不可欠だ。

突然有陌生的未成年孩子出現,說『我會照顧你,放棄現在的生活跟我走』就要人跟去,誰會那麼傻呢?況且那些孩子都在社會底層掙扎過,已經被騙過一次,哪會輕信人……。

突然、見知らぬ未成年の子供が現れて『面倒を見てやるから、今の生活を捨ててついてこい』なんて言われて、ホイホイついてくるような馬鹿はいないだろう。それも、底辺を這いずり回って生きてきた上、既に1回、手酷く騙された後とあっては……。

所以,讓米妮去說明,是最快的辦法。

なので、ミーネに説明してもらうのが、一番話が早い。

所謂的收養處……實際上並沒有正式的收養手續,頂多只是預支數十年薪資的丁稚奉公契約吧……那一邊大概會完全倒向敵人,所以必須讓當事人徹底信任我們、站在我們這邊才行。

養子先……実際には、正式な養子手続きなんかしておらず、ただの給金数十年分前渡しの丁稚奉公の契約書があるのだろうけど……は完全に敵に回るだろうから、本人には完全にこっちを信用して味方になってもらわないと困るからね。

嘛,就算沒有那件事,從一開始就沒有把她們兩個留下的選項。那還用說。

まぁ、それがなくても、ふたりを残していくという選択肢は始めからなかった。当たり前だろう。

答應領主閣下的干貨和肉乾已經送過去了。

領主様と約束した干物とジャーキーは、既に届けた。

當然是從側門進去,交給使用人就好了。沒哪個供貨商會為了送這種東西特地去叫領主閣下出面,何況也不會有會為此代為轉達的使用人。

勿論、裏口からお邪魔して、使用人に渡しただけだ。こんなものを渡すのに、わざわざ領主様を呼ばせるような納入業者はいないし、そもそもそんなことを取り次ぐ使用人もいないだろう。

作為附贈,我放了些醃菜(蘿蔔乾、蕪菁漬、黃瓜淺漬)、糖果,還有幾瓶白蘭地。干魚和醃菜是自家做的,糖果和白蘭地就是耍了點小手段(作弊)。

サービスに、漬け物(たくあん、カブ漬け、キュウリの浅漬け)と飴玉、そしてブランデーも数本付けておいた。干物や漬け物は自家製だけど、飴玉とブランデーはズル(チート)。

啊,也替幫忙查資料的人準備好了。這種地方要好好表示謝意。這份心意遲早會回到自己身上啊……。

あ、調べ物を手伝ってくれた人用のも、ちゃんと用意した。そういうとこは、きちんと礼をしておかなくちゃね。こういう心遣いが、いつか自分に返ってくるんだよねぇ……。

另外,為了配干魚準備了一小瓶醬油。

あと、干物用にと、醤油の小瓶をひとつ。

還附了寫好使用方法的便條,還有烤干魚的小技巧。

ちゃんと、使い方を書いたメモを付けてある。干物を炙るコツとかも。

嗯,這些廚師或許也知道,但以防萬一寫上了。廚師可能會覺得是門外漢的孩子做的東西不可信,結果把火烤得太熟。

いや、それくらいはここの料理人も知っているだろうけど、念の為に。料理人が、素人の子供が作ったものなど信用できないと思って、火を通しすぎるかもしれないからね。

所以,我把它好好封好,並在寄給領主閣下的信裡把那方面也說明了。

なので、ちゃんと封をして領主様に宛てた手紙に、そのあたりのことも書いておいたのだ。

……嗯,要是變成『目黑的秋刀魚』那樣,領主閣下真的太可憐了。他應該沒有太多的樂趣吧……。

……うん、『目黒のサンマ』になったんじゃあ、領主様があまりにも気の毒だ。楽しみ、少ないだろうからねぇ。

本來還想著要和貴族或大商人打通關係,誰知道會因為這種事直接跟領主閣下扯上關係……。

しかし、貴族や大商人とのコネを、と色々考えていたのに、まさかこんなことで領主様と直接関わることになろうとは……。

嘛,沒關係。

ま、いいか。

世事不會總是照計畫走,會有意外事故,也會有意想不到的僥倖。這件事,應該偏向於『僥倖』那邊吧。

世の中、そうそう計画通りに進むものじゃない。思わぬアクシデントもあれば、思いもしなかった僥倖(ぎょうこう)もある。これは、どちらかといえば『僥倖』寄りの出来事だろうから。

鎖好門窗後,站在屋前的有我、麗子、米妮、阿拉爾,還有漢格與巴德。

戸締まりも終えて、家の前に立つ、私、レイコ、ミーネ、アラル、そしてハングとバッド。

好,出發!

よし、行くよ!

「出現吧,魔法馬車!」

「出(い)でよ、魔法の馬車!」

轟隆!

ででん!

「「哇啊啊~~!!」」

「「うわああぁ~~!!」」

突然在眼前出現的,是用來威嚇的馬車(パンツァー)。

いきなり目の前に出現した、威嚇用馬車(パンツァー)。

沒錯,三台馬車裡面,這台把外觀做得粗獷是為了避免被奇怪的人糾纏,是在街道上用來驅趕麻煩的那種;會在御者台放上假人偶(Oscar)。

そう、3台の馬車のうち、おかしなのに絡まれるのを防止するためにゴツい外見にした、街道の虫除け走行用のやつだ。御者台にダミー人形(オスカー)を乗せるヤツ。

在地球上,魔法把南瓜變成馬車是常識。

地球では、魔法によってカボチャが馬車になるのは、常識。

而在這個世界,魔法讓馬車瞬間出現也是常識。……大概吧。

そしてこの世界(ここ)では、魔法で馬車がいきなり現れるのは、常識。……多分。

米妮和阿拉爾發出的聲音,當然不是驚叫,而是歡呼。

ミーネとアラルが上げた声は、勿論、悲鳴ではなく『歓声』だ。

他們是第一次見到魔法,當然會發出歡聲。

生まれて初めて見た、魔法。そりゃ、歓声のひとつも上げるだろう。

「漢格、巴德(輕輕嘶鳴示意),拜託了(我也模仿了幾聲馬叫)!」

「ハング、バッド(ひひんひんひん)、頼むよ(ぶひひんひん)!」

『『交給我們吧(伴隨著自信的嘶鳴)!!』』

『『お任せあれ(ぶひひひん)!!』』

看到漢格和巴德自己走到能裝上輓具的位置,米妮和阿拉爾愣住了。

自分から輓具(ハーネス)を装着する位置へと移動したハングとバッドを見て、固まっているミーネとアラル。

好像比馬車出現時還要驚訝啊……為什麼呢?

何だか、馬車を出した時より驚いてるなぁ。……どうしてだろう?

「你們為什麼那麼驚訝?我不是已經說過了,這兩匹馬以前是被傳說關聯於女神或使者的愛馬,是神馬的後裔。所以牠們能在某種程度上理解主人所說的話……」

「どうしてそんなに驚いてるの? ちゃんと説明したじゃない、この2頭は昔女神様とも御使い様とも言われていた人の愛馬だった、神馬の子孫だって。だから、飼い主が言ったことはある程度理解できる、って……」

即使我那麼說,阿拉爾還是露出一副『無法接受』的表情。

私がそう言っても、アラルは『納得できない』というような顔をしている。

然後,米妮緊盯著我的臉看……。

そして、ミーネが私の顔をじっと見詰めて……。

「不、不是說『馬理解主人的話』,而是卡奧魯大人剛才說的是馬語吧?」

「い、いえ、今のは、『馬が主人の言葉を理解した』というのじゃなくて、カオル様が馬の言葉を喋りましたよね?」

「咦?」

「え?」

咦?

あれ?

欸?

え?

欸欸欸欸欸?

えええええええ?

看向麗子的臉時,她半張著嘴,表情呆滯。

レイコの顔を見ると、口を半分開けて、ぽかんとした顔をしていた。

「糟糕啊啊啊~~!!」

「しまったああああぁ~~!!」

照那個設定來說,我們是用人類的語言講話,漢格他們不應該聽得懂。

その設定だと、私達は人間の言葉で喋り、ハング達がそれを理解できなきゃならない。

如果我說的是馬語,那所有的馬都能理解那也很合理。

私が馬の言葉を喋れば、どの馬でも理解できて当たり前だ。

我和麗子完全沒有意識到這一點。

私もレイコも、そこには全然気付いていなかった。

完全是個設定失誤……。

完全な、設定ミスだった……。

「難、難道……」

「も、もしや……」

「卡奧魯大人是……」

「カオル様が……」

啊啊,不妙!兩人要發現真相了!

ああっ、マズい! ふたりに本当のことがバレる!

這兩個人的直覺也太敏銳了吧!

どんだけ勘が鋭いんだよ、このふたり!

「「卡奧魯大人是神馬的後裔!!」」

「「カオル様が、神馬の子孫!!」」

「哪有這種事~~!!」

「何でやね~~ん!!」

*     *

*     *

「誰是馬的後裔啦!」

「誰が、馬の子孫じゃい!」

「「對、對不起……」」

「「ご、ごめんなさい……」」

唉,嘛,好吧,無所謂啦……。

いや、まぁ、いいけどね……。

漢格和巴德已經裝好輓具,開始移動了。

既にハングとバッドに輓具(ハーネス)を付け終え、移動を開始している。

把假人偶(Oscar)放到御者台上要等離開城鎮,跑遠一點才做,不然城裡的人會想『坐在御者台上的到底是誰?』。

ダミー人形(オスカー)を御者台に乗せるのは、街を出て、少し離れてからだ。でないと、街の人達に『御者台に座っているのは何者だ?』と思われちゃうからね。

現在麗子坐在御者台上,而我在客室裡向米妮和阿拉爾說明情況。

今は、レイコが御者台に座っている。そして私は、客室内でミーネとアラルに説明中。

「那樣的話,用人話對馬說話會被認為是『可憐的人』,而且如果讓人覺得漢格他們是能懂人語的馬,就會有人起壞心,所以我才那樣做,讓大家以為我只是為了拉近與馬的感情,隨便模仿幾聲馬叫而已。」

「あれは、人間の言葉で馬に話し掛けていると『気の毒な人』だと思われちゃうし、ハング達が人間の言葉を理解する馬だと思われたら良からぬことを考える者が出るから、私が馬との親睦のために適当に馬っぽい鳴き声を真似ているだけ、と思わせるためにああやってるの。

「作為神馬的後代能理解主人所說的話,並不是因為牠們懂人語,而是因為能感受到主人的心意,口中說出的是什麼語句並不重要。」

神馬の子孫として飼い主の言うことが分かるのは、別に人間の言葉を理解しているわけじゃなくて、飼い主の思いを感じる力のおかげだから、口から出す言葉は関係ないからね」

「「原來如此……」」

「「なるほど……」」

好,簡單搞定!

よし、チョロい!

「那我回御者台了,你們慢慢休息。但禁止睡覺!晚上會睡不著的喔」

「じゃあ、私は御者台に戻るから、ふたりはゆっくり休んでいてね。但し、寝るのは禁止! 夜、眠れなくなっちゃうからね」

「「好!」」

「「はい!」」

這樣就沒問題了。

これでOKだ。

要是不讓麗子一個人坐在御者台太久她會生氣,所以得有人陪她聊聊天……。

あんまりひとりで御者台に座らせているとレイコが怒るから、話し相手をしてやらないと……。

離城夠遠之後,把假人偶放上去,大家就在客室裡熱鬧一番即可。前孤兒院(Little Silver)那邊總是會有僱主與僕人之間的隔閡,但在狹小的馬車裡面面對面坐著,應該能有比較輕鬆的對話。

街から充分離れれば、ダミー人形(オスカー)を座らせて、みんなで客室でワイワイやればいい。元孤児院(リトルシルバー)では、どうしても雇用主と使用人、という感じで壁ができちゃうけど、狭い馬車の中で向かい合って座っていれば、砕けた会話もできるだろう。

米妮和阿拉爾有點太拘謹了。

ミーネとアラルは、ちょっと固すぎる。

不過,從她們的立場來看那樣很正常,但米妮對我們尤其拘謹,阿拉爾又以米妮為榜樣,自然也跟著模仿。我真希望她們能再自然一點。

いや、ふたりの立場としてはそれが普通なんだけど、ミーネは特に私達に対する態度が固いし、ミーネをお手本とするアラルも、当然のことながら、それを真似る。もう少し自然にして欲しいんだよねぇ。

……對,就像那群『女神之眼』的人一樣……。

……そう、あの、『女神の眼』のみんなのように……。

*     *

*     *

「……卡奧魯大人是這麼說的,但怎麼辦,米妮姊姊……」

「……カオル様はああ言っていたけど、どうするの、ミーネ姉ちゃん……」

「當然,既然卡奧魯大人和麗子大人都那麼說了,就照那樣做,

「勿論、カオル様とレイコ様がああ言われているのだから、そのようにするのよ。

我不知道為什麼會被那樣交代,但如果兩位希望把事情定調成那樣,我們也只有把它當成是那樣,不是嗎?」

なぜ私達にそう言われるのかは分からないけれど、おふたりが『そういうことにしておきたい』とお考えなのであれば、私達は『そういうことだということにする』しかないでしょ?

「所以,兩位是『魔法使』,絕對不是『神的使者』!」

だから、おふたりは『魔法使い』なのよ、決して『御使い様』ではなく!」

「嗯,知道了!」

「うん、分かった!」

米妮一邊那樣指示阿拉爾,一邊歪著頭。

アラルにそう指示しながら、ミーネは首を傾(かし)げていた。

女神的智慧。

女神の知恵。

對孤兒的慈悲。

孤児達に対する慈悲。

種種奇蹟。

数々の奇跡。

由神馬所牽引的女神馬車。

神馬が牽(ひ)く、女神の馬車。

與動物交換言語。

動物と言葉を交わす。

那些都是教典中『使者的慈悲』章節裡出現的故事,不論兒童版或成人版,沒有哪本教典會缺少那一章。

それらは、教典の『御使い様の御慈悲』の章に出てくるお話であり、子供用であろうが大人用であろうが、その章が記載されていない教典などない。

無論在哪個國家,孤兒院都會為孩子朗讀教典,普通家庭的孩子也會在神殿禮拜或在家中由父母反覆被教導。

どこの国でも、孤児院で教典の読み聞かせをしないところなどないし、一般家庭の子供達も、神殿での礼拝で、そして家庭で両親から、何度も教えられる。

……換句話說,到目前為止所見所聞和剛才的說明,幾乎等同於明白地宣稱『我們是使者』。

……つまり、今まで見聞きしたことと先程の説明は、はっきりと『私達は御使いである』と宣言したに等しかった。

聰明的米妮不可能不懂這點,而卡奧魯與麗子理所當然也應該知道。

聡明なミーネにそれが分からないはずがないし、そのことは当然、カオルとレイコも知っているはずである。

『可是,為什麼一邊把真相教給我們、又要在表面上說要隱瞞呢……。我們不懂,是不是有什麼深層的打算呢……』

(なのに、どうして本当のことを教えておきながら、表向きはそれを隠しているようなことを言われるのだろう……。私達には分からない、何か深いお考えがあるのかなぁ……)

米妮,察覺得太敏銳了。

ミーネ、察しが良すぎであった。

……而且,想得太多了。

……そして、深読みのし過ぎである。

不過,也沒辦法。

しかし、仕方がなかった。

真沒想到,所謂的使者竟然會比人更在意馬……居然會犯下這種愚蠢的失誤……。

まさか、御使い様が自分より馬……そのようなポカをやらかすなどとは、思ってもいなかったのだから……。