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第202章 名推理
「……那麼,妳為什麼覺得那兩人是偽裝的?」
「……で、どうしてあのふたりが偽物だと思ったの?」
「是的,那種一看就知道!」
「はい、あんなの、一目瞭然です!」
剛剛語氣雖然有點粗,但米妮已經完全回到平常的樣子了。
さっきはちょっと口調が荒くなっていたけれど、既に完全にいつもの調子に戻っているミーネ。
嗯哼,真厲害,米妮……。
うむむ、やるな、ミーネ……。
看來她比我想的還精明老練,是個有手腕的人。
どうやら、思っていたよりしたたかで、遣り手らしい。
嘛,就是那句『不強就活不下去』吧。
まぁ、『強くなければ、生きていけない』ってやつか。
……然後又是『不溫柔就沒有活下去的資格』……。
……そして、『優しくなければ、生きていく資格がない』と……。
我們有沒有資格在這世界生存……說起來,女神賽蕾絲已經允許了,所以當然是有資格的吧……。
私達は、資格があるのかどうか……、って、女神様(セレス)が許可してくれたんだから、あるに決まってるよね、この世界で生きていく資格が……。
我們持有可以參加比賽(也能做些瘋狂舉動)的A級執照。
レースに出られる(ムチャをやれる)、A級ライセンス持ちだ。
……以前以為那是『永久執照』這件事還是秘密。
……昔、『永久ライセンス』だと思っていたのは秘密だ。
靠著這個資格(免罪符),在這個世界奔馳活下去!!
この資格(めんざいふ)で、この世界を駆け抜けて生きていく!!
……不過,好吧,先把那個放一邊不說……。
……いや、まぁ、それは置いといて……。
「首先,衣服破損的方式很不自然。孤兒會很珍惜衣物,所以不會像被強行撕扯或用刀割過那樣受損,反而會呈現磨損的痕跡。
「まず、服の破れ方が不自然でした。孤児は服を大事にするから、あんな無理矢理引き千切ったり刃物で切ったりしたような傷み方ではなく、すり切れたようになります。
而且,那種看起來像是故意沾了泥弄髒的樣子也不對,應該是殘餘飯菜的湯汁滲入後發臭、帶有酸敗的味道。此外,頭髮乾淨,沒有因為虱子瘙癢而抓破的痕跡。更何況皮膚的狀況也……」
そして、あんな、如何にも泥を付けて汚しました、というような汚れ方じゃなく、残飯の汁が染み込んで腐ったような、饐(す)えた臭いがするもんです。それに、シラミの痒みで掻きむしった形跡のない、綺麗な髪。更に肌の状態が……」
「知道了,夠了!我信了!!」
「分かった、もういい! 納得した!!」
米妮看起來是曾在孤兒院待過,應該沒過流浪兒那樣的生活才對……我這是在幹嘛啊,我真笨!又不是說她一出生就在孤兒院,那之前肯定有過別的生活啊!
ミーネは孤児院にいたらしいから、浮浪児のような生活はしていなかったはずなのに……、って、馬鹿か、私は! 別に孤児院で生まれたというわけじゃないんだから、その前は別の暮らしをしていたに決まってるじゃん!
有的人父母一死就被送進孤兒院,也有不是那樣的,這是理所當然的。怎麼能忘了當時遇見的艾米爾他們、還有『女神之眼』的大家究竟過著什麼樣的生活呢!
親を亡くしてそのまますぐに孤児院に入れた者もいれば、そうじゃなかった者もいるのは当たり前だ。出会った時のエミール達、『女神の眼』のみんながどんな生活をしていたかを忘れてどうするよ!
米妮大概也是那樣的……。
そしてミーネも、おそらく……。
「能成功識破敵方的滲透工作者,可是大功一件,米妮、阿拉爾!立了大功!!」
「敵の潜入工作員を見事見破った功績、大手柄だよ、ミーネ、アラル! 大儀であった!!」
「「是的!」」
「「はいっ!」」
能對我們有幫助,兩人看起來都很高興。
私達の役に立てたということで、ふたりとも嬉しそうだ。
嗯嗯,功勞得好好表揚。等會想個獎勵給她們。
うむうむ、手柄は褒めてあげないとね。あとで、何か褒美を考えておこう。
總之,今晚晚餐就別讓米妮實習做菜了,由我來做。好好款待她們,飯後再來塊水果蛋糕當甜點吧……。
とりあえず、今日の夕食はミーネの調理実習ではなく、私が作ろう。大サービスで、食後のデザートにフルーツケーキでも付けるか……。
好,剩下就等蕾可回來……。
よし、あとはレイコが戻るのを待つばかり……。
* *
* *
「……那,結果如何?」
「……で、首尾は?」
「確認了敵人的真面目。幕後黑手是我們沒有選為交易對象的那些商店其中的一家,
「敵の正体を確認。黒幕は、私達が取引相手に選ばなかった商店のうちのひとつ。
那兩個是在學徒中被挑上的人,一旦店主聽到他們失敗的報告就把他們打倒在地。」
あのふたりは丁稚奉公の子供達の中から選ばれた者で、失敗の報告を聞いた店主に殴り倒されてた」
透過不可視魔法(不清楚是光線扭曲還是光線穿透),他們輕易追蹤到了孩子們,然後闖入了那家商店。
不可視魔法(光線歪曲か、光線透過かは知らないけど)により、簡単に子供達を追跡、そしてその商店について入ったらしい。
若是有武藝高手在場,或許會有那種察覺到端倪然後喊出『嗯,奸細!!』的場面,但中堅商家哪會有那種人啊。
武芸の達人とかがいれば、気配を察知して『むっ、曲者(くせもの)!!』とかいうシーンが期待できたかもしれないけれど、中堅商家にそんな者はいない。
「嗯,原來如此……」
「ふぅん、そう……」
當然,那都在預料之中。
勿論、それは想定の範囲内だ。
「問題是……」
「問題は……」
「「要怎麼讓他們付出代價!!」」
「「どう落とし前をつけさせるか!!」」
嗯,像義賊去偷店家倉庫那種事是沒意義的。
うん、義賊が店の倉庫を、なんてことをやっても意味がない。
如果不讓『小銀』的對手自作自受、成為白癡自滅的故事被廣為流傳,宣傳效果……不,『威懾效果』就不會發生。
『リトルシルバー』に手出しした者達が自業自得で、という、馬鹿の自滅ストーリーが広まらないと、宣伝効果……、いやいや、『抑止効果』が発生しないからね。
那麼……。
ならば……。
* *
* *
「蛤?梅爾迪斯商會的學徒逃跑,還想躲進『小銀』這裡?」
「え? メルディス商会の丁稚(じゅうぎょういん)が逃げ出して、『リトルシルバー』に逃げ込もうとした?」
「雖然聽說『小銀』待人誠實且重視員工,但竟然有人從職場逃走躲回以前的孤兒院,梅爾迪斯商會到底把員工折磨到什麼程度啊……」
「『リトルシルバー』は誠実で従業員を大切にするとは聞いていたけど、勤め先から逃げ出して元孤児院に逃げ込むたぁ、従業員にどんだけ酷い扱いをしてるんだよ、メルディス商会……」
「然後,『小銀』的經營者勸說那逃來的學徒返回店裡,並提出要求『請不要再虐待員工』,還向商工公會申訴,要求禁止『已超出指導或教育範疇的純粹欺凌、洩憤式暴力、虐待、剝削等行為』。」
「そして、『リトルシルバー』の経営者が逃げてきた丁稚を諭して店に戻らせ、『これ以上従業員を虐待しないように』って申し入れをして、商工ギルドにも『指導や教育の域を超えた、ただの苛めや憂さ晴らしの暴力、虐待、搾取(さくしゅ)等の禁止』を申し入れたらしいぞ」
「啊,剝削就是那種向住店的員工收取住宿費、伙食費、上廁所費和其他雜費,或是打著指導費名義從薪水裡抽成、或記為借款列在帳面上的手法吧……那真是太過分了……」
「ああ、搾取って、住み込みの店員に住居代、食費、厠費、その他諸々を請求したり、指導料と称して給金の中抜きや貸し金として帳簿に載せたりするやつか……。あれは酷いよなぁ……」
「是啊。學徒奉公制度並不該是那樣的啊……」
「ああ。丁稚奉公の制度ってぇのは、そういうものじゃねぇよなぁ……」
「謠言已在街上傳開。我們也被問了很多事,所以就把那些謠言內容當作事實回答了。」
「街中で、噂が広がっています。私達も色々と尋ねられたので、噂の内容は全て事実、と答えておきました」
「嗯,辛苦了!」
「うむ、御苦労!」
去街上店家送貨的米妮和阿拉爾回來向我報告了這件事。
街のお店に商品を届けに行っていたミーネとアラルが戻ってきて、そう報告してきた。
我囑咐她們配達可以慢慢做,若有機會就順便蒐集情報。
配達はゆっくりでいいから、できれば情報収集を、と命じておいたのだ。
沒錯,街上流言表面上都是真的。
そう、街で流れている噂は全部本当のことだ。……表向きは。
之後我去了那家有問題的商店門口,在店前大聲讀出通告文,是吧。
あの後、問題の商店の前に行って、店の前で大声で通達文を読み上げたんだよね。
把通告交給店裡的人沒用的。會被丟進垃圾桶就結束了。
店の者に通達文を手渡したって、何の意味もない。ゴミ箱に捨てられて終わり、だからね。
所以我就在店門口大聲朗讀,反覆多次。
だから、店の前で大声で読み上げてやったわけだ。繰り返し、何度も。
店裡的人臉都紅了衝出來,但我反駁道,既然是受害店家的老闆特地出面,那你們也應該讓你們的店主出來道歉,這才合情合理。
すぐに顔を真っ赤にした店の者が飛び出してきたけれど、こっちは迷惑を受けた店の店主がわざわざ出向いてきたのだから、そっちも店主が出てきて謝罪するのが筋ではないか、と言って突っぱねた。
當然店主沒出面,但騷動已足夠大,圍觀者眾多,我們的目的已經完全達成,沒問題。
勿論、店主が出てきたりはしなかったけれど、充分騒ぎになって大勢の観客がいたから、こっちの目的は十二分に果たせたので、問題なし。
之後我們也向商工公會(相當於鄉鎮商會)提交了意見書,並向幾家重要商店分發了經過報告。
その後、商工ギルド(田舎町の商工会レベル)にも意見書を提出したし、めぼしい商店にも顛末書(てんまつしょ)を配布しておいた。
……梅爾迪斯商會的顏面徹底丟盡了。
……メルディス商会の面子、丸潰れである。
當然,在店主之中,應該有不少人已經看出真相了。
勿論、商店主達の中には、事実に気付いている者もかなりいるだろう。
把自家學徒偽裝成孤兒送進『小銀』,是為了學乾貨製法……其實他們的目標並非那點小利,而是背後的灰色生意,追求香辛料的來源吧。
自分のところの丁稚を孤児に仕立て上げて『リトルシルバー』に送り込み、干物の製法を……、って、本当はそんなささやかな稼ぎのタネではなく、裏稼業の方、香辛料の方を狙っていたんだろうけどね。
到底是賄絡了我們選中的三家店員工,還是透過別的管道取得情報……?
私達が選んだ3つの商店の従業員にカネでも掴ませたか、別ルートで情報を手に入れたのか……。
向我們進貨香辛料的店家當然會把貨賣到別處,因此那三家店從哪裡以低價大量買入香辛料的事,很快就會被大家知道。即便那些店家遵守了和我們的約定,保守貨源祕密,總有一天還是會從某處洩露出來,無可避免。
私達から香辛料を仕入れた店は、当然のことながらそれをどこかに売るわけだから、あの3店がどこからか格安で大量の香辛料を買っていることは大勢に知られることになる。だから、店の人達が私達との約束を守って出所を秘密にしてくれていても、そのうちどこかから仕入れ先が漏れるのは仕方ないことだった。
……換句話說,我們就是希望消息被洩露、進而傳到大商號或貴族耳裡,這就是『在預期之內』……。
……というか、漏れて、それが大店や貴族の耳に入ることを期待しているわけだから、アレだ、『想定の範囲内だ』ってやつ……。
然後那些只抓到半吊子情報的人,可能就以為能奪走香辛料的進口路線,或者妄想自己能成為那四家店中的第四家交易夥伴……。
そして、中途半端な情報を掴んだものだから、香辛料の輸入ルートを奪えるとでも思ったのか、自分達が4店目のうちの取引店になろうとでも思ったのか……。
總之,梅爾迪斯商會企圖讓員工偽裝成孤兒潛入我們這裡的事被許多對情報敏感、手腕高的商人知道,也在其他商人和一般民眾中傳成了『梅爾迪斯商會虐待員工到員工逃跑投靠他人』的謠言。
とにかく、メルディス商会が従業員を孤児に偽装させてうちに潜入させようとした、ということは情報に敏感な遣り手商人達の多くに知れ渡り、そして他の商人や一般の人達には、メルディス商会は従業員が逃げ出して他の事業主のところに助けを求めるくらい虐待している、という噂が広まったというわけだ。
……嗯,那個謠言其實是我們透過各種管道散播出來的。
……まぁ、その噂は私達が広めたものなんだけどね、色々なルートで。
金錢、人脈與獵人本來就是拿來用的。
お金とコネとハンターは、使ってナンボ、だ。
但梅爾迪斯商會無法否認那些謠言。
でも、メルディス商会はその噂を否定することができない。
那兩名員工向我們求助這事屬實,而蕾可用魔法隱身跟蹤,已經知道那兩人的名字,也有不少人目擊到那兩人以孤兒的模樣從街上朝我們這邊走來……誰也不可能毫無人注意地從市中心附近走到我們這裡,而且他們也不是在深夜來的。
ふたりの従業員がうちに保護を求めてきたということは事実だし、魔法で姿を消してついていったレイコによってそのふたりの名前も分かっているし、孤児のような恰好をして街からうちの方へ歩いているふたりの姿を目撃した人が何人もいる。……誰の眼にも触れずに街の中心部近くからうちまで歩けるわけがないからね、深夜にやってきたわけじゃないんだから。
……好,這樣一來,就不會再有人想派偽裝的孤兒來滲透了吧。
……よし、これで、偽装孤児を送り込もうとする者はいなくなるだろう。
況且我們本來就不是孤兒院,明明是正經的營利企業。孤兒來訪並不代表我們會收留他們。
そもそも、うちは孤児院じゃないからね。れっきとした、営利企業だ。孤児が訪ねてきたからって、引き取るわけじゃない。
領主因為以為我們是慈善團體就把我們列為免稅對象了嗎?
領主が慈善団体だと思って免税対象にした?
不,那只是領主自行誤解。我沒有說謊,那時候說的事我都照做了。讓那些沒有親屬也沒有保人的孤兒住下來、工作並支付薪資,而且條件還比行情好。我們的『支援孤兒生活的活動』確實有在做。
いや、それは領主が勝手に勘違いしただけだ。私は何も嘘は言っていないし、あの時に説明したことは全て、ちゃんと実行している。孤児だった身寄りも身元保証人もない子供を住まわせて、働かせて給料を払っている。それも、相場より好条件で。『孤児の生活を支援するための活動』は、ちゃんとやってるよ。
只是,這裡是『提供孤兒支援的事業所』,不是『孤兒院』。僅此而已。
……ただ、ここは『孤児の支援を行う事業所』であって、『孤児院』じゃない。ただ、それだけのことだ。
米妮和阿拉爾不是被『收養』,是被『雇用』的。
ミーネとアラルは、『引き取った』わけじゃない。『雇った』んだ。
……好吧,也不是沒考慮到米妮以前住在這裡,還為了救阿拉爾拼命回來這點。
……まぁ、ミーネが以前ここに住んでいて、そしてアラルを助けて必死で帰ってきた、っていうことを考慮しなかったわけじゃないけどね。
有些人為了活下去拼命掙扎,有些人只是把自己的不幸當藉口乞討施捨。
生き延びるために必死で足掻(あが)いている者と、ただ自分の不幸をネタにして施しを要求する者。
我要把什麼給誰,是我的決定權。
私が誰に何を与えるかは、私の勝手だ。
自己決定。自己金錢的用途,自己的生活方式……。
自分で決める。自分のお金の使い途も、自分の生き方も……。
作為黃金週休假,將休假兩週。
GW休暇として、2週間のお休みを戴きます。
因此,下次更新將在五月十四日(週四)零時。
なので、次回更新は5月14日(木)、午前零時となります。
非常抱歉,還請多多包涵。(^^)/
申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。(^^)/