ポーション頼みで生き延びます!
177 新的旅程 1
雖然拖拖拉拉,但終於出發!
ずるずると長引いたけれど、ようやく出発!
最後,為了實現エミール想看我素顏的願望,把髮色和眼色都還原,並把眼角的透明膠帶撕掉了。
最後に、素顔が見たいというエミールの望みを叶えるために、髪や眼の色を元に戻して、目尻の透明テープを剥がした。
已經過了七十多年了,除了親人,幾乎沒有人記得我的臉吧……在『是否記得』以前,其實是『是否還活著』的問題。
もう、あれから70年以上経っているんだ、私の顔を覚えている者なんて、身内以外には殆どいないだろう。……『覚えているかどうか』以前に、『生きているかどうか』という問題で。
確實,可能會有畫作留下,但並不是叫畫家專門為我畫肖像。那種畫多半是憑記憶畫成,多少被美化或誇張了……就像刻在硬幣上的美化版一樣……。
そりゃ、絵とかは残っているかもしれないけれど、別に画家に肖像画を描かせたわけじゃない。記憶を頼りに、かなり美化やデフォルメして書かれた絵になっているだろうし。……そう、あの、硬貨に彫られた美化バージョンのように……。
說到底,除了親人以外,人們會把我當成『只是被セレス稍微偏愛的普通人』,根本不會想到我現在還以當年的模樣活著……大家大概以為我那時被召上天去到セレス那裡了吧……。
そもそも、身内以外は私のことを『セレスに気に入られただけの、ただの人間』と思っているから、今現在、昔のままの姿で生きているなんて考えもしないだろう。……あの時に、天に召されてセレスの許へ、と思われているだろうし……。
所以,應該不需要再偽裝了吧。
だから、もう変装の必要はないだろう。
雖說是為了防備親人還活著而做了偽裝,但如果親人一眼就看穿,那偽裝就沒意義了。……把眼角拉下的膠帶讓臉僵硬,還有點惱人。
一応、身内が生きている場合に備えて変装したけれど、身内には一発で見破られるなら、変装する意味はない。……目尻を下げるテープは、顔が突っ張って、ちょっと鬱陶しいし。
然後讓エミール看個夠、直到他滿意為止,這回,真的出發。
そして、エミールが満足するまで眺めさせてやってから、今度こそ、本当に出発。
出了藥鋪,邊走邊經過『総本山』的前面……。
薬種屋を出て、『総本山』の前を通りながら……。
嗨!
えいっ!
嗯,那些人不會去拆我做的地板下暗格的。
うん、あいつらが、私が作った床下の隠し物入れを潰したりしているはずがない。
所以,沒有效期限制的特製藥水應該還藏在那裡。
だから、使用期限無制限の特製ポーションは、今でもあそこに隠してあるのだろう。
所以,我往那個地方又追加了幾瓶藥水。
なので、その場所に、ポーションを追加しておいた。
畢竟大家的身體也差不多會開始出毛病了。
みんな、さすがにそろそろ身体にガタが来始めるだろうからね。
希望他們不要硬撐結石之類的疼痛,要乖乖喝藥水。
結石とかの痛みを我慢せず、ちゃんとポーションを飲んでくれるように。
我也能製造讓人返老還童的藥水。
若返りのポーションを創ることもできる。
要把那個給エミール他們嗎?
それを、エミール達に与えたら?
……那不行。
……それは違う。
那是『不該做的事』。
それは、『やるべきではないこと』だ。
對我來說也是,……對エミール他們來說也是。
私にとっても、……そしてエミール達にとっても。
而且,一旦有權勢者知道了,絕對不會坐視不管,一定會全力撲上來。
それに、それを知った権力者達が、黙っているはずがない。必ず、全力で襲いかかってくるだろう。
……所謂的不老不死,根本就是招災的陷阱啊。
……不老不死、なんて、どんな災いホイホイかよ、ってことだ。
エミール說會在晚餐後向大家坦白,所以在那之前有足夠的時間離開這城。早上第一件事就來店裡,還很充裕。
エミールがみんなに私のことを白状するのは夕食後、とのことなので、それまでにこの街を脱出する時間は充分にある。朝イチで店に来たから、まだまだ大丈夫だ。
於是決定經過中央廣場、經過大神殿前往郊外,接著就朝東方前進。
なので、中央広場を通って、大神殿の前を経由して郊外へと向かうことにした。そしてそのまま、東方へ。
往西就是山脈、アリゴ帝国、還有大海。
西へ向かうと、山脈、アリゴ帝国、海。
往北就是海。
北へ向かうと、海。
往南就是アシード王国、還有大海。
南へ向かうと、アシード王国、海。
嗯,除了往東別無選擇。
うん、東へ行く以外の選択肢がない。
當然,也不能說完全沒有坐アリゴ帝国那個海運強國的船出海旅行的辦法,但看起來相當麻煩,而且一下子飛到遙遠國家,反而沒什麼風情,有點不對味。
そりゃまぁ、海運大国になったらしいアリゴ帝国の船で海の旅、という方法もないわけじゃないけれど、何だか大変そうだし、一足飛びに遠くの国へ、というのも、風情がなくて、今ひとつだ。
而且,心裡也想沿著以前走過的路再走一遍,用自己的眼睛再看看現在的模樣。
それに、昔通ったルートを辿り、もう一度この目で今の姿を見ておきたいという気もある。
這裡果然還是慢慢來比較好……。
ここはやはり、ゆっくりと……。
時間充裕。
時間はある。
至少時間是充分的。我和レイコ也是。
時間だけは、充分にあるのだから。私も、レイコも。
嗯,就是那種『慢慢來吧』的感覺……。
うん、ゆっくりしていってね、ってやつだ……。
行李輕便……有アイテムボックス,還能取出藥水,不用帶水……兩人旅行。
身軽な……アイテムボックスがあるし、ポーションを出せるから水は要らないし……、ふたり旅。
走路也行,不過我們大概只能達到普通旅人七成左右的速度吧。會很累……。
歩きでもいいけれど、私達だと、普通の旅人の7割くらいの速度しか出せないよねぇ。疲れそうだし……。
就算能用藥水治好,也不代表我會自找機會讓腳起水泡。
いくらポーションで治せるとはいっても、好き好んで足にマメを作りたいわけじゃない。
而且坐共乘馬車的話得配合班次,在其他乘客面前交談會有各種問題。
かといって、乗合馬車だと運行日程に合わせなきゃならないし、他の乗客達の前で私達が話すのは、色々と問題がある。
在其他乘客面前用這裡的語言說些敏感的事也不好,但用奇怪的異國語交談更是絕對不行。會引起懷疑,而且會讓人覺得我們明明會說這裡的語言卻只用只有兩人才懂的話在說悄悄話,從禮儀上也讓人不舒服。
他の乗客達の前で、ここの言葉でヤバい話をするのもマズいが、怪しげな異国語で話すのは、論外だ。怪しまれるし、ここの言葉が話せるのにふたりだけにしか分からない言葉で話すのは、内緒話をしているみたいだし、マナー的にも、どうかと思う。
而且,若和別人同行,就不能用アイテムボックス裡的食材做飯,也無法使用裝有洗淨藥水的水箱淋浴間。對習慣了安穩生活的文明人來說,要以那樣的方式長途旅行,有點太辛苦了。
それに、そもそも、他人と一緒に行動していたら、アイテムボックスの中の食材で料理を作ることもできないし、洗浄ポーションが入ったタンク付きのシャワールームを使うこともできない。それで長旅を、というのは、安穏(あんのん)な生活に慣れた文明人には、ちと厳しい。
所以……。
なので……。
一邊走一邊胡思亂想時,レイコ突然停下,我也跟著停住了。
とか、考え事をしながら歩いていたら、レイコが急に立ち止まったので、私も同じく立ち止まった。
……。
……。
…………。
…………。
………………。
………………。
「カオル,這個是……」
「カオル、これって……」
別說。
言うな。
「莫非……」
「もしかして……」
別說……。
言うな……。
沒錯,是當年見過的、立在大神殿入口附近的巨大セレス像。
そう、昔見たままの、大神殿の入り口近くにある巨大なセレス像。
在它旁邊豎立著一座英姿颯爽的女性騎士雕像。
その横に建てられた、凜々(りり)しい女性騎士の像。
……嗯,不用說,那是救國、甚至可稱整個大陸守護神的大英雄大人的雕像。
……うん、言わずと知れた、救国の、いや、大陸の守護神たる、大英雄サマの像だ。
而在另一側豎立著一尊眼神不太好的少女像。
そして、その反対側に建てられた、眼付きの悪い少女像。
「カオル的……」
「カオルの……」
「別說啊啊啊~~!!」
「言うなああああぁ~~!!」
從像的構圖來看,似乎フラン比我受重視。
像の構図的に、どうやら私よりフランの方が扱いが上らしい。
嘛,畢竟一個只是『被女神稍微偏愛的普通人、白白犧牲的平民小姑娘』和一個『拯救整個大陸的救世主、同時為守護神,身為上級貴族、王兄殿下的妻子、是絕對英雄的勇者大人』相比,待遇不同也是理所當然。
まぁ、ただの『女神に少し気に入られただけの、無駄死にした平民の小娘』と、『大陸全土を救った、救世主にして守護神。上級貴族であり王兄殿下の妻、絶対英雄である勇者サマ』とじゃ、待遇が違うのも当たり前か。
不過,大家的目光集中在セレス和フラン的雕像上,讓我的雕像比較不起眼,倒是讓人感激,完全沒什麼好抱怨的。
いや、皆の視線がセレスとフランの像に集中して、私の像の印象が薄れるのはありがたいから、文句なんか更々ないよ。
……然後,我們默默地繼續往前走。
……そして、無言のまま先へと進む、私達。
走了一會兒……。
しばらく歩くと……。
「啊,這裡是……」
「あ、ここって……」
「怎麼了?」
「どうかした?」
「啊,嗯,是エド他們……那是把我夥伴、戰友的馬和牠的妻子與幼崽寄放過的馬房牧場喔。」
「あ、うん、エド達……私の相棒であり戦友の馬とその妻子を預けていた、馬屋の牧場だよ。
「雖然已經過了很久,竟然幾乎沒變呢……」
あれから随分経っているのに、全然変わってないなぁ……」
即便過了七十多年,對我來說還像是前幾日的事,所以記憶非常清晰。
70年以上経っていても、私にとっては、つい先日のことだ。だから、記憶はしっかりしている。
這麼長時間看起來幾乎沒變也挺厲害的……不過啊,管理棟之類的果然應該是已經重建了吧……。
こんなに長い間、殆ど見た感じが変わっていないというのもすごい……、って、あ、管理棟とかはさすがに建て替えられているか……。
然後,……咦?那不是活馬,而是銅像之類的吧?
そして、……あれ? あれは生きてる馬じゃなくて、銅像か何かかな?
「可以靠近看一下嗎?」
「ちょっと寄っていっていい?」
「時間充裕,沒關係啊?」
「時間はあるし、別に構わないわよ?」
得到レイコ的同意後,向那尊看起來像銅像或青銅像的東西走近……。
レイコの了承を得て、その銅像か青銅(ブロンズ)像らしきものの側へ近付いていくと……。
「……エド?還有,他的家人……?」
「……エド? と、その家族……?」
沒錯,豎立在那裡的,正是エド與牠的妻子及幼崽的等身大雕像。
そう、そこに立って、いや、建っているのは、エドとその妻子の実物大の像だった。
沒有フランセット和ロランド的馬像,應該是因為那兩匹和這牧場沒關係吧。エド一家可以說是出自這牧場,拿來做宣傳也說得過去……。
フランセットとロランドの馬の像がないのは、あの2頭はこの牧場とは関係ないからだろうな。エド一家は、この牧場出身だと言い張れなくはないから、宣伝に利用されているのか……。
馬的臉看起來都差不多,エド是一匹白馬,也沒什麼顯著的身體特徵,所以就算是本人、本馬實際在眼前也許能分辨,但光靠畫像或雕像很難辨認。
馬の顔なんて全部同じに見えるし、エドは白馬で身体に大きな特徴があるわけじゃないから、本人……、本馬……、実物ならばともかく、絵や像で見分けるのは難しい。
但這些都不重要。
でも、そんなの、関係ない。
這就是エド。
これは、エドだ。
千真萬確是エド的雕像。
エドの像に違いない。
絕對不會錯。
間違わないよ。
……畢竟是エド嘛……。
……だって、エドだもの……。
我一站著陷入感慨時,忽然有一匹有點像エド的白馬走近了。然後……。
私が、立ち尽くして感慨に耽(ふけ)っていると、何やら、エドに少し似た感じの白馬が近寄ってきた。そして……。
「不會吧……,女神,カオル大人……?」
『まさか……、女神、カオル様……?』
「欸,你認得我嗎?」
「え、私のこと、知ってるの?」
真令人吃驚。明明應該是初次見面,馬怎麼會認得我?
ビックリだ。絶対に初対面のはずの馬が、どうして私を知っている?
「你是?」
「あなたは?」
「喔喔!會說話!喔喔喔喔!」
『おお! 言葉が通じる! おお! おお! おお!
「果然果然,您就是我們祖先、シルバー種初代エド・シルバー的恩人,女神カオル大人!!」
やはり、やはり、あなた様は、我が祖先、シルバー種初代、エド・シルバーの恩人、女神カオル様!!』
牠激動得全身發抖,雖說看起來有些神祕,但其實不然,似乎是エド的後代。
感激のあまりか、興奮して身体を震わせている、謎の……ということもないか。どうやらエドの子孫らしい馬。
不過,馬竟然有那樣把我事蹟代代相傳的智慧與文化……?
しかし、代々私のことを語り継ぐとか、馬にそんな知能や文化があったのか……。
「我乃第十二代エド·シルバー,名號『吊眼(ハンギングアイズ)』,通稱ハング。」
『私は、12代目エド・シルバーを拝命しております、「吊り目(ハンギングアイズ)」、通称ハングと申します』
「エド·シルバー原來是個稱號……而且這名字莫名有點對我抱有惡意的感覺……」
「エド・シルバーって、称号なんだ……。そして、何となく私に対する悪意を感じる名前だな……」
「欸!?不可能!『吊眼(ハンギングアイズ)』連同另一個名字一起,是初代大人為了緬懷カオル大人而給子孫的有來歷的名號!!」
『ええっ! とんでもない、「吊り目(ハンギングアイズ)」というのは、もうひとつの名と共に、初代様がカオル様を偲(しの)んで子供にお付けになった、由緒ある名です!!』
啊~。嘛,エド在形容我的時候,大概沒能想到更好的形容詞吧。
あ~。まぁ、エドが私を表現するのに、他の形容が思い浮かばなかったのだろうな。
畢竟也是馬的詞彙力嘛。……可惡!
所詮、馬の語彙(ごい)力(りょく)だからなぁ。……クソ!
嗯,若以平均六歲產仔計算,十二代就是七十二年。嗯,計算差不多合得上……。
ま、平均6歳で仔を産むとすれば、12世代で、72年。うん、計算は合うか……。
「喂,ハング,你在做什麼?」
『おい、ハング、何してるんだ?』
咦,又有一匹別的馬走近了……。
ありゃ、何か、別の馬が近付いてきた……。
「喔喔!カオル大人,這位是另一個有來歷名號的繼承者『惡眼(バッドアイズ)』。將來會和我一起肩負我們『アイズ一族』的人選!」
『おお! カオル様、この者が、もうひとつの由緒ある名の後継者、「悪い目付き(バッドアイズ)」です。私と共に、将来、我ら「アイズ一族」を背負って立つ者です!』
「我就知道會是那種名字!!」
「そんな名前(こと)だろうとは思っていたよっ!!」
可惡!
くそっ!
「還有,在シルバー種中,名門チェスト一族有『平ら胸(フラットチェスト)』『胸無し(チェストレス)』,還有ブレスト一族的……」
『他に、シルバー種の中には、名門チェスト一族の「平ら胸(フラットチェスト)」、「胸無し(チェストレス)」、そしてブレスト一族の……』
「吵死了!!」
「うるさいわっっ!!」
可惡,エド那傢伙!一定以為被丟下了,生氣地來惡作劇報復了吧!!
くそ、エドの奴! 絶対に、置き去りにされたと思って、怒って嫌がらせをしやがったな!!
嘛,反正那都是馬語,所以至少不是人類用那種含義的名字來稱呼他們,這倒是讓人安心一些……。
まぁ、馬の言葉での話なので、人間達からそういう意味の名前で呼ばれているわけじゃないのだけは、救いか……。