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ポーション頼みで生き延びます!

170 歸還 3

於是,兩人的談話繼續著。

そして、ふたりの話は続く。

「剛才那件事啊……」

「さっきの件だけどね……」

「欸,哪一件?」

「え、どの件?」

「女神大人把香放著不管的那件事」

「女神様の、香放置事件」

「啊……」

「ああ……」

禮子拋出那樣的話題。

礼子が、そんな話を振ってきた。

「那件事能別追問,直接帶過嗎?」

「あれ、突っ込まずにスルーしてくれない?」

「欸,為什麼?我下次見到她要好好教訓她的……」

「え、どうしてよ? 今度会ったら、とっちめてやろうと思ってるのに……」

「不,我會幫妳善後,作為交換條件……」

「いや、そこをうまく私がフォローしてあげるからと、交換条件を……」

「原來是這樣……」

「なるほど……」

「「呵呵呵……」」

「「ふっふっふ……」」

混在一起就很危險。

混ぜたら危険。

各自單獨來看並沒太大害處,但一旦湊在一起就會變得悲慘。

ひとりひとりだと大して害がないのに、一緒になると悲惨なことに。

……這,就是學園的守護者『KKR』……。

……それが、学園の守護者、『KKR』であった……。

「首先先去巴爾莫亞王國的王都格魯亞,確認大家是否安好……可能有點困難。總之,先確認我認識、現在還活著的人有沒有陷入不合理的狀況,然後再到圖書館查『之後發生了什麼』……」

「まずはバルモア王国の王都、グルアに行って、みんなの無事……はちょっと厳しいか。とにかく、私の知り合いで、今現在生きている者達が理不尽な状況になっていないかどうかを確認して、それから図書館で『あれからどうなったか』を調べて……」

「要調查?」

「調べて?」

對禮子的插話,卡奧魯咧嘴一笑回答道。

礼子の合いの手に、カオルがにやりと笑って答えた。

「如果有人趁亂胡鬧……不過,多半應該已經不在人世了,就算還活著,也大概已經把人生的本錢賺回來了吧……」

「もし、どさくさに紛れてふざけた真似をしてくれた奴らがいたら……、って言っても、殆どはもう生きちゃいないだろうし、たとえ生きていたとしても、もう人生の元は取った、って感じだろうからなぁ……。

大概也就只能把他們家宅廢掉、敗壞家名,把子孫全部弄成一文不名的平民……貴族或王室很在乎家名、家族延續與血統,於是就把那些東西徹底弄髒,說不定還要弄得一身泥巴、沾滿屎,使他們名譽掃地……」

ま、お家お取り潰しにして、家名を貶めて、子孫達を全員一文無しの平民に落としてやるくらいが精一杯かなぁ……。貴族とか王族とかは、家名だとかお家の存続だとか血筋とかに拘るらしいから、それらに思い切り土を付けて、というか、泥まみれ、ウンコまみれにしてやるか……」

「對吧……就算說子女和孫輩無辜,也不用過度欺負他們,只是要回先祖不公得來的東西而已,沒問題吧。那些財產和名聲本來就不是他們有資格繼承的……」

「だよねぇ……。子や孫には罪がない、とか言われても、別に必要以上に苛めるわけじゃなくて、先祖が不当に手に入れたものを返してもらうだけなら、問題ないよねぇ。元々、自分達が相続する資格がなかった財産や名声なんだから……」

卡奧魯自古以來就很討厭欺壓弱者的人,也討厭透過說謊奪取他人利益之人。

昔からカオルは、弱者を踏みつける者も、そして嘘を吐いて他者の利益を奪う者も、大嫌いであった。

為了守護他人而說的謊、為了讓人幸福而說的謊沒關係。但出於惡意的謊言、傷害人的謊言,以及為了不當奪取而說的謊,都是不行的。

人を守るための嘘、人を幸せにするための嘘は、構わない。しかし、悪意ある嘘、人を傷付ける嘘、そして何かを不当に奪うための嘘は、駄目である。

不過卡奧魯很少直接去譴責對方曾經說過那種謊。

しかしカオルは、相手がそういう嘘を吐いたこと自体を直接非難することは、あまりなかった。

……她只是會把對方徹底視為敵人。

……ただ、相手を完全に敵認定するだけである。

而對『敵人』,就可以做任何事,當然也包括像對方一樣,用惡毒的謊言反擊。

そして、『敵』に対しては、何をしてもいい。勿論、相手がやったのと同様に、手酷い嘘を吐くことも含めて。

畢竟在公司上班時,她會適度收斂。卡奧魯也不是小孩子了。

さすがに、会社勤務の時には、そこそこ控えてはいた。カオルも、子供ではないのだから。

但在作為學生、被允許任性的時候,她和禮子、恭子(還有其他夥伴)一起幹了不少蠢事。

しかし、子供としての無茶が許される学生の時には、かなりやらかした。礼子と恭子(なかまたち)と共に……。

而禮子所認識的卡奧魯,九成九以上都是『學生時代的卡奧魯』。

そして礼子が知っているカオル像は、その99パーセント以上が、『学生時代のカオル』なのであった。

「如果認識的人還活著,你會現身嗎?」

「もし知り合いが生きていたら、名乗り出るの?」

「不會……」

「ううん……」

卡奧魯對禮子的話搖了搖頭。

礼子の言葉に、首を横に振るカオル。

「畢竟,我沒能守護那些孩子……而且他們好不容易從『女神大人的詛咒』中解放,靠自己的力量活得自由,現在我再現身又能怎麼樣……」

「結局、私はあの子達を守ってあげられなかったからね……。それに、せっかく『女神様の呪縛』から解き放たれて自分達の力で自由に生きただろうに、今になって私が姿を見せてもねぇ……」

這是個平均壽命短的世界。卡奧魯想,若還有倖存者,那大多應該是比她年輕的那些孤兒,也就是『女神之眼』的成員。而其他人又不見得是卡奧魯必須庇護的對象。所以讓卡奧魯心痛、覺得肩負責任的,只有那些孩子們。

平均寿命が短い世界である。カオルは、生き残っている者がいるとすれば、それは自分より若かった孤児達、つまり『女神の眼』のメンバーくらいだと考えていた。それに、他の者は別にカオルが庇護しなければならない者達ではない。なので、カオルが心を痛め、責任を感じているのは、あの子供達だけであった。

像法蘭塞特那樣的人,她已經給了超出找零般的恩惠,如果他們最後過得不幸,那也是自作自受;她沒辦法替每個人操心到那種地步。

フランセットなど、お釣りがくるくらい恩恵を与えまくっているから、あれで不幸な人生を歩んだとすれば、それは自業自得である。そこまで面倒は見きれない。

但話說回來,若沒有遇見卡奧魯,那些孤兒以他們的健康狀況與處境,幾年內大半應該都會死去。照這樣想,僅僅能在卡奧魯還在的那些年裡平安且幸福地活著,就該心懷感激;可是卡奧魯不是那種會這樣想的人。她對自己有參與、打算守護的人,是想要負責到底的。

しかし、それを言うならば、孤児達にしても、カオルと出会わなければ、あの健康状態と境遇では、数年のうちに大半の者が死んでいたであろう。それを考えれば、カオルがいなくなるまでの数年間を無事に、幸せに生きられただけで充分感謝されて然るべきであるが、カオルはそう考えるような人間ではなかった。自分が関わり、守るつもりであった者達については、最後まで責任を持って見守るつもりであったのだ。

不過若以『在我力所及之時直到終點』來看,她也可以說是已經盡了義務了……。

だがそれも、『自分の、最期まで』と考えれば、充分に義務は果たしたと言えるのであるが……。

「我會從暗處悄悄看著,如果看起來幸福就那麼離開。」

「物陰からこっそり見て、幸せそうなら、そのまま立ち去るつもりよ」

禮子不是會去問那句『那如果他們看起來不幸福呢?』的人。

そういう香に、『じゃあ、幸せそうじゃなかったら?』などと聞くような礼子ではない。

那種事,不問也知道。

そんなの、聞かなくとも分かっているから。

「說起來,還有一個謎……」

「そう言えば、ひとつだけ、謎が残ってるの……」

「欸,什麼?」

「え、何?」

香的話如此回問,但禮子從塞雷斯蒂娜那裡打聽到的,幾乎全是關於香的下落。因此她對那個國家、或香的熟人等事,什麼都不知道。

香の言葉にそう聞き返したものの、礼子がセレスティーヌから根掘り葉掘り聞いたのは、香の消息に絡むことばかりである。なので、国のことや、香の知り合い達に関することは、何も知らなかった。

「是關於我被丟下的那個坑,還有從上方掉下來的那塊石頭的事。」

「私が落とされた穴と、その上から落とされた岩のことなんだけどね。

至於那個坑嘛,用人海戰術,不分晝夜全力挖掘,累了就換人,幾天內或許能挖出四公尺左右……。

穴の方はまぁ、人海戦術で、昼夜を問わず全力で掘らせて、疲れたら人員を交代させる、ってことにすれば、数日あれば4メートルくらいは掘れるかもしれないけれど……。

可是,說到那塊石頭!那塊被打磨得幾乎成球體的石頭!要把那麼大的石頭運來,再把洞挖得剛好吻合、把石頭加工成圓球,短時間內真的很難吧?到底是怎麼做到的呢……」

でも、岩! あの、真球に近いくらいのまん丸に仕上げられた、あの岩! あんな大きさの岩を運んできて、穴のサイズぴったりに、まん丸に加工するなんて、そんなに短期間じゃ難しいでしょ? どうやったのかな、と……」

「啊,那個我知道喔?」

「あ、それなら知ってるわよ?」

「欸!?」

「ええっ!」

說了出口卻沒想到禮子會知道的香,嚇了一跳。

言ってはみたものの、まさか礼子が知っているとは思ってもいなかった香は、驚いた。

「昨天白天,我以觀光客的身份跟在朝聖地參觀團的後面,然後導遊在解說。」

「昨日の昼間、観光客として聖地見学ツアー客の後ろにくっついてたのよ。そうしたら、ガイドの人が説明してたのよ。

「導遊說,那東西原本就在神殿裡,和女神像一起擺著。可能是懂得這個世界是球體的人,作為『女神守護這個世界』的象徵而放置。也可能有人恰好想到要利用它,或是對用神殿中與女神有緣的物品去壓碎(或打倒)使者這件事有種施虐的快感。」

何でも、元々神殿にあった、女神像と一緒に置いてあったものらしいわよ。この世界が球体であることを知っていた者が、女神にお守り戴いている世界、という意味で置いたのかもね。そしてたまたまそれを利用しようと考え付いたのか、それとも、神殿にあった女神様縁(ゆかり)の品で御使い様を潰す、ということに嗜虐的な喜びを感じていたのかもね」

「欸?但怎麼會剛好吻合那個坑……」

「え? でも、偶然穴にピッタリなんて……」

「不是啦、不是!一定是『先把岩石的尺寸定好,然後挖洞』才對!」

「逆よ、逆! 『岩のサイズに合わせて、穴を掘った』に決まってるでしょ!」

「啊……」

「あ……」

卡奧魯犯了一個令人扼腕的錯誤。

カオル、痛恨のミスであった。

「不過,要把那塊巨石打磨得那麼光滑、近乎真球形……大概是石匠或神職人員長期用手工不停地摩擦、擦拭才做到的吧……」

「しかし、大岩を、あんなにつるつるの、真球に近いものに仕上げるとは……。多分、石工か神官達が、長い期間、手作業でゴシゴシと……」

「「是在說『用力擦拭』嗎?」」

「「こすったりか?」」

哇哈哈哈哈哈哈!!

ぎゃはははははは!!

黑暗中回蕩著兩個看起來像少女的笑聲。

暗闇に響く、少女ふたり(見た目は)の笑い声。

能有人懂這種梗,真是件多麼幸福的事啊……。

ネタが通じる者がいてくれるのは、何と幸せなことであろうか……。

卡奧魯因為久違用日語說了個冷笑話,心裡感到一陣寬慰。

カオルは、数年振りの日本語での駄洒落に、心安まる思いであった。

不,這裡的語言我也能完美掌握,當然也能用這個國家的語言說冷笑話。

いや、ここの言葉も完璧に操れるので、勿論この国の言葉で駄洒落を言うことはできる。

……可是,一點也沒中啊。真是……。

……しかし、ウケないのである。全く……。

孤兒們也只是露出困惑的表情。

孤児達にも、困ったような顔をされるだけであった。

有『不該笑吧?』的表情、也有『女神不該說這種無聊話』的表情,還有明顯勉強要笑出來、僵硬扭曲的臉。

笑わないといけないの?、という顔。女神がそんな下らないことを言っては駄目です、という顔。明らかに無理をして笑おうと、引き攣った顔。

然後,卡奧魯喊了出來。

そして、カオルは叫んだのであった。

『可惡,殺了他們!!』

『くっ、殺せ!!』

文化差異真是難以處理啊……。

文化の違いは、如何(いかん)ともし難(がた)いのであった……。

*     *

*     *

兩人徒步前往巴爾莫亞王國的王都格魯亞。

ふたりは、徒歩でバルモア王国の王都、グルアへ向かっていた。

看起來共乘馬車發得挺頻繁,但一上馬車兩人就無法自由地交談。

乗合馬車がかなりの頻度で出ているらしかったが、乗合馬車に乗ると、ふたりが自由に会話することができないからである。

兩人談論的話題有關日本的事、卡奧魯進入物品箱之前的事、塞雷斯蒂娜、未來的行動方針,以及其他。……那些話絕對不能在人前說。

ふたりが話すことは、日本でのこと、カオルがアイテムボックスに入る前のこと、セレスティーヌのこと、これからの活動方針、その他である。……人前で話せるはずがなかった。

在這個世界,剛認識的兩人要只靠那些就算被別人聽見也無妨的話題,連續好幾天愉快聊天,根本不可能……。

この世界では出会ったばかりのふたりには、他者に聞かれても問題ない話題だけで数日間楽しく話し続けることなど、到底不可能であった……。

卡奧魯的物品箱裡有那輛戰鬥馬車(戰車),但買馬來拉也不太情願,用那台特別的馬車沿路跑也讓她提不起勁。

カオルのアイテムボックスには、あの戦闘馬車(チャリオット)が入っているが、馬を買って、というのも気が進まなかったし、あの特殊な馬車で街道を走り続けるのもまた、気が進まなかった。

那會很顯眼,而且說不定還有人活著,曾經見過那輛馬車。

目立つし、昔、あの馬車を見たことがある者が、まだ生きている可能性もある。

然而卡奧魯真正不想用那輛馬車的理由,只是純粹的感傷。

しかし、カオルが本当にあの馬車を使いたがらない理由は、ただの感傷であった。

『……艾德,已經不在了……』

(……エドは、もういないんだ……)

沒錯,馬的壽命很短。

そう、馬の寿命は短い。

卡奧魯的愛馬艾德,想必是在不知道卡奧魯為何沒有回來的情況下,一直等著她,然後離開了人世。

カオルの愛馬、エドは、カオルが戻らない理由も知らないまま、カオルを待ち続け、そしてこの世を去ったに違いない。

既是戰友又是夥伴的艾德。

戦友にして相棒だった、エド。

艾德,已經不在了……。

エドは、もういない……。