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第166章 最期(4)
「請等一下!」
「お待ち下さい!」
然而,在賽雷斯蒂娜的身體上噴發出宛若有實體的威壓波動,使得其他人根本無法動彈時,竟有人魯莽地試圖阻止她。
しかし、セレスティーヌの身体から噴き出す、実体を伴っているかの如き威圧の波動で他の者達が身動きもできない中、無謀にもセレスティーヌを止めようとした者がいた。
「你應該是……」
「あなたは、確か……」
「是的,我是卡奧魯大人的守護騎士,弗朗塞特!」
「はい、カオル様の守護騎士である、フランセットです!」
賽雷斯蒂娜冷冷地瞪了弗朗塞特一眼。
セレスティーヌは、フランセットをじろりと睨(ね)めつけた。
「那個,在『歪み』的時候,你說了不少很囂張的話……」
「あの、歪みの時には、色々と偉そうなことをのたまってくれた……」
「嗚!」
「うっ!」
看來當時是因為卡奧魯在場才表面上順從地聽著,但果然還是感到不悅,似乎一直耿耿於懷。
どうやら、あの時はカオルの手前素直に聞いていたが、やはり不愉快だったのか、かなり根に持っていたようである。
「你這個連保護卡奧魯醬都做不到,卻還厚顏無恥自稱『守護騎士』的下賤傢伙,這次又會帶來什麼有趣的說教呢?」
「で、カオルちゃんを護ることもできなかったくせに、恥ずかしげもなく『守護騎士』を名乗る下衆(ゲス)が、今度はどんな面白い説教を聞かせてくれるのかしら?」
『(((((她好生氣~~!!)))))』
(((((怒ってるううううぅ~~!!)))))
四壁和費爾南等人顫抖著驚恐,但反正大陸滅亡已成定局,無論發生什麼,事態也不會再更糟……除非賽雷斯蒂娜突然說要毀滅不只是這片大陸,而是整個世界。
恐怖に震える四壁とフェルナン達であるが、どうせ大陸全滅は決まっているのである。どうなろうが、これ以上事態が悪化することはない。……セレスティーヌが、この大陸だけでなく、全世界を滅ぼす、とか言い出さない限り。
而且即便作為女神,也難以想像她會做到那種地步。縱然怒不可遏也未必會如此……。
そしてさすがに、女神として、そこまでやるとは思えなかった。いくら怒り狂っていたとしても……。
所以大家都沒有阻止弗朗塞特。
なので皆、フランセットを止めようとはしなかった。
卡奧魯的信徒們之間,以及那些被憤怒迷失自我的人之間,也許還能通上幾句話。這個可能性並非絕對為零。帶著那麼一絲、渺茫的一縷希望……。
カオルの信奉者同士、そして怒り狂って我を忘れている者同士で、もしかすると話が通じるかもしれない。その可能性は、ゼロではない。そんな微(かす)かな、一縷(いちる)の望みを抱いて……。
「卡奧魯大人不會那樣希望!卡奧魯大人對於敵對並意圖加害我們的人不會手下留情,但即便是敵國之人,也會對無辜者施以慈悲。那位卡奧魯大人,絕不可能希望無辜者,或那些曾與她親近者的死亡!當她得知此事,肯定會感到悲傷……。
「カオル様は、それをお望みではありません! カオル様は、自分達に敵対して危害を加えようとしている者には容赦がありませんが、たとえ敵国の者であっても、罪のない者達には慈悲を賜(たまわ)れました。そのカオル様が、罪無き者達、そして自分と仲良しだった者達の死を望むとは、到底考えられません! きっと、このことを知られた時、悲しまれます……。
卡奧魯大人來到這裡,正是為了盡量減少無謂流失的生命。若把這一切化為烏有,甚至導致更多生命逝去,卡奧魯大人會……」
カオル様がここへ来られたのも、少しでも無駄に失われる命を減らそうとお考えになってのこと。それを無にし、それどころか、更に多くの命が失われることになれば、カオル様は……」
「嗚……」
「うっ……」
賽雷斯蒂娜因弗朗塞特的話而動搖。
セレスティーヌが、フランセットの言葉に怯(ひる)んだ。
她本身幾乎不在意下等生物,但對卡奧魯有著特別的情感,即便她已死去,卡奧魯曾成為她的朋友,並在『那個人』的事上多方幫忙,她仍想尊重卡奧魯的心意,這份念頭未曾改變。
自分自身は、下等生物のことなど殆ど気にしていない。しかし、カオルに対しては特別な思いがあるし、死した今となっても、自分の友達になってくれ、『あの人』の件では色々と力になってくれたカオルの思いを尊重したいという気持ちは変わらなかったのである。
賽雷斯蒂娜知道卡奧魯已死──也就是完全消失,但弗朗塞特認為卡奧魯只是失去了在這個世界所使用的假體,已回到她所管理的世界。因此,在一時怒氣平息後,他反而冷靜,抱著身為能夠承受賽雷斯蒂娜的人,必須設法說服她的責任感,拼命勸說。
セレスティーヌは、カオルが死んだ、つまり完全に消滅したことを知っているが、フランセットは、カオルはただこの世界で使っていた仮の姿である肉体を失っただけであり、自分が管理する世界へ戻っただけだと思っている。そのため、一時的な怒りが収まった今は冷静であり、セレスティーヌに対して耐性がある自分が何とか説得せねばという義務感で、必死であった。
畢竟,整個大陸上所有生物的命運都系在他身上……。
何しろ、自分に、この大陸に住む全ての生物達の運命が掛かっているのであるから……。
「在此請尊重卡奧魯大人的心意,懇請您行慈悲……」
「ここは、カオル様のお心を尊重して、何卒(なにとぞ)、御慈悲を……」
說著跪下的弗朗塞特,其他人也慌忙隨後跪下。
そう言って跪(ひざまず)くフランセットに、他の者達も慌てて後に続いた。
「……明白了。就尊重卡奧魯醬的心意,避免出現『因為卡奧魯醬而導致大量人類死亡』的情況吧……」
「……分かりました。ここはカオルちゃんの思いを汲(く)んで、『カオルちゃんが原因で、大勢の人間が死ぬ』という事態になるのは避けましょう……」
聽到賽雷斯蒂娜的那句話,費爾南、四壁以及弗朗塞特在心中喜悅得顫抖著,雖未顯於臉上。
セレスティーヌのその言葉を聞いて、フェルナン、四壁、そしてフランセットは喜びに震えた。その感情を顔に表すことはなく、心の中だけであったが。
他們早已接受會在此喪命的事實,現在只是祈求不要牽連本國的國民或其他國家的人。只希望能把承擔此事責任和死亡,限制在我們這些人身上……。
自分達がここで死ぬことは、とっくに覚悟していた。今はただ、自国の国民や他国の者達に累が及ばないこと、それだけを願っていたのである。この事態の責任を取り死ぬのは、自分達だけにしてもらえれば、と……。
「感激不盡!那麼,就以我們在場的性命,懇請您平息怒火……」
「ありがたき幸せ! では、この場におります我らの命をもって、お怒りをお鎮めいただけますよう……」
於是,弗朗塞特從跪姿變為坐下,其他人也跟著如此。大概是想避免在被女神取命後姿勢怪異地倒下,而希望以端正的姿態斷氣吧。
そして、跪いた姿勢から、その場へ座り込む形へと体勢を変えたフランセット。他の者達も、それに続いた。おそらく、女神に命を奪われた後におかしな体勢で倒れ込むことを避け、綺麗な姿勢で絶命することを望んでのことであろう。
對此,賽雷斯蒂娜則是……。
それに対して、セレスティーヌは……。
「愚蠢至極!你們那些口口聲聲說『這會違背卡奧魯醬的心意、會讓她悲傷』的口,竟敢說要殺掉卡奧魯醬最信任的人。……你們是笨蛋嗎?」
「愚か者めが! カオルちゃんの意図に反する、カオルちゃんが悲しむ、などと言っておったその口で、カオルちゃんが最も信頼していたお前達を殺せと言うか。……馬鹿なのか?」
被這麼一說,確實沒錯。
言われてみれば、その通りである。
弗朗塞特對自己的愚蠢感到無語,垂頭喪氣地耷拉下肩膀……。
己の馬鹿さ加減に呆れ果て、がっくりと肩を落とすフランセットであった……。
「夠了!那些元凶就交給你們全部處理掉,絕不允許有漏網之魚!」
「もうよい! 元凶共は、お前達が全て処分せよ。取りこぼしは許さぬぞ!」
說完,賽雷斯蒂娜便消失了。
そう言って、セレスティーヌは姿を消した。
或許對賽雷斯蒂娜來說,失去卡奧魯之後,對這個世界的瑣事已經幾乎失去興趣了吧。
おそらく、セレスティーヌにとって、カオルを失った今はこの世界の個々のことに関しては殆ど興味をなくしたのであろう。
而且她大概會像以前一樣少與人類交涉,僅冷冷地執行有關『歪み』的工作。就像卡奧魯來到這世界之前一樣……。
そしてまた、以前のように、人間達とはあまり関わらずに、『歪み』に関する仕事のみを淡々と行うのであろう。カオルがこの世界に来る前のように……。
「「「「「「…………」」」」」」
「「「「「「…………」」」」」」
然後,弗朗塞特、四壁與費爾南一行面容陰鬱。
そして、どんよりとした顔の、フランセット、四壁、そしてフェルナン一行。
前魯埃達的神官們倒在地上呻吟,吉斯蘭則坐在王座上喃喃自語著『被救了、被救了』……其實根本沒有被救到啊……。
元ルエダの神官達は、床に転がったまま呻(うめ)き、そしてギスランは玉座に座ったまま、助かった、助かったと呟いている。……全然助かってなどいないというのに……。
「……這件事、這個事實,要告訴羅蘭德大人,還要告訴陛下與國民們嗎。還有告訴埃米爾、貝爾、雷耶特他們……
「……これを、この事実を、ロランド様に、そして陛下や国民達に知らせねばならぬのか。そして、エミールとベル、レイエット達に……。
雖然避免了戰爭中大量喪命的情況,但代價實在太過巨大……」
いくら戦争で大勢の命が失われることを回避できたとはいえ、代償があまりにも大きすぎる……」
四壁、費爾南與他們一行也都無言,只能垂首低垂……。
四壁も、そしてフェルナンとその一行も、言葉をなくして、ただ項垂(うなだ)れるのみであった……。
* *
* *
「死了嗎……」
「死んだか……」
白色的地方。
白い場所。
這裡,我以前來過一次。
ここには、昔、一度来たことがある。
「好久不見。」
「お久し振りです」
接著,出現的是一位穿著白色衣袍的青年。
そして姿を現した、白い衣服を着た青年。
正是那位自稱『類似神的存在』的人,而他的真面目據說是種高等生命體,讓人類看起來宛如比水蚤還渺小的存在……。
そう、自称『神様のようなもの』、そしてその正体は、人類がミジンコ以下に思えるくらいの、高次生命体……らしい。
「恭子怎麼樣了?」
「恭子はどうしています?」
「她還健在。年事已高,幾乎臥床不起了……」
「御健在です。かなりお年を召して、殆ど寝たきりのような状態ではありますが……」
畢竟是同班同學,年紀方面心裡有數。這段時間彼此沒聯絡,也是因為兩人都幾乎起不了床。尤其是我,還連著點滴和氧氣管……。
同級生なのだから、年齢のことは分かっている。ここしばらく連絡していなかったのも、互いに殆どベッドから動けなかったからだ。特に自分は、点滴だとか酸素パイプだとかを繋がれていたし……。
原來,是我先到的嗎……。
そうか、私が先発か……。
「香那邊情況如何?」
「香の方は、どういう状況ですか?」
一問之下,那位自稱『類似神的存在』的人突然低下了頭。
そう尋ねると、その自称『神様のようなもの』が、突然頭を下げた。
「非常抱歉!長瀨香已經過世了……」
「申し訳ありません! 長瀬香さんは、お亡くなりになりました……」
「啊……」
「え……」
怎麼可能!
そんな馬鹿な!
「為什麼!那孩子受到那個世界女神的守護!病痛、傷勢、老衰都不該有影響!這是怎麼回事!!」
「どうして! あの子には、あの世界の女神の加護があるって! 病気も怪我も老衰も、関係ないって! どういうことですか!!」
追問並要求解釋後,他詳盡地說明了整個情況。
問い詰め、説明を要求したところ、事情を詳しく説明してくれた。
「也就是說,無法再度轉生,香就這樣徹底消失,也就是死亡了嗎?」
「じゃあ、再度転生を、ということもできず、香はそのまま完全に消滅、つまり死亡した、と?」
「……是的。實在非常抱歉……。因此,禮子小姐要到那個世界轉生的目的已不存在。若您願意,作為道歉與補償,您可以從其他幾個世界中選擇一個喜歡的前往轉生,但……」
「……はい。誠に申し訳なく……。ですので、礼子さんがあの世界に転生されるための目的は失われました。それで、もしよろしければ、お詫びと補填のために、他のいくつかの世界の中からお好きなものを選んでいただき、そこに転生していただくことも可能ですが……」
「不,照原定計畫,去香去的同一個世界。別無他選。」
「いえ、予定通り、香と同じ世界へ。それ以外の選択肢はありません」
「不、不過,香小姐已經……」
「し、しかし、もう既に香さんは……」
「即便如此我也一樣!」
「それでもです!」
我沒有退縮。
私は、引かなかった。
「因為我是久遠禮子(くおんれいこ)。我是長瀨香的摯友!即便分離多年,甚至香已經死去,我也只有一個去處──那就是香去的世界,唯有韋爾尼!!」
「だって、私は久遠礼子(くおんれいこ)。長瀬香の親友なのだから! たとえ離ればなれになってから何十年経っていようが。そして、香が既に死んでいようが。だから、私が行く世界はただひとつ。香が行った世界である、ヴェルニーのみです!!」
我這麼說道,露出了凜冽的笑容。
そう言って、私は凄絶な笑みを浮かべた。
我根本不相信,那個長瀨香會那麼輕易地死兩次。
私は、全く信じてはいなかった。あの長瀬香が、そう簡単に二度も死ぬなどということは。
沒錯,即便那是神所說的話。
そう、それが、たとえ神様からの言葉であったとしても。
* *
* *
「實在非常抱歉啊啊啊!!」
「申し訳ありませんでしたああぁっっ!!」
女神居然不知從哪學來的,突然使出日本式的土下座。
どこで覚えたのか、いきなりジャパニーズ土下座をかましてきた、女神様。
嗯,原因是知道的。已經從那個管理地球的假神那裡聽到了全部。
まぁ、理由は分かっている。あの、地球を管理している神様モドキから全て聞いている。
「總之,讓妳獲得和香一樣條件的身體、道具欄與語言理解能力,這些是基本配備吧?然後特典的作弊能力是『一切魔法皆可無限制使用』!」
「とりあえず、香が貰ったのと同じ条件の身体と、アイテムボックスと言語理解能力。これは基本装備ですよね? そして特典のチート能力は、『あらゆる魔法が、無制限で使い放題』で!」
「哇啊啊!來了個極其厚顏無恥的傢伙!!」
「ぎゃあああ! とんでもなく図々しいのが来ましたああぁ!!」