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布蘭科特王國突破作戰再起

「……總之,我們來到布蘭科特王國了……」

「……というわけで、やってきました、ブランコット王国……」

嗯,這裡流傳的不是通緝相片,而是通緝畫像。

うん、私の手配写真ならぬ、手配姿絵が出回っているところだ。

……而且,上級衛士還曾親自前往巴爾摩亞王國,讓人直接記住我的容貌,真是一個國家級的跟蹤狂。

……そして、上級衛士は一度はバルモア王国へ出向いて、直接私の顔を覚えさせてあるという、ストーカー国家である。

整個國家一起當跟蹤狂,規模也太大了吧,喂!

国ぐるみでストーカーというのは規模がデカいな、おい!

……於是,我制定了作戰計畫。

……というわけで、作戦を立てた。

我們擁有『學習能力』這種東西啊,『學習能力』!

私達には、『学習能力』というものがあるのだよ、『学習能力』というものが!

「所以,隊伍分配如下。羅蘭德與法蘭塞特、科博特先生小隊;其他所有人,角兔小姐小隊!」

「というわけで、チーム分けを行います。ロランドとフランセット、コボルトさんチーム。その他全員、角ウサギさんチームです!」

「「「「「…………」」」」」

「「「「「…………」」」」」

又開始搞什麼奇怪的東西了。

また何か、おかしなことを始めやがった。

五個人用那種眼神盯著我看。

そういう眼で私を見詰める5人。

「敵人大概會根據上次我們通過時的人員編制來檢查旅人,所以要徹底避開那個模式,而且,我會稍微變裝一下。

「敵は、多分前回私達が通過した時の人員編成を基にして旅人を調べているだろうから、それを完全に外すんだよ。そして、私はちょっと変装するよ。

上次雷耶特沒在,若把隊伍分成兩組,從人員編制上看就會完全沒有關聯了呢」

前回はレイエットちゃんがいなかったし、パーティをふたつに分ければ、人員編成からは全く関連のないものになるからね」

看起來像貴族的男女騎士。

貴族っぽい男女の騎士。

……是兄妹、還是接到任務的同僚,抑或是私奔呢?

……兄妹なのか、任務を受けた同僚同士なのか、はたまた駆け落ちか。

無論如何,這並不算奇怪的組合,國境檢查的守衛也不會多嘴。……反而,若亂插手,會被砍頭,這可不是比喻,而是字面上的。

いずれにしても、別におかしな組み合わせではないし、国境検問所の警備兵が口出しするようなものではない。……それどころか、下手に口出しすると、首が飛ぶ。比喩的表現ではなく、物理的に。

還有一組四人同行的平民,其中三人是未成年少女。

そして、4人連れの平民。うち3人は未成年の少女。

這種組合可能會引人憐憫,但不太會引起戒心。

心配されることはあっても、警戒されることは無さそうな組み合わせだ。

一對沒錢坐乘合馬車的兄妹只好騎馬旅行;看起來像是剛入行的獵人的哥哥,雖然心虛,卻是唯一的護衛。

乗合馬車に乗れるだけのお金がない兄妹の、馬での旅。そして駆け出しハンターらしき兄が、心細いながらも唯一の護衛役。

一點也不不自然。是那種每天都有數十、數百組會遇到的普通組合。

何の不自然なところもない。ごくありふれた、一日に何十、何百とやってくる組み合わせだ。

尤其是,上次被當成我護衛的羅蘭德和法蘭塞特都不在,應該沒人會認為我是『御使者』。再加上我還變了裝。

特に、前回、私の護衛役であると思われたはずのロランドとフランセットがいないから、私が『御使い様』だと考える者は皆無のはず。そして更に、私が変装をすれば。

……完美的母親,沒錯。

……完璧の母、である。

那四人似乎接受了我的解釋。……雷耶特大概還不懂,所以不算在內。

私の説明に、納得してくれたらしい4人。……レイエットちゃんはよく分かっていないだろうから、対象外。

接著在國境檢查站前變裝,分成兩組。

そして、国境検問所の手前で変装し、2組に分離。

以防萬一,羅蘭德與法蘭塞特的『科博特先生小隊』不會和我們『角兔小姐小隊』拉太遠,位於前方,兩隊間只隔著兩到三組其他旅人。

万一何かあった場合のためにと、ロランド・フランセットの『コボルトさんチーム』は、私達『角ウサギさんチーム』からあまり離れず、間に他の旅人達を2~3組挟む程度で、前方に位置している。

如果我們在前面,一旦有事,還沒通過入境檢查的『科博特先生小隊』就得突破檢問衝過來,那會變成超大的麻煩(超大事)。

私達が前だと、何かあった時に、まだ入国のための検査が終わっていない『コボルトさんチーム』が検問を突破して駆け付けることになってしまい、それは超大事(おおごと)になってしまうからだ。

如果我們在後面,已經入境的人會趕來支援,就能避免被視為用武力突破國境的重大罪犯。看似小事,差別卻極為重大。

私達が後ろだと、既に入国済みの者が駆け付けることになり、国境を力尽くで突破した大罪人、ということは回避できる。些細なことに思えても、この違いは、とてつもなく大きい。

那麼,出發,前往國境檢查站!

さて、では、いざ、国境検問所へ!

……毫無問題地通過了。

……何事もなく通過できた。

嗯,早就知道。

うん、知ってた。

當然,戰鬥馬車(戰車)已收進道具箱,我騎著艾德,將雷耶特抱坐在前方。這樣一來,全員看起來都只是『帶著簡單手提行李的騎乘者』,沒有攜帶貨物,自然不在課稅範圍。幾乎是白給通行,只被用手勢催促著「好啦好啦,快點走,快走!」。

勿論、戦闘馬車(チャリオット)はアイテムボックスに収納して、私はエドに乗ってレイエットちゃんを前に座らせて抱きかかえていた。だから、全員が『簡単な手荷物を持っただけの、騎乗者』であり、商品を持ち込むわけじゃないから課税対象外。ほぼフリーパスに近い形で、「はいはい、さっさと進んで、進んで!」というような感じで、身振りで促(うなが)されただけ。

這也完全是因為我高超的變裝技術吧。

これも、ひとえに私の変装技術の優秀さ故(ゆえ)のことだろう。

換了髮色和眼睛顏色。

髪と眼の色の変更。

然後用透明膠帶、黏著劑、底妝……不對,是粉底液,讓眼型變成垂眼。

そして、透明テープと接着剤、ファウンデーション……じゃなくて、ファンデーションを使って、垂れ目にした、眼。

作為國家興亡的開始,說是粉底也無妨,畢竟語源相同。

国家興亡の始まりとしては、ファウンデーションでもいいか。語源、同じだし。

而且,髮色眼色姑且不論,靠著那個把我存在意義(raisond'etre)徹底否定的大胆垂眼變裝,完全沒人懷疑我們。

そして、髪と眼の色はともかく、垂れ目という、私の存在意義(レゾンデートル)を真っ向から否定した大胆な変装により、全く疑われることがなかったのである。

那是作為『我』這個人的基本部分,是讓大家認出我的最重要的一環……,別囉嗦了!!

それは、『私』という人間の基本的な部分であり、皆が私を認識するための最重要部分であるため……、って、うるさいわ!!

總之,我們安然無恙、毫無被懷疑地進入了布蘭科特王國。

とにかく、無事、疑われることなくブランコット王国に入国した私達。

「……竟然什麼都沒問就讓我們過了耶……」

「……よく何も聞かれずに通して貰えたよね……」

「欸?」

「え?」

艾米爾忽然說了那句話。

エミールが、いきなりそんなことを言ってきた。

「為什麼?一點都沒看起來可疑吧?」

「どうして? 何も怪しいところはなかったでしょ?」

「一般平民的孩子不會騎馬,也不會在沒錢坐乘合馬車的情況下擁有三匹馬,

「普通の平民の子供は馬には乗れないし、乗合馬車に乗るお金がないのに3頭もの馬を持ってる。

……明顯不對勁呀」

……明らかにおかしいよ」

……。

……。

…………。

…………。

………………。

………………。

「先跟我說啊啊啊啊!!」

「先に言ってよおおおおぉっっ!!」

要是早知道就能想出合理的藉口啊!

先に知ってりゃ、それなりの言い訳を考えたのに!

……不過嘛,就算特地想好了,結果還是什麼都沒被問,會變成白費功夫啦……。

……いや、まぁ、せっかく考えておいたとしても、結果的には、何も聞かれずに通して貰えて、無駄な作業になっただろうけどさ……。

「從今以後,有發現就要好好說出來!懂了嗎?」

「今度から、気付いたことは、ちゃんと言う! いいね、分かった?」

「嗯、嗯……」

「う、うん……」

大概他心裡想著:既然是我的提案就不會錯,提出疑問會不敬吧之類的。

多分、私の案だから間違いはない、疑問を呈するのは不敬だ、とか考えたのだろう。

不行啊。那方面還得更好好教導……。

イカンなぁ。そのあたり、もっと教育しなくちゃ……。

一過邊境就和『科博特先生小隊』會合。之後只要在離開這國或進城時暫時分開就行,或是在看到可疑兵力集結時……。

国境を越えてすぐ、『コボルトさんチーム』と合流。あとは、この国を出る時と、どこかの街に入る時に一時的に分離すればいいだろう。それと、不審な兵士の集団がいた時とか……。

若遠遠看到那樣的情況,兩隊只要自然而然拉開距離假裝成不同團體即可;進城時則在同一家旅店分別辦理入住,之後再集合到其中一間房。

遠目にそういうのが見えたら、ごく自然に両チームが間隔を空けて別グループの振りをすればいいし、街では、同じ宿に別々にチェックインして、後でどちらかの部屋に集まればいい。

反正大多數時間都野營,進城住旅店也就是隔幾天一次。

ま、大半は野営で済ませて、街で宿屋に泊まるのは数日に1回だ。

當然全部野營會走得比較快,因為不用浪費時間。即使天色有些暗,只要有化學燈的光,雖然不是柏油路,但在相當整理過的主幹道上正常行走也沒什麼大問題。

勿論、全部野営にした方が、早く進める。無駄な時間がかからないから。多少暗くなっても、ケミカルライトの明かりがあれば、いくらアスファルト舗装ではないとはいえ、それなりに整備された主要街道を普通に歩くくらいなら、大きな問題はない。

……可是,我們隊伍裡三分之二是女性,至少幾天就要洗一次澡才受得了。就連我也如此,和心儀之人同住的法蘭塞特與貝爾更是更加渴望。

……でも、構成メンバーの3分の2が女性である我々は、せめて数日に1回はお風呂に入らないと我慢できないのである。私ですらそうなのだから、想い人と一緒であるフランセットとベルは、更にその思いが強いだろう。

我把這話跟法蘭塞特與貝爾說了之後……。

私が、フランセットとベルにそう言ったところ……。

「欸?沒特別在意啊……」

「え? 別に……」

「這種事我根本沒注意過啊……」

「そんなの、気にしたことありませんけど……」

你、你們是怎麼回事……。

って、お、お前ら……。

是、是那樣的嗎?

そ、そういうものなのか?

是那樣的時代背景、種族差異,還是性癖的問題呢……?

そういう時代背景なのか、人種の違いか、性癖なのか……。

嘛、嗯,或許跟自古平民就習慣洗澡的日本不同吧……。

ま、まぁ、かなり昔から平民でも風呂に入るのが普通だった日本とは違うか……。

但我無法忍耐,所以我們幾天就要住有澡堂的旅館!

でも、私が我慢できないから、数日置きにお風呂がある宿に泊まるのだ!

不過,暫且今晚還是野營。

しかし、ま、とりあえず今夜は野営で。

然後繞過王都,從王都南側通過前往巴爾摩亞王國……。

そして、王都は避けて、王都の南側を通ってバルモア王国へ……。

「今晚就住旅店。我們要前往這國的王都阿拉斯。」

「今夜は、宿を取るぞ。そして、この国の王都、アラスに向かう」

「為什麼啊啊啊~~!!」

「何でよおおおおぉ~~!!」

氣喘吁吁……。

はぁはぁはぁ……。

「為什麼偏偏要去那種身份極易曝光的高風險地方啊!」

「どうしてわざわざ、身バレする危険の大きなところへ行くのよっっ!」

我把說出那種荒唐想法的羅蘭德好好罵了一頓。

とんでもないことを言いだしたロランドを、思い切り怒鳴りつけてしまった。

但是你到底在想什麼啊!你該不會是腦袋有洞吧……。

しかし、いったい何を考えているのか! 馬鹿じゃなかろうか……。

「不,從長計議,邊通過邊確認布蘭科特王國的情況,盡可能蒐集情報,應該是較妥當的。

「いや、今後のことを考えれば、ブランコット王国の状況を確認し、得られる情報をできる限り集めながら通過するのが得策だろう。

應該沒有人會預料到卡奧爾會回來,暴露身份的風險就不會太大……」

まさかカオルが戻ってくると予想している者はいないだろうから、バレる危険はそう大きくはないであろうし……」

嗯嗯……。羅蘭德說的也有一點道理。但是……。

うむむ……。一応、ロランドが言っていることにも、一理ある。しかし……。

「我們在那方面是外行,而且一旦身分暴露後果會很嚴重,何必親自去做呢?應該能從間諜、線人、被收買的下級貴族等途徑取得情報吧?那個使者的近衛都知道關於第一王子的事,表示情報來源是有的不是嗎?

「そういうことには素人で、しかも身バレすれば大変なことになる私達がわざわざそんなことをしなくても、ちゃんと間諜とか草とか買収した下級貴族とか、そういうのから情報を入手しているんでしょ? あの使者の近衛が第一王子のことを知っていたんだから、情報源はあるよね?

有必要特地讓我們跑到王都嗎?除了羅蘭德的興趣或玩樂之外還有其他理由嗎!」

わざわざ私達が王都に行く必要はあるの? ロランドの趣味や楽しみ、という理由以外で!」

「呃……」

「うっ……」

羅蘭德那傢伙竟然語塞了!

ロランドの奴、言葉に詰まりやがった!

那不就等於是『只是他想去看看』的意思嗎。

それはつまり、『自分が行ってみたいだけ』ってことだ。

這傢伙……。

この野郎……。