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149 心機較量 2
之後,在其他商人和貴族之間,我把那四名商人全部見完了。
その後、他の商人や貴族達に交じって、例の4人の商人達をフルコンプリートした。
不過,並非每個人都是壞商人,除了那個偷跑的商人和動手打人的商人之外,另外兩位其實是沉穩的普通商人,還是那種會在商會主親自冒險遠行去搶賺錢機會的、有滿腔幹勁的人。因此,瑪莉亞爾也對那兩人正常地交談;她的兩名家臣也傳來了『沒問題』的手勢。
いや、全員が悪い商人というわけではなく、あの抜け駆けした商人、暴力を振るった商人以外のふたりは、落ち着いた普通の商人であり、商会主自らが危険を冒して遠出してまで儲けのチャンスに食らい付こうとした、意欲溢れる人物だ。なので、そのふたりには、マリアルもちゃんと普通に話をした。家臣のふたりも、『問題なし』のサインを送っていたし。
於是有的客人被隨便應付,有的則建立友好關係或推銷領地的特產,當我在應付貴族、商人,還有莫名其妙混進來的神官等客人時,『那個』出現了。
そして、ある客は適当にあしらい、ある客とは友好関係を結んだり領地の産物の売り込みをしたりして、貴族や商人、そして何故か交じっている神官とかの客を捌いていると、『アレ』が来た。
……沒錯,是個自導自演的貴族家。不是雷菲爾子爵家同一派系,而是更大派閥的首領,據說和神殿有聯繫……。
……そう、マッチポンプの貴族家だ。レイフェル子爵家と同じ派閥ではなく、もう少し大きな派閥の長らしい。神殿と繋がりがあるとか……。
「初次見面,鄙人是哈爾特·馮·哈雷拉爾伯爵。聽聞閣下與女神有緣,既然如此,何不與與神殿關係密切的我們哈雷拉爾家建立交誼,共享女神的恩惠與慈愛吧?」
「お初にお目に掛かる。ハールト・フォン・ハレイラル伯爵である。女神と縁(ゆかり)があるとのこと、ならば是非、神殿との繋がりが強い我がハレイラル家と親交を結び、女神の恵みと慈しみを共に享受しようではないか!」
……當然,我早就給了『就是他!』的手勢。於是……。
……勿論、既に私から『コイツだよ!』というサインを出してある。なので……。
「所謂關係密切的,難道不是和神殿,而是和盜賊團嗎?」
「繋がりが強いのは、神殿ではなく、盗賊団とではないのですか?」
瑪莉亞爾,一球直搗要害,投出超速直球!
マリアル、超ど真ん中へ、剛速球!
反正跟這種人閒聊就是浪費時間。
まぁ、こんな相手と世間話をしても、時間の無駄だからね。
「什、什麼……」
「なっ……」
難怪他會啞口無言、面色大變。
そりゃまぁ、絶句して顔色が変わるのも、無理ないか。
「你、你根本在說些毫無根據的事……有什麼證據嗎!」
「な、何を、根も葉もないことを……。何か、証拠でもあるのか!」
語氣已經變得粗暴了呢,難道是慌了嗎?
口調が荒くなってきたなぁ。焦ってるのかな?
但瑪莉亞爾並不在意那些。
でも、マリアルはそんなの気にしない。
「證據什麼的,我可是直接從女神大人那裡聽到的。還需要什麼證據?」
「証拠も何も、女神様から直接お聞きしましたから。それ以上に、どんな証拠が必要だと?
「而且,對我說什麼都是徒然,畢竟我是『知道』事實的人,無論你怎麼狡辯、怎麼掩飾都沒用,就算你再怎麼想把我說服也毫無意義。」
それに、私に何を言っても無駄ですよ。何しろ、私は事実を『知っている』のですから、どんな言い訳をしようと誤魔化しようがありませんし、私をいくら言い負かそうとしても、何の意味もありませんよ。
「況且,我又不是在向你索求什麼,無論你說什麼,我也不可能認為女神大人的話是謊言、認為你說得才是對的吧?換句話說,叫盜賊襲擊我們的就是你。對我來說,那個事實絕無可能改變。當然了吧?」
別に、私が貴方に何を求めているわけでもないし、貴方が何を言おうが、女神様の言葉が嘘で、貴方が言うことが正しいなどと思うはずがないでしょう? つまり、盗賊に私達を襲わせたのは、貴方です。私にとっての、その事実が変わることは絶対にあり得ませんよ。当然でしょう?」
對於瑪莉亞爾的那番話,根本無從反駁。
マリアルのその言葉には、反論のしようがない。
瑪莉亞爾是直接從女神(我)那裡聽到犯人的名字,怎麼可能不相信;這位伯爵再怎麼否認也是白費力氣。
女神(わたし)から直接犯人の名を聞いたマリアルがそれを信じないはずがないし、この伯爵がいくらそれを否定しても、全くの無駄骨だ。
況且這位伯爵看似是神殿派的人,會去否定女神的聖言嗎?
そもそも、この伯爵は神殿派らしいのに、女神の御言葉を否定するって言うのかな?
而且瑪莉亞爾只指出了『讓盜賊來襲』這點,完全沒提到那些『為了從盜賊手中救我們而準備的騎兵』,所以如今聽起來就像是這位伯爵真想讓人對我們下手。
そして、マリアルは『盗賊に襲わせた』ということだけを指摘し、『盗賊から救うために用意された、騎馬兵士達』については何も触れていない。なので、これでは、この伯爵が私達を本当に襲わせようとした、という話になってしまっている。
……不過現在若說『其實我安排了救援的兵力』也是說不過去,那等於是在坦承用盜賊搞局、自導自演。
……しかし、ここで、『実は助けるための兵士を用意していました』などと言えるはずがない。それすなわち、盗賊に襲わせたこととマッチポンプの自白も同然だからである。
不過,比起說他『想讓人襲擊』,說成是『想以自導自演作為拉近關係的契機,並非本意要加害』會好很多。但盜賊的事已經完全曝光了……。
でも、『襲わせようとした』というのよりは、『マッチポンプで仲良くなる切っ掛けにしたかった。最初から危害を加えるつもりはなかった』と言う方がずっとマシだと思うけどなぁ。盗賊の件が完全にバレている以上……。
伯爵一臉困窘,冷汗直冒。
困り果て、脂汗を滲ませている伯爵。
不過,他不是應該從那些兵士那裡收到報告──說瑪莉亞爾仍被作為女神僕從的鳥與犬所守護嗎?那樣的話通常會認為女神的目光還沒完全離開瑪莉亞爾,為什麼他沒想到這點呢?
いや、でも、あの兵士達から報告を受けたんじゃないのかな? マリアルが、まだ女神のしもべである鳥や犬達に護られているって……。ならば、まだ女神の眼がマリアルから完全には離れていないと考えるのが普通なのでは? なのに、どうしてその可能性を考えていなかったのだろうか。
……難道他根本不信瑪莉亞爾所謂的『女神的寵愛』?
……もしかして、マリアルの『女神の御寵愛』っていうのを、信じていなかった?
以為那是假的,卻打算明知故犯地利用接近她?
偽物だと思っていて、それを承知で利用するために近付こうとしていたとか?
嗯,不這樣想不行,不可能有人去騙或挑釁女神所關照的人啊~。
うん、そうとでも考えないと、女神が目を掛けている者に詐欺を仕掛けたり喧嘩売ったりするはずがないよね~。
而且我還以為『應該不會想對瑪莉亞爾等人加害,應該不是那種壞人……』,但仔細一想,『和盜賊關係好好的貴族』這種人……。
それに、『マリアル達に危害を加えるつもりはなかっただろうから、そう悪い人では……』とか思っていたけど、よく考えてみれば、『盗賊と仲良しの貴族』って……。
完蛋!
アウト!
完蛋啊啊啊~~!!
アウトオオオオォ~~!!
當然就是惡棍一個!
悪党に決まってるじゃん!
肯定是一直利用盜賊做各種壞事!!
今まで、盗賊を使って色々とやらかしてたに決まってるよ!!
我到底在想什麼糊塗事啊,我……。
何、ボケたこと考えてたかなぁ、私……。
「如果是我去告發、拼命辯解想免罪,還說得通。但要向『知道真相的我』找藉口,到底想做什麼?」
「私が訴え出て、何とか罪を免れようとして必死で言い訳をするなら、まだ、分かります。でも、『事実を知っている私』に言い訳をして、いったい、どうしようと?
「那麼,如果你不想讓這件事被其他人知道,就放棄吧,趕快回去!」
さ、このことを他の方々に話されたくないなら、諦めて、さっさとお帰り下さい!」
啊,看來在瑪莉亞爾那句帶滿不悅的話下,他終於放棄了。伯爵乖乖退下,離開了…。
あ、不愉快さ丸出しのマリアルの言葉に、さすがに諦めたのかな。素直に引き下がり、退出したよ、伯爵……。
然後,瑪莉亞爾……。
そして、マリアルは……。
「我說過『不想被說出去就回去吧』,但我可沒說回去了就一定不會說啊,對吧,我……。那個人是『因為不想被說出來所以回去了』,僅此而已,跟我的行動沒半點關係!」
「話されたくないなら帰りなさい、とは言いましたけど、帰れば話さない、とは言っていませんよね、私……。あの人は、『話されたくないから、帰った』。ただそれだけであって、私の行動とは何の関係もありません!」
嗯嗯,瑪莉亞爾已經慢慢走向黑化了呢……。
うんうん、いい具合に闇堕ちしてきたよね、マリアル……。
然後又接待了幾位來訪客人……。
そして、更に何人かの訪問客の相手をしていると……。
猛然一震!
びくり!
有個人走進房間、看到我們的瞬間,做出像是驚訝的反應。
部屋に入ってきて、私達を見た瞬間、驚いたかのような反応をした人がいた。
雖然只有一瞬,但明顯露出驚愕表情、僵住,然後很快便恢復成平常的模樣。
ほんの一瞬だけど、明らかに驚いたような表情を浮かべ、硬直したような感じ。そしてすぐに普通の表情に戻った。
……嗯,在那『一瞬的僵住』時,他是把視線朝我這邊看了過來。
……うん、その『ほんの一瞬の硬直』の時に、私の方に視線を向けていたんだよね。
「我經營名為『班希商會』的商號,名叫多布爾。關於女神的寵兒雷菲爾子爵閣下……」
「『バンシー商会』という商家を営んでおります、ドブールと申します。女神の愛し子、レイフェル子爵閣下におかれましては……」
那個商人也像之前的來客一樣,被瑪莉亞爾輕輕應付過了。
その商人も、マリアルはそれまでの来客と同じように、軽くあしらった。
然後我對把那個比以往更死纏爛打的商人最後毫不掩飾地趕走的瑪莉亞爾說了『等一下,抱歉!』,接著從與商人出去的那扇門不同的另一扇門衝了出去。
そして私は、今まで以上にしつこく食らい付く商人を、最後には不快感を隠そうともせず追い払ったマリアルに『ちょっとごめん!』と言って、商人が出ていったドアとは別のドアから飛び出した。
就這樣,我沒有從正門出去,而是從另一個出入口出到外面,舉起右手……。
そのまま、正面玄関ではなく別の出入り口から外に出て、右手を挙げると……。
在那出入口旁待命的人飛了過來。……字面上的,飛過來。
この出入り口の側で待機していた者が、飛んできた。……文字通り、『飛んで』。
我繞著旅館建築跑去,指向一名男子。……對,就是剛從正門出來、臉上帶著怒色和不悅的那個商人。
私はそのまま走って宿の建物を回り込み、ひとりの男を指差した。……そう、正面玄関から怒り混じりの不機嫌そうな顔で出てきた、さっきの商人を。
「跟蹤那傢伙!」
《アイツを尾(つ)けて!》
「知道了!」
《わかった!》
回答我的指示後,『它』就在離那男人稍遠的上空開始盤旋,畫起了圈。
私の指示にそう答えると、『それ』は、男から少し離れた場所の上空で、円を描いて飛び始めた。
……沒錯,當然是雷菲爾子爵家所屬鳥軍的精銳之一隻。
……そう、勿論、レイフェル子爵家お抱えの『鳥軍』の精鋭の一羽である。
當然,我在剛才的會談知道了對方的名字和店名,但比起從店名或姓名去查店鋪位置或對方住處,尾隨追蹤來得更快;外人四處打聽的話也可能被衛兵或對方察覺……。
いや、勿論、先程の会談で相手の名前や店名は分かっているが、その店名や名前から店の場所や相手の住居を調べるよりは、後をつけた方が早い。余所者がそんなのを聞き回って調べていたら、衛兵か相手に知らされる可能性もあるし……。
所以,先把那個叫多布爾的男人的行蹤親自查明比較妥當。
だから、とりあえず、あのドブールとかいう男の居場所を自力で突き止めるのである。
現在的我並沒有做任何偽裝。
今の私は、変装とかはしていない。
我的存在以『御使い様』之名為人所知,從講和會議上瑟蕾絲降臨到我從巴爾莫亞王國出奔的那四年間,期間有不少人見過我,或是請畫師畫下我的樣貌帶回他國的情況應該不少。
私の存在が『御使い様』として皆に知れ渡り、そして講和会議におけるセレスの降臨から、私のバルモア王国出奔までの、4年間。その間に私を見たり、雇った絵師に私の姿絵を描かせて他国へ持ち帰った者達が、かなりいたと思われる。
因此,即便在遠離巴爾莫亞王國的這個國家,有人認得我的臉也不足為奇。
だから、バルモア王国から遠く離れたこの国でも私の顔を知っている者がいてもおかしくはない。
但若有人明明認出我,卻不說出來、裝作沒注意,那就……
なのに、私のことに気付いていながら、そのことを口にせず、気付かなかった振りをする者、と言えば……。
那就是,『可疑』。
そう、『怪しい』ということだ。
「久等了!」
「お待たせしました!」
然後趕緊回到屋內,繼續與來客會面。仍有許多等待會見的客人尚未處理。
そして急いで部屋へと戻り、来客との面談に復帰した。まだまだ面会待ちの客は残っているのだ。
那麼,就繼續接見吧……。
さて、では、面談を再開して……。
身體抽動了一下!
ぴくっ!
驚了一下!
びく!
緊張地顫抖著!
びくびくっ!
「……咦?」
「……え?」
之後,接二連三出現了那些看到我便一瞬僵住,然後若無其事地略過我的客人。
あの後、私を見て一瞬固まり、そして何事もなかったかのようにスルーする客が続出した。
這是怎麼回事?
どういうことだ?
這時,察覺到我在思考的羅蘭低聲嘀咕道。
すると、私が考え込んでいることに気付いたらしいロランドが、ぽつりと呟いた。
「……他們只是被卡奧爾那種眼神嚇到了吧?」
「……カオルの眼付きに怯えているだけじゃないのか?」
該死!!
ドちくせう!!