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ポーション頼みで生き延びます!

147 前往首都(6)

「怎麼樣,不是很好的主意嗎!這樣一來,你就能成為王室的一員……」

「どうだ、良い話であろう! そうすれば、お前は王家の一員として……」

頭頂傳來一聲悶響!

ぐわん!

「哇啊!」

「ぐあぁ!」

國王捂著頭發出慘叫,而大臣與侍衛們因震驚得動彈不得。

頭を押さえて声を上げる王様と、あまりのことに、驚愕で動けない大臣や衛兵達。

……嗯,也是啊。要是突然有個金屬大盆從國王頭上掉下來的話……。

……まぁ、そうだろうねぇ。突然、王様の頭上に金だらいが落ちてきたら……。

身處室內,頭頂當然是天花板—一片空無,不可能有那種東西掉下來。

室内だから、上は、勿論天井。何もない空間。そんなものが落ちてくるはずがない。

除非女神在惡作劇。

女神が悪戯でもしない限り。

當然,丟下金屬盆時要格外小心。

勿論、金だらいを落とすには、細心の注意を払っている。

普通的金屬盆相當沉且堅硬。過去在滑稽戲中用的,通常是輕便的鋁製或特製柔軟材質;被砸者會戴著內含薄金屬片的特製假髮,丟落的高度與角度也會精密計算,安全措施做得滴水不漏。可那個塞雷斯竟然隨便丟了個木製手桶下來……。

普通の金だらいは結構重量があり、硬い。昔のコントで使われていたのは軽いアルミ製や特製の柔らかいものだったり、落とされる者が薄い金属が入った特製のカツラを着けていたり、そして落とす高さや角度を綿密に計算したりしていて、安全には万全の注意を払っていたんだ。それを、セレスの奴、木製の手桶を適当に落としやがって……。

沒錯,就是雷耶特被綁架那次!

そう、レイエットちゃん誘拐事件の時だよ!

於是,為了體諒年長者,丟下的是極薄的鋁製品,輕得強度不足以當作真正金屬盆使用,柔軟得幾乎不能當器具。裡面只裝了幾滴藥劑,當作『容器』出場的那個。

で、まぁ、年寄りに配慮して、ちゃんと極薄のアルミ製で、強度が足りなくて金だらいとして実際に使用することはできないくらいの軽くて柔らかいやつを落とした。中に数滴のポーションが入っている『容器』として出したやつを。

所以聲音和外觀雖然誇張,但理應完全不會造成傷害。

だから、音と見た目は派手だけど、ダメージは全くないはずだ。

「什、什麼……」

「な……」

國王呆然地凝視著在地上鏘鏘作響、滾動著的金屬大盆。

呆然として、がらんがらんと音を立てながら床で回っている金だらいを見詰めている王様。

然後……。

そして……。

「消、消失了!!」

「「「「「「き、消えた!!」」」」」」

嗯,收進物品欄了。

うん、アイテムボックスに収納した。

「…………」

「「「「「「…………」」」」」」

然後,在寂靜中,瑪利亞爾練習多次的必殺技發動了!

そして、静寂の中、何度も練習した、マリアルの必殺技が炸裂!

「女神大人,請再等等,別急著把王族和大臣們全都殺光、把王宮毀了……」

「女神様、王族や大臣達を皆殺しにして王宮を破壊するのは、もう少し待ってあげて下さい……」

瑪利亞爾雙手合十於胸前,目光朝斜上方約三十度看去,這樣祈禱。嗯,跟在伯爵家時用的是同一套戲法。

胸の前で手を組み合わせ、斜め上方30度あたりに視線をやって、そう言って祈る、マリアル。うん、伯爵家でやったのと同じやつだ。

然後……。

そして……。

「啊啊啊啊啊~~!!」

「「「「「「ぎゃああああああぁ~~!!」」」」」」

一片騷動中,無意間看向塞里德拉克侯爵,那位侯爵卻浮現出一抹平和而古雅的微笑。

大騒ぎの中、ふとセリドラーク侯爵の方を見ると、侯爵は穏やかなアルカイック・スマイルを浮かべていた。

……難道開悟了嗎……。

……悟りを開いたか……。

或是說,已經徹底放棄,抑或是不再多想了……。

それとも、全てを諦めたか、あるいは考えるのをやめたのか……。

不知何時騷動平息,國王與大臣們站起來低頭行禮。

そして、いつの間にか騒ぎは収まり、王様や大臣達は椅子から立って頭を下げていた。

……果然還沒到跪地叩頭的地步吧。

……さすがに、土下座はないか。

「對、對不起,請原諒我的無禮……還有,拜託拜託,請為我們向女神說情——說情求情!!」

「す、すまぬ、無礼を許せ……。そ、そして、何卒(なにとぞ)、女神への取りなしを、取りなしを頼む!!」

國王向一個不過是子爵出身,而且還是未成年的小孩低頭確實反常,但眼前這些人低頭的對象並不是瑪利亞爾,而是站在她身後的那位女神,所以沒問題。

国王が子爵風情に、しかも未成年の子供に頭を下げるのは常識外れではあるが、今、この連中が頭を下げているのは、マリアルにではなく、その後ろに控えている女神に対して、だ。なので、問題ない。

「那麼,今後不許再對我的婚姻相關事務多嘴。也不得對照顧我的寄親或那些曾照顧過我的人插手或過問。至於我們雷菲爾子爵家,除非是像支援、補助金、升爵等『好事』,否則一概不許干涉……」

「では、以後、もう二度と私の婚姻関連について口出しをされぬこと。寄親や私がお世話になっております方々に、私のことに関して手出し口出しをされぬこと。そして我がレイフェル子爵家に対して、一切の……、あ、いえ、支援や助成金、陞爵(しょうしゃく)のお話等、『良いお話』を除きまして、お関わり合いになりませぬよう……」

哇,瑪利亞爾即興加了練習時沒有的台詞!長著一張可愛的臉,卻相當有氣勢,這傢伙……。

うわ、マリアル、アドリブで練習の時にはなかった台詞をぶっ込んだよ! 可愛い顔して、結構逞しいな、コイツ……。

而那個無法拒絕的國王,只能像壞掉的玩具一樣不斷點頭。

そして、拒否のしようもない王様は、こくこくと、壊れた玩具(おもちゃ)のように頷き続けていた。

……好,任務完成!

……よし、ミッション・コンプリート!

*     *

*     *

之後,幾句無傷大雅的寒暄後便解散。王方的人因為認為一旦失言一切就會完蛋,緊張得僵硬。立場顛倒得令人懷疑誰才是『站在國王面前的未成年少女』。

あの後、当たり障りのない会話が少し続き、すぐに解散。王様側は、不用意な発言をすれば全てが終わると思い込んでいるから、もう、ガチガチ。どっちが『王様の前に出た、未成年の少女』だよ、というくらい、立場の逆転具合が酷かった。

更過分的是瑪利亞爾那副小惡魔模樣——她完全洞悉國王們的心情,一邊微笑一邊連番發表政治上相當敏感的言論,戲弄他們。

そして更に酷かったのが、王様達の心情を完全に把握しつつ、政治的に際(きわ)どい発言を連発して笑顔でイジるマリアルの、小悪魔っぷりだった。

……真可怕!

……怖いわっ!

然後,今天也在平安無事中結束了。

そして、本日も何事もなく終了。

明天才是正戲。

明日からが、本番だ。

不過對瑪利亞爾來說,昨天是前哨戰、今天是正場,從明天起只是後續處理。而對我們而言,支援瑪利亞爾只是『順帶的事』。我們的首要目標始終在那邊。

いや、マリアルにとっては、昨日が前哨戦、今日が本番、明日以降は残務処理に過ぎない。でも、マリアルのサポートは、私達にとっては『ついでの用事』にすぎない。私達の第一目的は、あくまでも、あっちの方である。

……沒錯,要把那些對雷耶特下手的傢伙揪出來。

……そう、レイエットちゃんに手出しした連中の、炙(あぶ)り出し。

而從明天起,將離開馬斯里烏斯伯爵邸,移往高級旅館展開所謂的『自由活動』。

そして明日からは、マスリウス伯爵邸から出て、高級宿屋に移動しての『フリープレイ』が始まる。

是的,在侯爵陪同下完成拜訪致意後,身為雷菲爾子爵家當主,要與超越派閥的各貴族來往、和商家建立關係,還有其他各種事務。

そう、侯爵に連れられての挨拶廻りを終え、レイフェル子爵家当主としての、派閥を超えた各貴族家との付き合い、商家との顔繋ぎ、その他色々である。

因此若仍住在馬斯里烏斯伯爵宅,那些人來拜訪時門檻太高,於是轉移到旅館。

なので、マスリウス伯爵邸にお邪魔していては相手が訪ねてくるのにハードルが高すぎるので、宿屋に移るわけである。

既然如此,自然會有人來。

そして、そうなれば、当然、来るであろう。

同派系的貴族、異派系的貴族、政治家、高階軍官、商人、神職、江湖騙子與詐騙者。表面看是普通知名人士,背地裡卻是犯罪組織的頭目之類的……。

同じ派閥の貴族。他の派閥の貴族。政治家。高級軍人。商人。神官。山師に詐欺師。表の顔は普通の著名人で、裏の顔は犯罪組織の顔役、とか……。

知道昨、今日那『女神的惱怒』的人應該不會出什麼荒唐的主意。原本信仰虔誠的人、或是掌握了正確情報的人也會如此。

昨日と今日の、『女神の苛立ち』のことを知っている者は、無茶なことは言わないだろう。元々信心深い者や、ちゃんとした情報を掴んでいる者達も。

但那些以為瑪利亞爾只是靠機運、偶然被女神救過一次的普通小姑娘,或覺得只要奉承就能利用的無知小娘,可能還會再出事。大概那個自導自演的貴族也會來。

でも、マリアルのことを、偶然を利用しただけのただの小娘だとか、たまたま一度女神に助けて貰っただけの普通の少女だとか、うまく煽(おだ)てて利用すれば役に立つ世間知らずの小娘だとか思っている連中は、またやらかすかも知れない。多分、あの、マッチポンプ貴族も来るだろう。

而且,比那更重要的事是——

そして、それよりも重要なこと。

那就是,那些襲擊雷耶特的人幾乎肯定會前來接觸。

そう、それは、レイエットちゃんを襲わせた連中が、ほぼ確実に接触してくるであろうことだ。

也就是說,『正式對決』要開始了。對我們而言……。

つまり、『本番』だ。私達にとっての……。

*     *

*     *

「承蒙招待,這份謝意總有一天會回報……」

「お世話になりました。このお礼は、いつか必ず……」

說罷,瑪利亞爾等一行便告辭,離開了馬斯里烏斯伯爵宅。

そう言ってマスリウス伯爵邸を辞去する、マリアル以下、私達一行。

伯爵面帶笑容相送。

伯爵は、笑顔で見送ってくれた。

看來伯爵雖然被塞里德拉克侯爵所說的『伯爵府神秘爆炸事件』與『王宮神秘金屬盆事件』嚇到,但理解到瑪利亞爾不過是個普通的貴族少女,只要不強迫她做她不願的事就沒問題;因此他對瑪利亞爾的態度曾一度有些僵硬,現在已恢復成像對待孫女的慈祥老爺爺般。

どうやら、セリドラーク侯爵から聞いた『伯爵家謎の爆発事件』と『王宮謎の金だらい事件』にはビビったものの、マリアル自身は普通の貴族の少女に過ぎず、マリアルに本人が望まないことを強要したりさえしなければ何の問題もないことを理解したらしく、一時はマリアルに対する態度が少しぎこちなかったけれど、今では元の通りの、『孫娘に対する、おじいちゃんの態度』みたいになっている。

說起來,塞里德拉克侯爵在離開王宮後也露出如釋重負般的平靜表情。

そう言えば、セリドラーク侯爵も、王宮を辞した後は、憑き物が落ちたかのような穏やかな表情になっていた。

大概是在徹底放棄了利用瑪利亞爾那種奇怪野心之後,他才回復成原本那個無野心、相對誠實溫厚的老人吧。

多分、マリアルを利用して、とかいうおかしな野望をすっぱりと諦めた時点で、元の、野心のない比較的誠実な、温厚な老人に戻ったのであろう。

王宮那件事恐怕不會廣為流傳,不過兩天前伯爵府的『謎樣爆炸事件』大概已在派閥內的貴族間傳開,所以就算有人打著『同派系的情分……』來請託,也不太可能有太離譜的強硬要求。

王宮での件はあまり広まることはないだろうけれど、2日前の、伯爵家での『謎の爆発事件』は、派閥内の貴族には既に知らされているだろうから、『同じ派閥のよしみで……』とか言ってくる連中がいたとしても、そう無理なことやゴリ押しはないだろうと思う。

其他貴族與商人,對瑪利亞爾有幫助的就接納,不然就拒絕。剩下的由雷菲爾子爵家當主、瑪利亞爾・馮・雷菲爾女子爵決定。

その他の貴族や商人達は、マリアルにとって役に立つ者は受け入れ、そうでない者は拒絶すればいい。あとは、レイフェル子爵家当主、マリアル・フォン・レイフェル女子爵様の自由だ。

住宿由寄養父馬斯里烏斯伯爵幫忙預訂,是一套包含會客用客間在內的五房套房。裡面兩間是臥室,一間供主人一家使用,另一間給僕從用,床的數量各為四張。

宿は、寄親であるマスリウス伯爵が押さえてくれていた。目的に合った、会見用の客間を含む5部屋がワンセットになった部屋である。うち2部屋が寝室で、片方が主人一家用、もう片方が使用人用になっている。ベッドの数は、それぞれ4つずつ。

這次主人一家用的臥室由瑪利亞爾和我,以及雷耶特、弗蘭塞特、貝兒同住。僕從房由羅蘭德和艾米爾,以及雷菲爾子爵家的兩名僕從使用。女方那間雖然擠,但雷耶特會和我睡同一張床,沒問題。

今回は、主人一家用の寝室にマリアルと私、そしてレイエットちゃんとフランセット、ベル。使用人用をロランドとエミール、そしてレイフェル子爵家の使用人ふたりが使う。女性用がギュウギュウだけど、レイエットちゃんは私と同じベッドで寝るから、問題ない。

男女必須分開,弗蘭塞特在敵地不會離開我,也不會離開雷耶特……一想到這些,根本沒有其他選擇。

男女は分けなきゃならないし、フランセットが敵地(アウェイ)で私から離れるわけがないし、レイエットちゃんからは離れられないし、……とか考えたら、他に選択肢なんかあるはずがない。

其他僕從則分散住在比較便宜的其他房間。

他の使用人達は、もう少し安い、他の部屋に分散して泊まっている。

上午用來移動、休息與討論,稍早吃早午餐,為午後的戰鬥做準備,會安排較長一點的餐後休息(午睡)。

午前中は、移動と休憩、打ち合わせ等に使い、少し早めに朝食兼昼食(ブランチ)を摂り、午後からの戦いに備えて、やや長めの食休み(シエスタ)を取ることにした。

嗯,『肚子餓了打不贏仗』、『就算父母過世也要先吃休息』。古人的話各有道理,照做也無妨。

うん、『腹が減っては戦はできぬ』、『親が死んでも食休み』。昔の人が伝えた言葉には、それぞれ意味がある。とりあえず、従っておいて損はない。