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初次的外出 1
「卡奧魯姊姊,我想出門」
「カオルお姉ちゃん、私、お出掛けしたい」
「嗯?可以喔。早上的營業時間快要結束了,請再稍等一下,
「ん? いいよ。もうすぐ朝の部の営業時間が終わるから、もうちょっとだけ待っててね。
那要去哪裡?」
で、どこへ行くの?」
像往常一樣,坐在卡奧魯膝上的蕾耶特一撒嬌,卡奧魯理所當然地以會一起去為前提回答。畢竟,根本不存在其他選擇。
いつものように自分の膝の上に座ったレイエットちゃんのおねだりに、カオルは、当然のことながら、自分が一緒に行くことを前提とした返事を返した。勿論、それ以外の選択肢など存在しないので。
……然而。
……しかし。
「不,我想自己一個人去。」
「ううん、私、ひとりで行きたいの」
「什、什麼~~!!」
「な、何だってええええぇ~~!!」
卡奧魯驚愕。
カオル、愕然。
『被、被討厭了嗎?她之前一直黏著我,從不肯離開……是叛逆期嗎?還是要獨立了?啊啊啊,我到底該怎麼辦……』
(き、ききき、嫌われた? 今までずっと私にくっついて、絶対に離れようとしなかったのに……。反抗期? それとも、親離れ? あああああ、いったい、どうすれば……)
慌張也該有個限度吧。
動転するにも、程がある。
畢竟,她曾被親人賣掉、被人販子綁架,守門的士兵竟然全是人販的一夥,認為大人不可信也不是沒有道理。
しかし、親に売られ、人攫いに誘拐され、門番の兵士は全員が人攫い一味の仲間であった。大人は信じられない、と思い込んでも無理はない。
「怎、怎麼辦啊!」
「ど、どどどどど(どうすれば!)」
「哪、到底要去哪裡啊!」
「い、いいいいい(いったい、どこへ!)」
「是、是誰唆使的啊啊啊!!」
「だ、だだだだだ(誰が唆(そそのか)したああああぁっっ!!)」
「根本沒在對話啊……」
「会話になってないよ……」
被蕾耶特冷靜的吐槽徹底擊潰了的卡奧魯……。
レイエットちゃんの冷静な突っ込みに、撃沈されたカオルであった……。
* *
* *
「……就是這樣」
「……というわけなの」
「…………」
「…………」
被慌張的卡奧魯追問之下,蕾耶特說出了她的想法……。
錯乱したカオルに問い詰められて、レイエットちゃんが語ったのは……。
明明已經六歲、馬上就要七歲了,卻總是跟著卡奧魯,所有事情都被照顧、一直被保護,自己什麼也沒做、也沒有任何成長。她覺得這樣不行。
もう6歳、そして間もなく7歳になるというのに、いつもカオルと一緒で、全てのことをして貰って、守られてばかり。自分では何もしていないし、何も進歩していない。それじゃ駄目なんじゃないかと思った、とのこと。
「蕾、蕾耶特,真是了不起……」
「レ、レイエットちゃん、何て立派な……」
卡奧魯忍不住緊緊抱住蕾耶特。
思わず、ぎゅっとレイエットちゃんを抱き締めるカオル。
「……所以我覺得那樣是不行的!」
「……だから、そういうのが駄目だと思うの!」
「欸……。因為蕾耶特是我的療癒擔當啊……」
「えええええ……。だって、レイエットちゃんは、私の癒し要員だから……」
「不一樣!我想幫助卡奧魯姊姊!」
「違うよ! 私は、カオルお姉ちゃんの役に立ちたいの!」
「不、我是說,作為療癒擔當你已經很有用了……」
「いや、だから癒し要員として、充分役に……」
「不是啦!!不是那樣!!」
「違うぅぅ! そうじゃないぃ!!」
拍了拍卡奧魯那平坦的胸口後,蕾耶特從卡奧魯的膝上跳下,跑上樓梯,消失在二樓。
カオルの無い胸をぽかぽかと叩いた後、レイエットちゃんはカオルの膝から下りて階段を駆け上がり、2階へと姿を消してしまった。
「欸……」
「え……」
「欸欸……」
「えええ……」
「欸欸欸欸欸!!」
「えええええええええ!!」
呆然。
呆然。
淑女,呆然(レディーボーデン)。
淑女、呆然(レディーボーデン)。
而弗朗塞特則對呆若木雞的卡奧魯投去帶著『唉~』的憐憫目光……。
そして呆然自失のカオルに、あ~、という、憐れみの視線を向けるフランセットであった……。
「所以,你是說我可能太過溺愛?」
「それじゃ、私が過保護すぎるかも知れないと?」
「不是『可能』,而是完全就是過度保護,毫無疑問!」
「かも知れない、じゃなくて、完全に過保護です、間違いなく!」
「欸……」
「えええ……」
面對罕見強硬口氣的弗朗塞特,卡奧魯顯得有些被逼到了。
珍しく強い口調のフランセットに、押され気味のカオル。
「聽著,如果卡奧魯有一個非常重要的人,想幫上忙、想讓對方高興,結果卻只被寵著、什麼都不讓她做,這樣她會開心嗎?明明想幫忙,卻沒累積任何經驗,一直被寵壞、過著自我放縱的生活,你覺得那樣快樂嗎?」
「いいですか、もしカオルちゃんにすごく大切な人がいて、その人の役に立ちたい、喜んで貰いたい、と思っているのに、ちやほやされるばかりで何もさせて貰えなかったら、嬉しいですか? 役に立ちたいと思っているのに、自分が何の経験を積むこともなく、甘やかされて自堕落な生活を続けていて、楽しいですか?」
「啊……」
「あ……」
確實,弗朗塞特說得沒錯。
確かに、フランセットが言う通りであった。
說到六到七歲,在日本通常已經是小學生。
6~7歳というと、日本であれば、既に小学生である。
一旦成為小學生,大家會念書、和朋友玩耍、吵架、冒險,經歷各種體驗與磨練,不只是身體,連心智都會大幅成長的時期。
小学生ともなれば、皆、勉強し、友達と遊び、喧嘩し、冒険し、様々な体験、様々な経験をし、身体だけでなく、精神的にも大きく成長する時期であった。
但蕾耶特卻把一整天的大多時間窩在卡奧魯的膝上、總被照顧著、總是在一起。在那種舒服又幸福、安穩的生活中,能自己察覺到『這樣不行』的蕾耶特,真是多麼令人佩服啊……。
それを、レイエットちゃんは、1日の大半をカオルの膝の上で過ごし、常に守られて、一緒にいる。その楽ちんで幸せな、安穏とした生活の中で、これではいけない、と自分で気付いたレイエットちゃんが、如何に立派であることか……。
「不愧是蕾耶特!」
「さすが、レイエットちゃん!」
卡奧魯因為太高興,臉上浮現出恍惚的表情。
あまりの喜びに、恍惚の表情を浮かべるカオル。
「所以,那樣就是不行的!!」
「だから、それが駄目なんですよっっ!!」
看樣子弗朗塞特似乎真的開始惱火了。畢竟這是對女神大人說話……
フランセット、どうやら本気で苛(いら)ついてきた模様である。仮にも、女神様に対して……。
「……那是叫我把蕾耶特推開嗎?」
「……じゃあ、私に、レイエットちゃんを突き放せ、と?」
「不,我不是要你做到那種程度……」
「いえ、そこまでは言いませんが……」
弗朗塞特向總算冷靜下來的卡奧魯提出了應對之策。
ようやく落ち着いたカオルに、善後策を授けるフランセット。
「總之,為了不傷害蕾耶特、讓她得到滿足,並且不妨礙她今後的成長,現在這樣不行。要更尊重蕾耶特的自主性,讓她自己思考,習慣獨立行動……」
「とにかく、レイエットを傷付けず、満足させてやり、そして今後の成長を阻害しないためにも、今のままでは駄目です。もっと、レイエットの自主性を尊重し、自分で考えさせ、単独行動に慣れさせないと……。
不然,一旦沒有卡奧魯在……不,就算有卡奧魯在,她也會變成一個一個人什麼都做不了的孩子。你可以接受那樣的結果嗎……」
でないと、カオルちゃんがいないと……、いえ、カオルちゃんがいても、ひとりじゃ何もできない子になっちゃいますよ。いいんですか、そうなっても……」
「唔……」
「うっ……」
因為有前世的知識,知道尼特、隱居、社交障礙等問題,卡奧魯明白若不小心可能會毀了蕾耶特的人生,於是焦急起來。
前世での知識で、ニートとか引き籠もり、コミュ障とかの問題を知っているだけに、下手をするとレイエットちゃんの人生を台無しにしかねないと知り、焦るカオル。
「如、該怎麼辦……」
「ど、どうすれば……」
對於手忙腳亂的卡奧魯,弗朗塞特直截了當地說道。
狼狽えるカオルに、フランセットがズバリと言い放った。
「應該讓她一個人行動!比如讓她自己外出一次!」
「自分ひとりでの行動をさせるべきです! ひとりでお出掛けさせるとか!」
「那不就是一開始蕾耶特自己說過的嗎!!」
「それって、最初にレイエットちゃんが自分で言ってたことじゃないの!!」
於是,蕾耶特的獨自行動得到了批准。
……斯くして、レイエットちゃんの単独行動が承認されたのであった。
* *
* *
「那我就出發囉!」
「じゃ、行ってくるね!」
「注意安全喔!不要亂撿東西吃!就算陌生人對你說話也不要跟著走!別走小巷,就算有男孩子邀你也不要跟他走……」
「気を付けてね! 拾い食いをしちゃ駄目だからね! 知らない人に声を掛けられても、ついていっちゃ駄目だからね! 裏路地にはいっちゃ駄目、男の子に誘われても……」
「卡奧魯姊姊,真囉嗦!」
「カオルお姉ちゃん、しつこい!」
留下臉上露出像被重擊般僵住表情的卡奧魯,蕾耶特跑出了門外。
が~ん、という、衝撃を受けたかのような顔をして固まったカオルをあとに、レイエットちゃんは外へと駆け出していった。
卡奧魯很快回過神,低聲下達指示。
すぐに我に返ったカオルは、小さな声で指示した。
「弗朗塞特,拜託了!」
「フランセット、お願い!」
「明白!交給我吧!!」
「承知! 我にお任せを!!」
於是弗朗塞特追在蕾耶特後面,從店裡跑了出去。
そして、レイエットちゃんの後を追って、店から走り出るフランセット。
之後經過與弗朗塞特、羅蘭德,以及艾米爾和貝兒商量後,決定讓蕾耶特去一趟武者修行之旅……當然,是當日往返的。
あの後、フランセットやロランド、そしてエミールやベルとも相談した結果、レイエットちゃんを武者修行の旅に出すことになったのである。……勿論、日帰りで。
不只是弗朗塞特,艾米爾和貝兒有時也會幫卡奧魯忙……在外人看來他們都是接受了『神命』來幫忙,但蕾耶特卻覺得自己是唯一的沒用廢物,為此苦惱,甚至想著『這樣下去和羅蘭德叔叔一樣』。
フランセットだけでなく、エミールとベルも時々カオルの頼み……皆の視点から見れば、『神命』……を受けてカオルの役に立っているのに、自分だけが、役立たずの穀潰し。そう思っていたレイエットちゃんは、悩んでいたらしいのである。『これでは、ロランドおじちゃんと同じだ』と。
聽到這話的羅蘭德大受打擊。是因為被小女孩認為自己是沒用的廢物,還是因為被叫做『叔叔』而受傷,誰也說不清……。
それを聞いたロランドは、盛大に落ち込んでいた。自分が幼女から役立たずの穀潰しだと思われていたからか、それとも、『おじちゃん』呼ばわりのせいなのかは分からないが……。
總之,必須給蕾耶特一些工作以提高她的動機。也藉機讓她與其他孩子交流──一起玩、運動、提升社交能力,達到一舉兩得的效果。
とにかく、レイエットちゃんにも仕事を与えて、モチベーションを高めなければ。そして、それにかこつけて、他の子供達との交流、というか、一緒に遊ばせて、運動させ、そして社交性を高めるという一挙両得を図るのである。
為此卡奧魯交代蕾耶特的指示是……。
そのためにカオルがレイエットちゃんに指示したことは……。
『潛入孤兒群中,調查他們是否配得上獲得女神的祝福』
『孤児達の中に潜入して、彼らが女神の祝福を賜るにふさわしい者達かどうか、調査せよ』
……也就是說,去和他們一起玩就行了。
……そう、つまり、一緒に遊んでこい、ということであった。