ポーション頼みで生き延びます!
129 麻煩事 5
瑪莉亞爾像一流諜報員般利落地行動,甩掉了可能存在的監視者。
一流の諜報員並みの手際の良さで、もしかするといたかも知れない見張りを撒(ま)く行動を取ったマリアル。
「嘛,既然做到了那種程度,這次應該可以放心了吧,
「ま、そこまでやったのなら、今回は安心かな。
「不過,繼續這樣做可能會危險。下次想聯絡我的時候,盡量讓看起來像是打雜、又無法被交付重要任務的年輕女僕出來買點東西就好。」
でも、続けてやると危ないかも。次に私に連絡したい時には、なるべく下働きっぽくて大事な用事は任せられないっぽい若いメイドの子に、何か買い物に来させてね」
「是、是的。」
「は、はい」
不能否認,有勢力可能為了與女神建立關係而監視瑪莉亞爾,擔心她會再次與御使者接觸。再做幾次,他們就會察覺到自己被擺脫了。
自分達も女神様とのコネを得ようと、マリアルがまた御使い様と接触するのではないかと思い見張りを付けている勢力があるという可能性は、否定できない。そして、数回やれば、自分達が撒かれている、ということに気付くだろう。
一旦他們察覺到『被甩掉了』,就完蛋了。
撒かれている、と気付かれた時点で、アウトだ。
那也就是說,等於承認『假定有人在監視,並且必須把他們甩掉』,等同於在自白我們正在做不能被發現的事。
それはつまり、『見張りがいることを想定しており、そしてそれを撒かねばならない』ということであり、バレてはならないことをしている、と自白したも同然だからね。
一旦被專業人士這樣判斷,就已經走到絕境了。
プロにそう思われた時点で、詰みだ。
若專業人士不惜人力、時間與金錢,全力追查,幾個業餘的小姑娘再怎麼努力也無濟於事。
プロが人員と手間とお金を惜しまずに本気で追跡する気になれば、素人の小娘が少々頑張ったところで、どうにもなるまい。
因此重要的是『根本不要讓人起疑』。
なので、大事なのは、『そもそも、疑いを抱かせない』ということだ。
所以故意不用心腹,而是派看起來像是打雜的年輕女僕去做。若只是送信,只要能確定她『絕對不會背叛』就足夠了。
だから、腹心の配下ではなく、あえて下働きの若い娘を使う。手紙を届けるだけならば、『決して裏切らない』ということが確実であれば、それで充分だ。
而且在這個世界,應該沒有人會背叛女神吧……至少,若知道過去塞蕾絲的作為的人不會那樣做。
そして、この世界には、女神を裏切る者はいないだろう。……少なくとも、過去のセレスの行状を知っているならば。
嗯,差不多就是這樣。
うん、ま、そういうことだ。
之後從瑪莉亞爾那裡聽到的,大致上和藥師徒弟陶娜說的相同。雷費爾子爵家的人沒有洩露任何情報,並沒有什麼值得一提的新訊息。
その後マリアルから聞いた話は、概ね薬師の弟子、タオナから聞いた通り。レイフェル子爵家の者は一切の情報を漏らしていないから、特に新情報という程のものはない。
接下來,就是來自王宮的手下了吧……。
後は、王宮からの、手の者か……。
「要把來自王宮的手下處理掉嗎?」
「王宮からの手の者は、始末致しましょうか?」
噗哧!
ぶはっ!
哪、到底是從哪裡冒出那種說法……?
い、いったい、どこからそんな話に……。
「在女神周圍打聽消息,簡直是褻瀆,乃是神之敵。若您下令,我可以今晚就去……」
「女神様の周りを嗅ぎ回るなど、冒涜(ぼうとく)にして神敵。お命じ戴ければ、今夜にでも……」
不。
いや。
不不。
いやいや。
不要不要不要不要不要!
いやいやいやいやいや!
瑪莉亞爾小姐到底怎麼了啊!
いったい、どうしちゃったのかな、マリアルさん!
「不用擔心。他們表面上看起來像是以國家使者行動,但言辭十分小心巧妙。即使是按王宮相關者的指示行動,也並非國家正式下的命令,而是某人私自行動者的手下,
「心配は御無用です。如何にも国の使者として行動しているかの如き言動をしていましたが、巧妙に言葉を選んでおりました。あれは、王宮関係の者の指示で動いてはいても、国からの正式な命令ではなく、誰か個人的に動いている者の手下でしょう。
所以,如果有人失蹤,倘若有人調查到那些人是被刻意偽裝成受國家指示而行動,以及誰下的指示曝光,會有某些人陷入困境,所以那件事會被壓下,不會成為公開的案件……」
なので、もし行方不明になったところで、その事件を調査されて、その者達が国の指示で動いているかのように見せかけていたこと、そして誰がそれを指示したかということが公(おおやけ)になると困る人がいるでしょうから、握り潰されて事件にはならないでしょう……」
嗯,和陶娜的分析結果一樣。果然是有眼光的人,分析同樣的資訊就會得出相同的結論……。
ふむ、タオナと同じ分析結果か。さすが、切れる者同士。同じ情報を分析すれば、同じ答えに辿り着くか……。
但那種處理方式真可怕!
しかし、その対処法が怖いわ!
「說的『處理』,是打算找那個所謂的『暗部』幫忙嗎?」
「始末って、例の、『暗部』とやらに依頼でもするの?」
暗部——奪走瑪莉亞爾父母與哥哥性命的非法黑暗組織……。
暗部。マリアルの家族の命を奪った、非合法の、闇の組織……。
「不,暗部已幾乎被殲滅。現在只是殘黨清剿階段。剩下的都是雜魚,已經完全被無力化了。」
「いえ、暗部はほぼ壊滅しましたから。今は、僅かに残った残党狩りの段階です。残っているのは雑魚ばかりなので、もう完全に無力化されています」
欸?
え?
「如、如、如、如何做到的……?」
「ど、どどど、どうやって……」
能理解瑪莉亞爾憎恨奪走她雙親與哥哥性命的暗部。
マリアルが、両親と兄の命を奪った暗部を憎むのは分かる。
但那個連她寄養的伯爵家都無力可施、半隱沒的祕密組織,到底是怎麼被對付的……。
しかし、寄親である伯爵家でもどうしようもなかった、半分地下に潜った秘密組織を、いったい、どうやって……。
瑪莉亞爾輕輕一笑,讓人有些害怕。
ふふふ、と微笑むマリアルが、ちょっと怖いよ。
就連同席的法蘭塞特也稍微退縮了……。
同席しているフランセットでさえ、ちょっと引いてるじゃん……。
難道是那個嗎?跟埃米爾、貝爾以及法蘭塞特的情況一樣的手法?
もしかして、アレか? エミールとベル、そしてフランセットと同じパターンか?
「動用了領軍。」
「領軍を使いました」
「欸?」
「え?」
不可能。
そんなはずがない。
這裡不是雷費爾子爵的領地,而是毗鄰的、作為寄養家的馬斯里烏斯伯爵的領地。
ここは、レイフェル子爵領ではない。そこに隣接した、寄親であるマスリウス伯爵の領地だ。
雷費爾子爵領很小,沒有什麼大城鎮,雖然子爵宅邸設在領都(連稱作領都都覺得丟臉的小鄉鎮),但據說他一年中有相當長的一段時間會居住在位於馬斯里烏斯伯爵領的別邸,而現在正是她停留在那別邸的期間。
レイフェル子爵領は小さな領地で大した街があるわけではないので、勿論領都(というのも恥ずかしいくらいの、田舎町)に子爵邸があるものの、年の内のかなりの期間をマスリウス伯爵領にある別邸で暮らすと聞いている。そして今も、そのマスリウス伯爵領にある別邸に滞在している期間であった。
據說那樣生活比較方便,也便於從事政治活動。她自家的領地小,只要交給可信的家臣就不用擔心。領地彼此相鄰,領都間也相當接近,所以即便待在伯爵領,也能偶爾去看看;有重要案件時,家臣會派人來或親自前來處理,沒有問題。
その方が生活しやすいし、政治的な活動には便利だかららしい。自領は小さな領地なので、信頼の置ける家臣に任せておけば心配ないらしい。領地が隣接しており、領都同士が割と近くなので、伯爵領に滞在している期間でもたまに様子を見に行けるし、大事な案件がある時は、家臣の使いや、家臣本人がやってくるから問題ないとか。
所以,我想說的是。
で、何が言いたいかというと。
不可能在他人的領地裡自由調度自己領地的軍隊,尤其是在等級更高的寄養人領地內。
他領で、自分の領地の兵を自由に動かせるはずがない。それも、格上である寄親の領地内で。
而且,那個連伯爵都無法插手而被放置不管的暗部,絕不可能僅靠子爵家出動一部分領軍就這麼快被殲滅。
それに、伯爵が手出しできなくて放置状態であったという暗部を、子爵家の領軍の一部を使っただけで、こんなに早く壊滅させられるわけがない。
絕對不對勁。
絶対、おかしい。
……不過,覺得有些可怕,就不再繼續問下去。
……でも、何か怖いので、それ以上聞くのはやめた。
之後又從瑪莉亞爾聽了很多事情,然後大家就解散了。
その後も色々とマリアルから話を聞いて、その後、解散。
我說了要她別再來這裡,以免王宮的手下或其他間諜察覺到她和我有接觸,她擺出像世界末日來臨般的表情,但那也是沒辦法的事。
王宮からの手の者や、その他の間者達に私との接触を悟られないよう、マリアル自身はもうここには来ないように、と言うと、世界の終わりみたいな顔をしていたけれど、それは仕方ないだろう。
好像聽到她說了『把他們殲滅掉』之類的危險話語,不過這種小事就別放在心上,對精神健康沒好處,反正想也沒用。
奴らを殲滅すれば……、とかいう危険な言葉が聞こえたような気がしたけれど、小さなことは気にしない。精神衛生上、よくないからね。どうせ、考えても無駄だし。
「那麼,你打算怎麼做,卡奧爾……?」
「で、どうするのですか、カオルちゃん……」
瑪莉亞爾走後,法蘭塞特問了這句話,但答案當然很明確。
マリアルが帰った後、フランセットがそう尋ねてきたが、そんなの決まってる。
「沒、沒有,什麼都沒有。」
「別に、何も?」
「欸……」
「え……」
對,沒必要特地由我們這邊主動出手。
そう、わざわざこっちから動く必要はない。
「我不過是個美少女雜貨店店主,根本沒必要擔心什麼吧?」
「私は、ただの美少女商店主なんだから、何も気にする必要はないでしょう?」
「「「「…………」」」」
「「「「…………」」」」
法蘭塞特與貝爾,還有從隔壁房間過來的羅蘭與埃米爾!
フランセットとベル、そして隣室からやってきたロランドとエミール!
為什麼你們在那裡盯著我一言不發啊!!
どうしてそこで、私を見詰めて黙り込むんだよ!!
我的味方只有蕾耶特一個啊!該死……。
私の味方は、レイエットちゃんだけだよ! くそ……。
「總之,我和那些案件完全無關。跟巴爾摩爾王國的御使者無論是髮色還是瞳色都不一樣,也不賣藥水。我不過是個營業時間和貨品組合稍有不同的普通雜貨店店主罷了。」
「とにかく、私と、様々な件との関連性は一切なし。バルモア王国の御使い様とは髪の色も瞳の色も違うし、ポーションも売っていない。営業時間と品揃えが少し変わっているだけの、ただの雑貨店の店主に過ぎないからね」
「那、那倒是,不過……」
「そ、それはまぁ、そうですけど……」
說這話的法蘭塞特看起來並不信服。
そう言うフランセットは、納得していない様子。
嗯,想必她覺得王宮使者不會那麼容易被矇混過去或被打發走。
ま、王宮からの使いが、そう簡単に誤魔化せたり引き下がらせたりできるとは思えないのだろう。
「嘛,這裡離王都有段距離,所以就算出事,他們也得從這裡回到王都向雇主報告、考慮對策,再折回來,這些流程就會耽擱好幾天。傳回去的資訊也只有去聯絡的人回報的內容,因而往往會基於片段資訊被他們自行附加臆測,變成不精確的說法。」
「まぁ、ここは王都からは少し離れているから、何かあっても、連中がここから王都に戻って雇い主に報告して、対応を考えて、またここへやってきて、というだけで、何日もかかるでしょ。伝わる情報も、連絡に行った者が伝える情報しかないから、一部の情報からその者達が勝手な憶測で尾ひれをくっつけた不正確なものが伝わるだけだし。
「而且,即便真的出事,等王都收到聯絡並派人來到這裡之前,我們早就可以先行移動了。從這裡沿著海岸線前進,王都會接到通報,但在使者或追兵抵達之前,我們輕而易舉就能越過東側的國境線,不是嗎?我們有騎兵和輕量高速型的特製馬車(チャリオット)啊。」
それに、もし何かあったとしても、王都に連絡がいって、対応するための者がここへ来る前に、さっさと移動しちゃえば済むことだし。ここから海岸線沿いに進めば、王都に連絡が届いて、使いの者か追っ手か何かがやってくるまでに、楽々東側の国境線を越えられるよね? こっちは騎馬と軽量高速型の特製馬車(チャリオット)なんだから」
多虧了道具箱,店裡撤收只需數分鐘。艾德他們能靠藥水短時間強化,並且透過把特製馬車(チャリオット)放入或取出道具箱,可以在『騎馬五匹一隊』與『一輛馬車、護衛四匹騎馬一隊』之間變換編成,迷惑追兵並造成混亂。
アイテムボックスのおかげで、店の撤収作業には数分しかかからない。エド達は、ポーションでドーピングできる。そして特製馬車(チャリオット)をアイテムボックスに入れたり出したりすることによって、『騎馬5頭の一団』と『馬車1台、護衛の騎馬4頭の一団』と構成を変えることで追っ手の目を誤魔化し、混乱させることができる。
嗯,完美無缺!
うむ、完璧である!
「真是幸好選在海邊小鎮而不是王都。王都半天就會發生的事,在這裡可能要半個月或一個月才能發生,能慢慢享受生活真不錯。」
「いやぁ、王都じゃなくて、海辺の街にしてよかったなぁ。王都だと半日で進むイベントが、ここだと半月とか一カ月とかかかるから、のんびりできるよ」
與掌握決定權的權力者保持物理距離,本身就是一道強大的屏障。嗯,地方城市人口少,生意會差一些,但那對我來說無所謂。海邊小鎮的海鮮又新鮮又美味。
決定権を持っている権力者から物理的な距離がある、ということは、それだけで大きな防壁になる。ま、地方都市だと人口が少ないから商売の稼ぎは少なくなるけど、それは私にはどうでもいいことだからね。海辺の街は魚介類が新鮮で美味しいし。
……就算有維持狀態的道具箱,如果購買時東西已經放了好幾天,那也是沒用的。
……いくら状態維持のアイテムボックスがあっても、買った時点で日が経っていたら、意味がないからね。
接下來就剩下巧妙應付來自王宮(某位相關人士)的手下了!
さて、あとは、王宮(の関係者のひとり)からの手の者を、うまくあしらうのみ!
改變髮色與瞳色,完成!黑色假髮,完成!對法蘭塞特再三叮嚀『沒被叫之前絕對不要從二樓下來,即使我們帶客上二樓也要待在自己的房間等候』,完成!
髪と瞳の色変え、よし! 黒のウィッグ、よし! フランセットに対する『呼ぶまでは絶対に2階から下りてくるな。私達が客を連れて2階に上がっても、呼ぶまでは自分の部屋で待機しているように』との強い念押し、よし!
擊退手下的準備就緒!
手の者撃退の、準備はできた!
連載調整為每週一更新的免費網路漫畫誌「水曜日のシリウス」上刊載的『靠藥水苟活!』,轉刊後的第一次更新是在10月1日。
更新日が月曜に移籍した、無料webコミック誌「水曜日のシリウス」連載の『ポーション頼みで生き延びます!』、移籍後第1回更新は、10月1日でした。
另外,「收藏10萬件紀念插圖」也被當作一次更新發布,請注意別只看了其中一個就誤以為沒更新另一個。
それとは別に、「お気に入り登録10万件記念イラスト」も更新1回分として投稿されているため、どちらかひとつを見ただけで、もう片方を読まずに飛ばしてしまうことのないよう、御注意を。
請再往回讀一到兩話喔.(^^)/
もう1~2話、遡って読んで下さい。(^^)/
最初有些人因為紀念插圖顯示為最新話而沒注意到更新話數,還有時段會在兩者之間夾入宣傳頁,現在究竟是什麼順序就不太確定了……。(^^ゞ)
当初、記念イラストが最新話になっていて更新話数に気付かず読まない人がいたり、更に、そのふたつの間に宣伝ページが挟まる時間帯もあったりして、今現在、どういう順番になっているか……。(^^ゞ)