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ポーション頼みで生き延びます!

122 籠城戰 8

「應該會在明天一大早來吧……」

「来るのは、多分、明日の朝イチだろうなぁ……」

收到宛如晴天霹靂般的驚天消息後,我愣了好一會兒,接著怒火中燒;但如果從那時起再準備出發,天色就會接近黃昏了,所以大概會在明天清晨來。

青天の霹靂(へきれき)、驚天動地の報告を受けて、暫(しば)し呆然として、次に怒り狂って、でもそれから準備して移動したのでは日没が近くなるから、多分、来るのは明日の早朝だろう。

不過,前提是有人藏在遠處觀察情況並能立刻回報;既然到了這個時間盜賊們還沒來確認副頭目們沒回來這件事,應該是狀況已經傳開了吧。

まぁ、離れたところから隠れて状況を見ていた者がいて、すぐに報告がいけば、の話だけど、この時間になっても副頭目達が戻らないことを疑問に思った盗賊達が確認に来ないところから、おそらく、状況は伝わっているのだろう。

總之,今晚好好睡一覺。

とにかく、今夜はぐっすり寝よう。

當然,他們可能會在夜裡來,或悄悄潛入村子抓走婦女和孩童做人質,所以村民輪流守望;而我們當然不會被編入那個巡班。

勿論、盗賊達が夜のうちに来たり、こっそりと村に忍び込んで人質にするための女子供を攫おうとしたりするかも知れないから、村の人達が交代で見張りに立っている。そして勿論、私達がそのローテーションに組み込まれることはない。

所以,為了明天,慢慢休息吧。

なので、明日に備えて、ゆっくり休もう。

*     *

*     *

然後,隔天一早。

そして、翌朝。

當然,為了盜賊可能到來,我們早起把吃飯和洗漱都做完了,也囑咐村民雖然違反平常習慣,但先吃些輕食。

勿論、盗賊達が来るのに備えて、早起きして食事と洗面は済ませている。村の人達にも、いつもの習慣には反するけれど、軽く食事を取っておくよう指示している。

被刺中腹當然會很糟,但若從昨晚晚餐後就沒吃東西,萬一『狀況』一開始就來不及吃,可能會在途中體力耗盡,這樣比較危險,所以決定先吃點東西。

食後に腹を刺されるとヤバいけれど、昨日の夕食から何も食べていない状態で『状況』が始まったら、食事を摂る暇がなくて、途中でガス欠になっちゃう可能性があり、そっちの方が危険だと判断したのだ。

嘛,即使腹部被刺,萬一也有藥水備用。

ま、もし腹を刺されても、万一の時には、ポーションがあるし。

然後,整隊人馬來了。

そして、やってきました、団体さん。

大約有二十人左右,應該把剩下的人都帶來了。29 減去 3 減去 4 是22……嗯,差不多就是那個數。

20人くらいいるので、多分、残り全部連れてきたのだろう。29人引く3人引く4人で、22人。……うん、丁度それくらいだ。

盜賊在相當遠的地方停下……大概是弓箭也射不到的距離……然後一名看起來像小頭目的手下一個人走出來,靠近仍關著的門,在門前停住。

盗賊達は、かなり離れた場所……弓を射(い)ても届かないあたり……で停止し、中からひとりの下っ端らしいのが出てきて、閉じられたままの門に近付いてきた。そして門の手前で止まると。

「把村長叫出來!你們的……」

「村長を呼べ! お前達の……」

猛然一擊,發出悶響!

どすっ!

「咦……」

「え……」

那男人一時間弄不清發生了什麼,呆愣地盯著插在自己胸口、帶箭羽的飾物,然後轟然倒地,再也沒動彈。

一瞬、何が起きたのか分からない、というような、きょとんとした顔をして自分の胸から生えた『矢羽根の付いたアクセサリー』をまじまじと見詰めた後、どさりと倒れたその男は、もう二度と動くことはなかった。

我平常射擊的是靈活的兔子和鳥。像這樣近距離,沒有獵人會射偏一個停著的獵物。

いつも、すばしこいウサギや鳥を射ているのである。これだけ距離が近ければ、停止した獲物を外すような猟師はいない。

這樣就剩下21人。

これで、残り21人。

「你們這些混蛋!!」

「てめぇらああああぁ!!」

在盜賊中大喊的人,應該是首領吧。

盗賊達の中で叫んでいるのは、頭目だろうか。

不聽使者的話就單方面殺人,這是徹底的拒絕……或者說,是宣告敵對了。也就是說,他們已經不打算談判了。

使いの者の話も聞かずに一方的に殺すというのは、完全な拒絶……というか、敵対の宣言だよなぁ。もう、対話すらするつもりがない、ってことだ。

嗯,從上次把『副頭目們全數屠殺』就該看出來了,但我還是想至少試著談談,結果又白白讓一個同伴送命。唉唉……。

まぁ、それは前回の『副頭目達の皆殺し』で分かっていたはずなんだけど、それでも一応は話を、と考えて、またひとり、仲間を無駄に死なせたわけだ。なむなむ……。

啊,最初的三個其實沒被殺。我們把他們綁起來,還讓他們喝了脫力藥水,萬一被盜賊奪回也無法成為戰力,可以放心。

あ、最初の3人は、別に殺しちゃいない。縛り上げて、更に念の為に脱力ポーションを飲ませてあるから、もし盗賊達に奪還されても、戦力としては使い物にならないから、安心だ。

與肌肉鬆弛劑不同,脫力藥水沒有危險性,安心使用。藥效持續數日,僅使手腳無力,不會抑制呼吸、心臟或內臟功能,是安全設計。

筋弛緩剤とは違って、脱力ポーションは危険性はないから安心。ポーションの効き目が続く数日間、手足に力が入らないだけで、呼吸や心臓、内臓等の働きは阻害しない、安全設計だ。

而且,即便他們逃脫,也只是普通盜賊,應該不會造成太大影響……。

それに、もし逃げられたとしても、普通の盗賊に過ぎないから、そんなに大きな影響はないだろうし……。

但對於副頭目們就不能這麼處理。

でも、副頭目達は、そういうわけにはいかなかった。

一旦讓他們逃掉,受害會擴大。那種頭腦靈活的惡徒最難收拾。

万一逃げられたら、被害が広がるだろう。頭の回る悪党というのは、始末が悪い。

再者,在正式交戰前也有必要讓村民建立信心,讓他們明白『盜賊不過是裝出強大的樣子,其實沒什麼了不起』。

それに、本番前に、村人達に自信を付けさせる必要もあった。『盗賊など、ただ強そうな振りをして威張っているだけで、大したことはない』ということを証明させて。

……沒錯,盜賊其實很弱。

……そう、盗賊達は弱い。

我從未見過或聽說過每天苦練武術的盜賊。

毎日武術の鍛錬をしている盗賊なんか、見たことも聞いたこともない。

當然,也許有幾個例外,但那種人少之又少……。

いや、そりゃまぁ、何人かはそういう盗賊もいるかも知れないけれど……。

總之,大多數盜賊既沒受過正規訓練,也不做日常鍛鍊,只是拿刀在沒武裝的人面前晃來嚇唬,或無差別施暴而被畏懼,實際上只是普通人。若比腕力,農夫、礦工、獵人或樵夫都強多了。

とにかく、盗賊の大半は、正規の訓練も受けておらず、日々の鍛錬もしておらず、ただ単に武器を持っていない者に向かって刃物をちらつかせたり、普通の者は他者に危害を加えようとはしないのに見境なく暴力を振るったりして恐れられているだけの、ただの凡人である。腕(うで)っ節(ぷし)なら、農夫や鉱夫、猟師や樵の方が、よっぽど強い。

要是真有本事,早就能當獵人、士兵、傭兵、專職護衛或受雇守衛等正經職業,不會跑來當盜賊。

そもそも、本当に強いなら、ハンターや兵士、傭兵、専属護衛、雇われ警備員等、まともな職に就けるはずだ。こんなところで盗賊なんかやっていなくても。

那麼,如果村民們不顧性命、不留餘地、全心全力衝上去殺敵會如何?

ならば、村人達が、命を惜しむことなく、何の遠慮をすることもなく、本気で、全力で殺しに掛かったとしたら?

對,現在要做的就是把這一切擺好,讓盜賊們見識到這一幕。

そう、それを今から盗賊達に見せてやるための、お膳立てである。

「混蛋們,衝上去!」

「野郎共、突っ込めぇ!」

猛地一聲悶響!

どすっ!

又射出的一箭命中一名盜賊,但不巧撞上防具最堅固的部位,似乎沒太大效果。然後,在下一箭發出前,到達門前的盜賊們想要打開門——

再び放たれた矢が盗賊のひとりに命中するが、運悪く防具の最も頑丈な部分に当たったため、大した効果はなかったようである。そして次の矢が放たれる前に門に到達した盗賊達が、門を開こうとすると……。

沉沉一聲!

ずん!

「啊啊啊~!」

「ぎゃあああ~!」

竹槍刺入、猛力撞擊,血花濺起!

どしゅ! ずど! ばしゅっ!

所謂的門並不是整塊大木板,而是像柵欄其他部分一樣做成多縫隙的障礙物。它只是能側向移動來封住門口,門縫可以任意伸出竹槍。

門といっても、大きな1枚板というわけではなく、柵の他の部分と同じように作られた隙間だらけの障害物に過ぎない。それを横から動かして門の部分を塞ぐようになっているだけであり、その門の隙間からは、自由に竹槍が突き出せた。

兩名不慎靠近並想從側面移動門開門的盜賊被竹槍刺穿。當然,拿竹槍的村民像上次一樣潛藏在暗處。誰會輕率地走到拿著竹槍的人面前呢?

不用意に門に近付き、横に動かして門を開こうとした盗賊ふたりに竹槍が突き刺さる。勿論、竹槍を持った村人は、前回と同じく物陰に潜んでいた。さすがに、竹槍を構えた村人の前に無造作に近付く者はいないだろう。

……這樣還剩19人。盜賊已經三分之一失去戰力。

……これで、あと19人。既に、盗賊達の3分の1が戦力外となった。

「可、可惡!別只盯著門,從各處同時衝進去!!」

「く、くそっ! 門に拘るな、あちこちから一斉に突っ込め!!」

盜賊大半配劍。不知是因為劍比長槍看起來帥,還是對盜賊來說劍更方便,或是長槍在林中行動會礙事,總之奇怪地沒有人拿槍。

盗賊達は、大半が剣を装備している。剣の方が槍よりカッコいいからか、盗賊にとっては剣の方が便利なのか、それとも森の中を移動するには長い槍だと邪魔になるのか、いずれの理由かは分からないものの、なぜか槍装備の者はいない。

也沒人帶弓,也許是因為盜賊難以補充箭矢,或用刀威嚇村民更有效,或在同伴衝突時用弓嚇唬會被看輕……。

弓装備の者もいないが、それも、盗賊だと矢の補充がままならないからか、村人を脅すには刃物の方が効果的だからか、それとも仲間内での揉め事の時に、威嚇に使うのに弓だと舐められるからか……。

總之,既然既沒長槍也沒弓,大概悟出隔著柵或門對峙不利,所以先把並非用來阻止人的柵欄衝破,優先進入內側。

とにかく、槍も弓もないということは、柵や門の障害物を挟んでやり合うのは不利だと悟ったのか、とりあえず、人間を阻止するようには出来ていない柵を突っ切って、内側に進入することを第一目標にしたらしい。

柵欄若有人手就能輕易通過,這點他們上次來時應該已確認過。就算失去盜賊團的智囊,那毫不猶豫的指示,果然是首領的氣魄。

柵が人間ならば簡単に通り抜けられることは、以前に来た時にちゃんと確認していたのであろう。いくら盗賊団の頭脳役(ブレイン)を失ったとはいえ、迷った様子もないその指示は、さすが、頭目である。

終於,直接的戰鬥要開始了。村民們緊張起來,但沒有誰會在此時退縮,大家緊握竹槍和慣用的農具,站得穩穩的。

いよいよ、直接の戦闘が始まる。村人達に緊張が走るが、さすがに今更怖(お)じ気(け)づく者はおらず、皆、竹槍やら使い慣れた農具やらを握り締めて、しっかりと立っている。

原本藏著的人也露出了身影,我也從暗處探頭現身觀望。

既に隠れていた者達も姿を現しており、私も様子を窺っていた物陰から姿を見せている。

嗯,盜賊大概不會在意一個赤手空拳的小姑娘。……除非他們打算抓人質。

うん、盗賊達は、丸腰の小娘ひとりなんか、気にも掛けないだろう。……人質に取ろうとでも考えない限りは。

而且,我覺得他們此刻不會考慮抓人質。

そして、現時点で人質を取ろうと考えるとは思えない。

若對村民而言,只有靠抓人質才能勝利的盜賊,這種傳聞一旦散開就完了。不會有人會上那種盜賊的當。

村人相手に、戦いで人質を取らないと勝てない盗賊。そんな噂が立てば、お終いだ。そんな盗賊の脅しに乗るような者がいるはずがない。

當然,戰況若不利就另說,那時法蘭塞特、羅蘭德、艾米爾他們會飛來支援。……貝爾已命令護衛蕾艾特小妹妹,讓她藏在村中心的一戶普通村民家中,而非村長宅等容易被盜賊衝擊的地方。

まぁ、戦況が芳しくなくなれば分からないけど、その時には、フランセットやロランド、エミール達が飛んでくるだろう。……ベルは、レイエットちゃんの護衛を命じて、村の中心部にある民家に隠れさせている。勿論、盗賊が押し掛けそうな村長宅とかではなく、ごく普通の、村人の家だ。

他一開始也說要保護卡奧爾大人,但我使出必殺台詞『奉神命,命你護衛蕾艾特』一說,他就乖乖服從了。

自分もカオル様の護衛を、とか言ってたけど、必殺技、『神命として、レイエットの護衛を命ず』と言ったら、素直に従ってくれた。

那麼,戰況方面是……。

そして、戦況の方は、と……。

「啊!」

「ぎゃっ!」

「哇,該死!!」

「うわ、くそっ!!」

「好痛——!」

「痛(いて)ぇぇ!」

盜賊們試圖穿過柵欄縫隙,卻被栽種的荊棘劃出大口子,發出慘叫或咒罵。動彈停下的人被竹槍指著。

柵の隙間を突っ切ろうとして、植え込んである棘(とげ)にざっくりと身体を切られ、悲鳴を上げたり悪態をついたりする盗賊達。そして、動きが止まった者達には、竹槍が突き出される。

在持竹槍的村民靠近前匆忙強行穿過柵欄的人,身上各處流血,有些人傷得相當深。

竹槍を持った村人が寄ってくる前にと、急いで、強引に柵の間を抜けた者達は、身体のあちこちから血を流しており、中にはかなり深く切っている者もいるようだ。

「嗯……?」

「う……?」

而且,當然在荊棘上塗抹了毒藥。

そして、勿論棘には毒が塗ってある。

為了防範意外,我們沒使用速效致命毒藥。萬一村民被沾到就麻煩了。只要還沒死,治癒藥水,嗯,『女神之淚』就能應付。

一応、思わぬ事故を防ぐため、即効性の致死毒とかは使っていない。万一、村人が引っ掛けちゃうと取り返しがつかないからねぇ。死んでさえいなければ、治癒ポーション、いや、『女神の涙』で、何とかなる。

結果,被荊棘割得又中毒面色慘白的與幸運逃過荊棘的差不多各佔一半,共有十四名盜賊進入柵內,而在他們面前站著不到三十名村民。嗯,柵欄這一關就擊潰了五人,做得好!

そして、棘でざっくりいった上に毒が回って顔色が悪い連中と、幸いにも棘にひっかからずに抜けられた連中が半々くらい、合計14人の盗賊が柵の内側に進入し、その前に、30人弱の村人が立ち塞がっていた。うん、柵越えの段階で、5人潰したか。上出来だ!

村民中有一半是老人。他們曾說願當盾牌,死了也無所謂。

村人達のうち、半数は老人である。盾となって死んでも構わない、と言っていた連中だ。

但當然不會讓他們那樣做,先前躲在守望室的法蘭塞特和羅蘭德現身了。……當然,是為了救危險中的村民;對於不危險的人,不會出手。

そして、そんなことをさせるわけがなく、例の見張り番の待機室に潜んでいたフランセットとロランドが姿を現していた。……勿論、危なくなった村人を助けるためである。危なくない者には、手出ししない。

法蘭塞特不用說,羅蘭德從小也接受王族的教育與訓練,他們的武藝足以掃蕩幾名士兵或騎士。盜賊之流根本不足為懼。尤其是我在旅途一開始就受不了他們太吵,最後讓他們拿走的那把神劍『エクスホヴズ』……

フランセットは勿論、ロランドも幼少の頃から王族としての教育と訓練を受けていたのである、そのあたりの兵士や騎士の数人くらいは薙(な)ぎ払えるだけの腕はある。盗賊如き、どうということはない。特に、旅に出てからすぐに、あんまり煩(うるさ)いもんだから私が根負けして与えた、あの神剣『エクスホヴズ』があれば……。

啊,當然沒有超高速震動功能。只是堅固、易保養、且十分鋒利的武器而已。即便如此,羅蘭德還是高興得不得了,他到底有多想要神劍啊……

あ、勿論、超高速振動機能は無し。頑丈で、お手入れ簡単、切れ味かなり良し、というだけのやつ。それでも、大喜びしてたけどね、ロランド。どんだけ神剣が欲しかったんだよ……。

而且我再三叮嚀神劍的事絕對不要跟任何人說,務必保密。

そして、神剣のことは誰にも喋らず、極秘、と念を押してある。

好了,前哨戰結束。

さて、前哨戦は終わり。

終於,真正的戰鬥開始了。

いよいよ、本番だ。

……我還是往後退一些,觀望吧。

……わたしは、少し後ろに下がっていよう。