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每天好好夜襲與復仇是很重要的
「那麼,讓我聽聽吧。你所謂的願望是……」
「では、聞かせて貰いましょう。そなたの願いとやらを……」
『我、我的願望……那、那個,那個是……』
『わ、私の願い……。そ、それは、それは……』
「那是什麼?」
「それは?」
『我要救大小姐!一定要把大小姐救出來!!』
『お嬢様を! お嬢様を、お救いすることです!!』
果然是那個啊……。
やはり、それか……。
然後,卡洛斯說起來了。
そして、カルロスは語った。
他曾是某個貴族家的騎乘馬。
自分が、とある貴族家の乗用馬であったこと。
他五歲時,那對貴族夫妻生了第二個孩子,排行在長子之後。
自分が5歳の時、その貴族夫妻に、長男に次ぐふたりめの子供が生まれたこと。
十年後,性情溫厚且有豐富騎乘經驗的他,被指定為長女也就是大小姐的坐騎。或許他們以為年邁的他不會做出魯莽的奔跑吧……。
その10年後、気性が温厚であり、乗用馬としての経験が長い自分が、長女であるそのお嬢様の乗馬に指定されたこと。既に老齢である自分であれば、無茶な走りとかはしないだろうとでも思われたのか……。
馬活到十五歲已算相當年邁。牠不是種馬,對於沒有子嗣的他來說,人類十歲的少女就像自己的孩子或孫輩。
馬で15歳といえば、既にかなりの年齢である。繁殖用の種馬というわけではなく、子供のいない自分にとって、人間の10歳の少女は、子や孫にも思えた。
作為被溫柔教養的貴族少女的坐騎,這大概是自己最後的任務,平靜的日子就這樣流逝,直到迎來最後一刻。
優しい子に育った貴族の少女の乗馬としての、おそらく自分の最後の役目になるであろう、穏やかな日々。このまま、最後の時を迎えるまで、静かに時が流れてゆく。
……曾是這麼想著的。
……そう思っていた。
直到那一天!
あの日までは!
在少女十四歲、卡洛斯十九歲時,一家人乘坐的馬車遭到襲擊,除了當時在家看守的少女外,父母與長子都喪生了。
少女が14歳、カルロスが19歳の時、一家が乗った馬車が襲われ、留守番であった少女を除き、両親と長男が亡くなった。
祖父母已故,成為唯一倖存者的少女,有位自稱是她父親弟弟的叔叔,聲稱『哥哥臨終時託付若有不測要拜託我照顧女兒』,從而闖入家中,強行推動要與少女結婚的計畫。
祖父母は既に亡く、唯一の生き残りとなった少女に、少女の父親の弟、つまり叔父に当たる者が『兄から、万一の時は娘を頼む、と言われていた』と称して家に入り込み、少女と結婚すべく、強引に話を進めた。
少女本來願意以父親的遺志服從,但有一天,當她與那名男子一同經過馬廄前,兩匹役馬驚訝地低語。
父親の遺志であれば、と従う少女であったが、ある日、少女と一緒に厩の前を通ったその男を見て、馬車馬の2頭が、驚いて呟いた。
『就是曾指使那些來襲之人的傢伙……』
『襲ってきた連中に指図していた奴だ……』
卡洛斯聽見了。用牠的兩隻耳朵,分明地聽見。
カルロスは、それを聞いた。ふたつの耳で、はっきりと。
家人過世後,大小姐向牠述說了事情的詳情。
家族が亡くなった後、お嬢様は事の詳細を語ってくれていた。
從以前起,大小姐總是像自言自語般把什麼都說給牠聽,無論對方是否真的聽得懂她,也不在乎。
昔からお嬢様は、いつも独り言のように何でも話してくれた。それを相手が理解しているのかどうかは構わずに。
『喂,卡洛斯。我不太喜歡叔叔,但若是父親的遺願,我會嫁給叔叔、守護這個家。卡洛斯要一直待在我身邊喔。不要把我一個人留下……』
『ねぇ、カルロス。私、叔父様のことはあまり好きじゃないけど、お父さまの願いであれば、叔父様と結婚して、この家を守っていくつもりなの。カルロスは、ずっと私と一緒にいてね。私を残していっちゃ駄目よ……』
那句大小姐一邊撫摸牠的鬃毛說的話再次浮現在腦海。
自分のたてがみを撫でながらの、お嬢様の言葉が脳裏に甦る。
對於已高齡、壽命又比人短的馬來說,那是相當難以實現的願望。
既に高齢の、人間に較べ寿命の短い馬にとって、それはかなり難しい願いであった。
然而卡洛斯想盡可能回應那個願望。接著卡洛斯感到一股怒火衝上頭頂。
しかし、できる限りその願いに応えたいと思っていた、カルロス。そのカルロスの頭に、かっと血が上った。
全身像血液沸騰般灼熱,同時又在腹中形成一塊沉重冰冷的瘀塊。
身体中の血が沸騰するかのような、灼熱感。そしてそれとは逆に、はらわたにできたかのような、重く冷たいしこり。
憤怒。憎恨。再度的憤怒。
怒り。憎しみ。そしてまた、怒り。
牠試圖踢死一個獨自來馬廄的男子卻失敗,隔日被不認識的人帶到這裡。
ひとりで出掛けるため厩に来た男を蹴り殺そうとして失敗し、翌日、知らない人間達にここへ連れて来られた。
大概是這裡的人出於好意,讓牠度過最後一段時光。但那時光也快結束,牠將離去。
おそらく、ここの人間達の厚意で、最後のひとときを与えられているのであろう。そしてそれもそろそろ終わり、自分は逝く。
然而,若死後仍有靈魂存在。若能以憤怒與憎恨詛咒人類至死。若這世界有鬼或惡魔存在。
しかし、もし死んだ後も魂というものがあるならば。怒りと憎しみで人間を呪い殺すことができるなら。もし、この世界に鬼や悪魔が存在するのなら。
『……我,化為惡鬼,要詛咒殺死那個人類!』
……我、悪鬼となりて、ひとりの人間を呪い殺さん!
「…………」
「…………」
沉重。
重い。
真沉重……。
重かった……。
但我能說的,只有一句話。
しかし、私に言えるのは、ただひと言だ。
「交給我吧。這份怨恨,豈能不報……」
「我に任せるがよい。そのうらみ、はらさでおくべきか……」
……不行。這樣下去,變成的不是女神而是邪神了。
……いかん。これでは、女神ではなく、邪神の方だ。
卡洛斯靈巧地屈起腳伏地行禮後,我回到眾人身邊。
器用に脚を曲げて平伏するカルロスを後に、皆のところへ戻った。
然後向艾德等人報告結果。當然是用馬語,弗朗塞特等人聽不懂。
そして、エド達に結果を報告。勿論、馬語なので、フランセット達には分からない。
那個,報告的話語是——
その、報告の言葉は。
「復仇之事,由我來承擔」
「復讐するは、我にあり」
這不是引用自有名電影的片名。它來自新約聖經的一節,意指『向惡人施報復並非人類所為,而是身為神的我的職責』的含意。
これは、有名な映画のタイトルからの引用ではない。その元となった、新約聖書の一節、『悪人に報復を与えるのは、人間ではなく、神である我の役割である』という意味の言葉である。
「好,大家,笑一個!」
「はい、みんな、笑って!」
如果在這裡低頭或採取肅然態度,除了弗朗塞特與艾米爾之外,會被相當敏銳的羅蘭德懷疑。所以,要讓他們覺得這只是個玩笑,就像剛才一樣。
ここで頭を下げられたり神妙な態度を取られたりすると、フランセットやエミール達はともかく、なかなか鋭いロランドに怪しまれる。なので、先程と同じく、ただのネタ話だと思わせるためである。
『『『噗哧哧哧~!!』』』
『『『ぶひひひひ~ん!!』』』
除了艾德的妻兒之外三匹馬的笑聲,我也跟著一起笑了。
エドの妻子を除く3頭の笑い声に、私も一緒に笑っておいた。
「「…………」」
「「…………」」
接著羅蘭德和弗朗塞特以斜眼看著我們,完全被當作沒發生。
そしてロランドとフランセットがジト目で見るのは、完全スルーである。
之後讓大家繼續親睦,我則前往有管理責任者的事務棟。說是要商討艾德等人的照料與付款,沒人願意跟去。
その後、みんなにはそのまま親睦を深めていて貰い、私はここの管理責任者がいる事務棟へ。エド達の世話についての打ち合わせと料金の支払いだと言うと、誰もついて行くとは言わなかった。
反正也不覺得會有危險,而且大家應該都想珍惜與自己坐騎相處的時間,理所當然;我故意拿無聊的用件讓他們留在原地。
ま、危険があるとは思えないし、皆、自分の乗馬との時間を大切にしたいだろうから、当たり前だ。そして、そうなるようにと、わざわざ詰まらない用件を理由に挙げたのだから。
「請把名為卡洛斯的老馬賣給我!」
「カルロスという老馬、売って下さい!」
「欸……」
「え……」
就是說,如果放著不管,不知道卡洛斯什麼時候會被處分。為了安全起見,我應該買下牠。十九歲的老馬相當於人類接近八十歲,所以不會太貴。
そう、このままにしておくと、カルロスがいつ処分されるか分からない。ここは、安全のために私が買い取るべきだろう。19歳の老馬ならば、人間だと80歳近い。なので、そんなに高いはずがない。
「牠溫馴又聰明,但年紀相當大喔?」
「温厚で頭の良い馬ですが、かなりの年ですよ?」
「我知道。我希望卡洛斯能以與人溫柔相處的日子度過晚年,而不是做粗重的活……直到最後那一天……」
「分かっています。カルロスには、力仕事ではなく、人間と優しく触れ合う日々で老後を過ごして貰いたいと思っています。……その、最後の日まで……」
管理責任者那位老爺爺似乎驚訝地微微睜開眼,然後低下頭。
管理責任者のお爺さんは、驚いたかのように少し眼を見開き、そして頭を下げた。
「……拜託了,拜託您了……」
「……よろしく、よろしくお願い致します……」
我付了高額加價請艾德等人特別照顧,管理者應該知道我對馬從不吝惜金錢。而且,個人寄放五匹騎乘馬的富有大客戶,對上客自然以禮相待也是理所當然。
高額の割増し料金を払ってエド達に特別扱いを頼んでいるのだから、私が馬の為にはお金を惜しまない客だということは分かっているはずだ。そして、個人で5頭もの乗用馬を預ける、金持ちの太客。上客に対して、丁寧な態度なのは当たり前だ。
……不過,似乎不只是那樣。
……でも、どうやらそれだけじゃなさそうだな。
和動物打交道的工作各種辛苦。若能做到這個年紀還在郊外場地堅持,想必是喜歡動物,或至少喜歡馬。
動物相手の仕事は、色々と大変だ。それを、街中の営業所とかならばともかく、郊外の現場でこの年になるまで続けているということは、多分、動物全般、もしくは馬が好きなんだろう。
若聽說一匹年老無法工作、正等著被處分的老馬,會被有錢且愛馬的千金收養過去安享晚年,怎麼會不高興呢。
ならば、処分されるのを待つばかりの年老いて働けなくなった馬が、金持ちの、馬好きの娘に引き取られて幸せな老後を送れると聞いて、嬉しくないはずがない。
好,現在正是對方因為高興而放鬆警戒的時刻!
よし、嬉しくて警戒心が緩んでいるであろう、今だ!
「卡洛斯是怎麼來到這裡的?」
「カルロスは、どういう経緯でここへ?」
「嗯,其實牠以前一直在貴族府邸擔任主人全家的騎乘馬,但年邁之後,又被說成曾試圖對將成為新主人的那人施加危害,因此被命令處分……」
「はい、実は、以前は貴族様のお屋敷でずっと御主人様御一家の乗馬を勤めていたのですが、老齢となり、その上、新しく御主人様となられる方に危害を加えようとした、ということで、処分するよう申しつかりまして……。
「然而卡洛斯和雷菲爾子爵家的其他馬一樣,一直是由我們負責照料的馬,實在無法相信那種事!聰明、溫馴又喜歡人的卡洛斯……」
しかしカルロスは、レイフェル子爵家の他の馬達と同様、ずっとうちがお世話を任されてきた馬です、そのようなことは信じられません! 頭が良く、温厚で、人間好きな、カルロスが……。
「但是,若是從持有人那裡接到處分命令,無法不服從。因此至少想讓牠享受最後的時光悠閒地過……」
しかし、持ち主から処分を命じられれば、従わないわけには参りません。なので、せめて最後のひとときをのんびり過ごさせてやりたいと……」
哦,他眼眶濕了……真是個好人啊。
あ、涙ぐんでる。……いい人だなぁ。
啊,不過……。
あ、でも……。
「既然被命令處分,轉賣不是不妥嗎?」
「処分を命じられたなら、転売するのはマズいのでは?」
我提出這個疑問後——
そう疑問を呈すると。
「什麼?被命令的是『將此馬處分。處分手續費可用出售的肉價抵扣』,所以出售馬肉拿到款項作為處分手續費,根本沒有問題。確實,依照命令把牠賣掉作為『處分』,並收取那肉的價金。」
「なに、命じられたのは、『この馬を処分せよ。処分手数料は、売った肉の代金で良かろう』ということですので、肉を売却して代金を戴くのに、何の問題もございません。確かに、命じられたとおり、売却『処分』して、その肉の代金を戴くのですから。
「至於那『肉』是活著還是死了,那就屬於我們的裁量範圍內了。」
その『肉』が生きていようが死んでいようが、そこは私共の裁量の範囲内でございます」
哇,笑得真好看啊……。
うわぁ、いい笑顔だ……。
「可是,如果這件事被子爵家發現,不就糟糕了嗎?」
「でも、もしそれが子爵家側にバレたら、マズいのでは?」
「……又怎樣?」
「……それが何か?」
比起冒犯子爵家,老馬的晚年更重要嗎!
子爵家の不興を買うより、老馬一頭の老後の方が大事かい!
是不是把牠和年邁的自己畫上等號?……不過,那種老人我倒不討厭。
年取った自分と重ね合わせでもしているのか? ……でも、そういう年寄りは、嫌いじゃない。
明白了,交給我吧!
分かったよ、任せろ!
「……那麼,也要給卡洛斯額外的加價嗎?」
「……で、カルロスにも割増し料金を?」
啊,對了,因為牠要成為『我的馬』了嘛。
あ、そうか、もう『私の馬』になるのだからね。
「拜託了。餵食、梳毛、放牧,全都要給牠和其他五匹一樣的待遇。」
「お願いします。食事も、ブラッシングも、放牧も、全部他の5頭と同じ条件で」
好,這樣卡洛斯的安全就確保了。也順利查出卡洛斯原主人的名字。
よし、これでカルロスの安全は確保した。そして、カルロスの元の飼い主の名前もうまく聞き出せた。
……計劃進行如預期……。
……計画通り……。
『《ろうきん》第二卷,再度決定重版!(^^)/』
『ろうきん』2巻、再度の重版決定!(^^)/
第三刷。
3刷です。
接著,『ポーション』第一卷、第二卷也決定重版!
続いて、『ポーション』1巻、2巻も、重版決定!
分別是第四刷與第三刷。
4刷と3刷になります。
謝謝大家!
ありがとうございます!