ポーション頼みで生き延びます!
98 貝里斯卡斯 5
我們攔住打算留下六枚小銀貨就離開的老人與少女。
小銀貨6枚を残し立ち去ろうとする老人と少女を引き留める、私達。
「已經付了你說的代金。應該沒問題吧!」
「言われた代金は支払った。何も問題はないであろう!」
唉~嘛,說得也有道理……。
あ~、まぁ、確かに……。
「聽了價錢,然後也付了你說的代金。那有什麼問題?這家店是會在賣了之後再哄抬價格、收取追加費用嗎?」
「値を聞き、そして言われた代金を支払った。それが何か? この店は、売った後で値を吊り上げて追加料金を取るとでもいうのか?」
「「「嗚……」」」
「「「うっ……」」」
的確是理直氣壯的說法。
正論である。
這時候還是喝杯紅茶,讓心情冷靜下來比較好。
ここは、紅茶でも飲んで、心を落ち着かせて。
『當然要喝錫蘭紅茶……』『別囉嗦了!』
飲むのは、勿論、セイロンティー……、って、うるさいわ!
「但是,那也未免太過分了……」
「しかし、それはあまりにも……」
「不,別說了,法蘭」
「いや、いいから、フラン」
我制止了正要抱怨的法蘭塞特。然後……。
私は、文句を言いかけたフランセットを制した。そして……。
「當然,你們說得沒錯,畢竟是商業交易嘛」
「勿論、その通りですよね、商取引なんですから」
「嗯、嗯,沒錯。你說得對……」
「う、うむ、その通りだ。分かっているではないか……」
我露出微笑,老人卻似乎有些退縮。記得他自稱是藥師,叫奧雷迪姆之類的。
にっこり笑顔の私に、何か、腰が引けたような態度の老人。確か、薬師のオーレデイム、とか言っていたっけ。
「所以,按最初提出的金額,小銀貨六枚就可以了。
「なので、最初の提示金額の通り、小銀貨6枚で結構です。
但是,如果以那種價格賣出,我會覺得對供貨商抱歉,而且若被要求『跟上次同樣價格賣』,或是聽到這件事的人跑來『也要以同樣價格賣給我們』,那就大麻煩了,因此本店決定把目前所有植物性原料的庫存全部退回,今後一律不再處理。」
でも、そんな値で売ったとなると、仕入れ先に対して申し訳が立ちませんし、また『前回と同じ価格で売れ』と言われたり、この話を聞いた方々が『うちにも同額で売れ』と押し掛けられても困りますから、当店は現在の植物性原材料の在庫全てを返品し、以後は一切取り扱わないことに致します。
「因此,來買那些東西的客人,我們會把事情的來由好好且詳細說明後,請他們回去」
ですから、それらのものを買いに来られた方達には、そうなった事情をきちんと、詳しく御説明して、お帰り戴きます」
「什、什麼!」
「なっ!」
嗯,對我來說也很方便。
うん、私にとっても好都合だ。
這樣就能避免被當成『販售珍貴素材的店』或『可以用超低價買到那些東西的店』,惡名遠播。這老人採取那種態度真是幫了大忙。反正那些原料成本為零,也不會傷到我的荷包。
これで、『貴重な素材を売っている店』、『それらをただ同然の安値で買える店』などということになって、大変なことになるのを回避できる。この老人がああいう態度に出てくれて、大助かりだ。どうせ、あれらの原価はゼロ、私の懐が痛むわけじゃない。
「還有庫存嗎!」
「まだ、在庫があるのか!」
……欸,是那個方向?不是說會付聖銀貨六枚之類的嗎?
……って、そっち? やっぱり聖銀貨6枚払う、とかじゃなくて?
不會吧,他是不是打算用小銀貨六枚把庫存全部買走……然後說『我不是說價格是小銀貨六枚了嗎!』之類的。
まさか、在庫も小銀貨6枚で買おうと考えているんじゃあ……。『値段は小銀貨6枚だと言っただろう!』とか言って。
不會吧~。真的不會吧~……。
ないわ~。さすがに、それはないわ~……。
可是說出有庫存這點,是我致命的失誤。有沒有什麼好辦法可以糊弄過去……。
でも、在庫がある、と言ってしまったのは、私の痛恨のミスだ。何か、いい誤魔化し方は……。
嗯~,好,這樣行!
え~と、よし、これだ!
「當然,現在並不在這裡。都妥善保存在有溫度和濕度管理的場所。種子倒沒什麼,但果實和葉子很嬌嫩。
「勿論、今、ここにあるわけじゃありませんよ。ちゃんと、温度や湿度を管理した場所で保管してあります。種はともかく、実や葉は繊細ですからね。
一般的蔬菜種子或水果也都一起放在那裡,因為我們一次進了很多種類,可能是昂貴的東西混在一般品裡了。進貨或分裝的人弄錯了,而且我對那品項沒什麼知識,以為是普通的東西就隨便定了價,這是失誤……。
普通の野菜の種や果物とかもそこに保管してあるし、色々な物を一度に仕入れたから、高価なやつが一般品の中に混じっていたんですね、多分。仕入れや仕分けをしている者が間違えて、私がその品物についての知識がなかったから、普通のものだと思って適当な値を付けたのが、失敗でした……。
好啦,保管地的東西我也會全數退回,所以今後不會再進到這裡了」
ま、保管場所のも全部返品しますから、もうここには入荷しませんが」
好,完美解釋清楚這裡沒有庫存,以及這次荒唐定價的理由!這樣我和這家店都安穩了!
よし、ここには在庫がないこと、そして今回の馬鹿げた値付けの理由も完璧に説明できた! これで、私も、この店も安泰だ!
「那……那麼,今後要繼續購買的話……」
「な……。そ、それでは、以後の継続購入は……」
「沒有的事。根本上,知道是店員出錯卻裝作不在意的人,我不想和那種人做高價品的長期交易。而且一想到以後又會有人拿錯誤或口誤當藉口,讓我一次虧損數十枚金貨,光想就害怕,根本沒辦法做下去。
「ありません。そもそも、店員のミスだというのを知って、そのまま知らん振りするような方とは、高額商品の継続的な取引はしたくありませんよ。また、いつミスや言い間違えを盾にして金貨数十枚分の赤字を被ることになるかと思うと、怖くて、とてもやってられませんよ。
再說,想繼續買卻擺出那種態度,本身就令人難以置信。什麼?你以為我是笨蛋嗎?」
そもそも、以後も買い続けたいのにああいう態度を取るということ自体が、信じられませんよ。何? 私が馬鹿だとでも思っていたのですか?」
……不過,確實那時候我有點發呆,蠢了一回……。
……いや、確かに、あの時はぼ~っとしていて、馬鹿だったけどさ……。
「不會吧!那是因為我想不到還有庫存或能再進貨之類的可能……」
「そんな! それは、まさかまだ在庫があるとか、更に仕入れられるとか思わなかったから……」
「所以說,你是想趁對方的錯誤,一次以接近市價一萬分之一的價格買下來吧?既然如願買到了,那也算是好事。你雖然得了微薄的錢,卻喪失了對交易者來說無價的『信用與信賴』,不過那應該是你心甘情願的吧」
「だから、相手の間違いにつけ込んで、相場の1万分の1近い金額で買い取ろうとしたわけですよね? 思い通りに買い取れたんだから、良かったじゃないですか。僅かなお金と共に、『信用と信頼』という、取引をする者にとってかけがえのない財産を失うことになったようですけど、それは承知でのことなんでしょうから」
老人看起來相當焦慮。
老人は、かなり焦っている様子。
但對我來說,最糟的是『這家店有珍貴物品』這種訊息擴散出去,因此必須明確表明那種素材以後再也不會在這賣。
でも、私にとっては『この店には貴重な品がある』という情報が流れることが一番マズいので、あの素材はもう二度とここでは売られない、ということをはっきりさせる必要がある。
那老人也不會因此完全失去原本能買到的東西。那些原本就難取得的東西,這次只是正好得到了而已。即使今後無法繼續取得也無所謂,就算有影響也跟我毫無關係。
この老人も、別に今まで手に入っていたものが入手できなくなるというわけじゃない。元々入手困難だったものが、たまたま今回だけ手に入ったというだけだ。続けて入手できなくても問題ないだろうし、たとえ問題があったとしても、私には全く関係ない。
「那麼,你是?」
「で、あなたは?」
我轉向站在老人旁邊、看著事態發展的少女。被突然點名而慌張的少女。
私は、老人の横で成り行きを見ている少女に話を振った。突然振られて、慌てている少女。
「欸、我、我嗎?我、我是師父的弟子,叫塔歐娜……」
「え、わた、私ですか? わ、私は、お師匠様の弟子で、タオナと申します……」
失格。對自己這邊的人還用敬語,怎麼回事。……啊,不過也無所謂。
失格だ。自分側の者のことを、敬語で言ってどうする。……いや、そんなことはどうでもいいか。
剛才老人自稱是『藥師』,我還以為她可能是委託配藥的人,但老頭說『這人失禮了』之類,果然是對方的人。那麼同罪……,雖然並沒做什麼壞事,但她是這個討人厭的藥師老人的夥伴。
さっきこの老人が『薬師』と名乗っていたから、薬を依頼した側の人間である可能性もあると思っていたけれど、『この者が失礼した』とか言っていたから、やっぱりそっち側か。じゃ、同罪……、って、別に悪いことをしたわけじゃないけど、この、いけ好かない薬師の老人のお仲間だから。
「那麼,談話就到此為止……」
「では、お話はこれで……」
「等、等一下!能調配『長命丹』的人,這城裡也只有像我這樣的人啊!你也不想失去熟客吧……」
「ま、待て! 『長命丹(ちょうめいたん)』の調合ができる者は、この街では儂くらいのものじゃぞ! お前も、得意客を失いたくは……」
「熟客?一個拿小銀貨六枚的路人?而且還害店裡差點損失四十枚金貨的客人?」
「得意客? 小銀貨6枚の、一見(いちげん)さんが? しかも、お店に金貨40枚近くの損をさせた客が?」
「嗚……。不、但是,今後的交易……」
「う……。いや、しかし、以後の取引では……」
「今後?我們已經不再處理植物素材了喔?難道要你買足以立刻賺回四十枚金貨利潤的便攜食品或日用品嗎?」
「以後? うちはもう植物素材は扱いませんよ? 携帯食品や日用品を、すぐに金貨40枚分の利益が出せるくらい買って戴けるとでも?」
老人被我的話噤聲了。
私の言葉に黙り込む、薬師の老人。
「好了,客人要離開了。法蘭塞特、艾米爾,去送送他們!」
「さ、お客さんのお帰りだよ。フランセット、エミール、お見送りして!」
「是!」
「は!」
「是!」
「はい!」
法蘭塞特和艾米爾一本正經地回答。久違的護衛工作讓他們很開心。……不過只是把疲憊的老人和無力的少女趕出去而已吧?這可不算什麼騎士般的任務……。
真面目な顔で返事をする、フランセットとエミール。久し振りの、護衛らしい仕事が嬉しいらしい。……でも、くたびれた老人と非力な少女を摘まみ出すだけだよ? あまり、騎士らしい仕事では……。
只是被我指派了一個任務,讓他們能確認到自己的出場機會或存在價值,這點讓他們高興吧。被挑掉的貝兒垂頭喪氣,雖然她和對方一樣沒什麼力氣。
ま、私に命じられた仕事、ってだけで、少しは自分の出番というか、存在意義が確認できたことが嬉しいのだろう。選に漏れたベルが悔しそうな顔をしているけれど、あんた、相手側と同じくらい非力じゃん。
艾米爾繞過靠近自己的那名少女,往老人那邊去。對於輕率地觸碰年輕女性或動手使用武力,還是有些抵抗。所以,法蘭塞特去招呼那名少女。只祈禱別不小心把她弄骨折。
エミールは、自分に近い方の少女をスルーして、老人の方へ。若い女性に軽々しく触れたり腕力を行使することには、さすがに抵抗があるらしい。なので、フランセットは少女の方へ。うっかり骨折させたりしないことを祈ろう。
「放手,還沒說完!你們以為我是誰……」
「離せ、まだ話は終わっとらん! お前達、儂を誰だと思って……」
老人掙扎著,但在法蘭塞特碰到他之前,跟在被拖走的老人後面的少女塔歐娜,乖乖地跟著走了。
抵抗する老人と、フランセットが身体に触れるまでもなく、素直に、引きずられる老人の後に続く少女、タオナ。
呼,真累啊……。
ふぅ、疲れた……。
不過多虧了對方的態度,成功把賣奇怪東西、開奇怪價錢的失誤圓過去。這樣『神秘植物三件組』的存在就可以當作不存在了。好好。
しかし、相手の態度のおかげで、おかしなものをおかしな価格で売ったという失敗を、うまく誤魔化せた。これで、あの『謎の植物3点セット』の存在は、無かったことにできた。よしよし。
……那麼,『長命丹』到底是什麼?
……で、『長命丹』って、なに?