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97 貝里斯卡斯 4
「不、不、不……」
「な、ななな……」
再次,那個比剛才還要呆滯的少女,終於恢復過神了。
再び、今度は先程以上に呆然としていた少女が、ようやく再起動した。
「為、為什麼會在這裡啊啊啊啊!!」
「な、なんでここにあるんですかああああぁっっ!」
欸,被這樣問也沒辦法啊……。
いや、そんなことを言われても……。
「那是因為我們是『便利的小店』!」
「それは、うちが『便利な店』だからだッッ!」
沒錯,這種場合的回話也只有這句了。
そう、ここでの返しは、これしかあるまい。
方便,就是便利的小店。
便利だから、便利な店。
就算別的店都關了也沒關係。
他の店が閉まっていても。
就算這裡並非專賣種苗的店也一樣。
ここが種苗の専門店でなくても。
正因為這裡什麼都賣,才稱得上是『便利的小店』!呼哈哈哈哈!
それでも何でも売っているからこその、『便利な店』なのである! ふはははは!
「那、那、要多少錢呢……」
「で、い、いくらになるんでしょうか……」
啊。
あ。
糟糕,不知道行情。不過畢竟只是蔬菜的種子、幾顆小果實和葉子,應該不會是什麼大價錢。若被認為是在趁人之危,那會關係到店的信譽。這裡可不行……。
困った、相場が分からない。しかし、所詮は野菜の種と小さな果物の実と葉っぱ。大した金額ではあるまい。足元を見た暴利だと思われると、店の信用に関わる。ここは……。
「小銀貨六枚。」
「小銀貨6枚です」
嗯,應該就是這樣。每樣各兩枚小銀貨,合計約相當於日圓六百元。這樣應該不會太貴吧。
うん、こんなもんだろう。各、小銀貨2枚ずつ。日本円で合計600円相当。これならば、そう高くはないだろう。
「…………」
「…………」
那,為什麼要一副像世界末日來臨般的表情?
で、なぜ、この世の終わり、みたいな顔をする?
小銀貨六枚真的那麼貴嗎!你居然沒帶到相當於六百日圓的錢就來買東西!?
そんなに高過ぎたのか、小銀貨6枚って! 600円相当のお金も持たずに買い物に来たのかよ!!
「對、對不起,我現在手頭有點不夠,明天一定會帶來!所以現在請就此放過我!!」
「す、すみません、今の手持ちでは少々不足ですので、明日、必ずお持ちします! ですから、今はこれでご勘弁を!!」
說完,少女取下掛在自己脖子上的墜飾,輕輕放在櫃檯上。
そう言って、少女は自分の首からペンダントを外すと、そっとカウンターに置いた。
……不,這個東西絕對值超過小銀貨六枚吧。說不定至少要十幾枚,甚至可能是上百枚吧?
……いや、これ、絶対に小銀貨6枚以上するよね。というか、最低2桁、下手すると3桁とか違うよね?
話說回來,為什麼連小銀貨六枚都不帶就急著跑遍城裡買東西?
そもそも、どうして小銀貨6枚すら持たずに急ぎの買い物をするために街を廻るかな?
啊,我還愣著,她把三個容器塞進口袋就跑掉了。
あ、私が呆気にとられているうちに、3つの容器をポケットに突っ込んで走り去ってしまった。
……不是偷竊吧。她是不是把我的沉默當作默許了。就是那個,『無異議時以沉默回應』之類的。
……窃盗、じゃないよなぁ。私の沈黙を了承だと判断したのかな。アレだアレ、『異議無き時は、沈黙をもって答えよ』とかいうやつ。
還是說,她急得連等我回話的時間都覺得浪費……。
それとも、返事を待つ時間すら惜しいほど急いでいたか……。
算了,沒什麼大問題。大概她會為了拿回這個墜飾明天再來吧,帶著六枚小銀貨……。
まぁいいや。大した問題じゃない。多分、このペンダントを回収するために、明日、来るだろう。6枚の小銀貨を持って……。
* *
* *
「對不起!」
「御免!」
「就算道歉也不會饒恕你!」
「謝っても、許さん!」
「「咦……」」
「「え……」」
在入口處愣住站著的,是那少女和老人。
入り口で、ぽかんとした顔で立ち尽くす、少女と老人。
「啊、不、沒什麼!歡迎光臨!」
「あ、いえ、何でもありません! いらっしゃいませ!」
走進店裡的是昨天那個墜飾女孩和一位白鬍子的老爺爺。
店にはいってきたのは、昨日のペンダント少女と、白髭のおじいさん。
「我是藥師,奧雷德姆。昨天是她失禮了。我會付錢,請把她的墜飾還給她。據說那是她母親留下的遺物……」
「薬師の、オーレデイムじゃ。昨日は、この者が失礼した。金を支払うから、この者のペンダントを返してやってくれ。母親の形見だそうでな……」
什麼嘛,那是怎麼回事!別用那種像在看壞人的眼神看人!明明只是付不起小銀貨六枚就把東西留著走人的是你們吧!!該死……。
何だよ、それ! 人を悪人を見るみたいな眼で見るなよ! たった小銀貨6枚が払えなくて、勝手にそれを置いていったの、そっちじゃないか!! くそ……。
總之,我把從櫃檯下放的墜飾取出放上櫃檯。看到這一幕,那老人從懷裡掏出巾囊,抓出硬幣。
とにかく、カウンターの下に入れていたペンダントを取り出して、カウンターの上に置いた。それを見て、懐から出した巾着袋に手を入れて、硬貨を掴み出した老人。
「……不過,雖說做生意,也不能這麼趁人之危吧……」
「……しかし、いくら商売とはいえ、足元を見おって……」
說著,老人把六枚硬幣放在櫃檯上。
そう言いながら、老人はカウンターの上に6枚の硬貨を置いた。
欸,用小銀貨六枚就要被說成那樣嗎?就拿走的玻璃容器連同種子和葉子也該值更多吧……,等等,這是什麼!
ええ、小銀貨6枚で、そこまで言われる? 種や葉っぱと一緒に持っていかれたガラス容器だけでも、もっとすると思うんだけど……、って、何だコレ!
「這是什麼!一大早就想拿贗幣來糊弄人,膽子真大,老傢伙!」
「何ですか、これは! 朝っぱらから贋金(にせがね)掴まそうたぁ、いい度胸だな、じじい!」
「欸?」
「え?」
「欸?」
「ええ?」
那個老傢伙……這種人叫老傢伙就夠了……女孩裝出一副做作的驚訝樣。不過就算她是來自外國,總該認得這國的貨幣,畢竟店不是昨天才開的。
じじい……こんなヤツ、『じじい』で充分だ……と女の子が、何やら白々しく驚いた振りをしているが、いくら他国から来たとはいえ、この国の貨幣くらいは知っている。昨日今日開店したわけではないのだから。
因此,擺在櫃檯上的那些硬幣不是小銀貨,也絕非銀貨、金貨或小金貨之類的,這一看就知道了。
なので、この、カウンターの上に置かれた硬貨が小銀貨ではなく、勿論銀貨や金貨、小金貨等でもないことは、一目瞭然。
「連可惡的小銀貨六枚都付不起,那算了。把那個拿回去吧。你們兩個,以後別再踏進這家店,禁止出入!」
「たった小銀貨6枚も払えないなら、もういいよ。さっさとそれ持って帰って。ふたりとも、もう、二度とこの店には来ないで下さいね、出入禁止です!」
說著,她把櫃檯上的墜飾和偽小銀貨一併推向兩人。
そう言って、カウンターの上のペンダントと偽小銀貨を、ずいっとふたりの方へと押し出した。
「欸?」
「え?」
「欸?」
「ええ?」
「「欸——!!」」
「「えええええええ!!」」
明明拿出一看就假的偽小銀貨,還在那裡驚訝個什麼勁兒……。
バレバレの偽小銀貨を出しておいて、何を驚いているんだか……。
然後,那個老傢伙有些慌張地對我說。
そして、じじいが、何だか動揺した様子で私に言ってきた。
「那個,那不是偽小銀貨,是『聖銀貨』吧……」
「あの~、それ、偽小銀貨じゃなくて、『聖銀貨』なんじゃが……」
欸?
え?
仔細問清楚後,似乎這六枚硬幣是『聖銀貨』,也就是以聖銀(ミスリル)為主成分的硬幣,每枚相當於十枚金貨。……換算起來,大概相當於日圓一百萬左右的感覺。
詳しく聞いてみると、どうやらこの6枚の硬貨は『聖銀貨』、いわゆる聖銀(ミスリル)を主成分とした硬貨で、1枚当たり金貨10枚に相当するらしい。……ということは、日本円での100万円くらいの感覚である。
我知道聖銀貨的存在,但從未見過。在平民間幾乎不流通,據說多由貴族或神殿在某些儀式性往來時使用。
いや、聖銀貨というものの存在は知っていた。だが、今まで、一度たりとも見たことがなかったのである。平民の間では、まず出回ることがなく、貴族か神殿が何か儀礼的なやり取りに使うくらいだと聞いている。
並不是說很難取得,但一般人只用到金貨為止。聖銀貨數額太高難以使用,平時也看不到,所以幾乎沒人能辨別真偽。因此通常以金貨六十枚來表示,而不是聖銀貨六枚。金貨六十枚的重量不到五百克,也不會很佔空間。
別に手に入りにくいというわけではないが、普通は皆、金貨までしか使わないのである。聖銀貨は高額過ぎて使いづらいし、普段目にすることがないから、本物かどうか見分けられる者が殆どいない。なので、聖銀貨6枚ではなく、金貨60枚、というのが普通なのである。金貨60枚など、500グラムにも満たない重さであり、大して嵩張(かさば)るわけでもない。
他們以為我是說『聖銀貨六枚』,於是特地把金貨六十枚兌換成聖銀貨六枚帶來了。
それを、私が『聖銀貨6枚』と言ったと思い込んだものだから、わざわざ金貨60枚を聖銀貨6枚に換金して持ってきたらしい。
等等等等等等等等——!!
待て待て待て待て待て待て待て待て待てええぇっっ!
為什麼六百日圓會變成六百萬日圓啊啊啊——!!
どうして、600円が600万円になるううううぅっっっ!!
糟了,我慌張到手在抖……啊,手碰到用來叫弗朗塞特他們的手鈴,掉到地上了……。
いかん、ど、動揺して、手が震えて……、あ、フランセット達を呼ぶためのハンドベルに手が当たって、床に……。
「可惡之徒,用你的血來贖罪吧!」
「曲者(くせもの)め、その血をもって罪を贖え!」
弗朗塞特和艾米爾的劍緊貼在老人的脖子上;而少女的脖子,則被羅蘭的劍與貝爾的匕首架住。
ぴたりと老人の首にあてられた、フランセットとエミールの剣。そして、少女の首には、ロランドの剣と、ベルのナイフが。
「「…………」」
「「…………」」
兩人臉色煞白,冷汗直冒,完全僵住了。
真っ青な顔に、ぶわっと汗を噴き出させたふたりは、完全に凍り付いていた。
* *
* *
「……也就是說,你們把我說的『小銀貨六枚』誤認為是『聖銀貨六枚』,打算支付,是這樣嗎……」
「……で、私が言った『小銀貨6枚』を、『聖銀貨6枚』だと思い込み、支払おうとした、と……」
「是、是這樣!」
「そ、そうです!」
之後我慌忙讓大家收起劍和匕首,把剛掛上的『營業中』木牌換成『準備中』並鎖上門,帶著眾人上到二樓。墜飾由少女收回,聖銀貨則由藥師老人先行回收保管。
あの後、焦って皆に剣やナイフを納めさせ、掛けたばかりの『営業中』の木札を『準備中』に替えてドアをロック、みんなを連れて2階へとやってきたのである。ペンダントは少女が、聖銀貨は薬師の老人が、いったん回収している。
經過追問,少女帶著必死的表情那樣解釋了。
そして問い詰めた結果、少女が必死の表情でそう説明したのである。
「因為赫莫爾特的種子、莫爾托格魯的果實和庫爾科爾的葉子,怎麼可能只用小銀貨六枚就買得到!這個時節,品質差的也要金貨二十枚,最上等的大概金貨四十枚。如果有人含糊地說是『咕噥咕噥銀貨六枚』,誰會不以為那是在說相當於金貨六十枚,也就是聖銀貨?」
「だって、ヘモルトの種とモルトグルの実とクルコルの葉が、小銀貨6枚で買えるはずがないでしょう! この時期だと、質の悪いもので金貨20枚、最上級の状態のものならば、金貨40枚くらいです。それを『むにゃむにゃ銀貨6枚』と言われれば、金貨60枚分、つまり聖銀貨って言ったと思うに決まってるでしょうが!」
「嗯,這樣一來就能理解為,是個趁人之危狠抬價格的惡劣商人。比起相信會有人標出小銀貨六枚那種荒謬價格、失常的商人,這個說法可信度高上一百萬倍!」
「うむ、それならば、足元を見て思い切り吹っ掛けおった悪徳商人、ということで納得できる。小銀貨6枚などという馬鹿げた値を付ける、常軌を逸した商人の存在を信じるよりは、100万倍は信憑性(しんぴょうせい)があるというものじゃ!」
少女和老人接連如此主張。聽到後羅蘭和弗朗塞特露出無奈抱頭的表情,弗朗塞特發出低沉的嘆息聲。
少女と老人が、続けざまにそう主張する。そしてそれを聞いたロランドとフランセットが、あ~、というような顔で頭を抱えている。そして、そのままの姿勢で、フランセットが唸るような声を出した。
「那個,卡歐魯,赫莫爾特的種子、莫爾托格魯的果實和庫爾科爾的葉子是用來做什麼的?你知道它們的產地、採收季節和行情嗎?」
「あの~、カオルちゃん、ヘモルトの種とモルトグルの実とクルコルの葉が何に使われるものか、そしてそれらの産地や採れる季節、相場価格とか、知ってる?」
「……不知道……」
「……知らない……」
聽完我對弗朗塞特的回答後,老人迅速從懷裡掏出巾囊,拿出六枚小銀貨放在桌上。
フランセットへの私の返事を聞いた老人は、素早く懐から巾着袋を出し、中から6枚の小銀貨を取り出すと、テーブルの上に置いた。
「那麼,我們就先告辭了!」
「では、我々はこれにて失礼する!」
說著,他抓著困惑的少女的手起身,匆忙要離開房間。
そう言って、戸惑う少女の腕を掴んで立ち上がると、さっさと部屋から出ていこうとする老人。
「「「等、等、等等、等等!!」」」
「「「待て待て待て待て待て!!」」」
我、弗朗塞特、還有羅蘭三人的聲音齊聲響起。
見事に揃った、私、フランセット、そしてロランドの声。
嗯,畢竟是我常說的話嘛……。
うん、まぁ、私がよく使う言葉だからねぇ……。