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95 貝里斯卡斯 2
「死之猩紅!」
デスクリムゾン!
「不,是『キング・クリムゾン』!」
じゃない、キング・クリムゾン!
我們現在在借來的房子、不,應該說是簽約好的出租店舖裡。
私達は今、借家、いや、契約した貸店舗にいる。
只要預付租金,就能租到,不用繁瑣的證明文件或保證人,真是感激。
お金さえ前払いすれば、面倒な証明書類とか保証人とかが無くても借りられるのは、ありがたい。
這裡不是王都而是國境邊陲,雖然只是個中等大小的城鎮,但租金不高。因此店面不大,住家部分卻租得還算寬敞。畢竟這次不只有艾米爾他們,還有羅蘭和弗蘭賽特會一起住。
ここは王都ではなく国の端っこなので、そこそこの街だけど賃料はそれ程高くない。なので、店舗部分はそれ程広くはないけれど、居住部分はそこそこの広さのものを借りた。何しろ、今回はエミール達だけでなく、ロランドとフランセットも一緒に住むのだから。
原本想艾米爾和貝爾一間,羅蘭和弗蘭賽特一間,結果弗蘭賽特臉紅得通紅,極力反對。
エミールとベルが一部屋、ロランドとフランセットが一部屋、と思ったら、フランセットが真っ赤な顔をして大反対した。
「不、不不不不!未婚男女同住一室,妳在說什麼啊!!」
「な、ななななな! 結婚前の男女が同じ部屋だなどと、何を言ってるんですかっっ!!」
欸?欸欸欸欸?
え? えええええ?
「不、不會吧……?」
「ま、まさか……」
驚訝地看向羅蘭,那邊卻輕輕避開了視線。
驚いてロランドの方を見ると、そっと視線を外された。
啊~我還以為這個世界除了貴族外大家的貞操觀都很寬鬆……等等,弗蘭賽特現在不也是貴族嗎!而且她還說從未和男人交往過。
あ~、この世界は、貴族以外は貞操観念が緩いと思っていたのに……、って、フランセットも今は貴族じゃん! しかも、一度も男性と付き合ったことがないって言ってたし。
欸?到現在為止住旅館也是分房睡的嗎?
え? 今まで、宿も別室で?
「住旅館是為了省路費,還有羅蘭大人的護衛任務。所以那是工作!」
「宿屋は、路銀の節約や、ロランド様の護衛の任がありますから。あれは、仕事ですので!」
原來如此,作為騎士的職責沒問題,但『同居』並非野營或住旅館那種事,情況就不一樣了吧……
なる程、騎士としての仕事なら問題ないが、野営や宿屋ではなく『同居』となると話は別、というわけか……。
真麻煩啊~!
面倒くせ~!
另一邊,艾米爾他們覺得不可能分房,所以就同住一室。我和蕾耶特當然也是同房。
一方、エミール達の方は、別々の部屋などあり得ない、という感じだったので、そのまま同室に。私とレイエットちゃんは、勿論同室。
那麼,這間店打算做什麼呢……。
そして、この店舗で何をするかというと……。
「「「「「便利的店(こんびに)?」」」」」
「「「「「便利な店(こんびに)?」」」」」
沒錯,是所謂的『便利な店(こんびに)』。
そう、『便利な店(こんびに)』である。
營業時間是從朝一之鐘(上午六時)到朝二之鐘(上午九時),以及從昼二之鐘(下午三時)到夜一之鐘(下午六時)左右。
営業時間は、朝1の鐘(午前6時)から朝2の鐘(午前9時)、そして昼2の鐘(午後3時)から夜1の鐘(午後6時)頃までである。
只在大家出門上班和下班回家的時間營業。
みんなが仕事に出る時間帯と、仕事から帰る時間帯のみの営業。
我們並非缺錢,所以不會白費力氣多做。若有空閒時間,不如拿去做婚活。
お金に困っているわけじゃないから、無駄に働かない。そんな時間があれば、婚活に使った方がいいからだ。
而要販售的商品是……。
そして、取り扱う商品は……。
從道具箱把『蕾耶特的工作室』用過的櫃子和展示台拿出來擺到賣場,再把精挑細選的商品擺上去。
アイテムボックスから『レイエットのアトリエ』で使っていた棚や展示台を出して、売り場に並べる。そしてそこへ、厳選した商品を置く。
硬式餅乾、風乾肉、固態湯精、乾燥蔬菜、風乾水果。
堅パン、干し肉、固形スープの素、乾燥野菜、ドライフルーツ。
是的,食物只賣能久放的。有水壺、刀、斗篷和帽子等,還有給臨時出發或在出發前才發現缺少東西的人使用的各種物品。
そう、食べ物は、保存が利くもののみ。更に、水筒、ナイフ、マントに帽子と、急に旅に出る人、出発直前に不足するものに気付いた人等のための品々を並べてゆく。
當然不只如此,從調味料、藥草到內衣、一次性化妝品,這些緊急用品會少量多樣地陳列。
勿論それだけではなく、調味料、ハーブの類いから、下着に使い切り用の化粧品。それらの緊急用の品々を、少しずつ、広範囲に亘って。
……為什麼內衣和化妝品也算是緊急用品?
……どうして下着や化粧品が緊急用の品物なのか?
這個等貝爾和蕾耶特不在時再跟你說,弗蘭賽特。
それは、ベルやレイエットちゃんがいない時に話そうね、フランセット。
* *
* *
一到這個城鎮,我們先找了旅館。接著向旅館人員和看起來有閒的住客打聽各種事,收集情報。情報價值千金,是策劃的根本。
この街に着いてすぐ、私達は、まずは宿を取った。そして宿の人や暇そうな宿泊客に色々と話を聞いて情報収集をしたのである。情報は、値千金、戦略の基本である。
據說在這個國家商人的權力被相當程度地承認,有商人組織,也就是商業公會,稅收也是由他們統籌上繳國家。因此要開店,首先需要在商業公會登記。
それによると、どうやらこの国では商人の権限がかなり認められているらしく、商人の組合、つまり商業ギルドがあり、税もそこが取り纏めて国に納めているらしかった。なので、店を開くなら、まずは商業ギルドに登録する必要があるらしい。
反正要租店鋪通常都要有人介紹或居間仲介,先去公會問最保險。這麼想著,翌晨我們就帶著羅蘭和弗蘭賽特前往公會。
どうせ、店を借りるためにはどこかで紹介、というか、仲介して貰う必要があるから、とりあえずギルドへ行って聞くのが間違いない。そう考えて、翌朝すぐに、ギルドへ向かった。ロランドとフランセットを連れて。
在這裡,比起看起來像未成年孩子的我單獨去,有大人同行無疑能讓談話順利很多。弗蘭賽特看起來只有十五、十六歲,雖說法定成年年齡已到,但還是顯得弱勢。因此不得不帶著羅蘭一起去。
いや、ここでは未成年の子供に見られる私がひとりで行くより、大人が付いていた方が、絶対に話がスムーズに進むだろう。フランセットは15~16歳くらいにしか見えないから、いくら成人年齢とはいえ、ちょっと弱い。なので、やむなくロランドも連れていったわけである。
羅蘭無論誰看都像是上流階級的少爺,腰間佩劍,看起來頗有威勢。這樣大家會覺得有可靠的靠山,店面實權由羅蘭掌握,我和弗蘭賽特只是代為看店、擔任名義上的店主。
ロランドは、誰が見ても、上流階級のボンボンにしか見えない。そして、剣を佩き、なかなか強そうに見える。これならば、立派な後ろ盾がある、というか、店の実権はロランドが握り、私とフランセットに店番を任せ、形式上の店主役をやらせるだけ、と思われるだろう。
那就足夠了。若被傳成『店長是孩子』之類的風聲,會招來奇怪的人惹事。在任何世界都有想從弱者手中搶奪的人,若起衝突恐怕會很慘……主要是對方會吃虧。
それで充分だ。変に『子供店長』とかの噂が広まると、変な連中にちょっかいを出される可能性があるから。どこの世界でも、弱者から奪い取ろうとする連中はいるからね。揉め事が起きると、悲惨なことになりそうだから。……主に、相手側が。
羅蘭在必要時只要表明身分就能處理一切,肯定不會在我和弗蘭賽特遇險時手下留情。而且弗蘭賽特、艾米爾、貝爾這三人,難道會對想傷害我的人手下留情嗎?
いざとなれば身分を明かせばどうとでもなるロランドは、私やフランセットの危機に自重するとは思えない。そしてフランセット、エミール、ベルの3人が、私に危害を加えようとする者に対して、手加減するとでも?
而且,對任何敢對蕾耶特動手的人,絕不寬恕。絕對!
更に、私はレイエットちゃんに手出しする者は許さない。絶対に!
……總之,能減少爭端的因素就越好。就是這個意思。
……とにかく、揉め事の種は少ない方がいい。そういうことだ。
「不好意思,我們想新開一家店……」
「すみません、新規に店を始めたいのですが……」
在旅館打聽路線,到達商業公會的接待處後,向年輕的接待小姐這麼說。
宿で道順を聞き、辿り着いた商業ギルドの受付で、若い受付嬢にそう聞いた。
「啊、……好、好的!」
「あ、……は、はい!」
嗯,這接待小姐正越過我矮矮的頭看向羅蘭的臉……
うむ、背の低い私の頭越しに、ロランドの顔を見ているな、この受付嬢は……。
畢竟羅蘭算是『前王子』,外表也相當體面。要是盛裝騎著白馬登場,地方都市的接待小姐被迷倒也不奇怪。
まぁ、ロランドは、一応は『元、王子様』で、それらしい外見を備えている。これで、盛装して白馬にでも乗れば、それなりなのである。地方都市の受付嬢がイチコロであっても、仕方ない。
「……那、那、請問有什麼事呢?」
「……で、な、何の御用でしょうか?」
這傢伙被羅蘭迷住,根本沒聽我說話啊!
こ、コイツ、ロランドに見とれて、私の言葉を聞いていなかったな!
話說回來,羅蘭真的那麼受歡迎嗎?就算去掉王族的光環?
というか、ロランドって、そんなにモテるのか? 王族だという肩書き抜きで?
看向弗蘭賽特,她聳了聳肩。
フランセットの方を見ると、肩を竦めている。
……原來如此,習以為常的事啊……。
……そうか、いつものことなのか……。
「要開店!新開張!我們想要開店!」
「店を! 新規に! 始めたいの! ですがッッ!!」
「不用喊那麼大聲也聽得到啦!」
「そんなに怒鳴らなくても聞こえますよ!」
吵死了!
うるさいわ!
我在OL時代曾被征召去支援,因為接待人員因流感全部倒下,不知為何第一天就被准假了……。
私はOL時代、インフルエンザで受付要員が全滅した時に、応援に駆り出されたことがあるんだ。何故か、初日でお役御免になったけど……。
總之,接待就是公司的門面!要是那份工作草率了……
とにかく、受付というのは、会社の顔なんだよ! それが適当な仕事をしていたら……。
「啪!」
ぱぁん!
「失禮了。我會詳細說明,請這邊來。」
「失礼致しました。詳しく御説明致しますので、こちらへどうぞ」
一位比剛才接待小姐年長一點的女性笑吟吟地說著,並用手指向看起來像個別諮詢室的方向。
最初の受付嬢より少し年配の女性が、にこやかにそう言って個別の相談室らしき方を手で指し示した。
「好過分啊,前輩!那個帥哥……客人是我的負責對象,別從旁搶走……啊,做什麼!請住手,我要負責那位帥哥男士……」
「酷いですよ、先輩! そのイケメ……お客さんは、私の担当です、横から掻っ攫おうったって……、あ、何を! やめて下さい、私はあのイケメン男性を担当せねば……」
那位一邊按著被文件夾敲到的頭一邊抗議的接待小姐,被其他接待和事務人員抓著手臂帶走。不知是不是常有此事,手法相當俐落。
書類挟みで叩かれた頭を抑えながらそう抗議する受付嬢は、他の受付嬢や事務方の人達に腕を掴まれて、どこかへ連れ去られていった。いつものことなのか、やけに手際が良かった。
而且還好沒被那個奇怪的人負責。真的還好……。
そして、おかしなのに担当されなくてよかった。本当に……。
「那麼,我伊莉娜將擔任各位的負責人。既然是新開店,請申報店址、店名、販售商品或營業型態,以及事業規模。依此會決定稅額和公會會費……另外若為了減稅而虛報,日後會有麻煩……」
「では、私、イリーヌが皆様の担当をさせて戴きます。新規開店ということですので、店の所在地、店名、取り扱い商品か業務形態、そして事業規模を申告して戴きます。それによって、税額とギルドの会費額が決まりますので……。なお、税額を安くしようとして虚偽の申告をなさいますと、後々困ったことに……」
說明開始了,但問題是我們還沒到那個階段。
説明が始まったけれど、困ったことに、まだこっちはその段階じゃない。
「抱歉,實際上店鋪還沒決定。我想請你幫忙諮詢這件事,所以先來到這裡……」
「すみません、実は、まだ店舗が決まっていないんです。その相談に乗って戴きたいと思って、とりあえずここに来ました……」
「喔,是這樣啊。沒關係,這類人很多。對我們也能向房屋仲介拉關係,他們也是我們公會的一員。」
「あ、そうですか。いえ、そういう方は結構おられますから、問題ありませんよ。こちらも不動産屋に恩を売れますし、彼らもうちのギルドの一員ですからね」
原以為可能會被責備,但並沒有。
怒られるかな、と思ったけれど、そんなことはなかった。
於是我們被介紹給房屋仲介,確定了店面,然後又正式拜託了公會的照料。
そして、不動産屋を紹介して貰い、店舗を確保し、改めてギルドのお世話になったのである。
正式登記後,我問了件一直在意的事。
正式に登録した後、気になっていたことを聞いてしまった。
「那個,剛才提到的接待小姐……」
「あの、最初にお話しした受付の人は……」
「啊,那個孩子是領主大人的保姆女僕的孫女。所以無論發生什麼都不會被解雇。她不是個壞孩子,但就是單純、或說純真、又或者是對自己欲望忠實,甚至有點我行我素……」
「ああ、あの子、領主様の子守メイドだった人の孫なんですよ。だから、何があってもクビにはなりません。悪い子じゃないんですけど、素直というか、純真というか、己の欲望に忠実というか、傍若無人というか……」
不,那簡直就是『壞孩子』了吧!
いや、それ、充分『悪い子』やん!
接著在我們提交的文件上這樣寫著。
そして提出した書類には、こう書いた。
店鋪所在地:商業區3番通り
店の所在地 : 商業区3番通り
販售商品:什麼都賣
取り扱い商品: 何でも
事業規模:員工3名
事業規模 : 従業員3名
店名:貝爾
店 名 : ベル
是的,因為上次那個店名有些問題,所以我們換了。
そう、前回と同じ店名だとアレだから、変えてみた。
員工有我、貝爾以及弗蘭賽特三人。
従業員は、私、ベル、そしてフランセットの3人。
貝爾會和艾米爾一起繼續當獵人修行,但偶爾會來幫忙,為了避免被說成瞞報少報避稅,還是先備案。反正我們並不缺錢,兩個或三個員工在稅額上似乎沒差太多。
ベルは、エミールと一緒に、またハンターとして修行して貰うけれど、たまには手伝って貰うだろうし、過少報告で脱税、とか言われると困るから、念の為に。別にお金に困っているわけじゃないし、従業員ふたりも3人も、税額は大して変わらないらしいから。
招牌打算寫『便利な店 貝爾』。不會在『便利な店』上標注『こんびに』的注音。那樣一來萬一有從日本轉生來的人,很快就會發現這裡有轉生者,對方可能先下手……我到底在跟什麼打仗啊!
看板は『便利な店 ベル』にする予定。『便利な店』に、『こんびに』とルビを振ったりはしない。そんなことをすれば、日本からの転生者が来た時、すぐにこっちに転生者がいるとバレてしまう。そうなると、先手を打たれてしまう可能性が……、って、私は何と戦っているんだ、いったい!
總之,UFO驅逐的、不是,開店的準備完成了!
まぁ、そういうわけで、UFO撃退の、じゃない、開店の、準備はできた!
接下來只剩下訂做招牌!
後は、看板を発注するのみ!
因為換了店名,舊招牌不能沿用。
店名を変えちゃったから、前のが流用できないのだ。
……不過在那之前得把商品擺好,向大家說明店裡的狀況。
……その前に、商品を並べて、みんなに店のことを説明しなきゃならないけど。
在1月14日的活動報告中刊載了『講談社 書籍化&漫畫化秘話』。
1月14日の活動報告に、『講談社 書籍化&コミカライズ秘話』を掲載。
沒錯,14日正好是《ろうきん》第一季完結,以及《平均値》連載開始整整兩週年。
そう、14日は、『ろうきん』第1シーズン完結、そして『平均値』連載開始から、丁度2年です。
當時還沒有收到《平均値》書籍化的打診,只是一位在「なろう」上投稿的素人讀者。
当時はまだ『平均値』の書籍化打診も無く、ひとりの「なろう」読者にして素人投稿者でした。
如今,一切都變得令人懷念……。(;_;)
今は、何もかも皆、懐かしい……。(;_;)