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91 海邊小鎮 3
隔天接近中午的時候。
そして、翌日の昼前である。
在市場買完海鮮之後發生的事已經忘了,反正那段時間無所謂。
市場で魚介類を買ってからのことは、忘れた。どうでもいい時間だったから。
到處逛逛、吃飯、睡覺。就這樣。
あちこちを見て廻り、メシ喰って、寝た。それだけ。
今天早起,沒吃早餐就匆匆離開城鎮。沿著海邊的街道前進,終於到了午餐時間。
今朝は早起きして、朝食は抜いて、さっさと町を出た。そして海沿いに街道を進み、ようやく迎えた昼食の時間。
「好,差不多該吃午飯了!」
「よし、そろそろ昼食にするよ!」
「……薰醬,現在吃午餐會不會還有點早?」
「……カオルちゃん、昼食には、まだ少し早くないですか?」
弗蘭塞特提出異議,但被無視了。
フランセットが異を唱えるが、スルーする。
和把一切押在今天午餐上的我不同,其他人都有好好吃早餐。但那不重要!我已經等不及了!
今日の昼食に全てを懸けている私と違って、他の者達はちゃんと朝食を摂っている。しかし、そんなことは関係ない! もう、私が待ちきれないんだよ!
「朝二鐘(上午九時)早就過了哦」
「朝2の鐘(午前9時)は、とっくに過ぎてるよ」
「「「「太早了啦!!」」」」
「「「「早過ぎでしょ!!」」」」
才不用在意那種事啦!
いいんだよ、そんなこたぁ!
在一處看起來不錯的地方離開街道,往海邊走下去。
良さそうなところで街道を外れて、海辺へ降りる。
選定了被樹木遮蔽、街道看不到的景色優美沙灘,從物品箱取出遮陽帳篷、桌椅,讓大家在那裡休息。然後我——
木々に遮られて街道からは見えない、景色のいい砂浜に場所を決めると、アイテムボックスから日除けテントとテーブルと椅子を出し、みんなにはそこで休憩していて貰う。そして私は。
「作業台、砧板、菜刀、器皿、類山葵與類醬油、儲水槽……」
「作業台、まな板、包丁、食器、わさびモドキと醤油モドキ、水タンク……」
把需要的東西一一從物品箱拿出,排在作業台上。儲水槽是之前當作藥劑容器用過的那種,有台座、下方有水龍頭,算是臨時的自來水。一看像木桶,實際上是強化塑膠製的。
次々と必要なものをアイテムボックスから出し、作業台の上へと並べる。水タンクは、以前ポーション容器として出した、台がついていて下方に蛇口がある、まぁ、水道代わりに使えるタンクだ。一見木の樽に見えるけれど、実は強化プラスチック製。
接著,拿出那個。
そして、アレを出す。
沒錯,正是昨天買來的新鮮生魚!
そう、昨日仕入れた、生魚である!
「現身吧,食材!」
「出でよ、食材!」
就這樣,在沙灘上出現了與其說是廚房競技場,不如說是廚房鬥獸場的陣仗。
斯(か)くして、砂浜にキッチン・スタジアムならぬ、キッチン・コロセウムが出現したのであった。
「料理開始(アレ・キュイジーヌ)!」
「料理始め(アレ・キュイジーヌ)!」
迅速地處理魚體。
手早く魚を捌く。
去鱗、去頭、取下背鰭、切出節段,刮去腹段殘留的腹骨。
鱗を取り、頭を外し、背びれを取って、節を切り出し、腹節に残った腹骨をすき取る。
因為整段太大,便切成適合切刺身的板塊。之後想做刺身、炙燒或其他料理都自由。
節のままだと大き過ぎるので、刺身を切り出すのに丁度良い大きさの柵に切り分ける。あとは、刺身にしようがタタキにしようが他の調理法にしようが、自由だ。
此時為了防止風味劣化,先將刺身用的板塊收回物品箱,然後繼續做其他料理。反正除了我之外,其他人光吃刺身應該不會滿足吧。
ここで、味の劣化を防ぐため、刺身用の柵はいったんアイテムボックスに。そして、他の料理を進める。私はともかく、他の者達は、刺身だけでは満足できないだろうからね。
看起來像竹筴魚的就做鹽燒;類似鰤的則做煮付和照燒。這兩天大家已經吃過各種煮烤料理,但我要讓大家嚐嚐用類醬油和各式日本調味料做的菜。
アジと覚しき魚は、塩焼きに。ブリっぽいのは煮付けと照り焼きに。煮物、焼き物はこの2日間に色々食べたけれど、醤油モドキや様々な日本式調味料を使った料理をみんなに食べさせてやるのだ。
待其他料理進行一段後,從物品箱把刺身用的板塊取出。
そして他の料理の工程が進んだところで、刺身用の柵をアイテムボックスから取り出す。
問題就在這裡。
問題は、ここだ。
『依我腦波操作而運作、能分解消去寄生蟲、細菌、有害物質等的手環形容器內的解毒・回復用藥劑,現身!』
(私の脳波による操作で機能する、寄生虫、細菌、有害物質等を分解消去するブレスレット形の容器にはいった毒消し・回復用ポーション、出ろ!)
果然如我所想,手環以嵌在我右手腕的狀態出現了。
そして、私が考えた通りに、私の右手首に嵌まった状態で出現したブレスレット。
嗯,若是可拆式可能會弄丟或被偷,所以我讓它戴不掉了。
うん、脱着式だと、無くしたり盗まれたりするかも知れないから、取れないようにしておいた。
……想要脫下來?就收進物品箱就好。要戴上時也只要在手腕上出現就行。
……外したくなった時? アイテムボックスに収納すればいい。着ける時も、手首に嵌まる位置に出現させれば済むだけの話だ。
欸,賊人會砍下手腕搶走嗎?
え、盗賊ならば手首を切り取って奪う?
哪有賊人會把本來可以當非法奴隸賣個好價錢的獵物弄成殘缺?而且這手環看起來也不像貴重金屬,沒有寶石。
いやいや、せっかく違法奴隷として高値で売れそうな獲物を、わざわざ傷物にする盗賊はいないでしょ? ブレスレットは、別に高価な貴金属には見えないし、宝石とかも付いていないし。
這手環若附近有寄生蟲、細菌或有害物質,就會以微微刺痛的方式告知;接著我想讓它分解消去時,它就會那樣運作。當然是無聲,沒人會發現。
このブレスレット、寄生虫や細菌、有害物質等が近くにあれば、ぴりぴりとした刺激で教えてくれる。そこで、私が分解消去するよう思考すれば、そのように作動する。勿論、無音で、誰にも分からないように。
之所以不設為常時自動運作,是因為若全自動,少許有毒性的藥品也會被一律分解消去,各種化學物質會被消滅。我常去的藥材店會因此遭到毀滅,街道上擦身而過的行商人或馬車也可能遭到波及。
常時自動的に作動するようにしないのは、もし全自動にしていた場合、少し毒性のあるものを使用した薬品とかも全て分解消去されるし、化学物質やら何やらが全滅である。私が立ち入った薬種問屋とか、壊滅状態になってしまう。それに、街道ですれ違った行商人や荷馬車とかが、何らかの被害に遭う可能性もある。
而且若要抓企圖毒殺我的犯人,證據毒物若被消去也沒辦法。
また、私を毒殺しようとした犯人を捕らえようとしても、証拠の毒物が消えていたのでは話にならない。
所以平常只發出刺痛警告信號,只有在另行指示時才會消去。
なので、普段は警告のぴりぴり信号のみで、消去は別途指示した時のみ。
也可以適時改變有效範圍。
また、有効範囲も、適宜変更可能。
平常設為半徑約三十公分,能感知到放在我面前的盤子或筷子、叉子尖端的食材;要包含夥伴的份時,則臨時擴大有效範圍。
普段は半径30センチくらいにしておいて、私の前に置かれた皿とか、箸やフォークの先にある食材までが感知の有効範囲。そして仲間達の分も範囲に入れる時には、その時に有効範囲を拡大する。
微微刺痛的訊號……
ぴりぴりぴり……
喔唷,感知信號馬上就有了……。
おおぅ、早速感知信号が……。
寄生蟲多藏於外皮或內臟,但宿主死後有時會移到肌肉部位。因此雖然去掉了外皮和內臟,可能是已經移入肉裡,或本來就寄生在肉中……。
寄生虫には、外皮や内臓に巣くうものが多いけど、宿主が死ぬと筋肉部分に移動する場合がある。だから、外皮や内臓は取っているけど、既に肉の方に移動していたのか、それとも元々肉の中に巣くうものだったか……。
不,除了寄生蟲,還有病原菌、體內累積的重金屬,或食物中含的毒素等各種可能性。把那些統統……。
いや、寄生虫ではなく、病原菌とか、体内に蓄積した重金属とか餌となる生物に含まれていた毒素とか、考えられるものは色々ある。それらを纏めて……。
『消去!』
(消去!)
範圍當然是桌面以及其周遭全部。
範囲は、勿論テーブルの上、及びその周辺全て。
所謂消去,是在分子層級被分解,還是被轉移到某處……?
消去、というのは、分子レベルで分解されるのか、それともどこかへ転送されるのか……。
即便寄生蟲已死且無害,吃寄生蟲也令人不舒服,所以只要能確信『沒有寄生蟲的屍體!』就好。因此方法交給『神之工房』處理,讓它選擇最方便、最合適的方式就好。
いくら死んでて無害になっていても、寄生虫を食べるのはあまり気分の良いものじゃないから、とにかく『寄生虫の死骸はない!』ということを確信できれば、それでいい。なので、方法は『神様工房』にお任せ。やりやすく、都合の良い方法を選んで貰えれば、それでいい。
啊,等會把物品箱裡的海鮮一次全部取出來做消去處理再收回吧。不過每次都做很麻煩,純粹是心理作用……。
あ、後で、アイテムボックスの中の魚介類をいったん全部取り出して、消去処理をしてから、収納し直そう。いや、毎回やるのは面倒だし、何となく、気分的に……。
於是完成了,薰的特製魚料理全套!
そして完成しました、カオル特製魚料理フルコース!
當然,即便是刺身,也不會有人因為警惕而不吃。
勿論、刺身であろうと、皆が警戒して食べないというようなことはない。
畢竟是女神親手做的料理,而且還是她自己想吃才做的,大家不會覺得那是有害的東西,而且信仰她的人對女神做的料理絕對信任,應該沒有人會懷疑……除了羅蘭德之外。
何せ、女神様の手作り料理である。しかも、自分が食べたくて作った料理。それが害のあるものだとは思えないだろうし、そもそも、絶対の信頼を抱く、自分の信仰の対象である女神様が作ったものを疑う者はいないだろう。……ロランド以外は。
艾米爾、貝爾、弗蘭塞特,還有蕾耶特醬馬上大快朵頤包括刺身在內的所有料理。只有羅蘭德避開刺身。刺身當然附有小瓶的山葵和醬油。
早速、刺身を含む全ての料理をぱくつくエミール、ベル、フランセット、そしてレイエットちゃん。ロランドだけは、刺身を避けている。刺身には、勿論わさびと醤油の小瓶が添えてある。
「好好吃!」
「美味しい!」
「嗯嗯嗯,好讚!」
「んんん、旨い!」
煮物、燒物不說,連刺身也大受好評!
煮物、焼き物だけでなく、刺身も大好評!
其實稍微放置熟成會更美味。新鮮的口感較有彈性,但鮮味還是熟成後更勝一籌。不過若前置處理或熟成時間弄錯就會腐敗,外行人要做需要正確的知識。
本当は、少し寝かせて熟成させた方が、美味しくなる。新鮮なものはコリコリとした歯触りがいいけれど、旨味は、熟成させた方が断然上だ。でも、下拵(したごしら)えや熟成期間を誤ると、腐敗させてしまう。素人がやるには、ちゃんとした知識が必要である。
嘛,現在這些都無所謂。
ま、今はそういうのはどうでもいい。
好,我也來吃了!
よし、私も食べるか!
* *
* *
我們沿著海邊的街道向東南前進。
海沿いの街道を、南東方向へと進む私達。
因為從大陸向西伸出的半島結束,回到大陸本體,外緣朝南擴張。
大陸から西へと張り出した半島部分が終わり、大陸本体の部分になったため、外縁部が南に膨らんでいるのである。
偶爾看到的漁村只有幾艘小船。聽說在這國家也在計畫向阿里戈帝國西方的島嶼擴展,開始建造遠洋船,但那大概是發生在更大的港口鎮或軍港。
時々見える漁村では、小さな舟が少しある程度。この国でも、アリゴ帝国の西方にある島への進出を計画して外洋船の建造が進められていると聞いているけれど、それはもっと大きな港町、もしくは軍港での話だろう。
話說回來,迄今為止好像並不存在所謂的『大港』或『軍港』。存在的都是更小規模、寒酸的地方,像是小漁村的碼頭那種感覺。
……そもそも、今まで『大きな港町』とか『軍港』とかいうものは存在していなかったらしいが。存在したのは、もっと小規模な、ショボいやつ。小さな漁村の船着き場、という感じの。
但如今沿海各國正值造船熱潮,作為正規的遠洋帆船,參考地球的卡拉克船打造注重輸送力的型式。
しかし今は、海に面した各国は造船ブームの真っ只中。本格的な外洋帆船として、地球のキャラック船を参考にした輸送力重視のものが造られている。
當然,這些是以我帶來的知識為基礎,起初對阿里戈帝國稍微優待,但現在已平等地只提供相同資料。小型且操控性好的卡拉貝爾船或由卡拉克船進化而成的加萊恩船等,還為時過早。
勿論、私が持ち込んだ知識を基にしたものであり、最初にちょっとアリゴ帝国を優遇してあげたけれど、今は各国平等に、同じ資料しか渡していない。小型で運動性能の良いキャラベル船や、キャラック船が進歩した形のガレオン船とかは、まだ時期尚早。
順帶一提,卡拉克船是像哥倫布到達新大陸時乘的聖瑪利亞號、或麥哲倫一行環球時用的維多利亞號等那個時代的船。以現代日本人的眼光來看,比想像中小,會有點驚訝。
ちなみに、キャラック船というのは、コロンブスが新大陸に到達した時に乗っていたサンタ・マリア号とか、マゼラン一行が世界一周に使ったビクトリア号とか、あの時代の船。今の日本人から見れば、思ったより小さな船で、少しびっくりする。
卡拉貝爾船大致屬於同一時代,但稍小、相對具備優越的機動性與速度。哥倫布聖瑪利亞號的同伴艦以及回國時哥倫布所乘的兩艘船,便是這種卡拉貝爾船。
キャラベル船も概ね同じ時代の船だけど、少し小型で、その代わり運動性能と速度に秀でている。コロンブスのサンタ・マリア号の僚艦であり、帰国の時点でコロンブスの乗艦であった2隻が、このキャラベル船である。
若是加萊恩船,則是後來戰列艦的雛形,似乎會引發大規模海戰,讓人不太願意普及。只要有注重運輸力的卡拉克船和小型高速、能靠近淺灘的卡拉貝爾船應該就足夠了。其餘就讓這個世界的人們在沒有地球知識下自行發展吧。
ガレオン船になると、後の戦列艦の元となった船であり、大海戦が勃発しそうで、普及させるのはちょっと気が進まない。輸送力重視のキャラック船と、小型で高速、浅瀬にもかなり近付けるキャラベル船とで充分だろう。後は、地球の知識は無しで、この世界の人達が自力で進歩させればいい。
要是朝奇怪的方向進化,像雙體戰艦或能合體分離、像阿波羅諾姆那樣的船成為世界艦隊的主流,那可真令人熱血沸騰。
おかしな方向に進歩して、双胴戦艦とか、複数の船が合体・分離するアポロノームみたいな船とかが世界の軍艦の主流になれば、胸熱だ。